JP2720913B2 - 鏡 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、耐蝕性に優れ、かつ切断、面取りなどの加
工性が容易な改良された鏡に関する。 [従来の技術] 従来、ガラス基板裏面に銀鏡面膜を鍍金してなる鏡に
おいては、銀鏡面膜の水蒸気、各種耐蝕性ガスあるいは
各種薬品等による変色や剥離、あるいは機械的損傷を防
止するために、銀鏡面膜上に銅保護被膜を形成し、更に
その上に光明丹、弁柄、鉛シアナミド、炭酸カルシウム
やアルキッド系樹脂塗料を塗布して裏止め塗膜を形成す
ることが行なわれていた。 しかし、前記した様な裏止め塗膜を施した鏡は、それ
ぞれそれなりの効果をもたらすが、鏡のあらゆる使用条
件下において存在する悪環境に対しては充分満足のゆく
性能が得られなかった。 本発明者は、かかる点から更に耐蝕性、耐久性を向上
させるために、裏止め塗膜としてエポキシ樹脂塗料を用
いることを試みた。エポキシ樹脂塗料を用いた裏止め塗
膜は、エポキシ樹脂自体が一般的に耐蝕性、耐久性が優
れ、又銅などの金属保護膜との接着性も高く、従来の鏡
に比べ充分高い耐蝕性及び耐久性が得られるが、鏡の加
工上において別の問題点が見出された。即ち、鏡を使用
する時において、工場から出荷された大阪サイズの鏡を
所定の寸法に切断する時、あるいは所定の形状に切断さ
れた鏡の切断端面を面取り加工する時、切断部、あるい
は面取り部の裏止め塗膜、あるいは銀鏡面膜が、あるい
はこれらが同時に剥離し、耐蝕性、耐久性を低下せしめ
るという問題点が見出された。あるいは又、大阪サイズ
の鏡を所定の寸法に切断した時、切離れが悪く、切断作
業性が低下するという問題点も見出された。 [発明の解決しようとする問題点] 本発明の目的は、エポキシ樹脂塗料を用いた裏止め塗
膜が形成された鏡の有する前述の問題点を解決し、鏡の
切断時、あるいは面取り加工時に鏡の裏止め塗膜あるい
は銀鏡面膜が剥離せず、又は鏡の切断後の切離れ性の良
好な耐蝕性、耐久性及び加工性が優れた鏡を提供するこ
とにある。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたもので
あり、ガラス基板上に銀鏡面膜と該膜上に金属保護膜を
順次形成してなる鏡において、金属保護膜上に、エポキ
シ樹脂と硬化剤とを含み、その総量が30〜85重量部、ロ
ジン及び/又はC5〜C9の炭化水素系の石油樹脂を15〜
70重量部の割合で含む塗料を塗布し、硬化してなる裏止
め塗膜を形成したことを特徴とする鏡を提供するもので
ある。 以下、本発明を更に詳細に説明する。 第1図は、本発明に係る鏡の一具体例を示したもので
あり、1はガラス基板、2はガラス基板に形成された銀
鏡面膜、3は銀鏡面膜2の化学的耐久性を高めるために
銀鏡面上に形成された金属保護膜、4は銀鏡面膜及び金
属保護膜を保護し、更に耐蝕性、耐久性を向上させるた
めに金属保護膜上に形成された裏止め塗膜を示す。 上記した鏡において、銀鏡面膜としては、無電解メッ
キ法よりガラス基板面に膜状に析出させて形成させる膜
が通常使用されるが、必ずしもこれに限定されることは
なく、真空蒸着法、スパッター法、その他各種の被膜形
成法により形成される銀膜も鏡面膜として使用できる。
かかる銀鏡面膜は、鏡として要求される反射率が充分得
られ、かつ耐久性に優れた銀鏡面膜が得られる様に0.5
〜2g/m2の膜厚が適当である。 又、金属保護膜は、化学的に変質しやすい銀鏡面膜の
化学的耐久性を高める保護膜として形成されるものであ
り、銀鏡面膜との密着性が良く、化学的安定性の高い金
属、更に好ましくは銀鏡面膜と同様な被膜形成方法、例
えば無電解メッキ法により容易に形成しうる金属が選ば
れる。代表的な金属保護膜は銅保護膜であり、その他銅
合金、ニッケル、ニッケル合金、錫、錫合金などの金属
保護膜も使用できる。なお、金属保護膜は一層であって
もよいし、あるいは又異種の金属を組み合わせた二層以
上としてもよい。かかる金属保護膜は、充分な化学的耐
久性効果が得られ、かつ銀鏡面膜との密着性も損なわれ
