JP2724962B2 - 通風窓用羽根板の取付構造 - Google Patents
通風窓用羽根板の取付構造Info
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- JP2724962B2 JP2724962B2 JP34188393A JP34188393A JP2724962B2 JP 2724962 B2 JP2724962 B2 JP 2724962B2 JP 34188393 A JP34188393 A JP 34188393A JP 34188393 A JP34188393 A JP 34188393A JP 2724962 B2 JP2724962 B2 JP 2724962B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、羽根板を、縦枠に沿わ
せて設けたアタッチメントを介してビス止めするように
した可動ルーバー、鎧戸、ガラリ、ジャロジーなどの通
風窓用羽根板の取付構造に関するものである。
せて設けたアタッチメントを介してビス止めするように
した可動ルーバー、鎧戸、ガラリ、ジャロジーなどの通
風窓用羽根板の取付構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の通風窓用羽根板の取付構造とし
て、可動ルーバーに適用した実開昭６４−２７３９２号
公報に記載のものが知られている。この羽根板の取付構
造では、羽根板が、シール材を介在させた状態でアタッ
チメントに回動自在に取り付けられ、このアタッチメン
トが縦枠に取り付けられている。アタッチメントは、縦
枠の溝条内に進退自在に装着されており、溝条の側壁と
の間に介在された板ばねにより、羽根板側に付勢されて
いる。すなわち、アタッチメントは、長手方向に亘って
羽根板側に付勢されており、この板ばねの付勢力によ
り、アタッチメントの各部は、羽根板の端部により構成
される羽根板の縦線に倣うように、これに沿った状態に
なる。したがって、縦枠の湾曲などの歪みがアタッチメ
ントにより吸収され、羽根板側に縦枠の歪みが影響しな
いようになっている。
て、可動ルーバーに適用した実開昭６４−２７３９２号
公報に記載のものが知られている。この羽根板の取付構
造では、羽根板が、シール材を介在させた状態でアタッ
チメントに回動自在に取り付けられ、このアタッチメン
トが縦枠に取り付けられている。アタッチメントは、縦
枠の溝条内に進退自在に装着されており、溝条の側壁と
の間に介在された板ばねにより、羽根板側に付勢されて
いる。すなわち、アタッチメントは、長手方向に亘って
羽根板側に付勢されており、この板ばねの付勢力によ
り、アタッチメントの各部は、羽根板の端部により構成
される羽根板の縦線に倣うように、これに沿った状態に
なる。したがって、縦枠の湾曲などの歪みがアタッチメ
ントにより吸収され、羽根板側に縦枠の歪みが影響しな
いようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、可動ルーバ
ーなどでは、当初から窓枠に羽根板を装着した状態で、
建物の開口に取り付けるようにすれば、たとえ開口が歪
んでいても、窓枠に歪みを生じないように施工すること
ができる。しかし、窓枠に羽根板を装着するとかなりの
重量となるため、このような施工は、現実的には不可能
である。したがって、窓枠を先に開口に取り付けておい
て、これに羽根板（ルーバーガラス）を組み込むように
している。
ーなどでは、当初から窓枠に羽根板を装着した状態で、
建物の開口に取り付けるようにすれば、たとえ開口が歪
んでいても、窓枠に歪みを生じないように施工すること
ができる。しかし、窓枠に羽根板を装着するとかなりの
重量となるため、このような施工は、現実的には不可能
である。したがって、窓枠を先に開口に取り付けておい
て、これに羽根板（ルーバーガラス）を組み込むように
している。
【０００４】このような状況下において、上記従来の通
風窓用羽根板の取付構造では、縦枠の歪みを板ばねを介
してアタッチメントにより吸収できるようになってい
