JP2724841B2 - 金属缶二重巻締め部の自動検査システム - Google Patents

金属缶二重巻締め部の自動検査システム

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JP2724841B2 JP63216358A JP21635888A JP2724841B2 JP 2724841 B2 JP2724841 B2 JP 2724841B2 JP 63216358 A JP63216358 A JP 63216358A JP 21635888 A JP21635888 A JP 21635888A JP 2724841 B2 JP2724841 B2 JP 2724841B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、缶製造工場及び缶詰製造工場において、金
属缶の二重巻締め部を非破壊的にしかも自動的に検査す
る金属缶2重巻締め部の自動検査システムに関する。
(従来の技術) 二重巻締めを行なった金属缶においては、その二重巻
締め部の検査は重要な検査項目であって、従来は糸のこ
で、この二重巻締め部を切断し、その断面を研磨した上
で投影器で検査し、その寸法を測定するという手順をふ
くんでいた。
(発明が解決しようとする課題) 従来の前記した二重巻締め部の検査は煩雑であって、
金属缶の製造ラインの省力化の妨げになっていた。ま
た、検査した金属缶は良品であっても廃棄しなければな
らないという欠点があった。
本発明は、従来のこのような課題を解決する金属缶の
二重巻締め部の自動検査システムを提供することをその
目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、請求項1の発明は送缶
コンベアの途中に介入され且つ順次移動する複数の巻締
めヘッドを有する金属缶の二重巻締め機と、巻締められ
た被測定缶が送缶コンベア上のサンプリング点に到達し
たときこれを前記送缶コンベアから検査用コンベアへ移
行させるサンプリング装置と、該検査用コンベアの一端
に配置され、被測定缶にエックス線を照射してその二重
巻締め部の内部を検査する装置と、検査終了した被測定
缶を前記送缶コンベアへ合流させる装置とから成ること
を特徴とする。請求項2記載の発明は、請求項1記載の
金属缶二重巻締め部の自動検査システムにおいて、前記
巻締めヘッドのピッチ検出センサと、サンプリング指令
を発生する装置と、該サンプリング指令が入力し且つ所
定の巻締めヘッドを検出したときから該ピッチ検出セン
サの出力するピッチ信号をカウントするカウンタと、前
記巻締めヘッドに被測定缶があることを確認する缶有り
確認センサと、前記カウンタの巻締めヘッド番号に対応
するカウント信号と該缶有り確認センサの出力する該巻
締めヘッド番号に対応する缶有り確認信号が入力したと
きサンプリング信号を発生する装置と、該サンプリング
信号が発生した時点からその被測定缶が前記サンプリン
グ点に到達するまでの時間だけ遅延させる遅延器とサン
プリング点缶検出センサとから成り、該遅延器から出力
するサンプリング信号が該サンプリング点缶検出センサ
の検出信号が出力している間前記サンプリング装置へ出
力する遅延装置とを具備することを特徴とする。請求項
3記載の発明は、請求項1記載の金属缶二重巻締め部の
自動検査システムにおいて、前記サンプリング信号発生
装置は、二重巻締め機の複数の巻締めヘッドのすべてに
被測定缶が無いときには再度サンプリング指令を発生す
るものであり、前記サンプリング信号発生装置は、前記
カウンタの被測定缶がない巻締めヘッド番号に対応する
カウント信号が入力し、前記缶有り確認センサから該巻
締めヘッド番号に対応する缶有り確認信号が入力しない
ときには該カウント信号に対応する巻締めヘッド番号を
記憶し、再度のサンプリング指令により発生する記憶し
た巻締めヘッド番号に対応するカウント信号と該巻締め
ヘッド番号の缶有り確認信号が入力したときサンプリン
グ信号を発生し、巻締めヘッド番号に対応するサンプリ
