JP3145831U - 黒板 - Google Patents
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Abstract
【課題】予め施された文字や図形等の描画が黒板表面から透けて見える状態で、特に白墨によって黒板表面に文字や図形等を良好に書き消しできると共に、製造効率のよい黒板の提供を課題とする。
【解決手段】基板20と、該基板20上に積層してある黒板面構成体10とからなる黒板1であって、前記黒板面構成体10は、少なくとも表表面11aを粗面化手段を用いて粗表面とする表面シート11を備え、且つ該表面シート11から透けて見える文字や図形等の描画が施されている。描画は、表面シート11の裏表面11bに張り合わせてある内部シート12の一部又は全部に施している。
【選択図】 図2
【解決手段】基板20と、該基板20上に積層してある黒板面構成体10とからなる黒板1であって、前記黒板面構成体10は、少なくとも表表面11aを粗面化手段を用いて粗表面とする表面シート11を備え、且つ該表面シート11から透けて見える文字や図形等の描画が施されている。描画は、表面シート11の裏表面11bに張り合わせてある内部シート12の一部又は全部に施している。
【選択図】 図2
Description
本考案は教室、事務所等で使用する黒板に関し、特に大型黒板の補助用として、予め施された文字や図形等の描画が黒板表面から透けて見えた状態で白墨等によって書き消しできる黒板に関する。
予め施された文字や図形等が表面から透けて見えた状態で書き消しできるものとしては、下記特許文献1がある。
下記特許文献1は、基礎情報記録済みのホワイトボートおよびその補助表示板に関し、インクジェットで印字した基礎画像シートの上にマーキング用ペンで書き消し可能な透明合成樹脂フィルム層を形成することにより、少量、多品種の製品でも採算性よく製造できるホワイトボードが開示されている。
実用新案登録第3124557号公報
下記特許文献1は、基礎情報記録済みのホワイトボートおよびその補助表示板に関し、インクジェットで印字した基礎画像シートの上にマーキング用ペンで書き消し可能な透明合成樹脂フィルム層を形成することにより、少量、多品種の製品でも採算性よく製造できるホワイトボードが開示されている。
ところが上記した特許文献1に記載の表示板は、あくまでホワイトボードであり、筆記具はマーキング用ペンとするものである。よってベースが白色であるため、使用時及び使用後に目が疲れ易く、筆記具も安価でないという問題があった。
また従来、予め施された文字や図形等の描画が表面から透けて見える状態で書き消しできる黒板もあった。しかし、予め施された文字や図形等の描画は、手作業により黒板本体にペンキを塗ったり、カット文字を張ったりして構成されるものであった。よって作業効率が悪いという問題があった。また描画によって黒板表面に凹凸ができ、白墨による筆記が良好に行えないと共に、文字や図形等の描画が剥がれ易いという問題があった。
また従来、予め施された文字や図形等の描画が表面から透けて見える状態で書き消しできる黒板もあった。しかし、予め施された文字や図形等の描画は、手作業により黒板本体にペンキを塗ったり、カット文字を張ったりして構成されるものであった。よって作業効率が悪いという問題があった。また描画によって黒板表面に凹凸ができ、白墨による筆記が良好に行えないと共に、文字や図形等の描画が剥がれ易いという問題があった。
そこで本考案は上記従来の欠点を解消し、予め施された文字や図形等の描画が黒板表面から透けて見える状態で、特に白墨によって黒板表面に文字や図形等を良好に書き消しできると共に、製造効率のよい黒板の提供を課題とする。
上記課題を達成するため本考案の黒板は、基板と、該基板上に積層してある黒板面構成体とからなる黒板であって、前記黒板面構成体は、少なくとも表表面を粗面化手段を用いて粗表面とする表面シートを備え、且つ該表面シートから透けて見える文字や図形等の描画が施されていることを第1の特徴としている。
また本考案の黒板は、上記第1の特徴に加えて、描画は、表面シートの裏表面に張り合わせてある内部シートの一部又は全部に施していることを第2の特徴としている。
また本考案の黒板は、上記第1の特徴に加えて、描画は、表面シートの裏表面の一部又は全部に施していることを第3の特徴としている。
また本考案の黒板は、上記第1〜第3の何れか1項に記載の特徴に加えて、描画は、地図であることを第4の特徴としている。
また本考案の黒板は、上記第1〜第4の何れか1項に記載の特徴に加えて、基板は、磁性ゴムシートであることを第5の特徴としている。
また本考案の黒板は、磁性ゴムシートと、該磁性ゴムシート上に積層してある黒板面構成体とからなる黒板であって、前記黒板面構成体は、表表面に地図を含む描画を施している内部シートと、表表面を粗面化手段を用いて粗表面とし且つ前記内部シート上に積層される透明又は半透明の表面シートとから構成されていることを第6の特徴としている。
