JP2727238B2 - トレッドカッター装置に於ける切断長さ制御方法 - Google Patents

トレッドカッター装置に於ける切断長さ制御方法

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JP2727238B2 JP1210707A JP21070789A JP2727238B2 JP 2727238 B2 JP2727238 B2 JP 2727238B2 JP 1210707 A JP1210707 A JP 1210707A JP 21070789 A JP21070789 A JP 21070789A JP 2727238 B2 JP2727238 B2 JP 2727238B2
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昭一 佐竹
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Yokohama Rubber Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、トレッドカッター装置に於ける切断長さ
制御方法に係わり、更に詳しくは押出されて来るトレッ
ドを、温度,湿度及びコンパウンド等によるシュリンク
の状態により変動する諸条件を考慮して常に均一の長さ
に切断制御するトレッドカッター装置に於ける切断長さ
制御方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、押出機から押し出された未加硫状態のトレッド
は、搬送途中において冷却手段により冷却され、トレッ
ドカッタ装置により所定の長さに切断されて、次工程の
トレッド取上げ装置に搬送されるようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、トレッドはコンベヤーラインの冷却量や搬
送コンベヤー間の速度変動等により、トレッドカッタ装
置で所定の長さに切断後、トレッド使用工程までの間に
シュリンク量(収縮量)が変動したり、またコンパウン
ドや気温,湿度等の変化によりロット間でシュリンク量
の平均値が変化して行くため、トレッドカッタ装置によ
る切断長さの設定が難しかった。
このため、従来ではトレッド取上げ装置の位置におい
て、トレッドの長さを長さ測定装置で測定し、作業員が
細かく切断長さの設定の変更を行っていた。
然しながら、長さ測定装置にレベル変化を確認できる
データが溜まるまでは、長さの設定値を変更することが
できず、また修正の仕方によってはトレッドの長さ不良
が多発すると言う問題があった。更に、季節の変化にお
ける温度,湿度の変化やコンパウンドの変化に追従でき
ず、切断長さの設定も精度良く行うことは難しいと言う
問題があった。
〔発明の目的〕
この発明は、かかる従来の課題に着目して案出された
もので、トレッドカッタ装置にトレッドの押出の諸条件
や、温度,湿度の変化やコンパウンドによるシュリンク
状態の変動に追従させて自動的にロット内やロット間の
長さの設定を決定して行くことにより、ロット内のトレ
ッド長さのバラツキを減少させると共に、ロット間の変
動の長さのバラツキを減少させることで、取り上げるト
レッドの製品精度を高めることが出来るトレッドカッタ
ー装置に於ける切断長さ制御方法を提供することを目的
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記目的を達成するため、トレッドの長さ
測定装置と、トレッドカッタ装置との間に、トレッドの
切断後の実測値と、前記予め設定した長さ設定値とを比
較演算し、この比較した偏差をトレッドカッタ装置の設
定値にフィードバックさせると共に、トレッドカッタ装
置に初期に設定された長さ設定値に、複数本のトレッド
の実測平均値あるいは収斂時の設定値を加算演算し、ト
レッドカッタ装置における切断長さの次回の初期設定値
とするように制御する制御装置を設置したことを要旨と
するものである。
〔発明の作用〕
この発明は上記のように構成され、前回押出されたト
レッドのロットの切断データをトレッドカッタ装置及び
制御装置に設定しておき、押出機から押出されたトレッ