る。しかし、縦枠以外の上枠や下枠の傾き、および窓枠
の前後方向の歪みを吸収することができなかった。
風窓用羽根板の取付構造では、縦枠の歪みを板ばねを介
してアタッチメントにより吸収できるようになってい
る。しかし、縦枠以外の上枠や下枠の傾き、および窓枠
の前後方向の歪みを吸収することができなかった。
【０００５】本発明は、上枠や下枠の傾き、および窓枠
の前後方向の歪みを吸収することができる通風窓用羽根
板の取付構造を提供することをその目的としている。
の前後方向の歪みを吸収することができる通風窓用羽根
板の取付構造を提供することをその目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、縦枠に沿わせて設けたアタッチメントを介し
て、羽根板を縦枠に取り付けるようにした通風窓用羽根
板の取付構造において、アタッチメントを縦枠に固定す
る固定ビスと、アタッチメントの少なくとも上下の２箇
所にそれぞれ上下方向に長く形成され、固定ビスが遊挿
される長孔と、を備えたことを特徴とする。
発明は、縦枠に沿わせて設けたアタッチメントを介し
て、羽根板を縦枠に取り付けるようにした通風窓用羽根
板の取付構造において、アタッチメントを縦枠に固定す
る固定ビスと、アタッチメントの少なくとも上下の２箇
所にそれぞれ上下方向に長く形成され、固定ビスが遊挿
される長孔と、を備えたことを特徴とする。
【０００７】この場合、縦枠とアタッチメントとの間に
頭部を位置させて、縦枠の少なくとも上下の２箇所にね
じ込んだ調整ビスと、調整ビスの取付位置に合致させて
アタッチメントにそれぞれ形成され、調整ビスの頭部よ
り小径であって、調整ビスを工具により操作可能な工具
孔と、を更に備えることが好ましい。
頭部を位置させて、縦枠の少なくとも上下の２箇所にね
じ込んだ調整ビスと、調整ビスの取付位置に合致させて
アタッチメントにそれぞれ形成され、調整ビスの頭部よ
り小径であって、調整ビスを工具により操作可能な工具
孔と、を更に備えることが好ましい。
【０００８】
【作用】アタッチメントの少なくとも上下の２箇所に上
下方向に長く形成されて、固定ビスが遊挿される長孔を
設け、固定ビスにより、この長孔を介して、アタッチメ
ントを縦枠に固定する。この場合、アタッチメントに設
けられた固定ビス用の孔が、上下方向に長く形成された
長孔になっているため、この長孔の長さ寸法の範囲内に
おいて、アタッチメントと縦枠とは、相対的に上下方向
に移動可能、すなわち、左右一対のアタッチメントと縦
枠とは、それぞれに上下方向に調整可能になる。したが
って、水平を出した状態で羽根板を、アタッチメントを
介して縦枠に取り付けることができる。また、長孔は、
固定ビスが遊挿されるように幅広に形成されているた
め、アタッチメントは、長さ方向はもとより幅方向にも
微小移動可能であり、羽根板の取付位置を前後方向にも
調整することができる。
下方向に長く形成されて、固定ビスが遊挿される長孔を
設け、固定ビスにより、この長孔を介して、アタッチメ
ントを縦枠に固定する。この場合、アタッチメントに設
けられた固定ビス用の孔が、上下方向に長く形成された
長孔になっているため、この長孔の長さ寸法の範囲内に
おいて、アタッチメントと縦枠とは、相対的に上下方向
に移動可能、すなわち、左右一対のアタッチメントと縦
枠とは、それぞれに上下方向に調整可能になる。したが
って、水平を出した状態で羽根板を、アタッチメントを
介して縦枠に取り付けることができる。また、長孔は、
固定ビスが遊挿されるように幅広に形成されているた
め、アタッチメントは、長さ方向はもとより幅方向にも
微小移動可能であり、羽根板の取付位置を前後方向にも
調整することができる。
【０００９】この場合、縦枠とアタッチメントとの間に
頭部を位置させて、縦枠にねじ込む調整ビスと、調整ビ
スの取付位置に合致させてアタッチメントにそれぞれ形
成され、調整ビスの頭部より小径であって、調整ビスを
工具により操作可能な工具孔と、を更に備えるようにす
れば、工具孔からドライバーなどの工具を差し込んで、
調整ビスを緩めれば、調整ビスの頭部によりアタッチメ