また本考案の黒板は、上記第1の特徴に加えて、描画は、表面シートの裏表面に張り合わせてある内部シートの一部又は全部に施していることを第2の特徴としている。
また本考案の黒板は、上記第1の特徴に加えて、描画は、表面シートの裏表面の一部又は全部に施していることを第3の特徴としている。
また本考案の黒板は、上記第1〜第3の何れか1項に記載の特徴に加えて、描画は、地図であることを第4の特徴としている。
また本考案の黒板は、上記第1〜第4の何れか1項に記載の特徴に加えて、基板は、磁性ゴムシートであることを第5の特徴としている。
また本考案の黒板は、磁性ゴムシートと、該磁性ゴムシート上に積層してある黒板面構成体とからなる黒板であって、前記黒板面構成体は、表表面に地図を含む描画を施している内部シートと、表表面を粗面化手段を用いて粗表面とし且つ前記内部シート上に積層される透明又は半透明の表面シートとから構成されていることを第6の特徴としている。
請求項1に記載の黒板によれば、基板と、該基板上に積層してある黒板面構成体とからなる黒板であって、前記黒板面構成体は、少なくとも表表面を粗面化手段を用いて粗表面とする表面シートを備え、且つ該表面シートから透けて見える文字や図形等の描画が施されているので、
基板上に黒板面構成体を積層することで、基板を下敷きとして白墨等で良好に文字や図形等を書き消しすることができる。特に黒板面構成体を構成する表面シートの表表面を粗面化手段を用いて粗表面とすることで、表面シートの表表面に凹凸を形成することができ、白墨による文字や図形等の書き消しを良好に行うことができる。また黒板面構成体に表面シートから透けて見える文字や図形等の描画を施すことで、用途に応じた使用ができる黒板とすることができる。
基板上に黒板面構成体を積層することで、基板を下敷きとして白墨等で良好に文字や図形等を書き消しすることができる。特に黒板面構成体を構成する表面シートの表表面を粗面化手段を用いて粗表面とすることで、表面シートの表表面に凹凸を形成することができ、白墨による文字や図形等の書き消しを良好に行うことができる。また黒板面構成体に表面シートから透けて見える文字や図形等の描画を施すことで、用途に応じた使用ができる黒板とすることができる。
また請求項2に記載の黒板によれば、上記請求項1に記載の構成による効果に加えて、描画は、表面シートの裏表面に張り合わせてある内部シートの一部又は全部に施しているので、
描画を施した内部シートを表面シートの裏表面に張り合わせるだけで黒板面構成体を形成することができ、製造効率のよい黒板とすることができる。また描画を内部シートの一部又は全部に施すことで、一段と用途に応じた使用ができる黒板とすることができる。
描画を施した内部シートを表面シートの裏表面に張り合わせるだけで黒板面構成体を形成することができ、製造効率のよい黒板とすることができる。また描画を内部シートの一部又は全部に施すことで、一段と用途に応じた使用ができる黒板とすることができる。
また請求項3に記載の黒板によれば、上記請求項1に記載の構成による効果に加えて、描画は、表面シートの裏表面の一部又は全部に施しているので、
描画を表面シートの裏表面に施すことで、黒板面構成体を軽量且つ厚みを薄肉なものとすることができる。よって持ち運びに便利で、製造コストを抑えた黒板とすることができる。また描画を表面シートの裏表面の一部又は全部に施すことで、一段と用途に応じた使用ができる黒板とすることができる。
描画を表面シートの裏表面に施すことで、黒板面構成体を軽量且つ厚みを薄肉なものとすることができる。よって持ち運びに便利で、製造コストを抑えた黒板とすることができる。また描画を表面シートの裏表面の一部又は全部に施すことで、一段と用途に応じた使用ができる黒板とすることができる。
また請求項4に記載の黒板によれば、上記請求項1〜3の何れか1項に記載の構成による効果に加えて、描画は、地図であるので、
表面シートから地図が透けて見えることにより、地図黒板として地理の学習や会議等に有効に活用することができる。
表面シートから地図が透けて見えることにより、地図黒板として地理の学習や会議等に有効に活用することができる。
また請求項5に記載の黒板によれば、上記請求項1〜4の何れか1項に記載の構成による効果に加えて、基板は、磁性ゴムシートである構成としてあるので、
磁性を有するものに付着させるだけで黒板として使用することができる。よって設置が容易な黒板とすることができる。
磁性を有するものに付着させるだけで黒板として使用することができる。よって設置が容易な黒板とすることができる。
また請求項6に記載の黒板によれば、磁性ゴムシートと、該磁性ゴムシート上に積層してある黒板面構成体とからなる黒板であって、前記黒板面構成体は、表表面に地図を含む描画を施している内部シートと、表表面を粗面化手段を用いて粗表面とし且つ前記内部シート上に積層される透明又は半透明の表面シートとから構成されているので、
