JP4215618B2 - 埋め殺し基礎枠部材、およびその製造方法 - Google Patents
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我が国は、冬期に大陸からの寒気団の吹き出しを受け、風雪に見舞われる機会が多く、国土の広い範囲に渡って積雪があり、降雪の最中に強い風が吹けば、地上に降り積もった雪が舞い揚げられ、視界を確保することも困難な程の吹雪となってしまうこともあり、都市機能や交通を維持するには除排雪は勿論のこと、道路や通路等の視界の確保や積雪の防止が重要な課題となっている。
一般的な防雪柵は、例えば特開2001−32217号公報の「防風雪用柵」や、特開平7−238510号公報の「防風雪装置」発明、および特開平6−41919号公報の「防雪柵」発明等に開示されているように、地中に埋設状に設置された鉄筋コンクリート製の基礎ブロックを有していて、同基礎ブロックから鉛直上方に延伸された複数本のアンカーボルトに対して防雪柵上部構造部分を結合、一体化して充分な強度で地上に立設させる構造を採っている。
しかしながら、こうした一般的な基礎構造を有した防雪柵は、基礎工事の段階で、道路脇を所定深さまで掘り下げて複数本の基礎杭を所定間隔毎に打ち込み、その基礎杭頭部毎の周囲に型枠ならびにアンカーボルトを位置決め、設置して生コンクリートを充填し、十分な時間を掛けて養成、硬化させた後に、型枠を取り外して形成した基礎ブロックを埋め戻した後に、防雪柵の上部構造を組み立て、設置するという工程を経て完成に至るものであり、基礎工事に比較的長い時間と労力とを要するものであって、しかもこのように現場で一斉に打設、製造される基礎ブロックは、その設置数に応じた型枠の準備が必要となる上、養成工程中に気温の急激な変化や荒天に曝されることも多く、品質にバラツキが発生し易く、設計通りの強度と外観とを確保するのが難しいものであり、地上に基礎の一部を露出状とする施工となる場合には、更に入念な型枠の製造と組み立てを要するものとなり、更に、工事期間に渡り交通渋滞を招いたり、歩道を迂回させなければならない等、安全の確保にも多大な労力と経費とを費やさざるを得ないのが現状となっており、より効率的で安全且つ迅速な施工が望まれているのが実情であった。
そこで、この発明は、基礎工事における基礎コンクリートの施工作業性を向上することにより、防雪柵やポール、鉄塔、その他の地上に立設される構造体の基礎施工の作業を安全且つ迅速に行うことができる上、工場生産したものと同等の仕上がり品質と耐久強度とを得ることはできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の埋め殺し基礎枠部材、およびその新規な製造方法を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明に包含される埋め殺し基礎枠部材は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、上下各端面を共に水平状に開口し、所定肉厚とした周壁内には補強筋を配してなる鉄筋コンクリート製筒状本体であって、その空洞部分を挟んで対峙する周壁内面相互における均衡した位置で対をなす箇所には、肉厚内に陥没する所定凹欠形状の施工フック受けが設けられると共に、該施工フック受け内には、同施工フック受け内から空洞部分がわに食み出すことのない状態で上下方向の何れかに向けて露出状とした鉄筋製施工フックを予め配設してなるものとした構成を要旨とする埋め殺し基礎枠部材である。
上記した埋め殺し基礎枠部材に関連し、この発明には、その基礎枠部材自体を製造する製造方法をも包含しており、その構成は以下に示すとおりである。
即ち、所定高さの枠型筒状に形成され、所定抜き勾配をもつ外側周壁面を有した基礎枠内壁面成型体の全周囲外側に、複数に分割、展開するよう離型可能とした基礎枠外壁面成型体を配して所定肉厚の筒状成型空間を形成し、その成型空間中に基礎枠の骨格をなす補強筋を装着、配置させると共に、基礎枠内壁面成型体内側の空洞部分を挟んで対峙する外壁面相互における均衡した位置で対峙する箇所には、壁面成型体への接合面に刻設された溝内に鉄筋製施工フックを上下何れか一方に向けて嵌合状とした施工フック受け型板を仮固定すると同時に、同鉄筋製施工フックの定着用に折曲された根元側を施工フック受け型板外であって筒状成型空間内に露出状とさせた上、同成型空間内に生コンクリートを充填し十分に養成、硬化させた後、各施工フック受け型板の基礎枠内壁面成型体の外壁面相互への仮固定を解いて分離可能とすると共に、基礎枠外壁面成型体を複数に分割するように展開して成型されたコンクリート製基礎枠を離型させ、その内壁面に残された各施工フック受け型板を、それらに嵌合状となっている施工フックを折曲、変形させることによって離型させ、肉厚内に陥没した所定凹欠形状に形成された施工フック受け内に、定着用に折曲された根元側を周壁コンクリート中に埋設状に固着、一体化された鉄筋製施工フックを露出状に成型するようにした、この発明の基礎をなす前記した埋め殺し基礎枠部材の製造方法である。
