JP3113455U - 転倒防止装置付き家具 - Google Patents

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JP3113455U JP2005004192U JP2005004192U JP3113455U JP 3113455 U JP3113455 U JP 3113455U JP 2005004192 U JP2005004192 U JP 2005004192U JP 2005004192 U JP2005004192 U JP 2005004192U JP 3113455 U JP3113455 U JP 3113455U
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村 智 之 岡
柳 昇 小
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岡村 智之
小柳 昇
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Abstract

【課題】室内に設置された書棚、箪笥等の家具、設備機器等が地震などにより転倒するのを防止する。
【解決手段】家具1は、家具本体2と、上板7に略四角形をなすように配置され、メネジ部が上板7を貫通するように設けられた4つのナット12と、ねじ込み操作により天井14方向に対して進退される4本の取付ネジ13と、下面16に当接固定される基板15と、基板15と上板7との間に生じる間隙部17の周囲の開口部の、前面開口部18を遮蔽するよう、基板15に立設した前面板19とを備える。
【選択図】図3

Description

本考案は、室内に設置された書棚、箪笥等の家具、設備機器等が地震などにより転倒
するのを防止するための転倒防止装置を備えた転倒防止装置付き家具に関する。
従来の家具等の転倒防止装置としては、ネジ機構、つまり、ナットにねじ込まれたネ
ジシャフトが直線運動をする機構を応用した転倒防止装置(例えば特許文献1参照)があ
る。この転倒防止装置は、家具の上面および天井の下面の各々一部に当接する各ベースに
1本のネジシャフトを固定し、このネジシャフトをナットにより進退させ家具を押圧し転
倒防止をするものである。
しかし、この転倒防止装置では、家具と天井の一部を1本のネジシャフトにより部分
的に押圧しているのみであるため、揺れが縦方向の地震では効果があるが、横方向の揺れ
に対しては、ぐらつき不安定となり充分な転倒防止ができなく、特に急激な横揺れを伴な
う地震では、転倒防止装置自体が外れてしまい、転倒防止を確実に行なえない欠点があっ
た。また転倒防止装置は、転倒防止装置のみの機能しかなく、この転倒防止装置を取り付
けた家具等の上面と天井との間の空間を、有効に活用することができない欠点があった。
実用新案登録第3021136号 公報
本考案は、前記した問題点を解決するためになされたもので、縦揺れ、あるいは横揺
れを伴う地震などに対しても、家具等の転倒を防止できると共に、室内の限られた家具等
の設置空間をより有効に活用することもできるようにした転倒防止装置付き家具を提供す
ることを目的とする。
前記した問題を解決するための本考案の手段は、家具本体と、この家具本体の上板に
略四角形をなすように配置され、メネジ部が前記上板を貫通するように設けられた少なく
とも4つのナットと、この各ナットにそれぞれねじ込まれ、ねじ込み操作により天井方向
に対して進退される少なくとも4本の取付ネジと、前記家具本体の前記上板と前記天井と
の間に介在され、前記取付ネジのねじ込み操作により、この取付ネジを介して前記天井の
下面に当接固定される基板と、この基板が前記天井の下面に当接固定された状態において
、前記基板と前記上板との間に生じる間隙部の周囲の開口部の、少なくとも前面開口部を
遮蔽するよう、前記基板に立設した前面板とを備えているものである。