ング信号の発生順序で巻締めヘッド番号を出力するもの
であること特徴とする。
(作 用) 請求項1記載の金属缶二重巻締め部の自動検査システ
ムによれば、送缶コンベアで送られてきた被測定缶は二
重巻締め機で巻締められ、その被測定缶はサンプリング
点に到達したときサンプリング装置で送缶コンベアから
検査用コンベアに移行させられ、該検査用コンベアの一
端に配置された検査装置でエックス線を照射されて二重
巻締め部の内部を検査され、その後規格外でなければ、
前記送缶コンベアへ合流させられる。
請求項2記載の金属缶二重巻締め部の自動検査システ
ムによれば、請求項1の自動検査システムにおいて、二
重巻締め機の複数の巻締めヘッドで巻締められた複数の
被測定缶は送缶コンベア上で滑っても確実にサンプリン
グ装置によってサンプリングされて送缶用コンベアから
検査用コンベアへ移行され、前記巻締めヘッドと該巻締
めヘッドで巻締められた被測定缶の測定データとが対応
する。
請求項3記載の金属缶二重巻締め部の自動検査システ
ムによれば、請求項2記載のシステムにおいて、二重巻
締め機の複数の巻締めヘッドのすべてに被測定缶が無い
場合には、サンプリング信号発生装置は、被測定缶がな
い巻締めヘッド番号を記憶し、再度のサンプリング指令
により、被測定缶が無い巻締めヘッド番号に対応するカ
ウント信号と外巻締めヘッド番号の缶有り確認信号が入
力したときサンプリング信号を発生し、そのサンプリン
グ信号により該巻締めヘッド番号に対応する被測定缶を
サンプリングする、そして巻締めヘッド番号に対応する
サンプリング信号の発生順序で巻締めヘッド番号をデー
タ処理装置へ出力する。したがって巻締めヘッド番号と
被測定缶の測定データとが対応する。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面につき説明する。
第1図は、本発明の一実施例の概略図を示す。
同図において、1は一端が(図の左側)が例えば内容
物充填装置(図示しない)に導かれた送缶コンベアで、
該送缶コンベア1の途中に金属缶の二重巻締め機2が介
入されている。3は送缶コンベア1からサンプリングシ
ュート4を介して分岐した検査用コンベアで、送缶コン
ベア1の分岐部には、送缶コンベア1を走行する被測定
缶検査用コンベア3に移送するためにエアを吐出するサ
ンプリング用ソレノイドバルブ5が配設され、該検査用
コンベア3の末端には、被測定缶にエックス線を照射し
てその二重巻締め部(以下単に巻締め部という)の内部
を検査するエックス線巻締め部検査装置の要部が収容さ
れた測定部6が配設されている。7は検査した被測定缶
を送缶コンベア1に合流させる帰りコンベア、8はエッ
クス線巻締め部検査装置のエックス線管の電圧を制御す
るエックス線制御装置と画像処理装置が収納された凾
体、9はデータ処理用コンピュータである。
第1図示の構成を更に詳細に説明すると、前記二重巻
締め機2は、第2図に示すように、回転移動する複数個
例えば12個の巻締めヘッド21,22…を備え、該二重巻締
め機本体の同位置に巻締めヘッドピッチ検出センサ10と
缶有り確認センサ11が取付けられている。該巻締めヘッ
ドピッチ検出センサ10は、例えば互いに対設された投光
器と受光器から成り、各巻締めヘッド21,22…には、そ
れぞれプレート121,122…が取付けられており、巻締め
ヘッド21,22…が回転移動し、該プレート121,122…が該
センサ10の投光器と受光器の間を通過したとき巻締めヘ
ッドのピッチ信号が出力するようになっている。
1番ヘッド21のプレート121は他の巻締めヘッド22
のプレート122…の例えば2倍の幅を有しているので、
ピッチ信号のパルス幅は2倍であり、したがって該パル
スの幅から1番ヘッド21を他の巻締めヘッド22…と区別
することができる。
送缶コンベア1の二重巻締め機下流部12のアイドルギ
ヤ(図示しない)のシャフト13には、送缶コンベア1の
走行を検出するコンベア走行検出用ロータリエンコーダ
14が連結されている。該ロータリエンコーダ14は、例え
ば送缶コンベア1の進み1〜2mm毎にコンベア走行パル