ントを羽根板側に移動させることができ、締め込めば、
アタッチメントを縦枠側に移動させることができる。す
なわち、前記固定ビスとこの調整ビスとにより、羽根板
に応力を作用させることなく、各羽根板を鉛直に揃えて
取り付けることができる。
頭部を位置させて、縦枠にねじ込む調整ビスと、調整ビ
スの取付位置に合致させてアタッチメントにそれぞれ形
成され、調整ビスの頭部より小径であって、調整ビスを
工具により操作可能な工具孔と、を更に備えるようにす
れば、工具孔からドライバーなどの工具を差し込んで、
調整ビスを緩めれば、調整ビスの頭部によりアタッチメ
ントを羽根板側に移動させることができ、締め込めば、
アタッチメントを縦枠側に移動させることができる。す
なわち、前記固定ビスとこの調整ビスとにより、羽根板
に応力を作用させることなく、各羽根板を鉛直に揃えて
取り付けることができる。
【００１０】なお、アタッチメントを見込み方向（前後
方向）から縦枠に沿わせて設けるようにすれば、すなわ
ち、各ビスを屋内側または屋外側から操作するように構
成すれば、上記の長孔の幅によりアタッチメントの見付
け（左右方向）の調整が、また上記の調整ビスによりア
タッチメントの前後方向の調整が行われる。
方向）から縦枠に沿わせて設けるようにすれば、すなわ
ち、各ビスを屋内側または屋外側から操作するように構
成すれば、上記の長孔の幅によりアタッチメントの見付
け（左右方向）の調整が、また上記の調整ビスによりア
タッチメントの前後方向の調整が行われる。
【００１１】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
に係る通風窓用羽根板の取付構造を、一般的な可動ルー
バーに適用した場合について説明する。図１の斜視図お
よび図２の部分拡大斜視図に示すように、この可動ルー
バー１は、左右の両縦枠２ａ，２ａに上枠２ｂおよび下
枠２ｃを枠組みした窓枠２に、水平に並べた複数枚の羽
根板３を回動自在に組み込んで、構成されている。
に係る通風窓用羽根板の取付構造を、一般的な可動ルー
バーに適用した場合について説明する。図１の斜視図お
よび図２の部分拡大斜視図に示すように、この可動ルー
バー１は、左右の両縦枠２ａ，２ａに上枠２ｂおよび下
枠２ｃを枠組みした窓枠２に、水平に並べた複数枚の羽
根板３を回動自在に組み込んで、構成されている。
【００１２】各羽根板３は、ルーバーガラス４と、ルー
バーガラス４をその両端で保持する取付枠５とで構成さ
れており、取付枠５は、ルーバーガラス４を挟持固定す
るホルダー６と、ホルダー６を保持するクリップ７とで
構成されている。クリップ７には、室内側に上向きに屈
曲して延びるアーム部７ａが形成されており、羽根板３
は、このアーム部７ａの基部で、回動軸８を介して、縦
枠２ａに固定されたアタッチメント９に回動自在に取り
付けられている。また、アーム部７ａの先端は、支軸１
０を介して、縦枠２ａに上下動自在に組み込まれた作動
杆１１に回動自在に取り付けられている。
バーガラス４をその両端で保持する取付枠５とで構成さ
れており、取付枠５は、ルーバーガラス４を挟持固定す
るホルダー６と、ホルダー６を保持するクリップ７とで
構成されている。クリップ７には、室内側に上向きに屈
曲して延びるアーム部７ａが形成されており、羽根板３
は、このアーム部７ａの基部で、回動軸８を介して、縦
枠２ａに固定されたアタッチメント９に回動自在に取り
付けられている。また、アーム部７ａの先端は、支軸１
０を介して、縦枠２ａに上下動自在に組み込まれた作動
杆１１に回動自在に取り付けられている。
【００１３】したがって、作動杆１１を上下動させ、ア
ーム部７ａを回動軸８を中心に回動させることにより、
全ての羽根板３が、水平に移動される開位置と、隣接す
る羽根板３の上下の端部が重なる閉位置との間で、同時
に開閉される。また、図示しないが、作動杆１１は、連
動リンクを介して屋内側に設けた操作ハンドルに連結さ
れており、操作ハンドルを正逆回転させることにより、
羽根板３を開閉できるようになっている。なお、図中の
符号１２は、羽根板３の端面とアタッチメント９との間
