JP2720667B2 - バーコードリーダ - Google Patents
バーコードリーダInfo
- Publication number
- JP2720667B2 JP2720667B2 JP3296920A JP29692091A JP2720667B2 JP 2720667 B2 JP2720667 B2 JP 2720667B2 JP 3296920 A JP3296920 A JP 3296920A JP 29692091 A JP29692091 A JP 29692091A JP 2720667 B2 JP2720667 B2 JP 2720667B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- bar code
- resolution
- light
- light receiving
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、バーコード情報を光学
的に読み取るバーコードリーダに関する。
的に読み取るバーコードリーダに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、物品の流通を電算機で制御するた
め、物品にバーコードを付し、バーコードリーダで読み
取るシステムが普及している。
め、物品にバーコードを付し、バーコードリーダで読み
取るシステムが普及している。
【０００３】従来、一般的に用いられているバーコード
リーダの構成を図１に示す。図１に示すように、バーコ
ードリーダはバーコードラベル２に光を照射する投光部
１と、バーコードラベル２から反射した光を受光レンズ
４方向に屈折する反射ミラー３と、バーコードラベル２
の像をイメージセンサ５上に結像する受光レンズ４と、
前記受光レンズ４で結像された像を電気信号に変換する
ライン状のイメージセンサ５と、イメージセンサ５の出
力を処理しバーコードの解読処理を行う回路部６とで構
成されている。
リーダの構成を図１に示す。図１に示すように、バーコ
ードリーダはバーコードラベル２に光を照射する投光部
１と、バーコードラベル２から反射した光を受光レンズ
４方向に屈折する反射ミラー３と、バーコードラベル２
の像をイメージセンサ５上に結像する受光レンズ４と、
前記受光レンズ４で結像された像を電気信号に変換する
ライン状のイメージセンサ５と、イメージセンサ５の出
力を処理しバーコードの解読処理を行う回路部６とで構
成されている。
【０００４】図２にバーコードリーダの、バーコードラ
ベル２と受光レンズ４，イメージセンサ５の位置関係を
示す。一般に用いられる受光レンズでは、レンズ中心部
の解像度に対しレンズ周辺部の解像度が低下する収差現
象が発生する。すなわち図２に示す光学系の場合、イメ
ージセンサ５の中心部７の解像度に比べ、周辺部８の解
像度が低下してしまう。これらの欠点を解決するため、
一般に受光レンズ４は図６に示すように３枚のレンズ２
１，２２，２３あるいは４枚の球面レンズを組み合わせ
て構成されている。
ベル２と受光レンズ４，イメージセンサ５の位置関係を
示す。一般に用いられる受光レンズでは、レンズ中心部
の解像度に対しレンズ周辺部の解像度が低下する収差現
象が発生する。すなわち図２に示す光学系の場合、イメ
ージセンサ５の中心部７の解像度に比べ、周辺部８の解
像度が低下してしまう。これらの欠点を解決するため、
一般に受光レンズ４は図６に示すように３枚のレンズ２
１，２２，２３あるいは４枚の球面レンズを組み合わせ
て構成されている。
【０００５】
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図６に示すよ
うな複数の球面レンズを、１枚の非球面レンズで置き換
えようとしたとき、レンズの設計、加工が複雑となるこ
となどの原因により製造の歩留まりが悪化する。このた
め低価格、高品質のバーコードリーダを構成できないと
いう問題を有していた。
うな複数の球面レンズを、１枚の非球面レンズで置き換
えようとしたとき、レンズの設計、加工が複雑となるこ
となどの原因により製造の歩留まりが悪化する。このた
め低価格、高品質のバーコードリーダを構成できないと
いう問題を有していた。
【０００７】本発明はこのような課題を解決するもの
で、低価格，高解像度の受光レンズを備え、バーコード
解読性能が優れた安価なバーコードリーダを提供するこ
とを目的とするものである。
で、低価格，高解像度の受光レンズを備え、バーコード
解読性能が優れた安価なバーコードリーダを提供するこ
とを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、バーコードラベル上に光を照射する投光部
と、照射光の前記バーコードラベル上での反射光を集光
し、イメージセンサ上に結像する受光レンズと、前記受
光レンズで結像した画像情報を電気信号に変換するイメ
ージセンサと、前記電気信号を処理し前記バーコード情
報を解読する回路部とを備え、前記受光レンズを前記バ
ーコードのバー横方向（Ｔ方向）解像度をバー高さ方向
（Ｓ方向）よりも高解像度に形成した非球面レンズで構
成するようにしたものである。
に本発明は、バーコードラベル上に光を照射する投光部