ない様に,0.1〜1g/m2程度の膜厚とするのが適当であ
る。 銀鏡面膜及び金属保護膜の形成された鏡の代表的な製
造方法は、表面が平滑で、かつ表面欠点のないガラス板
を用意し、このガラス板を充分に洗滌した後、銀鏡面膜
の形成される面を活性化処理し、その表面に無電解メッ
キ法、例えば所謂銀鏡反応によって銀を析出する銀メッ
キ液をスプレーして銀鏡面膜を形成し、次いで銀鏡膜上
に無電解メッキ法によりCu,Ni,Snなどの金属あるいはこ
れらの合金を析出する金属メッキ液をスプレーして金属
保護膜を形成し、次いで洗滌、乾燥する方法が上げられ
るが、その他各種方法によっても製造することができ
る。 本発明においては、上記金属保護膜上に銀鏡面膜及び
金属保護膜の耐蝕性、機械的耐久性を高めるために、下
記する塗料が塗布され、硬化処理されて裏止め塗膜が形
成される。 本発明に使用される塗料組成物は、少なくとも (A) エポキシ樹脂及び硬化剤を30〜85重量部、 (B) ロジン及び/又はC5〜C9の炭化水素系の石油
樹脂を15〜70重量部の割合で含む組成物である。 前記エポキシ樹脂とは、1分子中に少なくとも2個の
エポキシ基を有する樹脂であり、例えばビスフェノール
型エポキシ樹脂として、一般に市販されている油化シェ
ル化学(株)製の商品名エピコート828,同834,同836,同
1001,同1004,同DX−255;チバガイギー(株)製の商品名
アラルダイトGY−260;ダウ・ケミカル(株)製の商品名
DER330,同331,同337;第日本インキ化学工業(株)製商
品名エピクロン800;ノボラック型エポキシ樹脂として例
えば油化シェル化学(株)製の商品名エピコート152,同
154;ダウ・ケミカル(株)製の商品名DEN431,同438;ポ
リグリコール型エポキシ樹脂として例えば、チバガイキ
ー(株)製の商品名アラルダイトCT508;ダウ・ケミカル
(株)製の商品名DER732,同736;エステル型エポキシ樹
脂として、例えば大日本インキ化学工業(株)製の商品
名エピクロン200、同400;エポキシ化ポリブタジエンと
して、日本曹達(株)製の商品名BF−1000;住友化学工
業(株)製の商品名Sumikaoil#50;エポキシ化油として
アデカ・アーガス化学(株)製の商品名アデカ・サイザ
ー0−180;同0−130P;などを挙げることができる。 更にこれらの組成物から、容易に類推されるエポキシ
系化合物ならびに上記エポキシ樹脂の誘導体も本発明の
範囲内に含まれることに留意すべきである。例えばポリ
オール型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、ハロゲン
含有エポキシ樹脂などが含まれる。 更に、塗料組成物の作業性、塗膜性能、塗膜状態を改
良するために必要により、エポキシ基を1個有するモノ
エポキシ化合物を併用することもできる。例えばアリル
グリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエ
ーテル、メチルグリシジルエーテル、ブチルグリシジル
エーテル、フェニルグリシジルエーテル、スチルンオキ
サイド、シクロヘキセンオキサイド、エピクロルヒドリ
ンなどを挙げることができる。 前記エポキシ樹脂は分子量300〜3000程度、エポキシ
当量150〜1500程度の樹脂である。特に好ましくは、ビ
スフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応生成物で
あるビスフェノール型エポキシ樹脂である。 一方、前記エポキシ樹脂の硬化剤としては、エポキシ
樹脂中のエポキシ基と反応するため、1分子中に少なく
とも2個の窒素原子およびこれに結合した活性水素基を
有するアミノ系硬化剤が使用される。該硬化剤として
は、例えばアミンアダクト、ポリアミド樹脂、ポリアミ
ンなどが代表的な例として挙げられる。 前記アミノ系硬化剤をより具体的に例示すると、ポリ
アミド樹脂として一般に市販されている富士化成工業
