JP3944997B2 - 光学情報読取装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばバーコードなどの読み取り対象に光を照射し、その反射光から読取対象の画像を読み取るものであり、特に適切な画像読取までの時間を短縮可能な光学情報読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、発光ダイオード等の発光手段から商品などに付着されているバーコードに照射した光の反射光を、受光素子が配列された受光手段に結像し、該受光手段にて光電変換して得た電気信号を明暗のいずれかに対応する2値化信号に変換し、その2値化信号における明暗パターンに対してデコード処理を実行することによってバーコードの画像を読み取る光学情報読取装置が知られている。
【0003】
このような光学情報読取装置としては以下に示すように種々のタイプがある。そして、いずれのタイプにおいても、1回デコードしたデータをそのままバーコードの画像に対応するデータとするのが不適切な場合がある。各タイプにおいて、不適切なバーコードデータとなる原因について、簡単に説明する。
【0004】
例えば光学情報読取装置のケースに設けられた読取口をバーコードにほぼ接触させた状態で読み取るタイプの場合には、バーコードが付着されている商品のところまで持って行く必要があるので、その近づけている最中に取り込んだ2値化信号に基づいては適切にデコードできない。また、読取口をバーコードにほぼ接触させた状態であっても、その接触の仕方や外乱光などの影響によって、適切にデコードできない場合も生じる。したがって、この場合には、外乱光の影響がなくなる状態になるのを待ったり、あるいは受光手段の露光時間や照射手段の光量などを調整する必要がある。
【0005】
一方、光学情報読取装置の読取口の近傍に存在するバーコードのみでなく、読取口近傍から数10cm(例えば、30〜50cm)離れたバーコードまでを、受光手段に結像して読み取らせることにより、読み取り毎に光学情報読取装置を商品に近づける動作を行うことなく、効率的にバーコードを読み取らせるいわゆる大深度光学情報読取装置が考えられている。このタイプの場合には、バーコードから離して読み取るため、特に外乱光など周囲環境の影響が大きく、また、例えば照射光の照射方向がずれてバーコードの一部からの反射光しか受光しない場合にも、不適切なバーコードデータとなってしまう。したがって、やはりこの場合にも、外乱光の影響がなくなる状態になるのを待ったり、あるいは受光手段の露光時間や照射手段の光量などを調整したり、照射光の方向を調整する必要がある。
【0006】
さらに、照射光として光ビームによる走査光を照射する走査タイプの場合には、メカニカルに走査動作をさせるため、例えば走査範囲や走査速度が過渡状態にあれば、当然ながら不適切なバーコードデータとなってしまう。したがって、この場合には、安定した走査状態となるのを待つ必要がある。
【0007】
このように、いずれのタイプにおいても1回デコードしたデータをそのままバーコードの画像に対応するデータとするのが不適切な場合があるため、バーコードデータの信頼性向上を目的として、同じバーコードに対するデコードデータが複数回一致した場合に正規データとして採用することが考えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の手法では、正規のデコードデータとして採用が決定するまでの時間が長くなってしまう状況が想定される。その点を、図6を参照して説明する。
【0009】
図6(a)に示すように、バーコードデータを取り込む場合は、時間t1だけ受光手段を駆動させて受光信号を出力させ、その後、時間t2だけ受光手段における露光時間の調整などを行ってから、再度時間t1だけ受光手段を駆動させるといった動作を行う。この時間t1,t2は一定であり、周期的に受光手段の駆動と露光時間の調整が繰り返される。
【0010】
一方、受光手段から出力された受光信号は、例えばフィルタ処理や信号増幅などがされ、さらに2値化されてから、図6(b)に示すようにデコード処理がなされる。このデコード処理に要する時間t3は一定ではなく、例えばバーコードの桁数などによって異なる。特にバーコードの種類の違いなどから数桁から数十桁の範囲のものがあり、当然ながら、桁数が多ければデコード時間t3も長くなる。そのため、例えば矢印▲1▼で示すタイミングで取り込んだバーコードデータをデコードするための時間t3が上述した露光調整時間t2よりも長くなると、次の矢印▲2▼で示すタイミングで取り込んだバーコードデータをデコードすることができなくなる。その場合には、さらに次の矢印▲3▼で示すタイミングで取り込んだバーコードデータをデコードする。そして、例えば2回一致の場合に正規データとするのであれば、図6(c)に示すように、これら2つのデコードデータを比較して、一致度合を判断する。一致していれば、図6(d)に示すようにデコードデータを外部へ送信したり、内部へ格納したりすることとなる。