スを発生し出力する。15は前記分岐部のサンプリング点
に被測定缶Cが到達したことを検出するサンプリング点
缶検出センサであり、缶有り検出センサ11により被測定
缶Cが検出されたときは、その被測定缶Cは該サンプリ
ング用ソレノイドバルブ5から吐出するエアによってサ
ンプリングシュート4に押し出される。
第3図は、該ソレノイドバルブ5の作動回路のブロッ
ク図である。
同図において、16は被測定缶検出中信号発生回路、17
は一番ヘッド検出回路で、該被測定缶検出中信号発生回
路16は、アンド回路16a及びフリップフロップ16bから成
り、該アンド回路16aにサンプリング指令及び一番ヘッ
ド検出信号(後述)が入力すると、フリップフロップ16
bがセットされて被測定缶検出中信号を出力するように
なっている。一番ヘッド検出回路17は単安定マルチバイ
ブレータ17a、アンド回路17b、単安定マルチバイブレー
タ17c及び積分回路17dから成り、前記巻締めヘッドピッ
チ検出センサ10から出力した第4図(A)に示すような
一番ヘッド21のピッチ信号が単安定マルチバイブレータ
17aに入力し、該アンド回路17bに第4図(B)に示すよ
うな一番ヘッド21のピッチ信号の積分信号及び第4図
(C)に示すような単安定マルチバイブレータ17aの出
力が入力したとき、第4図(D)に示すようなパルスが
一番ヘッド検出信号として出力するようになっている。
単安定マルチバイブレータ17cは一番ヘッド検出信号の
パルス幅を所定の幅にするためのものである。18はカウ
ンタ、19はワンボードマイクロコンピュータである。該
カウンタ18は、そのクロック端子CLKがアンド回路20に
接続され、該アンド回路20に被測定缶検出中信号が入力
した時点から前記ピッチ信号がアンド回路20を経て入力
し、設定器21に設定された例えば二重巻締め機2の巻締
めヘッド21,22…の總数例えば12を超えてカウントアッ
プすると、コンパレータ22の出力信号でリセットされる
ようになっている。前記アンド回路20から出力したピッ
チ信号から得られるカウント値確定信号がワンボードマ
イクロコンピュータ19に入力すると、カウンタ18のカウ
ント値を示すカウント信号が該コンピュータ19に取込ま
れる。尚、23a、23bは、いずれも2つの単安定マルチバ
イブレータから成るタイミング回路である。
以上の各信号のタイムチャートは第5図に示される。
このカウント信号のカウント値は巻締めヘッド番号に
対応し、この番号巻締めヘッド21,22…に被測定缶Cが
って缶有り確認センサ11から確認信号がカウント信号と
同時に該コンピュータ19に入力した時は、該コンピュー
タ19はサンプリング信号を出力する。該サンプリング信
号はシフトレジスタ24に入力し、該シフトレジスタ24は
コンベア走行検出用ロータリエンコーダ14から出力する
コンベア走行パルスによってシフトされ、被測定缶Cが
巻締めヘッド2にあることを缶有り確認センサ11により
検出されてからサンプリング点に到達するまでの間に発
生するコンベア走行パルスの数だけシフトされた時サン
プリング信号が該シフトレジスタ24から出力するように
なっており、該シフトレジスタ24から出力したサンプリ
ング信号はサンプリング点缶検出センサ15からサンプリ
ング点缶検出信号がアンド回路25に入力している間該ア
ンド回路25を経てサンプリング用ソレノイドバルブ5に
供給され、被測定缶Cがたとえ送缶コンベア2上で滑っ
たとしてもサンプリング点に到達した時点でサンプリン
グ用ソレノイドバルブ5がサンプリング信号で作動する
ようになっている。
前記コンピュータ19にカウント信号が取込まれた時、
そのカウント信号に対応する巻締めヘッド21,22…に被
測定缶Cが無く缶有り確認センサ11からの確認信号が入
力しないときは、前記コンピュータ19はそのカウント信
号に対応する巻締めヘッド番号をメモリに記憶する。こ
の場合には前記カウンタ18が設定器21の設定値すなわ
ち、巻締めヘッド總数をカウントし、そのカウント値が
該コンピュータ19に入力した後に再度サンプリング指令
