JP2727433B2 - 地下構造物用枠座台の固定装置 - Google Patents

地下構造物用枠座台の固定装置

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JP2727433B2
JP2727433B2 JP7282441A JP28244195A JP2727433B2 JP 2727433 B2 JP2727433 B2 JP 2727433B2 JP 7282441 A JP7282441 A JP 7282441A JP 28244195 A JP28244195 A JP 28244195A JP 2727433 B2 JP2727433 B2 JP 2727433B2
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博高 長島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋体を受け支える
枠体と、枠体を支えるためその下に重ねて設置する座台
とを一体にして固定し、そのまま地下に埋設する地下構
造物用枠座台の固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆるマンホールなどの地下構造物に
おいて、鉄蓋を受け支える受け枠には、ずれ止めと称す
る突起片を数個一体鋳造し、それを支えるコンクリート
のマンホール上にセットしたときに、そのマンホールの
孔縁の内周壁に前記の突起片が係止して横ずれに対抗す
るようにしていた。
【0003】ところが近年、前記の地下構造物を汚水桝
等の保護のために使用するようになったが、そのものに
ついて、受け枠がコンクリート製の座台ごとずれ動くと
いう問題が指摘されるようになった。座台は、図1に示
すように埋め戻し土砂Sの上に補充土砂Tを締め固めさ
らに砕石類Uを埋設した地盤上に設置される。受け枠及
び座台がずれ動くと、汚水桝等との位置関係が若干変化
したり、受け枠の周囲に隙き間を生じたりする。
【0004】汚水桝には、比較的小口径の塩ビ管等を接
続する、合成樹脂製のものがあり、これは強度が弱いた
め、地表面近く特に道路の地下に設置された場合には車
両の通行によって破損のおそれがあり、従ってこれを前
記の地下構造物により保護する必要が生じるのである。
この地下構造物は、汚水桝の外側を覆って保護するもの
で、桝と接触してはならず、しかもどの方向においても
枡とほぼ均等の間隔を保っている必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の実情に
着目してなされたもので、その課題はマンホール受け枠
のような地下構造物の埋設部分が外力によってずれ動か
ないように安定した状態を保つことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解するため
本発明は、地下構造物を構成する枠体11と、その座台
12にそれらを上下方向に貫通する貫通孔13、14を
形成し、枠体11に掛け止める掛止頭部15を上端に有
する固定部材16を前記貫通孔13、14を通して座台
12の設置地盤に打ち込むようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の対象は地下構造物であ
り、具体的には大小のマンホール或いはより小型のハン
ドホール等である。それらは鉄蓋と通称されるダクタイ
ル鋳鉄製の蓋体10とそれを受け支える枠体(通称受け
枠)11とを1組とする。枠体11は、記述のように、
埋め戻し土砂Sの上に補充土砂Tを充填して締め固め、
さらに砕石類Uを敷設した設置地盤V上に設置する(図
1)。実施例における本発明の地下構造物は、汚水枡の
ような桝Xの保護のために用いられる。桝Xは合成樹脂
製であり、前記の設置地盤Vに、点検蓋Yの開閉が可能
なように埋設される。地下構造物は、その枠体11とそ
れを支えるため枠体11の下に重ねて設置する座台12
とを有し、これらにより桝Xの外側をほぼ均等な間隔を
保って囲む。即ち、枠体11及び座台12は桝Xから独
立した状態を保って、設置地盤Vに沈下のないように据
え付けられる。
【0008】枠体11は蓋体10によって閉じられる開
口を有する円筒状の部分18と、その部分の外周に突出
したフランジ状の部分19とからなり、フランジ状の部
分19の下面が座台12の上に載置される。座台12
は、枠体11と同様のドーナツ型の平面形と、所要の厚
さ(高さ)を有し、その上面で枠体11のフランジ状の
部分19を支える。実施例の座台12は枠体11を支え
る座面17を凹状に形成しており、コンクリート製であ
る。座台12は、レジンコンクリート、再生プラスチッ
ク等を材料として製造されるものもある。
【0009】以上のような枠体11とその座台12に、
それらを上下方向に貫通する貫通孔13、14を夫々形
成する。枠体11には、それをコンクリートブロックへ
ボルト止めするためにボルトを通す孔がフランジ状の部
分19に従来から数箇所形成されているので、ボルト通
し孔がある場合にはそれを本発明における貫通孔13と
して使用することができる。
【0010】貫通孔13は枠体11を上下に貫通し、貫
通孔14は座台12を上下に貫通しているが、両貫通孔
13、14は上下に重ね得るように位置及び個数を決め
る。図2に示す実施例1では、枠体11のフランジ状の
部分19に等間隔で6箇所の貫通孔13を形成し、座台
12には凹状の座面17に前記と同じ間隔で同数、或い
は倍の間隔で半数の貫通孔14を形成している。故に3
本の固定部材16であれば120度間隔で打ち込むこと
ができる(図2(a)参照)。
【0011】固定部材16は、枠体11に掛け止められ
る掛止頭部15を上端に有し、貫通孔13、14を通し
て設置地盤Vに打ち込むアンカーの一種である。故に固
定部材16は枠体11及び座台12を設置地盤Vに繋ぎ