と、照射光の前記バーコードラベル上での反射光を集光
し、イメージセンサ上に結像する受光レンズと、前記受
光レンズで結像した画像情報を電気信号に変換するイメ
ージセンサと、前記電気信号を処理し前記バーコード情
報を解読する回路部とを備え、前記受光レンズを前記バ
ーコードのバー横方向（Ｔ方向）解像度をバー高さ方向
（Ｓ方向）よりも高解像度に形成した非球面レンズで構
成するようにしたものである。
【０００９】
【作用】この構成により、複数枚のレンズからなる組み
合わせレンズを用いることなく、１枚の非球面レンズで
バーコードリーダを構成できる。また、レンズのＳ方向
の解像度に対して設計の自由度が増すためにレンズ設計
が容易になる。このレンズを受光レンズに用いることに
よりバーコード解読力に優れた低価格のバーコードリー
ダを構成することができることとなる。
合わせレンズを用いることなく、１枚の非球面レンズで
バーコードリーダを構成できる。また、レンズのＳ方向
の解像度に対して設計の自由度が増すためにレンズ設計
が容易になる。このレンズを受光レンズに用いることに
よりバーコード解読力に優れた低価格のバーコードリー
ダを構成することができることとなる。
【００１０】
【実施例】以下に本発明の一実施例のバーコードリーダ
を図面を参照しながら説明する。
を図面を参照しながら説明する。
【００１１】図１，図２に本実施例のバーコードリーダ
の構成を示す。図３に本実施例のバーコードリーダに用
いた非球面１枚レンズの解像度を示す。解像度は平行に
配列した幅０．１mmのバー列を用いて測定した。図３の
曲線ａはバーコードの高さ方向（Ｔ方向）の解像度、図
３の曲線ｂはバーコードの横方向（Ｓ方向）の解像度を
示す。図４は比較例として、従来の組み合わせレンズの
解像度を示す。従来のレンズは、Ｔ方向，Ｓ方向ともに
同一の解像度を示す。また、図５は従来の組み合わせレ
ンズの特性に合わせて、Ｔ方向，Ｓ方向の解像度を変え
ずに非球面１枚レンズで受光レンズを構成した場合の解
像度を示す。
の構成を示す。図３に本実施例のバーコードリーダに用
いた非球面１枚レンズの解像度を示す。解像度は平行に
配列した幅０．１mmのバー列を用いて測定した。図３の
曲線ａはバーコードの高さ方向（Ｔ方向）の解像度、図
３の曲線ｂはバーコードの横方向（Ｓ方向）の解像度を
示す。図４は比較例として、従来の組み合わせレンズの
解像度を示す。従来のレンズは、Ｔ方向，Ｓ方向ともに
同一の解像度を示す。また、図５は従来の組み合わせレ
ンズの特性に合わせて、Ｔ方向，Ｓ方向の解像度を変え
ずに非球面１枚レンズで受光レンズを構成した場合の解
像度を示す。
【００１２】図４，図５に示した比較例のレンズの口径
は、本実施例の非球面１枚レンズがΦ９．８mmであるの
に対し、組み合わせレンズがΦ９．０mm、１枚構成の非
球面レンズが１２．０mmとなる。また比較例のレンズの
物像間距離は、１４０mm、焦点距離は、２６mmである。
は、本実施例の非球面１枚レンズがΦ９．８mmであるの
に対し、組み合わせレンズがΦ９．０mm、１枚構成の非
球面レンズが１２．０mmとなる。また比較例のレンズの
物像間距離は、１４０mm、焦点距離は、２６mmである。
【００１３】図３，図４に示した各レンズを受光レンズ
４として用い、図１に示したバーコードリーダを構成
し、バーコードの読み取り試験を行った結果を（表１）
に示す。（表１）からわかるように、上記の各レンズを
用いてバーコードリーダを構成した場合に、読み取り率
に差異は生じない。（表１）に示したバーコードの読み
取り試験の試験条件は、読み取りコードＣＯＤＥ１２
８，最小バー幅０．１５mm，バーコードリーダのバーコ
ード検出時間（バーコード上に当てる時間）５０ｍｓ以
下の条件で、読み取り操作を３００回行い、読み取り率
を測定した。
４として用い、図１に示したバーコードリーダを構成
し、バーコードの読み取り試験を行った結果を（表１）
に示す。（表１）からわかるように、上記の各レンズを
用いてバーコードリーダを構成した場合に、読み取り率
に差異は生じない。（表１）に示したバーコードの読み
取り試験の試験条件は、読み取りコードＣＯＤＥ１２
８，最小バー幅０．１５mm，バーコードリーダのバーコ
ード検出時間（バーコード上に当てる時間）５０ｍｓ以
下の条件で、読み取り操作を３００回行い、読み取り率
を測定した。
【００１４】
【表１】
【００１５】以上の実施例から明らかなように、図３の
特性の非球面１枚レンズを用いた本実施例のバーコード
リーダは、組み合わせレンズを用いることなく、レンズ
全体の設計、加工が容易となった１枚のレンズで構成さ
れるため、低価格で高い読み取り率を有するバーコード
リーダを実現することができる。
特性の非球面１枚レンズを用いた本実施例のバーコード
リーダは、組み合わせレンズを用いることなく、レンズ
全体の設計、加工が容易となった１枚のレンズで構成さ
れるため、低価格で高い読み取り率を有するバーコード
リーダを実現することができる。
【００１６】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明のバーコードリーダによれば、バーコードの
横方向（Ｔ方向）の解像度をバー高さ方向（Ｓ方向）よ