が巻締め部自動検査システム制御シーケンサから被測定
缶検出中信号発生回路16へ供給されるようになってい
る。
このサンプリング指令で再び被測定缶検出中信号発生
回路16から被測定缶検出中信号が出力し、前述と同じよ
うに巻締めヘッドのピッチ信号が前記カウンタ18でカウ
ントされ、そのカウント信号が前記コンピュータ19に取
込まれるが、コンピュータ19は、メモリに被測定缶Cの
なかった巻締めヘッド番号が記憶されているときは、缶
有り確認信号が入力してもサンプリング信号を出力せ
ず、記憶された巻締めヘッド番号と一致するカウント信
号が取込まれ、同時に缶有り確認信号が入力したとき、
サンプリング信号を出力するようになっている。
またコンピュータ19はサンプリング信号を出力した巻
締めヘッド番号をサンプリング信号を出力した順序で出
力すると共に巻締めヘッドの總数だけサンプリング信号
を出力したときはサンプリング終了信号を出力するよう
になっている。
前記検出用コンベア3は、第1図及ぶ第6図に明示す
るように、サンプリングコンベア26と正転逆転コンベア
27とから成り、該コンベア26と27との間には振分け装置
28が設けられている。該振分け装置28は、該コンベア26
と27を継ぐ正転逆転可能なローラーコンベア29と、プッ
シャ30とから成り、該プッシャ30は摺動自在のL形押圧
板31と、一端が該押圧板31に固着された摺動杆に連結さ
れ他端がモータによって回転される円盤の周縁部に枢着
された杆体を有する駆動部32とから成り、被測定缶Cを
測定部6に送るときはローラコンベア29は矢印の方向に
正転し、プッシャ30の押圧板31は第6図示の位置に停止
するようにし、正転逆転コンベア27も矢印の方向に走行
する。被測定缶Cの検査が終了すると、正転逆転コンベ
ア27は、第7図に矢印で示すように逆方向に走行し、プ
ッシャ30が作動して押圧板31がローラコンベア29の幅間
を往復作動すると共にローラコンベア29は前と逆方向に
回転するようになっており、その結果としてローラコン
ベア29に乗った被測定缶Cは順次帰りコンベア7上に押
し出される。
第8図は前記正転逆転コンベア27の端部に設置された
測定部6の詳細な構造を示している。
同図において、33は基台上を前後に移動自在に配設さ
れた回転試料テーブル、34は、第1図示の凾体8に収容
された、エックス線制御装置に接続されたエックス線管
を内蔵するエックス線照射部、35は真空吸着式回転チャ
ックの吸着板、36及び37はエックス線イメージインテン
シファイア及びテレビジョンカメラで、該テレビジョン
カメラ37は第1図示の凾体8に収容された画像処理装置
に接続されている。測定部6のボックス38の前部には開
閉扉39が設けられている。
前記回転試料テーブル33は、第8図に明示するように
傘型に形成され、その周縁部に2重巻締め機2の巻締め
ヘッド21,22…の總数に等しい数例えば12個の缶グリッ
プ401,4024012…が均等間隔で装着されており、モータ4
1によって回転するようになっている。該缶グリップ401
…は、第10図に示すように、それぞれ一対の缶把持用ロ
ーラ41を有する一対の挟持部材42,42が一端で軸支さ
れ、その回転軸43には板片44が固着され、一対の挟持部
材42,42間に圧縮ばね45が架設されて構成され、該缶グ
リップ401,402…の1つ(図面では40a)が水平になる位
置、すなわち第8図に示すように正転逆転コンベア27に
対向する位置の回転試料テーブル33の下面には該缶グリ
ップ401,402…と対向するように缶グリップ開閉用エア
シリンダ46が固定され、該エアシリンダ46が作動してそ
の作動ピン47が該テーブル33の孔48を介して前記板片44
を押したとき1対の挟持部材42,42が開くようになって
いる。49は缶グリップ開閉用エアシリンダ46と同様の構
造を有する缶グリップ緩めエアシリンダで、これはテー
ブル33の回転中心を挟んで缶グリップ開閉用エアシリン
ダ46と対称的な位置に固定されており、これに対向する
缶グリップ401,402…(図面では403)の2つの挟持部材
