JP3068944U - 書込み及び拭取り可能な練習ノ―トの内ペ―ジ構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要に応じて選択して使用できる多種の異な
る態様の内ページを備え、フェルトペンにより選択した
内ページ文字や図画を書込み、且つ、該内ページの筆跡
を拭き消して反復して書込み練習できる書込み及び拭取
り可能な練習ノートの内ページ構造を提供する。 【解決手段】 所定の厚さ及び柔軟性を備え、外側の表
面をガラス光沢を有する平滑面状に設けた二軸延伸（Ｂ
ＯＰＰ）ポリプロピレンシートからなる上層シート２１
１及び下層シート２１２の対向面を重ね合わせ、上層シ
ート２１１と下層シート２１２との間に色彩が濃い線条
によるデザイン層２３を形成してなる内ページ２を綴じ
合せ、各異なる色彩のインクを含ませたフェルトペンに
より書込み及び拭取れるようにした書込み及び拭取り可
能とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は書込み及び拭取り可能な練習ノートに関し、特に、内ページを書込み 及び拭取り可能な材料で形成し、文字や図画の書き写し学習用具として使用する 際に便利な練習ノートの内ページ構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、児童の書き写し練習やスケッチ、デッサン用具として白板及び磁気板の ２種がある。

【０００３】 上記白板は、主として特製インクのフェルトペンを用い、その平滑な板面に文 字や図形を描いては拭き消しできるものである。そのため、この白板は、その特 性から反覆して書き写し練習可能な道具として使われている。

【０００４】 上記磁気板は、内部に砂鉄など磁性粉末が均等な薄層状に収納させた箱を、半 透明な所謂曇りガラスなどで覆ったものである。この磁気板は、ペン先に磁石が 配設されたペンを上記ガラス表面に接触させることにより、磁性粉末がガラス板 の裏に吸着する。そのため、そのペンを用いてガラス表面に文字や図形を書込む と、磁性粉末によって書込んだ筆跡が表示される。そして、その筆跡を拭き消す 時には、箱の内部に設けたブラシを動作させることにより、ガラス板に付着した 磁性粉末が払い落とされる。そのため、上記白板と同様に、反覆して書き写し練 習可能な道具として使われている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記白板は、木質、プラスチック或いは金属などの板材の表面 に硬質で平滑な板面を設けて形成されるので、全体の重量がかなりの重さを有し 、携帯するには不便である。また、その板面に細かい引っ掻き傷が生じるのを防 ぐことができないため、フェルトペンによって書き込んだ筆跡を長時間放置して おくと、完全に拭き取るのが容易でなく、特製の白板清浄液で拭取らなければな らないという問題がある。

【０００６】 また、上記磁気板は、ガラス板に吸着させる磁性粉末の量を均一にすることが 容易でないため、書込んだ線が濃かったり或いは薄かったりするという不都合が ある。しかも、粉末粒子を凝集させるため、線条の輪郭が滑らかさに欠け、使用 者は使用意欲が薄れて飽き易くなるという不都合が生じる。そのうえ、使用して いるうちに、ガラス板に磁性粉末が再付着したり、完全に払い落としできずに部 分的に残留するようになるため、灰色に汚れて視覚的に見づらいうえ、線条がぼ やけるという問題がある。

【０００７】 また、上記白板と磁気板の何れも多数綴じ合せて冊子にすることができないの で、使用上の機能や範囲が限られる。

【０００８】 なお、近年では、紙の上に簡単な平滑プラスチック薄膜を張設し、反覆して書 き写し可能としたものがあるが、その紙シートは透明ではないため、手本となる 文字や図画を下側に敷き上から模倣して描写することはできず、使用範囲が限ら れるという問題がある。

【０００９】 また、平滑なプラスチック薄膜底面にカラーインキ層を印刷し、該カラーイン キ層とプラスチック薄膜との間に図案や文字をプリントし、上記プラスチック薄 膜の平滑な表面に、裏移りした図案や文字をフェルトペンでなぞって書き写しで きるようにしたものもある。しかし、この構成では、インキ層が平滑なプラスチ ック薄膜底面に印刷され、保護層もなく露出したままであるので、使用している うちに容易に汚れ、或いは傷付き、下に敷かれた敷物が壊れ易いという問題があ る。

