JP2725113B2 - リーダープリンター - Google Patents
リーダープリンターInfo
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- JP2725113B2 JP2725113B2 JP4130206A JP13020692A JP2725113B2 JP 2725113 B2 JP2725113 B2 JP 2725113B2 JP 4130206 A JP4130206 A JP 4130206A JP 13020692 A JP13020692 A JP 13020692A JP 2725113 B2 JP2725113 B2 JP 2725113B2
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- rotating
- prism
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロフィルムの画
像をスクリーンに拡大投影し、必要に応じて複写プリン
トを得るマイクロフィルムリーダープリンター等のリー
ダープリンターに関する。
像をスクリーンに拡大投影し、必要に応じて複写プリン
トを得るマイクロフィルムリーダープリンター等のリー
ダープリンターに関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロフィルムの画像には、文字や図
柄の方向によって縦長のものと、横長のものとがある。
このため、例えばA4用紙を縦送りして複写像を得る電
子写真方式のリーダープリンターにおいては、文字が横
書きされたマイクロフィルム画像をA4用紙に複写する
場合、リーダー状態では、スクリーンに画像を横方向に
投影し、プリントを取る際には、予めキャリアを回転さ
せて、画像を縦方向に修正してからプリントを取らなけ
ればならないといった問題があった。
柄の方向によって縦長のものと、横長のものとがある。
このため、例えばA4用紙を縦送りして複写像を得る電
子写真方式のリーダープリンターにおいては、文字が横
書きされたマイクロフィルム画像をA4用紙に複写する
場合、リーダー状態では、スクリーンに画像を横方向に
投影し、プリントを取る際には、予めキャリアを回転さ
せて、画像を縦方向に修正してからプリントを取らなけ
ればならないといった問題があった。
【0003】これを解決するために、プリント光路内に
プリズムを配置し、フィルム画像が横長の場合には、プ
リント時にプリズムを45度すなわち画像を90度自動
で回転させる構成が知られている。
プリズムを配置し、フィルム画像が横長の場合には、プ
リント時にプリズムを45度すなわち画像を90度自動
で回転させる構成が知られている。
【0004】ところが、従来はこのプリズム回転を、ス
テッピングモーター等の独立した専用の駆動手段を設け
て行っており、制御が複雑で、コストもかかり過ぎたた
めに、この構成は広く普及しなかった。
テッピングモーター等の独立した専用の駆動手段を設け
て行っており、制御が複雑で、コストもかかり過ぎたた
めに、この構成は広く普及しなかった。
【0005】そこで、画像光の方向を変えるプリズム体
と、該プリズム体を通過した画像光をリーダー光路或は
プリンター光路のいずれかに、その位置を移動すること
で切換える露光部と、該露光部の移動に伴って前記プリ
ズム体を前記画像光の光軸を中心として回動させる連動
手段とを備えたものが知られている。
と、該プリズム体を通過した画像光をリーダー光路或は
プリンター光路のいずれかに、その位置を移動すること
で切換える露光部と、該露光部の移動に伴って前記プリ
ズム体を前記画像光の光軸を中心として回動させる連動
手段とを備えたものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来例に於
いては、手操作でプリズム体を回転させることが出来な
かったため、スクリーン上での画像傾きの微調整が行え
なかった。
いては、手操作でプリズム体を回転させることが出来な
かったため、スクリーン上での画像傾きの微調整が行え
なかった。
【0007】以下、区別を明確にするために、 ・自動による画像の90度回転を「自動ローテーショ
ン」 ・手操作による画像の回転を「手動ローテーション」 と呼称する。
ン」 ・手操作による画像の回転を「手動ローテーション」 と呼称する。
【0008】本発明は上記した課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、精度の高いリ