また請求項2記載の転倒防止装置付き家具は、請求項1記載の転倒防止装置付き家具
において、家具本体は、家具本体の左右の側板の上端をそれぞれ前記上板より上方に延出
させ、遮蔽部を設けると共に、前記基板の左右にそれぞれ側面板を立設させ、前記基板が
前記天井の下面に当接固定された状態において、前記基板と前記上板との間に生じる間隙
部の周囲の開口部の、左右の側面開口部を、前記各遮蔽部と前記各側面板とを互いに重ね
合わせ遮蔽するようにしたものである。
また請求項3記載の転倒防止装置付き家具は、家具本体と、この家具本体の底板に略
四角形をなすように配置され、メネジ部が前記底板を貫通するように設けられた少なくと
も4つのナットと、この各ナットにそれぞれねじ込まれ、ねじ込み操作により前記家具本
体の設置面の方向に対して進退される少なくとも4本の取付ネジと、前記家具本体の前記
底板と前記設置面との間に介在され、前記取付ネジのねじ込み操作により、この取付ネジ
を介して前記設置面に当接固定される基板と、この基板が前記設置面に当接固定された状
態において、前記基板と前記底板との間に生じる間隙部の周囲の開口部の、少なくとも前
面開口部を遮蔽するよう、前記基板に立設した前面板とを備えているものである。
また請求項4記載の転倒防止装置付き家具は、請求項3記載の転倒防止装置付き家具
において、家具本体は、家具本体の左右の側板の下端をそれぞれ前記底板より下方に延出
させ、遮蔽部を設けると共に、前記基板の左右にそれぞれ側面板を立設させ、前記基板が
前記設置面に当接固定された状態において、前記基板と前記底板との間に生じる間隙部の
周囲の開口部の、左右の側面開口部を、前記各遮蔽部と前記各側面板とを互いに重ね合わ
せ遮蔽するようにしたものである。
また請求項5記載の転倒防止装置付き家具は、家具本体と、この家具本体の上板に略
四角形をなすように配置され、メネジ部が前記上板を貫通するように設けられた少なくと
も4つのナットと、この各ナットにそれぞれねじ込まれ、ねじ込み操作により天井方向に
対して進退される少なくとも4本の取付ネジと、前記家具本体の前記上板と前記天井との
間に介在され、前記取付ネジのねじ込み操作により、この取付ネジを介して前記天井の下
面に当接固定される基板と、前記家具本体の前記上板の前面部より上方に延出して設けら
れた前面遮蔽部と、前記基板の前面に立設した前面側面板と、前記基板が前記天井の下面
に当接固定された状態において、前記基板と前記上板との間に生じる間隙部の周囲の開口
部の、少なくとも前面開口部を、前記前面遮蔽部と前記前面側面板により遮蔽するように
したものである。
また請求項6記載の転倒防止装置付き家具は、家具本体と、この家具本体の底板に略四角形をなすように配置され、メネジ部が前記底板を貫通するように設けられた少なくとも4つのナットと、この各ナットにそれぞれねじ込まれ、ねじ込み操作により前記家具本体の設置面の方向に対して進退される少なくとも4本の取付ネジと、前記家具本体の前記底板と前記設置面との間に介在され、前記取付ネジのねじ込み操作により、この取付ネジを介して前記設置面に当接固定される基板と、前記家具本体の前記底板の前面部より下方に延出して設けられた前面遮蔽部と、前記基板の前面に立設した前面側面板と、前記基板が前記設置面に当接固定された状態において、前記基板と前記底板との間に生じる間隙部の周囲の開口部の、少なくとも前面開口部を、前記前面遮蔽部と前記前面側面板により遮蔽するようにするものである。
さらに請求項7記載の転倒防止装置付き家具は、請求項1乃至請求項6記載の転倒防
止装置付き家具において、基板は、前記4本の取付ネジに対応する位置に、前記取付ネジ
の端部を受け入れるネジ受凹部を設けるようにしたものである。
請求項1記載の転倒防止装置付き家具によれば、家具本体と、この家具本体の上板に
設けた少なくとも4つのナットと、この各ナットにねじ込まれ、天井方向に対して進退さ
れる少なくとも4本の取付ネジと、家具本体の上板と天井との間に介在され、取付ネジを