【００１０】 本考案は、上記従来の書画練習ノートの問題点に鑑みてなされたもので、必要 に応じて選択して使用できる多種の異なる態様の内ページを備え、フェルトペン により選択した内ページ文字や図画を書込み、且つ、該内ページの筆跡を拭き消 して反復して書込み練習できる書込み及び拭取り可能な練習ノートの内ページ構 造を提供することを課題とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案の書込み及び拭取り可能な練習ノートの内ペ ージ構造は、所定の厚さ及び柔軟性を備え、外側の表面をガラス光沢を有する平 滑面状に設けた二軸延伸ポリプロピレンシートからなる上層シート及び下層シー トの対向面を重ね合わせ、上記上層シートと下層シートとの間に色彩が濃い線条 によるデザイン層を形成してなる内ページを綴じ合せ、各異なる色彩のインクを 含ませたフェルトペンにより書込み及び拭取れるように構成している。

【００１２】 上記内ページ構造は、上記下層シートと上記デザイン層との間に不透明乃至半 透明のインキ層を設けることが好ましい。また、上記下層シートとインキ層との 間に、更にデザイン層を設けることが好ましい。さらに、上記下層シートの平滑 面に両面接着テープを貼着してもよい。さらにまた、上記上層シートの平滑面に 捲り上げ可能に被覆する保護層を設けることが好ましい。

【００１３】 上記のように構成された本考案の内ページ構造は、練習しようとする文字や図 案を備えた内ページ及び所定のカラーのフェルトペンを希望に応じて選択し、例 えば、内ページのデザイン層の文字が透けて見える上層シートの表面側から、デ ザイン層の数字や文字をなぞって練習することができる。或いは、デザイン層の 罫線や格子などの線条によって形成された区画内に文字を書いたり、色を塗って 着色の練習を行うことができる。

【００１４】 一方、文字や絵を拭き消す時は、ティッシュペーパーや布で何の跡形をも残す さずに容易に拭き取ることができる。そのため、仮に、ある程度放置して期間が 経過した後でも容易に拭き消すことができ、各内ページの格子や輪郭をデザイン 層にならって習字したり、着色する前の状態に回復させ、反覆して練習させるこ とができる。そのため、非常に便利であり、しかも拭き跡が残ることはないので 、汚れが生じ難い。

【００１５】 また、一般の冊子の態様に形成され、上記内ページは可撓性を有する柔軟材料 で形成されるため、フェルトペンで書く際に、容易に筆順や筆跡の太さを加減で きる。そのため、使用上、比較的満足感を得ることができ、児童の学習意欲を湧 き立てることができる。

【００１６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。 本考案の書込み及び拭取り可能な内ページ構造を備えた練習ノート１は、図１ に示すように、ジャケット１１及び複数の内ページ１２を備えている。

【００１７】 上記ジャケット１１は、所定の厚さ及び硬さの材質によって成形されている。 このジャケット１１は、中央部分に装丁部１１１を備え、この装丁部１１１の両 側に同一方向に屈曲して平行に延伸するように表裏の表紙１１２が設けられてい る。これら表紙１１２は、それぞれ外向きに捲れるように、若干硬質の平面板状 に形成されている。

【００１８】 上記複数の内ページ１２は、ジャケット１１の装丁部１１１に重ねられ、両表 紙１１２，１１２の間に位置付けられて装丁される。 なお、上記装丁部１１１は、図示のように、内ページ１２を中央で綴じ込んで ２つ折りにする構成に限られず、内ページ１２の上端辺、或いは、左右の何れか 側辺に沿って設けてもよい。

【００１９】 本考案の第１実施形態の内ページ２の構造は、図２（Ａ），（Ｂ）に示すよう に、表面シート２１、インキ層２２及びデザイン層２３を備えている。

【００２０】 上記表面シート２１は、上側に位置付けられる上層シート２１１、及び、下側 に位置付けられる下層シート２１２からなる。これらシート２１１，２１２は、 充分な厚さ及び柔軟性を備えた透明なＰＰ（ポリプロピレン）プラスチックの二 軸延伸（ＢＯＰＰ）シートによって成形されている。また、これらシート２１１ ，２１２の互い外側に位置する表面、即ち、上層シート２１１の上側面２１３、 及び、下層シート２１２の下側面２１４は、それぞれガラス光沢を有する平滑面 状に形成されている。そして、これらシート２１１，２１２の互いに対向する面 、即ち、上層シート２１１の下側面２１５及び下層シート２１２の上側面２１６ は、互いに突合せて接するように重ね合わせられる。