ーダー状態及びプリンター状態が得られるリーダープリ
ンターを提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、精度の高いリ
ーダー状態及びプリンター状態が得られるリーダープリ
ンターを提供することにある。
【0009】そのために本発明は自動によるプリズムの
回動に加えて手操作によるプリズムの回動が行えるよう
にすることを目的とする。
回動に加えて手操作によるプリズムの回動が行えるよう
にすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、 投影画像を回転するプリズム
と、該プリズムを通過した画像光をリーダー光路或はプ
リンター光路のいずれかに切り換える切換部と、該プリ
ズムを回動させる回動手段とを備えたリーダープリンタ
ーにおいて、該プリズムを保持し光軸を中心として回動
可能な第1回動ホルダと、該第1回動ホルダを保持し、
該回動手段により所定量回動される第2回動ホルダと、
該第2回動ホルダを回動せずに該第1回動ホルダを手動
により任意の量回動可能とする状態と、該回動手段によ
り該第2回動ホルダが回動される際に該第2回動ホルダ
に応じて該第1回動ホルダを回動させる状態とに切り換
えられるように該第1回動ホルダと該第2回動ホルダと
を係合させる係合手段と、を備えたことを特徴とする。
に本発明にあっては、 投影画像を回転するプリズム
と、該プリズムを通過した画像光をリーダー光路或はプ
リンター光路のいずれかに切り換える切換部と、該プリ
ズムを回動させる回動手段とを備えたリーダープリンタ
ーにおいて、該プリズムを保持し光軸を中心として回動
可能な第1回動ホルダと、該第1回動ホルダを保持し、
該回動手段により所定量回動される第2回動ホルダと、
該第2回動ホルダを回動せずに該第1回動ホルダを手動
により任意の量回動可能とする状態と、該回動手段によ
り該第2回動ホルダが回動される際に該第2回動ホルダ
に応じて該第1回動ホルダを回動させる状態とに切り換
えられるように該第1回動ホルダと該第2回動ホルダと
を係合させる係合手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成の本発明にあっては、回動手段により
プリズムの第2回動ホルダが所定量回動される。このと
き、係合手段によって第2回動ホルダと共に第1回動ホ
ルダも回動され、自動ローテーションが行なわれる。
プリズムの第2回動ホルダが所定量回動される。このと
き、係合手段によって第2回動ホルダと共に第1回動ホ
ルダも回動され、自動ローテーションが行なわれる。
【0012】また、プリズムの第2回動ホルダが、所定
回動位置に保持されている状態で、第1回動ホルダを手
操作で任意の量回動させた際、第1回動ホルダから係合
手段を介して第2回動ホルダへトルクが伝えられるが、
係合手段を切り換えることにより第2回動ホルダは回動
位置を変えず従って手動ローテーションが行なわれる。
回動位置に保持されている状態で、第1回動ホルダを手
操作で任意の量回動させた際、第1回動ホルダから係合
手段を介して第2回動ホルダへトルクが伝えられるが、
係合手段を切り換えることにより第2回動ホルダは回動
位置を変えず従って手動ローテーションが行なわれる。
【0013】
【実施例】(第1の実施例) 以下に本発明の第1の実施例に係るリーダープリンター
としてのマイクロフィルムリーダープリンターの概略構
成を図2を用いて説明する。
としてのマイクロフィルムリーダープリンターの概略構
成を図2を用いて説明する。
【0014】図2(a)は同リーダープリンターの全体
概略構成を示し、Fはマイクロフィルム、1は投影レン
ズ、2はプリズム、3・4はリーダー光路を形成するリ
ーダーミラー、6・7はプリンター光路を形成するプリ
ントミラーである。プリントミラー6・7は切換部とし
てのスキャンケース8に互いが直角に形成するように収
納されている。
概略構成を示し、Fはマイクロフィルム、1は投影レン
ズ、2はプリズム、3・4はリーダー光路を形成するリ
ーダーミラー、6・7はプリンター光路を形成するプリ
ントミラーである。プリントミラー6・7は切換部とし
てのスキャンケース8に互いが直角に形成するように収
納されている。
【0015】リーダー時において、スキャンケース8は
リーダーミラー4の背後となる点線位置Bで静止し、マ
イクロフィルムの画像光は投影レンズ1を通りリーダー
ミラー3・4を介してスクリーン5上に投射される。
リーダーミラー4の背後となる点線位置Bで静止し、マ
