JP2724967B2 - 集水枡 - Google Patents

集水枡

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JP2724967B2
JP2724967B2 JP6115890A JP11589094A JP2724967B2 JP 2724967 B2 JP2724967 B2 JP 2724967B2 JP 6115890 A JP6115890 A JP 6115890A JP 11589094 A JP11589094 A JP 11589094A JP 2724967 B2 JP2724967 B2 JP 2724967B2
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supporting
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pressure resistance
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常雄 堀
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集水枡の改善に関す
る。
【0002】
【従来の技術】下水管を連結したコンクリート製枡本体
の上部開口縁に枠構造の支持枠を内設し、この支持枠
に、グレーチングを芯材としこのグレーチングを構成す
る帯状鋼板間に、砕石などの骨材と無溶剤型水中接着用
エポキシ樹脂と硬化剤ポリアミド変性配合樹脂の混合物
などによって構成した透水性をもつ骨材層を設けるとと
もに、前記グレーチングの表面に、セラミックス粒又は
汚泥などを焼成して得た球状粒状物を合成樹脂系接着剤
にて成型固化した透水性を有する表面層を一体的に結合
した蓋板を開閉可能に嵌着した集水枡は知られている。
(例えば、実開平3−115186号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように構成され
た集水枡は下水処理として使用されるものであるが、歩
道など車の通らない場所に設置される場合と、車道に設
置される場合とがある。歩道などに設置される集水枡の
蓋板は、耐圧仕様強度が2〜6トンに定められており、
前述のような蓋板構造で充分仕様に対応可能であるが、
集水枡規模にもよるが、一般に車道領域内に設けられる
集水枡の蓋板には20トン仕様の耐圧強度が要求されて
いるのが実情である。その結果、蓋板の耐圧強度を増す
ために、使用するグレーチング芯材として剛性の大きな
部厚いものを使用することにより、要求される仕様の耐
圧強度を得ているが、蓋板の重量は数百Kgに及ぶもの
がある。一方、下水処理として使用される集水枡は、定
期的に蓋板を開いて内部の清掃などを含む保守点検を行
うものであるが、蓋板の重量が数百Kgに及ぶ場合に
は、作業者の人力によって蓋板を開閉操作することは不
可能であり、クレーンなどの扛重機械設備を必要として
いた。このようなクレーン設備を使用することは多くの
費用と人力を要しきわめて不経済であるとともに、交通
を阻害するという課題がある。
【0004】本発明の目的は、蓋板規模を増大すること
なく、簡単な構成により充分な耐圧仕様強度が得られ、
而も人力による開閉操作が可能で、保守点検効率の向上
が図れる集水枡を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来技術の課題を解決す
る本発明の構成は、下水管を連結したコンクリート製枡
本体の上部開口縁に枠構造の支持枠を内設し、該支持枠
に、グレーチングを芯材とし少くとも表面に粒状物を合
成樹脂系接着剤にて成型固化した透水性を有する表面層
を充填した複数枚の蓋板を開閉可能に嵌着せしめた集水
枡において、前記支持枠の一方の相対する2辺中央部に
上部を開口した支持部材8を夫々設け、この両支持部材
8にH型鋼などの耐圧強度の大きな桁材の両端を嵌脱自
在に支承させ、一方、前記支持枠の他方の相対する2辺
に上部を開口した1〜複数の支持部材10を配設すると
ともに、前記桁材の下面左右に前記支持部材10に対応
する支承板を突設し、この支承板と前記支持部材10と
の間にH型鋼などの耐圧強度の大きな桁部材を夫々着脱
自在に支承させ、該両桁部材のウエブ端を前記桁材のウ
エブ両側に設けた横振れ防止手段に嵌脱可能に係合せし
め、更に、前記桁材の長手方向上面に前記両蓋板の突き
合わせ縁部を乗載支持させたものである。
【0006】
【実施例】次に、図面について本発明実施例の詳細を説
明する。図1は縦断正面図、図2は蓋板を除去した平面
図、図3は蓋板の一部切欠平面図、図4は支持枠部の拡
大断面図、図5は桁材と桁部材の取合部の一部切欠正面
図、図6は図5の一部切欠平面図である。
【0007】1は、車道など車の重量が印加される場所
に埋入設置されたコンクリート製の枡本体であって、該
枡本体1にはヒューム管などの下水管1aが接続され下
水処理が行なわれるものである。枡本体1の上部には開
口2が形成されているとともに、開口2の上面は路面と
同一平面となるように構成してある。枡本体1の前記開
口2の内側縁には、L字型鋼など枠構造の支持枠3を設
け、この支持枠3を開口2の周縁に形成した段部に乗載
支持せしめる。前記支持枠3には、図3で示すような前
記開口2を閉塞する2枚(複数枚とすることも可能)構
成の蓋板4が開閉可能に嵌着されている。この蓋板4
は、平面形状が長方形をした金属枠5aの内側に、多数