【0011】
したがって、この場合には、矢印▲1▼で示すタイミングで取り込んだバーコードデータを時間t3中にデコードした後、矢印▲3▼で示すタイミングでバーコードデータを取り込むまで時間t4中は、デコード対象のバーコードデータの取り込みもなされず、デコード処理もなされないため、無駄時間となる。なお、ここでは2つのデコードデータだけで両者が一致したため正規データとした場合を説明したが、2つのデコードデータが一致しなければ、さらにもう1つのデコードデータを得て、一致するかどうかを判断する必要がある。このようにデコードデータを生成する度に上述した無駄時間が発生することとなり、適切な画像読取までの時間が全体として長くなってしまうのである。
【0012】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、適切な画像読取は実現しながら、そのために要する時間を短縮し、高速読取が可能な光学情報読取装置の提供を目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の光学情報読取装置によれば、照射光が読み取り対象に照射され、受光手段は、その読み取り対象からの反射光を受光し、受光量に応じた電気信号を出力する。そして、2値化手段が、その受光手段から入力した電気信号を明暗のいずれかに対応する2値化信号に変換する。デコード手段は、この2値化手段から所定の取込期間内に取り込んだ2値化信号における明暗パターン列に対してデコード処理を実行し、読み取り対象の画像を読み取ることとなるのであるが、本発明の場合には、適切な画像読取のために、安定した状態で取り込んだ2値化信号における明暗パターン列に対してのみデコード処理を実行することで、適切な画像読取に要する時間の短縮を図っている。
【0014】
詳しくは、パターン総数比較手段が、所定期間内に取り込んだ2値化信号における明暗パターン列を構成している明暗両方のパターンの総数を、連続する2以上の所定期間同士で比較し、その比較結果に基づいて読取制御手段が次のような制御を実行する。すなわち、パターン総数比較手段による比較結果が所定の安定条件を満たしている場合に初めて、デコード手段を制御し、連続する2以上の所定期間中のいずれか一つの期間中に取り込んだ2値化信号における明暗パターン列に対してデコード処理を実行させるのである。
【0015】
所定の安定条件とは、例えば連続する2つの所定期間同士で比較するのであれば、後の所定期間内で得たパターン総数S2が、前の所定期間内で得たパターン総数S1に対してプラスマイナス8%程度の増減であれば許容する、といったことが考えられる。
そして本発明の光学情報読取装置におけるパターン総数比較手段は、明暗両方のパターンの総数が3つ以上の場合は、連続する2つ以上の所定期間同士の比較を、順番に繰り下げながら実行していく。つまり、3つ以上の所定期間同士で比較するのであれば、上述した連続する2つについての比較を、順番に繰り下げながら実行していき、比較結果が許容範囲内にある状態が2回以上続いた場合に、安定していると判断するのである
【0016】
また、明暗パターンの総数とは、例えば読み取り対象がバーコードであれば黒バー及び白バー(スペースともいう)の総数である。つまり、上述の安定条件とは、この総数があまり変化しない状態であるため、この安定条件を満たしている場合になって初めてデコード処理を実行させれば安定した画像読取ができる。さらに、適切な画像読取のために行うデコード処理自体は1回でよく、従来のように複数回デコードし、そのデコードデータ同士を比較する方法に比べて高速読取が可能となる。その点を図6を用いて説明する。
【0017】
本発明の場合は、従来のように矢印▲1▼で示すタイミングでバーコードを取り込んだ直後にはデコードせず、次の矢印▲2▼で示すタイミングでバーコードを取り込んだ後、図6(e)に示すように、それら両バーコードデータのバー総数を比較して一致度合いを判断する。そして、比較結果が所定の安定条件を満たしていれば、その後、図6(f)に示すように、▲1▼あるいは▲2▼で示すタイミングで取り込んだバーコードデータのいずれか一方をデコードし、図6(g)に示すようにデコードデータを外部へ送信したり、内部へ格納したりする。
【0018】
つまり、デコードデータ同士を比較するのではないため、デコードに要する時間が1回分でよくなる。また、上述したように、従来手法においては、図6(b)に示すようにバーコードの桁数の違いなどによってデコード時間が長くなると矢印▲2▼で示すタイミングでバーコードデータが取り込めなくなる可能性もあったが、本発明の場合には、確実に矢印▲2▼で示すタイミングでバーコードデータを取り込めるので、その分の遅延も生じない。したがって、適切な画像読取は実現しながら、そのために要する時間を短縮し、高速読取が可能となるのである。