りも向上させた非球面１枚レンズを用いて構成すること
により、複数枚の組み合わせレンズを用いることなく、
１枚のレンズでバーコードリーダを構成できる。この非
球面１枚レンズはＳ方向の解像度に対して設計裕度が増
すためにレンズ全体の設計，加工が容易となる。その結
果、低価格で読み取り率の高いバーコードリーダを構成
することができる。
に、本発明のバーコードリーダによれば、バーコードの
横方向（Ｔ方向）の解像度をバー高さ方向（Ｓ方向）よ
りも向上させた非球面１枚レンズを用いて構成すること
により、複数枚の組み合わせレンズを用いることなく、
１枚のレンズでバーコードリーダを構成できる。この非
球面１枚レンズはＳ方向の解像度に対して設計裕度が増
すためにレンズ全体の設計，加工が容易となる。その結
果、低価格で読み取り率の高いバーコードリーダを構成
することができる。
【図１】一般的なバーコードリーダの構成を示す斜視図
【図２】一般的なバーコードリーダの光学系の構成を示
す斜視図
す斜視図
【図３】本発明の一実施例の非球面１枚レンズの解像度
を示す図
を示す図
【図４】従来の組み合わせレンズの解像度を示す図
【図５】同非球面１枚レンズの解像度を示す図
【図６】同組み合わせレンズの構成を示す断面図
１ 投光部 ２ バーコードラベル ３ 反射ミラー ４ 受光レンズ ５ イメージセンサ ６ 回路部 ７ イメージセンサ中心部 ８ イメージセンサ周辺部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山尾 孝浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 平１−133659（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 バーコードラベル上に光を照射する投光
部と、照射光の前記バーコードラベル上での反射光を集
光しイメージセンサ上に結像する受光レンズと、前記受
光レンズで結像した画像情報を電気信号に変換する前記
イメージセンサと、前記電気信号を処理し前記バーコー
ド情報を解読する回路部とを備え、前記受光レンズを、
前記バーコードのバー横方向（Ｔ方向）解像度をバー高
さ方向（Ｓ方向）解像度よりも高解像度に形成した非球
面レンズで構成したバーコードリーダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3296920A JP2720667B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | バーコードリーダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3296920A JP2720667B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | バーコードリーダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05135193A JPH05135193A (ja) | 1993-06-01 |
| JP2720667B2 true JP2720667B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=17839889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3296920A Expired - Lifetime JP2720667B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | バーコードリーダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2720667B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TW582549U (en) | 1997-09-24 | 2004-04-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Calculating apparatus of diffraction efficiency of diffraction lens, lens with optical grating device and reading optical system |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01133659U (ja) * | 1988-03-02 | 1989-09-12 |
-
1991
- 1991-11-13 JP JP3296920A patent/JP2720667B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05135193A (ja) | 1993-06-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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