JP2729130B2 - 半導体装置の製造パラメタの設定方法及びその装置 - Google Patents

半導体装置の製造パラメタの設定方法及びその装置

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JP2729130B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、集積回路に用いられ
る半導体や、微細素子の製造プロセスにおいて用いられ
る諸パラメタを設定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図12に、半導体製造プロセスの設定に
おいて従来用いられていた偏析モデルの概念図を示す。
横軸には位置zを、縦軸には不純物濃度Cを位置zの関
数としてそれぞれ採っている。位置zがである領域1
には、SiO2 (酸化膜)が、位置zがである領域2
にはSi(シリコン)が、それぞれ存在する。位置zが
零である界面では2種の不純物濃度C1 ,C2 が設定さ
れる。これらはそれぞれ界面における酸化膜及びシリコ
ンの不純物濃度を表す。
【0003】界面における不純物の流れFs(流量密度
[1/(cm2 ・sec)])は図中で破線で示され
る。
【0004】従来の偏析モデルでは界面には厚みを考え
ない。従って図12に示すようにB(ホウ素)、P(リ
ン)、As(ヒ素)等の不純物濃度Cが界面で不連続な
値として与えられている他、SiO2 (酸化膜)及びS
i(シリコン)の密度も不連続な値として与えられてい
た。
【0005】このような偏析モデルでは、界面における
不純物の流れFsは、Fs=h・(C1 −C2 /m)と
して求められていた。但しhは質量輸送係数[cm/s
ec]、mは偏析係数[無次元]である。
【0006】上式の意味するところは、不純物濃度の比
2 /C1 が偏析係数mと等しくなるように不純物の流
れFsが生じる、というものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の偏析モ
デルでは界面という同一の位置(z=0)において異な
る不純物濃度を設定しており、物理的な現象に即してい
ない。実際のSiO2 とSiとが隣接する部分では、不
純物濃度の分布は十オングストローム乃至数十オングス
トロームの間で滑らかに変化している。
【0008】従って、MOSトランジスタの閾値電圧V
thを所定の範囲内に収めるためのパラメタの設定のよう
に、界面付近の濃度設定に精度が要求される場合には従
来の偏析モデルでは不充分であった。
【0009】このため、そのような場合には、異なる製
造プロセスのそれぞれに応じて、質量輸送係数hや偏析
係数mを合わせ込んで不純物濃度の計算を行って製造プ
ロセスのパラメタを設定しなければ充分な精度が得られ
ないという問題点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、不純物濃度を精度よく求め、製
造プロセスのバラメタを適切に設定することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる半導体
装置の製造パラメタの設定方法は、(a)半導体装置の
製造プロセスの複数のパラメタを与える工程と、(b)
パラメタを用いて、半導体装置中の位置zの関数であ
る、半導体装置の不純物濃度Cを求める工程と、(c)
不純物濃度Cが所定の値にあるか否かの判定を行う工程
と、(d)判定が「否」であれば、パラメタを与えなお
し、判定が「諾」となるまで工程(b)乃至(c)を繰
り返す工程と、(e)判定が「諾」となった場合におけ
るパラメタを、半導体装置の製造パラメタとして設定す
る工程と、を備える。そして、工程(b)において、隣
接する第1及び第2の媒質の間には境界領域を設け、境
界領域においては不純物濃度Cが位置zに対して連続的
に変化するモデルを用いた計算が行われる。
【0012】また、この発明にかかる他の半導体装置の
製造パラメタの設定方法は、(a)半導体装置の製造プ
ロセスの複数のパラメタを与える工程と、(b)パラメ
タを用いて、半導体装置中の位置z及び時間tの関数で
ある、半導体装置の不純物濃度Cを求める工程と、
(c)不純物濃度Cを用いて半導体装置の特性を求める
工程と、(d)半導体装置の特性が所定の値にあるか否
かの判定を行う工程と、(e)判定が「否」であれば、
パラメタを与えなおし、判定が「諾」となるまで工程
(b)乃至(d)を繰り返す工程と、(f)判定が
