JP2725824B2 - 自動販売機の空調装置 - Google Patents

自動販売機の空調装置

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JP2725824B2
JP2725824B2 JP1065526A JP6552689A JP2725824B2 JP 2725824 B2 JP2725824 B2 JP 2725824B2 JP 1065526 A JP1065526 A JP 1065526A JP 6552689 A JP6552689 A JP 6552689A JP 2725824 B2 JP2725824 B2 JP 2725824B2
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毅 井上
幸太郎 高山
義剛 横田
正明 入江
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Sanyo Denki Co Ltd
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Sanyo Denki Co Ltd
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    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F9/00Details other than those peculiar to special kinds or types of apparatus
    • G07F9/10Casings or parts thereof, e.g. with means for heating or cooling

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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は自動販売機の空調装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、前面に開口部を設けた箱体から成る本体の収納
庫内に商品収納棚を設けるとともに開口部を開閉する扉
を設け、商品収納棚の商品を扉に開口する送出口を通し
て送出する自動販売機が知られており、例えば実開昭63
−76981号公報に示されている。
かかる公報に示された自動販売機は、一般にタバコの
自動販売機として使用されるもので、商品(タバコ)を
前後2列に積重ね収納するとともに最下位の商品を前後
交互に送出するように構成した商品収納棚を、本体の収
納庫内に上下多段に配置し、上段の商品収納棚から送出
された商品を扉の裏面に設けた送出シュートを通して送
出口へ送出するようになっている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 従来、タバコを収納して販売する自動販売機では、タ
バコは常温状態で収納されており、冷却あるいは加温等
は行なわれていない。しかしながら外気温と自動販売機
の収納庫内温度とに大きな温度差を生じることがある。
例えば寒冷地で自動販売機の設置されている室内が暖房
されたとき、あるいは屋外に接地されている場合等に生
じ易い。従って、大きな温度差を生じているときに、タ
バコの補充等を行なうべく扉を開放すると、収納庫内に
外気が流入するため商品収納棚や送出シュートに結露を
発生させる場合があり、商品の品質低下を招くととも
に、商品同士の張付きや送出時に商品が送出シュートに
張付いてしまうという問題が発生する。
一方、タバコあるいはチョコレート等の商品は、高温
状態に収納されると品質の低下を招くことになり、特に
直射日光の当たる所に設置された自動販売機では、夏期
等における収納販売時に商品の品質低下を招いていた。
そしてかかる欠点を解決するために、収納庫内を冷却
するように構成すると、外気の流入による収納庫内の結
露が発生し易くなり、商品及び送出シュート等に露が付
いて商品の品質低下を招くとともに、商品同士の張付き
や送出シュート等に張付いて、上記と同様に商品の送出
不良を発生させる問題があった。
本発明はこのようなことから、収納庫内での結露の発
生を防止することができ、商品の品質低下及び送出不良