に介在させたシール部材である。
ーム部７ａを回動軸８を中心に回動させることにより、
全ての羽根板３が、水平に移動される開位置と、隣接す
る羽根板３の上下の端部が重なる閉位置との間で、同時
に開閉される。また、図示しないが、作動杆１１は、連
動リンクを介して屋内側に設けた操作ハンドルに連結さ
れており、操作ハンドルを正逆回転させることにより、
羽根板３を開閉できるようになっている。なお、図中の
符号１２は、羽根板３の端面とアタッチメント９との間
に介在させたシール部材である。
【００１４】図３および図４に示すように、縦枠の内側
には、屋外側にアタッチメント９が、屋内側に作動杆１
１が組み込まれており、アタッチメント９および作動杆
１１は、縦枠２ａの長手方向に沿って設けられている。
アタッチメント９には、回動軸８を介して羽根板３が取
り付けられ、作動杆１１には、支軸１０を介して羽根板
３が取り付けられている。アタッチメント９は、上下方
向の２〜４箇所で、固定ビス１３により縦枠２ａの取付
片１４にビス止めされている。一方、縦枠２ａの取付片
１４には、アタッチメント９のビス止めに先立ち、各固
定ビス１３のねじ込み部位に近接して、調整ビス（捨て
ビス）１５がねじ込まれている。すなわち、調整ビス１
５をねじ込んだ上から、アタッチメント９がビス止めさ
れ、ちょうど調整ビス１５の頭部１５ａを挟んで、アタ
ッチメント９が縦枠２ａの取付片１４に取り付けられた
状態になっている。
には、屋外側にアタッチメント９が、屋内側に作動杆１
１が組み込まれており、アタッチメント９および作動杆
１１は、縦枠２ａの長手方向に沿って設けられている。
アタッチメント９には、回動軸８を介して羽根板３が取
り付けられ、作動杆１１には、支軸１０を介して羽根板
３が取り付けられている。アタッチメント９は、上下方
向の２〜４箇所で、固定ビス１３により縦枠２ａの取付
片１４にビス止めされている。一方、縦枠２ａの取付片
１４には、アタッチメント９のビス止めに先立ち、各固
定ビス１３のねじ込み部位に近接して、調整ビス（捨て
ビス）１５がねじ込まれている。すなわち、調整ビス１
５をねじ込んだ上から、アタッチメント９がビス止めさ
れ、ちょうど調整ビス１５の頭部１５ａを挟んで、アタ
ッチメント９が縦枠２ａの取付片１４に取り付けられた
状態になっている。
【００１５】この場合、アタッチメント９には、固定ビ
ス１３が挿入される長孔１６が、それぞれ上下に長く形
成され、また調整ビス１５の位置に合致させて、これを
締め或いは緩めるための工具孔１７が形成されている。
長孔１６は、固定ビス１３の軸部が遊挿されるように、
固定ビス１３の軸部の径に対し、長さはもとより幅も幾
分大きく形成され、縦枠２ａの取付片１４に仮止めした
固定ビス１３に対して、アタッチメント９を上下方向
に、および前後方向に、わずかに移動させることができ
るようになっている。
ス１３が挿入される長孔１６が、それぞれ上下に長く形
成され、また調整ビス１５の位置に合致させて、これを
締め或いは緩めるための工具孔１７が形成されている。
長孔１６は、固定ビス１３の軸部が遊挿されるように、
固定ビス１３の軸部の径に対し、長さはもとより幅も幾
分大きく形成され、縦枠２ａの取付片１４に仮止めした
固定ビス１３に対して、アタッチメント９を上下方向
に、および前後方向に、わずかに移動させることができ
るようになっている。
【００１６】一方、工具孔１７は、縦枠２ａの取付片１
４に取り付けた調整ビス１５に臨むように穿孔され、調
整ビス１５の頭部１５ａより小径で、かつドライバーな
どの工具が挿入可能な径に形成されている。すなわち、
固定ビス１３を緩めた状態で、調整ビス１５を緩める
と、調整ビス１５の頭部１５ａがアタッチメント９を縦
枠２ａの取付片１４から引き離し、逆に、調整ビス１５
を締めると、調整ビス１５の頭部１５ａがアタッチメン
ト９を縦枠２ａの取付片１４に近づいてゆき、固定ビス
１３の締め付けにより、アタッチメント９が縦枠２ａの
取付片１４に近づいた状態で固定される。
４に取り付けた調整ビス１５に臨むように穿孔され、調
整ビス１５の頭部１５ａより小径で、かつドライバーな