「諾」となった場合におけるパラメタを、半導体装置の
製造パラメタとして設定する工程と、を備える。そして
工程(b)において、隣接する第1及び第2の媒質の間
には境界領域を設け、境界領域においては不純物濃度C
が位置zに対して連続的に変化するモデルを用いた計算
が行われる。
【0013】この発明にかかる他の半導体装置の製造パ
ラメタの設定装置は、半導体装置の製造プロセスの複数
のパラメタを入力する入力部と、パラメタを用いて、半
導体装置中の位置zの関数である、半導体装置の不純物
濃度Cを求めるプロセスシミュレーション部と、不純物
濃度Cが所定の値にあるか否かの判定を行う判定部と、
判定が「否」であれば、判定が「諾」となるまでパラメ
タを与えなおす、パラメタ更新部と、判定が「諾」とな
った場合におけるパラメタを、半導体装置の製造パラメ
タとして設定し、出力する出力部と、を備える。そして
プロセスシミュレーション部において、隣接する第1及
び第2の媒質の間には境界領域を設け、境界領域におい
ては不純物濃度Cが位置zに対して連続的に変化するモ
デルを用いた計算が行われる。
【0014】この発明にかかる他の半導体装置の製造パ
ラメタの設定装置は、半導体装置の製造プロセスの複数
のパラメタを入力する入力部と、パラメタを用いて、半
導体装置中の位置z及び時間tの関数である、半導体装
置の不純物濃度Cを求めるプロセスシミュレーション部
と、不純物濃度Cを用いて半導体装置の特性を求めるデ
バイスシミュレーション部と、半導体装置の特性が所定
の値にあるか否かの判定を行う判定部と、判定が「否」
であれば、判定が「諾」となるまでパラメタを与えなお
すパラメタ更新部と、判定が「諾」となった場合におけ
るパラメタを、半導体装置の製造パラメタとして設定
し、出力する出力部と、を備える。そしてプロセスシミ
ュレーション部において、隣接する第1及び第2の媒質
の間には境界領域を設け、境界領域においては不純物濃
度Cが位置zに対して連続的に変化するモデルを用いた
計算が行われる。
【0015】
【作用】この発明のプロセスシミュレーション部は、不
純物濃度Cを求める際に、隣接する第1及び第2の媒質
の間には境界領域を設け、境界領域においては不純物濃
度Cが位置zに対して連続的に変化するモデルが用いら
れる。
【0016】このため、隣接する第1及び第2の媒質の
間で不純物濃度Cが不連続な値として計算されることが
ない。よって物理的現象と乖離することなくプロセスシ
ミュレーションを行うことができる。
【0017】
【実施例】
A.全体構成 この発明における、半導体装置の製造プロセスのパラメ
タを設定する場合の全体構成を、図2乃至図3にフロー
チャートとして示す。
【0018】ここでは半導体装置としてMOSトランジ
スタを例にとり、その閾値電圧Vthを所定の範囲内に収
めるための製造プロセスのパラメタを設定する場合につ
いて説明する。
【0019】ステップS1においてまず所定の範囲、即
ち閾値のスペックを設定する。具体的にはその最大値V
1 および最小値V2 を与える。
【0020】そしてステップS2において製造プロセス
の諸パラメタを与える。具体的には各プロセスの処理温
度T、処理時間t0 、イオン注入量、イオン注入エネル
ギー等の値を与える。次に半導体装置たるMOSトラン
ジスタにおける不純物濃度の分布を求め(ステップS
3)、更に半導体装置としての特性をも求める(ステッ
プS4)。
【0021】以上の結果から、ステップS2において与
えられた製造プロセスのパラメタに基づいて製造された
MOSトランジスタの閾値電圧Vthが求められ(ステッ
プS5)、この値がステップS1で与えられたスペック
を満足するか否かの判定がなされる(ステップS6)。
この判定結果は製造プロセスのパラメタと共に表示され
(ステップS7,S8)、パラメタの更新を行う(ステ
ップS9)。そして更新された新しいパラメタで再度閾
値電圧Vthを求めなおす場合には再度ステップS2へと
戻る。
【0022】このようにして閾値電圧Vthを求めるため
の装置は、例えば図4に示すような構成がとられる。入
力部1aにおいて入力された閾値電圧のスペックV1
2は閾値電圧スペック記部1bにおいて一旦記憶さ
れる。これらは図2に示すステップS1に相当する。
【0023】又、入力部1aには製造プロセスのパラメ
タも入力され、これはプロセスパラメタ記憶部2におい
て一旦記憶される。プロセスパラメタ記憶部2はステッ
プS2に対応する。
【0024】プロセスシミュレーション部3においては