を生じることのない自動販売機の空調装置を提供するも
のである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、前面に開口部を設けた断熱箱体から成る本
体の収納庫内に商品収納棚を設けるとともに、開口部を
開閉する断熱扉を設け、商品収納棚の商品を断熱扉に開
口する送出口を通して送出するようにした自動販売機に
おいて、前記開口部の下端に上向きに開口する吸込口と
開口部の上端に該吸込口に向かって下向きに開口する吹
出口とを連通するように前記商品収納棚の上下部及び裏
面部と前記断熱箱体内面との間に区画形成した送風通路
と、該送風通路内に設けられた冷却器と、該送風通路内
に設けられ吸込口から吸入した空気を該冷却器を介して
吹出口から吹出すように送風する送風ファンと、前記吹
出口から吹出された空気を前記開口部に沿って前記吸込
口へ案内するように前記断熱扉裏面と商品収納棚の前面
との間に設けた遮蔽送風通路とを備え、該遮蔽送風通路
中に前記送出口を位置させたものである。
また本発明は、前面の開口部を扉で開閉可能に覆われ
た本体の収納庫内に商品収納棚を上下に複数段設けると
ともに、上段の商品収納棚から送出された商品を前記扉
に開口した送出口へ案内する送出シュートを前記扉の裏
面に設けて成る自動販売機において、前記開口部の下端
に上向きに開口する吸込口と開口部の上端に該吸込口に
向かって下向きに開口する吹出口とを連通するように前
記商品収納棚の上下部及び裏面部と前記断熱箱体内面と
の間に区画形成した送風通路と、該送風通路内に設けら
れた冷却器と、該送風通路内に設けられ吸込口から吸入
した空気を該冷却器を介して吹出口から吹出すように送
風する送風ファンとを設けるとともに、前記送出シュー
ト上端の開口を前記吹出口に対応するよう延出位置させ
て、吹出口から吹出される空気を該送出シュート内を通
して下端の開口から前記吸込口へ送風するようにしたも
のである。
また本発明は、前面に開口部を設けた断熱箱体から成
る本体の収納庫内に商品収納棚を設けるとともに、開口
部を開閉する断熱扉を設けて成る自動販売機において、
前記収納庫の外周に区画形成された送風通路と、該送風
通路内に設けた冷却装置の冷却器と、送風通路内の冷気
を前記開口部を通して循環させる送風ファンと、前記収
納庫内に設けた加熱装置と、収納庫内側の温度を検出す
る温度検出手段からの温度情報に基づいて冷却装置を運
転制御し、かつ冷却器側の温度を検出する温度検出手段
と収納庫内側の温度を検出する温度検出手段からの温度
情報に基づいて加熱装置を運転制御して、収納庫内側を
冷却器側よりも高い温度になるよう制御する制御手段と
を備えたものである。
また本発明は、前面に開口部を設けた断熱箱体から成
る本体の収納庫内に商品収納棚を設けるとともに開口部
を開閉する断熱扉を設け、商品収納棚の商品を断熱扉に
開口する送出口を通して送出するようにした自動販売機
において、前記開口部の下端に開口する吸込口と開口部
の上端に開口する吹出口とを連通するように前記商品収
納庫の外周部に区画形成した送風通路と、該送風通路内
に設けた冷却装置の冷却器と、送風通路内に設けられ冷
却器によって冷却された冷気を吹出口から吹出すように
送風する送風ファンと、吹出口から吹出された冷気を前
記開口部に沿って吸込口へ案内するように前記断熱扉裏
面と商品収納棚の前面との間に設けられかつ途中に前記
送出口を位置させた遮蔽送風通路と、前記収納庫内に設
けた加熱装置と、前記収納庫内の温度を検出して前記冷
却装置を運転・停止制御する温度検出手段と、前記冷却
装置の運転状態に基づいて加熱装置を運転制御して、収
納庫内側を冷却器よりも高い温度になるように冷却装置
の停止時に加熱装置を作動させる制御手段とを備えたも
のである。
(ホ)作 用 かかる構成による本発明は、送風ファンにより開口部
下端の吸込口から送風通路内に吸入された空気を、該送
風通路内を通して開口部上端の吹出口へ吹出す。そして
吹出口から吹出された空気は、開口部に沿って断熱扉裏
面と商品収納棚の前面との間に設けた遮蔽送風通路を通
り、再び吸込口へ吸入されて循環するとともに、このと
き断熱扉の送出口を含む開口部を、循環する空気層によ
って閉塞するよう作用する。
また本発明は、送風ファンにより開口下端の吸込口か
ら送風通路内に吸入された空気を、該送風通路内を通し
て開口部上端の吹出口へ吹出す。そしてこの吹出口から
