JP2725634B2 - 光学情報読取装置 - Google Patents

光学情報読取装置

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JP2725634B2 JP7128120A JP12812095A JP2725634B2 JP 2725634 B2 JP2725634 B2 JP 2725634B2 JP 7128120 A JP7128120 A JP 7128120A JP 12812095 A JP12812095 A JP 12812095A JP 2725634 B2 JP2725634 B2 JP 2725634B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーコードリーダ等の
コードからの反射光を結像させて、その像からコードの
情報を読み取る光学情報読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録票に記録されたコード(例えば、バ
ーコード)の全体に光を照射してその画像をCCD等の
撮像素子に結像して、そのコードの情報を読み取る光学
情報読取装置において、従来、光学情報読取装置の読取
口を、そのコードに、ほぼ密着状態、あるいはかなり近
い距離(30mm弱)に配置して、コードの読み取りを
行っていた。このようなバーコードリーダとしては、実
開平3−113455号あるいは米国特許公報Pat.No.
5,198,648が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このタイプの光学情報
読取装置においては、読取作業の効率化等の観点からも
っと離れた位置のコードを読み取る技術が要望されてい
る。しかし、図7に示すごとく撮像素子Cの視野は結像
レンズLと撮像素子Cとの距離により決定され、その画
角θにて読取口G外部のコードBが撮像素子C上に結像
されるため、コードBが読取口Gすなわち結像レンズL
から離れれば離れるほど、撮像素子C上に結像するコー
ドBの画像は小さくなる。
【0004】光学情報読取装置に用いられる撮像素子、
例えば一般的に用いられる受光素子がリニアに配列され
たCCDセンサにてバーコードを読み取る場合を考える
と、読取口Gの近傍でバーコードを読み取った場合に
は、図8(a)に示すごとく、CCDセンサ上にはバー
コードの各バーの像が、すべて十分な幅で結像する。す
なわち、最小幅のバーにおいても、CCDセンサの読み
取りの限界(分解能)である2.5画素以上、すなわち
受光素子2.5個以上の幅で結像する。明暗共に各バー
が2.5画素以上の幅があれば、CCDセンサの出力は
最大の振幅が得られ、各バーが正確に検出できる。
【0005】しかし、読取口Gからバーコードが離れれ
ば離れるほど、CCDセンサ上のバーコードの像は小さ
くなるため、図8(b)に示すごとく、各バーの像、特
に最小幅のバーの像が、CCDセンサの2.5画素すな
わち2.5個分の受光素子に満たなくなる。2.5画素
に満たなくなると、CCDセンサの出力の振幅が小さく
なり、結果として、正確に明暗を二値化することができ
ず、誤った情報を読み取る恐れが出て来る。
【0006】このようにコードが読取口から離れるほど
撮像素子の分解能の壁に突き当り、結像レンズの性能や
光量等の他の要件が十分に満たされていても、コードを
読み取ることは不可能となる。これを解決するものとし
て、更に別のレンズを結像レンズLと読取口Gとの間に
設けることにより、画角θを狭めて、撮像素子上の結像
を拡大することが考えられる。しかし、この方法には、
次のような問題がある。
【0007】すなわち、もう一枚のレンズが加わること
により、レンズ系全体の収差が大きくなって、分解能が
低下したり、ぼけが増幅されるため、結像が拡大されて
も撮像素子上の結像がきわめて不鮮明となり、結局、撮