イクロフィルムの画像光は投影レンズ1を通りリーダー
ミラー3・4を介してスクリーン5上に投射される。
【0016】一方プリンター時において、スキャンケー
ス8は(不図示の駆動手段によって)まず矢印a方向に
移動し(往動)、一点鎖線で示した露光開始位置Aに到
達すると(不図示のクラッチ手段によって)その位置か
らb方向に反転移動しつつ(復動)、マイクロフィルム
の画像光をミラー6・7を介して感光ドラム9上に走査
露光する。
ス8は(不図示の駆動手段によって)まず矢印a方向に
移動し(往動)、一点鎖線で示した露光開始位置Aに到
達すると(不図示のクラッチ手段によって)その位置か
らb方向に反転移動しつつ(復動)、マイクロフィルム
の画像光をミラー6・7を介して感光ドラム9上に走査
露光する。
【0017】感光ドラム9の周囲には、図示しない帯電
器・現像器・転写器等周知の画像形成手段が配置され、
複写用紙P上に電子写真法により複写が行われる。10
は排紙トレーである。なお、切換部に一次元イメージセ
ンサー(CCD等)を配置し、イメージセンサーの出力
とレーザービームプリンターによって複写像を得るよう
にしてもよい。
器・現像器・転写器等周知の画像形成手段が配置され、
複写用紙P上に電子写真法により複写が行われる。10
は排紙トレーである。なお、切換部に一次元イメージセ
ンサー(CCD等)を配置し、イメージセンサーの出力
とレーザービームプリンターによって複写像を得るよう
にしてもよい。
【0018】前記画像回転手段は、上述プリンター時の
スキャンケース8の往復動作aを利用し、バネの付勢力
とでプリズムを回転させるものである。
スキャンケース8の往復動作aを利用し、バネの付勢力
とでプリズムを回転させるものである。
【0019】図2(b)は本実施例の要部構成を示し、
プリズム2は、2か所の腕部11a・11bを有する、
矢印Cの方向に回転可能なプリズムホルダー11内に設
けられている。腕部11bには、引っ張りばね12によ
ってd方向に付勢回転力が与えられている。他方の腕部
11aはリーダー状態では、ソレノイド13のレバー1
3aによって係止されている。すなわち、プリズムホル
ダ11の回転方向の位置決めがなされている。また、腕
部11aには別のレバー14の片端の折曲げ部14aが
当接している。またレバー14の別端の折曲げ部14b
は、スキャンケース8の突出部8aと接離するように位
置している。ここで、突出部8a、腕部11a・11
b、引っ張りばね12、レバー14は回動手段16を構
成する。
プリズム2は、2か所の腕部11a・11bを有する、
矢印Cの方向に回転可能なプリズムホルダー11内に設
けられている。腕部11bには、引っ張りばね12によ
ってd方向に付勢回転力が与えられている。他方の腕部
11aはリーダー状態では、ソレノイド13のレバー1
3aによって係止されている。すなわち、プリズムホル
ダ11の回転方向の位置決めがなされている。また、腕
部11aには別のレバー14の片端の折曲げ部14aが
当接している。またレバー14の別端の折曲げ部14b
は、スキャンケース8の突出部8aと接離するように位
置している。ここで、突出部8a、腕部11a・11
b、引っ張りばね12、レバー14は回動手段16を構
成する。
【0020】次に同リーダープリンターの動作の概略を
説明する。
説明する。
【0021】まず、横長の画像を複写する(プリズム2
の回転を必要とする)場合、不図示のプリントボタンが
押されると、ソレノイド13がONされ、ソレノイドレ
バー13aによる腕部11aの係止が解除される。次
に、スキャンケース8aの移動(矢印a方向)が始まる
が、これに伴い、プリズムホルダー11も腕部11aの
係止が解除されているので、レバー14の折曲げ部14
aで規制されつつ引っ張りばね12のd方向への引っ張
り力によって回転を開始する。プリズムホルダー11は
腕部11aが位置決め部15につき当たるまで回転し、
つき当たったところで停止する。位置決め部15は、ホ
ルダー11が所定量として45度(像が90度)だけ回
転するように位置決めされ、設けられている。プリズム
ホルダー11が停止した後は、レバー14とスキャンケ
ース8の突出部8aとは切り離して、スキャンケース8
のみの移動がa方向に続けられる。更に、スキャンケー
ス8が、画像露光開始位置に到達すると、不図示のクラ
ッチ手段によって、その位置から矢印b方向に反転移動
しつつマイクロフィルムの画像光をプリントミラー6・
7を介して感光ドラム9上に走査露光する。
の回転を必要とする)場合、不図示のプリントボタンが