【0019】
なお、図6(f)におけるデコード処理においては、▲1▼あるいは▲2▼で示すタイミングで取り込んだバーコードデータのいずれか一方をデコードすると説明したが、一般的には後のデータの方が安定した状態のものと考えられる。したがって、この例でいけば▲2▼で示すタイミングで取り込んだバーコードデータをデコードする方が好ましい場合が多いと思われる。
【0023】
ところで、読取対象からの反射光が不適切になる原因として、周囲の明るさや外乱光などの影響が考えられる点は上述した。その場合、装置側において積極的に不具合を解消させる努力をすることが好ましい。つまり、複数回の信号取込を行うのであれば、毎回同じ状況で取り込んでも不具合が解消しない可能性があるので、例えば、連続する2以上の所定期間毎における受光手段での露光時間を調整した上で比較手段に比較を実行させるのである。このようにすれば、徐々に適切な露光状態での信号取込となり、最終的には適切な状態で取り込んだ信号についてデコードすることができるようになる。
【0024】
もちろん、露光時間の調整だけでなく、照射手段からの照射光量を調整してもよいし、さらには、受光手段の出力波形の増幅率を高める増幅手段を備えているのであれば、増幅手段での増幅率を調整してもよい。
なお、読み取り対象としては、バーコードであってもよいし、2次元コードであってもよい。そして、読み取り対象が2次元コードである場合には、読み取り対象である2次元コードを縦横いずれかに複数ラインに分割した場合の各ライン毎にデコード処理を実行し、比較手段が明暗パターンの総数あるいは明暗パターン毎の幅を連続する2以上の所定期間同士で比較する場合、複数ラインの内の一部のラインのみについて比較することが考えられる。
【0025】
また、照射手段としては、LEDなどを用いることが考えられるが、例えばレーザダイオードを用い、照射光として光ビームによる走査光を照射する走査タイプであってもよい。この走査タイプの場合には、メカニカルに走査動作をさせるため、例えば走査範囲や走査速度が過渡状態にあれば、当然ながら取り込んだ信号をデコードした場合に不適切なデータとなってしまう可能性が高い。したがって、この場合には、安定した走査状態となるのを待つ必要があるため、本発明の適用は非常に有効であると考えられる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0027】
[第1実施例]
図1は、第1実施例としての光学情報読取装置4の概略構成図である。本実施例において、光学情報読取装置4は、いわゆるバーコードリーダハンディターミナルとして構成されているものである。図1は光学情報読取装置4の概略断面図であり、図2はその制御系統のブロック図である。
【0028】
光学情報読取装置4は、ケース12、読取部14、データ処理出力部16、および電源部18を備えている。
ケース12の前方部の内部には読取部14が配置され、また、ケース12の後方部は操作者が手で握るための把持部20を形成している。ケース12の前方部の下部には、左右(図1では紙面に垂直方向)に長い、すなわち幅方向に長い読取口22が設けられ、読取口22の奥には、防塵プレート24が配置されて、読取口22を閉塞している。このことにより、塵が読取口22からケース12内部に侵入するのを防止している。また、防塵プレート24は、少なくとも下に述べる読み取り光としての赤色の光は通過可能である。
【0029】
読取部14は、照明用赤色発光ダイオード26(照射手段に該当)、発光駆動回路28、バーコード照射用レンズ30、反射鏡32、結像レンズ部34および光学的センサ36(受光手段に該当)を備えている。発光駆動回路28により照明用赤色発光ダイオード26が発光すると、その赤色光は防塵プレート24を通過して、ケース12外部のバーコード8を照射する。図1では、バーコード8のバー配列方向と読取口22の幅方向とを合わせ、バーコード8を読取口22にほぼ接触した状態にて、赤色光でバーコード8を照射している場合を示している。
【0030】
バーコード8により反射された赤色光は、再度、防塵プレート24からケース12内に入り、反射鏡32で反射されて、縦長絞り(図示せず)を内蔵する結像レンズ部34に入射し、縦長絞り、複数枚で構成される結像レンズを介して、受光素子がリニアに一列配列された光学的センサ36にバーコード8の像を、その各バーの配列方向と光学的センサ36の受光素子の配列方向とが同じ方向で結像させる。このバーコード8の像を光電変換して読み取った光学的センサ36は、像のパターンを表す電気信号としてデータ処理出力部16側に出力する。