吹出された空気は、扉の裏面に設けた送出シュート上端
の開口から該送出シュート内に入り、送出シュート内を
通って下端の開口から前記吸込口へ送風されるように作
用する。
また本発明は、収納庫内側の温度を検出する温度検出
手段からの温度情報に基づいて冷却装置を制御手段によ
って運転・停止制御し、冷却装置により冷却された冷気
は送風ファンによって送風通路と開口部を通して循環し
て収納庫内を冷却する。そして冷却装置の停止等によっ
て、冷却器側の温度と収納庫内側の温度との間に所定以
上の温度差が無くなったことを、冷却器側の温度検出手
段と収納庫内側の温度検出手段からの温度情報によって
検知すると、制御手段は加熱装置を運転して収納庫内側
を冷却器側よりも高い温度に保持し、冷却器による除湿
作用を持続させるように作用する。
また更に本発明は、送風ファンにより開口部下端の吸
込口から送風通路内に吸入された空気を、該送風通路内
に設けた冷却器によって冷却し、開口部上端の吹出口へ
吹出す。そして吹出口から吹出された冷気は、開口部に
沿って断熱扉裏面と商品収納棚の前面との間に設けた遮
蔽送風通路を通り、再び吸込口へ吸入されて循環すると
ともに、このとき断熱扉の送出口を含む開口部を、循環
する冷気層によって閉塞する。そして収納庫内が所定温
度に冷却されると温度検出器が作動して冷却装置が停止
され、収納庫内に設けた加熱装置が作動する。また収納
庫内が所定温度以上に上昇すると温度検出器が作動して
加熱装置が停止するとともに冷却装置が運転を開始する
よう作用する。
(ヘ)実施例 各図は本発明の実施例を示すものであり、第1図は自
動販売機の縦断側面図、第2図は冷却器部分の縦断正面
図である。
(1)は前面に開口部(2)を設けた断熱箱体(3)
と該断熱箱体(3)下部の機械室(4)とから成る自動
販売機本体であり、該本体(1)の前面には扉(5)が
開閉可能に枢支されるとともに、該扉(5)の裏面には
前記開口部(2)を開閉可能に閉塞する断熱扉(6)が
設けられ、扉(5)の開閉動作によって開口部(2)を
開閉できるようになっている。
(7)は開口部(2)の下端にて開口部(2)の全幅
に渡って上方向へ開口する吸込口(8)と、開口部
(2)の上端にて開口部(2)の全幅に渡って下方向へ
開口する吹出口(9)とを形成し、断熱箱体(3)内の
底壁(3A)と背壁(3B)及び天壁(3C)との間に所定の
間隔を有して設置した、合成樹脂材あるいは鋼材から成
る仕切壁であり、断熱箱体(3)内を収納庫(10)と送
風通路(11)とに区画形成している。従って、送風通路
(11)は仕切壁(7)と断熱箱体(3)内面との間に、
吸込口(8)と吹出口(9)とを連通して形成される。
(12)はコンプレッサ(12A)とコンデンサ(12B)及
び該コンデンサ(12B)冷却用の送風ファン(12C)を前
記機械室(4)内に設置し、かつ冷却器(13)を前記送
風通路(11)内に設置して冷却回路を形成する冷却装置
である。そして冷却器(13)は第2図に示すように、不
凍液(14)を満たして密閉された容器(15)内に収納さ
れる部分と、容器(15)外へ突出したフィン部(13A)
とから成り、少なくともこのフィン部(13A)を送風通
路(11)内に位置させる。即ち、冷却器(13)を蓄冷手
段としての不凍液(14)内に設置することにより、冷却
装置(12)の運転時に不凍液(14)を冷却し、停止後の
冷却器(13)の温度上昇を遅延させて該冷却器(13)に
よる除湿作用の低下を遅らせるようになっている。
(16)は冷却器(13)のフィン部(13A)に対応して
前記送風通路(11)内に設けた送風ファンであり、常時
に駆動運転されるとともにフィン部(13A)を通して冷
却した冷気を、送風通路(11)と、前記断熱扉(6)の
裏面と収納庫(10)内に収納された商品収納棚(17)の
前面との間に形成した遮蔽送風通路(18)とを通して循
環させるようになっている。従って収納庫(10)内は、
遮蔽送風通路(18)を通る冷気及び送風通路(11)内を
通る冷気によって外側から徐々に熱交換されて冷却され
る。
商品収納棚(17)は、タバコ等の箱型の商品(A)を
前後2列に積重ね収納する収納部(17A)と、販売指令
に基づいて最下位の商品(A)を前後交互に送出する送
出装置(17B)とを備え、前記収納庫(10)内にて上下
方向3段に設置している。そして、上中段の商品収納棚