押されると、ソレノイド13がONされ、ソレノイドレ
バー13aによる腕部11aの係止が解除される。次
に、スキャンケース8aの移動(矢印a方向)が始まる
が、これに伴い、プリズムホルダー11も腕部11aの
係止が解除されているので、レバー14の折曲げ部14
aで規制されつつ引っ張りばね12のd方向への引っ張
り力によって回転を開始する。プリズムホルダー11は
腕部11aが位置決め部15につき当たるまで回転し、
つき当たったところで停止する。位置決め部15は、ホ
ルダー11が所定量として45度(像が90度)だけ回
転するように位置決めされ、設けられている。プリズム
ホルダー11が停止した後は、レバー14とスキャンケ
ース8の突出部8aとは切り離して、スキャンケース8
のみの移動がa方向に続けられる。更に、スキャンケー
ス8が、画像露光開始位置に到達すると、不図示のクラ
ッチ手段によって、その位置から矢印b方向に反転移動
しつつマイクロフィルムの画像光をプリントミラー6・
7を介して感光ドラム9上に走査露光する。
【0022】走査露光終了後も、スキャンケース8は、
そのまま矢印b方向に移動を続け、再び突出部8aがレ
バー14の別端の折曲げ部14bと接する。これによ
り、プリズムホルダー11には、先程とは引っ張りばね
12の引っ張り力に抗する逆の回転力が与えられるの
で、プリズム開始前の位置に復帰し、復帰後、腕部11
aがソレノイドレバー13aによって再び係止されてプ
リズムホルダー11は停止する。
そのまま矢印b方向に移動を続け、再び突出部8aがレ
バー14の別端の折曲げ部14bと接する。これによ
り、プリズムホルダー11には、先程とは引っ張りばね
12の引っ張り力に抗する逆の回転力が与えられるの
で、プリズム開始前の位置に復帰し、復帰後、腕部11
aがソレノイドレバー13aによって再び係止されてプ
リズムホルダー11は停止する。
【0023】なお、プリントボタンが再び押され、スキ
ャンケース8が矢印a方向に移動を開始する前に、矢印
b方向に微量の移動を行うようにしておけば、ソレノイ
ド13がソレノイドレバー13aを吸引する上での腕部
11aから受ける負荷の軽減が図られて、効果的であ
る。
ャンケース8が矢印a方向に移動を開始する前に、矢印
b方向に微量の移動を行うようにしておけば、ソレノイ
ド13がソレノイドレバー13aを吸引する上での腕部
11aから受ける負荷の軽減が図られて、効果的であ
る。
【0024】次に、縦長の画像を複写する場合には、プ
リズム2の回転は必要とされないので、プリントボタン
が押されても、ソレノイド13はOFFのまま維持され
て、スキャンケース8のみの移動により、複写が行われ
る。
リズム2の回転は必要とされないので、プリントボタン
が押されても、ソレノイド13はOFFのまま維持され
て、スキャンケース8のみの移動により、複写が行われ
る。
【0025】図1は本発明の特徴的部分であるプリズム
ホルダー11の構成の詳細を示し、20はプリズム2を
保持する第1回動ホルダで、第2回動ホルダ21の軸受
け部21aで回動可能である。プリズム2は、固定部材
23及びビス27によって第1回動ホルダ20に確実に
固定されている。固定部材23は、プリズム2から射出
される余分な濡れ光を遮断するマスキング機能を兼ね備
えている。
ホルダー11の構成の詳細を示し、20はプリズム2を
保持する第1回動ホルダで、第2回動ホルダ21の軸受
け部21aで回動可能である。プリズム2は、固定部材
23及びビス27によって第1回動ホルダ20に確実に
固定されている。固定部材23は、プリズム2から射出
される余分な濡れ光を遮断するマスキング機能を兼ね備
えている。
【0026】第2回動ホルダ21は先に述べたように腕
部11a・11bにて回動可能であり、自動ローテーシ
ョン時に回動・復帰動作を行う。
部11a・11bにて回動可能であり、自動ローテーシ
ョン時に回動・復帰動作を行う。
【0027】22は操作環で、フック部22aの働きに
よって第1回動ホルダ20と一体となっており、第2回
動ホルダ21に対して回動可能である。操作者は、この
操作環22を手動で回動させることにより、スクリーン
5上の像の傾きを微調整する。
よって第1回動ホルダ20と一体となっており、第2回
動ホルダ21に対して回動可能である。操作者は、この
操作環22を手動で回動させることにより、スクリーン
5上の像の傾きを微調整する。
【0028】26は、第2回動ホルダ21の上下動を制
限する為の規制環で、第2回動ホルダ21に圧入・接着
等により固着されている。