像素子にて正確に読み取ることができなくなった。
【0008】更に、レンズ自体のベストフォーカス面
は、図9に示すごとく、レンズの主点を中心とする球面
をなしていることから、一般に平面上に結像させると、
ベストフォーカス面と結像面とは、結像の周辺部では離
れているのでぼけが発生するが、一枚の結像レンズでは
そのぼけが問題なくても、別のレンズが加わると、ベス
トフォーカス面が結像面から更に離れて、そのぼけが増
幅される。このため、撮像素子の中心では鮮明な拡大画
像が得られても、周辺部では読み取りに影響するほどの
不鮮明さとなってしまった。
【0009】前述した実開平3−113455号では、
縦方向の視野を広げるために、凸面鏡を用いているた
め、コードBが読取口Gより離れることによる前記問題
が、一層増幅されて表れるため、読取口G直前でなくて
はコードBを読み取ることはできず、離れた位置のコー
ドの読み取り等はバーが小さくなり過ぎてまったく不可
能である。
【0010】また、米国特許公報Pat.No.5,198,
648では、結像レンズと撮像素子との間、あるいは結
像レンズと被写体との間に凹面鏡が配置されている。し
かしこの凹面鏡は、バーコードのバーの配列とは直角方
向で湾曲することにより、結像レンズから撮像素子まで
の光路距離を複数として、結果として被写体までの複数
の距離に対して、撮像素子上に結像させようとするもの
である。したがって、疑似的に被写界深度が深くなるの
みであり、撮像素子の分解能をまったく考慮していず、
各バーの幅は拡大することはないので、やはり遠く離れ
たバーコードは、そのバーの幅が撮像素子の分解能を下
回り、読み取りが正確にできなかった。
【0011】上記問題は、バーコードのみでなく、2次
元的にパターンを配置した、いわゆる2次元コードにお
いても同様であった。本発明は、このような従来の光学
情報読取装置における問題点を解決し、外部のバーコー
ド等のコードを、撮像素子上に十分な大きさでかつ鮮明
に結像させることにより、離れた位置に外部のコードが
存在しても、十分に読み取ることを可能とすることを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
バーコードの反射光を導入し、結像レンズにより撮像素
子上に結像して、該バーコードの情報を電気信号に変換
する光学的情報読取装置であって、前記結像レンズより
も外部側に、前記バーコードのバーの配列方向に凹状に
形成されている凹面鏡を備え、前記結像レンズの主点が
ほぼ前記凹面鏡の焦点に配置されているとともに、前記
凹面鏡にて前記バーコードの反射光を一旦反射させた
後、前記結像レンズにより前記撮像素子上に結像させる
ことを特徴とする光学情報読取装置である。
【0013】請求項2記載の発明は、2次元コードの反
射光を導入し、結像レンズにより撮像素子上に結像し
て、該2次元コードの情報を電気信号に変換する光学的
情報読取装置であって、前記結像レンズよりも外部側
に、球面あるいは放物面からなる凹面鏡を備え、前記結
像レンズの主点がほぼ前記凹面鏡の焦点に配置されてい
るとともに、前記凹面鏡にて前記2次元コードの反射光
を一旦反射させた後、前記結像レンズにより前記撮像素
子上に結像させることを特徴とする光学情報読取装置で
ある。
【0014】
【作用及び発明の効果】 本発明の光学情報読取装置は、
結像レンズよりも外部側に、バーコードのバーの配列方
向に凹状に形成されている凹面鏡を備えるとともに、結
像レンズの主点がほぼ凹面鏡の焦点に配置されている。
この凹面鏡にて前記バーコードの反射光を一旦反射させ
た後、前記結像レンズにより撮像素子上に結像させてい
る。
【0015】バーコードのバーの配列方向に凹状に形成
されている凹面鏡による反射光を結像レンズに導くこと
により、少なくとも結像レンズに入射するバーコードの
バーの配列方向の画角は、凹面鏡が無い場合に比較し
て、狭めることができる。したがって、凸レンズを加え