(17)の後部から送出される商品(A)は送出シュート
(19)(20)を通し、また下段の商品収納棚(17)の商
品(A)は送出シュート(20)を通して前記断熱扉
(6)及び扉(5)の下部に開口した送出口(21)へ送
出するようになっている。また、上中段の商品収納棚
(17)の前部から送出される商品(A)は送出シュート
(22)を通し、また下段の商品収納棚(17)の商品
(A)は直接に送出口(21)へ送出するようになってい
る。
送出シュート(19)は各段の商品収納棚(17)の後部
に対応して設けられ、上中段の商品収納棚(17)の送出
装置(17B)の後部に対応する位置に、送出装置(17B)
から送出される商品(A)を送出シュート(19)内に受
入れる受入口(19A)を設けているとともに、下端の開
口(19B)を送出シュート(20)の上端に対応位置させ
ている。
そして、送出シュート(20)は上端を下段の商品収納
棚(17)の送出装置の後部に対応位置させ、下端を送出
口(21)に対応させて傾斜しており、各商品収納棚(1
7)の送出装置(17B)によって後方へ送出された商品
(A)を送出口(21)へ案内送出する通路を形成すると
ともに、下面に通風口(20A)を多数開口して、後述す
るヒーター(27)によって加熱された収納庫(10)内の
空気を、該収納庫(10)内に循環させるようにしてい
る。
また送出シュート(22)は、前記断熱扉(6)の裏面
に設けられ、扉(5)の閉止時に前記遮蔽送風通路(1
8)に介在位置するよう構成するとともに、上端の開口
(23)を前記吹出口(9)に対応するよう延出位置し、
扉(5)の閉止時に吹出口(9)から吹出される冷気を
該送出シュート(22)内に導入して、下端の開口(24)
から前記吸込口(8)方向へ流出させるようになってい
る。また送出シュート(22)は、各商品収納棚(17)の
送出装置(17B)の前部に対応する位置に、送出装置(1
7B)から送出される商品(A)を送出シュート(22)内
に受入れる受入口(25)を設けている。
前記送出口(21)は、前記吸込口(8)の直上に対応
位置するとともに、前記遮蔽送風通路(18)中に対応し
て開口するようになっており、前方には商品(A)の取
出時に開閉される取出口扉(16)を設けている。
(27)は前記収納庫(10)内の下部に設置した加熱装
置としてのヒーターであり、送出シュート(20)の下面
に開口した多数の通風口(20A)を通して収納庫(10)
内を加温し、収納庫(10)内側を前記冷却器(13)のフ
ィン部(13A)の温度よりも常に高い温度となるように
運転制御されるものである。即ち、ヒーター(27)で加
熱された空気は、通風口(20A)を通して送出シュート
(20)上端から下段の商品収納棚(17)へ流れるととも
に、送出シュート(19)の下端の開口(19B)へ進入し
た加熱空気は各受入口(19A)から中上段の商品収納棚
(17)へそれぞれ流れ、そして各商品収納棚(17)の前
部から送出シュート(22)を通して下降し、通風口(20
A)を通してヒーター(27)へ戻るように循環される。
そして冷却装置(12)の停止中でも冷却器(13)のフィ
ン部(13A)温度よりも収納庫(10)内側の温度が高く
なるよう温度差を生じさせ、冷却器(13)による除湿作
用を継続させるようになっている。なお、ヒーター(2
7)に対向して送風ファンを設け、ヒーター(27)によ
り加熱された空気を収納庫(10)内に強制循環させるこ
ともできる。
(28)は前記機械室(4)の前部に設けられ、外気温
度を検知する外気温検出手段としての外気温検出器。
(29)は前記収納庫(10)内の略中央部に設置され、収
納庫(10)内の温度を検知する温度検出手段としての温
度検出器であり、また(30)は前記冷却器(13)のフィ
ン部(13A)の温度を検出する温度検出手段としての温
度検出器である。なお、該温度検出器(30)は冷却器
(13)近傍の温度を検出するようにしても良い。
第3図は制御構成のブロック図であり、(31)は制御
手段としてのCPUで、前記外気温検出器(28)、温度検
出器(29)(30)、ヒーター(27)、冷却装置(12)、
送風ファン(16)、所定温度の設定を行なう設定装置
(32)、及び該設定装置(32)により設定された所定温
度値を記憶する記憶手段としてのRAM(33)をそれぞれ
接続しており、ROM(34)に記憶されたプログラムに基