(この発明の埋め殺し基礎枠部材において)
筒状本体は、基礎枠の枠型形状を実質的に形成して基礎の外郭形状を形成すると共に、基礎打設現場における基礎打設用型枠の設置を不要とする機能を果たすものであり、地上もしくは地中に設置され、その空洞部分内に基礎杭の頭部や、設置目的の上部構造体用の基礎構造部品を収容可能であってしかも空洞部分中に生コンクリートを、外部に漏出しないよう充填し、一体化するよう養成、硬化可能な周壁面を有したものとしなければならず、肉厚内に補強筋を配したものとすべきであり、より具体的には、所定肉厚に設定された円筒型、楕円状筒型、立方体状筒型、直方体状筒型、またはその他の多角形状筒型あるいは異形状筒型等のあらゆる筒型外郭形状に形成したものとすることが可能であり、設置作業やコンクリートの充填作業性を考慮して上下端面を共に水平状に開口させた形状とするのが望ましい。
この発明の埋め殺し基礎枠部材の製造方法では、外側周壁面に抜き勾配を有する基礎枠内壁面成型体を枠型筒状に形成し、その全周囲外側に複数に分割、展開して離型可能とした基礎枠外壁面成型体を配して形成された筒状成型空間中に、補強筋を配して生コンクリートを充填、養成する概略的工程を経て製造するものとしているが、基礎枠内壁面成型体を複数に分割するか、あるいは空洞部分の中央側に向けて折畳みまたは縮小可能とし、内側周壁面に抜き勾配を設けた基礎枠外壁面成型体との間に筒状成型空間を形成し、成型することも可能である。
以下では、図面に示すこの発明を代表する幾つかの実施例と共に、その構造について詳述することとする。
(金型の構造)
図5中の成型用の金型5は、中央に矩形箱状の空洞部分22を形成し、外周壁面には抜き勾配を有する矩形筒状の基礎枠内壁面成型体51、および、その全周囲外側に所定肉厚空間を隔てた周囲を密閉状に閉鎖するよう包囲可能な四枚の基礎枠外壁面成型体52,52,……が、矩形平板状のベース盤53上に装着され、基礎枠内壁面成型体51の外周壁面にはコッター26,26,……を形成する凸条が上下端間に渡って形成され、空洞部分22を挟んで対峙する外壁面中央付近相互における均衡した位置で対峙する箇所には、夫々肉厚方向に貫通する装着孔54,54が穿孔され、施工フック受け型板6,6を取り付け可能としている。
埋め殺し基礎枠部材1を製造するには、図8中に示すように、基礎枠外壁面成型体52,52,……を四枚に分割するよう展開させ、基礎枠内壁面成型体51の周壁外面の周りに補強筋3を装着し、同補強筋3の上端に突出された二本のアンカーフック31,31を、各仮付け片55,55の外側に夫々対応するよう配置させ、図9中に示すように、アンカーフック受け用ブロック7,7をアンカーフック31,31と基礎枠内壁面成型体51上端との間に挟み込み状に装着し、仮付け片72,72を仮付け片55,55に重ね合わせ、ボルト71,71を夫々対応するナット孔に螺合して仮固定する。
以上の工程を、同一の金型5を用いて複数回に渡り、実施することにより、同一構造の埋め殺し基礎枠部材1,1,……を連続的に製造することができる。
以上のとおりの構成からなるこの発明の製造方法によって製造された埋め殺し基礎枠部材1は、道路脇等に設置される防雪柵の基礎工事を迅速に施工する際に好適に用いることができる。
工場において図12ないし図14中に示したように、製造された埋め殺し基礎枠部材1は、設置の際に邪魔にならないよう、アンカーフック31,31を、アンカーフック受け32,32側に折曲してから上下を反転させ、図1および図2に示される設置姿勢とした後、空洞部分22側に折り曲げられた施工フック4,4にクレーンの二股に分かれたフックの夫々を掛着させて吊り上げ移動するが、その際、施工フック4,4が、筒状本体2の重心位置よりも高い範囲内に相当し、しかも均衡する配置となる周壁内面24の対峙する二箇所に設けられているので、バランスを崩すことなく安定、且つ安全に運搬することが可能である。