止め、それらの横ずれを止めることができる強度及び長
さを有する必要がある。図2に示す実施例1の固定部材
16は、ほぼ逆U字状の掛止頭部15を直軸状の部材上
部に形成している。以上の実施例1では、枠体11と座
台12は固定部材16によって初めて一体に固定され
る。
【0012】図3、図4に示す実施例2は、枠体11と
座台12とを結合手段20により予め一体化しておい
て、それを固定部材16によって設置地盤Vに繋着する
例である。この場合固定部材16を通す貫通孔13、1
4は結合手段20の結合軸21を通す孔としても使用さ
れる。例示の結合手段20はボルトのような結合軸21
と、ナットのような締め付け具22とから成る。
【0013】このような実施例2では、例えば前記6箇
所の貫通孔13、14に固定部材16と結合軸21とを
交互に配置して、座台12を固定することができる。実
施例2によれば、枠体11と座台12が強固に結合さ
れ、一体化構造となるのでそれらの間で相対的な動きが
生じないため、固定効果が増大する。
【0014】図5、図6、図7は固定部材16の枠体1
1に対するずれを防止する例である。図5に示す実施例
3は、貫通孔13の近くの枠体フランジ状部分19の隅
に2個の突部31、31を形成し、その間に掛止頭部1
5が嵌まり込む凹部32を設け、ずれ止め手段30とし
たものである。掛止頭部15′はほぼL字型に変形し、
凹部32との嵌合量を増している。
【0015】図6に示す実施例4は、ずれ止め手段30
として、貫通孔13の近くのフランジ状部分19に掛止
頭部15の先端35が係合可能な孔33を形成した例で
ある。また図7に示す実施例5はフランジ状部分19の
貫通孔13を通る上面に凹溝34を形成し、掛止頭部1
5に凹溝34に係合可能な横向き部36を形成した例で
ある。
【0016】本発明に係る地下構造物用枠座台の固定装
置は、枠体11を座台12とともに固定部材16を用い
て装置地盤Vに繋ぎ止めて固定し、そのままアスファル
ト合材その他の仕上層Zによって地下に埋設されるもの
である(図1)。しかし、事後、道路舗装の改修や地盤
沈下などにより、仕上層Zの表面と鉄蓋10上面との間
に格差が生じる場合があり、その場合には嵩上げ等のた
めに枠体11と座台12を一旦撤去する必要がある。
【0017】そのようなケースを想定して本発明では、
固定部材16をを抜き易くする対策を既に講じている。
図8は、固定部材16を抜き取る場合にてこ部材38を
使用することができることを、前出のすべての掛止頭部
15、15′とともに示している。同図(d)は閉じた
掛止頭部15″を有する例を示す。故に掛止頭部15、
15′15″にてこ部材38を通し、先端を支点、基端
を力点として固定部材16を容易に抜き取ることができ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され、かつ作用
するものであるから、枠体11とそれを支える座台12
とはそれらを貫通して設置地盤に打ち込まれる固定部材
16によって強固に繋着された上で地下に埋設されるの
で、枠体11がそれに施される蓋体に働く外力によって
ずれ動くことがなくなり、長年月にわたって安定した状
体を保つことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る枠座台の固定装置を実施した地下
構造物の例を示す断面図。
【図2】(a)本発明に係る装置の実施例1を示す平面
図。 (b)本発明に係る装置の実施例1を示す断面図。
【図3】同じく実施例2を示す平面図。
【図4】同じく実施例2を示す断面図。
【図5】(a)同じく実施例3を示す側面図。 (b)同じく実施例3を示す断面図。
【図6】同じく実施例4を示す断面図。
【図7】(a)同じく実施例5を示す側面図。 (b)同じく実施例5を示す断面図。
【図8】(a)固定部材の使用状態の1例を示す説明
図。 (b)固定部材の使用状態の2例を示す説明図。 (c)固定部材の使用状態の3例を示す説明図。 (d)固定部材の使用状態の4例を示す説明図。
【図9】同じく使用状態を示す斜視図。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体を受け支える枠体と、枠体を支える
    ためその下に重ねて設置する座台とを一体にして固定
    し、そのまま地下に埋設する装置であって、枠体11
    と、その座台12にそれらを上下方向に貫通する貫通孔
    13、14を形成し、枠体11に掛け止める掛止頭部1
    5を上端に有する固定部材16を前記貫通孔13、14
    を通して座台12の設置地盤に打ち込むようにしたこと
    を特徴とする地下構造物用枠座台の固定装置。
  2. 【請求項2】 枠体11と座台12とをボルトのような
    結合軸21と、ナットのような締め付け具22とから成
    結合手段20によって一体化したことを特徴とする請
    求項第1項記載の地下構造物用枠座台の固定装置。
  3. 【請求項3】 固定部材16は、回転によるずれ防止の
    ために枠体11とずれ止め手段30によって結合して
    り、ずれ止め手段30は固定部材16の掛止頭部15
    と、同頭部15が係合可能なようにフランジ状部分19
    に設けた凹部32、孔33または凹溝34から成ること
    を特徴とする請求項第1項記載の地下構造物用枠座台の
    固定装置。
  4. 【請求項4】 固定部材16は、それを設置地盤に打ち
    込まれた状態から引き抜くためにてこ部材38を通す掛
    止頭部15、15′を有し、てこ部材38の先端を支
    点、基端を力点として固定部材16を抜き取り可能な構
    成を有する請求項第1項記載の地下構造物用枠座台の固
    定装置。
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