ドを冷却した後、このトレッドを予め切断長さの設定さ
れたトレッドカッタ装置により所定の長さに切断し、こ
の切断されたトレッドをトレッド取上げ装置の前工程ま
で搬送し、この搬送工程中に収縮しているトレッドの実
測値を長さ測定装置により測定すると共に、その実測値
を制御装置に出力し、この制御装置で、前記予め制御装
置に設定した長さ設定値とトレッドの実測値とを比較演
算し、この比較した偏差をトレッドカッタ装置の設定値
にフィードバックさせて修正することによりトレッドカ
ットの長さを修正するように制御することを特徴として
いる。
また、この発明は、前回押出されたトレッドのロット
の切断データをトレッドカッタ装置及び制御装置に設定
しておき、押出機から押出されたトレッドを冷却した
後、このトレッドを予め切断長さの設定されたトレッド
カッタ装置により所定の長さに切断し、この切断された
トレッドをトレッド取上げ装置の前工程まで搬送し、こ
の搬送工程中に収縮しているトレッドの実測値を長さ測
定装置により測定すると共に、その実測値を制御装置に
出力し、この制御装置で、前記予め制御装置に設定した
長さ設定値とトレッドの実測値とを比較演算し、この比
較した偏差をトレッドカッタ装置の設定値にフィードバ
ックさせて修正させると共に、トレッドカッタ装置に初
期に設定された長さ設定値に、複数本のトレッドの実測
平均値あるいは収斂時の設定値を加算演算し、トレッド
カッタ装置における切断長さの次回の初期設定値とする
ように制御することを特徴としている。
〔発明の実施例〕
以下、添付図面に基づき、この発明の実施例を説明す
る。
第1図は、この発明を実施したトレッド押出ラインの
概略構成図を示し、1はトレッド押出機、2はトレッド
の搬送ローラコンベヤーであって、この搬送ローラコン
ベヤー2には、複数の搬送コンベヤー3が接続され、こ
の搬送コンベヤー3では、搬送するトレッドを冷却する
ための図示しない冷却手段が備えられている。
前記搬送コンベヤー3の先端側に接続されたコンベヤー
4には、予め図示しないデータベースで切断長さが設定
されたトレッドカッタ装置5が設置されている。
前記トレッドカッタ装置5の後方には、所定の長さに
切断されたトレッドを選別計量する選別計量機6が設置
され、更に選別計量機6と連結する整列コンベヤー7の
搬出側には、前記所定の長さに切断されたトレッドを測
定する長さ測定装置8が設置されている。
また9は、トレッドの取上げ装置を示し、前記長さ測
定装置8で測定したトレッドを取上げて次工程に搬送さ
せるものである。
前記、長さ測定装置8とトレッドカッタ装置5との間
には、長さ測定装置8で測定した実測値と、前記予めト
レッドカッタ装置5に設定された長さ設定値とを比較演
算し、この比較した偏差をトレッドカッタ装置5の設定
値にフィードバックさせて修正する制御装置10が設けら
れている。
またこの制御装置10は、トレッド長さの修正値及びト
レッドカッタ装置5に初期に設定された長さ設定値に、
複数本のトレッドの実測平均値あるいは収斂時の設定値
を加算演算し、トレッドカッタ装置5における切断長さ
の次回の初期設定値とするように制御するものである。
次に、トレッドカッタ装置5に於ける切断長さの制御
方法を、第2図のフローチャートを参照しながら説明す
る。
まず、1ロットのトレッド切断方法について説明する
と、図示しないデータベースから、予め設定されている
今回のロットの切断データ(切断長さ)を取出す(ステ
ップ)。
次に、トレッドカッタ装置5に上記のデータを設定
し、搬送されて来たトレッドを所定の長さに切断する
(ステップ)。
そして、切断された所定長さのトレッドを、長さ測定
装置8で測定し、この測定した実測値を制御装置10に出
力する(ステップ)。
制御装置10では、1ロットn本毎に予め設定された設定
値と、上記測定した実測値とを比較して積算の偏差を演
算し、新しい切断データを求める(ステップ)。そし
て、n本毎の設定切断長さを制御装置10の記憶装置(メ
モリ)に蓄積し(ステップ)、1ロット終了(ステッ
プ)まで、前回切断データに偏差分を加えた新切断デ
ータ(ステップ)を順次トレッドカッタ装置5に出力
して切断長さを修正しながさ切断作業を繰返し行う。
トレッドの1ロットが終了したら、今回切断したロッ