(株)製商品名トーマイドY−25、同245,同2400,同250
0;第一ゼネラル(株)製商品名ゼナミド2000,バーサミ
ド115,同125,DSX−1280;三和化学(株)製商品名サンマ
イド320,同330,油化シェル化学(株)製商品名エピキュ
アー3255,同4255;アミンアダクト樹脂として富士化成工
業(株)製商品名トーマイド238,フジキュアー202;旭電
化(株)製商品名アデカハードナーEH−531;複素環状ジ
アミンとして油化シェル化学(株)製商品名エポメート
B−002,同C−002,同S005;の如きものがある。これら
の硬化剤は目的に応じて一種もしくは二種以上の混合物
として使用される。 更に、本発明の塗料組成物に使用される(B)成分と
してのロジンは、ガムロジン、ウッドロジン、トール油
ロジン、ロジンエステル等であり、又、石油樹脂は、C
5〜C9の炭化水素系樹脂であり、いずれも軟化点が好ま
しくは70〜140℃程度のものである。 前記塗料組成物において、硬化剤を含むエポキシ樹脂
とロジン及び/又はC5〜C9の炭化水素系の石油樹脂と
の使用比率はエポキシ樹脂と硬化剤の合計量30〜85重量
部に対し、ロジン及び/又はC5〜C9の炭化水素系の石
油樹脂は15〜70重量部の割合である。 前記割合において、ロジン及び/又はC5〜C9の炭化
水素系の石油樹脂の使用量が15重量部に満たない場合に
は、本発明の目的とする、鏡製造時の加工性(切りばな
れ性、面取り加工性)が著しく低下するとともに、塗装
作業性(フローコータ塗布性、可使時間のコントロー
ル、塗装時の温度管理巾等)が低下し、逆にその使用量
が70重量部をこえると、塗膜の耐薬品性、耐湿性、耐水
性、および付着性を含む塗膜物性等の性能が低下し、鏡
裏面の銀面保護という基本的な性能を有する塗膜が得ら
れなため、いずれの場合も好ましくない。 本発明に使用される塗料組成物には必要に応じてタル
ク、硫酸バリウム、マイカ、炭酸カルシウム、バライト
粉などの体質顔料;酸化チタン、亜鉛華、弁柄、黄鉛、
酸化クロム、酸化鉄、群青、フタロシアニンブルー、カ
ーボンブラック、鉄黒などの着色顔料;鉛酸カルシウ
ム、塩基性クロム酸鉛、鉛丹、シアナミド鉛などの防錆
顔料;ガラスファイバー、ガラスフレーク、雲母粉、ア
スベスト、合成シリカなどの補強顔料;その他増粘剤、
防錆剤、沈殿防止剤、硬化促進剤などを添加することが
できる。 又、当然のことながら、各樹脂を溶解又は分散せしめ
るため、必要に応じて芳香族炭化水素系、脂肪族炭化水
素系、エステル系、エーテル系、ケトン系、アルコール
系等公知の溶剤を必要量用いることができる。 前記塗料組成物は、エポキシ樹脂とロジン及び/又は
C5〜C9の炭化水素系の石油樹脂及び必要に応じて各種
顔料、添加剤、溶剤などを常法により混合して主剤と
し、使用時に硬化剤と混合するか、又はエポキシ樹脂と
ロジン及び/又はC5〜C9の炭化水素系の石油樹脂の一
部、及び必要に応じて各種顔料、添加剤、溶剤などを混
合して主剤とし、硬化剤とロジン及び/又はC5〜C9の
炭化水素系の石油樹脂の残部とを混合して得られる硬化
剤組成物とを使用時混合して用いられる。 前記混合比は、(エポキシ樹脂中のエポキシ基)/
(硬化剤中の窒素原子に結合した活性水素)が1/2〜2/1
程度の割合であることが好ましい。 又、本発明においては、裏止め塗膜の柔軟性、弾力
性、伸張性、切り離れ性を改善するために、ロジン及び
/又はC5〜C9の炭化水素系の石油樹脂とともに、場合
によってはクロマン−インデン樹脂や瀝青質を裏止め塗
膜形成用の塗料組成物に加えてもよい。 かくして得られた塗料組成物は、鏡裏面へ刷毛、ロー
ラー、スプレー、フローコーター等の方法で乾燥膜厚30
〜100μ程度になるよう塗布する。ついで、常温もしく
は250℃以下程度の加熱乾燥し、仕上げられる。 本発明の裏止め塗膜は、切断時、あるいは面取り時に
銀鏡面膜裏止め塗膜あるいはこれらが同時に剥離しない
様に、あるいは、切断時の切離れ性が良好となる様に、
その接着強度は5〜13kg/cm2の範囲、伸び率は0.05〜0.