づいて制御動作する。
RAM(33)は第4図に示すように、所定外気温度を設
定記憶する記憶エリアR1と、収納庫(10)内の上限所定
温度を設定記憶する記憶エリアR2、及び収納庫(10)内
の下限所定温度を設定記憶する記憶エリアR3、収納庫
(10)内の温度と冷却器(13)のフィン部(13A)温度
との所定温度差を設定記憶する記憶エリアR4を設けてい
る。
第5図は第3図のCPU(31)による制御動作を示すフ
ローチャートである。
ステップS1では送風ファン(16)が回転駆動される。
これにより、送風ファン(16)は扉(5)の閉止時には
吸込口(8)から吸入した空気を送風通路(11)内を通
して吹出口(9)から送出シュート(22)上端の開口
(23)へ吹出し、該送出シュート(22)内を通って下端
の開口(24)から送出口(21)を閉塞するように流出し
て吸入口(8)へ達する循環空気層を形成する。従っ
て、扉(5)の閉止時に、送出シュート(22)内は常時
送風ファン(16)によって送風されているため、該送出
シュート(22)内の結露が防止できる。
また、商品補充等によって扉(5)が開放され断熱扉
(6)が開口部(2)を開放すると、送出シュート(2
2)が断熱扉(6)とともに前方へ移動して遮蔽送風通
路(18)から離れる。従って、吹出口(9)から吹出さ
れた空気は遮蔽送風通路(18)を通って吸入口(8)に
達する空気層を形成し、開口部(2)を該空気層によっ
て閉塞して外気の収納庫(10)への流入を防止する。
ステップS2では設定装置(32)による設定モードであ
るか判断し、設定モードであればステップS3で設定装置
(32)により各種の設定が行なわれる。即ち、外気温度
の所定温度(例えば25度C)を記憶エリアR1に設定記憶
し、収納庫(10)内の上限所定温度(外気温度に対して
例えばマイナス5度C)を記憶エリアR2に設定記憶、ま
た収納庫(10)内の下限所定温度(外気温度に対して例
えばマイナス7度C)を記憶エリアR3に設定記憶し、更
に収納庫(10)内の温度と冷却器(13)のフィン部(13
A)温度との所定温度差(冷却器側の温度に対して収納
庫内側の温度を例えばプラス10度C)を記憶エリアR4に
設定記憶する設定動作が行なわれる。
一方、ステップS2で設定モードでないと判断すると、
ステップS4では外気温検出器(28)からの温度情報が、
記憶エリアR1に設定された所定外気温度よりも低いか判
断し、低い場合はステップS12へ進み、高い場合はステ
ップS5へ進む。
ステップS5では、外気温検出器(28)からの温度情報
と、収納庫(10)内の温度検出器(29)からの温度情報
とを比較し、温度検出器(29)からの温度情報が記憶エ
リアR2に記憶した上限所定温度(外気温度に対して例え
ばマイナス5度C)より高いか判断する。そして高いと
判断するとステップS6で冷却装置(12)を動作させる。
また、低いと判断した場合はステップS7で、外気温検出
器(28)からの温度情報と、収納庫(10)内の温度検出
器(29)からの温度情報とを比較し、温度検出器(29)
からの温度情報が記憶エリアR3に記憶した下限所定温度
(外気温度に対して例えばマイナス7度C)より低いか
判断する。そして低いと判断するとステップS8で冷却装
置(12)を停止する。
ステップS9では、収納庫(10)内の温度検出器(29)
からの温度情報と、冷却器(13)の温度検出器(30)か
らの温度情報とを比較し、収納庫(10)内の温度が冷却
器(13)の温度よりも記憶エリアR4に記憶した所定温度
差(例えば10度C)以上に高いかを判定する。そして高
いとステップS11でヒーター(27)を停止し、また、低
いとステップS10でヒーター(27)を運転して収納庫(1
0)内を加温し、ステップS4へ戻る。
一方、ステップS4で外気温度が記憶エリアR1に設定し
た所定外気温度よりも低いと判定すると、ステップS12
で冷却装置(12)を停止し、ステップS13でヒーター(2
7)を停止してステップS4へ戻る。
第6図は他の実施例によるCPU(31)の制御動作を示
すフローチャートであり、この実施例の場合は第4図に
示すRAM(32)の記憶エリアR4を省略している。そし
て、ステップS21からステップS30における制御動作は、
第5図に示すステップS1からステップS8、及びステップ
S12とステップS13における制御動作と同一のため省略す