以上のような構成からなる実施例1の埋め殺し基礎枠部材1は、前記この発明の効果の項で記載の特徴に加え、筒状本体2上端縁内側に形成された段差形状部23が、空洞部分22内の充填コンクリートが養成、硬化後に沈下してしまうのを防止するものとなり、施工後の基礎の変形や陥没等の発生を確実に防止するものとなり、また、アンカーフック受け32,32を設けたことにより、アンカーフック31,31を離型や工場からの搬送等に使用した後に、筒状本体2空洞部分22側に折曲して、周壁外面21側からは見えないように隠蔽することができると共に、充填コンクリートと一体化して、結合強度を高めることができ、更にまた、筒状本体2の周壁内面24の対をなして均衡する箇所の夫々に、施工フック受け41,41およびその内側に配置された施工フック4,4を設けたことにより、同周壁外面21にフック類やあるいは埋め込みナット等を設ける必要がなく、基礎施工後にフックを切除したり穴埋めをしたりする作業が不要となり、基礎工事を簡便化することができ、しかも施工フック4,4は勿論のこと施工フック受け41,41の凹欠形状部分は、コッター26,26,……等と共に、充填コンクリートとの一体化を更に強化するという利点を得られることになる。
叙述の如く、この発明の埋め殺し基礎枠部材、およびその製造方法は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも工場生産による効率的な大量生産が可能であり、従前からの工事現場に設置した型枠によって製造する場合に比較して格段に簡便で、大幅に工期を短縮することができる上、品質が安定し、仕上がり外観に秀れ、遥かに経済的に施工することができることから、交通渋滞を招くため工期の短縮が望まれている道路脇への防雪柵の設置や、鉄塔あるいはポール等の地上構造物の基礎工事の施工に携わる建設業界をはじめとし、関係各方面から高い評価を得て、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
2 筒状本体
21 同 周壁外面
22 同 空洞部分
23 同 段差形状部
24 同 周壁内面
25 同 セットバー受け
26 同 コッター
3 補強筋
31 同 アンカーフック
32 同 アンカーフック受け
4 施工フック
41 同 施工フック受け
5 金型
51 同 基礎枠内壁面成型体
52 同 基礎枠外壁面成型体
53 同 ベース盤
54 同 装着孔
55 同 仮付け片
56 同 閉鎖蓋
57 同 ヒンジ機構
58 同 ロック機構
59 同 閉鎖杆
6 施工フック受け型板
61 同 接合面
62 同 ナット孔
63 同 嵌合溝
64 同 逃げ溝
65 同 仮止めハンドル
66 同 ボルト端
67 同 座金板
7 アンカーフック受け用ブロック
71 同 ボルト
72 同 仮付け片
73 同 ブロック頭部
8 床堀地盤
81 同 基礎砕石
82 同 H形鋼杭
9 基礎構造部品
91 同 セットバー
92 同 アンカーボルト
93 同 セットプレート
94 同 防雪柵ベース
95 同 座金やロックナット
Claims (6)
- 上下各端面を共に水平状に開口し、所定肉厚とした周壁内には補強筋を配してなる鉄筋コンクリート製筒状本体であって、その空洞部分を挟んで対峙する周壁内面相互における均衡した位置で対をなす箇所には、肉厚内に陥没する所定凹欠形状の施工フック受けが設けられると共に、該施工フック受け内には、同施工フック受け内から空洞部分がわに食み出すことのない状態で上下方向の何れかに向けて露出状とした鉄筋製施工フックを予め配設してなるものとしたことを特徴とする埋め殺し基礎枠部材。
- 上下各端面を共に水平状に開口し、所定肉厚とした周壁内には補強筋を配してなる鉄筋コンクリート製筒状本体であって、その空洞部分を挟んで対峙する周壁内面相互における均衡した位置で対をなす箇所には、肉厚内に陥没する所定凹欠形状の施工フック受けが設けられると共に、該施工フック受け内には、同施工フック受け内から空洞部分がわに食み出すことのない状態で上下方向の何れかに向けて露出状とし、適宜段階には当該内面または外面から食み出させるよう屈曲可能とした鉄筋製施工フックを予め配設してなるものとしたことを特徴とする埋め殺し基礎枠部材。
- 上下各端面を共に水平状に開口し、所定肉厚とした周壁内には補強筋を配してなる鉄筋コンクリート製筒状本体であって、その空洞部分を挟んで対峙する周壁内面相互における重心以上となる高さ位置範囲内に相当し、且つ均衡した位置で対をなす箇所には、肉厚内に陥没する所定凹欠形状の施工フック受けが設けられると共に、該施工フック受け内には、同施工フック受け内から空洞部分がわに食み出すことのない状態で上方向に向けて露出状とし、適宜段階には当該内面または外面から食み出させるよう屈曲可能とした鉄筋製施工フックを予め配設してなるものとしたことを特徴とする埋め殺し基礎枠部材。