【0031】
なお、結像レンズ部34に内蔵されている縦長絞りは、結像レンズよりも読取口22側に配置されて、その長手方向がバーコード8のバーの長手方向と一致した状態でバーコード8を読み取るように設定してある。また、光学的センサ36は、受光素子が一列に配列されその各受光素子のアスペクト比がほぼ「1」であるファクシミリ装置の原稿読み取り用撮像素子を用いている。
【0032】
ケース12内部のデータ処理出力部16には、基板38上に、波形整形部40(2値化手段に該当)、メモリ42、マイクロコンピュータ44(デコード手段、パターン総数比較手段、読取制御手段に該当)およびレジスタやホストコンピュータ等の本体装置への出力回路46が備えられている。データ処理出力部16は、読取部14からバーコード8の読み取りデータを、波形整形部40を介して入力すると、マイクロコンピュータ44の処理によりそのデータをデコード(解読)して、バーコード8が表している情報を得、その情報をメモリ42に一旦記憶する。次に、このメモリ42内に記憶された情報を出力回路46により、シリアル信号として本体装置へ送信する。なお、本実施例では有線通信としているが、光や電波による無線通信としてもよい。
【0033】
また読取部14が収納されている部分の、光路に影響しない位置に、ブザー装置48が設けられ、マイクロコンピュータ44にてバーコード8のデコードに成功した場合に、ブザー装置48を鳴動させるようにしている。
また、電源部18は、電池18aが電源として収納されている。
【0034】
前記マイクロコンピュータ44は、周知のCPU,ROM,RAM,I/O等を備えて、上述したデータ処理出力部16として必要な処理を実行している。
前記照明用赤色発光ダイオード26は、実際には複数個(例えば4個)のLEDから構成されており、これらからの照射光は集光レンズ30を介して読取口22から、ケース12の外部に存在するバーコード8を照射する。そして、この照明用赤色発光ダイオード26の発光タイミングや光量は、マイクロコンピュータ44から発光駆動回路28を介して制御できるように構成してある。
【0035】
また、前記波形整形部40は、光学的センサ36から出力された受光信号に対して所定のフィルタ処理を施したり増幅したりすることができ、さらに2値化信号に変換してからマイクロコンピュータ44へ出力する。受光信号は反射光の強弱に応じたアナログ信号であるため、A/D変換によって2値化信号とされた場合、その2値化信号は明暗いずれかに対応するパターンを形成することとなる。本発明では、暗パターンがバーコード8の黒バーとなり、明パターンがバーコード8の白バーとなるようにされている。なお、黒バー/白バーをそれぞれバー/スペースと呼ぶこともあるが、ここでは黒白いずれかのバーと称す。
【0036】
次に、本実施例のマイクロコンピュータ44が実行するバーコード読取に係る処理について説明する。
図3はバーコード読取許可がなされた場合に行われるスタート処理を示すフローチャートであり、処理が開始されると、まず初期設定を行う(S101)。この初期設定では、モードフラグをセンサ駆動モードにセットし、また取込許可フラグをセットするなど、所定の初期設定処理を実行する。続いて、最初のスキャン割込のタイミングを設定し(S103)、スキャン割込みを待ち続ける(S105)。
【0037】
図4はスキャン割込処理を示すフローチャートである。
最初に、モードフラグを見て、センサ駆動モードになっているのか露光調整モードになっているのかを判別する(S201)。S201でのモード判別の結果、現在のモードフラグがセンサ駆動モードになっている場合には、S203へ移行して、モードフラグを露光調整モードに変更する。そして、続くS205において次回の割込時間(t1)を設定し、さらにS207にて光学的センサ36を駆動する。そして、取込許可フラグを見て、取込が許可されているかどうかを判定し(S209)、取込許可がされていなければ(S209:NO)、そのまま本スキャン割込処理を終了するが、取込許可がされていれば(S209:YES)、S211へ移行する。S211では、波形整形部40から取り込んだバーコードデータ(2値化信号となっている)を、RAM内の所定の記憶領域に随時書き込む。
【0038】
一方、現在のモードフラグが露光調整モードになっている場合には、S213へ移行して、モードフラグをセンサ駆動モードに変更し、続くS215においてデータ取込を停止する。そして、続くS217において次回の割込時間(t2)を設定し、さらにS219にて、取込許可フラグを見て、取込が許可されているかどうかを判定する(S219)。取込許可がされていなければ(S219:NO)、そのまま本スキャン割込処理を終了するが、取込許可がされていれば(S219:YES)、S221へ移行する。