トの設定値の平均値(または収斂値)を制御装置10で計
算する(ステップ)。
即ち、計算式としては、(今回の平均設定値+前回の
設定値)/2で求める。
次に、ロット切断データを求め(ステップ)これを
図示しないデータベースに登録する(ステップ)。
以上のように、この発明では、押出機1から押出され
たトレッドを冷却し、このトレッドを、予め切断長さの
設定されたトレッドカッタ装置5により所定の長さに切
断し、この切断されたトレッドの長さを、トレッド取上
げ装置9の前工程で長さ測定装置10により再度測定す
る。そして、この測定した実測値と、前記予め設定した
長さ設定値とを制御装置10で比較演算し、この比較した
偏差をトレッドカッタ装置5の設定値にフィードバック
させて修正すと共に、トレッドカッタ装置5の初期に設
定された長さ設定値に、複数本のトレッドの実測平均値
あるいは収斂時の設定値を加算演算し、トレッドカッタ
装置5における切断長さの次回の初期設定値とするよう
に制御することにより、トレッドのロット内のトレッド
長さのバラツキが減少し、またロッド間の変動によるト
レットの長さのバラツキが減少するものである。
〔発明の効果〕
この発明は、上記のような構成であって、トレッドカ
ッタ装置にトレッドの押出の諸条件や、温度,湿度の変
化やコンパウンド等によるシュリンク状態の変動に追従
させて自動的にロット内やロット間の長さの設定を決定
して行くことにより、ロット内のトレッド長さのバラツ
キを減少させると共に、ロット間の変動の長さのバラツ
キを減少させることで、取り上げるトレッドの製品精度
を高めることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を実施したトレッド押出ラインの概
略構成図、第2図はトレッドカッタ装置に於ける切断長
さの制御方法のフローチャートである。 1……トレッド押出機、5……トレッドカッタ装置、8
……長さ測定装置、9……トレッドの取上げ装置、10…
…制御装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前回押出されたトレッドのロットの切断デ
    ータをトレッドカッタ装置及び制御装置に設定してお
    き、押出機から押出されたトレッドを冷却した後、この
    トレッドを予め切断長さの設定されたトレッドカッタ装
    置により所定の長さに切断し、この切断されたトレッド
    をトレッド取上げ装置の前工程まで搬送し、この搬送工
    程中に収縮しているトレッドの実測値を長さ測定装置に
    より測定すると共に、その実測値を制御装置に出力し、
    この制御装置で、前記予め制御装置に設定した長さ設定
    値とトレッドの実測値とを比較演算し、この比較した偏
    差をトレッドカッタ装置の設定値にフィードバックさせ
    て修正することによりトレッドカットの長さを修正する
    ように制御するトレッドカッター装置に於ける切断長さ
    制御方法。
  2. 【請求項2】前回押出されたトレッドのロットの切断デ
    ータをトレッドカッタ装置及び制御装置に設定してお
    き、押出機から押出されたトレッドを冷却した後、この
    トレッドを予め切断長さの設定されたトレッドカッタ装
    置により所定の長さに切断し、この切断されたトレッド
    をトレッド取上げ装置の前工程まで搬送し、この搬送工
    程中に収縮しているトレッドの実測値を長さ測定装置に
    より測定すると共に、その実測値を制御装置に出力し、
    この制御装置で、前記予め制御装置に設定した長さ設定
    値とトレッドの実測値とを比較演算し、この比較した偏
    差をトレッドカッタ装置の設定値にフィードバックさせ
    て修正させると共に、トレッドカッタ装置に初期に設定
    された長さ設定値に、複数本のトレッドの実測平均値あ
    るいは収斂時の設定値を加算演算し、トレッドカッタ装
    置における切断長さの次回の初期設定値とするように制
    御することを特徴とするトレッドカッター装置に於ける
    切断長さ制御方法。
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