の平行した鋼板5bの上辺を複数の桟部材5cで結合し
たグレーチング5を設け、このグレーチング5を構成す
る前記鋼板5b間に、砕石などの骨材と無溶剤型水中接
着用エポキシ樹脂と硬化剤ポリアミド変性配合樹脂の混
合物などによって構成した透水性をもつ骨材層(図示
略)を充填固着するとともに、前記グレーチング5の表
面に、セラミックス粒又は汚泥などを焼成して得た球状
粒状物を合成樹脂系接着剤にて成型固化した透水性を有
する表面層6を一体的に結合したものによって構成され
ている。図中7は手かけ孔である。
【0008】前記支持枠3の一方の相対する2辺中央部
に、上部を開口しこの上部縁が支持枠3の前記蓋板4を
支持する水平辺3aと一致する正面形状が上向きコ字形
の支持部材8を対向的に設け、この両支持部材8に、H
型鋼のような耐圧強度の大きな桁材9の両端部を上方よ
り嵌脱可能に嵌合支持させるとともに、この桁材9の上
面を前記支持枠3の水平辺3aと同一平面とする。ま
た、前記支持枠3の他方の相対する2辺中央部にも同様
構造の支持部材10を設けるとともに、前記桁材9の中
央部下面左右に支承板11を突設せしめ、この支承板1
1と前記支持部材10との間に、H型鋼などの耐圧強度
が大きく、かつ、上面が前記桁材9の上面と一致する2
個に分断された桁部材12を着脱可能に支承せしめる。
また、前記支承板11を固定した部位の桁材9のウエブ
9a両側に適当の間隔を介して2枚の横振れ防止板13
を設け、この横振れ防止板13間に前記両桁部材12の
内側端に突出せしめたウエブ12aを嵌脱可能に挿入係
合させ、前記支持部材10との併用により桁部材12の
横振れ脱落を防止したものである。そして、前記桁材9
の長手方向上面に前記両蓋板4の突き合わせ縁部を乗載
支持させる。以上の構成により蓋板4の構成により約6
トンの耐圧荷重が得られ、更に、桁材9及び桁部材12
により全体が20トン以上の耐圧荷重に構成することが
でき、仕様耐圧強度に充分対応しうるように構成したも
のである。又前記表面層6に任意の着色を施すことによ
り、蓋板4全体を周辺の雰囲気に合わせ着色することが
でき、都市の美化を図ることができるとともに、表面層
6の汚損は、それ自身が透水性を有することから洗剤を
使用した洗浄が可能で都市の美化を長期にわたって保つ
ことができるようにする。
【0009】
【発明の効果】上述のように本発明の構成によれば、次
のような効果が図れる。 (a)グレーチング芯材を用いた2〜複数枚構造の蓋板
が有する本来の耐圧強度に加え、この蓋板を支持する十
字状に組み合わされる桁材と桁部材がもつ耐圧強度とに
より20トン耐圧強度仕様の集水枡が容易に得られ、而
も、その構成もきわめて簡易である。 (b)桁材上面に蓋板の突き合わせ縁が乗載支持される
ので、綜合耐圧強度が損なわれることがないとともに、
片方の蓋板を人力によって開き、開放された片方の桁部
材を除去することによって枡本体内に作業者が自由に出
入でき、清掃を含め集水枡の保守点検が容易であり、従
来技術に比べ大巾な経費の節減と省力化が図れる。 (c)桁材に対する桁部材の取合いが簡単であるばかり
でなく、桁部材の横振れ脱落が防止されるので、蓋板の
耐圧荷重保持の安定化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断正面図である。
【図2】蓋板を除去した平面図である。
【図3】蓋板の一部切欠平面図である。
【図4】支持枠部の拡大断面図である。
【図5】桁材と桁部材の取合部の一部切欠正面図であ
る。
【図6】図5の一部切欠平面図である。
【符号の説明】
1 枡本体 1a 下水管 2 開口 3 支持枠 3a 水平辺 4 蓋板 5 グレーチング 5a 金属枠 5b 鋼板 5c 桟部材 6 表面層 7 手かけ孔 8 支持部材 9 桁材 9a ウエブ 10 支持部材 11 支承板 12 桁部材 12a ウエブ 13 横振れ防止板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水管を連結したコンクリート製枡本体
    の上部開口縁に枠構造の支持枠を内設し、該支持枠に、
    グレーチングを芯材とし少くとも表面に粒状物を合成樹
    脂系接着剤にて成型固化した透水性を有する表面層を充
    填した複数枚の蓋板を開閉可能に嵌着せしめた集水枡に
    おいて、前記支持枠の一方の相対する2辺中央部に上部
    を開口した支持部材(8)を夫々設け、この両支持部材
    (8)にH型鋼などの耐圧強度の大きな桁材の両端を嵌
    脱自在に支承させ、一方、前記支持枠の他方の相対する
    2辺に上部を開口した1〜複数の支持部材(10)を配
    設するとともに、前記桁材の下面左右に前記支持部材
    (10)に対応する支承板を突設し、この支承板と前記
    支持部材(10)との間にH型鋼などの耐圧強度の大き
    な桁部材を夫々着脱自在に支承させ、該両桁部材のウエ
    ブ端を前記桁材のウエブ両側に設けた横振れ防止手段に
    嵌脱可能に係合せしめ、更に、前記桁材の長手方向上面
    に前記両蓋板の突き合わせ縁部を乗載支持させたことを
    特徴とする集水枡。
JP6115890A 1994-05-02 1994-05-02 集水枡 Expired - Lifetime JP2724967B2 (ja)

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