【0039】
S221では、波形整形部40から取り込んでRAM内の所定の記憶領域に記憶したバーコードデータに基づき、黒バー及び白バーを合わせた総本数(明暗パターン総数に相当する)を確認する。そして、続くS223では、S221にて確認した今回のバー総本数の、前回取り込んだバーコードデータのバー総本数に対する変化度合いが許容範囲内であるかどうかを判断する。ここでは、前回のバー総本数の±8%以内の増減であれば前回と今回のデータが「ほぼ一致している」と判定する。つまり、前回のバー総本数をS1、今回のバー総本数をS2とすると、「0.92×S1≦S2≦1.08×S1」であるかどうかを判断する。
【0040】
そして、バー総本数の変化度合いが許容範囲外であれば(S223:NO)、そのまま本スキャン割込処理を終了し、許容範囲内であれば(S223:YES)、S225へ移行する。S225では取込許可フラグをクリアし、その後、本スキャン割込処理を終了してメイン処理(図5)へ移行する。
【0041】
このメイン処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
最初に、デコード処理を行う(S301)。ここでは、最後に取り込んでRAMに記憶されているバーコードデータをASCIIコード化する。そして、デコード処理が良好に行われたかどうかを判定し(S303)、良好なデコード処理であった場合には(S303:YES)、S307へ移行する。S307では、今回S301にてASCIIコード化されたデコードが、前回本体装置側へ転送されたデータと同じであるかどうかを判定する。前回転送されたデータと同じでなければ(S307:NO)、データ転送を行い(S309)、転送フラグをセットする(S311)。その後、取込許可フラグをセットして(S313)、次の割込を待ち続ける。
【0042】
一方、S303での判定の結果、良好なデコード処理ではなかった場合(S303:NO)、あるいはS307での判定の結果、前回転送されたデータと同じであった場合(S307:YES)は、そのままS313へ移行する。したがって、データ転送(S309)は実行されない。
【0043】
このように、本実施例の光学情報読取装置4によれば、デコード処理する前に、前回取り込んだバーコードデータのバー総本数に対する今回取り込んだバー総本数の変化度合いが許容範囲内である場合にのみ(図4のS223でYES)、メイン処理(図5)に移行して、S301のデコード処理を実行する。したがって、適切な画像読取のために行うデコード処理自体は1回でよく、従来のように複数回デコードし、そのデコードデータ同士を比較する方法に比べて高速読取が可能となる。この点を図6(a),(e)〜(g)を参照してさらに説明する。図6(a)中に▲1▼で示すタイミングでバーコードを取り込んだ直後にはデコードせず(図6(f)参照)、次の▲2▼で示すタイミングでバーコードを取り込んだ後、図6(e)に示すように、それら両バーコードデータのバー総数を比較して一致度合いを判断する。そして、比較結果が所定の安定条件を満たしていれば、その後、図6(f)に示すように、即座にデコード処理を実行する。
【0044】
つまり、デコードデータ同士を比較するのではないため、デコードに要する時間が1回分でよくなる。また、上述したように、従来手法においては、図6(b)に示すようにバーコードの桁数の違いなどによってデコード時間が長くなると矢印▲2▼で示すタイミングでバーコードデータが取り込めなくなる可能性もあったが、本発明の場合には、確実に矢印▲2▼で示すタイミングでバーコードデータを取り込めるので、その分の遅延も生じない。したがって、適切な画像読取は実現しながら、そのために要する時間を短縮し、高速読取が可能となるのである。
【0045】
なお、上記S301でのデコード処理では、最後に取り込んでRAMに記憶されているバーコードデータをASCIIコード化すると説明した。つまり、図6(f)におけるデコード処理においては、図6(a)の▲2▼で示すタイミングで取り込んだバーコードデータをデコードすることとなる。もちろん、図6(a)の▲1▼で示すタイミングで取り込んだバーコードデータをデコードしてもよい。ただし、一般的には後のデータの方が安定した状態のものと考えられるため、図6の場合言えば▲2▼で示すタイミングで取り込んだバーコードデータをデコードする方が好ましい場合が多いと思われる。
【0046】
[第2実施例]
上述した第1実施例においては、デコード処理を実行させるための安定条件の成否をバーコードデータのバー総本数に基づいて実行した(図4のS221,S223参照)。しかし、安定条件の判断に用いるものとしては、バー総本数には限られない。例えば各バーの幅(明暗パターン毎の幅に相当する)を用いてもよい。