42,42間の間隔を若干広げて被測定缶Cの把持を緩め、
被測定缶Cの位置決め及び巻締め部の3個所の測定が円
滑に行なわれるようにするものである。
缶グリップ緩めエアシリンダ49に対向する缶グリップ
403は、第11図に示すように垂直に、これに把持される
被測定缶Cは水平になっており、回転試料テーブル33が
限界点まで後退し停止したとき、該缶グリップ403と対
向するように真空吸着式回転チャックの吸着板35が配設
されている。該吸着板35はスライドテーブル50によって
前後に移動自在に支持され、またステッピングモータ51
によりプーリ521及びベルト522を介して回転可能であ
り、該吸着板35の孔(図示せず)はこれに連なる取付軸
53の孔(図示しない)を介し図示しない真空ポンプに接
続されており、回転試料テーブル33が限界点まで後退し
て停止すると、吸着板35が前進し、これが被測定缶Cの
底面の凹部に当接したとき真空ポンプが作動して被測定
缶Cが吸着板35に吸着され、この後缶グリップ403が缶
グリップ緩めエアシリンダ49で緩められ、スライドテー
ブル50が限界点まで前進して停止した後で缶グリップ40
3が再び元通りに締められ、吸着板35が元の位置に戻
り、この状態で缶グリップ403で把持された被測定缶C
の位置決めを完了するようになっている。この状態にあ
るときのエックス線照射部34のエックス線管54と被測定
缶Cとエックス線イメージインテンシファイア36との配
置関係は、第12図(A)及び(B)に示す通りで、エッ
クス線管54から放射されるエックス線Rは被測定缶Cの
巻締め部Caを透過するようになっている。透過されたエ
ックス線はエックス線イメージインテンシファイア36に
より巻締め部の断面の透過像に変換され、該透過像は第
8図示のテレビジョンカメラ37で撮像され、そのビデオ
信号は画像処理装置に送られる。該画像処理装置は該ビ
デオ信号から被測定缶Cの巻締め部Caの検査個所Ca−1
の断面の各部の寸法を測定するものである。以上のエッ
クス線巻締め部検査装置は本出願人が先に出願した特願
昭63−135618号の明細書に説明しているので、詳細な説
明は省略する。
第8図において、55は例えばエアで押え棒が摺動し被
測定缶Cを正転逆転コンベア27のガイド56の端部より先
に行かないように停止させる管ストッパ、57は規格外の
缶除去用ソレノイドバルブ、58は規格外の缶の除去用シ
ュータである。
第1図示の帰りコンベア7は、サイドフィードコンベ
ア59と中間コンベア60と合流コンベア61とから成り、該
合流コンベア61は第13図に明示したように送缶コンベア
1に平行に配設され、合流コンベア61から送缶コンベア
1にかけて缶寄せガイド62が設けられている。
第14図は、本自動検査システムの電気制御系の説明図
である。
同図において、63は、例えば内容物充填装置(図示し
ない)、送缶コンベア1及び金属缶の二重巻締め機2等
から成る製造ライン64をシーケンス制御する製造ライン
制御用のシーケンサ、65は被測定缶Cを送缶コンベア1
からサンプリングし検査後に送缶コンベア1に戻すまで
に使用する機器類、例えば、サンプリングコンベア26、
振分け装置28、正転逆転コンベア27、測定用制御機器66
(回転試料テーブル33に関連した機器及び真空吸引式回
転チャックに関連した機器)及び帰りコンベア7を制御
すると共に所定時期に寸法測定開始指令を出力する巻締
め部自動検査システム制御シーケンサ、67は、第3図示
のようなワンボードマイクロコンピュータ19とカウンタ
20等を含むタイミング回路を組合せて構成され、被測定
缶Cをサンプリングするサンプリング用ソレノイドバル
ブ5等から成るサンプリング部68を制御するサンプリン
グ制御盤である。
前記製造ライン制御用シーケンサ63は、前記シーケン
ス制御の外に所定時間例えば一時間毎に測定開始指令を
出力し、前記巻締め部自動検査システム制御シーケンサ
65は前記シーケンス制御の外に、前記測定開始指令が入
力するとサンプリング指令を出力するようになってい
る。該サンプリング指令はサンプリング制御盤67のワン