介して天井の下面に当接固定される基板と、この基板が天井の下面に当接固定された状態
において、基板と上板との間に生じる間隙部の周囲の開口部の、少なくとも前面開口部を
遮蔽するよう、基板に立設した前面板とを設け、転倒防止装置付き家具を構成するように
したため、家具の設置面および天井下面を広範囲にわたり安定した状態で押圧保持できる
。そのため地震時の縦揺れに対しても、また前後、左右、斜め等の横揺れに対しても家具
の転倒を防止できると共に、急激な揺れに対しても転倒防止装置自体が家具と天井との間
から外れたりするのを防止でき、さらに取付ネジの押圧力が分散されるため、家具の上面
や天井下面への傷付きを防止することができる。また基板と家具の上板との間に生じる間
隙部の周囲の開口部の、少なくとも前面開口部を、基板の前面板で遮蔽したため、間隙部
への塵埃等の侵入を防止し、且つ家具の意匠効果を向上できる。さらに、この転倒防止装
置付き家具を、他の家具や設備機器の上部に載置し設置した場合には、これら転倒防止装
置を備えない他の家具や設備機器の転倒防止をも同時に行なうことができると共に、家具
自体が転倒防止の機能を備えているため、室内の限られた家具等の設置空間をより有効に
活用できる。
また請求項2記載の転倒防止装置付き家具によれば、家具本体の左右の側板上端に遮
蔽部を設けると共に、基板の左右に側面板を立設させ、基板と家具の上板との間の間隙部
の周囲の、左右の側面開口部を、各遮蔽部と各側面板とを互いに重ね合わせ遮蔽するよう
にしたため、家具の製作寸法に若干の誤差等が生じた場合でも、寸法誤差等を吸収でき、
確実に遮蔽できるため家具の製作が容易となる。そのため間隙部への塵埃等の侵入をより
防止し、且つ家具の意匠効果を向上できる。
また請求項3記載の転倒防止装置付き家具によれば、家具本体と、この家具本体の底
板に設けた少なくとも4つのナットと、この各ナットにねじ込まれ、設置面の方向に対し
て進退される少なくとも4本の取付ネジと、家具本体の底板と設置面との間に介在され、
取付ネジ介して設置面に当接固定される基板と、この基板が設置面に当接固定された状態
において、基板と底板との間に生じる間隙部の周囲の開口部の、少なくとも前面開口部を
遮蔽するよう、基板に立設した前面板とを設け、転倒防止装置付き家具を構成するように
したため、家具の設置面および天井下面を広範囲にわたり安定した状態で押圧保持できる
。そのため地震時の縦揺れ、横揺れに対しても家具の転倒を防止できると共に、転倒防止
装置自体が外れたりするのを防止でき、さらに、家具の底面や設置面への傷付きを防止す
ることができる。また間隙部の少なくとも前面開口部を前面板で遮蔽したため、間隙部へ
の塵埃等の侵入を防止し、且つ家具の意匠効果を向上できる。さらに基板を家具本体の底
板と設置面との間に介在させ、取付ネジで当接固定させるようにしたため、家具の設置の
際、天井付近の高所作業を必要としなく低所作業でできるため、設置作業性を向上できる
。さらに、この転倒防止装置付き家具を、他の家具や設備機器の上部に載置し設置した場
合には、他の家具や設備機器の転倒防止をも同時に行なうことができると共に、家具自体
が転倒防止の機能を備えているため、室内の家具等の設置空間をより有効に活用できる。
また請求項4記載の転倒防止装置付き家具によれば、家具本体の左右の側板下端に遮
蔽部を設けると共に、基板の左右に側面板を立設させ、基板と家具の底板との間の間隙部
の周囲の、左右の側面開口部を、各遮蔽部と各側面板とを互いに重ね合わせ遮蔽するよう
にしたため、家具の製作寸法に若干の誤差等が生じた場合でも、寸法誤差等を吸収でき、
確実に遮蔽できるため家具の製作が容易となる。そのため間隙部への塵埃等の侵入をより
防止し、且つ家具の意匠効果をより向上できる。
また請求項5記載の転倒防止装置付き家具によれば、家具本体と、この家具本体の上
板に設けた少なくとも4つのナットと、この各ナットにねじ込まれた少なくとも4本の取