【0047】
この場合には、図4のS221に相当する処理として、バーコードデータの各バーの幅を確認する。そして、図4のS223に相当する処理としては、次のような判定を行う。つまり、前回取り込んだバーコードの各バーの幅と、今回取り込んだバーコードの各バーの幅とをそれぞれ比較し、バー幅の誤差(変化度合い)が全て許容範囲内であれば、デコード処理に移行するのである。この許容範囲としては、例えば上述したバー総本数の場合と同じように±8%程度としてもよいが、一律に設定すると不都合が生じる場合がある。つまり、バーコードの種類などによってはバー幅が比較的小さく、読取のために特に不安定とはいえばい状態でも±8%程度の誤差が簡単に生じてしまうような場合がある。したがって、そのような場合には例えば±20%程度の値を設定するなどの使い分けを考慮することも好ましい。
【0048】
なお、バー幅の算出に当たっては、例えば、波形整形部40から入力された2値化信号をマイクロコンピュータ44における動作クロックを単位として計数することが考えられる。具体的には、黒バーを構成する暗パターン部分を「0」、白バーを構成する明パターン部分を「1」とすると、動作クロック単位で見た場合、2値化信号に対し「0000001111111100000011……」というようなデータ列となる。したがって、この0あるいは1が連続する数をカウントしていくと、この場合には6・8・6…となる。このカウント数がすなわちバー幅に相当する。
【0049】
図7を参照して具体例でさらに説明する。図7(a)に示すように、前回のバー幅のカウント数が「6,8,6,14,15,12…」であり、今回のバー幅のカウント数が「6,8,6,13,14,12…」であったとする。最初から3つ目まではカウント数が同じである。そして、4つ目は前回が14であるのに対して今回は13であるが、その変化度合いは、7%程度であるので、許容範囲である。また、5つ目は前回が15であるのに対して今回は14であるが、その変化度合いは、6.7%程度なのでやはり許容範囲である。このようにして、順番に対応するバー幅のカウント数同士を比較していく。
【0050】
なお、以上説明した以外の部分は、基本的に第1実施例の場合と同様であるので、繰り返して説明はしないが、この場合は、マイクロコンピュータ44がパターン幅比較手段にも該当する。
[第3実施例]
上記第1実施例では、読み取り対象としてバーコード8を想定し、そのため、光学的センサ36としてリニアセンサ(1次元センサ)を用いたが、2次元コードを読み取る2次元コードリーダとしても適用できる。この場合には、光学的センサ36としてエリアセンサ(2次元センサ)を用いることとなる。そして、読取状態の安定性を判断する場合には、エリアセンサから全てのデータに基づく必要はない。つまり、エリアセンサが縦横いずれか複数ラインで構成され、マイクロコンピュータ44は、それら各ライン毎のデータを取り込んで順次デコード処理を実行していくような構成であれば、その複数ラインの内の一部のラインのみのデータについて比較すれば十分である。比較の方法は、上述した第1あるいは第2実施例と同様に、バーに相当するデータの総数やバーに相当するデータの幅を用いればよい。
【0051】
この場合には、図4に示すスキャン割込処理に代えて図8,9の処理を実行する。ここでは、図4の処理とは違う処理内容の部分を中心に説明する。
図8に示す処理の内、S2010,S2030,S2050は、図4のS201,S203,S205と同じ処理内容なので繰り返し説明はしない。
【0052】
そして、図4ではS207にて一律にセンサ駆動処理を行っているが、図8に示すように、これに対応する処理として、S2071,S2072,S2075の処理を実行する。すなわち、まずS2071にてセンサモードを判別する。そして、エリアセンサの複数ラインの全てを駆動させる全ライン駆動モードであれば、S2073へ移行してエリアセンサの全ラインを駆動させる。一方、エリアセンサの複数ラインの内の一部のラインのみを駆動させる部分駆動モードであれば、S2075へ移行してエリアセンサの一部のラインのみを駆動させる。
【0053】
S2073あるいはS2075にてセンサを駆動させた後は、取込許可フラグを見て、取込が許可されているかどうかを判定し(S2090)、取込許可がされていなければ(S2090:NO)、そのまま本スキャン割込処理を終了するが、取込許可がされていれば(S2090:YES)、S2110へ移行する。S2110では、取り込んだコードデータ(2値化信号となっている)を、RAM内の所定の記憶領域に随時書き込む。
【0054】
