JP4007576B2 - 磁気パネル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示用磁性体を、分散媒と増稠剤とを主成分とする降伏値を有する液体中に分散した分散液体を収容した複数の液体収容室の表示面側に、透明な表面板を配置した磁気パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、黒色の表示用磁性体を、分散媒と増稠剤とを主成分とする降伏値を有する液体中に分散した白色の分散液体を収容した複数のハニカムセルを、少なくとも表面となる表面板を透明とした2枚の基板間に介在させ、表示用磁性体を筆記用磁石を用いて表面側に泳動させることにより筆記線を構成するいわゆる泳動式磁気パネルは知られている。また、S極とN極を有し例えばS極側表面部分を緑にN極側表面部分を白に着色した表示用磁性体を、分散媒と増稠剤とを主成分とする降伏値を有する液体中に分散した透明な分散液体を収容した複数のハニカムセルを、少なくとも表面となる表面板を透明とした2枚の基板間に介在させ、例えば、透明な表面板側が白色(N極側表面部分)の状態で、磁気ペンのN極を近づけることにより磁力で表示用磁性体を反転させて白色(N極側表面部分)の背景に緑色(S極側表面部分)の筆記線を構成するいわゆる磁性体反転表示パネルも知られている。
【0003】
これら磁気パネルでは、黒板やホワイトボードのような使い方が多く用いられるため、最近では、罫線や文字や模様等の表示体があらかじめパネル面に設けてあるものが望まれている。ところで、前述した表示体を磁気パネルの透明な表面板に設ける方法としては、表面板の表面に印刷を行うものが実用新案登録第3075197号公報に記載されており、また、ホワイトボードでは筆記板の表面に色つきの粘着テープを貼付けて罫線等を表示したり、あるいは、筆記板の表面に罫線等を印刷した後に焼き付け加工を行って着色剤の定着性を高めたりするものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、磁気パネルの透明な表面板は樹脂で成形されているため、ホワイトボートとは異なり透明な表面板の表面に罫線等を印刷した後に焼き付け加工を行うことができず、筆記表面に印刷したものにおいては印刷インキ等の表示体の定着性が低く、磁気ペンや磁気イレーザー等で表面板に書き消しを繰り返し行っていると、表示体が表面から剥がれて見づらくなってしまうという問題がある。また、透明な表面板に色つきの粘着テープを貼付けて罫線等を表示した場合も同様に、磁気ペンや磁気イレーザー等により擦られて粘着テープが剥がれて見づらくなってしまうという問題があった。さらに、上記いずれの方法においても、透明な表面板の板面から罫線等が浮き出た状態となるため、筆記時に磁気ペンが引っ掛かって筆記感が悪くなったり、ゴミや汚れ等が付着しやすく表示体の視認性も悪くなるという問題があった。
【0005】
本発明はこうした事実に鑑み、表面板に設けた罫線等の表示体が、磁気ペンや磁気イレーザー等により擦られて剥がれて見づらくなることがない磁気パネルを提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
次に、前記課題の解決するために案出した本発明を説明する。
「1.表示用磁性体を、分散媒と増稠剤とを主成分とする降伏値を有する液体中に分散した分散液体を収容した複数の液体収容室の表示面側に、透明な表面板を配置した磁気パネルにおいて、前記透明な表面板の裏面に、表示面側から常時視認可能な前記表示用磁性体及び前記分散液体と異なる色彩の罫線及び/又は文字である表示体を設けたことを特徴とする。
2.前記透明な表面板を前記液体収容室の表示面側に接着剤で固着すると共に、該接着剤で前記表示体を被覆したことを特徴とする。
3.前記表示体が、透明な表面板の裏面に着色材を直接塗布して設けてなることを特徴とする。」
【0007】
本発明において、透明な表面板の裏面に、表示面側から視認可能な表示体を設けるのは、表示体が表面板に保護されるため、磁気ペンや磁気イレーザー等で表面板に書き消しを繰り返し行っても、磁気ペン等が直接表示体に触れることがないので、表示体が擦られて剥れたりすることがなく、また、表示体が表面板から浮き出ないため筆記時における磁気ペンの引っ掛かりがなくなり、ゴミや汚れ等が付着することがない構造となるためである。
【0008】
さらに、透明な表面板を液体収容室の表示面側に固着する接着剤で表示体を被覆するのは、表示体が接着剤で保護されるため、表示体が表面板にしっかりと定着してないような状態でも、接着剤が表示体の剥がれを防止することができ、また、表示用磁性体が液体収容室内で移動する際に、表示体が擦られて剥がれてしまうことを防止することができる構造となるためである。
【0009】
尚、透明な表面板と前記液体収容室とを接着する接着剤には、溶剤揮発硬化型の酢酸ビニル系エマルジョン,アクリル系エマルジョンや、化学反応硬化型のエポキシ系,ウレタン系、あるいは熱溶融硬化型のポリオレフィン系,飽和ポリエステル系等の周知のものを用いることができるが、液体収容室に収容する分散液体との相性により適宜選択すれば良い。また、表示体としては、顔料や染料等を色材として有した液体着色材(例えば油性・水性インキや油性・水性塗料)や固形着色材(例えば粉体塗料やトナー)等の周知の着色材を用いたりあるいは市販の罫引き粘着テープ等の色つきの粘着テープを用いることができるが、使用する接着剤との相性により適宜選択すれば良い。特に、透明な表面板の裏面に着色材を直接塗布して表示体とすることは、例えば、スクリーン印刷やインクジェットプリンタによる印刷あるいは静電複写印刷等の塗布方法を用いることにより、角が丸い滑らかな文字や模様であっても容易に表現させることができ、また、色つきの粘着テープを貼付けるのとは異なり、線巾に限定が無く、表示面側に粘着層を見せないことができるので好ましい。