不純物濃度が求められ、ステップS3に対応する。デバ
イスシミュレーション部4は半導体装置、ここではMO
Sトランジスタの特性が求められ、ステップS4に対応
する。
【0025】閾値電圧計算部5aにおいては閾値電圧V
thが求められ、閾値電圧記憶部5bでは、閾値電圧計算
部5aの計算結果が記憶される。これらはいずれもステ
ップS5に対応する。
【0026】閾値電圧判定部6aは、閾値徹圧スペック
記憶部1bに記憶されていた、閾値の最大値及び最小値
1 ,V2 と、閾値電圧記憶部6に記憶されていた閾値
電圧Vthとを比較し、ステップS6で示された判定を行
う。
【0027】判定の結果、パラメタの更新を行うのであ
ればパラメタ更新部9が更新したパラメタを用いて、プ
ロセスシミュレーション部3が再度不純物濃度の計算を
行う。パラメタを更新しないのであれば、現パラメタを
出力部10から出力する。この出力されたパラメタは製
造プロセスのパラメタとして、現実の製造プロセスに用
いられ、所定の範囲内に閾値電圧Vthを有するMOSト
ランジスタを製造することができる。
【0028】B.不純物濃度の計算 (B−1).具体的方法 次にステップS3における不純物濃度を求める手順を説
明する。不純物濃度の計算は、不純物が移動するような
熱処理がなされるプロセスについて計算される。
【0029】プロセスシミュレーション部3は図5に示
すように、イオン注入部3a、拡散部3b、酸化部3
c、エッチング部3d、デポジション部3e、エピタキ
シャル部3f、光リソグラフィ部3gを備えている。各
部はそれぞれ現実のイオン注入プロセス、拡散プロセ
ス、酸化プロセス、エッチングプロセス、デポジション
プロセス、エピタキシャルプロセス、光リソグラフィプ
ロセスに対応した計算を行う。
【0030】これらの各部のうち、特に拡散部3b、酸
化部3c、エピタキシャル部3fにおいて不純物濃度に
ついての計算が行われる。簡単のため、以下では拡散部
3bにおける不純物濃度の計算を例にとって説明する。
既にイオン注入部3aにおいて、イオン注入量、イオン
注入エネルギー等のパラメタに基づいて、不純物濃度の
分布の初期値が与えられているものとする。
【0031】図6乃至図8は不純物濃度の計算の手順を
示すフローチャートである。まず拡散プロセスにおける
処理温度T、処理時間t0 を設定する(ステップS10
1)。そして解析すべき領域を微少領域(セル)に分割
する。この際、後で詳述するように、隣接するセルの境
界において、境界領域を設ける(ステップS102)。
【0032】各々のセル中心に既に与えられている不純
物濃度の初期値を与え(ステップS103)、処理時刻
tを初期化する(ステップS104)。この後、処理時
刻tをタイムステップΔtだけ進め、処理時刻t0 に達
するまでS105〜S112における手順が繰り返され
る(ステップS107〜S109,S112)。
【0033】(B−2).偏析モデル ステップS105,S106,S110の説明を行う前
に、この発明において用いられる偏析モデルについて説
明する。
【0034】図1は偏析モデルを説明するためのグラフ
であり、図1(a)〜(c)には不純物濃度C、Si
(SiO2 )密度、偏析係数mをそれぞれ示している。
界面BL(z=0)を境にして、その左側及び右側に
は、それぞれSiO2 (領域1)及びSi(領域2)が
存在している。
【0035】境界領域Bはこの界面BLを含み、ある
厚さをもって設定される。そして境界領域Bにおいて
不純物濃度C、Si(SiO2 )密度、偏析係数mが連
続的に変化しているモデルが想定される。これは従来の
偏析モデルとは異なり、物理的に不合理な同一位置上で
の異なる物理量の設定が行われていない。
【0036】さて、Nerst−Einsteinの関
係から、粒子の平均速度vは数1で表される。
【0037】
【数1】
【0038】但し、Δμは化学ポテンシャル差、Dは拡
散係数、kはボルツマン定数、Tは温度を表す。そし
て、不純物の流れFsは数2で表される。
【0039】
【数2】
【0040】数2の右辺第1項は拡散項、第2項は偏析
によって生じた流れを表す項である。
【0041】一方、“Theory and Dire
ct Measurement of Boron S
egregation in SiO2 during
Dry,Near Dry,and Wet O2
Oxidation”(R.B.Fair and
J.C.C.Tsai,J.Electrochem.
