JP2725956B2 - 焼却炉における燃焼床部の冷却構造 - Google Patents

焼却炉における燃焼床部の冷却構造

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JP2725956B2
JP2725956B2 JP22447092A JP22447092A JP2725956B2 JP 2725956 B2 JP2725956 B2 JP 2725956B2 JP 22447092 A JP22447092 A JP 22447092A JP 22447092 A JP22447092 A JP 22447092A JP 2725956 B2 JP2725956 B2 JP 2725956B2
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incinerator
air
water
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正春 寺島
隆庸 内田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼却炉における燃焼床
部の冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、焼却炉における燃焼床部の内、火
格子間の段差部に配置されている段部壁体は空気により
冷却されている。
【0003】すなわち、図3に示すように、火格子51
間の段差部に配置された段部壁体52は、所定厚さのレ
ンガ壁53により構成されるとともに、このレンガ壁5
3の背面部には空気通路54が形成されており、そして
この空気通路54内に、冷却用空気が送風機により供給
されていた。なお、空気通路54内を通過して加熱され
た空気は大気に放出されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の空
気冷却の構造によると、段部壁体52のレンガ壁53の
背面部に設けられた空気通路54に圧力を有する空気を
流すようにしているが、このレンガ壁53の取付部の構
造として、すなわちレンガ壁53の熱変形を吸収する構
造とされており、このためその吸収部にはパッキンが装
着されているが、その吸収部からの空気漏れを完全に無
くすことはできず、したがって燃焼空気のバランスを阻
害する要因になるという問題があった。
【0005】また、冷却用空気を圧送するための、送風
機、ダクト、ダンパなどが必要になるという問題もあっ
た。そこで、本発明は上記問題を解消し得る焼却炉にお
ける燃焼床部の冷却構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の焼却炉における燃焼床部の冷却構造は、焼
却炉の燃焼床部における段差部の冷却構造であって、火
格子の両側面に水管を配置するとともに、段差部に配置
された段部壁体のレンガ壁の背面部に、上記各水管から
レンガ壁のほぼ半分に対応してU字状に冷却用枝管を分
岐させたものである。
【0007】
【作用】上記の構成によると、段部壁体のレンガ壁は、
水管を経て冷却用分岐管に導かれた冷却水により確実に
冷却される。
【0008】したがって、空気冷却の場合と異なり、空
気漏れの心配がないので、燃焼空気のバランスを阻害す
ることがなく、また水管への冷却水の供給は、ボイラに
おける水管に供給される水を利用することができるの
で、空気冷却の場合において必要となる送風機、ダク
ト、ダンパなどを不要にすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
基づき説明する。図1および図2において、1は焼却炉
の燃焼床部における火格子(図示せず)間の段差部に配
置される段部壁体で、支持枠2と、この支持枠2の前面
部に支持されるレンガ壁3と、支持枠2の両側部に配置
された水管4と、上記レンガ壁3の背面部に配置される
とともに各水管4からレンガ壁3のほぼ半分に対応して
U字状に、例えば三重(勿論、三重に限定されるもので
はない)に分岐接続された冷却用分岐管(旗形管ともい
う)5とから構成されている。
【0010】なお、上記各冷却用分岐管5の一端部は水
管4の下部に接続されるとともに、その中間部は水平方
向にレンガ壁3の中央付近まで延設され、その他端部は
冷却用分岐管5の上部に接続された構成とされており、
また上記各水管4に送られる冷却水は例えばボイラの水
管からの水が供給されるようにしている。
【0011】また、上記各水管4から分岐接続された各
冷却用分岐管5に冷却水が確実に流れるように、各水管
4途中にはオリフィス6が設けられている。7は管寄で
ある。
【0012】さらに、上記冷却用分岐管5にはスリット
付きのフィン11が取り付けられており、また冷却用分
岐管5の背面部すなわち支持枠2の前面部に、燃焼炉内
部と外部とのシール性を確保するために、スキンプレー
ト12が貼り付けられている。
【0013】上記レンガ壁3は支持枠2側に支持されて
いると説明したが、具体的には、冷却用分岐管5のフィ
ン11に直接ボルトなどを介して支持されている。した
がって、上記構成において、段部壁体1のレンガ壁3
は、管寄7および水管4を経て、各冷却用分岐管5に導
かれた冷却水により、確実に冷却される。
【0014】なお、上記レンガ壁5には高熱伝導率のレ
ンガ(SiC−85)が使用されており、レンガ壁3の
背面部に配置された冷却用分岐管5により均一に冷却さ
れる。
【0015】したがって、レンガ壁3が均一に冷却され
るため、従来例で説明したように、レンガ壁の背面部に
設けられた空気通路内に冷却空気を流す場合に生じる流
れの不均一により、レンガ壁の温度が局所的に高温とな
り、クリンカーが付着するのを防止することができる。
【0016】このように、段部壁体1のレンガ壁3を冷
却水により、冷却するようにしたので、従来のように、
空気冷却の場合と異なり、空気漏れの心配がなく、また
両側に配置された水管からU字状に冷却用枝管5を分岐
して設けたので、レンガ壁3をほぼ均一に冷却すること
ができ、したがってレンガ壁3の温度が局所的に上昇す
るのを阻止して、クリンカーの付着を防止することがで
きる。
【0017】さらに、上記水管への冷却水の供給は、ボ
イラにおける水管に供給される水を利用することによ
り、従来のように、冷却空気を供給するための送風機、
ダクト、ダンパなどを不要にすることができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、段
部壁体のレンガ壁を冷却水により、冷却するようにした
ので、従来のように空気冷却の場合と異なり、空気漏れ
の心配がなく、したがって燃焼空気のバランスを阻害す
ることがない。
【0019】また、水管への冷却水の供給は、ボイラに
おける水管に供給される水を利用することができ、した
がって、従来のように冷却空気を供給するための送風
機、ダクト、ダンパなどを不要にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における段部壁体の断面図で
ある。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】従来例における燃焼床部の要部断面図である。
【符号の説明】
1 段部壁体 2 支持枠 3 レンガ壁 4 水管 5 冷却用分岐管 6 オリフィス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼却炉の燃焼床部における段差部の冷却構
    造であって、火格子の両側面に水管を配置するととも
    に、段差部に配置された段部壁体のレンガ壁の背面部
    に、上記各水管からレンガ壁のほぼ半分に対応してU字
    状に冷却用枝管を分岐させたことを特徴とする焼却炉に
    おける燃焼床部の冷却構造。
JP22447092A 1992-08-25 1992-08-25 焼却炉における燃焼床部の冷却構造 Expired - Lifetime JP2725956B2 (ja)

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