たごとく、遠方のバーコードのバーの配列方向の画像を
拡大して、撮像素子上に結像させることができる。しか
も、この拡大はレンズの屈折により画角を狭めるのでは
なく、反射により画角を狭めているので、レンズ系全体
の収差や結像周辺部のぼけは増加しない。
【0016】このため、拡大された鮮明な結像が、撮像
素子上に得られる。 更に、凹面鏡にて反射することに伴
い、結像周縁部でのバーコードからの光路距離と中央部
での光路との差が、凹面鏡が無い場合や平面反射板に比
較して、短くなるので、撮像素子の周縁部でのベストフ
ォーカス位置が、撮像素子に近づき 、前述したベストフ
ォーカス面が球面であるために生じたぼけが改善され
る。
【0017】前記凹面鏡は、単にバーコードのバーの配
列方向に凹状に形成されているもの、すなわち、平面状
の反射板を円弧や放物線の形に曲げた形状の凹面鏡であ
っても良いが、球面や放物面であっても良い。また、こ
の凹面鏡は滑らかなカーブで形成されていなくても、多
数の小平面反射板を配列し、各小平面反射板の各傾きを
円弧や放物線の接線の傾きに合わせることにより構成し
たものでも良い。
【0018】また、読取対象が2次元コードである場合
には、凹面鏡としては、球面あるいは放物面からなる凹
面鏡を用い、結像レンズの主点がほぼ凹面鏡の焦点に配
置されている。この場合の凹面鏡も、滑らかな曲面で構
成されていなくても、多数の小平面反射板を配列し、各
小平面反射板の各傾きを球面や放物面の接平面の傾きに
合わせることにより構成したものでも良い。
【0019】更に、前述した各凹面鏡は、結像レンズの
主点がほぼ凹面鏡の焦点に配置されている。このことに
より、凹面鏡が無い場合あるいは平面反射板の場合に比
較して、画角が狭まり、視野の範囲が距離に応じて変化
しない状態となる。このような設定をした場合には、バ
ーコードで言えば、凹面鏡が無い場合あるいは平面反射
板の場合に比較して、凹面鏡の位置は、中央部に行くほ
ど、バーコードからも撮像素子からも斜め方向に離れて
いる。したがって、バーコードと凹面鏡との間の光路
は、中央部に行くほど長くなり、両側に行くほど短くな
る。また、凹面鏡と撮像素子との間の光路も、凹面鏡が
無い場合あるいは平面反射板の場合に比較して、中央部
と両側とで差が小さくなる。このことから、ベストフォ
ーカスの位置が、凹面鏡が無い場合あるいは平面反射板
の場合には、結像レンズの主点から等距離の球面状であ
っても、凹面鏡のために、中央部と両側とで光路の差が
小さくなって撮像素子全体がベストフォーカスの位置に
近づき、撮像素子の両端での結像の鮮明度が改善され
る。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例について、図1〜図4に基
づいて説明する。図1はバーコードリーダ4の概略断面
図であり、図2はその制御系統のブロック図である。バ
ーコードリーダ4は、本体ケース12、読取部14、デ
ータ処理出力部16、および電源部18を備えている。
【0021】本体ケース12の前方部の内部には読取部
14が配置され、また、本体ケース12の後方部は操作
者が手で握るための把持部20を形成している。本体ケ
ース12の前方部の下部には、開口部22が設けられ、
開口部22には、防塵プレート24が配置されて、開口
部22を閉塞している。このことにより、塵が開口部2
2から本体ケース12内部に侵入するのを防止してい
る。また、防塵プレート24は、少なくとも下に述べる
赤色の光は通過可能である。
【0022】読取部14は、照明用赤色発光ダイオード
26、発光駆動回路28、集光レンズ30、凹面反射鏡
32、結像レンズ34および光学的センサ36を備えて
いる。発光駆動回路28により照明用赤色発光ダイオー
ド26が発光すると、その赤色光は防塵プレート24を
通過して、本体ケース12外部のバーコード8を照射す
る。バーコード8により反射された赤色光は再度防塵プ