付ネジと、家具本体の上板と天井との間に介在され、天井に当接固定される基板と、家具
本体の上板の前面部より上方に延出して設けられた前面遮蔽部と、基板の前面に立設した
前面側面板と、基板が天井に当接固定された状態において、基板と上板との間に生じる間
隙部の周囲の開口部の、少なくとも前面開口部を、前面遮蔽部と前面側面板により遮蔽す
るようにしたため、より安定した状態で家具の転倒防止を行なえると共に、設置場所によ
り間隙寸法が異なる場合や、家具の製作寸法に若干の誤差等が生じた場合でも、寸法誤差
等を吸収でき、確実に遮蔽できるため家具の製作が容易となる。また間隙部への塵埃等の
侵入をより防止でき、且つ家具の意匠効果を向上できる。
また請求項6記載の転倒防止装置付き家具によれば、家具本体と、この家具本体の上
板に設けた少なくとも4つのナットと、この各ナットにねじ込まれた少なくとも4本の取
付ネジと、家具本体の底板と設置面との間に介在され、設置面に当接固定される基板と、家具本体の底板の前面部より下方に延出して設けられた前面遮蔽部と、基板が設置面に当接固定された状態において、基板と底板との間に生じる間隙部の周囲の開口部の、少なくとも前面開口部を、前面遮蔽部と前面側面板により遮蔽するようにしたため、より安定した状態で家具の転倒防止を行なえると共に、設置場所により間隙寸法が異なる場合や、家具の製作寸法に若干の誤差等が生じた場合でも、寸法誤差等を吸収でき、確実に遮蔽できるため家具の製作が容易となる。また間隙部への塵埃等の侵入をより防止でき、且つ家具の意匠効果を向上できる。
さらに請求項7記載の転倒防止装置付き家具によれば、基板は、4本の取付ネジに対
応する位置にネジ受凹部を設けるようにしたため、家具の設置の際、基板の位置決めが容
易になると共に、基板と家具とが互いにずれるのを防止でき、転倒防止効果をより向上で
きる。
以下、本考案の転倒防止装置付き家具の一実施例について図面に従って説明する。1
は室内に設置された書棚、箪笥等の家具、設備機器等が地震などにより転倒するのを防止
する転倒防止装置付き家具である。2はこの転倒防止装置付き家具1の家具本体である。
この転倒防止装置付き家具1は底板3、左右の側板4、5、背板6および上板7とで全体
を箱状に形成し、内部に収納室8を設けてある。9は棚である。10、10は開口部11
に設けた2枚の引き戸である。
12、12、12、12は家具本体2の上板7に略四角形をなすように配置され、メ
ネジ部が上板7を貫通するように設けられた少なくとも4つのナットである。13、13
、13、13は、このナット12にそれぞれねじ込まれ、ねじ込み操作により天井14方
向に対して進退される少なくとも4本の取付ネジである。また15は家具本体2の上板7
と天井14との間に介在され、取付ネジ13のねじ込み操作により、この取付ネジ13を
介して天井14の下面16に当接固定される基板である。この基板15は、4本の取付ネ
ジ13に対応する位置に、取付ネジ13の端部23を受け入れるネジ受凹部24を設けて
ある。さらに、この基板15が天井14の下面16に当接固定された状態において、基板
15と上板7との間に生じる間隙部17の周囲の開口部の、少なくとも前面開口部18を
遮蔽するよう、基板15に立設した前面板19とを備えている。なお20、21は左右の
側面開口部で、22は背面開口部である。
次いで、以上のように構成する転倒防止装置付き家具1の作用を説明する。