- 上下各端面を共に水平状に開口し、所定肉厚とした周壁内には補強筋を配してなる鉄筋コンクリート製筒状本体であって、その空洞部分を挟んで対峙する周壁内面相互における重心以上となる高さ位置範囲内に相当し、且つ均衡した位置で対をなす箇所には、肉厚内に陥没する所定凹欠形状の施工フック受けが設けられると共に、該施工フック受け内には、同施工フック受け内から空洞部分がわに食み出すことのない状態で上方向に向けて露出状とした鉄筋製施工フックを予め配設する一方、空洞部分を挟んで対峙する筒状本体下端縁相互における均衡した位置で対をな箇所には、補強筋に予め一体に設けられた鉄筋製アンカーフックが下方に向けて突出し、各アンカーフックの突出箇所に相当する周壁内面相互の縁角部分を切除して各アンカーフックを空洞部分側に向けて折曲可能とした所定凹欠形状のアンカーフック受けを形成してなるものとしたことを特徴とする埋め殺し基礎枠部材。
- 所定高さの枠型筒状に形成され、所定抜き勾配をもつ外側周壁面を有した基礎枠内壁面成型体の全周囲外側に、複数に分割、展開するよう離型可能とした基礎枠外壁面成型体を配して所定肉厚の筒状成型空間を形成し、その成型空間中に基礎枠の骨格をなす補強筋を装着、配置させると共に、基礎枠内壁面成型体内側の空洞部分を挟んで対峙する外壁面相互における均衡した位置で対峙する箇所には、壁面成型体への接合面に刻設された溝内に鉄筋製施工フックを上下何れか一方に向けて嵌合状とした施工フック受け型板を仮固定すると同時に、同鉄筋製施工フックの定着用に折曲された根元側を施工フック受け型板外であって筒状成型空間内に露出状とさせた上、同成型空間内に生コンクリートを充填し十分に養成、硬化させた後、各施工フック受け型板の基礎枠内壁面成型体の外壁面相互への仮固定を解いて分離可能とすると共に、基礎枠外壁面成型体を複数に分割するように展開して成型されたコンクリート製基礎枠を離型させ、その内壁面に残された各施工フック受け型板を、それらに嵌合状となっている施工フックを折曲、変形させることによって離型させ、肉厚内に陥没した所定凹欠形状に形成された施工フック受け内に、定着用に折曲された根元側を周壁コンクリート中に埋設状に固着、一体化された鉄筋製施工フックを露出状に成型するようにしたことを特徴とする、請求項1ないし3何れか一項記載の埋め殺し基礎枠部材の製造方法。
- 所定高さの枠型筒状に形成され、上方への抜き勾配をもつ外側周壁面を有した基礎枠内壁面成型体の全周囲外側に、複数に分割、展開するよう離型可能とした基礎枠外壁面成型体を配して所定肉厚の筒状成型空間を形成し、その成型空間中に基礎枠の骨格をなす補強筋を装着、配置させると共に、基礎枠内壁面成型体内側の空洞部分を挟んで対峙する外壁面相互における均衡した位置で対峙する箇所には、壁面成型体への接合面に刻設された溝内に鉄筋製施工フックを下方に向けて嵌合状とした施工フック受け型板を仮固定すると同時に、同鉄筋製施工フックの定着用に折曲された根元側を施工フック受け型板外であって筒状成型空間内に露出状とする一方、補強筋に一体に設けられ、成型空間から上側に突出、延伸されたアンカーフックの成型空間上端に相当する中途箇所から基礎枠内壁面成型体上縁に至る範囲にアンカーフック受け型ブロックを仮固定した上、筒状成型空間内に生コンクリートを充填し十分に養成、硬化させた後、各施工フック受け型板の基礎枠内壁面成型体の外壁面相互への仮固定を解いて分離可能とすると共に、基礎枠外壁面成型体を複数に分割するように展開して各アンカーフックを吊り上げ、成型されたコンクリート製基礎枠を上方に離型させ、その内壁面に残された各施工フック受け型板を、それらに嵌合状となっている施工フックを折曲、変形させることによって離型させ、肉厚内に陥没した所定凹欠形状に形成された施工フック受け内に、定着用に折曲された根元側を周壁コンクリート中に埋設状に固着、一体化された鉄筋製施工フックを露出状とするものとし、離型を終えた後には、各アンカーフックが基礎枠端面から食み出すことのないよう、各アンカーフック受け型ブロックを除去して形成したアンカーフック受け側に横転状に折曲させるようにしたことを特徴とする、請求項4記載の埋め殺し基礎枠部材の製造方法。
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