どの工具が挿入可能な径に形成されている。すなわち、
固定ビス１３を緩めた状態で、調整ビス１５を緩める
と、調整ビス１５の頭部１５ａがアタッチメント９を縦
枠２ａの取付片１４から引き離し、逆に、調整ビス１５
を締めると、調整ビス１５の頭部１５ａがアタッチメン
ト９を縦枠２ａの取付片１４に近づいてゆき、固定ビス
１３の締め付けにより、アタッチメント９が縦枠２ａの
取付片１４に近づいた状態で固定される。
【００１７】このように本実施例では、アタッチメント
９に、固定ビス用の長孔１６および調整ビス用の工具孔
１７を形成すると共に、アタッチメント９と縦枠２ａの
取付片１４との間に、取付片１４にねじ込んだ調整ビス
１５を介在させるようにしているので、羽根板３が固定
されるアタッチメント９を、縦枠２ａの取付片１４に固
定する際に、各縦枠２ａに対して、アタッチメント９を
上下、左右および前後方向に移動調整することができ、
これにより、図５（ａ）、図５（ｂ）および図５（ｃ）
に示すように窓枠２に生じた、上下、左右および前後方
向の歪みを吸収したアタッチメント９に、羽根板３を組
み込むことができる。したがって、窓枠２の施工の良否
にかかわらず、羽根板３を適切に取り付けることができ
る。しかも、この移動調整は、窓枠２の内側から行うこ
とができ、かつルーバーガラス４を取り付けた後でも行
うことができるので、調整作業を的確かつ容易に行うこ
とができる。また、アタッチメント９は、縦枠２ａに固
定されているので、羽根板３自体に力が加わることがな
く、羽根板３の円滑作動を損なうことがなく、かつシー
ル部材１２を安定に設けることができる。
９に、固定ビス用の長孔１６および調整ビス用の工具孔
１７を形成すると共に、アタッチメント９と縦枠２ａの
取付片１４との間に、取付片１４にねじ込んだ調整ビス
１５を介在させるようにしているので、羽根板３が固定
されるアタッチメント９を、縦枠２ａの取付片１４に固
定する際に、各縦枠２ａに対して、アタッチメント９を
上下、左右および前後方向に移動調整することができ、
これにより、図５（ａ）、図５（ｂ）および図５（ｃ）
に示すように窓枠２に生じた、上下、左右および前後方
向の歪みを吸収したアタッチメント９に、羽根板３を組
み込むことができる。したがって、窓枠２の施工の良否
にかかわらず、羽根板３を適切に取り付けることができ
る。しかも、この移動調整は、窓枠２の内側から行うこ
とができ、かつルーバーガラス４を取り付けた後でも行
うことができるので、調整作業を的確かつ容易に行うこ
とができる。また、アタッチメント９は、縦枠２ａに固
定されているので、羽根板３自体に力が加わることがな
く、羽根板３の円滑作動を損なうことがなく、かつシー
ル部材１２を安定に設けることができる。
【００１８】なお、本実施例では、羽根板にガラスを用
いるようにしているが、合成樹脂や金属板等を用いるよ
うにしてもよい。また、可動ルーバーを一例として説明
したが、鎧戸、固定式ガラリ、ジャロジー等の通風窓全
般に適用できることは、いうまでもない。
いるようにしているが、合成樹脂や金属板等を用いるよ
うにしてもよい。また、可動ルーバーを一例として説明
したが、鎧戸、固定式ガラリ、ジャロジー等の通風窓全
般に適用できることは、いうまでもない。
【００１９】
【発明の効果】以上のように本発明の通風窓用羽根板の
取付構造によれば、上枠や下枠の傾き、および窓枠の前
後方向の歪みを吸収した状態で、窓枠にアタッチメント
を取り付けることができので、窓枠が歪んで施工されて
も、窓枠に羽根板を適切に取り付けることができる。し
かも、上枠や下枠の傾きなどの調整を窓枠の内側から行
うことができるので、調整操作を簡単かつ正確に行うこ
とができる。
取付構造によれば、上枠や下枠の傾き、および窓枠の前
後方向の歪みを吸収した状態で、窓枠にアタッチメント
を取り付けることができので、窓枠が歪んで施工されて
も、窓枠に羽根板を適切に取り付けることができる。し
かも、上枠や下枠の傾きなどの調整を窓枠の内側から行
うことができるので、調整操作を簡単かつ正確に行うこ
とができる。
【図１】本発明の一実施例に係るルーバー用羽根板の取