【００２１】 この表面シート２１によれば、ＢＯＰＰ材質の表面粗さが従来の白板の表面粗 さよりも細かいことから、フェルトペンでその平滑面に文字や絵を書くと、その インクの筆跡を、何の痕跡をも残らずに容易に綺麗に拭き取り、反覆して使用す ることができる。

【００２２】 上記インキ層２２は、上記下層シート２１２の上側面２１６と上層シート２１ １の下側面２１５との間に設けられている。このインキ層２２は、通常、不透明 なカラーインキ（例えば白色）の層からなり、背景としての作用を有する。本実 施形態のインキ層２２は、上記下層シート２１２の上側面２１６に印刷すること によって形成されている。

【００２３】 上記デザイン層２３は、上記上層シート２１１の下側面２１５とインキ層２２ との間に設けられている。このデザイン層２３は、上記インキ層２２のカラーと は異なるインキ（一般に、例えば色彩の濃い黒色、青色、緑色…など）の線条に より罫線および升目の格子や手本となる倣い用文字、または、図形を形成したも のである。そして、このデザイン層２３は、透明な上層シート２１１の上から見 た際に、その線条の形状がバックグランドのインキ層２２から際立って見えるよ うになっている。そのため、このデザイン層２３として、各種迷宮図案を形成す れば、使用者に迷路ゲームを行わせることができ、また、各種クロスワードパズ ルゲームやテストなどの図案や文字を形成すれば、使用者に反覆練習させたりす ることができる。本実施形態のデザイン層２３は、上記下層シート２１２の上側 面２１６に印刷したインキ層２２の上面に印刷することにより、上層シート２１ １と下層シート２１２を重ね合わせると、上記上層シート２１１とインキ層２２ の間に挟むように被覆されるようになっている。

【００２４】 上記のように形成された内ページ２を使用する時は、使用者が自己練習に必要 な希望の図案を備えた内ページ２、及び、所定カラーのフェルトペンを選び、デ ザイン層２３の文字が透けて見える上層シート２１１の上側面２１３から、デザ イン層２３の格子内の数字や文字をなぞって練習する。或いは、デザイン層２３ の線条によって形成された輪郭内にカラー配色を塗るなどすることにより、書き 写しの練習を行うことができる。

【００２５】 一方、書き写した文字を拭き消す時は、ティッシュペーパーや布で拭くことに より、何の跡形をも残すさずに容易に拭き取ることができるうえ、仮に、ある程 度放置して期間が経過した後でも容易に拭き消すことができる。そして、格子や 輪郭を書き写しや着色しない前の状態に回復させ、使用者に反覆して練習させる ことができるため、非常に便利で使い易く、資源の浪費を軽減できる。しかも拭 き跡が残ることはないので、汚れが生じ難い。

【００２６】 また、各種異なるデザイン層２３が形成された内ページ２は、一般の冊子態様 に綴じ合せて装丁され、また、内ページ２が可撓性の柔軟材料で出来ているので 、フェルトペンで書き写す際に容易に筆順や筆跡の太さを加減できる。そのため 、使用上、比較的満足感を得ることができ、児童の学習意欲を湧き立てることが できる。

【００２７】 なお、上記実施形態では、下層シート２１２にインキ層２２を印刷して設けた 後、該インキ層２２上にデザイン層２３を印刷して設け、この下層シート２１２ と上層シート２１１とを重ね合わせて閉じるようにしたが、図３に示すように、 上層シート２１１の下側面２１５にデザイン層２３を印刷して設けた後、該デザ イン層２３の下面にインキ層２２を印刷して設け、下層シート２１２と上層シー ト２１１とを重ね合わせて閉じてもよい。また、上層シート２１１にデザイン層 ２３を印刷して設けるとともに、下層シート２１２にインク層２２を印刷して設 け、これら上層シート２１１と下層シート２１２を重ね合わせて閉じてもよい。

【００２８】 図４（Ａ），（Ｂ）は、本考案の第２実施形態の内ページ３を示し、この内ペ ージ３の構造は、上記第１実施形態と略同様で、上下両層シート３１，３２の間 にインキ層３３及びデザイン層３４を介設し、バックグランドとして形成したイ ンキ層３３の両面に、それぞれデザイン層３４を設けた点で第１実施形態と相違 している。