レート24から本体ケース12内に入り、凹面反射鏡3
2で反射されて、結像レンズ34に入射して受光素子が
リニアに配列された光学的センサ36にバーコード8の
像を、その各バーの配列方向と光学的センサ36の受光
素子との配列方向とが同じ方向で結像させる。このバー
コード8の像を光電変換して読み取った光学的センサ3
6は、像のパターンを表す電気信号としてデータ処理出
力部16側に出力する。
【0023】本体ケース12内部のデータ処理出力部1
6には、基板38上に、波形整形部40、メモリ42、
マイクロコンピュータ44、およびレジスタ等の本体装
置への出力回路46が備えられている。データ処理出力
部16は、読取部14からバーコード8の読み取りデー
タを、波形整形部40を介して入力すると、マイクロコ
ンピュータ44の処理により、そのデータをデコードし
て、バーコード8が表している情報を得、その情報をメ
モリ42に一旦記憶する。次に、このメモリ42内に記
憶された情報を出力回路46により、シリアル信号とし
て本体装置へ送信する。
【0024】また読取部14が収納されている部分の、
光路に影響しない位置に、ブザー装置48が設けられ、
マイクロコンピュータ44にてバーコード8のデコード
に成功した場合に、ブザー装置48を鳴動させるように
している。また、電源部18は、電池18aが電源とし
て収納されている。
【0025】マイクロコンピュータ44は、CPU,R
OM,RAM,I/O等を備えて、上述したデータ処理
出力部16としての処理を実行している。ここで、バー
コード8からの反射光による結像状態を図3の斜視図に
示す。ここで、凹面反射鏡32は、バーコード8からの
光をその凹面にて結像レンズ34側に反射させている。
凹面反射鏡32は、その凹面が、円弧状あるいは放物線
状に滑らかに湾曲している面から形成されている。従来
のごとく、平面鏡の反射にてあるいは反射せずにバーコ
ード8からの光を結像レンズ34側に入射させた場合に
は、バーコード8が存在する面上では、Δd0の範囲が
光学的センサ36上に結像するが、本実施例では、凹面
反射鏡32にて反射させているので、画角が狭まり、Δ
d1の範囲が光学的センサ36上に結像する。
【0026】したがって、従来に比較して、バーコード
8の各バーは、Δd0/Δd1に拡大されて、光学的セ
ンサ36上に結像する。従来では、破線で示すごとく極
めて開口部22に近い位置まで、バーコード8に近づか
ないと、バーコード8の各バーが光学的センサ36の分
解能を下回って、正確な読み取りが不可能であったが、
凹面反射鏡32により、バーコード8のバーの配列方向
の画角が狭まったために、開口部22から遠く離れて
も、バーコード8の各バーの結像が光学的センサ36の
分解能以上である状態が維持でき、バーコード8の内容
を正確に読み取ることが可能となる。このため、バーコ
ードリーダ4をバーコード8に接近させなくても、バー
コード8の読み取りが可能となり、読み取りの作業効率
が向上する。
【0027】また、この場合、凹面反射鏡32に対して
結像レンズ34を、図4に示すごとく、結像レンズ34
の主点Pが凹面反射鏡32の焦点Fに重なるように配置
しているので、凹面反射鏡32が無い場合あるいは平面
反射板の場合に比較して、画角が角度α1だけ狭まり、
視野の範囲Δd1が距離に応じて変化しない状態とな
る。このような設定をしているので、凹面反射鏡32が
無い場合あるいは平面反射板の場合に比較して、図3に
示すごとくバーコード8の両端の位置P10,P30が光学
的センサ36上の両端P12,P32で結像するまでの光路
P10−P11−P12,P30−P31−P32の長さは、バーコ
ード8の中心の位置P20が光学的センサ36上の中心P
22で結像するまでの光路P20−P21−P22の長さに近く
なる。
【0028】すなわち、凹面反射鏡32の位置は、中央
部に行くほど、バーコード8からも光学的センサ36か
らも斜め方向に離れている。したがって、バーコード8
と凹面反射鏡32との間の光路は、中央部に行くほど長
くなり、両側に行くほど短くなる。また、凹面反射鏡3
2と光学的センサ36との間の光路も、凹面反射鏡32
が無い場合あるいは平面反射板の場合に比較して、中央
部と両側とで差が小さくなる。
【0029】このことから、前述したごとく、ベストフ
ォーカスの位置が、凹面反射鏡32が無い場合あるいは
平面反射板の場合には、結像レンズ34の主点から等距
離の球面状であっても、凹面反射鏡32のために、中央
部と両側とで光路の差が小さくなって光学的センサ36
の受光素子全体がベストフォーカスの位置に近づき、光
学的センサ36の両端での結像の鮮明度が改善される。
【0030】本実施例は、このように反射鏡に凹面反射
鏡32を採用しているので、開口部22から離れた位置
のバーコード8を読み取る場合も、画像が従来のように
小さくならない。したがって、バーコード8の各バーの
結像が光学的センサ36の分解能を下回ることが無く、
正確な読み取りができる。また、レンズを使用していな
いので、収差が増加せず、結像は平面反射鏡を用いた場
合と同じ鮮明さを維持 し、読み取りに影響することがな
い。また、結像の周辺と中央部との光路の差は従来より
も小さくなり、光学的センサ36の表面全体がベストフ
ォーカス面に近づくので、より画像が鮮明化する傾向に
ある。
【0031】[その他] 上述した実施例では、凹面反射鏡32の凹面が、円弧状
あるいは放物線状に滑らかに湾曲している面であった
が、このような完全な曲面を用いなくとも、図5(a)
に示す小平面により構成されている凹面であっても良
い。すなわち、凹面反射鏡52は、多数の小平面54か
ら構成されている。この小平面54は隣接する小平面5
4とそれぞれ所定の角度で接続されていることにより、
凹面反射鏡52全体では、前実施例の凹面反射鏡32と
同じ湾曲が達成されている。このように個々には平面で
も、それらを多数用いて、その各反射面を円弧あるいは
放物線の接線の角度に配列することにより、ほとんど前
実施例の凹面反射鏡32と同様な働きをさせることがで
きる。
【0032】前実施例では、凹面反射鏡32は、バーコ
ード8の各バーが配列している方向にのみ、湾曲して、
凹面状を形成していたが、図5(b)に示すごとく、更
にバーコード8の各バーの配列方向とは直角方向にも凹
面上に湾曲していても良い。図5(b)に示すごとく、
凹面反射鏡62は、矢印Hで示すバーコード8の各バー
が配列している方向に湾曲していると共に、矢印Vで示
すバーコード8の各バーの配列方向とは直角方向にも湾
曲している。すなわち、凹面反射鏡62は球面あるいは
放物面からなる凹面を形成している。
【0033】また、図5(c)に示すごとくの、2次元
的に明暗のパターンを配置した2次元コードの読み取り
については、図5(b)に示した球面あるいは放物面の
凹面を有する凹面反射鏡62を使用することにより、2
方向において画角が狭まる。このことにより、2次元に
配列されたパターンの結像が、2次元の撮像素子上にて
その分解能を下回ることがなくなるので、正確な2次元
コードの読み取りが可能となる。また、レンズを使用し
ていないので、収差が増加せず、結像は平面反 射鏡を用
いた場合と同じ鮮明さを維持し、読み取りに影響するこ
とがない。また、光路の距離的にも2次元コードの中央
部と周辺部とで、従来よりも差が小さくなるので前記実
施例と同様に、より鮮明な結像が得られる。勿論、2次
元コードを読み取るCCDは、受光素子はリニアでな
く、2次元に配列しているものを用いる。
【0034】更に、図5(a)に示した小平面54を接
続した凹面反射鏡52以外に、小平面を用いた凹面反射
鏡として、図6に示すような凹面反射鏡72としても良
い。すなわち、ガラスやプラスチックあるいは金属の基
板74上に、階段状に小平面76a,76bを刻み込ん
だものであり、中央部の小平面76aから周辺部の小平