図9には、図8のS2010にて露光調整モードであると判別された場合に移行して実行する処理を示しているが、S2130,S2150,S2170,S2190は、図4のS213,S215,S217,S219と同じ処理内容なので繰り返し説明はしない。S2190にて肯定判断、つまり取込許可がされている場合に実行するS2210以降の処理が図4に示した場合とは違うので、この部分を説明する。
【0055】
S2210ではセンサモードを判別し、部分駆動モードであれば、S2220へ移行する。このS2220では、上記図8のS2110にて取り込み所定の記憶領域に記憶したコードデータに基づき、バー本数を確認する。なお、読み取り対象が2次元コードでありバーコードではないため、厳密には「バー」と呼ぶことが不適切な場合もあるが、1ライン単位で取り込んだ場合には、バーとして捉えることもでき、そのバー本数はやはり明暗パターンの総数となるので、ここではバー総本数と呼ぶこととする。続くS2230では、図4のS223と同様の処理を実行する。つまり、S2210にて確認した今回のバー総本数の、前回取り込んだバーコードデータのバー総本数に対する変化度合いが許容範囲内であるかどうかを判断する。
【0056】
そして、バー総本数の変化度合いが許容範囲内であれば(S2230:YES)、次回はデコード用のデータを取り込めばよいので、全ライン駆動モードにセットして(S2240)、本スキャン割込処理を終了する。一方、許容範囲外であれば(S2230:NO)、次回も再度バー本数をチェックするためのデータを取り込む必要があるので、継続して部分駆動モードにセットして(S2250)、本スキャン割込処理を終了する。
【0057】
また、S2210のモード判定にて全ライン駆動モードであると判定された場合には、S2260へ移行し、取込許可フラグをクリアした後、本スキャン割込処理を終了してメイン処理(図5)へ移行する。
なお、以上説明した以外の部分は、基本的に第1実施例の場合と同様であるので、繰り返して説明はしない。
【0058】
このように、2次元コードを読み取る場合には、エリアセンサの複数ラインの内の一部のラインのみのデータについて比較し、前回取り込んだデータのバー総本数に対する今回取り込んだデータのバー総本数の変化度合いが許容範囲内である場合にのみ(図9のS2230でYES)、全ライン駆動モードにセットされる(S2240)。図8のS2010にて露光調整モードと判別された場合、全ライン駆動モードにされていると、S2210のセンサモード判定の結果、S2260へ移行し、さらにメイン処理(図5)に移行するため、その時点で初めてデコード処理が実行される。したがって、やはりこの場合においても適切な画像読取のために行うデコード処理自体は1回でよく、複数回デコードしたデータ同士を比較する方法に比べて高速読取が可能となる。
[その他]
(1)上記実施例においては、露光調整モードにおいて光学的センサ36の露光時間を調整しているが、露光時間調整だけでなく、例えばマイクロコンピュータ44から発光駆動回路28を制御して照明用赤色発光ダイオード26の光量を調整してもよい。さらには、波形整形部40での増幅率を調整してもよい。
【0059】
(2)また、上記実施例の光学情報読取装置4は、読取口22の近傍に存在するバーコードを読み取ることを前提としたものであったが、例えば読取口22近傍から数10cm(例えば、30〜50cm)離れたバーコード8までを、光学的センサ36に結像して読み取らせることにより、読み取り動作の度に光学情報読取装置4を商品に近づける動作を行うことなく、効率的にバーコードを読み取らせるいわゆる大深度光学情報読取装置の場合であっても同様に適用できる。このタイプの場合には、離れて読み取るため、特に外乱光など周囲環境の影響が大きく、また、例えば照射光の照射方向がずれてバーコードの一部からの反射光しか受光しない場合にも、不適切なバーコードデータとなってしまう。したがって、やはりこの場合にも、デコード前のデータに基づいて安定状態を判定し、安定してから初めてデコードすることが好ましい。
(3)さらに、上記実施例においては、照射手段として照明用赤色発光ダイオード26を用いた場合を示したが、例えばレーザダイオードを用い、照射光として光ビームによる走査光を照射する走査タイプであってもよい。なお、この場合には光学的センサの変わりにフォトダーオードを用いる。この走査タイプでは、メカニカルに走査動作をさせるため、例えば走査範囲や走査速度が過渡状態にあれば、当然ながら取り込んだ信号をデコードした場合に不適切なデータとなってしまう可能性が高い。つまり、走査動作が開始した直後は走査範囲や走査速度が小さく、時間と共に徐々に大きくなっていき、その後、安定した走査状態となるのであれば、その安定した走査状態となるのを待つ必要がある。したがって、本光学的読取装置の適用は非常に有効であると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の光学情報読取装置の概略断面図である。