限する為の規制環で、第2回動ホルダ21に圧入・接着
等により固着されている。
【0029】24は、第1回動ホルダ20と第2回動ホ
ルダ21の隙間19に封入された粘稠材で、第2回動ホ
ルダ21に対する第1回動ホルダ20の回動に抵抗力を
与える。ここで、隙間19を形成する各ホルダ20,2
1の壁面と粘稠材24は係合手段28を構成する。具体
的な材料の例として、粘稠性の高いグリス等があげられ
る。
ルダ21の隙間19に封入された粘稠材で、第2回動ホ
ルダ21に対する第1回動ホルダ20の回動に抵抗力を
与える。ここで、隙間19を形成する各ホルダ20,2
1の壁面と粘稠材24は係合手段28を構成する。具体
的な材料の例として、粘稠性の高いグリス等があげられ
る。
【0030】次に、これら本発明の特徴的部分の動作と
作用を説明する。
作用を説明する。
【0031】自動ローテーション時は、前述したように
第2回動ホルダ21が回動・復帰を行うが、粘稠材24
の働きによって第1回動ホルダ20・プリズム2も一体
となって動作する。これにより単に第2回動ホルダ21
にプリズム2を直接固定していた従来例と同一の効果が
得られる。
第2回動ホルダ21が回動・復帰を行うが、粘稠材24
の働きによって第1回動ホルダ20・プリズム2も一体
となって動作する。これにより単に第2回動ホルダ21
にプリズム2を直接固定していた従来例と同一の効果が
得られる。
【0032】一方手動ローテーション時は、前述したよ
うに操作環22を手動で回転させることでスクリーン上
の画像を微調整するのであるが、操作環22を回転させ
ることで粘稠材24の粘りが第2回動ホルダ24を連れ
回そうとしても、第2回動ホルダ21は図2(b)に示
したソレノイドレバー13aと引っ張りバネ12の抵抗
力によって静止したままとなるので、自動ローテーショ
ンを司る構成部材に悪影響を及ぼさない。更に、操作者
が画像の微調整を行なう際、粘稠材24の抵抗力が操作
者に快適な操作感覚を与える。また、上記手動ローテー
ションにおいてスクリーン上の画像を見ながら行なった
画像の傾きの微調整は、前述の通り自動ローテーション
時に第1回動ホルダ20と第2回動ホルダ21とが一体
となって回動し、調整後の状態で正確に45度回転する
ことから、そのまま複写画像の傾きの微調整となる。す
なわち、操作者は、複写用紙上に複写画像を得るに際
し、あらかじめスクリーン上で画像の傾きを確認し、微
調整することができる。
うに操作環22を手動で回転させることでスクリーン上
の画像を微調整するのであるが、操作環22を回転させ
ることで粘稠材24の粘りが第2回動ホルダ24を連れ
回そうとしても、第2回動ホルダ21は図2(b)に示
したソレノイドレバー13aと引っ張りバネ12の抵抗
力によって静止したままとなるので、自動ローテーショ
ンを司る構成部材に悪影響を及ぼさない。更に、操作者
が画像の微調整を行なう際、粘稠材24の抵抗力が操作
者に快適な操作感覚を与える。また、上記手動ローテー
ションにおいてスクリーン上の画像を見ながら行なった
画像の傾きの微調整は、前述の通り自動ローテーション
時に第1回動ホルダ20と第2回動ホルダ21とが一体
となって回動し、調整後の状態で正確に45度回転する
ことから、そのまま複写画像の傾きの微調整となる。す
なわち、操作者は、複写用紙上に複写画像を得るに際
し、あらかじめスクリーン上で画像の傾きを確認し、微
調整することができる。
【0033】以下に本発明の他の実施例について説明す
る。第1の実施例と同一の構成部材には同一の番号を付
してその説明を省略する。
る。第1の実施例と同一の構成部材には同一の番号を付
してその説明を省略する。
【0034】第1の実施例に於いては、粘稠材24の抵
抗力を引っ張りバネ12の引っ張り力よりも常に小さく
なるように設定しておく必要があった。なぜならば、粘
稠材24の抵抗力の方が大きくなってしまうと、図2
(b)に於いては反時計方向に手動ローテーションを行
ったときに引っ張りバネ12が抗しきれず、第2回動ホ
ルダ21も連られて回転してしまい、画像傾きの微調整
が行えないという問題が生じるからである。
抗力を引っ張りバネ12の引っ張り力よりも常に小さく
なるように設定しておく必要があった。なぜならば、粘
稠材24の抵抗力の方が大きくなってしまうと、図2
(b)に於いては反時計方向に手動ローテーションを行
ったときに引っ張りバネ12が抗しきれず、第2回動ホ
ルダ21も連られて回転してしまい、画像傾きの微調整
が行えないという問題が生じるからである。
【0035】しかしながら、粘稠材の粘稠度は周囲環境