【００２９】 上記両デザイン層３４は、例えば、一方側面を数字の倣い手本として他方側面 を仮名の倣い用手本に、或いは、一方側面を仮名用手本として他方側面を漢字の 倣い用手本に、または、一方側面をローマ字の習字手本として他方側面を英語の スぺーリング練習に、若しくは、一方側面を数字、文字の書き写し練習の手本と して他方側面を図画の倣い練習に、或いは、両側面を異なる図案のカラー入れ練 習などに使用できるように、色々な図形や文字で形成する。そして、この内ペー ジ３の上下両平滑表面で、それぞれフェルトペンにより書写練習させ、且つ、上 記と同様に反覆書消し可能にして、より多様な練習を行えるようにしている。

【００３０】 図５（Ａ），（Ｂ）は、本考案の第３実施形態の内ページ４を示し、この内ペ ージ４の構造は第１実施形態と同様に、両表面シート４１、インキ層４２、デザ イン層４３を備えているが、そのバックグランド用の上記インキ層４２が、内ペ ージ４の周囲、或いは、一方側辺、或いは、両側辺にだけ設けられている点で第 １実施形態と相違している。そして、上記デザイン層４３は、上記インキ層４２ の上面に設けられ、該インキ層４２と表面シート４１における上層シート４１１ の間に位置するようになっている。

【００３１】 上記構成の内ページ４は、その中央部分が表面シート４１の透明状態に対応す る透明領域４４となり、下部の書画を透視可能として倣い描写できるようにして いる。そのため、該内ページ４を使用する時は、上記透明領域４４で自由に書き 写しや描画をすることが出来ると共に、該透明領域４４を描写したい習字の手本 或いは図案の上に置いて、模倣して書き写し、練習を行うことができ、児童達に より満足感を与えることができる。

【００３２】 図６（Ａ），（Ｂ）は、本考案の第４実施形態の内ページ５を示し、この内ペ ージ５の構造は、上記各実施形態に示すバックグランドとして使われているイン キ層を設けずに、表面シート５１の上下層シート５１１，５１２の間に、単にデ ザイン層５２を設けた構成とした点で上記各実施形態と相違している。

【００３３】 上記デザイン層５２は、内ページ５の周縁、或いは、両側縁乃至一方側縁だけ に設けられ、該デザイン層５２の文字以外の全領域を透明状態に形成して、上記 第３実施形態の透明領域と同様に希望の習字の手本或いは図案を模倣して書き写 しする練習に使用する。

【００３４】 図７（Ａ），（Ｂ）は、本考案の第５実施形態の内ページ６を示し、この内ペ ージ６の構造は、表面シート６１の下層シート６１２において、上記各実施形態 と同様に形成したデザイン層６４から所定間隔をもった位置の平滑面に両面接着 テープ６２を取付けた構成とした点で上記各実施形態と相違している。

【００３５】 上記両面接着テープ６２には、剥離可能な離型膜６３を備えさせ、使用する時 に、該内ページ６を練習ノートから離反させて、希望の個所、例えば卓上、壁、 布告欄などに貼り、解説や公告用とし、或いは、図画成品の展示板として使うこ とができる。

【００３６】 図８（Ａ），（Ｂ）は、本考案の第６実施形態の内ページ７を示し、この内ペ ージ７の構造は、上記各実施形態に適用できるものである。具体的には、この内 ページ７は構造は、描画する表面シート７１の平滑面に保護層７２を被覆するよ うに設けている。

【００３７】 上記保護層７２は、透明なポリエチレン（ＰＥ）、ポリプロピレン（ＰＰ）、 二軸延伸（ＢＯＰＰ）のポリプロピレンなどのプラスチック材料からなる。そし て、この保護層７２の一方側縁が上記表面シート７１の平滑面における対応する 側縁に貼着され、描画が終った後に、該保護層７２を該表面シート７１の平滑面 に被覆させることにより、その描画を保護できるようになっている。

【００３８】 なお、上記保護層７２は、表面シート７１の側縁、或いは、その貼着された側 縁と対向するもう一方の側縁に離型膜を備えた両面接着テープを設け、該保護層 ７２を表面シート７１に貼着して、該表面シート７１をより確実に保護するよう にしてもよい。