転倒防止装置付き家具1は、室内25の床26に設置した他の家具27の上面、つまり設置面28に載置し、設置する場合を示すものである。まず転倒防止装置付き家具1の上板7に設けた4つのナット12に予め4本の取付ネジ13をねじ込む。次いで家具27の上面の設置面28に、この転倒防止装置付き家具1の家具本体2を載置させる。そして図6のように家具本体2の上板7と天井14との間に基板15を介在させ、基板15のネジ受凹部24と取付ネジ13の端部23とが合致するようにして上板7に基板15を載置する。しかる後、図7のように取付ネジ13を矢印で示す向きにねじ込み、図8のように基板15を天井14の下面16に当接固定させる。これにより転倒防止装置付き家具1は図8に示すように上方は天井14と基板15とが、下方は家具27と底板3とが当接固定されることから、転倒防止装置付き家具1自体の転倒防止は勿論、他の家具27の転倒防止をも同時に行なうことができる。なお図示しないが、この転倒防止装置付き家具1の設置場所は、強度上、基板15と対応する天井14部は天井の桟が位置する場所に設置する。
また基板15と上板7との間に生じる間隙部17の周囲の開口部の、少なくとも前面
開口部18を基板15の前面板19で遮蔽することにより、間隙部17への塵埃等の侵入
を防止し、且つ取付ネジ13等が外部から見えなくなり家具の意匠効果を向上できる。な
お、この前面板19は上板7の前面部と若干重なる程度に長めにしておけば、製作誤差、
設置寸法のバラツキに対応できる。なお、図示しないが、望ましくは、家具1の背板6を介して壁に設けられた間柱に釘等で固定するようにすれば、転倒防止効果が一層増大する。
なお同一部分に同一符号を付して示す図9乃至図11は、前述の基板15と異なる形
態を示す基板を示すものである。つまり図9、図10は、前述の基板15が少なくとも前
面に前面板19を設けたものであるのに対して、前面に加えて左右側面にも側面板29、
30を設けるようにしたものである。これにより、間隙部17への塵埃等の侵入をより防
止し、且つ家具の意匠効果をより向上できる。なお、これら側面板29、30も側板4、
5と若干重なる程度に長めにしておけば、製作誤差、設置寸法のバラツキに対応できる。
また図11は前述の基板15が天井14の下面16に、取付ネジ13で当接固定するのに
対して、予め止めネジ31で天井14の下面16にネジ止めさせ、固定をより確実なもの
にしたものである。
また同一部分に同一符号を付して示す図12乃至図14は、前述の転倒防止装置付き
家具1と異なる形態の転倒防止装置付き家具を示すものである。つまり図12、図13は
、家具本体2の上板7の前面部より上方に延出して前面遮蔽部32を設けると共に、左右
の側板4、5の上端をそれぞれ上板7より上方に延出させ遮蔽部33、34を設けている
。また基板15の前面に前面側面板35を設けると共に、基板15の左右にそれぞれ側面
板36、37を設けている。そして基板15と上板7との間に生じる間隙部17の周囲の
、前面開口部18は前面遮蔽部32と前面側面板35とを重ね合わすことにより、また左
右の側面開口部20、21は遮蔽部33、34と側面板36、37とを重ね合わすことに
より、遮蔽するようにしている。これにより設置場所により間隙寸法が若干異なる場合や
、家具の製作寸法に若干の誤差等が生じた場合でも、寸法誤差等を吸収でき、確実に遮蔽
できるため家具の製作が容易となる。また家具の意匠効果を向上できる。
さらに図14は図12、図13が基板15を上板7と天井14との間に介在させたの
に対して、基板15を底板3と他の家具27の上面である設置面28との間に介在するよ
うにしたものである。つまり、基板15が設置面28に当接固定された状態において、基板15と底板3との間に生じる間隙部の周囲の開口部の、少なくとも前面開口部42を、前面遮蔽部38と前面側面板35により遮蔽するようにするものである。即ち、家具本体2の底板3の前面部より下方に延出して前面遮蔽部38を設けると共に、左右の側板4、5の下端をそれぞれ底板3より下方に延出させる遮蔽部39、40を設けている。また基板15の前面に前面側面板35を設けると共に、基板15の左右にそれぞれ側面板36、37を設けている。そして、これらを重ね合わすことにより、基板15と底板3との間に生じる間隙部41の周囲の前面開口部42、左右の開口部43、44を遮蔽するようにしている。これにより、転倒防止装置付き家具1の設置の際、天井付近の高所作業を必要としなく、低所作業でできるため設置作業性を向上できる。