磁性ゴムシート上に黒板面構成体を積層して黒板を構成することで、磁性を有するものに付着させるだけで黒板として使用することができる。よって設置が容易な黒板とすることができる。また表表面に地図を含む描画を施している内部シートの上に透明又は半透明の表面シートを積層することで、表面シートから地図を含む描画が透けて見えた状態で書き消しできる黒板とすることができる。よって地図黒板として、地理の学習や会議等に有効に活用できる黒板とすることができる。また表面シートの表表面を粗面化手段を用いて粗表面とすることで、表面シートの表表面に凹凸が形成されるので、特に白墨による文字や図形等の書き消しを良好に行うことができる。
磁性ゴムシート上に黒板面構成体を積層して黒板を構成することで、磁性を有するものに付着させるだけで黒板として使用することができる。よって設置が容易な黒板とすることができる。また表表面に地図を含む描画を施している内部シートの上に透明又は半透明の表面シートを積層することで、表面シートから地図を含む描画が透けて見えた状態で書き消しできる黒板とすることができる。よって地図黒板として、地理の学習や会議等に有効に活用できる黒板とすることができる。また表面シートの表表面を粗面化手段を用いて粗表面とすることで、表面シートの表表面に凹凸が形成されるので、特に白墨による文字や図形等の書き消しを良好に行うことができる。
以下の図面を参照して、本考案の実施形態に係る黒板を説明する。しかしながら以下の説明は本考案の具体例であって、実用新案登録請求の範囲に記載の内容を減縮するものではない。
図1は本考案の実施形態に係る黒板の正面図である。図2は図1の断面図である。図3は本考案の実施形態に係る内部シートの表面の正面図である。図4は黒板面構成体の変形例を示す断面図である。図5は黒板面構成体の変形例における表面シートの裏面の正面図である。
図1は本考案の実施形態に係る黒板の正面図である。図2は図1の断面図である。図3は本考案の実施形態に係る内部シートの表面の正面図である。図4は黒板面構成体の変形例を示す断面図である。図5は黒板面構成体の変形例における表面シートの裏面の正面図である。
先ず図1〜図3を参照して、本実施形態の黒板1を説明する。
黒板1は、図1に示すように、予め施された文字や図形等の描画が黒板表面から透けて見える状態で、白墨によって書き消しできる黒板である。
この黒板1は、図2に示すように、黒板面構成体10と基板20とから構成される。
黒板1は、図1に示すように、予め施された文字や図形等の描画が黒板表面から透けて見える状態で、白墨によって書き消しできる黒板である。
この黒板1は、図2に示すように、黒板面構成体10と基板20とから構成される。
前記黒板面構成体10は、図2に示すように、基板20上に積層され、黒板1の表面を構成するものであり、表面シート11と、内部シート12とから構成される。
前記表面シート11は、黒板1における筆記面を構成すると共に、内部シート12の表表面を保護するためのものである。この表面シート11は、透明のプラスチックシートからなり、その表表面11aを粗面化手段により粗表面としたマット状フィルムである。ここで、「マット状フィルム」とは、表面が粗くなってザラザラした状態のフィルムを言う。このような構成とすることで、図2に示すように、表表面11aに凹凸を形成することができる。よって白墨がこの凹凸に擦り取られることで、白墨による文字や図形等の筆記を良好に行うことができる。粗面化手段としては、研磨ローラ等、プラスチックシートの表表面をマット状とすることができるものであれば如何なるものであってもよい。
また表面粗さは、6μm〜16μm程度とすることが望ましい。
なお、本考案では黒板への書き消しに白墨を用いているが、これに限定されるものではない。表面に凹凸が形成されていると特に白墨での筆記に有効だが、ボードマーカー等の他の筆記用具を用いることもできる。
また表面粗さは、6μm〜16μm程度とすることが望ましい。
なお、本考案では黒板への書き消しに白墨を用いているが、これに限定されるものではない。表面に凹凸が形成されていると特に白墨での筆記に有効だが、ボードマーカー等の他の筆記用具を用いることもできる。
プラスチックシートとしては、塩化ビニールやポリエステル、ポリプロピレンからなる合成樹脂製シートとすることができる。例えばUVカット性を有する透明の塩化ビニールシートとすることができる。このような構成とすることで、屋外でも良好に使用できる黒板1とすることができる。また黒板表面の光沢を良好に出すことができる。更に黒板表面を洗うことができると共に、洗剤や溶剤に強い黒板1とすることができる。よってメンテナンスが容易で、耐水性を有する黒板1とすることができる。
またこの表面シート11は、詳しくは図示していないが、厚みを除き内部シート12と同一大きさであり、図2に示すように、その裏表面11bを内部シート12の表表面12aと張り合わせてある。このような構成とすることで、表面シート11で表表面12aを覆うことができる。よって表表面12aを保護することができる。また表面シート11は透明であることから、下記で説明する表表面12aに施された文字や図形等の描画を表面シート11から透けて見えるものとすることができる。
