JPH01145200A - ハードコート層を有する透明な再剥離性シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 木発Ｅｊ４１″ｔ１　ホワイトボードのようにマジック
ペン等の書き込みが可能で消去も容易な機能を有し、か
つ、貼付後も被着体を視認し得る透明体からなる貼付・
再剥離可能なシートに関する。

（従来の技術） 一般家庭やオツイスにおいて、カレンダーの余白に直接
、スゲジュール等のメモを書き込むことはよく行なわれ
ている。油性マーカー、水性サインベン等で書き込んだ
場合はその後の消去が困難である。また鉛筆で書込んだ
場合は、字の太さに限りがあるため見に＜＜、消ゴムに
よる消去作業も煩わしいという問題点がある。

また、学校教材等で大判の地図等が使用されているが、
長期的にかつ回数多く使用するものであるため、書込む
ことは通常行なえないので、補足事項等の効率のよい説
明がしＫくいという問題点がある。

（発明が解決しようとする問題点） 零発ｔｑｈ上記従来の問題点を解決するものであり、そ
の目的とするところは、ホワイトボード的な書込？及び
島消去の機能を有し、カレンダーや学校教材などの印刷
物あるいＦｉｅ、窓ガラスなどに容易に貼付・再剥離が
可能であり、そして被着体の視認性を損なわないような
透明シートを提供することにある。

（問題点を解決するための手段および作用）本発明のハ
ードコート層を有する透明な再剥離性シートは、透明な
可撓性プラスチックシートからなる基材の片面にハード
コート層が形成され、該基材の他面Ｋｄ再剥離性粘着剤
の層が少なくとも一部に形成され、そのことＫより上記
目的が達成される。

本発明のハードコート層を有するシートに用いられる基
材としては、透明な可撓性プラスチックシートが用いら
れる。プラスチックの素材の具体例としては、ポリ塩化
ビニル、ポリエチボ レン、ポリエステル、ポリカー−ネートなどが挙げられ
る。

該基材ＫＦｉ、使用の際に文字や図面のレイアクトが容
易であるように罫線が印刷されていてもよい。７アツシ
コン性を考慮して花柄などの模様が薄く印刷されていて
もよい。

得られるハードコート層を有するシートに光があてられ
たときに光の反射によるギクツキを防止するために１基
材表面にエンボス加工を施したり・後述のバ−ドフート
層中に微粉末状のシリカを分散させることも有効である
。基材シートの厚みは、特に限定されないが、通常２０
μｍ〜２ｎである。

ハードコート層を形成する樹脂（ハードコート剤）とし
ては、後述する厚さの層を形成した［Ｋ基材の透明性を
損なわない程度の透明性を有するものが用いられ、例え
ばシラン系の熱硬化型樹脂、もしくはアクリル系の紫外
線硬化型樹脂が挙げれる。シラン系熱硬化型樹脂として
ｎ、ｒ−グリシドキシグロビルメトキシシランなどのカ
ーボンファンクショナルシランとメチルトリエトキシシ
ランなどのアルキルトリアルコキシシランとの混合物、
アルキルトリアルコキシシランとコロイダルシリカとの
混合物などがある。アクリル系紫外線硬化型樹脂として
は、ポリオールアクリレート、ポリエステルアクリレー
ト、フレタンアクリレート、エポキシアクリレートなど
があり、特にフレタンアクリレート系樹脂が好適である
。これらの樹脂を塗布し、熱や紫外線により架橋して形
成されるハードコート層は非常に緻密であるため、使用
する水性マジックペンのインクが層内部に浸透すること
がなく、その結果、ハードコート層上のインクは、布や
フェルトでこすることにより容易に除去される。インク
との密着性をさらに下げるためにハードコート剤中に界
面活性剤やシリコーン系の離型剤が配合されてもよい。