5%、応力は1.0〜2.5kg/mm2、弾性率は500〜1000kg/mm2
の範囲とするのが最適である。 [実施例] 次に本発明の実施例を示す。 実施例 充分に洗浄されたガラス基板(サイズ;72mm×36mm×5
mm)面上に銀鏡反応によって銀を析出する硝酸銀を含む
溶液と銀を還元させる還元液との銀メッキ液をスプレー
し、1g/m2厚の銀鏡面膜を形成し、この膜面を水洗した
後、無電解メッキ法によって銅を析出する硫酸銅を含む
溶液と銅を還元させる還元液との銅メッキ液をスプレー
し、0.30g/m2厚の銅からなる金属保護膜を形成し、次い
で水洗した後乾燥した。 この銀鏡面膜及び銅保護膜の形成されたガラス板の上
記銅保護膜上に第1表に示した各種配合のエポキシ系塗
料組成物(実施例1〜5及び比較例1〜3)をそれぞれ
フローコーター法により乾燥膜厚30μmとなる様に塗布
し、ガラス板温80℃にて5分間焼付けして乾燥膜25μm
の被覆を形成せしめ更にガラス板温120℃にて5分間焼
付けを行ない、各種試験片を得た。 これら各種試験片について、各種性能試験を行なった
結果を第2表に示す。 性能試験方法 1.基盤目試験 JIS K 5400 6.15により行ない、判定
は、評価点10点のこと。 2.温水浸漬 純水60℃に、240時間浸漬し取出した
時、銀面に異常を認めないこと。 3.水蒸気試験 60℃蒸気中に240時間暴露し取出した
時、銀面に異常を認めないこと。 4.硫化水素ガス試験 硫化水素ガスを飽和したデシケー
ター中にて、−20℃49時間暴露し、取出した時、鏡面に
異常を認めないこと。 5.塩酸浸漬 0.5%wt塩酸(試薬1級)水に20℃72時
間を浸漬し、取出した時、銀面に異常を認めないこと。
但し、試験片の4辺はシーリングした。 6.カセイソーダ水浸漬 4%wt、カセイソーダ(試薬1
級)水に20℃48時間浸漬し取出した時、銀面に異常を認
めないこと。 7.アンモニア水浸漬 アンモニア水(試薬1級)50重量
部と純粋50重量部を混ぜたものに20℃48時間浸漬し取出
した時、銀面に異常を認めないこと。 8.ホルマリン浸漬 ホルマリン(試薬1級)に20℃、24
0時間浸漬し取出した時、銀面に異常を認めないこと。 9.塩水噴霧試験 JIS Z 2371による塩水噴霧試験を、24
0時間行なった時に銀面に異常を認めないこと。 10.促進耐候試験 JIS K 5400 6.17による促進耐候試験
を240時間行なった時に銀面に異常を認めず、塗膜は、
しわ、ふくれ、われ、はがれがなく白亜化の程度が小さ
いこと。 11.切りばなれ試験 クロス切機にて24″×18″(厚さ5
mm)試験片を12″×9″まで4分割するとき、切線挿入
午后、切線下に爪揚枝をおき、上から押え板折りし、そ
のまゝ爪揚枝を上げて、離れる高さが100mm以下を合格
とした。 12.面取り加工試験 120℃で1時間加熱の後、裏面取幅
3mm、2.5m/分のスピードにて面取りを行い、エッジ部の
剥離の有無を判定する。(剥離なし:合格、剥離あり:
不合格) 13.可使時間 JIS K 5664タールエポキシ樹脂塗料5.8ポ
ットライフにより試験する。 [発明の作用・効果] 本発明による鏡は、金属保護膜との密着性がよく、か
つ耐水蒸気性、耐水性、耐アルカリ性、耐酸性、耐ホル
マリン性、耐硫化水素性などの化学的耐久性に優れ、更
に接着強度、破断強度、耐衝撃性などの機械的特性にも
優れたエポキシ系の樹脂塗料により形成された裏止め塗
膜を有しており、かつかかるエポキシ系樹脂塗料には、
ロジン及び/又はC5〜C9の炭化水素系の石油樹脂が添
加されて適度の柔軟性、弾力性、伸張性、切り離れ性が
付与されて、裏止め塗膜の硬さ、金属保護膜との接着極
度、残留応力、熱膨脹率等が調整されているので、鏡の
切断時、あるいは面取り加工時に切断部、あるいは面取
り部の裏止め塗膜、金属保護膜、あるいは銀鏡面膜が剥
離することがなく、又鏡の切断後の切離れ性が良好で、
更に機械的な損傷も少ない。この様に本発明によれば、
耐食性、耐久性及び加工性のいずれもが優れた鏡を得る
ことができる。
工性が容易な改良された鏡に関する。 [従来の技術] 従来、ガラス基板裏面に銀鏡面膜を鍍金してなる鏡に
おいては、銀鏡面膜の水蒸気、各種耐蝕性ガスあるいは
各種薬品等による変色や剥離、あるいは機械的損傷を防
止するために、銀鏡面膜上に銅保護被膜を形成し、更に
その上に光明丹、弁柄、鉛シアナミド、炭酸カルシウム
やアルキッド系樹脂塗料を塗布して裏止め塗膜を形成す
ることが行なわれていた。 しかし、前記した様な裏止め塗膜を施した鏡は、それ
ぞれそれなりの効果をもたらすが、鏡のあらゆる使用条
件下において存在する悪環境に対しては充分満足のゆく