【図2】 その光学情報読取装置の制御系統のブロック図である。
【図3】 その光学情報読取装置のマイクロコンピュータが実行するスタート処理を示すフローチャートである。
【図4】 その光学情報読取装置のマイクロコンピュータが実行するスキャン割込処理を示すフローチャートである。
【図5】 その光学情報読取装置のマイクロコンピュータが実行するメイン処理を示すフローチャートである。
【図6】 光学的センサからの信号取込あるいはデコードタイミングなどについて、従来の場合と本発明の場合とを比較して説明したタイムチャートである。
【図7】 バー幅で比較する第2実施例の場合のバー幅に対応するカウント数の具体例を示す説明図である。
【図8】 第3実施例の場合のスキャン割込処理の一部を示すフローチャートである。
【図9】 第3実施例の場合のスキャン割込処理の一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4…光学情報読取装置 8…バーコード
12…ケース 14…読取部
16…データ処理出力部 18…電源部
18a…電池 20…把持部
22…読取口 24…防塵プレート
26…照明用赤色発光ダイオード 28…発光駆動回路
30…バーコード照射用レンズ 32…反射鏡
34…結像レンズ 36…光学的センサ
38…基板 40…波形整形部
42…メモリ 44…マイクロコンピュータ
46…出力回路 48…ブザー装置

Claims (8)

  1. 発光手段からの照射光を読み取り対象に照射する照射手段と、
    前記読み取り対象からの反射光を受光し、その受光量に応じた電気信号を出力する受光手段と、
    該受光手段から入力した電気信号を明暗のいずれかに対応する2値化信号に変換して出力する2値化手段と、
    該2値化手段から所定の取込期間内に取り込んだ2値化信号における明暗パターン列に対してデコード処理を実行することによって、前記読み取り対象の画像を読み取るデコード手段と、
    を備える光学情報読取装置であって、
    前記所定期間内に取り込んだ2値化信号における明暗パターン列を構成している明暗両方のパターンの総数を、連続する2以上の所定期間同士で比較するパターン総数比較手段と、
    そのパターン総数比較手段による比較結果が所定の安定条件を満たしている場合に初めて、前記デコード手段を制御し、前記連続する2以上の所定期間中のいずれか一つの期間中に取り込んだ2値化信号における明暗パターン列に対してデコード処理を実行させる読取制御手段と、
    を備え、
    前記パターン総数比較手段は、明暗両方のパターンの総数が3つ以上の場合は、連続する2つ以上の所定期間同士の比較を、順番に繰り下げながら実行していく
    ことを特徴とする光学情報読取装置。
  2. 前記読取制御手段は、前記連続する2以上の所定期間毎における前記受光手段での露光時間を調整した上で前記比較手段に比較を実行させること、を特徴とする請求項1に記載の光学情報読取装置。
  3. 前記読取制御手段は、前記連続する2以上の所定期間毎における前記照射手段からの照射光量を調整した上で前記比較を実行すること、を特徴とする請求項1または2に記載の光学情報読取装置。
  4. さらに、前記受光手段の出力波形の増幅率を高める増幅手段を備え、
    前記読取制御手段は、前記連続する2以上の所定期間毎における前記増幅手段での増幅率を調整した上で前記比較を実行すること、を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光学情報読取装置。
  5. 前記読み取り対象は、バーコードであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の光学情報読取装置。
  6. 前記読み取り対象が、2次元コードであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の光学情報読取装置。
  7. 前記デコード手段は、読み取り対象である2次元コードを縦横いずれかに複数ラインに分割した場合の各ライン毎にデコード処理を実行し、前記比較手段は、前記明暗パターンの総数あるいは明暗パターン毎の幅を連続する2以上の所定期間同士で比較する場合、前記複数ラインの内の一部のラインのみについて比較すること、を特徴とする請求項に記載の光学情報読取装置。
  8. 前記照射手段は、前記照射光として光ビームによる走査光を照射する走査タイプに構成されていること、を特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の光学情報読取装置。
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