）・−ドコート層の厚みは、通常、α１〜１０４ｍ程度
である。

本発明のシートに用いられる再剥離性粘着剤としては、
微球状粘着剤やエマルシコン系アクリル粘着剤が用いら
れる。微球状粘着剤としては、例えば、米国特許第３，
６９１，１４０号に開示されている微球状共重合体（ア
クリル酸アルキルエステル、水溶性の重合性イオンモノ
マーおよび無水マレイン酸を水性懸濁重合させて得られ
る）が挙げられる。このような微球状粘着剤で基材上に
粘着剤層を形成すると、この粘着剤はその形状が球状で
あるため、該粘着剤粒子と被接着物の接着面との接触面
積が小さく、その結果、基材の再剥離が可能となる。

上記エマルジョン系アクリル粘着剤としては、使用中に
接着力が高くなること（接着先進）がなく且つ凝集力の
高いものが好適である。例えば２−エチルへキシルアク
リレート等の長鎖のアクリル酸エステルを主成分とし、
さらに、ホモポリマーのガラス転移温度の高い（メタ）
アクリル酸、メチルメタクリレート等をコモノマーとす
る共重合体が好ましく用いられる。市販品としては、例
えばニスダイン７３１０（ｆｆｌ水化学工業■製）が挙
けられる。この粘着剤は、投錯性を有するため被接着対
象物に対する接着力が比較的良好であり；しかも、使用
中に接着先進がなく；そして、粘着剤自体の凝集力が高
いため、いわゆる糊残りを生じることがないという優れ
た性質をあわせ持つ。特に、粘着剤自体の凝集力は上記
＆球状粘着剤よりも高い。

以下沈木発明のシートを調製する際の一例を示す。まず
、上記基材（プラスチックシート）を準備する。この基
材の片面に上記シラン系もしくはアクリル系樹脂の層を
常法により、例えば溶剤塗工法により形成し、熱処理も
しくは紫外線処理を行って硬化させる。このとき、必要
に応じて上記樹脂に重合性七ツマ−を混合して塗布し、
上記熱処理もしくけ紫外線処理によりこの七ツマ−を重
合させることも可能である。

次に、基材の他の面に上記再剥離性粘着剤の層を形成す
る。この粘着剤層は常法により、例えば微球状粘着剤の
懸濁液を塗布し乾燥すること罠より形成される。粘着剤
層と基材との密着性を高めるために１基材表面にコロナ
処理を行うことも推奨される。粘着剤層は基材の全面に
設−もよい。粘着剤の粘着性、基材の面積などを考慮し
て適宜決められる。例えば、粘着剤の粘着性が比較的高
い場合には、得られるシートを接着面から剥離するとき
に該シートが破損するのを避けるために１または、小さ
い力で容易に剥離することができるように１粘着剤層は
基材表面に部分的ＶＣ設けられる。

本発明のシートを凹凸のある壁面々どに適用する場合に
は、ポリエチレン、軟質塩化ビニル膚脂、シリコンゴム
などでなる柔軟シートを緩衝性基材とし、これを上記基
材の片面にラミネートしておき、この緩衝性基材表面ば
上記粘着剤層を形成することが推奨される。このように
緩衝性の層が設けられると本発明のシートを凹凸のある
面に貼付するのが容易になり、かつシートのハードコー
ト面にペンで文字などを書くときに該凹凸面に影響され
ることなく容易に書くことが可能となる。

ハードコート層を有するシートの粘着剤表面は、通常、
使用時まで粘着剤層を保護する目的で剥離紙が付与され
る。剥離紙としては、ポリエチレンフィルム、ポリエス
テルフィルム、表面がシリコーン処理された紙などが用
いられる。

このよう圧して得られる本発明のシートは、使用時π剥
離紙を除去し、カレンダーや壁などの被着体表面に容易
に貼付することが可能である。ハードコート層表面には
従来のホワイトボードと同様て水性マジックベンを用い
て文字や図柄を描くことができ、かつ布やフィルムでこ
れを消去することができる。使用後には上記被着体表面
から容易に剥離することができ、該被着体表面に粘着剤
が残ることがない。

このシートは従来のホワイトボードと同等の機能を有し
、しかも軽量であり、シート状であるため保管が容易で
あり、かつ安価ＶＣ提供される。

このシートは透明であるので、例えば、学校教材等とし
て用いられる大判の地図（場合により白地図）Ｋ貼付し
、該当する国・県の名称や特産物の種類、その他教師が
強調して説明したい事項を記入しながら説明することが
出来、また使用後は再剥離が可能であるので便利である
。