性能が得られなかった。 本発明者は、かかる点から更に耐蝕性、耐久性を向上
させるために、裏止め塗膜としてエポキシ樹脂塗料を用
いることを試みた。エポキシ樹脂塗料を用いた裏止め塗
膜は、エポキシ樹脂自体が一般的に耐蝕性、耐久性が優
れ、又銅などの金属保護膜との接着性も高く、従来の鏡
に比べ充分高い耐蝕性及び耐久性が得られるが、鏡の加
工上において別の問題点が見出された。即ち、鏡を使用
する時において、工場から出荷された大阪サイズの鏡を
所定の寸法に切断する時、あるいは所定の形状に切断さ
れた鏡の切断端面を面取り加工する時、切断部、あるい
は面取り部の裏止め塗膜、あるいは銀鏡面膜が、あるい
はこれらが同時に剥離し、耐蝕性、耐久性を低下せしめ
るという問題点が見出された。あるいは又、大阪サイズ
の鏡を所定の寸法に切断した時、切離れが悪く、切断作
業性が低下するという問題点も見出された。 [発明の解決しようとする問題点] 本発明の目的は、エポキシ樹脂塗料を用いた裏止め塗
膜が形成された鏡の有する前述の問題点を解決し、鏡の
切断時、あるいは面取り加工時に鏡の裏止め塗膜あるい
は銀鏡面膜が剥離せず、又は鏡の切断後の切離れ性の良
好な耐蝕性、耐久性及び加工性が優れた鏡を提供するこ
とにある。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたもので
あり、ガラス基板上に銀鏡面膜と該膜上に金属保護膜を
順次形成してなる鏡において、金属保護膜上に、エポキ
シ樹脂と硬化剤とを含み、その総量が30〜85重量部、ロ
ジン及び/又はC5〜C9の炭化水素系の石油樹脂を15〜
70重量部の割合で含む塗料を塗布し、硬化してなる裏止
め塗膜を形成したことを特徴とする鏡を提供するもので
ある。 以下、本発明を更に詳細に説明する。 第1図は、本発明に係る鏡の一具体例を示したもので
あり、1はガラス基板、2はガラス基板に形成された銀
鏡面膜、3は銀鏡面膜2の化学的耐久性を高めるために
銀鏡面上に形成された金属保護膜、4は銀鏡面膜及び金
属保護膜を保護し、更に耐蝕性、耐久性を向上させるた
めに金属保護膜上に形成された裏止め塗膜を示す。 上記した鏡において、銀鏡面膜としては、無電解メッ
キ法よりガラス基板面に膜状に析出させて形成させる膜
が通常使用されるが、必ずしもこれに限定されることは
なく、真空蒸着法、スパッター法、その他各種の被膜形
成法により形成される銀膜も鏡面膜として使用できる。
かかる銀鏡面膜は、鏡として要求される反射率が充分得
られ、かつ耐久性に優れた銀鏡面膜が得られる様に0.5
〜2g/m2の膜厚が適当である。 又、金属保護膜は、化学的に変質しやすい銀鏡面膜の
化学的耐久性を高める保護膜として形成されるものであ
り、銀鏡面膜との密着性が良く、化学的安定性の高い金
属、更に好ましくは銀鏡面膜と同様な被膜形成方法、例
えば無電解メッキ法により容易に形成しうる金属が選ば
れる。代表的な金属保護膜は銅保護膜であり、その他銅
合金、ニッケル、ニッケル合金、錫、錫合金などの金属
保護膜も使用できる。なお、金属保護膜は一層であって
もよいし、あるいは又異種の金属を組み合わせた二層以
上としてもよい。かかる金属保護膜は、充分な化学的耐
久性効果が得られ、かつ銀鏡面膜との密着性も損なわれ
ない様に,0.1〜1g/m2程度の膜厚とするのが適当であ
る。 銀鏡面膜及び金属保護膜の形成された鏡の代表的な製
造方法は、表面が平滑で、かつ表面欠点のないガラス板
を用意し、このガラス板を充分に洗滌した後、銀鏡面膜
の形成される面を活性化処理し、その表面に無電解メッ
キ法、例えば所謂銀鏡反応によって銀を析出する銀メッ
キ液をスプレーして銀鏡面膜を形成し、次いで銀鏡膜上
に無電解メッキ法によりCu,Ni,Snなどの金属あるいはこ
れらの合金を析出する金属メッキ液をスプレーして金属
保護膜を形成し、次いで洗滌、乾燥する方法が上げられ
るが、その他各種方法によっても製造することができ
る。 本発明においては、上記金属保護膜上に銀鏡面膜及び
金属保護膜の耐蝕性、機械的耐久性を高めるために、下
記する塗料が塗布され、硬化処理されて裏止め塗膜が形
成される。 本発明に使用される塗料組成物は、少なくとも (A) エポキシ樹脂及び硬化剤を30〜85重量部、 (B) ロジン及び/又はC5〜C9の炭化水素系の石油
樹脂を15〜70重量部の割合で含む組成物である。 前記エポキシ樹脂とは、1分子中に少なくとも2個の
エポキシ基を有する樹脂であり、例えばビスフェノール
型エポキシ樹脂として、一般に市販されている油化シェ
ル化学(株)製の商品名エピコート828,同834,同836,同