ボードマイクロコンピュータ19からサンプリング終了信
号が入力するまで所定時間すなわちカウンタ18が設定器
21の設定値を超過する数までカウントする時間毎に一定
時間出力する。
巻締め部自動検査システム制御シーケンサ65はサンプ
リング終了信号が入力してサンプリング指令の出力を停
止するとサンプリング終了信号を出力し、製造ライン制
御用シーケンサ63は該サンプリング終了信号の入力によ
り測定開始指令の出力を停止するようになっている。
同図において、69は前記エックス線イメージインテン
シファイア36及びテレビジョンカメラ37から成る金属缶
巻締め部のビデオ信号発生部、70は前記画像処理装置、
9はデータ処理用コンピュータで、該コンピュータ9は
前記巻締め部自動検査システム制御センサ65から出力す
る寸法測定開始指令が入力すると前記ビデオ信号発生部
69及び画像処理装置70に起動指令を出力し、画像処理装
置70から得られた被測定缶Cの巻締め部の測定データと
巻締めヘッド番号とを対応させてレコーダに記録する。
次に本システムの作動について説明する。
第14図に示すように、製造ライン制御用シーケンサ63
から一定時間例えば一時間間隔で巻締め部自動検査シス
テム制御シーケンサ65へ測定開始指令を供給すると、該
制御シーケンサ65はサンプリング部制御盤67へサンプリ
ング指令を供給し、同時にサンプリングコンベア26、振
分け装置28、正転逆転コンベア27、前記測定用制御機器
65及び帰りコンベア7へ制御信号を供給する。サンプリ
ング指令がサンプリング部制御盤68の第3図示の回路に
入力すると、前述のように一番ヘッドからの巻締めヘッ
ドのピッチ信号がカウンタ18に入力し、該カウンタ18で
カウントされる。マイクロコンピュータ19は、巻締めヘ
ッド番号に対応するカウント値を有するカウント信号が
取込まれ、またその巻締めヘッド番号に被測定缶Cがあ
って缶有り確認センサ11から缶有り確認信号が入力した
ときはサンプリング信号を出力する。サンプリング信号
は、被測定缶Cが巻締めヘッドにあることを缶有り確認
センサで確認されてからサンプリング用ソレノイドバル
ブ5のある送缶コンベア1の分岐部に到達するまで、シ
フトレジスタ24、サンプリング点缶検出センサ15及びア
ンド回路25の働きによって遅延されて該ソレノイドバル
ブ5に加わる、かくて被測定缶Cは該分岐部においてソ
レノイドバルブ5から吐出するエアによってサンプリン
グシュート4を経てサンプリングコンベア26に移送さ
れ、それから振分け装置28及び正転逆転コンベア27によ
って測定部6に送られる。
二重巻締め機2の複数の巻締めヘッド21〜212のどれ
かに被測定缶Cが無いときは、前述のように、巻締め部
自動検査システム制御シーケンサ65から再度サンプリン
グ指令がでて、一番ヘッド21からの巻締めヘッドのピッ
チ信号をカウントする。巻締めヘッドを示すカウント値
が被測定缶Cの無い巻締めヘッドの番号になったとき
は、それまでサンプリング信号を出力しないマイクロコ
ンピュータ19は缶有り確認信号の入力と共にサンプリン
グ信号を出力する。かくてその番号の巻締めヘッドで巻
締められた被測定缶Cがサンプリングされ、測定部6に
送られる。
マイクロコンピュータ19はサンプリング信号を出力す
ると共にそれに対応する巻締めヘッド番号をデータ処理
用コンピュータ9へ出力する。
上述の被測定缶のサンプリング作業は、二重巻締め機
2の巻締めヘッド21,22…の總数の回数例えば12回行な
われる。その結果、サンプリング指令によるサンプリン
グ作業の終了後には12個の被測定缶Cが正転逆転コンベ
ア27に到達する。
該正転逆転コンベア27上の被測定缶Cは缶ストッパ55
によって一缶を回転試料テーブル33へ送る時間釈放され
るため一缶づつ回転試料テーブル33へ送り出され、一
方、回転試料テーブル33は1/12回転づつ回転して停止
し、正転逆転コンベア27に対向した缶グリップ40が開か
れるから、12個の被測定缶Cは順次回転試料テーブル33
の12個の缶グリップ401〜4012に把持される。その後、