なお図示しないが、転倒防止装置付き家具1は、他の家具27の上面の設置面28と
天井14との間に設置する場合を示したが、転倒防止装置付き家具1が大きな場合は、直
接、床26と天井14との間に設置させてもよい。また転倒防止装置付き家具1の家具本
体2を略上下対称あるいは、上下逆に設置可能なように製作し、設置場所の状況に応じて
家具本体2を上下どちらの向きにでも設置できるようにすることにより、転倒防止装置付
き家具1の基板15を、上板7側あるいは底板3側いずれか適当なほうに選択し設置する
ようにしてもよい。あるいは、さらにナット12を予め上板7と底板3の両方に設けてお
くことにより、家具本体2を上下逆にすることなく、基板15の設置を、上板7側あるい
は底板3側のいずれの側でも、選択できるようにしてもよい。
図1は、本考案の一実施例の転倒防止装置付き家具の使用状態を示す概略的 正面図である。 図2は、図1の側面を示す概略的側面図である。 図3は、図1をA−A線に沿って切断した概略的断面図である。 図4は、図2をB−B線に沿って切断した概略的断面図である。 図5は、図1の転倒防止装置付き家具を分解して示す概略的分解斜視図であ る。 図6は、図1の転倒防止装置付き家具の設置状態を説明する要部の概略的断 面図である。 図7は、図1の転倒防止装置付き家具の設置状態を説明する要部の概略的断 面図である。 図8は、図1の転倒防止装置付き家具を設置した状態を説明する概略的断面 図である。 図9は、図1の転倒防止装置付き家具と異なる他の実施例の転倒防止装置付 き家具の概略的側面図である。 図10は、図9をC−C線に沿って切断した概略的断面図である。 図11は、図9の転倒防止装置付き家具と異なる、他の実施例の転倒防止 装置付き家具の設置状態を説明する、要部を切欠して一部断面で示す概略的側面図で ある。 図12は、図11の転倒防止装置付き家具と異なる、他の実施例の転倒防 止装置付き家具の使用状態を説明する、要部を切欠して一部断面で示す概略的正面図 である。 図13は、図12の側面を示す、要部を切欠して一部断面で示す概略的側 面図である。 図14は、図12の転倒防止装置付き家具と異なる、他の実施例の転倒防 止装置付き家具の使用状態を説明する、要部を切欠して一部断面で示す概略的側面図 である。
符号の説明
1 転倒防止装置付き家具
12 ナット
13 取付ネジ
14 天井
15 基板
17 間隙部
19 前面板
24 ネジ受凹部
32 前面遮蔽板
35 前面側面板

Claims (7)

  1. 家具本体と、
    この家具本体の上板に略四角形をなすように配置され、メネジ部が前記上板を貫通す
    るように設けられた少なくとも4つのナットと、
    この各ナットにそれぞれねじ込まれ、ねじ込み操作により天井方向に対して進退され
    る少なくとも4本の取付ネジと、
    前記家具本体の前記上板と前記天井との間に介在され、前記取付ネジのねじ込み操作
    により、この取付ネジを介して前記天井の下面に当接固定される基板と、
    この基板が前記天井の下面に当接固定された状態において、前記基板と前記上板との
    間に生じる間隙部の周囲の開口部の、少なくとも前面開口部を遮蔽するよう、前記基板に
    立設した前面板とを備えてなることを特徴とする転倒防止装置付き家具。
  2. 家具本体は、家具本体の左右の側板の上端をそれぞれ前記上板より上方に延出させ、
    遮蔽部を設けると共に、前記基板の左右にそれぞれ側面板を立設させ、前記基板が前記天
    井の下面に当接固定された状態において、前記基板と前記上板との間に生じる間隙部の周
    囲の開口部の、左右の側面開口部を、前記各遮蔽部と前記各側面板とを互いに重ね合わせ
    遮蔽するようにした請求項1記載の転倒防止装置付き家具。
  3. 家具本体と、
    この家具本体の底板に略四角形をなすように配置され、メネジ部が前記底板を貫通す