1001,同1004,同DX−255;チバガイギー(株)製の商品名
アラルダイトGY−260;ダウ・ケミカル(株)製の商品名
DER330,同331,同337;第日本インキ化学工業(株)製商
品名エピクロン800;ノボラック型エポキシ樹脂として例
えば油化シェル化学(株)製の商品名エピコート152,同
154;ダウ・ケミカル(株)製の商品名DEN431,同438;ポ
リグリコール型エポキシ樹脂として例えば、チバガイキ
ー(株)製の商品名アラルダイトCT508;ダウ・ケミカル
(株)製の商品名DER732,同736;エステル型エポキシ樹
脂として、例えば大日本インキ化学工業(株)製の商品
名エピクロン200、同400;エポキシ化ポリブタジエンと
して、日本曹達(株)製の商品名BF−1000;住友化学工
業(株)製の商品名Sumikaoil#50;エポキシ化油として
アデカ・アーガス化学(株)製の商品名アデカ・サイザ
ー0−180;同0−130P;などを挙げることができる。 更にこれらの組成物から、容易に類推されるエポキシ
系化合物ならびに上記エポキシ樹脂の誘導体も本発明の
範囲内に含まれることに留意すべきである。例えばポリ
オール型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、ハロゲン
含有エポキシ樹脂などが含まれる。 更に、塗料組成物の作業性、塗膜性能、塗膜状態を改
良するために必要により、エポキシ基を1個有するモノ
エポキシ化合物を併用することもできる。例えばアリル
グリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエ
ーテル、メチルグリシジルエーテル、ブチルグリシジル
エーテル、フェニルグリシジルエーテル、スチルンオキ
サイド、シクロヘキセンオキサイド、エピクロルヒドリ
ンなどを挙げることができる。 前記エポキシ樹脂は分子量300〜3000程度、エポキシ
当量150〜1500程度の樹脂である。特に好ましくは、ビ
スフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応生成物で
あるビスフェノール型エポキシ樹脂である。 一方、前記エポキシ樹脂の硬化剤としては、エポキシ
樹脂中のエポキシ基と反応するため、1分子中に少なく
とも2個の窒素原子およびこれに結合した活性水素基を
有するアミノ系硬化剤が使用される。該硬化剤として
は、例えばアミンアダクト、ポリアミド樹脂、ポリアミ
ンなどが代表的な例として挙げられる。 前記アミノ系硬化剤をより具体的に例示すると、ポリ
アミド樹脂として一般に市販されている富士化成工業
(株)製商品名トーマイドY−25、同245,同2400,同250
0;第一ゼネラル(株)製商品名ゼナミド2000,バーサミ
ド115,同125,DSX−1280;三和化学(株)製商品名サンマ
イド320,同330,油化シェル化学(株)製商品名エピキュ
アー3255,同4255;アミンアダクト樹脂として富士化成工
業(株)製商品名トーマイド238,フジキュアー202;旭電
化(株)製商品名アデカハードナーEH−531;複素環状ジ
アミンとして油化シェル化学(株)製商品名エポメート
B−002,同C−002,同S005;の如きものがある。これら
の硬化剤は目的に応じて一種もしくは二種以上の混合物
として使用される。 更に、本発明の塗料組成物に使用される(B)成分と
してのロジンは、ガムロジン、ウッドロジン、トール油
ロジン、ロジンエステル等であり、又、石油樹脂は、C
5〜C9の炭化水素系樹脂であり、いずれも軟化点が好ま
しくは70〜140℃程度のものである。 前記塗料組成物において、硬化剤を含むエポキシ樹脂
とロジン及び/又はC5〜C9の炭化水素系の石油樹脂と
の使用比率はエポキシ樹脂と硬化剤の合計量30〜85重量
部に対し、ロジン及び/又はC5〜C9の炭化水素系の石
油樹脂は15〜70重量部の割合である。 前記割合において、ロジン及び/又はC5〜C9の炭化
水素系の石油樹脂の使用量が15重量部に満たない場合に
は、本発明の目的とする、鏡製造時の加工性(切りばな
れ性、面取り加工性)が著しく低下するとともに、塗装
作業性(フローコータ塗布性、可使時間のコントロー
ル、塗装時の温度管理巾等)が低下し、逆にその使用量
が70重量部をこえると、塗膜の耐薬品性、耐湿性、耐水
性、および付着性を含む塗膜物性等の性能が低下し、鏡
裏面の銀面保護という基本的な性能を有する塗膜が得ら
れなため、いずれの場合も好ましくない。 本発明に使用される塗料組成物には必要に応じてタル
ク、硫酸バリウム、マイカ、炭酸カルシウム、バライト
粉などの体質顔料;酸化チタン、亜鉛華、弁柄、黄鉛、
酸化クロム、酸化鉄、群青、フタロシアニンブルー、カ
ーボンブラック、鉄黒などの着色顔料;鉛酸カルシウ
ム、塩基性クロム酸鉛、鉛丹、シアナミド鉛などの防錆
顔料;ガラスファイバー、ガラスフレーク、雲母粉、ア
スベスト、合成シリカなどの補強顔料;その他増粘剤、
防錆剤、沈殿防止剤、硬化促進剤などを添加することが
できる。 又、当然のことながら、各樹脂を溶解又は分散せしめ
るため、必要に応じて芳香族炭化水素系、脂肪族炭化水
素系、エステル系、エーテル系、ケトン系、アルコール
系等公知の溶剤を必要量用いることができる。 前記塗料組成物は、エポキシ樹脂とロジン及び/又は
C5〜C9の炭化水素系の石油樹脂及び必要に応じて各種
顔料、添加剤、溶剤などを常法により混合して主剤と
し、使用時に硬化剤と混合するか、又はエポキシ樹脂と
ロジン及び/又はC5〜C9の炭化水素系の石油樹脂の一
部、及び必要に応じて各種顔料、添加剤、溶剤などを混
合して主剤とし、硬化剤とロジン及び/又はC5〜C9の
炭化水素系の石油樹脂の残部とを混合して得られる硬化
剤組成物とを使用時混合して用いられる。 前記混合比は、(エポキシ樹脂中のエポキシ基)/
(硬化剤中の窒素原子に結合した活性水素)が1/2〜2/1
程度の割合であることが好ましい。 又、本発明においては、裏止め塗膜の柔軟性、弾力
性、伸張性、切り離れ性を改善するために、ロジン及び
/又はC5〜C9の炭化水素系の石油樹脂とともに、場合
によってはクロマン−インデン樹脂や瀝青質を裏止め塗
膜形成用の塗料組成物に加えてもよい。 かくして得られた塗料組成物は、鏡裏面へ刷毛、ロー
ラー、スプレー、フローコーター等の方法で乾燥膜厚30
〜100μ程度になるよう塗布する。ついで、常温もしく
は250℃以下程度の加熱乾燥し、仕上げられる。 本発明の裏止め塗膜は、切断時、あるいは面取り時に
銀鏡面膜裏止め塗膜あるいはこれらが同時に剥離しない
様に、あるいは、切断時の切離れ性が良好となる様に、
その接着強度は5〜13kg/cm2の範囲、伸び率は0.05〜0.
5%、応力は1.0〜2.5kg/mm2、弾性率は500〜1000kg/mm2
の範囲とするのが最適である。 [実施例] 次に本発明の実施例を示す。 実施例 充分に洗浄されたガラス基板(サイズ;72mm×36mm×5
mm)面上に銀鏡反応によって銀を析出する硝酸銀を含む
溶液と銀を還元させる還元液との銀メッキ液をスプレー
し、1g/m2厚の銀鏡面膜を形成し、この膜面を水洗した
後、無電解メッキ法によって銅を析出する硫酸銅を含む
溶液と銅を還元させる還元液との銅メッキ液をスプレー
し、0.30g/m2厚の銅からなる金属保護膜を形成し、次い
で水洗した後乾燥した。 この銀鏡面膜及び銅保護膜の形成されたガラス板の上
記銅保護膜上に第1表に示した各種配合のエポキシ系塗
料組成物(実施例1〜5及び比較例1〜3)をそれぞれ
フローコーター法により乾燥膜厚30μmとなる様に塗布
し、ガラス板温80℃にて5分間焼付けして乾燥膜25μm
の被覆を形成せしめ更にガラス板温120℃にて5分間焼
付けを行ない、各種試験片を得た。 これら各種試験片について、各種性能試験を行なった
結果を第2表に示す。 性能試験方法 1.基盤目試験 JIS K 5400 6.15により行ない、判定
は、評価点10点のこと。 2.温水浸漬 純水60℃に、240時間浸漬し取出した
時、銀面に異常を認めないこと。 3.水蒸気試験 60℃蒸気中に240時間暴露し取出した
時、銀面に異常を認めないこと。 4.硫化水素ガス試験 硫化水素ガスを飽和したデシケー
ター中にて、−20℃49時間暴露し、取出した時、鏡面に
異常を認めないこと。 5.塩酸浸漬 0.5%wt塩酸(試薬1級)水に20℃72時
間を浸漬し、取出した時、銀面に異常を認めないこと。
但し、試験片の4辺はシーリングした。 6.カセイソーダ水浸漬 4%wt、カセイソーダ(試薬1
級)水に20℃48時間浸漬し取出した時、銀面に異常を認
めないこと。 7.アンモニア水浸漬 アンモニア水(試薬1級)50重量
部と純粋50重量部を混ぜたものに20℃48時間浸漬し取出
した時、銀面に異常を認めないこと。 8.ホルマリン浸漬 ホルマリン(試薬1級)に20℃、24
0時間浸漬し取出した時、銀面に異常を認めないこと。 9.塩水噴霧試験 JIS Z 2371による塩水噴霧試験を、24
0時間行なった時に銀面に異常を認めないこと。 10.促進耐候試験 JIS K 5400 6.17による促進耐候試験
を240時間行なった時に銀面に異常を認めず、塗膜は、
しわ、ふくれ、われ、はがれがなく白亜化の程度が小さ
いこと。 11.切りばなれ試験 クロス切機にて24″×18″(厚さ5
mm)試験片を12″×9″まで4分割するとき、切線挿入
午后、切線下に爪揚枝をおき、上から押え板折りし、そ
のまゝ爪揚枝を上げて、離れる高さが100mm以下を合格
とした。 12.面取り加工試験 120℃で1時間加熱の後、裏面取幅
3mm、2.5m/分のスピードにて面取りを行い、エッジ部の
剥離の有無を判定する。(剥離なし:合格、剥離あり:
不合格) 13.可使時間 JIS K 5664タールエポキシ樹脂塗料5.8ポ
ットライフにより試験する。 [発明の作用・効果] 本発明による鏡は、金属保護膜との密着性がよく、か
つ耐水蒸気性、耐水性、耐アルカリ性、耐酸性、耐ホル
マリン性、耐硫化水素性などの化学的耐久性に優れ、更
に接着強度、破断強度、耐衝撃性などの機械的特性にも
優れたエポキシ系の樹脂塗料により形成された裏止め塗
膜を有しており、かつかかるエポキシ系樹脂塗料には、
ロジン及び/又はC5〜C9の炭化水素系の石油樹脂が添
加されて適度の柔軟性、弾力性、伸張性、切り離れ性が
付与されて、裏止め塗膜の硬さ、金属保護膜との接着極
度、残留応力、熱膨脹率等が調整されているので、鏡の
切断時、あるいは面取り加工時に切断部、あるいは面取
り部の裏止め塗膜、金属保護膜、あるいは銀鏡面膜が剥
離することがなく、又鏡の切断後の切離れ性が良好で、
更に機械的な損傷も少ない。この様に本発明によれば、
耐食性、耐久性及び加工性のいずれもが優れた鏡を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一具体例に係る鏡の縦断面図であ
る。 1:ガラス基板,2:銀鏡面膜,3:金属保護膜,4:裏止め塗膜
る。 1:ガラス基板,2:銀鏡面膜,3:金属保護膜,4:裏止め塗膜
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フロントページの続き
(72)発明者 山田 務
横浜市金沢区高船台2−21−5
(72)発明者 芹沢 英幸
座間市栗原3121―21
(72)発明者 西村 啓道
横浜市緑区東本郷町461
(72)発明者 近藤 彰夫
横浜市鶴見区下末吉5−8−16
(56)参考文献 特開 昭60−38477(JP,A)
特開 昭51−109037(JP,A)
特公 昭61−38741(JP,B2)
特公 昭47−38601(JP,B1)
特公 昭49−42897(JP,B1)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.ガラス基板上に銀鏡面膜と該膜上に金属保護膜を順
次形成してなる鏡において、金属保護膜上に、エポキシ
樹脂と硬化剤とを含み、その総量が30〜85重量部、ロジ
ン及び/又はC5〜C9の炭化水素系の石油樹脂を15〜70
重量部の割合で含む塗料を塗布し、硬化してなる裏止め
塗膜を形成したことを特徴とする鏡。
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---|---|---|---|
JP62015988A JP2720913B2 (ja) | 1987-01-28 | 1987-01-28 | 鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP62015988A Expired - Fee Related JP2720913B2 (ja) | 1987-01-28 | 1987-01-28 | 鏡 |
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JPS51109037A (ja) * | 1975-03-19 | 1976-09-27 | Seitetsu Kagaku Co Ltd | Setsuchakuseijushisoseibutsu |
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JPS6138741A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-24 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 薄肉金属帯の製造装置 |
-
1987
- 1987-01-28 JP JP62015988A patent/JP2720913B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPS63184701A (ja) | 1988-07-30 |
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