第8図に破線で示すように回転試料テーブル33は測定位
置まで移動し、缶グリップ401が真上に位置するまで回
転する。次いで開閉扉39,39が閉じ、真空吸着式回転チ
ャックの吸着板35は前述のように被測定缶Cを吸着し缶
グリップ40における被測定缶Cの位置決めを行ない、巻
締め部自動検査システム制御シーケンサ66の寸法測定開
始指令でデータ処理用コンピュータ9から出力する起動
指令により、被測定缶Cの巻締め部Caの検査個所Ca−1
の測定を行なう。それが終了すると、真空吸着式回転チ
ャックにより被測定缶Cを120゜づつ回転し、その都度
第2及び第3の検査個所の測定を行なう。巻締めヘッド
21にあった被測定缶Cの測定が終了すると、再び回転試
料テーブル33は1/12回転だけ回転し、次の被測定缶Cの
測定を行なう。すべての被測定缶Cについて測定が行な
われた後は再び回転試料テーブル33は、第8図示の位置
に戻って1/12回転づつ回転し、被測定缶Cは順次、逆転
する正転逆転テーブル27で振分け装置28まで移送され、
該振分け装置28で帰りコンベア7に移され、送缶コンベ
ア1に合流される。
規格外の被測定缶が発生した場合は、正転逆転コンベ
ア27上で該被測定缶Cはソレノイドバルブ57から吐出す
るエアでシュータ58ヘ押し出されて除去され警報を発生
する。
画像処理装置70から出力した被測定缶Cの巻締め部Ca
の検査個所Ca−1の測定データと、サンプリング部制御
盤68のマイクロコンピュータ19から出力した巻締めヘッ
ドの番号とはデータ処理用コンピュータ9へ入力し、そ
のプリンタによりこれらが対応して表示される。
サンプリング作業及び再サンプリング作業が終了する
と、サンプリング終了信号がサンプリング部制御盤68の
マイクロコンピュータ19から巻締め部自動検査システム
制御シーケンサ65へ送出されるから、サンプリング26、
振分け装置28、正転逆転コンベア27、測定用制御機器65
及び帰りコンベア7はその作業を停止し、サンプリング
指令の出力を停止する。
(発明の効果) 本発明は、上述の構成を有するので、次に記載する効
果を有する。
請求項1記載の自動検査システムによれば、金属缶巻
締め部の検査が非破壊的にしかも自動的にできるので、
金属缶の製造ラインの省力化に役立つ。請求項2記載の
自動検査システムによれば、検査した被測定缶巻締め部
の測定データと該被測定缶を巻締めた2重巻締め機の巻
締めヘッドとの対応を知ることができ、規格外の缶の発
生の原因を可及的に速やかに知ることができる。
請求項3記載の自動検査システムによれば、2重巻締
め機の複数の巻締めヘッドのどれかに被測定缶がない場
合でも、該被測定缶がない巻締めヘッドを記憶して再度
サンプリング動作を反復し、該巻締めヘッドの被測定缶
のみについてサンプリングし、その巻締め部の測定デー
タを得ることができ、この場合にも検査した被測定缶の
巻締め部の測定データと該被測定缶を巻締めた2重巻締
め機の巻締めヘッドとの対応を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の概略を示す斜視図、第2
図はそのサンプリング部の斜視図、第3図はそのサンプ
リング用ソレノイドバルブの作動回路を示すブロック
図、第4図(A)(B)(C)及び(D)並びに第5図
はそれぞれ各部の波形図、第6図及び第7図はその正転
逆転コンベアの正転時及び逆転時における振分け装置部
の斜視図、第8図はその測定部の斜視図、第9図は、そ
の回転試料テーブルの断面を示す斜視図、第10図はその
缶グリップの一部截除した斜視図、第11図その真空吸着
式回転チャック部の側面図、第12図(A)及び第12図
(B)はエックス線管、被測定缶の巻締め部及びエック
ス線イメージインテンシファイア相互の配置関係を示す
正面図及び平面図、第13図はその合流部の斜視図、第14