付構造を適用した可動ルーバーの正面図である。
付構造を適用した可動ルーバーの正面図である。
【図２】実施例の可動ルーバーを屋内側から見た部分拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図３】羽根板の縦枠への取付状態を表した可動ルーバ
ーの部分横断面図である。
ーの部分横断面図である。
【図４】アタッチメントの縦枠への取付状態を表した斜
視図である。
視図である。
【図５】アタッチメントの調整状況を表した概略説明図
である。
である。
１ 可動ルーバー ２ 窓枠 ２ａ 縦枠 ２ｂ 上枠 ２ｃ 下枠 ３ 羽根板 ９ アタッチメント １３ 固定ビス １５ 調整ビス １５ａ 頭部 １６ 長孔 １７ 工具孔
Claims (2)
- 【請求項１】 縦枠（２ａ）に沿わせて設けたアタッチ
メント（９）を介して、羽根板（３）を当該縦枠（２
ａ）に取り付けるようにした通風窓用羽根板の取付構造
において、前記アタッチメント（９）を前記縦枠（２
ａ）に固定する固定ビス（１３）と、前記アタッチメン
ト（９）の少なくとも上下の２箇所にそれぞれ上下方向
に長く形成され、前記固定ビス（１３）が遊挿される長
孔（１６）と、を備えたことを特徴とする通風窓用羽根
板の取付構造。 - 【請求項２】 前記縦枠（２ａ）と前記アタッチメント
（９）との間に頭部（１５ａ）を位置させて、当該縦枠
（２ａ）の少なくとも上下の２箇所にねじ込んだ調整ビ
ス（１５）と、当該調整ビス（１５）の取付位置に合致
させて前記アタッチメント（９）にそれぞれ形成され、
当該調整ビス（１５）の頭部（１５ａ）より小径であっ
て、当該調整ビス（１５）を工具により操作可能な工具
孔（１７）と、を更に備えたことを特徴とする請求項１
に記載の通風窓用羽根板の取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34188393A JP2724962B2 (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 通風窓用羽根板の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34188393A JP2724962B2 (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 通風窓用羽根板の取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07166772A JPH07166772A (ja) | 1995-06-27 |
| JP2724962B2 true JP2724962B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=18349485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34188393A Expired - Fee Related JP2724962B2 (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 通風窓用羽根板の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2724962B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110821362A (zh) * | 2019-11-20 | 2020-02-21 | 天津龙甲特种门窗有限公司 | 一种方便更换异味吸附材料的环保室内门 |
-
1993
- 1993-12-13 JP JP34188393A patent/JP2724962B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07166772A (ja) | 1995-06-27 |
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