なお表面シート11の厚さは、75μm〜85μm程度とすることが望ましい。
また表面シート11は、本実施例においては透明としたが、必ずしも透明である必要はなく、半透明や着色されたものであってもよい。しかし、少なくとも内部シート12に施された文字や図形等の描画が表面シート11から透けて見えるものであることが必要である。
また表面シート11は、本実施例においては透明としたが、必ずしも透明である必要はなく、半透明や着色されたものであってもよい。しかし、少なくとも内部シート12に施された文字や図形等の描画が表面シート11から透けて見えるものであることが必要である。
前記内部シート12は、黒板1(表面シート11)の表面から透けて見ることができる文字や図形等の描画を施すためのシートである。この内部シート12は、詳しくは図示していないが、文字や図形等の描画が印刷された紙からなる。より具体的には、図3に示すように、内部シート12の表表面12aに地図12c、文字12d、線12e、記号12f、背景色12gをインクジェットプリンタやデジタルプリンタ等の印刷機により印刷してある。このような構成とすることで、カラー印刷等の印刷を容易に行うことができると共に、印刷内容の変更修正を容易に行うことができる。よって製造時間の短縮化を図ることができ、製造効率のよい黒板1とすることができる。またインクを用いて印刷することで、表表面12aを平面とすることができる。よって従来のように黒板表面に手作業で文字や図形等を張り付けていた際に生じていた、描画による凹凸や剥がれを確実に防止することができる。
またこの内部シート12は、詳しくは図示していないが、厚みを除き表面シート11及び基板20と同一大きさであり、図2に示すように、内部シート12の表表面12aと表面シート11の裏表面11bとを張り合わせると共に、内部シート12の裏表面12bと基板20の表表面20aとを張り合わせている。このような構成とすることで、表表面12aを表面シート11で覆うことができ、表表面12aを保護することができる。即ち、地図12c、文字12d、線12e、記号12f、背景色12gが印刷された内部シート12の表表面12aに白墨や指等が接触することがない。よって表表面12aの印字状態を良好に保持することができる。また表面シート11は透明であることから、地図12c、文字12d、線12e、記号12f、背景色12gを黒板1の表面から良好に視認することができる。また基板20を下敷きとして、白墨により黒板1(表面シート11)に文字や図形等の書き消しを良好に行うことができる。
表面シート11と内部シート12との張り合わせは、溶剤系アクリル樹脂を用いて行う。高い透明性を特徴とするアクリル樹脂を用いることで、表面シート11と内部シート12とを張り合わせた状態で、内部シート12の表表面12aに施された文字や図形等の描画を黒板1の表面から良好に視認することができる。また表面シート11の裏表面11bと内部シート12の表表面12aとを樹脂により密着させることにより、内部シート12の表表面12aへの水や埃の付着を確実に防止することができ、一層確実に表表面12aを保護することができる。また内部シート12の表表面12aに印刷されたインクの劣化を防止することができ、耐久性のある黒板1とすることができる。
内部シート12の厚みは、110μ〜240μ程度とすることが望ましい。
また内部シート12に用いる紙としては、合成紙、コート紙等、その表面に印刷機により印字可能なものであれば如何なるものであってもよい。
なお本実施例においては内部シート12を紙としたが、必ずしもこれに限るものではなく、プラスチックシート等、その表面に印刷機により印字可能なものであれば如何なるものであってもよい。
また内部シート12に用いる紙としては、合成紙、コート紙等、その表面に印刷機により印字可能なものであれば如何なるものであってもよい。
なお本実施例においては内部シート12を紙としたが、必ずしもこれに限るものではなく、プラスチックシート等、その表面に印刷機により印字可能なものであれば如何なるものであってもよい。
また地図12c、文字12d、線12e、記号12fの大きさや背景色12gの色、濃淡等は本実施例のものに限る必要はなく、用途に合わせて適宜変更可能である。しかし、黒板としての使用状況を考慮すれば、背景色12gは緑色であることが望ましい。緑色とすることで、使用時及び使用後における目の疲れを効果的に防止することができる黒板1とすることができる。
また内部シート12を透明性を有するプラスチックシートとする場合には、地図12c、文字12d、線12e、記号12f、背景色12gは必ずしも表表面12aに印刷する必要はなく、裏表面12bに印刷するような構成であってもよい。
また本実施例においては、内部シート12の表表面12aの略全部に地図12c、文字12d、線12e、記号12f、背景色12gを施す構成としたが、必ずしもこのようなものに限る必要はなく、表表面12aの一部に施すものであってもよい。また内部シート12に施す描画も、地図12c、文字12d、線12e、記号12f、背景色12gに限る必要はなく、他の描画であってもよい。