る。従って、ステップS28で冷却装置(12)を停止する
とステップS32でヒーター(27)を運転し、ステップS26
で冷却装置(12)を運転するとステップS31でヒーター
(27)を停止する。
本発明は、収納庫(10)内の温度と冷却器(12)の温
度との間に所定の温度差が無くなった場合、あるいは冷
却器(12)が停止した場合にヒーター(27)を動作させ
ることにより、収納庫(10)内の温度と冷却器(13)の
温度とに温度差を保ち続けることができる。従って、冷
却器(13)による除湿作用が継続して生じ、収納庫(1
0)内の結露は防止される。
なお、国内において(積雪地域を除く)一日の最高気
温の月平均が25度Cを下まわる季節では、平均湿度も65
%程度以下となるため、商品としてタバコを販売する自
動販売機では、外気温検出器(28)の作動する所定温度
を25度C程度に設定することが良く、外気温25度C以下
では冷却装置(12)とヒーター(27)の両方共に作動を
停止させ、商品の過冷却及び過剰乾燥を防止する。
(ト)発明の効果 本発明は、本体前面の開口部上端に設けた吹出口と開
口部下端に設けた吹出口との間に遮蔽送風通路を設け、
この遮蔽送風通路に送風ファンの送風による循環する空
気層を常時形成するように構成したものであるから、扉
閉止時はもちろんのこと扉開放時でも収納庫への外気の
流入が防止できるため、収納庫内温度を安定保持でき商
品の品質低下を防止できる。また、外気流入による収納
庫内の結露を防止できるため、結露による商品の品質低
下及び張付きによる商品の送出不良を防止することがで
きる等の効果を奏する。
また本発明は、本体前面の開口部上端に設けた吹出口
に対応して扉の裏面に設けた送出シュート上端の開口を
位置させ、吹出口から吹出された空気を該送出シュート
内を通して開口部下端に設けた吸込口へ送風するように
構成したものであるから、送出シュート内での結露を確
実に防止でき、商品の品質低下及び張付きによる商品の
送出不良を防止することができる等の効果を奏する。
また本発明は、収納庫内側の温度と冷却器側の温度と
の間に所定以上の温度差が生じなくなると、収納庫内の
ヒーターを動作させて冷却器側との温度差を保つように
し、冷却器による除湿作用を持続させるようにしたもの
であるから、収納庫内での結露の発生を防止することが
できる。従って、結露による商品の品質低下及び送出不
良を防止できる等の効果を奏する。
更に本発明は、送風通路内と遮蔽送風通路内とを循環
する空気を、収納庫内の温度によって送風通路内に設け
た冷却装置を運転あるいは停止して冷却し、収納庫内を
所定温度に安定させるとともに、冷却装置が停止したと
きには収納庫内の加熱装置を作動させて冷却装置の冷却
器と収納庫内との温度差を維持させ、暖かい外気が流入
した場合でも収納庫内での結露を防止するようにしたも
のであるから、温度及び湿度による商品の品質低下を防
止できるとともに、結露による商品の送出不良を防止す
ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
各図は本発明の実施例を示すもので、第1図は自動販売
機の縦断側面図、第2図は冷却器部分の縦断正面図、第
3図は制御構成ブロック図、第4図はRAMの記憶エリア
を示す図、第5図は制御動作を示すフローチャート、第
6図は他の実施例による制御動作を示すフローチャート
である。 (2)……開口部、(3)……断熱箱体、(6)……断
熱扉、(8)……吸込口、(9)……吹出口、(10)…
…収納庫、(11)……送風通路、(12)……冷却装置、
(13)……冷却器、(16)……送風ファン、(17)……
商品収納棚、(18)……遮蔽送風通路、(21)……送出
口、(22)……送出シュート、(23)(24)……開口、
(27)……ヒーター、(28)……外気温検出器、(29)
(30)……温度検出器、(31)……CPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入江 正明 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭51−49096(JP,U) 実開 昭63−76981(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に開口部を設けた断熱箱体から成る本
