JP2725844B2 - 筆記板および画像付筆記板 - Google Patents

筆記板および画像付筆記板

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JP2725844B2
JP2725844B2 JP1162540A JP16254089A JP2725844B2 JP 2725844 B2 JP2725844 B2 JP 2725844B2 JP 1162540 A JP1162540 A JP 1162540A JP 16254089 A JP16254089 A JP 16254089A JP 2725844 B2 JP2725844 B2 JP 2725844B2
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章 羽田
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、例えばフェルトペンなどで筆記可能な筆記
板および画像が記録された画像付筆記板に関するもので
ある。
【従来の技術】
看板、スコアボード、料金表、教育器具や伝言板など
には黒板が広く使用されてきたが、近年ではチョークの
替わりに水性や油性のフェルトペンで書き、チョークと
同様に抜き取って消すことが出来る筆記板が普及してい
る。 第3図および第4図に筆記板の断面図を示す。これら
の筆記板は乳白色のプラスチックシート2を基材とし、
その片面に筆記層3を設けたものである。筆記層3は、
例えば含フッ素系樹脂のような筆記性および消去性が優
れた樹脂層を、基材2上にコーティングもしくはラミネ
ート等の手段によって設けたものである。これらの筆記
板は、いわゆるホワイトボードと呼ばれるもので、用途
に応じて罫線や文字、絵柄などの画像4が印刷されてい
る。 第3図に示す筆記板は、画像4をプラスチック基材2
の表面に印刷したものである。画像4は例えばスクリー
ン印刷やグラビア印刷等の手段によって記録される。画
像4は用途によって様々なために小ロットの生産が要求
されるが、この筆記板では筆記層3を塗設する前に画像
4を印刷する必要があるため、小ロットの生産に適して
いない。 これに対し第4図の筆記板は、画像4を筆記層3の表
面に設けてあるため、小ロットの生産に適している。し
かし、筆記層3は印刷インキの密着が悪く、インキはエ
ポキシ系の二液型インキやウレタン系の二液型スクリー
ンインキなどの特殊なものに限られてしまう。また、印
刷された画像4は、筆記層3の表面に盛り上がっている
ために、剥れ易い他、画像4が印刷された部分には筆記
しにくい。さらに、筆記層3の表面に書いた文字を消去
した場合、画像4を形成するインク成分中の顔料や樹脂
が筆記インク中の着色成分によって汚染されてシミとな
って残ったり、筆記インキの消しカスが画像4の周囲に
付着して奇麗に拭き取れないという問題がある。 また、地色が黒色や緑色である従来の黒板を模したカ
ラーボードが求められているが、基材として乳白色のプ
ラスチックフィルムを使用した場合は、白色のいわゆる
ホワイトボードしか得られない。さらに最近では単純な
罫線や文字だけでなく、写真画のような緻密な画像4が
付いた筆記板も求められている。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記の課題を解決するためなされたもので、
画像を印刷する際のインキや印刷方法が自由に選択出
来、緻密な画像が印刷可能で、白色のみならず黒色や緑
色などの任意な地色をもった筆記板、および、小ロット
生産に適し、消去性に優れた画像付筆記板を提供するこ
とを目的とする。
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するためになされた本発明の筆記板
および画像付筆記板を実施例に対応する第2図により説
明する。 本発明の筆記板は、第2図に示すように透明なプラス
チック基材2の一面に透明な筆記層3、もう一方の面に
透明な画像定着層5が設けてある。画像定着層5は、ゴ
ム系樹脂、スチレン系樹脂、または変性アルキッド樹脂
を主成分とする組成物からなる。画像定着層5の表面に
は画像4が記録されている。 画像定着層5を構成するゴム系樹脂は、スチレン−ブ
タジエン共重合体、アクリルニトリル−ブタジエン共重
合体、メタクリル酸エステル−ブタジエン共重合体、ア
クリルニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体、メタ
クリル酸エステル−スチレン−ブタジエン共重合体、カ
ルボキシル化スチレン−ブタジエン共重合体、およびそ
れらの置換誘導体から選ばれる少なくとも1種類の樹脂