温度の影響を受け易く、その管理には困難を伴う。第2
・第3の実施例はこれを解決するものである。
温度の影響を受け易く、その管理には困難を伴う。第2
・第3の実施例はこれを解決するものである。
【0036】(第2の実施例) 図3に於いては、図2(b)に示す第1の実施例に加え
てソレノイド41を設けている。通常時にはこのソレノ
イド41をOFFに保つことで第2回動ホルダの反時計
方向への回転を規制することができる。自動ローテーシ
ョンプリントを行う場合のみソレノイド41をONすれ
ば第1の実施例と同一の動作が行える。この例では、回
動を規制する構成としてソレノイドを用いたが、他にモ
ータ・機械的レバー等種々の応用例が考えられる。
てソレノイド41を設けている。通常時にはこのソレノ
イド41をOFFに保つことで第2回動ホルダの反時計
方向への回転を規制することができる。自動ローテーシ
ョンプリントを行う場合のみソレノイド41をONすれ
ば第1の実施例と同一の動作が行える。この例では、回
動を規制する構成としてソレノイドを用いたが、他にモ
ータ・機械的レバー等種々の応用例が考えられる。
【0037】(第3の実施例) 図4に於いては、圧縮バネ30を用いることで、第1回
動ホルダ20と第2回動ホルダ21との当接部Fに摩擦
力を生じさせ、粘稠材に変わる抵抗力として利用してい
る。これにより、周囲環境温度によらない抵抗力管理が
容易に可能となる。ここで、圧縮バネ30と当接部Fは
係合手段28を構成する。
動ホルダ20と第2回動ホルダ21との当接部Fに摩擦
力を生じさせ、粘稠材に変わる抵抗力として利用してい
る。これにより、周囲環境温度によらない抵抗力管理が
容易に可能となる。ここで、圧縮バネ30と当接部Fは
係合手段28を構成する。
【0038】(第4の実施例) 図5は本発明の第4の実施例を示す。本実施例では、さ
らに、第1回動ホルダ20を第2回動ホルダ21に対し
て上下動可能としている。
らに、第1回動ホルダ20を第2回動ホルダ21に対し
て上下動可能としている。
【0039】これは、レンズ交換時・フィルム効果時等
にレンズの上下動が生じ、第1回動ホルダ20と衝突し
て、いずれかが破損することも考えられるので、これを
防止するためである。
にレンズの上下動が生じ、第1回動ホルダ20と衝突し
て、いずれかが破損することも考えられるので、これを
防止するためである。
【0040】図5(b)は、操作環22を図5(a)B
方向からみた様子である。
方向からみた様子である。
【0041】本実施例では、操作環22を樹脂等のバネ
材として利用可能な材質で形成し、かつ、円弧上の穴3
1を複数個設けることで上下方向にバネ性をもたせる。
これにより、第1回動ホルダ20が上下に移動可能とな
り、かつ、元の位置に復帰する際にもその位置精度が確
実に保証される。
材として利用可能な材質で形成し、かつ、円弧上の穴3
1を複数個設けることで上下方向にバネ性をもたせる。
これにより、第1回動ホルダ20が上下に移動可能とな
り、かつ、元の位置に復帰する際にもその位置精度が確
実に保証される。
【0042】更に、第1・第2回動ホルダ21,21に
組み込んだ際、このバネ部で第1回動ホルダ20と第2
回動ホルダ21の間に余圧が与えられるように第2回動
ホルダ21の係合部29の高さCを設定しておけば、
(第1の実施例の)粘稠材、(第3の実施例の)圧縮バ
ネの代替えにもなる。即ち、係合部29が第1回動ホル
ダに当接する部分と、係合部29とは係合手段28を構
成する。
組み込んだ際、このバネ部で第1回動ホルダ20と第2
回動ホルダ21の間に余圧が与えられるように第2回動
ホルダ21の係合部29の高さCを設定しておけば、
(第1の実施例の)粘稠材、(第3の実施例の)圧縮バ
ネの代替えにもなる。即ち、係合部29が第1回動ホル
ダに当接する部分と、係合部29とは係合手段28を構
成する。
【0043】以上、本発明の利用は、実施例のものに限
られるわけではなく、例えば、ステッピングモータによ
って自動ローテーションを行う装置にも応用可能である
ことは明らかである。
られるわけではなく、例えば、ステッピングモータによ
って自動ローテーションを行う装置にも応用可能である
ことは明らかである。
【0044】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれば
簡単な構成で、プリズムを自動ローテーション、手動ロ
ーテーションの両方を可能とするので、安価にリーダー
プリンターの使い勝手を向上することが可能となる。