【００３９】 このように、本考案の書込み及び拭取り可能な練習ノートの内ページ構造は種 々の変形が可能であり、特に、表面シートを構成する上層シートと下層シートと の間に形成するデザイン層およびインキ層の形成方法は、上記実施形態に限定さ れるものではない。

【００４０】

【考案の効果】

以上の説明から明らかなように、本考案の書込み及び拭取り可能な練習ノート の内ページ構造は、従来の筆写用具と比べて、下記のような優点がある。

【００４１】 １．書き跡を容易に拭き取って反覆して書き写しすることができる。 本考案の内ページ構造は、主としてフェルトペンによりＢＯＰＰプラスチック 材質の平滑面に書き写しを行うようにしており、この平滑面の表面粗さが極めて 微細であることから、インクが平滑面の表面だけに付着して、微細な凹凸内に浸 入することない。したがって、筆跡を至って容易に拭き取ることができ、内ペー ジを清潔に保ち、便利に反覆して書き写しをして練習することができる。

【００４２】 ２．多種の使用機能を備えている。 本考案の練習ノートは、多数の内ページを多種機能或いは多種の近似機能の集 合体として形成できるため、随分と多くの使用形態を備えさせることができる。 したがって、使用者は、多数の内ページの中から希望する必要な機能を備えた内 ページを選択することにより、希望に応じた書き写し練習を行うことができる。

【００４３】 ３．容易に清潔な状態に保持でき、書き写した内容を損なうことがない。 即ち、内ページ構造のインキ層及びデザイン層を、平滑な上下層シートにより 挟むように被覆させているので、インキ層やデザイン層が汚れ或いは傷付く心配 がない。したがって、内ページを清潔に保って、内容を損なうことがない。また 、内ページの平滑な表裏両面を使って反覆して書き写しの練習を行うことができ るので、充分にページ面を拡大利用し、使用可能な書き写し及び描画形態を増や すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の内ページを装丁した練習ノートを示
す斜視図である。

【図２】 本考案の第１実施形態の内ページを示し、
（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は（Ａ）の要部断面図である。

【図３】 第１実施形態の内ページを形成する工程の変
形例を示す斜視図である。

【図４】 本考案の第２実施形態の内ページを示し、
（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は（Ａ）の要部断面図である。

【図５】 本考案の第３実施形態の内ページを示し、
（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は（Ａ）の要部断面図である。

【図６】 本考案の第４実施形態の内ページを示し、
（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は（Ａ）の要部断面図である。

【図７】 本考案の第５実施形態の内ページを示し、
（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は（Ａ）の要部断面図である。

【図８】 本考案の第６実施形態の内ページを示し、
（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は（Ａ）の要部断面図である。

【符号の説明】

１：練習ノート １１：ジャケット １１１：装丁部 １１２：表紙 １２：内ページ ２：内ページ ２１：表面シート ２１１：上層シート ２１２：下層シート ２２：インキ層 ２３：デザイン層 ４４：透明領域 ６２：両面接着テープ ６３：離型膜 ７２：保護層

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の厚さ及び柔軟性を備え、外側の表
   面をガラス光沢を有する平滑面状に設けた二軸延伸ポリ
   プロピレンシートからなる上層シート及び下層シートの
   対向面を重ね合わせ、上記上層シートと下層シートとの
   間に色彩が濃い線条によるデザイン層を形成してなる内
   ページを綴じ合せ、各異なる色彩のインクを含ませたフ
   ェルトペンにより書込み及び拭取れるようにした書込み
   及び拭取り可能な練習ノートの内ページ構造。
2. 【請求項２】 上記下層シートと上記デザイン層との間
   に不透明乃至半透明のインキ層を設けたことを特徴とす
   る請求項１に記載の書込み及び拭取り可能な練習ノート
   の内ページ構造。
3. 【請求項３】 上記下層シートとインキ層との間に、更
   にデザイン層を設けたことを特徴とする請求項２に記載
   の書込み及び拭取り可能な練習ノートの内ページ構造。
4. 【請求項４】 上記下層シートの平滑面に両面接着テー
   プを貼着したことを特徴とする請求項１乃至請求項３の
   いずれか１項に記載の書込み及び拭取り可能な練習ノー
   トの内ページ構造。
5. 【請求項５】 上記上層シートの平滑面に捲り上げ可能
   に被覆する保護層を設けたことを特徴とする請求項１乃
   至請求項４のいずれか１項に記載の書込み及び拭取り可
   能な練習ノートの内ページ構造。