Soc.,December 1978,pp.205
0−2058)によれば、偏析係数mは数3で表され
る。
【0042】
【数3】
【0043】但しXs ,Xglはmol分率、γs ,γgl
は活性係数である。そして数4が成立する。
【0044】
【数4】
【0045】数3と数4から
【0046】
【数5】
【0047】が得られ、数5と数2から、
【0048】
【数6】
【0049】が得られる。
【0050】数6は領域1であると領域2であるとを問
わず、更には境界領域においても成立し、統一モデルで
ある。mが位置zに依存せずに一定ならばFsは、
【0051】
【数7】
【0052】で表されて通常の拡散を示し、mが位置z
に依存するならば界面での不純物の流れを示すことにな
る。
【0053】(B−3).不純物濃度の計算 前節(B−2)で説明した解析モデルを用いることによ
り、図6に示すステップS105において不純物の流れ
Fsが求められる。この際、数値計算法としてDefa
ut Flaukel法やRRK法が用いられる。
【0054】図8にステップS105の詳細なフローチ
ャートを示す。ステップS51において拡散係数D、偏
析係数mを、処理温度Tに基づいて求めておき、ステッ
プS52において数6に基づいて不純物の流れFsを求
める。
【0055】この後ステップS106(図7)におい
て、時刻tにおける不純物の流れFsに基づきタイムス
テップΔtを定め、この間に流れる不純物の量を求める
(ステップS110)。セル間を流れる不純物の量が求
まったので、各々のセルにおいて不純物濃度が求められ
る(ステップS111)。
【0056】(B−4).変形例 上記実施例では、デバイスシミュレーション部において
半導体装置の特性まで、例えば閾値まで計算し、その特
性について判定を行ったが、界面近傍の不純物濃度その
もののスペックを与えるようにしてもよい。この場合、
具体的には図9に示す構成によってパラメタの設定を行
うことができる。図4に示した構成と類似しており、閾
値電圧スペック設定部1bの代わりに不純物濃度スペッ
ク記憶部1cが、また閾値電圧判定部6aの代わりに不
純物濃度判定部6bが、それぞれ設けられている。ま
た、デバイスシミュレーション部4、閾値電圧計算部5
a、閾値電圧記憶部5bは省くことができる。
【0057】このような構成においては、プログラムシ
ミュレーション部3によって求められた不純物濃度C
が、予め不純物濃度スペック記憶部1cに記憶された不
純物濃度のスペックと比較されて判定を行う。そしてス
ペックに収まっていない場合にはパラメタ更新部9にお
いて新たに設定しなおされたパラメタを用いて計算が続
けられる。
【0058】その手順を図10乃至図11にフローチャ
ートとして示す。まず不純物濃度のスペックを設定し
(ステップS11)、そして製造プログラムの諸パラメ
タを与える(ステップS2)。
【0059】そして不純物濃度の分布を求め(ステップ
S3)、これがスペックを満足するか否かの判定が行わ
れる(ステップS61)。この後の処理は、図3におけ
るステップS7〜S10と全く同様である(図11)。
【0060】なお、本発明はSiO2 とSiの界面のみ
ならずSi3 4 (シリコンナイトライド)、ポリシリ
コン、シリサイド、金属等の間における界面にも適用で
きる。
【0061】また、半導体装置の特性として閾値の他、
リーク電流や耐圧について判定を行ってもよい。
【0062】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明によれ
ば、不純物濃度Cが不連続な値として計算されることが
ない。よって物理的現象と乖離することなく、正確にプ
ロセスシミュレーションを行うことができる。このシミ
ュレーションに基づいて半導体装置の製造プロセスのパ
ラメタを設定することで、異なる種類の製造プロセスに
対しても、それぞれに質量輸送係数hや偏析係数mを与
えなおす必要はなく、統一的にパラメタの設定を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例において用いられる偏析モ
デルを示すグラフである。
【図2】この発明の一実施例を説明するフローチャート
である。
【図3】この発明の一実施例を説明するフローチャート
である。
【図4】この発明の一実施例を説明するブロック図であ
る。
【図5】プロセスシミュレーション部3の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】拡散部3bにおける処理手順を説明するフロー
チャートである。
【図7】拡散部3bにおける処理手順を説明するフロー
チャートである。
【図8】ステップS105の詳細を示すフローチャート
である。
【図9】この発明の他の実施例を説明するブロック図で
ある。
【図10】この発明の他の実施例を説明するフローチャ