【0010】
また、表示面側から見える表示体の色彩を、他の表示用磁性体や分散液体の色彩と異ならせることにより、互いの存在が明確になり、特に明度を異ならせることは、互いの色相が同系であっても視認性が良くなるので好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を理解し易くするために図を用いて説明を行なう。尚、本実施の形態では磁気パネルとして、前述の磁性体反転表示パネルについて説明を行うが、本発明の磁気パネルは泳動式磁気パネルに使用することも可能である。図1は本実施の形態の磁性体反転表示パネルの斜視図で、図2は図1の部分断面図である。図2を用いて磁性体反転表示パネルの内部構造を簡単に説明をすると、磁性体反転表示パネル1は、表示面側となる透明な表面板2及びその反対側となる裏面板3の間に、ハニカム構造の隔壁4を配置し、隔壁4の壁面間を複数の液体収容室5としてある。また、隔壁4の表面側端部4aと透明な表面板2及び裏面側端部4bと裏面板3とはエポキシ系の接着剤9により固着してある。また、液体収容室5には、分散媒と増稠剤とからなる液体8中に表示用磁性体7を分散した降伏値を有する分散液体6を収容してある。表示用磁性体7はS極側表面部分を緑色に着色し、N極側表面部分を白色に着色してある。
【0012】
磁性体反転表示パネル1に表示情報を書き込むには、例えば、透明な表面板2が白色(N極側表面部分)の状態で、ペン形状の磁気ペン10の前方部に磁性体反転磁極として設けたN極の磁極部10aを、透明な表面板2に接触した状態で矢印T方向へ移動させると、磁力(図中の一点鎖線の矢印)により表示用磁性体7の緑色(S極側表面部分)が線状に透明な表面板2側へ配置される。この場合、白色(N極側表面部分)の透明な表面板2側に緑(S極側表面部分)の表示線が表示される。
【0013】
また、白色の背景に緑(S極側表面部分)の表示が行われている透明な表面板2を白色に戻す場合には、磁気イレーザー11を使用する。磁気イレーザー11は平べったい磁石であり、S極11aとN極11bの磁性体反転磁極を有している。磁気イレーザー11のS極11a側を、磁性体反転表示パネル1の透明な表面板2の緑(S極側表面部分)の表示に接触させると、表示用磁性体7の白色(N極側表面部分)が透明な表面板2側に配置されて白色となる。
【0014】
本実施の形態の磁性体反転表示パネル1は、図1に示すように罫線やひらがな文字を、透明な表面板2の裏面にベージュ色のアクリル系塗料をスクリーン印刷で直接塗布して表示体12を設けてある。尚、アルファベット文字及び「○」や「×」は、磁気ペン10で筆記したものである。表示体12の表面は、透明な表面板2により磁気ペン10が直接触れることがない。
【0015】
図3は他の実施の形態を示すもので、磁性体反転表示パネル1の部分断面図である。本実施の形態では、表示体12を透明な表面板2の裏面にベージュ色のアクリル系塗料をスクリーン印刷で直接塗布した後に、エポキシ系の接着剤9を透明な表面板2の全面に塗布して、隔壁4の表面側端部4aと透明な表面板2とを固着してある。したがって、表示体12は接着剤9により被覆されて保護される。尚、本実施の形態では透明な表面板2の全面に接着剤9を塗布することから、接着剤9は透明色のものを使用した。
【0016】
以上、本実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨の範囲内で種々の変更を行うことができる。尚、透明な表面板及び裏面板間の隔壁の壁面間に分散液体(表示用磁性体が降伏値を有する液体中に分散された液体)を収容する代わりに、分散液体を収容したマイクロカプセルに透明な表面板を配置したパネル構造のものでもかまわない。また、裏面板の替わりに透明な表面板を配置して、両面使いが可能なパネル構造とすることもできる。
【0017】
【発明の効果】
本発明は以上のような構造なので、磁気ペンや磁気イレーザー等で表面板に書き消しを繰り返し行っても磁気ペンや磁気イレーザ等ーが直接触れることがないので、表示体が擦られて剥がれたりすることがない構造となり、さらに、表示体を接着剤で被覆することにより、表示体が表面板にしっかりと定着してないような状態でも、接着剤が表示体の剥がれを防止することができ、また、表示用磁性体が液体収容室内で移動する際に、表示体を擦って剥がしてしまうことを防止することができる構造となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態の磁性体反転表示パネルの斜視図である。
【図2】 図1の部分断面図である。
【図3】 他の実施の形態の部分断面図である。
【符号の説明】
1…磁性体反転表示パネル、2…透明な表面板、3…裏面板、4…隔壁、
5…液体収容室、6…分散液体、7…表示用磁性体、8…液体、9…接着剤、
12…表示体。

Claims (3)

  1. 表示用磁性体を、分散媒と増稠剤とを主成分とする降伏値を有する液体中に分散した分散液体を収容した複数の液体収容室の表示面側に、透明な表面板を配置した磁気パネルにおいて、前記透明な表面板の裏面に、表示面側から常時視認可能な前記表示用磁性体及び前記分散液体と異なる色彩の罫線及び/又は文字である表示体を設けたことを特徴とする磁気パネル。
  2. 前記透明な表面板を前記液体収容室の表示面側に接着剤で固着すると共に、該接着剤で前記表示体を被覆したことを特徴とする請求項1に記載の磁気パネル。
  3. 前記表示体が、透明な表面板の裏面に着色材を直接塗布して設けてなることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気パネル。
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