簡単な構成で、プリズムを自動ローテーション、手動ロ
ーテーションの両方を可能とするので、安価にリーダー
プリンターの使い勝手を向上することが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例に係るリーダープリンタ
ーの要部概略構成図である。
ーの要部概略構成図である。
【図2】同リーダープリンターの概略構成図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係るリーダープリンタ
ーの概略構成図である。
ーの概略構成図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係るリーダープリンタ
ーの要部概略構成図である。
ーの要部概略構成図である。
【図5】(a)は本発明の第4の実施例に係るリーダー
プリンターの要部概略構成図で、(b)は(a)のB矢
視図である。
プリンターの要部概略構成図で、(b)は(a)のB矢
視図である。
【符号の説明】16 回動手段 8 スキャンケース(切換部) 2 プリズム 20 第1回動ホルダ 21 第2回動ホルダ 28 係合手段
Claims (1)
- 【請求項1】投影画像を回転するプリズムと、該プリズ
ムを通過した画像光をリーダー光路或はプリンター光路
のいずれかに切り換える切換部と、該プリズムを回動さ
せる回動手段とを備えたリーダープリンターにおいて、 該プリズムを保持し光軸を中心として回動可能な第1回
動ホルダと、 該第1回動ホルダを保持し、該回動手段により所定量回
動される第2回動ホルダと、 該第2回動ホルダを回動せずに該第1回動ホルダを手動
により任意の量回動可能とする状態と、該回動手段によ
り該第2回動ホルダが回動される際に該第2回動ホルダ
に応じて該第1回動ホルダを回動させる状態とに切り換
えられるように該第1回動ホルダと該第2回動ホルダと
を係合させる係合手段と、 を備えたことを特徴とするリーダープリンター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4130206A JP2725113B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | リーダープリンター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4130206A JP2725113B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | リーダープリンター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05303145A JPH05303145A (ja) | 1993-11-16 |
JP2725113B2 true JP2725113B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=15028633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4130206A Expired - Fee Related JP2725113B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | リーダープリンター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2725113B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58194023A (ja) * | 1982-05-10 | 1983-11-11 | Canon Inc | リ−ダ−プリンタ− |
JPH0786642B2 (ja) * | 1990-06-29 | 1995-09-20 | キヤノン株式会社 | 画像投影装置 |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP4130206A patent/JP2725113B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05303145A (ja) | 1993-11-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971014 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |