JPH0658469U - ハードディスク装置用の磁気ヘッド - Google Patents

ハードディスク装置用の磁気ヘッド

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JPH0658469U
JPH0658469U JP8939492U JP8939492U JPH0658469U JP H0658469 U JPH0658469 U JP H0658469U JP 8939492 U JP8939492 U JP 8939492U JP 8939492 U JP8939492 U JP 8939492U JP H0658469 U JPH0658469 U JP H0658469U
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JP
Japan
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magnetic
magnetic head
head
hard disk
air flow
Prior art date
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Pending
Application number
JP8939492U
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English (en)
Inventor
光一 細矢
博 三瓶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はハードディスク装置用の磁気ヘッド
に関し、磁気ディスク表面上のトラック全般に対して従
来よりも安定した状態で磁気ヘッドを浮上させて、記録
再生される磁気信号や磁気ディスクの品質を高水準に維
持することを目的とする。 【構成】 磁性体からなるスライダ部13aおよび磁気
コア部11を接合させて磁気ギャップ11aを形成する
モノリシックタイプの磁気ヘッドにおいて、2組の気流
溝132aの方向が磁気ヘッドの長手方向に対して5°
の角度をなすように、すなわち、Z−Z線で示すスライ
ダ縁部に対して85°の角度をなすように、スライダ部1
3aの表面上に形成して、磁気ヘッド10aを構成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はハードディスク装置用の磁気ヘッドに係り、特にハードディスク装置 に搭載されるハードディスク装置用の磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
図2および図3は従来のハードディスク装置用の磁気ヘッドの一例を表し、い わゆるモノリシックタイプの磁気ヘッドの斜視図および磁気ギャップの存在する 側から見た平面図を、それぞれ示す。
【0003】 図2において、従来の磁気ヘッド10は、フェライトなどの磁性体からなる磁 気コア部11と、同じくフェライトなどの磁性体からなり、コアの一部を構成す るとともに磁気ヘッド10本体を磁気記録媒体の表面から浮上させるためのスラ イダ部13に大別される。
【0004】 磁気コア部11とスライダ部13は、非磁性ガラス部材12を介して接合され 、これによって磁気ギャップ11aが形成される。そして、磁気コア部11には 被覆銅線が巻回されてコイル(図示なし)が形成されており、磁気ギャップ11 aで入出力される磁気信号と対応する電気信号との相互変換を行っている。
【0005】 スライダ部13には、空気ベアリング面131,2組の気流溝132およびセ ンタレール133が形成されている。空気ベアリング面131は、磁気ディスク などの磁気記録媒体の表面が磁気ヘッド10に対して走行するときの空気の流れ を利用して、磁気ヘッド10を磁気記録媒体の表面から浮上させる。気流溝13 2は前記による磁気ヘッド10の浮上を安定化させる。センタレール133は、 磁気ギャップ11aおよび2組の気流溝132を形成させる。
【0006】 図3において、2組の気流溝132は、その方向が磁気ヘッドの長手方向と一 致するように、すなわち、Z−Z線で示すスライダ縁部に対して直交するように 、スライダ部13の表面上に形成されている。そして、上記の磁気ヘッド10は 、ヘッドジンバル(図示なし)によって支持されて、記録再生の対象である磁気 ディスク(図示なし)の表面に対向させられていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上述において、磁気ディスクからの磁気ヘッド10の浮上状態が気流溝132 によって最も安定化されるのは、空気ベアリング面131と気流溝132との境 界線が、対向するトラックの接線方向と一致する場合である。これは、磁気ディ スクの回転によって発生する気流の方向が、磁気ディスク表面に対向する磁気ヘ ッド10における気流溝132の方向と一致するためである。
【0008】 しかしながら、一般的なハードディスク装置においては、上記ヘッドジンバル はボイスコイルモータに取り付けられたヘッドアームと一体として構成されてお り、このヘッドジンバルを回動させることによって位置制御して、磁気ディスク 表面に対する磁気ヘッドの位置決めを行っている。
【0009】 そこで、磁気ディスク上のあるトラックを基準トラックとして、基準トラック における磁気ヘッド10の浮上状態が最良となるように、ヘッドジンバルに対す る磁気ヘッド10の取り付け方向を決めると、ヘッドジンバルを回動させて磁気 ヘッド10を他のトラックに位置決めした場合には、上記の気流の方向と気流溝 132の方向とがずれてしまい、浮上状態が不安定になるという問題点があった 。
【0010】 例えば、上記基準トラックとして最外周トラックと最内周トラックとの中間の トラックが選ばれる。この場合、最外周トラックにおける上記の気流の方向と気 流溝132の方向とのなす角度と、最内周トラックにおける同角度との差は、磁 気ディスクの大きさにかかわらず、約20°となることが実測されている。
【0011】 したがって、上記基準トラックによってヘッドジンバルに対する磁気ヘッド1 0の取り付け方向が決められている場合には、特に最外周トラックや最内周トラ ックに対して磁気ヘッド10が位置決めされたときに、上記の気流の方向と気流 溝132の方向とのなす角度が大きくなり、磁気ディスク表面に対する磁気ヘッ ドの浮上状態がかなり不安定になるという問題点があった。
【0012】 また、磁気ヘッドの浮上状態が不安定になることから、磁気ディスクが揺れて 磁気ディスク表面との間隔が不規則に変化して、記録再生される磁気信号の品質 が低下するほか、最悪の場合には磁気ヘッドが磁気ディスク表面に擦過して、磁 気ディスク表面が損耗してしまうという問題点があった。
【0013】 本考案は、上述の点に鑑みてなされたものであり、磁気ディスク表面上のトラ ック全般に対して従来よりも安定した状態で磁気ヘッドを浮上させて、記録再生 される磁気信号や磁気ディスクの品質を高水準に維持することのできるハードデ ィスク装置用の磁気ヘッドを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本考案では、磁気信号の入出力を行う磁気ギャッ プを有するコアヘッド部と、 回転する磁気ディスクの表面に生ずる気流から浮上力を得る空気ベアリング面 および前記浮上力による浮上状態を安定化させる気流溝を有しており、前記コア ヘッド部を保持して前記磁気ディスクの表面に浮上させるスライダ部とを具備し 、 所定位置を中心として回動され、磁気ディスク表面上で位置決めされるハード ディスク装置用の磁気ヘッドにおいて、 磁気ヘッド本体の長手方向に対して前記気流溝の方向が所定の角度をなすよう に構成した。
【0015】
【作用】 上記の構成によれば、磁気ヘッド本体の長手方向に対して気流溝の方向を所定 の角度だけ傾ける構成としたため、磁気ディスクの回転によって磁気ディスク表 面に発生する気流の方向と、気流溝の方向とのなす角度が、磁気ディスク表面上 のトラック全般にわたって小さくなる。
【0016】
【実施例】
図1は本考案になるハードディスク装置用の磁気ヘッドの一実施例を示す。同 図中、10aは磁気ヘッドを、11は磁性体からなる磁気コア部を、13aは磁 性体からなるスライダ部を、131aおよび132aはスライダ部13aに形成 された空気ベアリング面および気流溝を、それぞれ示す。
【0017】 図1において、本考案になる磁気ヘッド10aは、フェライトなどの磁性体か らなる磁気コア部11と、同じくフェライトなどの磁性体からなり、コアの一部 を構成するとともに磁気ヘッド10a本体を磁気記録媒体の表面から浮上させる ためのスライダ部13aに大別される。
【0018】 磁気コア部11とスライダ部13aは、従来と同様に非磁性ガラス部材を介し て接合され、これによって磁気ギャップ11aが形成される。そして、磁気コア 部11には被覆銅線が巻回されてコイル(図示なし)が形成されており、磁気ギ ャップ11aで入出力される磁気信号と対応する電気信号との相互変換を行って いる。
【0019】 スライダ部13aには空気ベアリング面131a,2組の気流溝132aおよ びセンタレール133aが形成されている。空気ベアリング面131aは、磁気 ディスクなどの磁気記録媒体の表面が磁気ヘッド10aに対して走行するときの 空気の流れを利用して、磁気ヘッド10aを磁気記録媒体の表面から浮上させる 。気流溝132aは前記による磁気ヘッド10aの浮上を安定化させる。センタ レール133aは、磁気ギャップ11aおよび2組の気流溝132aを形成させ る。
【0020】 本実施例においては、2組の気流溝132aは、その方向が磁気ヘッドの長手 方向に対して5°(または、± 5〜15°の範囲に含まれる所定の角度)の角度を なすように、すなわち、Z−Z線で示すスライダ縁部に対して85°(または、90 ± 5〜15°の範囲に含まれる所定の角度)の角度をなすように、スライダ部13 aの表面上に形成されている。
【0021】 そして、上記の磁気ヘッド10aは、ヘッドジンバル(図示なし)によって支 持されて、記録再生の対象である磁気ディスク(図示なし)の表面に対向させら れる。
【0022】 前述したように、ハードディスク装置においては、上記ヘッドジンバルはモー タに取り付けられたヘッドアームと一体として構成されており、このヘッドジン バルを回動させることによって位置制御して、磁気ディスク表面に対する磁気ヘ ッドの位置決めを行っている。
【0023】 このため、上記の構成とすることにより、最外周トラックにおける上記の気流 の方向と気流溝132の方向とのなす角度と、最内周トラックにおける同角度と の差は、ほぼ0°程度にまで縮小される。
【0024】 これによって、磁気ディスクの回転によって発生する気流の方向と、磁気ディ スクに対向する磁気ヘッド10aにおける気流溝132aの方向とのなす角度は 、磁気ディスク表面上のトラック全般にわたって小さくなる。
【0025】 したがって、本考案になる磁気ヘッド10aにより、磁気ディスク表面上のト ラック全般に対して従来よりも安定した状態で磁気ヘッドが浮上するようになり 、磁気ヘッドと磁気ディスク表面との間隔が一定となるため、磁気ディスク表面 の品質が低下するおそれをなくすとともに、記録再生される磁気信号の品質を向 上させることができる。
【0026】 なお、上述した実施例においては、気流溝132aの方向が磁気ヘッドの長手 方向に対して5°(または、± 5〜15°の範囲に含まれる所定の角度)の角度を なす構成としたが、適用対象とする磁気ディスクの大きさやヘッドジンバルの長 さなどに応じて、上記以外の値とした場合においても同様の効果を得ることがで きる。
【0027】 また、本考案は、モノリシックタイプの磁気ヘッド以外にも、コンポジットタ イプや薄膜タイプなど、空気ベアリング面と気流溝を有する磁気ヘッド全般に対 して、適用することができる。
【0028】
【考案の効果】
上述の如く本考案によれば、磁気ディスクの回転によって磁気ディスク表面に 発生する気流の方向と、気流溝の方向とのなす角度が、磁気ディスク表面上のト ラック全般にわたって小さくなるため、磁気ディスク表面上のトラック全般に対 して従来よりも安定した状態で磁気ヘッドを浮上させることができる。
【0029】 したがって、磁気ヘッドと磁気ディスク表面との間隔が一定となり、磁気ディ スク表面の品質が低下するおそれをなくすとともに、記録再生される磁気信号の 品質を従来より向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になるハードディスク装置用の磁気ヘッ
ドの一実施例を示す平面図である。
【図2】従来のハードディスク装置用の磁気ヘッドの一
例を示す斜視図である。
【図3】従来のハードディスク装置用の磁気ヘッドの一
例を示す平面図である。
【符号の説明】
10a 磁気ヘッド 11 磁気コア部 11a 磁気ギャップ 13a スライダ部 131a 空気ベアリング面 132a 気流溝 133a センタレール Z−Z線 スライダ縁部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気信号の入出力を行う磁気ギャップを
    有するコアヘッド部と、 回転する磁気ディスクの表面に生ずる気流から浮上力を
    得る空気ベアリング面および前記浮上力による浮上状態
    を安定化させる気流溝を有しており、前記コアヘッド部
    を保持して前記磁気ディスクの表面に浮上させるスライ
    ダ部とを具備し、 所定位置を中心として回動され、磁気ディスク表面上で
    位置決めされるハードディスク装置用の磁気ヘッドにお
    いて、 磁気ヘッド本体の長手方向に対して前記気流溝の方向が
    所定の角度をなすように構成したハードディスク装置用
    の磁気ヘッド。
JP8939492U 1992-12-28 1992-12-28 ハードディスク装置用の磁気ヘッド Pending JPH0658469U (ja)

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