JP2727836B2 - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JP2727836B2 JP2727836B2 JP35084691A JP35084691A JP2727836B2 JP 2727836 B2 JP2727836 B2 JP 2727836B2 JP 35084691 A JP35084691 A JP 35084691A JP 35084691 A JP35084691 A JP 35084691A JP 2727836 B2 JP2727836 B2 JP 2727836B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- medium
- magnetic head
- core
- dust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はフロッピーディスク装置
用の磁気ヘッド、さらに詳しくいえば、フロッピーディ
スクと磁気ヘッドの間に入り込む塵埃に対し対策を施し
た磁気ヘッドに関する。
用の磁気ヘッド、さらに詳しくいえば、フロッピーディ
スクと磁気ヘッドの間に入り込む塵埃に対し対策を施し
た磁気ヘッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来の磁気ヘッドの一例を示す斜
視図である。磁気記録および再生を行う磁気コア１１が
セラミックなどで形成されたスライダ１２に埋め込まれ
ている。スライダ１２は板バネ１３に取り付けられ、磁
気ヘッドが構成されている。スライダ１２の中央には縦
方向に空気逃げのための長溝１４が形成され、スライダ
１２と媒体との吸着を防止するとともにスライダの媒体
への追従性の安定化が図られている。スライダは一般的
に媒体に対し接触した状態となっており、外来の塵埃が
スライダの下に入り込むのを嫌う性質がある。
視図である。磁気記録および再生を行う磁気コア１１が
セラミックなどで形成されたスライダ１２に埋め込まれ
ている。スライダ１２は板バネ１３に取り付けられ、磁
気ヘッドが構成されている。スライダ１２の中央には縦
方向に空気逃げのための長溝１４が形成され、スライダ
１２と媒体との吸着を防止するとともにスライダの媒体
への追従性の安定化が図られている。スライダは一般的
に媒体に対し接触した状態となっており、外来の塵埃が
スライダの下に入り込むのを嫌う性質がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】図５は磁気ヘッドを媒
体に接触させた状態を示す一部断面図である。この図は
外来の塵埃１５が飛んできたり、媒体上に付着してまま
スライダに衝突する様子を示したものである。図に示す
ように塵埃１５がスライダ１２の間に入り込むと、コア
と媒体のスペーシングを大きくさせ、電磁変換特性を劣
化させたり、塵埃に集中荷重が加わって媒体を傷つけた
りする不具合があった。本発明の目的は上記不具合を解
決するもので、スライダと媒体の間に塵埃が侵入しない
ようにした磁気ヘッドを提供することにある。
体に接触させた状態を示す一部断面図である。この図は
外来の塵埃１５が飛んできたり、媒体上に付着してまま
スライダに衝突する様子を示したものである。図に示す
ように塵埃１５がスライダ１２の間に入り込むと、コア
と媒体のスペーシングを大きくさせ、電磁変換特性を劣
化させたり、塵埃に集中荷重が加わって媒体を傷つけた
りする不具合があった。本発明の目的は上記不具合を解
決するもので、スライダと媒体の間に塵埃が侵入しない
ようにした磁気ヘッドを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による磁気ヘッドは磁気記録および再生するコ
アと、これを支持するスライダとからなる磁気ヘッドに
おいて、前記スライダの少なくとも一面に誘電体材料を
設けて構成してある。また、磁気記録および再生するコ
アと、これを支持するスライダとからなる磁気ヘッドに
おいて、前記スライダを誘電体材料で形成して構成して
ある。さらに、磁気記録および再生するコアと、これを
支持するスライダとからなる磁気ヘッドにおいて、前記
スライダに形成した溝に誘電体材料を設けて構成してあ
る。
に本発明による磁気ヘッドは磁気記録および再生するコ
アと、これを支持するスライダとからなる磁気ヘッドに
おいて、前記スライダの少なくとも一面に誘電体材料を
設けて構成してある。また、磁気記録および再生するコ
アと、これを支持するスライダとからなる磁気ヘッドに
おいて、前記スライダを誘電体材料で形成して構成して
ある。さらに、磁気記録および再生するコアと、これを
支持するスライダとからなる磁気ヘッドにおいて、前記
スライダに形成した溝に誘電体材料を設けて構成してあ
る。
【０００５】
【実施例】以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。図１は本発明による磁気ヘッドの実施例を示
すブロック図である。磁気記録または再生を行う磁気コ
ア１がセラミックなどで形成されているスライダ２の中
に組み込まれている。スライダ２の表面の中央部には長
溝４が形成され、その周囲には誘電体の樹脂７が貼付け
られ、または塗布されている。樹脂を付着する面は媒体
の流入側にするのが最も望ましいが、同時に他のスライ
ダ周囲に付けても効果がある。スライダ２の背面は板バ
ネ３に取り付けられいる。
説明する。図１は本発明による磁気ヘッドの実施例を示
すブロック図である。磁気記録または再生を行う磁気コ
ア１がセラミックなどで形成されているスライダ２の中
に組み込まれている。スライダ２の表面の中央部には長
溝４が形成され、その周囲には誘電体の樹脂７が貼付け
られ、または塗布されている。樹脂を付着する面は媒体
の流入側にするのが最も望ましいが、同時に他のスライ
ダ周囲に付けても効果がある。スライダ２の背面は板バ
ネ３に取り付けられいる。
【０００６】図２はスライダが媒体に接触している状態
を示しており、外来の塵埃５を捕獲する様子を示してい
る。外来の塵埃５は空気中に漂よっていたり、または媒