また本実施例においては、内部シート12の表表面12aの略全部に地図12c、文字12d、線12e、記号12f、背景色12gを施す構成としたが、必ずしもこのようなものに限る必要はなく、表表面12aの一部に施すものであってもよい。また内部シート12に施す描画も、地図12c、文字12d、線12e、記号12f、背景色12gに限る必要はなく、他の描画であってもよい。
前記基板20は、黒板1の基板となると共に、その上に黒板面構成体10を積層するためのものである。この基板20はマグネットシートで構成されている。より具体的には、適度な強度と巻回できる程度の柔軟性のある磁性ゴムシートで構成され、図2に示すように、基板20の表表面20aを内部シート12の裏表面12bと張り合わせている。このような構成とすることで、磁性ゴムシート上に黒板面構成体10を積層してある黒板1とすることができる。よって磁性ゴムシートを下敷きとして、黒板面構成体10(表面シート11)上において、白墨により文字や図形等の書き消しを良好に行うことができると共に、持ち運びに便利な黒板1とすることができる。またマグネットシートとすることで、磁性を有するものに付着させるだけで黒板として使用することができる。よって設置が容易な黒板1とすることができる。また黒板表面にマグネットを貼り付けることができる。よってマグネットで黒板表面に紙等を貼り付けて掲示することができる。
基板20の厚みは、0.2mm〜0.8mm程度とすることが望ましい。
また基板20と内部シート12との張り合わせは、一定の強度をもって基板20と内部シート12とを張り合わせることができるものであれば如何なるものであってもよい。
また基板20と内部シート12との張り合わせは、一定の強度をもって基板20と内部シート12とを張り合わせることができるものであれば如何なるものであってもよい。
マグネットシートとしては、適度な強度と巻回できる程度の柔軟性のあるマグネットシートであれば如何なる材質のものであってもよい。
なお本実施例においては、基板20をマグネットシートとしたが、必ずしもこれに限るものではない。例えばスチールボードや発泡材とすることができる。スチールボードとすることで、黒板表面にマグネットを貼り付けることができると共に、軽量且つ丈夫な基板20とすることができる。また発泡材とすることで、軽量且つ加工が容易で、コストを抑えた基板20とすることができる。
なお本実施例においては、基板20をマグネットシートとしたが、必ずしもこれに限るものではない。例えばスチールボードや発泡材とすることができる。スチールボードとすることで、黒板表面にマグネットを貼り付けることができると共に、軽量且つ丈夫な基板20とすることができる。また発泡材とすることで、軽量且つ加工が容易で、コストを抑えた基板20とすることができる。
次に図4、図5を参照し、黒板面構成体の変形例を説明する。
図4を参照して、この黒板面構成体30は、内部シートを用いることなく、表面シート11のみで構成している。その他の点は、既述した黒板面構成体10と同一である。同一部材、同一機能を果たすものには同一番号を付し、以下の説明を省略する。
図4を参照して、この黒板面構成体30は、内部シートを用いることなく、表面シート11のみで構成している。その他の点は、既述した黒板面構成体10と同一である。同一部材、同一機能を果たすものには同一番号を付し、以下の説明を省略する。
この変形例においては、表面シート11の裏表面11bに地図11c、文字11d、線11e、記号11f、背景色11gを印刷すると共に、裏表面11bと基板20の表表面20aとを張り合わせている。
このように黒板面構成体30を表面シート11のみで構成することで、黒板面構成体30を軽量且つ厚みを薄肉なものとすることができる。よって持ち運びに便利で、製造コストを抑えた黒板1とすることができる。
このように黒板面構成体30を表面シート11のみで構成することで、黒板面構成体30を軽量且つ厚みを薄肉なものとすることができる。よって持ち運びに便利で、製造コストを抑えた黒板1とすることができる。
なお図5に示すように、地図11c、文字11d、線11e、記号11fは、既述した図3に示す内部シート12の表表面12aに地図12c、文字12d、線12e、記号12fを印刷する場合と比べて、全てを左右反転させて印刷してある。このような構成とすることで、黒板1表面から見た場合に、正常な地図11c、文字11d、線11e、記号11fとすることができる。
なお本実施例においては、表面シート11の裏表面11bの略全部に地図11c、文字11d、線11e、記号11f、背景色11gを施す構成としたが、必ずしもこのようなものに限る必要はなく、裏表面11bの一部に施すものであってもよい。また表面シート11に施す描画も地図11c、文字11d、線11e、記号11f、背景色11gに限る必要はなく、他の描画であってもよい。例えば表やグラフとすることができる。表やグラフとすることで、各種工程表や予定表として黒板1を利用することができる。
