JPH05174526A - 磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置 - Google Patents
磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置Info
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- JPH05174526A JPH05174526A JP35587891A JP35587891A JPH05174526A JP H05174526 A JPH05174526 A JP H05174526A JP 35587891 A JP35587891 A JP 35587891A JP 35587891 A JP35587891 A JP 35587891A JP H05174526 A JPH05174526 A JP H05174526A
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- magnetic
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気ディスクとの組み合わせにおいて、外周側
での浮上量を低下させ、外周側と内周側との間の浮上量
の差を縮小し、全データトラック領域においてスペーシ
ングロスを減少させ、高密度記録を可能にするととも
に、浮上姿勢の安定化を図った磁気ヘッド及び磁気ヘッ
ド装置を提供する。 【構成】 磁気変換素子２と、スライダ１とを有する。
磁気変換素子２はスライダ１の長さ方向の一側端に備え
られている。スライダ１は媒体対向面１１に空気ベアリ
ング面１１２、１１３を有し、空気ベアリング面１１
２、１１３が長さをＬとし幅をＷとしたとき、 ０．０８５≦Ｗ／Ｌ≦０．２１ を満たす。
での浮上量を低下させ、外周側と内周側との間の浮上量
の差を縮小し、全データトラック領域においてスペーシ
ングロスを減少させ、高密度記録を可能にするととも
に、浮上姿勢の安定化を図った磁気ヘッド及び磁気ヘッ
ド装置を提供する。 【構成】 磁気変換素子２と、スライダ１とを有する。
磁気変換素子２はスライダ１の長さ方向の一側端に備え
られている。スライダ１は媒体対向面１１に空気ベアリ
ング面１１２、１１３を有し、空気ベアリング面１１
２、１１３が長さをＬとし幅をＷとしたとき、 ０．０８５≦Ｗ／Ｌ≦０．２１ を満たす。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッド及び磁気ヘ
ッド装置に関し、更に詳しくは、低浮上量化、高密度記
録及び浮上姿勢の安定化のための改良に係る。
ッド装置に関し、更に詳しくは、低浮上量化、高密度記
録及び浮上姿勢の安定化のための改良に係る。
【０００２】
【従来の技術】従来より、磁気ディスク装置には、磁気
記録媒体の走行によって生じる動圧を利用して、磁気記
録媒体との間に微小な空気ベアリングを形成して磁気記
録再生動作を行う磁気ヘッドが用いられている。従来、
この種の磁気ヘッドは、セラミック構造体でなるスライ
ダの磁気記録媒体と対向する媒体対向面側に、２本のレ
ールを間隔を隔てて設け、このレールの表面を空気ベア
リング面として作用させる。
記録媒体の走行によって生じる動圧を利用して、磁気記
録媒体との間に微小な空気ベアリングを形成して磁気記
録再生動作を行う磁気ヘッドが用いられている。従来、
この種の磁気ヘッドは、セラミック構造体でなるスライ
ダの磁気記録媒体と対向する媒体対向面側に、２本のレ
ールを間隔を隔てて設け、このレールの表面を空気ベア
リング面として作用させる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この種の磁気ヘッドに
おいて、磁気記録の高密度化に対応するため、浮上量を
低下させ、スペーシングロスを減少させなければならな
い。ところが、磁気ディスクと磁気ヘッドとの組み合わ
せにおいて、両者間の相対速度は、磁気ヘッドが磁気デ
ィスクの内周側に向かうほど小さくなり、外周側に向か
うほど大きくなる。このため、磁気ヘッドが相対速度の
大きい外周側に向かうほど、内周側との間の浮上量の差
が大きくなり、浮上量が増大し、スペーシングロスが増
え、高密度記録を達成できなくなる。
おいて、磁気記録の高密度化に対応するため、浮上量を
低下させ、スペーシングロスを減少させなければならな
い。ところが、磁気ディスクと磁気ヘッドとの組み合わ
せにおいて、両者間の相対速度は、磁気ヘッドが磁気デ
ィスクの内周側に向かうほど小さくなり、外周側に向か
うほど大きくなる。このため、磁気ヘッドが相対速度の
大きい外周側に向かうほど、内周側との間の浮上量の差
が大きくなり、浮上量が増大し、スペーシングロスが増
え、高密度記録を達成できなくなる。
【０００４】そこで、本発明の課題は、上述する従来の
問題点を解決し、磁気ディスクとの組み合わせにおい
て、外周側での浮上量を低下させ、外周側と内周側との
間の浮上量の差を縮小し、全データトラック領域におい
てスペーシングロスを減少させ、高密度記録を可能にす
るとともに、浮上姿勢の安定化を図った磁気ヘッド及び
磁気ヘッド装置を提供することである。
問題点を解決し、磁気ディスクとの組み合わせにおい
て、外周側での浮上量を低下させ、外周側と内周側との
間の浮上量の差を縮小し、全データトラック領域におい
てスペーシングロスを減少させ、高密度記録を可能にす
るとともに、浮上姿勢の安定化を図った磁気ヘッド及び
磁気ヘッド装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る磁気ヘッドは、磁気変換素子と、スラ
イダとを有する磁気ヘッドであって、前記磁気変換素子
は、前記スライダの長さ方向の一側端に備えられてお
り、前記スライダは、媒体対向面側に空気ベアリング面
を有し、前記空気ベアリング面が長さをＬとし幅をＷと
したとき、 ０．０８５≦Ｗ／Ｌ≦０．２１ を満たすことを特徴とする。
め、本発明に係る磁気ヘッドは、磁気変換素子と、スラ
イダとを有する磁気ヘッドであって、前記磁気変換素子
は、前記スライダの長さ方向の一側端に備えられてお
り、前記スライダは、媒体対向面側に空気ベアリング面
を有し、前記空気ベアリング面が長さをＬとし幅をＷと
したとき、 ０．０８５≦Ｗ／Ｌ≦０．２１ を満たすことを特徴とする。
【０００６】本発明にかかる磁気ヘッド装置は、上述の
磁気ヘッドを備えると共に、ヘッド支持装置を有し、ヘ
ッド支持装置は、支持体と、可撓体とを有しており、前
記支持体は、長手方向の一端側が自由端となっていて、
自由端側の下面に荷重用突起を有しており、前記可撓体
は、一端側が前記支持体の前記自由端側に取りつけら
れ、上面に前記荷重用突起が接触し前記支持体の自由端
から荷重が伝えられ、下面に前記磁気ヘッドが取り付け
られていることを特徴とする。
磁気ヘッドを備えると共に、ヘッド支持装置を有し、ヘ
ッド支持装置は、支持体と、可撓体とを有しており、前
記支持体は、長手方向の一端側が自由端となっていて、
自由端側の下面に荷重用突起を有しており、前記可撓体
は、一端側が前記支持体の前記自由端側に取りつけら
れ、上面に前記荷重用突起が接触し前記支持体の自由端
から荷重が伝えられ、下面に前記磁気ヘッドが取り付け
られていることを特徴とする。
【０００７】
【作用】空気ベアリング面が、空気流出方向で見た長さ
をＬとし、長さ方向と直交する幅をＷとしたとき、Ｗ／
Ｌ≦０．２１の範囲にあると、磁気ディスクとの組み合
わせにおいて、外周側と内周側との間の浮上量の差が縮
小し、外周側での浮上量及びスペーシングロスが減少す
ることが、実験によって確認された。
をＬとし、長さ方向と直交する幅をＷとしたとき、Ｗ／
Ｌ≦０．２１の範囲にあると、磁気ディスクとの組み合
わせにおいて、外周側と内周側との間の浮上量の差が縮
小し、外周側での浮上量及びスペーシングロスが減少す
ることが、実験によって確認された。
【０００８】（Ｗ／Ｌ）が小さくなると、浮上量が小さ
くなる傾向にあるが、（Ｗ／Ｌ）が０．０８５よりも小
さくなると、浮上姿勢が不安定になる。したがって、
０．０８５≦Ｗ／Ｌに設定する。
くなる傾向にあるが、（Ｗ／Ｌ）が０．０８５よりも小
さくなると、浮上姿勢が不安定になる。したがって、
０．０８５≦Ｗ／Ｌに設定する。
【０００９】磁気ヘッドと、ヘッド支持装置とを組み合
わせた磁気ヘッド装置において、ヘッド支持装置の支持
体は長手方向の一端側が自由端となっていて、自由端側
の下面に荷重用突起を有しており、可撓体は一端側が支
持体の自由端側に取りつけられ、上面に荷重用突起が接
触し支持体の自由端から荷重が伝えられ、下面に磁気ヘ
ッドが取り付けられているから、従来は支持体の下面上
にあった荷重用突起の支点が可撓体の表面に移り、支点
の位置が低くなるので、ピッチ及びロール運動が小さく
なる。このため、低浮上量化を図った場合でも、安定し
た浮上姿勢が得られる。
わせた磁気ヘッド装置において、ヘッド支持装置の支持
体は長手方向の一端側が自由端となっていて、自由端側
の下面に荷重用突起を有しており、可撓体は一端側が支
持体の自由端側に取りつけられ、上面に荷重用突起が接
触し支持体の自由端から荷重が伝えられ、下面に磁気ヘ
ッドが取り付けられているから、従来は支持体の下面上
にあった荷重用突起の支点が可撓体の表面に移り、支点
の位置が低くなるので、ピッチ及びロール運動が小さく
なる。このため、低浮上量化を図った場合でも、安定し
た浮上姿勢が得られる。
【００１０】
【実施例】図１は本発明に係る磁気ヘッドの斜視図であ
る。図において、１はスライダ、２派磁気変換素子、ａ
は磁気ディスクと組合せた場合の空気流れ方向（磁気デ
ィスク流出方向）を示す。磁気変換素子２は、スライダ
１の長さ方向の一側端１０に備えられている。スライダ
１の長さ方向は空気流れ方向ａに一致する。
る。図において、１はスライダ、２派磁気変換素子、ａ
は磁気ディスクと組合せた場合の空気流れ方向（磁気デ
ィスク流出方向）を示す。磁気変換素子２は、スライダ
１の長さ方向の一側端１０に備えられている。スライダ
１の長さ方向は空気流れ方向ａに一致する。
【００１１】スライダ１は、媒体対向面１１側に空気ベ
アリング面１１１、１１２を有し、空気ベアリング面１
１１、１１２が長さをＬとし幅をＷとしたとき、 ０．０８５≦Ｗ／Ｌ≦０．２１ を満たす。図示のスライダ１は、媒体対向面１１１に長
さ方向に沿う少なくとも２本のレール１１３、１１４を
有し、レール１１３、１１４のそれぞれの表面が空気ベ
アリング面１１１、１１２を構成し、空気ベアリング面
１１１、１１２のそれぞれが、０．０８５≦Ｗ／Ｌ≦
０．２１を個別に満たしている。更に、図示のスライダ
１は、媒体対向面１１側が空気ベアリング面１１１、１
１２と、テーパ面１１５、１１６とを含み、テーパ面１
１５、１１６が磁気変換素子２の取り付けられた一側端
とは反対側の他側端側に配置され、空気ベアリング面１
１１、１１２に連なっている。長さＬにはテーパ面１１
５、１１６の長さは含まれない。
アリング面１１１、１１２を有し、空気ベアリング面１
１１、１１２が長さをＬとし幅をＷとしたとき、 ０．０８５≦Ｗ／Ｌ≦０．２１ を満たす。図示のスライダ１は、媒体対向面１１１に長
さ方向に沿う少なくとも２本のレール１１３、１１４を
有し、レール１１３、１１４のそれぞれの表面が空気ベ
アリング面１１１、１１２を構成し、空気ベアリング面
１１１、１１２のそれぞれが、０．０８５≦Ｗ／Ｌ≦
０．２１を個別に満たしている。更に、図示のスライダ
１は、媒体対向面１１側が空気ベアリング面１１１、１
１２と、テーパ面１１５、１１６とを含み、テーパ面１
１５、１１６が磁気変換素子２の取り付けられた一側端
とは反対側の他側端側に配置され、空気ベアリング面１
１１、１１２に連なっている。長さＬにはテーパ面１１
５、１１６の長さは含まれない。
【００１２】上述したように、空気ベアリング面１１
１、１１２が、空気流れ方向で見た長さをＬとし、長さ
方向と直交する幅をＷとしたとき、Ｗ／Ｌ≦０．２１の
範囲にあると、磁気ディスクとの組み合わせにおいて、
外周側での浮上量が低下し、外周側と内周側との間の浮
上量の差が縮小することが、実験によって確認された。
１、１１２が、空気流れ方向で見た長さをＬとし、長さ
方向と直交する幅をＷとしたとき、Ｗ／Ｌ≦０．２１の
範囲にあると、磁気ディスクとの組み合わせにおいて、
外周側での浮上量が低下し、外周側と内周側との間の浮
上量の差が縮小することが、実験によって確認された。
【００１３】図２は実験データを示している。図２にお
いて、横軸に磁気ヘッドと磁気ディスクとの間の相対速
度（ｍ／ｓ）を取り、縦軸に磁気ヘッドの浮上量（μイ
ンチ）を取ってある。曲線Ｌ１は（Ｗ／Ｌ）＝０．２５
５の場合の特性、曲線Ｌ２は（Ｗ／Ｌ）＝０．２２３の
場合の特性、曲線Ｌ３は（Ｗ／Ｌ）＝０．１９３の場合
の特性、曲線Ｌ４は（Ｗ／Ｌ）＝０．１５１の場合の特
性をそれぞれ示している。
いて、横軸に磁気ヘッドと磁気ディスクとの間の相対速
度（ｍ／ｓ）を取り、縦軸に磁気ヘッドの浮上量（μイ
ンチ）を取ってある。曲線Ｌ１は（Ｗ／Ｌ）＝０．２５
５の場合の特性、曲線Ｌ２は（Ｗ／Ｌ）＝０．２２３の
場合の特性、曲線Ｌ３は（Ｗ／Ｌ）＝０．１９３の場合
の特性、曲線Ｌ４は（Ｗ／Ｌ）＝０．１５１の場合の特
性をそれぞれ示している。
【００１４】実用上要求される浮上量は１０．０μイン
チ（０．２５４μｍ）以下である。これを考慮すると、
相対速度４〜１１（ｍ／ｓ）の全領域において浮上量を
１０．０μインチの範囲内に納めるためには、（Ｗ／
Ｌ）は特性Ｌ２と特性Ｌ３のほぼ中間特性が得られるよ
うな範囲、即ち、０．２１以下である。Ｗ／Ｌ≦０．２
１の範囲では、特性Ｌ３、Ｌ４に見られるように、相対
速度４〜１１（ｍ／ｓ）の全データトラック領域におい
て浮上量が実用上要求される１０．０μインチの範囲内
にほぼ納まる。
チ（０．２５４μｍ）以下である。これを考慮すると、
相対速度４〜１１（ｍ／ｓ）の全領域において浮上量を
１０．０μインチの範囲内に納めるためには、（Ｗ／
Ｌ）は特性Ｌ２と特性Ｌ３のほぼ中間特性が得られるよ
うな範囲、即ち、０．２１以下である。Ｗ／Ｌ≦０．２
１の範囲では、特性Ｌ３、Ｌ４に見られるように、相対
速度４〜１１（ｍ／ｓ）の全データトラック領域におい
て浮上量が実用上要求される１０．０μインチの範囲内
にほぼ納まる。
【００１５】（Ｗ／Ｌ）が小さくなると、浮上量が小さ
くなる傾向にあるが、（Ｗ／Ｌ）が０．０８５よりも小
さくなると、浮上姿勢が不安定になる。従って、０．０
８５≦Ｗ／Ｌに設定する。
くなる傾向にあるが、（Ｗ／Ｌ）が０．０８５よりも小
さくなると、浮上姿勢が不安定になる。従って、０．０
８５≦Ｗ／Ｌに設定する。
【００１６】これにより、磁気ディスク外周側での浮上
量及びスペーシングロスが減少し、磁気ディスクの全デ
ータトラック領域において、高密度記録が可能で、しか
も安定した浮上姿勢が確保できるようになる。
量及びスペーシングロスが減少し、磁気ディスクの全デ
ータトラック領域において、高密度記録が可能で、しか
も安定した浮上姿勢が確保できるようになる。
【００１７】図１は当業者間においてコンポジット型と
称されている構造の磁気ヘッドを示している。このタイ
プの磁気ヘッドは、スライダ１に設けられたレール１１
３、１１４の少なくとも１つに磁気変換素子２を埋め込
んだ構造となっている。磁気変換素子２は、よく知られ
ているように、コア２１に巻線２２を巻装してあって、
スライダ１のレール１１３に設けられた溝内に挿入し、
周りをガラス等によって固定した構造となっている。こ
の他、ウインチェスタ型磁気ヘッド、薄膜磁気ヘッド等
にも適用できる。その例を図３〜図５に示す。
称されている構造の磁気ヘッドを示している。このタイ
プの磁気ヘッドは、スライダ１に設けられたレール１１
３、１１４の少なくとも１つに磁気変換素子２を埋め込
んだ構造となっている。磁気変換素子２は、よく知られ
ているように、コア２１に巻線２２を巻装してあって、
スライダ１のレール１１３に設けられた溝内に挿入し、
周りをガラス等によって固定した構造となっている。こ
の他、ウインチェスタ型磁気ヘッド、薄膜磁気ヘッド等
にも適用できる。その例を図３〜図５に示す。
【００１８】図３はウインチェスタ型磁気ヘッドの例を
示し、スライダ１をフェライトなどのセラミック系磁性
体で構成し、レール１１３、１１４の間の中間部にレー
ル１１７を設け、レール１１７の一側端にフェライト等
でなコア２１を付着し、コア２１に巻線２２を施して磁
気変換素子２を構成してある。
示し、スライダ１をフェライトなどのセラミック系磁性
体で構成し、レール１１３、１１４の間の中間部にレー
ル１１７を設け、レール１１７の一側端にフェライト等
でなコア２１を付着し、コア２１に巻線２２を施して磁
気変換素子２を構成してある。
【００１９】図４はレール１１３の一側端に、図３と同
様の磁気変換素子２を付着した磁気ヘッドを示してい
る。
様の磁気変換素子２を付着した磁気ヘッドを示してい
る。
【００２０】図５はスライダ１の一側端にＩＣ製造テク
ノロジーと同様の集積化技術によって形成された薄膜磁
気変換素子２を有する薄膜磁気ヘッドを示している。２
３、２４は取出電極である。
ノロジーと同様の集積化技術によって形成された薄膜磁
気変換素子２を有する薄膜磁気ヘッドを示している。２
３、２４は取出電極である。
【００２１】本発明は、面内記録再生用に限らず、垂直
磁気記録再生用の磁気ヘッドにも適用できる。また、磁
気変換素子の個数や位置等は、任意に選定でき、図示の
状態に限定されない。磁気変換素子は誘導素子や磁気抵
抗素子によって構成できる。
磁気記録再生用の磁気ヘッドにも適用できる。また、磁
気変換素子の個数や位置等は、任意に選定でき、図示の
状態に限定されない。磁気変換素子は誘導素子や磁気抵
抗素子によって構成できる。
【００２２】図６及び図７は本発明にかかる磁気ヘッド
装置を示す図で、３は磁気ヘッド、４はヘッド支持装置
である。図６及び図７で用いられている磁気ヘッド３は
図３に示したウインチェスタ型磁気ヘッドであるが、図
１、図４及び図５に示したものや、図示されない他の構
造のものも同様に用いることができる。
装置を示す図で、３は磁気ヘッド、４はヘッド支持装置
である。図６及び図７で用いられている磁気ヘッド３は
図３に示したウインチェスタ型磁気ヘッドであるが、図
１、図４及び図５に示したものや、図示されない他の構
造のものも同様に用いることができる。
【００２３】ヘッド支持装置４は、支持体４１と、可撓
体４２とを有しており、支持体４１は長手方向の一端側
が自由端となっていて、自由端側の下面に荷重用突起４
１１を有している。可撓体４２は、一端側が支持体４１
の自由端側に取りつけられ、上面に荷重用突起４１１が
接触し、支持体４１の自由端から荷重が伝えられてい
る。荷重用突起４１１は従来は可撓体４２に設けてあっ
たが、本発明では、上述のように、支持体４１に設けら
れている。可撓体４２の下面には磁気ヘッド３が、接着
剤５等によって取り付けられている。
体４２とを有しており、支持体４１は長手方向の一端側
が自由端となっていて、自由端側の下面に荷重用突起４
１１を有している。可撓体４２は、一端側が支持体４１
の自由端側に取りつけられ、上面に荷重用突起４１１が
接触し、支持体４１の自由端から荷重が伝えられてい
る。荷重用突起４１１は従来は可撓体４２に設けてあっ
たが、本発明では、上述のように、支持体４１に設けら
れている。可撓体４２の下面には磁気ヘッド３が、接着
剤５等によって取り付けられている。
【００２４】図示の可撓体４２について、更に詳しく説
明すると、可撓体４２は支持体４１の長手方向軸線と略
平行して伸びる２つの外側可撓性枠部４２１、４２２
と、支持体４１から離れた端において外側可撓性枠部４
２１、４２２を連結する横枠４２３と、横枠４２３の略
中央部から外側可撓性枠部４２１、４２２に略平行する
ように伸びていて先端を自由端とした中央舌状部４２４
とを有して構成され、横枠４２３のある方向とは反対側
の一端を、支持体４１の自由端付近に取付けてある。