体表面に付着しているような糸ケバ等が主であり、スラ
イダに付けられた誘電体に引きつけられ捕獲されやすく
なる。このため、塵埃５がスライダ２と媒体６との隙間
に侵入しスライダと媒体とのスペーシングを大きくした
り、媒体を傷つけたりすることがなくなる利点がある。
誘電体はシリコンなどの樹脂でも良く、媒体に接触しな
いスライダ面ならば、どこに付着させても良い。また、
スライダ全体をエボナイト等の誘電体材料で成形しても
塵埃を引きつけることができる。
を示しており、外来の塵埃５を捕獲する様子を示してい
る。外来の塵埃５は空気中に漂よっていたり、または媒
体表面に付着しているような糸ケバ等が主であり、スラ
イダに付けられた誘電体に引きつけられ捕獲されやすく
なる。このため、塵埃５がスライダ２と媒体６との隙間
に侵入しスライダと媒体とのスペーシングを大きくした
り、媒体を傷つけたりすることがなくなる利点がある。
誘電体はシリコンなどの樹脂でも良く、媒体に接触しな
いスライダ面ならば、どこに付着させても良い。また、
スライダ全体をエボナイト等の誘電体材料で成形しても
塵埃を引きつけることができる。
【０００７】図３は本発明の他の実施例を示す斜視図で
ある。この実施例はスライダの空気逃げの長溝の中に誘
電体８を充填または貼り付けたものである。塵埃は誘電
体８に引きつけられ、スライダと媒体の隙間への塵埃の
侵入を防止することができる。近年、フロッピーディス
ク装置はローエンドのパソコン等に搭載され、使用する
環境は塵埃が多い場所が増えているので、本発明は非常
に有用である。また、今後の装置の高記録密度化に対し
てもコアと媒体とのスペーシングを小さく保つことは重
要であり、この点からも本発明の効果は大きい。
ある。この実施例はスライダの空気逃げの長溝の中に誘
電体８を充填または貼り付けたものである。塵埃は誘電
体８に引きつけられ、スライダと媒体の隙間への塵埃の
侵入を防止することができる。近年、フロッピーディス
ク装置はローエンドのパソコン等に搭載され、使用する
環境は塵埃が多い場所が増えているので、本発明は非常
に有用である。また、今後の装置の高記録密度化に対し
てもコアと媒体とのスペーシングを小さく保つことは重
要であり、この点からも本発明の効果は大きい。
【０００８】
【発明の効果】以上，説明したように本発明は磁気ヘッ
ドを構成するスライダの一面、または長溝に誘電体を設
け、またはスライダ自体を誘電体で構成することによ
り、外来の塵埃をこれに捕獲させ、塵埃のスライダと媒
体の隙間への侵入を防止することができる。これによっ
て、コアと媒体とのスペーシングを小さく保つことがで
き、媒体を傷つけるという障害をなくすことができると
いう効果がある。
ドを構成するスライダの一面、または長溝に誘電体を設
け、またはスライダ自体を誘電体で構成することによ
り、外来の塵埃をこれに捕獲させ、塵埃のスライダと媒
体の隙間への侵入を防止することができる。これによっ
て、コアと媒体とのスペーシングを小さく保つことがで
き、媒体を傷つけるという障害をなくすことができると
いう効果がある。
【図１】本発明による磁気ヘッドの実施例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図２】本発明による磁気ヘッドを媒体に接触させた状
態を示す一部断面図である。
態を示す一部断面図である。
【図３】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図４】従来の磁気ヘッドの一例を示す斜視図である。
【図５】磁気ヘッドを媒体に接触させた状態を示す一部
断面図である。
断面図である。
１，１１…磁気コア ２，１２…スライダ ３，１３…板バネ ４，１４…長溝 ５，１５…塵埃 ６，１６…媒体 ７，８…誘電体
Claims (3)
- 【請求項１】 磁気記録および再生するコアと、これを
支持するスライダとからなる磁気ヘッドにおいて、 前記スライダの少なくとも一面に誘電体材料を設けたこ
とを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項２】 磁気記録および再生するコアと、これを
支持するスライダとからなる磁気ヘッドにおいて、 前記スライダを誘電体材料で形成したことを特徴とする
磁気ヘッド。 - 【請求項３】 磁気記録および再生するコアと、これを
支持するスライダとからなる磁気ヘッドにおいて、 前記スライダに形成した溝に誘電体材料を設けたことを
特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35084691A JP2727836B2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35084691A JP2727836B2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 磁気ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05159503A JPH05159503A (ja) | 1993-06-25 |
| JP2727836B2 true JP2727836B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=18413288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35084691A Expired - Fee Related JP2727836B2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2727836B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP35084691A patent/JP2727836B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05159503A (ja) | 1993-06-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |