JP2721026B2 - Emc用コアケース - Google Patents

Emc用コアケース

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JP2721026B2
JP2721026B2 JP2106920A JP10692090A JP2721026B2 JP 2721026 B2 JP2721026 B2 JP 2721026B2 JP 2106920 A JP2106920 A JP 2106920A JP 10692090 A JP10692090 A JP 10692090A JP 2721026 B2 JP2721026 B2 JP 2721026B2
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core
case
cable
core case
elastic piece
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治 五十嵐
昭 内藤
博光 加賀
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NITSUKO KOGYO KK
Mitsubishi Electric Corp
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NITSUKO KOGYO KK
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は各種電子・電気機器において、電磁波障害対
策としてケーブルを内部に通すフェライトコアを固定す
るために使用されるEMC(電磁環境適合性electromagnet
ic compatibility)用コアケースに関する。
[従来の技術] 従来より電子機器等の内部で発生した電磁波ノイズ、
或いは外部で発生しケーブルを通して機器内部へ侵入す
る電磁波ノイズを軽減するため該ケーブルを磁性体であ
るフェライトコアの内部に通す技術が知られている。こ
のフェライトコアとケーブル又はリード線とを固定する
手段として、例えば実公昭57−11366号公報に示されて
いるようにフェライトビーズコアの中心部に軸方向に貫
通孔を形成し、該コアにリード線を挿通し、そのリード
線をフェライトビーズコアの両側でかしめ加工し、また
はかしめ加工した後係止部とコアとを接着剤で接着する
ものが考案されている。
また、実公昭61−44407号公報に図示されているよう
に、フェライトコアをケースに収納し、このケースにリ
ード線を1回または複数回貫通孔に通して巻き付ける手
段が多様されている。そのためフェライトコアの内径に
対してケース部のリード線出入口は同等の外径であるこ
とが必要であり、コアにリード線を1回または複数回巻
き付ける場合にケーブルとコアの位置的な固定は、接着
剤もしくは熱収縮チューブ等によってなす手段がとられ
ていた。
また、実開昭63−39997号公報に示されているように
フェライトコアを保持するケースのケーブル出入口に小
片(歯)を設けて、この小片により電線を固定するもの
があった。
[発明が解決しようとする課題] 前者のように、カシメや接着剤や熱収縮チューブ等に
よるケーブルとコアの固定はケーブル径の変化に対応で
きる反面、作業時間がかかり、また一度固定してしまう
と付け替えや取り外しが容易に出来ないという欠点があ
った。また、後者の場合は、ケーブルの出入口に設けた
小片だけではケーブル径の変化の対応範囲がせまく、ケ
ーブルの径が小さくなった場合には、保持ケースにケー
ブルが固定できなかったので、ケーブルが長さ方向に自
由に動かないようにするため別途にケーブルを固定する
手段を設ける必要があった。そのために作業時間とコス
トが掛るという欠点があった。
本発明は、以上のような従来の保持ケースがもつ欠点
を改良したケーブル径及びケーブルの本数の変化に対応
できるEMC用コアケースを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明はその目的を達成するために次のような構成を
採用している。
つまり、ケーブルの外周部を包囲する形状に形成され
かつ軸方向に沿って分割されたフェライトコアを収納す
るコアケースにおいて、コアケース底部に内側に向けて
弾性片を突出形成するとともに、弾性片の先端側の肉厚
がコアケース部材の肉厚より徐々に薄くなるよう、かつ
弾性片の先端部の内側面が面状をなすように形成するこ
とにより、このコアケースにフェライトコアを収納した
ときに、この弾性片がコアケースの外面から突出せず、
かつフェライトコアに弾性片の先端部側面が面で当接す
るようになっており、かつケーブルが延出するコアケー
スの出入口の少なくとも一方に半径方向に伸縮可能であ
り、かつその先端部にフランジが形成されたケーブル固
定部を延設し、当ケーブル固定部に束線具を装着するこ
とによりケーブルとコアケースとを固定可能にしたもの
である。
[作用] 本発明は以上のような構成であるため、フェライトコ
アをコアケースに収納し、ケーブルをコア内部に通すよ
うにした後、ケーブル固定部を束線具により締め付ける
と、ケーブル固定部が縮径して、ケーブルとコアケース
が固定される。これにより、ケーブルの任意な位置にフ
ェライトコアおよびコアケースを完全に固定でき、EMC
対策における最適位置での固定が容易になる。また、コ
アケース底部の前記出入口近傍に前記弾性片を突出した
ため、コアは、この位置において上方に押し上げられ
る。このため、コアは安定した状態でコアケースに収納
される。さらに、弾性片がコアケースより突出すること
なくコアケースにフェライトを収納することができる。
[実施例] 以下、実施例について図面を参照して説明する。
第1図、第2図は本発明の実施例を示す斜視図であっ
て、第1図はコアケースを開いた状態を、第2図はコア
ケースを閉じた状態を示す。第3図から第6図は本発明
の実施例を示し、第3図はコアケースを開いた状態を示
す平面図、第4図はコアケースを閉じた状態を示す左側
面図、第5図は第3図のA−A断面図の要部、第6図は
コアケースと後述するフェライトコアとの係合を示す断
面図である。
第1図に示したように、コアケース1はヒンジ部2を
介して接続された2つのケース部材3、4よりなり、各
ケース部材3、4は第7図に斜視図で示した略半円筒上
の分割されたフェライトコア5、5をそれぞれ収納す
る。該ケース部材3、4を閉じることにより、フェライ
トコア5、5は互いに当接して全体として円筒状になっ
てこのコアケース1に収納される。ケース部材3、4の
底部6には両側壁部7、8近くにおいて、各コア5を上
方に押し上げることにより互いに接合したコア5、5の
当接面がギャップなくコアケース1に収納させるため、
斜め上方に向けて(内側に向けて)先端部の厚みがケー
ス部材3、4の肉厚より薄くなるように形成された弾性
片9が突設されている(第5図参照)。さらに、ケース
部材3、4の底部6の四隅には各々フェライトコア5の
両側の係合溝10と係合する先端に内向した係合爪12を設
けた係合突起11を上方に向けて突設している(第6図参
照)。またケース部材4のヒンジ部2の反対側の略円筒
状外壁部13には係止フック14を形成し、もう一方のケー
ス部材3にはコアケース1を閉じたとき係止フック14と
係合する係止爪15を設けている(第4図参照)。
ケース部材3、4の両側の側壁部7、8には、一方の
側壁部8にケーブル16を通すための略半円形の切り欠き
17を形成し、他方の側壁部7には略半円筒形のケーブル
固定部18を延設している。該ケーブル固定部18には先端
にフランジ19を形成するとともに、該フランジ19と側壁
部7との間に軸方向に沿って複数の貫通孔20を並設して
いる。各フェライトコア5は、第7図に示すように上面
にケーブル16を通すための半円形断面の溝21を長手方向
に形成し、背面に係合溝10を設けている。
上記本発明実施例のコアケース1は、適度の弾性と硬
性を有するプラスチック(例えばポリアミド、ポリアセ
タール等)で形成される。
上記本発明実施例のコアケース1を用いてケーブル16
及びフェライトコア5を固定するには、まずコアケース
1のケース部材3と4内にそれぞれフェライトコア5を
挿入する。そうすると第6図に示すように両側2対の係
合爪12がフェライトコア5の係合溝10に係合することに
よりケース部材3、4内にそれぞれフェライトコア5が
安定して保持される。このようにしてケース部材3、4
内にそれぞれフェライトコア5を収納したのち、ケーブ
ル16を各フェライトコア5の半円形の溝10に挟むよう
に、ケース部材3と4の間にケーブル16と通した状態で
ケース部材3の上にケース部材4を被せてコアケース1
を閉じる。
この閉じたとき、ケース部材3の係止爪15がケース部
材4の係止フック14に係止して閉じた状態は確実に保持
される。また、閉じたときにはケース部材3、4の底部
6の弾性片9が両方のフェライトコア5を合わせる方向
に付勢するため、フェライトコア5は相互に当接しギャ
ップが生じることなく安定した状態に保持される。この
とき、フェライトコア5に押された弾性片9は外方に向
かって撓むが、従来技術例として示した実開昭63−3999
7号公報に記載された保持ケースの付勢爪がフェライト
コアに押されてケースの表面から外方にはみ出すのに対
して、第5図に示したように弾性片9は先端部の厚みが
ケース部材3、4の肉厚より薄くなるように形成されて
いるから、ケース部材3、4の表面から外方に弾性片9
がはみ出すことがない。よって、例えば両面接着テーブ
ルを用いてケース1を電子機器等に固定する時に障害に
なることがない。
また、ケーブルの固定はケーブル固定部18のフランジ
19とケース部材3、4の側壁部7との間に結束バンド23
等の結束具を巻きつけて締め付けることにより、ケーブ
ル固定部18は貫通孔20の存在により容易に弾性変形して
縮径し、ケーブル16を固定できる。
なお、コアケース1を電子機器に取り付けるにはケー
ス部材11に側壁部7下部から外方に向けてネジ孔25を有
する取付片24を設けてネジ26で固定するか、ケース部材
3又は4に両面接着テープを貼り付けて固定するかすれ
ば良い。
本発明は上記実施例に限られるわけではなく、以下別
の実施例について述べる。
第8図は本発明の第2実施例を示す要部の斜視図であ
り、ケーブル固定部28は上記第1実施例の貫通孔20の代
わりに、ケース部材3、4の側壁部7からフランジ35の
先端部まで複数の切り割り29を並設してなり、第1実施
例のケーブル固定部18よりもさらに縮径できる範囲を大
きくしている。
第9図は本発明の第3実施例を示す要部の斜視図であ
り、略半円筒状のケーブル固定部30のフランジ(図示せ
ず)と側壁部との間を断面波形に形成して縮径ばかりで
なく拡径もできるようにしている。
第10図は本発明の第4実施例を示す要部の斜視図であ
り、略半円筒状のケーブル固定部31を、外周のケース側
壁部7近傍に先端に向けてねじ切り32し、該ねじ切り32
部から先端に向けて複数の切り割り33を設けて構成し、
前記ねじと螺合する雌ねじが要部に内装されてねじ切り
のない一方の口元内面が収束した内円錐面を形成した束
線キャップ34を用意して、該束線キャップ34をケーブル
固定部31にねじ込んでいくと、切り割り33部は内円錐面
と当接し、束線キャップ34の押し込みにつれて切り割り
33部が縮径してケーブルを固定できものである。
なお、上記各実施例におけるケーブル固定部18、28、
30、31はケース両側壁部7、8の一方だけ設けても良い
し、両方にそれぞれ設けても良い。
[発明の効果] 本発明は上記のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
即ち、ケーブル固定部が縮径してケーブルをコアケー
スに固定できるので、ケーブル径が変った場合でも対応
でき、従って別途のケースを固定する手段を設ける必要
がなく、そのため作業時間とコストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の実施例を示す斜視図であっ
て、第1図はコアケースを開いた状態を、第2図はコア
ケースを閉じた状態を示す。第3図から第6図は本発明
の実施例を示し、第3図はコアケースを開いた状態を示
す平面図、第4図はコアケースを閉じた状態を示す左側
面図、第5図は第3図のA−A断面図の要部、第6図は
コアケースとフェライトコアの係合を示す断面図であ
る。第7図はコアケースに収納されるフェライトコアを
示す斜視図である。第8図は本発明の第2実施例を示す
要部の斜視図である。第9図は本発明の第3実施例を示
す要部の斜視図である。第10図は本発明の第4実施例を
示す要部の斜視図である。 1……コアケース、3,4……ケース部材 5……フェライトコア、7,8……側壁部 14……係止フック、15……係止爪 18,28,30,31……ケーブル固定部 19,35……フランジ 20……貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加賀 博光 神奈川県津久井郡津久井町青野原2111 日幸工業株式会社津久井事業所内 (56)参考文献 実開 昭63−165815(JP,U) 実開 昭64−22004(JP,U) 実開 平2−8009(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルの外周部を包囲する形状に形成さ
    れかつ軸方向に沿って分割されたフェライトコアを収納
    するコアケースにおいて、前記コアケース底部に内側に
    向けて弾性片を突出形成するとともに、該弾性片の先端
    側の肉厚がコアケース部材の肉厚より徐々に薄くなるよ
    う、かつ該弾性片の先端部の内側面が面状をなすように
    形成することにより、このコアケースにフェライトコア
    を収納したときに、この弾性片が前記コアケースの外面
    から突出せず、かつ前記フェライトコアに該弾性片の先
    端部側面が面で当接するようになっており、かつ前記ケ
    ーブルが延出する前記コアケースの出入口の少なくとも
    一方に半径方向に伸縮可能なケーブル固定部を延設し、
    当該ケーブル固定部に束線具を装着することによりケー
    ブルとコアケースとを固定可能に成したことを特徴とす
    るEMC用コアケース。
JP2106920A 1990-04-23 1990-04-23 Emc用コアケース Expired - Lifetime JP2721026B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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