である。 同じくスチレン系樹脂は、スチレン化アルキッド樹
脂、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン
−メタクリル酸エステル共重合体、およびそれらの置換
誘導体から選ばれる少なくとも1種類の樹脂である。 同じく変性アルキッド樹脂は、スチレン化アルキッド
樹脂、フェノール変性アルキッド樹脂から選ばれる少な
くとも1種類の樹脂である。 プラスチック基材2は、例えばポリエチレンテレフタ
レート、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレ
フィン、ポリカーボネート、トリアセテート、塩化ビニ
ル、メチルメタクリレートをはじめとする各種のアクリ
ルまたはセロファンを材質とする透明なフィルムやシー
トが使用出来る。中でもポリエチレンテレフタレートや
塩化ビニル、ポリプロピレンまたはトリアセテートが好
ましい材質である。プラスチック基材は下引き処理によ
り画像定着層5との密着性を向上させたものを使用して
も良い。 筆記層3は、表面がフェルトペン等による筆記に供さ
れる透明な樹脂層である。例えば活性エネルギー線硬化
性樹脂組成物や含フッ素系樹脂の硬化皮膜が使用出来
る。活性エネルギー線硬化性樹脂は、β線、γ線、電子
線や紫外線の照射により硬化する樹脂で、例えばオルガ
ノポリシロキサン、ポリエステルアクリレート、アクリ
ルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアク
リレート系の樹脂が使用出来る。中でも活性エネルギー
線硬化性オルガノポリシロキサン組成物が好適である。 画像4は、例えば罫線、文字、記号、図形、絵柄、写
真およびベタ印刷などで、その形状、配置、色彩、それ
らの組み合わせは任意である。特に第2発明の筆記板の
画像4には、例えば酸化重合型のオイルインキをはじ
め、ソルベントインキ、水性インキ、紫外線硬化型イン
キおよび電子線硬化型インキのようなあらゆるインキが
使用可能である。画像4は、オフセット印刷、グラビア
印刷、フレキソグラビア印刷、スクリーン印刷、凸版印
刷などの種々の方法で印刷出来る。 画像定着層5は、例えば特開昭62-236786号公報、特
開昭62-248639号公報、特開昭62-264948号公報、特開昭
63-178074号公報に開示されたシートにおいてインキ定
着層として用いた組成物を使用する。例えば、スチレン
−ブタジエン共重合体、アクリルニトリル−ブタジエン
共重合体、メタクリル酸エステル−ブタジエン共重合
体、アクリルニトリル−スチレン−ブタジエン共重合
体、メタクリル酸エステル−スチレン−ブタジエン共重
合体およびそれらの置換誘導体のようなゴム系樹脂や、
スチレン化アルキッド樹脂、スチレン−アクリル酸エス
テル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合
体およびそれらの置換誘導体のようなスチレン系樹脂を
主成分とする組成物、カルボキシル化スチレン−ブタジ
エン共重合樹脂やスチレン化アルキッド樹脂、フェノー
ル変性アルキッド樹脂のような変性アルキッド樹脂を主
成分とする組成物が使用可能である。
【作用】
本発明の筆記板は、筆記層3側に筆記および消去が可
能である。画像定着層5に対する印刷インキの濡れ性、
吸収性および乾燥硬化性が良いから、オフセットによる
緻密な印刷が可能である。本発明の画像付筆記板は、筆
記層3、プラスチック基材2および画像定着層5を通し
て印刷された画像4が見える。画像4はプラスチック基
材2の裏面に印刷してあるため、筆記層3全面に渡って
筆記可能であるとともに、その筆記を綺麗に消去するこ
とが出来る。また、画像4が剥れることはない。画像4
として画像定着層5の全体または一部に特定色のインキ
をベタ塗りすれば、任意な色の筆記板が得られる。
【実施例】
以下、本発明の筆記板および画像付筆記板の実施例を
説明する。 第1図は筆記板の製造途中の断面図である。この筆記
板はプラスチック基材2の片面に筆記層3、もう一方の
面に画像定着層5を設けたものである。 プラスチック基材2は、厚さ125μmの透明なポリエ
チレンテレフタレートフィルム(英国ICI社製、Melinex
505)を使用する。 筆記層3は、電子線硬化性オルガノポリシロキサン組
成物(信越化学工業(株)製、X-62)をリバースロール
コーターで15μmの厚さに塗布し、酸素含有量200ppmの
窒素ガス雰囲気下、照射電圧150KV、吸収線量5メガラ
ドで電子線照射を行なって硬化させたものである。 画像定着層5は、スチレン−メタクリル酸メチル−共
重合ラテックス(固形分30重量%)をリバースロールコ
ーターを用いて塗布し、120℃の乾燥炉で1分間乾燥し
て製膜した厚さ7μmの層である。この画像定着層5の
表面に種々の記録手段を用いて絵画、写真、文字等の画
像を記録する。 第2図は画像付筆記板の一実施例の断面図である。こ
の画像付筆記板は、上記で作成した筆記板の画像定着層
5に画像4をオフセット印刷したものである。画像4は
最後に印刷するため、小ロットの製造にも適している。 この筆記板を筆記層3側から見ると、筆記層3、ポリ
エチレンテレフタレートフィルム2および画像定着層5
を通してオフセット印刷された画像4が見える。筆記層
3の表面に、市販のホワイトボード用フェルトペン(ぺ
んてる(株)製、ホワイトボードマーカー)を用いて文
字を書いたところ、筆記層3の全面に筆記可能であっ
た。一週間後にフェルトでその文字を抜いたところ、容
易かつ奇麗に抜き取ることが出来た。 上記の実施例の画像付筆記板は、画像4の余白が透明
な状態でも筆記板として使用出来るが、その上に更に白
色インキをベタに印刷すれば、一般のホワイトボードと
して使用可能である。画像4として画像定着層5の全体
または一部に特定色のインキをベタ塗りすれば、任意な
地色の筆記板が得られる。例えば緑色のインクをベタ印
刷すればグリーンボードとして使用出来る。カラーイン
キを用いて色分けしても良い。また、例えば地色と共に
文字、罫線や絵柄が必要な場合には、先に文字や罫線を
印刷し、その画像に重ねて任意な色のインクをベタ印刷
すれば良い。 なお、画像4が一部に記録された画像付筆記板は、単
独で筆記板として用いても、任意な色の基板と重ね合わ
せて使用しても良い。
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の筆記板は、筆記
面の裏面に種々の記録手段を用いて画像を記録すること
が出来る。特にオフセット印刷を用いれば、従来にない
緻密な画像が得られる。 また本発明の画像付筆記板は、筆記面の裏面に画像が
記録されているために小ロット生産に適している。画像
を有効に利用して筆記出来る他、画像によって筆記が妨
げられたり、消去性が低下することはない。また、使用
に伴って画像が剥れることもない。従って本発明の画像
付筆記板は、看板、スコアボード、料金表、教育器具な
ど広い分野での利用が期待出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用する筆記板の製造途中の断面図で
ある。第2図は本発明を適用する画像付筆記板の実施例
を示す断面図、第3図および第4図は従来の画像付筆記
板を示す断面図である。 2……プラスチック基材、3……筆記層、4……画像、
5……画像定着層

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明なプラスチック基材の一面に透明な筆
    記層、もう一方の面にゴム系樹脂、スチレン系樹脂、ま
    たは変性アルキッド樹脂を主成分とする組成物からなる
    透明な画像定着層が設けてあり、該画像定着層の表面に
    画像が記録されていることを特徴とする画像付筆記板。
  2. 【請求項2】該ゴム系樹脂が、スチレン−ブタジエン共
    重合体、アクリルニトリル−ブタジエン共重合体、メタ
    クリル酸エステル−ブタジエン共重合体、アクリルニト
    リル−スチレン−ブタジエン共重合体、メタクリル酸エ
    ステル−スチレン−ブタジエン共重合体、カルボキシル
    化スチレン−ブタジエン共重合体、およびそれらの置換
    誘導体から選ばれる少なくとも1種類の樹脂であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の画像付筆記
    板。
  3. 【請求項3】該スチレン系樹脂が、スチレン化アルキッ
    ド樹脂、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチ
    レン−メタクリル酸エステル共重合体、およびそれらの
    置換誘導体から選ばれる少なくとも1種類の樹脂である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の画像付
    筆記板。
  4. 【請求項4】該変性アルキッド樹脂がスチレン化アルキ
    ッド樹脂、フェノール変性アルキッド樹脂から選ばれる
    少なくとも1種類の樹脂であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の画像付筆記板。
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