面76bに行くにしたがい、その小平面76a,76b
の角度が内側を向くように形成されている。このことに
より、図5(a)の場合とほぼ同じ効果が得られる。こ
の凹面反射鏡72の場合には、全体が湾曲していないの
で、バーコードリーダ4内でスペースを取らず、バーコ
ードリーダ4の小型化に貢献する。
【0035】前記実施例では照明用赤色発光ダイオード
26を用いて、バーコード8を照射したが、自然光が十
分に存在する場所での使用であれば、照明用赤色発光ダ
イオード26を設けなくても読み取りは可能である。ま
た、バーコードリーダ4自体に照明用赤色発光ダイオー
ド26を組み込まなくても、別に設けた照明装置でバー
コード8を照明しても良いし、照明用赤色発光ダイオー
ド26をバーコードリーダ4に組み込んでいても、補助
照明装置として外部の照明装置を用いても良い。
【0036】また撮像素子としての光学的センサ36
は、CCDでも良く、またフォトダイオード等でも良
く、光の強度分布を検出できるセンサであれば良い。
た、結像レンズとして独立した結像レンズ34を用いた
が、光学的センサ36に結像用の光学レンズが組み込ま
れていれば、独立した結像レンズ34を用いなくても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のバーコードリーダの概略断面図であ
る。
【図2】 その制御系統のブロック図である。
【図3】 バーコードからの反射光による結像状態を説
明する斜視図である。
【図4】 凹面反射鏡の焦点と結像レンズの主点との位
置関係と画角との関係を示す説明図である。
【図5】 他の凹面反射鏡の例および他のコードパター
ンを示す説明図である。
【図6】 他の凹面反射鏡の例を示す説明図である。
【図7】 従来の光学情報読取装置とコードとの位置関
係と視野との関係を示す説明図である。
【図8】 従来のCCDセンサにおいて結像するバーコ
ードのバーの幅と出力との関係を示す説明図である。
【図9】 結像レンズにおけるベストフォーカス面を示
す説明図である。
【符号の説明】
4…バーコードリーダ 8…バーコード 14…
読取部 16…データ処理出力部 18…電源部 22…開
口部 24…防塵プレート 26…照明用赤色発光ダイオー
ド 28…発光駆動回路 30…集光レンズ 32…凹
面反射鏡 34…結像レンズ 36…光学的センサ 40…波
形整形部 42…メモリ 44…マイクロコンピュータ 46
…出力回路 52,62,72…凹面反射鏡 54…小平面 7
4…基板 76a,76b…小平面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーコードの反射光を導入し、結像レンズ
    により撮像素子上に結像して、該バーコードの情報を電
    気信号に変換する光学的情報読取装置であって、 前記結像レンズよりも外部側に、前記バーコードのバー
    の配列方向に凹状に形成されている凹面鏡を備え、前記
    結像レンズの主点がほぼ前記凹面鏡の焦点に配置されて
    いるとともに、前記凹面鏡にて前記バーコードの反射光
    を一旦反射させた後、前記結像レンズにより前記撮像素
    子上に結像させることを特徴とする光学情報読取装置。
  2. 【請求項2】2次元コードの反射光を導入し、結像レン
    ズにより撮像素子上に結像して、該2次元コードの情報
    を電気信号に変換する光学的情報読取装置であって、 前記結像レンズよりも外部側に、球面あるいは放物面か
    らなる凹面鏡を備え、前記結像レンズの主点がほぼ前記
    凹面鏡の焦点に配置されているとともに、前記凹面鏡に
    て前記2次元コードの反射光を一旦反射させた後、前記
    結像レンズにより前記撮像素子上に結像させることを特
    徴とする光学情報読取装置。
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