ートである。
【図11】この発明の他の実施例を説明するフローチャ
ートである。
【図12】従来の技術を説明するグラフである。
【符号の説明】
2 プロセスパラメタ記憶部 3 プロセスシミュレーション部 4 デバイスシミュレーション部 5a しきい値電圧計算部 5b しきい値電圧記憶部 6a しきい値電圧判定部 9 パラメタ更新部 10 出力部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)半導体装置の製造プロセスの複数の
    パラメタを与える工程と、 (b)前記パラメタを用いて、前記半導体装置中の位置
    zの関数である、前記半導体装置の不純物濃度Cを求め
    る工程と、 (c)前記不純物濃度Cが所定の値にあるか否かの判定
    を行う工程と、 (d)前記判定が「否」であれば、前記パラメタを与え
    なおし、前記判定が「諾」となるまで前記工程(b)乃
    至(c)を繰り返す工程と、 (e)前記判定が「諾」となった場合における前記パラ
    メタを、前記半導体装置の製造パラメタとして設定する
    工程と、を備え、 前記工程(b)において、 隣接する第1及び第2の媒質の間には境界領域を設け、
    前記境界領域においては前記不純物濃度Cが前記位置z
    に対して連続的に変化するモデルを用いた計算が行われ
    る、半導体装置の製造パラメタの設定方法。
  2. 【請求項2】(a)半導体装置の製造プロセスの複数の
    パラメタを与える工程と、 (b)前記パラメタを用いて、前記半導体装置中の位置
    z及び時間tの関数である、前記半導体装置の不純物濃
    度Cを求める工程と、 (c)前記不純物濃度Cを用いて前記半導体装置の特性
    を求める工程と、 (d)前記半導体装置の特性が所定の値にあるか否かの
    判定を行う工程と、 (e)前記判定が「否」であれば、前記パラメタを与え
    なおし、前記判定が「諾」となるまで前記工程(b)乃
    至(d)を繰り返す工程と、 (f)前記判定が「諾」となった場合における前記パラ
    メタを、前記半導体装置の製造パラメタとして設定する
    工程と、を備え、 前記工程(b)において、 隣接する第1及び第2の媒質の間には境界領域を設け、
    前記境界領域において、前記不純物濃度Cが前記位置z
    に対して連続的に変化するモデルを用いた計算が行われ
    る、半導体装置の製造パラメタの設定方法。
  3. 【請求項3】半導体装置の製造プロセスの複数のパラメ
    タを入力する入力部と、 前記パラメタを用いて、前記半導体装置中の位置zの関
    数である、前記半導体装置の不純物濃度Cを求めるプロ
    セスシミュレーション部と、 前記不純物濃度Cが所定の値にあるか否かの判定を行う
    判定部と、 前記判定が「否」であれば、前記判定が「諾」となるま
    で前記パラメタを与えなおす、パラメタ更新部と、 前記判定が「諾」となった場合における前記パラメタ
    を、前記半導体装置の製造パラメタとして設定し、出力
    する出力部と、を備え、 前記プロセスシミュレーション部において、 隣接する第1及び第2の媒質の間には境界領域を設け、
    前記境界領域においては前記不純物濃度Cが前記位置z
    に対して連続的に変化するモデルを用いた計算が行われ
    る、半導体装置の製造パラメタの設定装置。
  4. 【請求項4】半導体装置の製造プロセスの複数のパラメ
    タを入力する入力部と、 前記パラメタを用いて、前記半導体装置中の位置z及び
    時間tの関数である、前記半導体装置の不純物濃度Cを
    求めるプロセスシミュレーション部と、 前記不純物濃度Cを用いて前記半導体装置の特性を求め
    るデバイスシミュレーション部と、 前記半導体装置の特性が所定の値にあるか否かの判定を
    行う判定部と、 前記判定が「否」であれば、前記判定が「諾」となるま
    で前記パラメタを与えなおす、パラメタ更新部と、 前記判定が「諾」となった場合における前記パラメタ
    を、前記半導体装置の製造パラメタとして設定し、出力
    する出力部と、を備え、 前記プロセスシミュレーション部において、 隣接する第1及び第2の媒質の間には境界領域を設け、
    前記境界領域においては前記不純物濃度Cが前記位置z
    に対して連続的に変化するモデルを用いた計算が行われ
    る、半導体装置の製造パラメタの設定装置。
JP4096215A 1992-04-16 1992-04-16 半導体装置の製造パラメタの設定方法及びその装置 Expired - Lifetime JP2729130B2 (ja)

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