図はその電気制御系のブロック図である。 1……送缶コンベア 2……金属缶の2重巻締め機 3……検査用コンベア 5……サンプリング用ソレノイドバルブ 6……測定部 7……帰りコンベア 9……データ処理用コンピュータ 10……巻締めヘッドピッチ検出センサ 11……缶有り確認センサ 14……コンベア走行検出用ロータリエンコーダ 15……サンプリング点缶検出センサ 18……カウンタ 19……ワンボードマイクロコンピュータ 24……シフトレジスタ 28……振分け装置 33……回転試料テーブル 34……エックス線照射部 35……真空吸着式回転チャックの吸着板 36……エックス線イメージインテンシファイア 37……テレビジョンカメラ 54……エックス線管 63……製造ライン制御用シーケンサ 65……巻締め部自動検査システム制御シーケンサ 70……画像処理装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−274853(JP,A) 特開 昭63−274851(JP,A) 特開 平1−305346(JP,A) 特開 平2−4625(JP,A) 特開 昭63−290634(JP,A) 特開 平1−285523(JP,A) 特開 昭63−290633(JP,A) 特開 昭64−1959(JP,A) 特公 昭59−51875(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送缶コンベアの途中に介入され且つ順次移
    動する複数の巻締めヘッドを有する金属缶の二重巻締め
    機と、巻締められた被測定缶が送缶コンベア上のサンプ
    リング点に到達したときこれを前記送缶コンベアから検
    査用コンベアへ移行させるサンプリング装置と、該検査
    用コンベアの一端に配置され、被測定缶にエックス線を
    照射してその二重巻締め部の内部を検査する装置と、検
    査終了した被測定缶を前記送缶コンベアへ合流させる装
    置とから成ることを特徴とする金属缶二重巻締め部の自
    動検査システム。
  2. 【請求項2】前記巻締めヘッドのピッチ検出センサと、
    サンプリング指令を発生する装置と、該サンプリング指
    令が入力し且つ所定の巻締めヘッドを検出したときから
    該ピッチ検出センサの出力するピッチ信号をカウントす
    るカウンタと、前記巻締めヘッドに被測定缶があること
    を確認する缶有り確認センサと、前記カウンタの巻締め
    ヘッド番号に対応するカウント信号と該缶有り確認セン
    サの出力する該巻締めヘッド番号に対応する缶有り確認
    信号が入力したときサンプリング信号を発生する装置
    と、該サンプリング信号が発生した時点からその被測定
    缶が前記サンプリング点に到達するまでの時間だけ遅延
    させる遅延器と、サンプリング点缶検出センサとから成
    り、該遅延器から出力するサンプリング信号が該サンプ
    リング点缶検出センサの検出信号が出力している間前記
    サンプリング装置へ出力する遅延装置とを具備すること
    を特徴とする請求項1記載の金属缶二重巻締め部の自動
    検査システム。
  3. 【請求項3】前記サンプリング信号発生装置は、サンプ
    リング期間中に二重巻締め機の複数の巻締めヘッドのす
    べてに被測定缶が無いときには再度サンプリング指令を
    発生するものであり、前記サンプリング信号発生装置
    は、前記カウンタの被測定缶がない巻締めヘッド番号に
    対応するカウント信号が入力し、前記缶有り確認センサ
    から該巻締めヘッド番号に対応する缶有り確認信号が入
    力しないときには該カウント信号に対応する巻締めヘッ
    ド番号を記憶し、再度のサンプリング指令により発生す
    る記憶した巻締めヘッド番号に対応するカウント信号と
    該巻締めヘッド番号の缶有り確認信号が入力したときサ
    ンプリング信号を発生し、巻締めヘッド番号に対応する
    サンプリング信号の発生順序で巻締めヘッド番号を出力
    するものであることを特徴とする請求項2記載の金属缶
    二重巻締め部の自動検査システム。
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