    体の収納庫内に商品収納棚を設けるとともに、開口部を
    開閉する断熱扉を設け、商品収納棚の商品を断熱扉に開
    口する送出口を通して送出するようにした自動販売機に
    おいて、前記開口部の下端に上向きに開口する吸込口と
    開口部の上端に該吸込口に向かって下向きに開口する吹
    出口とを連通するように前記商品収納棚の上下部及び裏
    面部と前記断熱箱体内面との間に区画形成した送風通路
    と、該送風通路内に設けられた冷却器と、該送風通路内
    に設けられ吸込口から吸入した空気を該冷却器を介して
    吹出口から吹出すように送風する送風ファンと、前記吹
    出口から吹出された空気を前記開口部に沿って前記吸込
    口へ案内するように前記断熱扉裏面と商品収納棚の前面
    との間に設けた遮蔽送風通路とを備え、該遮蔽送風通路
    中に前記送出口を位置させたことを特徴とする自動販売
    機の空調装置。
  2. 【請求項2】前面の開口部を扉で開閉可能に覆われた本
    体の収納庫内に商品収納棚を上下に複数段設けるととも
    に、上段の商品収納棚から送出された商品を前記扉に開
    口した送出口へ案内する送出シュートを前記扉の裏面に
    設けて成る自動販売機において、前記開口部の下端に上
    向きに開口する吸込口と開口部の上端に該吸込口に向か
    って下向きに開口する吹出口とを連通するように前記商
    品収納棚の上下部及び裏面部と前記断熱箱体内面との間
    に区画形成した送風通路と、該送風通路内に設けられた
    冷却器と、該送風通路内に設けられ吸込口から吸入した
    空気を該冷却器を介して吹出口から吹出すように送風す
    る送風ファンとを設けるとともに、前記送出シュート上
    端の開口を前記吹出口に対応するよう延出位置させて、
    吹出口から吹出される空気を該送出シュート内を通して
    下端の開口から前記吸込口へ送風するようにしたことを
    特徴とする自動販売機の空調装置。
  3. 【請求項3】前面に開口部を設けた断熱箱体から成る本
    体の収納庫内に商品収納棚を設けるとともに、開口部を
    開閉する断熱扉を設けて成る自動販売機において、前記
    収納庫の外周に区画形成された送風通路と、該送風通路
    内に設けた冷却装置の冷却器と、送風通路内の冷気を前
    記開口部を通して循環させる送風ファンと、前記収納庫
    内に設けた加熱装置と、収納庫内側の温度を検出する温
    度検出手段からの温度情報に基づいて冷却装置を運転制
    御し、かつ冷却器側の温度を検出する温度検出手段と収
    納庫内側の温度を検出する温度検出手段からの温度情報
    に基づいて加熱装置を運転制御して、収納庫内側を冷却
    器側よりも高い温度になるよう制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とする自動販売機の空調装置。
  4. 【請求項4】前面に開口部を設けた断熱箱体から成る本
    体の収納庫内に商品収納棚を設けるとともに開口部を開
    閉する断熱扉を設け、商品収納棚の商品を断熱扉に開口
    する送出口を通して送出するようにした自動販売機にお
    いて、前記開口部の下端に開口する吸込口と開口部の上
    端に開口する吹出口とを連通するように前記商品収納庫
    の外周部に区画形成した送風通路と、該送風通路内に設
    けた冷却装置の冷却器と、送風通路内に設けられ冷却器
    によって冷却された冷気を吹出口から吹出すように送風
    する送風ファンと、吹出口から吹出された冷気を前記開
    口部に沿って吸込口へ案内するように前記断熱扉裏面と
    商品収納棚の前面との間に設けられかつ途中に前記送出
    口を位置させた遮蔽送風通路と、前記収納庫内に設けた
    加熱装置と、前記収納庫内の温度を検出して前記冷却装
    置を運転・停止制御する温度検出手段と、前記冷却装置
    の運転状態に基づいて加熱装置を運転制御して、収納庫
    内側を冷却器よりも高い温度になるように冷却装置の停
    止時に加熱装置を作動させる制御手段とを備えた自動販
    売機の空調装置。
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