    るように設けられた少なくとも4つのナットと、
    この各ナットにそれぞれねじ込まれ、ねじ込み操作により前記家具本体の設置面の方
    向に対して進退される少なくとも4本の取付ネジと、
    前記家具本体の前記底板と前記設置面との間に介在され、前記取付ネジのねじ込み操
    作により、この取付ネジを介して前記設置面に当接固定される基板と、
    この基板が前記設置面に当接固定された状態において、前記基板と前記底板との間に
    生じる間隙部の周囲の開口部の、少なくとも前面開口部を遮蔽するよう、前記基板に立設
    した前面板とを備えてなることを特徴とする転倒防止装置付き家具。
  4. 家具本体は、家具本体の左右の側板の下端をそれぞれ前記底板より下方に延出させ、
    遮蔽部を設けると共に、前記基板の左右にそれぞれ側面板を立設させ、前記基板が前記設
    置面に当接固定された状態において、前記基板と前記底板との間に生じる間隙部の周囲の
    開口部の、左右の側面開口部を、前記各遮蔽部と前記各側面板とを互いに重ね合わせ遮蔽
    するようにした請求項3記載の転倒防止装置付き家具。
  5. 家具本体と、
    この家具本体の上板に略四角形をなすように配置され、メネジ部が前記上板を貫通す
    るように設けられた少なくとも4つのナットと、
    この各ナットにそれぞれねじ込まれ、ねじ込み操作により天井方向に対して進退され
    る少なくとも4本の取付ネジと、
    前記家具本体の前記上板と前記天井との間に介在され、前記取付ネジのねじ込み操作
    により、この取付ネジを介して前記天井の下面に当接固定される基板と、
    前記家具本体の前記上板の前面部より上方に延出して設けられた前面遮蔽部と、
    前記基板の前面に立設した前面側面板と、
    前記基板が前記天井の下面に当接固定された状態において、前記基板と前記上板との
    間に生じる間隙部の周囲の開口部の、少なくとも前面開口部を、前記前面遮蔽部と前記前
    面側面板により遮蔽するようにすることを特徴とする転倒防止装置付き家具。
  6. 家具本体と、
    この家具本体の底板に略四角形をなすように配置され、メネジ部が前記底板を貫通す
    るように設けられた少なくとも4つのナットと、
    この各ナットにそれぞれねじ込まれ、ねじ込み操作により前記家具本体の設置面の方向に対して進退される少なくとも4本の取付ネジと、
    前記家具本体の前記底板と前記設置面との間に介在され、前記取付ネジのねじ込み操作により、この取付ネジを介して前記設置面に当接固定される基板と、
    前記家具本体の前記底板の前面部より下方に延出して設けられた前面遮蔽部と、
    前記基板の前面に立設した前面側面板と、
    前記基板が前記設置面に当接固定された状態において、前記基板と前記底板との間に生じる間隙部の周囲の開口部の、少なくとも前面開口部を、前記前面遮蔽部と前記前面側面板により遮蔽するようにすることを特徴とする転倒防止装置付き家具。
  7. 基板は、前記4本の取付ネジに対応する位置に、前記取付ネジの端部を受け入れるネ
    ジ受凹部を設けるようにした請求項1乃至請求項6記載の転倒防止装置付き家具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08320908A (ja) * 1995-05-26 1996-12-03 Nippondenso Co Ltd 光学情報読取装置

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JPH08320908A (ja) * 1995-05-26 1996-12-03 Nippondenso Co Ltd 光学情報読取装置

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