熱論、用途は上述の例に限られるものではない。

（実施例） 以下に本発明の実施例につき説明する。

去泡例１ 基材として、第１図およびｇｇ２図に示す縦８０　Ｃ１
ｌ　１横１００ひ、厚さ１７５μｍの透明ポリエステル
フィルム１１（ＩＣＩ　社製、メリネソクス０）を準備
した。このフィルム１１の片面にスクリーン印刷により
２ａ間隔で基盤目状てレイアクト用の罫線１２を形成し
た。この罫線１２の中は５００μｍ１厚みは０．３μｍ
であり長さ２０ｍ’ｌの破線が２０１ｔｌの間隔で形成
されている。

この罫線１２が形成された基材表面に、紫外線硬化型フ
レタンアクリレート樹脂（ハードコート剤）（共栄社油
脂■製；　ＵＡ−３０６Ｈ）の２−ヒドロキシエチルア
クリレート溶液（２０ｗｔ％）に光重合鮨始剤としてペ
ンゾインイングロビルエーテルを０２重量％添加したも
のを塗布し、超高圧水銀ランプを照射して樹脂を硬化さ
せ、ｗＪ２図に示すようにハードコート層１３を形成さ
せた。ハードコート層１３の厚み＃′ｉ３μｍである。

次に基材の他面にアクリル系のエマルジョン粘着剤（漬
水化学工業■製、ニスダイン７３１０）を塗布し幹燥さ
せた。得られた再１１Ｊ離性粘着剤層１４の厚みは５μ
ｍである。このようにして得られたハードコート層を有
するシート１の全光線透過率は８７％であった。シート
ｌの再剥離性粘着剤層１４表面に、該粘着剤層の保護の
ため、厚さ２５μｍのＰＥＴ製離型フィルム１５（束し
■製）をラミネートした。

次に、上記離型フィルム１５を除去し、アート紙からな
るカレンダーに粘着剤層１４が接するように軽く押圧し
たところ容易に接着した。

カレンダーの印刷面の絵や文字は、その上に接着したシ
ート１を通してはっきりと読抱取れた。

このシートは、その表面て水性マジックペンを使用して
文字や図柄を描くことができ、かつ布やフェルトで容易
に消去することが可能であった。使用後は、このシート
を容易に＃ｌ離することができ、粘着剤が紙面に伐るこ
とけなかった。刊離後の粘着剤層は粘着性を有し、この
シートを再び紙面に貼付することが可能であった。

実施例２ インオクチルアタリレートおよびトリメチルアミンメタ
クリルアミドを水性Ｍｌｌｉ５重合して得られる平均粒
径５０μｍの微球状粘着剤を再剥離性粘着剤として使用
し、その水性懸濁液を基材に塗布したこと以外は実施例
１と同様である。実施例１と略同様の貼付性、再剥離、
透明性を有する再剥離性シートが得られた。

（発明の効果） 本発明によれば、このように、従来のホワイトボードと
同様の機能を有すると共に透明であり、かつ薄いシート
状であるため軽量であり、広い保管場所を必要としない
シートが得られる。このシートは、壁、紙、窓などの面
に容ＡＫ貼付することができ、しかも再剥離・再貼付し
て繰り返しの使用が可能である。

このシートは、従来のホワイトボードに比べて安価に生
産され、かつ透明なため、オフィスや学校で広く利用さ
れ得る。

ｇＩＩＪ１図は、本発明のハードコート層を有する透明
な再剥離性シートの一例を示す正面図、そして第２図は
その断面図である。

１・・、ハードコート層を有する透明な再−１離性シー
ト、１１・・基材、１３・・・ハードコート層、１４・
再Ｉ＃ｊ離性粘着剤層。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　透明な可撓性プラスチックシートからなる基材の片
   面にハードコート層が形成され、該基材の他面には再剥
   離性粘着剤の層が少なくとも一部に形成された、ハード
   コート層を有する透明な再剥離性シート。 ２　前記基材と前記再剥離性粘着剤層との間に緩衝性基
   材層が設けられた特許請求の範囲第１項に記載の再剥離
   性シート。