なお本実施例においては、表面シート11の裏表面11bの略全部に地図11c、文字11d、線11e、記号11f、背景色11gを施す構成としたが、必ずしもこのようなものに限る必要はなく、裏表面11bの一部に施すものであってもよい。また表面シート11に施す描画も地図11c、文字11d、線11e、記号11f、背景色11gに限る必要はなく、他の描画であってもよい。例えば表やグラフとすることができる。表やグラフとすることで、各種工程表や予定表として黒板1を利用することができる。
本考案の黒板は、教室、事務所等で使用する黒板、特に大型黒板の補助用として利用することができる。
1 黒板
10 黒板面構成体
11 表面シート
11a 表表面
11b 裏表面
11c 地図
11d 文字
11e 線
11f 記号
11g 背景色
12 内部シート
12a 表表面
12b 裏表面
12c 地図
12d 文字
12e 線
12f 記号
12g 背景色
20 基板
20a 表表面
30 黒板面構成体
10 黒板面構成体
11 表面シート
11a 表表面
11b 裏表面
11c 地図
11d 文字
11e 線
11f 記号
11g 背景色
12 内部シート
12a 表表面
12b 裏表面
12c 地図
12d 文字
12e 線
12f 記号
12g 背景色
20 基板
20a 表表面
30 黒板面構成体
Claims (6)
- 基板と、該基板上に積層してある黒板面構成体とからなる黒板であって、前記黒板面構成体は、少なくとも表表面を粗面化手段を用いて粗表面とする表面シートを備え、且つ該表面シートから透けて見える文字や図形等の描画が施されていることを特徴とする黒板。
- 描画は、表面シートの裏表面に張り合わせてある内部シートの一部又は全部に施していることを特徴とする請求項1に記載の黒板。
- 描画は、表面シートの裏表面の一部又は全部に施していることを特徴とする請求項1に記載の黒板。
- 描画は、地図であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の黒板。
- 基板は、磁性ゴムシートであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の黒板。
- 磁性ゴムシートと、該磁性ゴムシート上に積層してある黒板面構成体とからなる黒板であって、前記黒板面構成体は、表表面に地図を含む描画を施している内部シートと、表表面を粗面化手段を用いて粗表面とし且つ前記内部シート上に積層される透明又は半透明の表面シートとから構成されていることを特徴とする黒板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008005557U JP3145831U (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | 黒板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008005557U JP3145831U (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | 黒板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3145831U true JP3145831U (ja) | 2008-10-23 |
Family
ID=43295579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008005557U Expired - Lifetime JP3145831U (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | 黒板 |
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JP (1) | JP3145831U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017186690A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | 株式会社サンゲツ | 壁紙及び壁紙の製造方法 |
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2008
- 2008-08-08 JP JP2008005557U patent/JP3145831U/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2017186690A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | 株式会社サンゲツ | 壁紙及び壁紙の製造方法 |
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