明すると、可撓体４２は支持体４１の長手方向軸線と略
平行して伸びる２つの外側可撓性枠部４２１、４２２
と、支持体４１から離れた端において外側可撓性枠部４
２１、４２２を連結する横枠４２３と、横枠４２３の略
中央部から外側可撓性枠部４２１、４２２に略平行する
ように伸びていて先端を自由端とした中央舌状部４２４
とを有して構成され、横枠４２３のある方向とは反対側
の一端を、支持体４１の自由端付近に取付けてある。
【００２５】図のように、従来は可撓体４２に形成して
あった荷重用突起４１１を、支持体４１に設けると、従
来は支持体４１の下面上にあった荷重用突起４１１の支
点が可撓体４２の中央舌状部４２４の表面に移り、支点
の位置が低くなるので、ピッチ及びロール運動が小さく
なる。このため、低浮上量化を図った場合でも、安定し
た浮上姿勢が得られる。
あった荷重用突起４１１を、支持体４１に設けると、従
来は支持体４１の下面上にあった荷重用突起４１１の支
点が可撓体４２の中央舌状部４２４の表面に移り、支点
の位置が低くなるので、ピッチ及びロール運動が小さく
なる。このため、低浮上量化を図った場合でも、安定し
た浮上姿勢が得られる。
【００２６】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果が得られる。 （ａ）空気ベアリング面が、空気流出方向で見た長さを
Ｌとし、長さ方向と直交する幅をＷとしたとき、Ｗ／Ｌ
≦０．２１の範囲にあるから、磁気ディスクとの組み合
わせにおいて、外周側と内周側との間の浮上量の差が縮
小し、外周側での浮上量及びスペーシングロスが減少
し、全データトラック領域において高密度記録の可能な
磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置を提供できる。 （ｂ）０．０８５≦Ｗ／Ｌの範囲を満たすから、浮上姿
勢の安定な磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置を提供でき
る。 （Ｃ）磁気ヘッドと、ヘッド支持装置とを組み合わせた
磁気ヘッド装置において、ヘッド支持装置の支持体は長
手方向の一端側が自由端となっていて、自由端側の下面
に荷重用突起を有しており、可撓体は一端側が支持体の
自由端側に取り付けられ、上面に荷重用突起が接触し支
持体の自由端から荷重が伝えられ、下面に磁気ヘッドが
取り付けられているから、荷重用突起の支点位置が低く
なり、低浮上量化を図った場合でも、安定した浮上姿勢
を確保し得る磁気ヘッド装置を提供できる。
のような効果が得られる。 （ａ）空気ベアリング面が、空気流出方向で見た長さを
Ｌとし、長さ方向と直交する幅をＷとしたとき、Ｗ／Ｌ
≦０．２１の範囲にあるから、磁気ディスクとの組み合
わせにおいて、外周側と内周側との間の浮上量の差が縮
小し、外周側での浮上量及びスペーシングロスが減少
し、全データトラック領域において高密度記録の可能な
磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置を提供できる。 （ｂ）０．０８５≦Ｗ／Ｌの範囲を満たすから、浮上姿
勢の安定な磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置を提供でき
る。 （Ｃ）磁気ヘッドと、ヘッド支持装置とを組み合わせた
磁気ヘッド装置において、ヘッド支持装置の支持体は長
手方向の一端側が自由端となっていて、自由端側の下面
に荷重用突起を有しており、可撓体は一端側が支持体の
自由端側に取り付けられ、上面に荷重用突起が接触し支
持体の自由端から荷重が伝えられ、下面に磁気ヘッドが
取り付けられているから、荷重用突起の支点位置が低く
なり、低浮上量化を図った場合でも、安定した浮上姿勢
を確保し得る磁気ヘッド装置を提供できる。
【図１】本発明に係る磁気ヘッドの斜視図である。
【図２】磁気ディスクー磁気ヘッド相対速度と浮上量と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図３】本発明に係る磁気ヘッドの別の実施例における
斜視図である。
斜視図である。
【図４】本発明に係る磁気ヘッドの別の実施例における
斜視図である。
斜視図である。
【図５】本発明に係る磁気ヘッドの別の実施例における
斜視図である。
斜視図である。
【図６】本発明にかかる磁気ヘッド装置を示す図であ
る。
る。
【図７】図６に示した磁気ヘッド装置の部分拡大断面図
である。
である。
１ スライダ ２ 磁気変換素子 １１ 媒体対向面 １１１、１１２ 空気ベアリング面
Claims (4)
- 【請求項１】 磁気変換素子と、スライダとを有する磁
気ヘッドであって、 前記磁気変換素子は、前記スライダの長さ方向の一側端
に備えられており、 前記スライダは、媒体対向面側に空気ベアリング面を有
し、前記空気ベアリング面が長さをＬとし幅をＷとした
とき、 ０．０８５≦Ｗ／Ｌ≦０．２１ を満たすことを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項２】 前記スライダは、媒体対向面に長さ方向
に沿う少なくとも２本のレールを有し、前記レールのそ
れぞれの表面が前記空気ベアリング面を構成しているこ
とを特徴とする請求項１に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項３】 前記スライダは、前記媒体対向面側が前
記空気ベアリング面と、テーパ面とを含み、前記テーパ
面が前記一側端とは反対側の他側端側に配置され前記空
気ベアリング面に連なっていることを特徴とする請求項
１または２に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項４】 磁気ヘッドと、ヘッド支持装置とを含む
磁気ヘッド装置であって、 前記磁気ヘッドは、磁気変換素子と、スライダとを有
し、前記磁気変換素子が前記スライダの長さ方向の一側
端に備えら、前記スライダが媒体対向面側に空気ベアリ
ング面を有し、前記空気ベアリング面は長さをＬとし幅
をＷとしたとき、 ０．０８５≦Ｗ／Ｌ≦０．２１ を満たしており、 前記ヘッド支持装置は、支持体と、可撓体とを有してお
り、 前記支持体は長手方向の一端側が自由端となっていて、
自由端側の下面に荷重用突起を有しており、 前記可撓体は、一端側が前記支持体の前記自由端側に取
りつけられ、上面に前記荷重用突起が接触し前記支持体
の自由端から荷重が伝えられ、下面に前記磁気ヘッドが
取り付けられていることを特徴とする磁気ヘッド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35587891A JPH05174526A (ja) | 1991-12-21 | 1991-12-21 | 磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35587891A JPH05174526A (ja) | 1991-12-21 | 1991-12-21 | 磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05174526A true JPH05174526A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18446194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35587891A Withdrawn JPH05174526A (ja) | 1991-12-21 | 1991-12-21 | 磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05174526A (ja) |
-
1991
- 1991-12-21 JP JP35587891A patent/JPH05174526A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |