JP2719836B2 - 磁気記録装置、磁気再生装置および磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録装置、磁気再生装置および磁気記録再生装置

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JP2719836B2
JP2719836B2 JP1318522A JP31852289A JP2719836B2 JP 2719836 B2 JP2719836 B2 JP 2719836B2 JP 1318522 A JP1318522 A JP 1318522A JP 31852289 A JP31852289 A JP 31852289A JP 2719836 B2 JP2719836 B2 JP 2719836B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は磁気記録装置、磁気再生装置および磁気記
録再生装置に関し、たとえば回転ヘッドを有し、オーデ
ィオ信号などを連続したディジタル信号に変換して磁気
テープに記録し、記録したディジタル信号を再生するよ
うなディジタルオーディオテープレコーダ(以下、DAT
と称する)のような磁気記録装置、磁気再生装置および
磁気記録再生装置に関する。
[従来の技術] DATは、たとえば電子情報通信学会誌1987年1月号の
「DAT標準化の概要」などによって発表されている。
第56図はそのような従来のDATの全体の構成を示す概
略ブロック図である。まず、第56図を参照して、DATの
構成について説明する。アナログ信号入力端子1には、
左チャネルおよび右チャネルのアナログオーディオ信号
が入力され、入力されたアナログオーディオ信号はロー
パスフィルタ(LPF)2に与えられ、帯域制限される。
帯域制限されたアナログオーディオ信号はアナログ/デ
ィジタル変換回路(以下、A/D変換回路と称する)3に
与えられ、ディジタルオーディオ信号に変換される。こ
のディジタルオーディオ信号はメモリ回路4に記憶され
る。メモリ回路4に関連して符号化回路5が設けられて
いる。この符号化回路5はメモリ回路4に記憶されたデ
ィジタルオーディオ信号の誤り訂正や誤り検出用の符号
を生成する。
メモリ回路4から読出されたディジタルオーディオ信
号は変換回路6に与えられて変調される。変調されたデ
ィジタルオーディオ信号は記録アンプ7によって増幅さ
れ、記録と再生を切換えるためのスイッチ回路8を介し
て回転ヘッド9および10に与えられる。回転ヘッド9,10
はそれぞれが直径30mmの回転ドラム11に180degの角度だ
け離れて配置されている。回転ドラム11には、磁気テー
プ12が90degの角度で巻付けられており、キャプスタン
(図示せず)の回転に伴なって磁気テープ12が走行し、
回転ヘッド9,10により信号が記録または再生される。
回転ヘッド9,10によって再生されたディジタル信号は
スイッチ回路8を介して再生アンプ13に与えられる。再
生アンプ13は再生ディジタルオーディオ信号を増幅して
復調回路14に与える。復調回路14は再生ディジタル信号
を復調するものであって、復調した出力をメモリ回路15
に与える。メモリ回路15に関連して復号回路16が設けら
れている。この復号回路16は再生ディジタルオーディオ
信号の誤り訂正および誤り検出を行なうものである。メ
モリ回路15から読出された再生ディジタルオーディオ信
号はディジタル/アナログ変換回路(以下、D/A変換回
路と称する)17に与えられ、アナログオーディオ信号に
変換される。変換されたアナログオーディオ信号はロー
パスフィルタ(LPF)18を介して左チャネルおよび右チ
ャネルのアナログ信号出力端子19に出力される。
回転ドラム11を回転させるためにドラムモータ21が設
けられるとともに、キャプスタン(図示せず)を回転さ
せるためにキャプスタンモータ22が設けられ、これらの
ドラムモータ21とキャプスタンモータ22はサーボ回路20
によって回転速度の制御が行なわれる。さらに、主信号
であるオーディオ信号に関連したサブコード信号の処理
を行なうためにサブコード信号処理用マイクロコンピュ
ータ(以下、マイクロコンピュータと称する)23が設け
られている。このマイクロコンピュータ23に関連して、
入力データあるいは命令を設定するための入力キー24が
設けられているとともに、マイクロコンピュータ23から
出力されるサブコード信号の内容を表示するために表示
器25が設けられている。
さらに、DATには、外部から直接ディジタルオーディ
オデータ(これについての説明は後述する)を入力する
ためのディジタル入力端子26と、外部に直接ディジタル
オーディオデータを出力するディジタル出力端子27が設
けられていて、これらのディジタル入力端子26とディジ
タル出力端子27はディジタルインタフェース回路28に接
続される。さらに、クロック発生回路29が設けられ、こ
のクロック発生回路29から各回路に必要なクロック信号
が供給される。
第57図は磁気テープ12上に記録される信号の概略図で
あり、第58図は1トラックに記録される信号を概略的に
示した図である。
前述の第56図に示した回転ヘッド9によって磁気テー
プ12上に傾斜トラックパターン30が記録され、回転ヘッ
ド10によって傾斜トラックパターン31が記録される。さ
らに、磁気テープ12の両端にはリニアトラックパターン
32,33が記録される。傾斜トラックパターン30,31には、
第58図に示すように、主信号であるディジタルオーディ
オ信号と、誤り訂正を行なうための検査信号が記録され
るPCM信号領域36と、主信号に関連したサブコード信号
を記録するサブコード信号領域34,38と、サーボ用制御
信号が記録されるサーボ信号領域35,37とが設けられて
いる。さらに、各領域間とトラックの始端および終端に
一定周波数の信号を記録する領域が設けられていて、傾
斜トラックは合計196ブロックで構成されている。
2個の回転ヘッド9,10はヘッド幅が約20ミクロンであ
り、互いに20degのアジマス角を有している。通常の記
録再生時には、回転ドラム11が2000rpmの回転数で一定
回転し、テープ走行速度が8.15mm/secであるため、傾斜
トラックのピッチは13.6ミクロンとなる。第57図に示し
た傾斜トラックパターン30,31はPCM信号領域36の概略信
号を示しており、誤り訂正用の検査信号Qとステレオ信
号の左チャネルLおよび右チャネルRのそれぞれの標本
化された奇数データOddと、偶数データEvenを含む。こ
こで、誤り訂正符号は1トラック完結であり、オーディ
オ信号のインターリーブは2トラックで完結するように
なっている。
第59図は第58図に示したPCM信号領域36のブロックフ
ォーマットを示す図であり、第60図は第59図に示したPC
M信号ブロックに記録されるIDコードの構成を示す図で
ある。
次に、第59図を参照して、PCM信号領域36のブロック
フォーマットについて説明する。PCM信号領域36の1ブ
ロックには、同期信号39と、IDコード40と、ブロックア
ドレス41と、IDコード40およびブロックアドレス41の誤
りを検出するパリティ信号42とが記録され、それぞれ8
ビットで構成される。さらに、PCM信号領域36のブロッ
クはPCMデータと誤り訂正用の検査信号とが記録される
領域43を含み、この領域43は256ビットで構成されてい
る。したがって、PCM信号領域36の1ブロックは288ビッ
トで構成される。なお、IDコード40の記録領域には、シ
ステムの標本化周波数などの重要な情報が記録される。
次に、第60図を参照して、それらの情報が記録される
フォーマットについて説明する。第60図に示すように、
種々のIDコードを記録するために、4個のPCM信号ブロ
ックが用いられる。これらの4個のPCM信号ブロックは
4ビットで構成されたフレームアドレス44を含む。Form
at ID45には、ディジタルオーディオ信号を記録する場
合に“00"が記録される。ID1〜ID7のそれぞれ2ビット
のデータ記録領域には、システムの標本化周波数などの
重要な情報が記録される。
第61図は第60図に示したID1〜ID7のビット割当を示す
図である。第61図に示すように、ID2の情報によってシ
ステムの標本化周波数が決定され、DATは48kHz,44.1kH
z,32kHzの3種類の標本化周波数に対応している。
第62図は第58図に示したサブコード信号領域34,38の
ブロックフォーマットを示す図である。第62図に示すよ
うに、サブコード信号領域の1ブロックには、同期信号
46と、SUB IDコード47と、SUB IDコード47の誤りを検
出するパリティ信号48と、サブコードデータおよび誤り
訂正用の検査信号49とが記録される。同期信号46ないし
パリティ信号48の領域は32ビットで構成され、サブコー
ドデータおよび誤り訂正用の検査信号49が記録される領
域は256ビットで構成されており、サブコード信号領域3
4,38のブロックはPCM信号領域36と同様にして288ビット
で構成されている。
サブコード信号領域34,38にはPCM信号領域36に記録さ
れるオーディオ信号に関連する曲頭信号(曲の開始点を
示す信号),曲番情報,時間情報等が記録される。
第63図は曲頭信号,曲番情報などが記録される信号フ
ォーマットを示す図である。第63図を参照して、同期信
号46とSUB IDコード47とパリティ信号48とサブコード
データおよび誤り訂正用の検査信号49は第62図と同じで
あるので、その説明を省略する。サブコード信号領域3
4,38の2ブロックを使用して種々のサブコード信号が記
録される。領域50には、コントロールIDが記録され、こ
こに曲頭信号(スタートID信号として定義されてい
る。)などが記録される。領域51には、データIDが記録
され、ディジタルオーディオ信号を記録する場合には
“0000"が記録される。領域52にはパックIDが記録さ
れ、サブデータ記録領域49に記録されるパック(後で詳
細に説明する)の数を示している。領域53には曲番情報
が記録され、領域54にはサブコード信号領域34,38のブ
ロックアドレスが記録される。領域55は64ビットで構成
されたパックと呼ばれるものであり、このパック内に時
間情報などが記録される。領域56には誤り訂正用の検査
信号が記録される。領域50〜56に記録される各種サブコ
ード信号の位置は第63図のように定められていて、サブ
コード信号領域34,38は2ブロック完結の信号記録フォ
ーマットになっている。
第64図はサブコード信号のパックフォーマットを示す
図であり、第65図はPACK ITEMとその内容を示す図であ
る。
第64図に示すように、パック55のフォーマットは、パ
ック内に記録されるデータの内容を表わすPACK ITEM記
録領域57と、PACK DATA記録領域58と、PACK ITEM記録
領域57およびPACK DATA記録領域58の内容の誤りを検出
するためのパリティ信号が記録される領域59とを含む。
第65図に示すように、PACK ITEMに対応してパック内
に記録されるデータの内容が定められている。パックで
記録された情報の一例として、第66図および第67図を示
す。第66図において、PACK ITEM57は“0001"であり、
その内容はProgram Timeである。また、第67図に示し
た例はPACK ITEM57が“0011"であり、第65図から明ら
かなように、Running Time記録フォーマットであるこ
とがわかる。また、PC=1のB3は0に設定されている。
第66図および第67図に示したパックフォーマットの例
は、共にパックデータとして、曲番,インデックス番
号,時,分,秒,フレーム番号が記録される。第66図お
よび第67図に示すように曲番をパック内にも記録する領
域が設けられている。
第68図はオーディオ信号およびサブコード信号の記録
と再生のタイミング関係を示す図である。
次に、第56図および第68図を参照して、従来のDATの
動作について説明する。第56図において、アナログ信号
入力端子1に入力された左チャネルおよび右チャネルの
2チャネル分のアナログオーディオ信号は、ローパスフ
ィルタ2によってその周波数帯域が制限され、A/D変換
回路3に与えられてディジタルオーディオ信号WLn,WRn
(n=0,1,2…)に変換される。ここで、nはサンプリ
ングの順序を示す数字であり、左チャネルおよび右チャ
ネルの信号は交互にサンプリングされ、WL0,WR0,WL1,…
のように順次出力されてメモリ回路4に一旦記憶され
る。このサンプルは必要な順序にてメモリ回路4から読
出されて符号化回路5に与えられる。符号化回路5は読
出されたサンプルに誤り訂正符号や誤り検出符号を付加
してメモリ回路4に再び書込む。
一方、入力キー24によってサブコードが指定される
と、マイクロコンピュータ23によって指定されたサブコ
ード信号が生成され、メモリ回路4に与えられて一旦記
憶され、このサブコード信号も一定の順序で読出されて
符号化回路5に与えられ、誤り訂正符号や誤り検出符号
が付加されてメモリ回路4に再び書込まれる。マイクロ
コンピュータ23は記録するサブコード信号の内容を表示
器25に与えて表示させる。
メモリ回路4に再度書込まれたデータは、変調回路6
に与えられ、ここで磁気テープ12に記録するのに適した
データ列に変換され、さらに記録アンプ7で増幅された
後、スイッチ回路8を介して2つの回転ヘッド9,10によ
って磁気テープ12に記録される。メモリ回路4は実用
上、2つの系統に分かれていて、一方の系統でディジタ
ルオーディオ信号のサンプルやサブコード信号の書込が
行なわれている間、他方の系統では符号化および読出が
行なわれる。その様子は第68図に示したタイミング図に
示されている。
前述のごとく、回転ドラム11には磁気テープ12が90de
gの角度で巻付けられており、2つの回転ヘッド9,10に
よって記録再生されるため、記録再生波形は第68図(6
2)に示すように、90degの信号記録再生区間と90degの
休止区間が交互に存在している。そして、この90degの
信号記録再生区間は1スキャンの記録再生に対応してい
る。第68図(60)に示すように、Tn時間のディジタルオ
ーディオ信号のサンプルは、第68図に示すTn WT期間に
おいてメモリ回路4の一方の系統へ書込まれ、2スキャ
ン分のサンプルが記憶される。次にTn+1時間の初めの1/
4期間(第68図のTn EN1期間)において、1スキャン分
の信号が符号化され、続くTn RD1期間において読出さ
れる。残りの1スキャン分の信号は、Tn EN2期間にお
いて符号化され、Tn RD2期間において読出される。し
たがって、Tn時間にサンプリングされたディジタルオー
ディオ信号は、360deg(回転ドラム11の1回転分に相当
する)分遅れて、磁気テープ12に記録される。
また、第68図(61)に示すように、Tm時間(Tn時間の
前半)に、マイクロコンピュータ23から出力されたサブ
コード信号は、Tm WT期間において、メモリ回路4に書
込まれ、続くTm EN期間において符号化され、Tm RD期
間において読出される。したがって、サブコード信号
は、180deg(回転ドラム1/2回転分に相当する)分遅れ
て、磁気テープ12に記録される。第68図(62)に示す記
録再生信号のうちの分数表示された記号のうち、分子側
のTnは、Tn時間のディジタルオーディオ信号が含まれて
いて、分母側のTmは、Tm時間のサブコード信号が含まれ
ていることを示す。
再生時においては、スイッチ回路8が再生側に切換え
られ、回転ヘッド9,10によって磁気テープ12から信号が
再生されて、再生アンプ13に与えられる。再生アンプ13
は与えられた信号を増幅し、サーボ回路20と復調回路14
とに与える。サーボ回路20は、サーボ信号領域35,37に
記録されたサーボ用制御信号によりトラッキング誤差信
号を生成し、正確にトラックを追跡できるように、キャ
プスタンモータ22の回転速度を制御する。一方、復調回
路14は再生信号をもとのベースバンド信号に復調してメ
モリ回路15に順次記憶させる。
メモリ回路15に記憶されたディジタル信号は必要な順
序で読出されて復号回路16に与えられ、誤り訂正符号の
復号による誤りの訂正,検出および補正が行なわれてメ
モリ回路15に再度書込まれる。誤りの訂正,補正が行な
われたディジタルオーディオ信号のサンプルは、D/A変
換回路17またはディジタルインタフェース回路28に出力
される。D/A変換回路17はディジタルオーディオ信号を
もとのアナログオーディオ信号に変換し、このアナログ
オーディオ信号はローパスフィルタ18によって不要周波
数成分が除去された後、左チャネルおよび右チャネルの
アナログオーディオ信号がそれぞれのアナログ信号出力
端子19から出力される。
ディジタルインタフェース回路28は、誤りの訂正,補
正が行なわれたサンプルを所定のフォーマットに変換
し、ディジタル出力端子27から出力する。
一方、復調されたサブコード信号は、マイクロコンピ
ュータ23によってその内容が表示器25に表示される。メ
モリ回路15も記録用のメモリ回路4と同様にして、実用
上は2つの系統に分かれていて、一方の系統で書込,復
号が行なわれている間、他方の系統で読出が行なわれ
る。その様子を第68図(62)〜(64)に示す。第68図
(63)に示すように、再生信号中のTn-1時間のオーディ
オ信号は、初めの1スキャン分のサンプルが、Tn-1WT1
期間において一旦メモリ回路15に書込まれ、次にTn-1DE
1で示される90degの空き期間に復号されて再度メモリ回
路15に記憶される。これに続いて、Tn-1WT2期間におい
て、残りの1スキャン分のサンプルがメモリ回路15に書
込まれ、次のTn-1DE2期間において復号されてメモリ回
路15に記憶される。記憶された2スキャン分のサンプル
は、続くTn-1RD期間にメモリ回路15から読出されて、D/
A変換回路17またはディジタルインタフェース回路28に
与えられる。したがって、再生されたディジタルオーデ
ィオ信号のサンプルは、360deg遅れて外部へ出力され
る。
第68図(64)に示すように、再生信号中のTm-1時間の
サブコード信号は、Tm-1WT期間においてメモリ回路15に
書込まれ、次にTm-1DE期間において復号され、再度メモ
リ回路15に記憶される。続くTm-1RD期間においてメモリ
回路15からサブコード信号が読出されて、マイクロコン
ピュータ23に与えられる。したがって、再生されたサブ
コード信号は180deg遅れてその内容が表示器25に表示さ
れる。
ところで、第56図に示したディジタル入力端子26に入
力されるディジタルデータは、ディジタルオーディオイ
ンタフェースフォーマットとして日本電子機械工業会規
格CP−304あるいはInternational Electrotechnical
Comission規格:IEC958によって定められている。そのよ
うなフォーマットについて以下に説明する。
第69図はディジタルオーディオインタフェースフォー
マットのサブフレームの信号構成を示す図であり、第70
図は2チャネルの信号を伝送するときのフォーマットを
示す図であり、第71図はプロ用のチャネルステータスデ
ータフォーマットを示す図である。
第69図を参照して、オーディオ信号1ワードは32ビッ
トからなるサブフレームとして伝送される。このサブフ
レームは同期プリアンプル101と補助信号102とオーディ
オ信号103とこのオーディオ信号103の信頼性を示すバリ
ディティフラグ(V)104とユーザデータビット(U)1
05とチャネルステータスビット106(C)とパリティビ
ット(P)107とからなる。
第69図に示すようなサブフレームを2チャンネルの信
号として伝送するときには、第70図に示すように、チャ
ネル1とチャネル2の2つのサブフレームで1フレーム
が構成され、192フレームで1ブロックが構成される。
各ブロックのスタート点およびチャネルを識別するため
に、3種類の同期プリアンブルB,M,Wが用いられる。ブ
ロック先頭のチャネル1のサブフレームには同期プリア
ンブルB,その他のチャネル1のサブフレームには同期プ
リアンブルMおよびすべてのチャネル2のサブフレーム
には同期プリアンブルWが用いられる。チャネルステー
タスデータの1ブロックは192個4のチャネルステータ
スビット106で構成される。各ブロックの第1ビットは
同期プリアンブル“B"で始まるフレームで伝送される。
プロ用のチャネルステータスデータのブロックフォー
マットは第71図に示すように構成されていて、エンファ
シス,標本化周波数などのオーディオ信号に密接な情報
およびローカルサンプルアドレスコードや時間コードな
どの時間情報も含まれている。2種類の時間情報は第70
図に示す同期プリアンブル“B"で始まるフレームで伝送
されるオーディオデータの時間情報であり、サンプル精
度を有しているので、サンプル単位の高精度な編集が可
能となる。
上述のフォーマットの信号は第56図に示したディジタ
ル入力端子26を介してディジタルインタフェース回路28
へ与えられる。ディジタルインタフェース回路28は、入
力信号からオーディオデータとチャネルステータスデー
タとを取出して出力する。出力されたオーディオデータ
はメモリ回路4へ与えられ、前述のアナログ入力信号の
記録時と同一の処理が行なわれて、磁気テープ12上に記
録される。チャネルステータスデータのエンファシス,
標本化周波数などの重要な情報はマイクロコンピュータ
23に与えられ、DATのPCM 1Dに記録される。
また、このとき、ディジタルインタフェース回路28は
外部からのディジタルデータを正確に入力するように、
クロック発生回路29を制御し、同期クロック信号を発生
させている。
[発明が解決しようとする課題] 従来のDATは、上述のごとく動作し、ディジタルオー
ディオ信号の記録,再生を行なっているが、DAT以外の
他のビデオテープレコーダのようなAV機器との接続につ
いては何ら考慮されていない。特に、DATを業務用とし
て使用する際に、他のVTRなどの業務用AV機器との同期
運転を行なわせることは困難なものとなっている。
一般に、ビデオテープなどの編集において、編集テー
プの位置を知ることは基本的事項であり、特に電子編集
ではこれをどう扱うかがシステムの運用上重要な課題で
ある。このために、テープ上の位置情報として、キュー
トラックに秒アドレスまたはフレームアドレスなどのタ
イムコードを記録し、利用することが考えられ、IEC規
格:IEC461となっている。
第72図はSMPTE/EBU/Filmタイムコードのフレームフォ
ーマットを示す図であり、第73図は各種タイムコード信
号およびDATのフレーム周波数を示す図である。
次に、第72図を参照して、SMPTE/EBU/Filmタイムコー
ドについて説明する。このタイムコードは主にテレビジ
ョンシステムに用いられるものであり、各テレビジョン
フレームごとに時,分,秒,フレームが割当てられてい
る。このタイムコードは1フレームあたり80ビットで構
成され、タイムコードの時,分,秒,フレームの各値は
それぞれ10進数で表現され、1位と10位別々に2進化10
進コードに変換されてそれぞれのビットに割当てられて
いる。
また、SMPTEタイムコードでは、フレーム値が00フレ
ームから29フレームまでの番号が付けられていて、その
フレーム周波数は第73図に示すように30Hzと29.97Hzで
あり、それぞれの周波数について、ドロップフレームモ
ードと、ノンドロップフレームモードとが用意されてい
る。また、EBUタイムコードと、Filmタイムコードは、
フレーム周波数がそれぞれ25Hzと24Hzでありフレーム値
も00フレームから24フレームと、00フレームから23フレ
ームの番号が付けられている。
第73図に示すように、SMPTE/EBU/Filmタイムコードの
フレーム周波数とDATのフレーム周波数とは異なってい
るので、SMPTE/EBU/FilmタイムコードをDATの回転ヘッ
ド9,10によって直接磁気テープ12に記録することは困難
である。
このような問題点を解決するために、第57図に示した
リニアトラック32または33に固定ヘッドを使用してタイ
ムコードを直接記録し、再生することが考えられるが、
テープ走行系に固定ヘッドを設けると、構成が複雑にな
り、回転ドラム11と固定ヘッドとの位置関係を正確に管
理する必要が生じてくる。また、リニアトラック32,33
は磁気テープ12の両端に位置しているため、損傷を受け
やすく、タイムコードデータの信頼性が低下する。しか
も、前述のごとく、テープ走行速度が8.15mm/secのよう
に遅いため、信号の記録,再生自体が難しいという問題
がある。さらに、DATの特長として、サブコード信号に
よる通常走行時の200倍速を越える高速サーチができ
る。しかし、リニアトラック32,33に記録されたタイム
コードでは、テープ走行が速くなると、信号を読取れな
くなるので、タイムコードによる高速サーチができない
という問題点があった。
さらに、前述のごとく、ディジタルオーディオインタ
フェースフォーマットで伝送されるプロ用のチャネルス
テータスデータには、エンファシス,標本化周波数など
のオーディオ信号の密接な情報以外に、ローカルサンプ
ルアドレスコードや時間コードのような時間情報が含ま
れている。このような時間情報を使用して、他の業務用
AV機器との同期運転や電子編集を行なうことができる。
しかしながら、第56図に示した従来のDATでは、チャネ
ルステータスデータで伝送される英数字やローカルサン
プルアドレスコードや時間コードを記録するように配慮
されている。
それゆえに、この発明の第1の目的は、フレーム周波
数が異なっていても、回転ヘッドによりタイムコードを
傾斜トラックのサブコード信号領域に記録,再生するた
めの変換規則を設定し、それに基づいてタイムコードの
記録,再生を容易に行なえるようにした磁気記録装置、
磁気再生装置および磁気記録再生装置を提供することで
ある。
この発明の第2の目的は、ディジタルオーディオイン
タフェースフォーマットで送られたチャネルステータス
データを記録,再生し、他の業務用AV機器との同期運転
や電子編集を行なえるようにした磁気記録装置、磁気再
生装置および磁気記録再生装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 第1の請求項に係る磁気記録装置は、入力された主信
号を所定のフレーム周期ごとに分割し、分割された主信
号を1フレームのデータとして信号処理を行なって磁気
テープの所定の領域に記録し、副信号を磁気テープの主
信号とは別の領域に記録する装置において、主信号のフ
レーム周期とは異なったフレーム周期を有するタイムコ
ード信号を入力し、タイムコード信号に含まれる第1の
時間情報を抽出する情報抽出手段と、所定のクロック信
号によって主信号のフレームの変化点とこのフレーム変
化点の後最初に現れるタイムコード信号のフレームの変
化点との間の位相差を検出する位相差検出手段と、情報
抽出手段によって抽出された第1の時間情報と位相差検
出手段によって検出された位相差情報に応答して、所定
のフレーム周期を最小単位とする第2の時間情報を算出
し、さらにタイムコード信号の基準となるフレームの先
頭と、タイムコード信号の基準となるフレームに対応し
て位置する主信号のフレームの先頭との間の初期位相差
情報を算出する演算手段と、演算手段によって算出され
た第2の時間情報と初期位相差情報と所定のクロック信
号の周波数を示す周波数識別情報とを副信号の記録領域
内に記録する記録手段とを備えたものである。
また、第6の請求項に係る磁気記録再生装置は、入力
された主信号を所定のフレーム周期ごとに分割し、分割
された主信号を1フレームのデータとして信号処理を行
なって磁気テープの所定の領域に記録し、副信号を磁気
テープの主信号とは別の領域に記録し、記録された主信
号と副信号とを再生する装置において、主信号のフレー
ム周期とは異なったフレーム周期を有するタイムコード
信号が入力され、タイムコード信号に含まれる第1の時
間情報を抽出する情報抽出手段と、所定のクロック信号
によって主信号のフレームの変化点とこのフレーム変化
点の後最初に現れるタイムコード信号のフレームの変化
点との間の位相差を検出する位相差検出手段と、記録時
に情報抽出手段によって抽出された第1の時間情報と、
位相差検出手段によって検出された位相差情報に応答し
て、所定のフレーム周期を最小単位とする第2の時間情
報を算出し、さらにタイムコード信号の基準となるフレ
ームの先頭と、タイムコード信号の基準となるフレーム
に対応して位置する主信号のフレームの先頭との間の初
期位相差情報を算出し、再生時に、第2の時間情報と初
期位相差情報とから、第1の時間情報と位相差情報とを
算出する演算手段と、記録時に演算手段によって算出さ
れた第2の時間情報と、初期位相差情報と所定のクロッ
ク信号の周波数を示す周波数識別情報とを副信号の記録
領域内に記録し、再生時に、副信号の記録領域内に記録
された第2の時間情報と、初期位相差情報と周波数識別
情報とを再生する記録再生手段と、演算手段によって算
出された第1の時間情報から、タイムコード信号の所定
の伝送フォーマットのデータ列を合成し、演算手段によ
って算出された位相差情報に応答して、合成されたタイ
ムコード信号のデータ列を出力させるタイムコード信号
生成手段とを備えたものである。
また、第14請求項に係る磁気再生装置は、磁気テープ
の所定の領域に記録された所定のフレーム周期を有する
主信号と所定の領域と別の領域に記録された副信号とを
磁気テープから再生し、主信号のフレーム周期と異なっ
たフレーム周期を有した第1の時間情報を伝送するタイ
ムコード信号を所定のフォーマットで生成して出力する
装置において、所定のフレーム周期を最小単位とする第
2の時間情報と、タイムコード信号の基準となるフレー
ムの先頭と、タイムコード信号の基準となるフレームに
対応して位置する主信号のフレームの先頭との間の初期
位相差情報と、主信号のフレームの変化点とこのフレー
ム変化点の後最初に現れるタイムコード信号のフレーム
の変化点との間の位相差を検出するために使用されたク
ロック信号の周波数を示す周波数識別情報とを副信号の
記録領域から再生する再生手段と、再生手段によって再
生された第2の時間情報と初期位相差情報とから、周波
数識別情報で示されるクロック信号をもとにして、第1
の時間情報と主信号のフレームの変化点とこのフレーム
変化点の後最初に現れるタイムコード信号のフレームの
変化点との間の位相差情報とを算出する演算手段と、演
算手段によって算出された第1の時間情報からタイムコ
ード信号の所定の伝送フォーマットのデータ列を合成
し、演算手段によって算出された位相差情報に応答し
て、合成されたタイムコード信号のデータ列を出力させ
るタイムコード生成手段とを備えたものである。
さらに、第19請求項に係る磁気記録装置は、入力され
た主信号を所定のフレーム周期ごとに分割し、分割され
た主信号を1フレームのデータとして信号処理を行なっ
て磁気テープの所定の領域に記録し、副信号を磁気テー
プの主信号とは別の領域に記録する装置において、少な
くとも1ワードの主信号および1ビットの補助データを
含むサブフレームが伝送単位とされ、n個のサブフレー
ムで1つのブロックが構成され、ブロックに含まれる補
助データから少なくとも1つ以上の情報が構成され、か
つ、情報にはブロックを構成する先頭のサブフレームの
主信号に対するアドレス情報が含まれるように構成され
たフォーマットで伝送されるディジタル信号列から、主
信号と補助データとを抽出する情報抽出手段と、主信号
のフレームの先頭と、主信号のフレームの先頭に対応し
て位置するディジタル信号列のブロックの先頭との間の
位相差を検出する位相差検出手段と、位相差検出手段に
よって検出された位相差情報と主信号のフレームの先頭
に位置するディジタル信号列のブロックで伝送される第
1のアドレス情報とから主信号のフレームの先頭ワード
に対応する第2のアドレス情報を算出し、さらに第2の
アドレス情報から、所定のフレーム周期を最小単位とす
る時間情報と、所定のフレーム周期以下の剰余のサンプ
ル数とを算出する演算手段と、演算手段によって算出さ
れた所定のフレーム周期を最小単位とする時間情報と剰
余のサンプル数とを副信号の記録領域内に記録する記録
手段を備えたものである。
また、第22請求項に係る磁気記録再生装置は、入力さ
れた主信号を所定のフレーム周期ごとに分割し、分割さ
れた主信号を1フレームのデータとして信号処理を行な
って磁気テープの所定の領域に記録し、副信号を磁気テ
ープの主信号とは別の領域に記録し、記録された主信号
と副信号を再生する装置において、少なくとも1ワード
の主信号および1ビットの補助データを含むサブフレー
ムが伝送単位とされ、n個のサブフレームで1つのブロ
ックが構成され、ブロックに含まれる補助データから少
なくとも1つ以上の情報が構成され、かつ、情報にはブ
ロックを構成する先頭のサブフレームの主信号に対する
アドレス情報が含まれるように構成されたフォーマット
で伝送されるディジタル信号列から、主信号と補助デー
タを抽出する信号検出手段と、主信号のフレームの先頭
と、主信号のフレームの先頭に対応して位置するディジ
タル信号列のブロックの先頭との間の位相差を検出する
位相差検出手段と、記録時に、検出された位相差情報と
主信号のフレームの先頭に位置するディジタル信号列の
ブロックで伝送される第1のアドレス情報とから主信号
のフレームの先頭ワードに対応する第2のアドレス情報
を算出し、さらに第2のアドレス情報から、所定のフレ
ーム周期を最小単位とする時間情報と、所定のフレーム
周期以下の剰余のサンプル数とを算出し、再生時に、所
定のフレーム周期を最小単位とする時間情報と剰余のサ
ンプル数とから、第2のアドレス情報を算出する演算手
段と、記録時に、演算手段によって算出された所定のフ
レーム周期を最小単位とする時間情報と剰余のサンプル
数とを副信号の記録領域内に記録させ、再生時に、副信
号の記録領域内に記録された所定のフレーム周期を最小
単位とする時間情報と剰余のサンプル数とを再生する記
録再生手段と、演算手段によって算出された第2のアド
レス情報と主信号とをディジタル信号列に合成して出力
するディジタル信号列生成手段とを備えたものである。
また、第26請求項に係る磁気再生装置は、磁気テープ
の所定の領域に記録された所定のフレーム周期を有する
主信号と所定の領域と別の領域に記録された副信号とを
磁気テープから再生し、少なくとも1ワードの主信号お
よび1ビットの補助データを含むサブフレームが伝送単
位とされ、n個のサブフレームで1つのブロックが構成
され、ブロックに含まれる補助データから少なくとも1
つ以上の情報が構成され、かつ、情報にはブロックを構
成する先頭のサブフレームの主信号に対するアドレス情
報が含まれるように構成されたフォーマットで伝送され
るディジタル信号列を生成して出力する装置であって、
所定のフレーム周期を最小単位とする時間情報と、所定
のフレーム周期以下の剰余のサンプル数とを副信号の記
録領域から再生する再生手段と、再生手段から再生され
た時間情報と剰余のサンプル数とからサブフレームで伝
送される主信号に対するアドレス情報を算出する演算手
段と、演算手段によって算出されたサブフレームで伝送
される主信号に対するアドレス情報と主信号とをディジ
タル信号列に合成して出力するディジタル信号列生成手
段とを備えたものである。
[作用] 第1請求項に係る発明は、主信号のフレーム周期とは
異なったフレーム周期を有するタイムコード信号に含ま
れる第1の時間情報を抽出するとともに、主信号のフレ
ームの変化点とこのフレーム変化点の後最初に現れるタ
イムコード信号のフレームの変化点との間の位相差を検
出し、第1の時間情報と位相差情報に応答して、所定の
フレーム周期を最小単位とする第2の時間情報を算出
し、タイムコード信号の基準となるフレームの先頭と、
タイムコード信号の基準となるフレームに対応して位置
する主信号のフレームの先頭との間の初期位相差情報を
算出し、第2の時間情報と初期位相差情報と所定のクロ
ック信号の周波数を示す周波数識別情報とを副信号の記
録領域内に記録する。
また、第6の請求項に係る発明では、主信号のフレー
ム周期とは異なったフレーム周期を有するタイムコード
信号に含まれる第1の時間情報を抽出するとともに、主
信号のフレームの変化点とこの変化点の後最初に現れる
タイムコード信号のフレームの変化点との間の位相差を
検出し、記録時に第1の時間情報と位相差情報に応答し
て、所定のフレーム周期を最小単位とする第2の時間情
報を算出するとともに、タイムコード信号の基準となる
フレームの先頭と、タイムコード信号の基準となるフレ
ームに対応して位置する主信号のフレームの先頭との間
の初期位相差情報を算出し、これら第2の時間情報、初
期位相差情報と、所定のクロック信号の周波数を示す周
波数識別情報とを副信号の記録領域内に記録する。一
方、再生時には、第2の時間情報と初期位相差情報とか
ら第1の時間情報と位相差情報とを算出するとともに、
第2の時間情報と初期位相差情報と周波数識別情報と算
出された第1の時間情報から、タイムコード信号の所定
の伝送フォーマットのデータ列を合成し、位相差情報に
応答して合成されたタイムコード信号のデータ列を出力
する。
また、第14請求項に係る発明では、所定のフレーム周
期を最小単位とする第2の時間情報と、タイムコード信
号の基準となるフレームの先頭と、タイムコード信号の
基準となるフレームに対応して位置する主信号のフレー
ムの先頭との間の初期位相差情報と、主信号のフレーム
の変化点とこのフレーム変化点の後最初に現れるタイム
コード信号のフレームの変化点との間の位相差を検出す
るために使用されたクロック信号の周波数を示す周波数
識別情報とが副信号の記録領域から再生され、第2の時
間情報と初期位相差情報とから、周波数識別情報で示さ
れるクロック信号をもとにして、第1の時間情報と主信
号のフレームの変化点とこのフレーム変化点の後最初に
現れるタイムコード信号のフレームの変化点との間の位
相差情報とが算出され、算出された第1の時間情報から
タイムコード信号の所定の伝送フォーマットのデータ列
が合成され、算出された位相差情報に応答して、合成さ
れたタイムコード信号のデータ列が出力される。
さらに、第19請求項に係る発明では、少なくとも1ワ
ードの主信号および1ビットの補助データを含むサブフ
レームを伝送単位とし、n個のサブフレームで1つのブ
ロックが構成され、ブロックに含まれる補助データから
少なくとも1つ以上の情報が構成され、かつ、情報には
ブロックを構成する先頭のサブフレームの主信号に対す
るアドレス情報が含まれるように構成されたフォーマッ
トで伝送されるディジタル信号列から、主信号と補助デ
ータとを抽出し、主信号のフレームの先頭と、主信号の
フレームの先頭に対応して位置するディジタル信号列の
ブロックの先頭との間の位相差を検出し、検出された位
相差情報と主信号のフレームの先頭に位置するディジタ
ル信号列のブロックで伝送される第1のアドレス情報と
から主信号のフレームの先頭ワードに対応する第2のア
ドレス情報を算出し、さらに第2のアドレス情報から、
所定のフレーム周期を最小単位とする時間情報と、所定
のフレーム周期以下の剰余のサンプル数とを算出し、算
出された所定のフレーム周期を最小単位とする時間情報
と剰余のサンプル数とを副信号の記録領域内に記録す
る。
また、第22請求項に係る発明では、少なくとも1ワー
ドの主信号および1ビットの補助データを含むサブフレ
ームを伝送単位とし、n個のサブフレームで1つのブロ
ックが構成され、ブロックに含まれる補助データから少
なくとも1つ以上の情報が構成され、かつ、情報にはブ
ロックを構成する先頭のサブフレームの主信号に対する
アドレス情報が含まれるように構成されたフォーマット
で伝送されるディジタル信号列から、主信号と補助デー
タを抽出し、主信号のフレームの先頭と、主信号のフレ
ームの先頭に対応して位置するディジタル信号列のブロ
ックの先頭との間の位相差を検出し、記録時には、位相
差情報と主信号のフレームの先頭に位置するディジタル
信号列のブロックで伝送される第1のアドレス情報とか
ら主信号のフレームの先頭ワードに対応する第2のアド
レス情報を算出し、さらに第2のアドレス情報から、所
定のフレーム周期を最小単位とする時間情報と、所定の
フレーム周期以下の剰余のサンプル数とを算出するとと
もに、算出された所定のフレーム周期を最小単位とする
時間情報と剰余のサンプル数とを副信号の記録領域内に
配する。一方、再生時には、所定のフレーム周期を最小
単位とする時間情報と剰余のサンプル数とから第2のア
ドレス情報を算出し、算出された第2のアドレス情報と
主信号とをディジタル信号列に合成して出力する。
また、第26請求項に係る発明では、所定のフレーム周
期を最小単位とする時間情報と、所定のフレーム周期以
下の剰余のサンプル数とを副信号の記録領域から再生
し、再生された時間情報と剰余のサンプル数とからサブ
フレームで伝送される主信号に対するアドレス情報を算
出し、算出されたアドレス情報と主信号とをディジタル
信号列に合成して出力する。
[発明の実施例] 第1図はこの発明の第1実施例の概略ブロック図であ
る。この第1図に示したDATは前述の第56図に示した従
来のDATに、新たに以下の構成を付加したものである。
すなわち、TC信号入力端子71には外部からタイムコード
信号が入力される。このタイムコード信号は復調回路72
に与えられ、復調されてフレームクロック信号73とビッ
トクロック信号とタイムコードデータとが抽出される。
抽出されたフレームクロック信号73は位相差検出回路74
に与えられる。復調回路72によって抽出されたビットク
ロック信号とタイムコードデータはマイクロコンピュー
タ23に与えられる。
位相差検出回路74は図示しないがカウンタ回路とラッ
チ回路とを含み、クロック発生回路29から出力される記
録時における基準信号77とカウントクロック信号79とが
入力され、基準信号77とフレームクロック信号73との位
相差を検出する。位相差検出回路74によって検出された
位相差τはマイクロコンピュータ23に与えられる。ま
た、マイクロコンピュータ23からベースバンドのタイム
コード信号が変調回路75に与えられ、タイムコード信号
に変調がかけられる。変調されたタイムコード信号はTC
信号出力端子76から外部に出力される。
第2図はこの発明の第1実施例の動作を説明するため
のタイミング図であり、第3A図および第3B図は同じくフ
ロー図である。
次に、第1図ないし第3B図を参照して、この発明の第
1実施例の具体的な動作について説明する。第2図にお
いて、TC信号入力端子71から第2図に示すようなタイム
コード信号80が入力される。このタイムコード信号80の
記号TCi,TCi+1…はタイムコード信号80のフレームごと
の番号を表わしている。記録時において、入力されたタ
イムコード信号80は復調回路72によって復調が行なわ
れ、フレームクロック信号73とビットクロック信号とタ
イムコードデータとが抽出される。フレームクロック信
号73はクロック発生回路29と位相差検出回路74とに与え
られる。一方、ビットクロック信号とタイムコードデー
タとはマイクロコンピュータ23に与えられる。マイクロ
コンピュータ23はこのビットクロック信号に応答して、
タイムコードデータを取込む。
第2図に示す入力されたオーディオ信号81の記号DTj,
DTj+1…は、クロック発生回路29から出力される記録時
の基準信号77によって区切られたDATフレームの番号を
表わしている。位相差検出回路74は記録時の基準信号77
の立下がりエッジで内蔵しているカウンタ回路をリセッ
トし、その後すぐにカウントクロック信号79によってカ
ウンタ回路を歩進し、次に来るタイムコード信号のフレ
ームクロック信号73の立上がり時点で、カウンタ回路の
計数値を内蔵しているラッチ回路にラッチさせる。ラッ
チ回路にラッチされた計数値は、DATフレーム変化点
(記録時の基準信号77の立下がりエッジ)から、タイム
コードフレーム変化点(フレームクロック信号73の立上
がりエッジ)までの位相差情報τ…として直ちにマイ
クロコンピュータ23に与えられる。マイクロコンピュー
タ23は入力されたタイムコードデータと位相差情報τ
をサブコードパックに割当て、メモリ回路4に与える。
第4図ないし第6図はこの第1実施例で使用されるサ
ブコードパックの記録フォーマット例を示す図である。
前述の第72図に示したように、タイムコード信号は1フ
レーム80ビットで構成されており、そのうちの16ビット
は同期信号である。したがって、残りの64ビットの情報
をパックに割当てて記録すればよいことになるが、DAT
のサブコードパックは前述の第64図に示したように64ビ
ットで構成されており、そのうちデータが記録できるPA
CK DATA領域58は52ビットであるため、タイムコード信
号の内容を記録するためには2つのパックが必要とな
る。タイムコード信号の64ビットの情報を2つのパック
に割当てるにあたり、タイムコードによる高速サーチを
考慮すると、タイムコードの1フレームで伝送される情
報を時間情報と、その他の情報とに分け、それぞれ別の
パックに割当てた方が好ましい。
このために、この実施例では、第4図に示すように、
PACK ITEM“1001"で規定されるサブコードパックに
は、タイムコード信号内の時間情報を割当て、第5図に
示すように、PACK ITEM“1010"で規定されるサブコー
ドパックにタイムコード信号内の各種フラグビット(TC
5〜TC0)とUSER Croupデータとを割当てる。PACK ITE
M“1001"には、時間情報の他にタイムコードの種類を示
す識別フラグ(T5〜T1)が記録され、PC7に記録されるT
C FRAMEの属性を示す識別フラグ(SD)が記録され、位
相差検出回路74によって検出された位相差情報τが記
録される。ここで、SDフラグは、1つ前のDATフレーム
と同一のTC FRAME番号が記録されているか否かを示す
ものである。
第5図に示したPACK ITEM“1010"で規定されるサブ
コードパックには、各種フラグビット(TC5〜TC0)とUS
ER Groupデータの他に、TC FRAMEとその属性を示す識
別フラグSDとが記録される。このようにTC FRAME番号
を記録するのは、1つのタイムコードフレームの内容を
2つのパック分けて記録しているため、PACK ITEM“10
10"に書かれているUSER Groupデータがいずれのフレー
ムに対応しているのかを認識するためである。
なお、上述の説明では、1つのタイムコードフレーム
の内容を2つのパックに分ける際、2つのPACK ITEMを
使用して説明したが、タイムコード信号を記録するPACK
ITEMとして1つだけ使用した場合は、第4図と第6図
に示すパックの組合わせとなる。第6図に示すように、
PACK ITEMは“1001"であり、PC1のB3により記録されて
いる情報の識別が行なわれる。すなわち、B3=0であれ
ば、時間情報などが記録されていて、B3=1であればUS
ER Groupデータなどか記録される。
第2図において、記録再生信号波形82の記号DTj,…
は、入力時点のオーディオ信号のフレーム番号を表わ
し、記号TCi,…および…τi,…は、それぞれ入力時点の
タイムコード信号のフレーム番号と計測された位相差情
報とを表わしている。DTjからのオーディオ信号81は、
前述のごとく360deg遅れて磁気テープ12に記録される。
DTj区間では、既にTCi80の内容が読込まれ、位相差情報
τが計測されているため、DTj区間のオーディオ信号
と同一のトラックのサブコード信号領域にTCiが記
録される。DTj+1区間では、TCi+1i+1は未だわからな
いため、DTj+1区間のオーディオ信号が記録されるトラ
ックには、サブコード信号領域に、1つ前のDATフレー
ムと同じTCiが連続して記録される。このとき、パ
ック内のSDフラグが“1"にセットされ、TCiが連続
して記録されていることを示す。DTj+2区間では、T
Ci+1i+1が既にわかっているので、DTj+2区間のオー
ディオ信号が記録されるトラックのサブコード信号領域
にTCi+1i+1が記録される。以下、同様の動作が繰返
され、オーディオ信号とタイムコード信号とが記録され
る。
再生時において、磁気テープから再生された信号のオ
ーディオ信号は、第2図の82と83との関係で示すよう
に、360deg遅れて外部へ出力される。一方、サブコード
信号はマイクロコンピュータ23に与えられ、2つのパッ
クより再度もとのタイムコード信号に構成される。マイ
クロコンピュータ23には、クロック発生回路29から再生
時の基準信号78とビットクロック信号とが入力され、位
相差情報τに基づいて記録時と同一の位相関係となる
ようにタイムコード信号が変調回路75に与えられる。SD
フラグが“1"にセットされているパックが入力される
と、マイクロコンピュータ23は位相差情報として(30ms
ec(DATフレーム周期)−τ)を用いて、DATフレーム
とタイムコードフレームとの位相合わせを行なう。変調
回路75はクロック発生回路29から与えられるビットクロ
ック信号に応答して所定の変調をかけ、タイムコード信
号出力端子76に出力する。上述の動作によって、第2図
の83と84の関係に示すように、オーディオ信号とタイム
コード信号とが記録時と同じ位相関係を保って外部へ出
力される。
次に、この発明の第2の実施例について説明する。装
置は第1図に示したものと同じものが用いられる。前述
の第1の実施例では、タイムコード信号内の時間情報が
そのままサブコードパックに割当てられ、所定のタイミ
ングでサブコード信号領域に記録が行われた。これに対
して、第2の実施例では、入力されたタイムコード信号
のフレーム番号と計測された位相差情報τとからDAT
フレームの番号が求められ、求められたDATフレームの
番号によりDATタイムコードが計算され、その計算結果
がサブコードパックに割当てられ、サブコード信号領域
に記録される。
第7図はこの発明の第2の実施例の動作を説明するた
めのタイミング図である。第7図において、TC信号入力
端子71から入力されたタイムコード信号TC80のうち、TC
1,TC2,…の小数字はタイムコード信号の00時00分00秒00
フレームを基準としたとき(1番目のフレームとしたと
き)のフレームの順番(番号)を表わしている。前述の
第1の実施例で説明した動作と同様にして、マイクロコ
ンピュータ23にタイムコードデータと位相差情報τ
が入力される。第7図における入力されたオーディオ信
号81のうち、DT1,DT2,…の小数字は記録時の基準信号77
によって区切られたDATフレームの順番(番号)を表わ
している。ここで、DATフレームの番号は以下に述べる
ような演算により決定される。
すなわち、第7図に示すように、入力されたタイムコ
ードフレームとDATフレームとがタイムコード信号の基
準時刻00時00分00秒00フレームの開始点を基準とすれ
ば、初期位相差情報I0を含めて非同期であるが、必ず1
対1に対応づけられる。この関係を利用すれば、入力さ
れたタイムコード信号のフレーム番号をiとし、位相差
情報をτとし、対応するDATのフレーム番号をjとす
ると、次の第(1)式で表わされる関係式が成立する。
j=INT[(iTCu−τ)/DTu]+1 …(1) ここで、TCuはタイムコード信号のフレーム周期,DTu
はDATのフレーム周期を表わしている。
IND[ ]なる演算は、小数点以下切捨て(整数比)
を表わしている。
位相差情報τが計測されていないDATフレーム(た
とえば第7図のDT2フレーム)の番号jは、前の演算結
果(すなわち1つ前のDATフレーム番号)に1を加算し
て求めればよい。初期位相差情報I0は、 I0=[iTCu−τ]modDTu …(2) なる演算により求められる。
マイクロコンピュータ23は入力されたタイムコードデ
ータからタイムコードフレーム番号iを求め、このiと
位相差情報τとから対応するDATフレーム番号jと初
期位相差情報I0を算出し、さらにDATフレーム番号からD
ATタイムコードを求め、先の初期位相差情報I0とともに
サブコードパックに割当て、メモリ回路4へ与える。
第8図および第9図はこの発明の第2の実施例で使用
されるサブコードパックの記録フォーマット例を示す図
である。前述のごとく、タイムコードフレーム番号iと
位相差情報τとから、DATフレーム番号jが算出され
るため、それによりDATタイムコードが計算され、第8
図に示すPACK ITEM“0011"PC1,B3=0のRunning Time
PACKを利用して記録される。タイムコード信号内の各
種フラグセット(TC5〜TC0)とUser Group1〜8のデー
タは、第9図に示すように、たとえばPACK ITEM“100
1"のパックを新たに設け、それぞれ指定された領域に記
録される。残りの領域には入力されたタイムコード信号
の種類を区別するTC ID DATA(T2〜T0:3ビット)と演
算とによって求められた初期位相差情報I0(b10〜b0:11
ビット)が記録される。
第7図において、記録再生信号波形82の記号DT1,DT2
…の小数字は、DATフレーム番号を表わし、記号I0は初
期位相差情報を表わしている。前述のごとく、DTj区間
のオーディオ信号は、360deg相当遅れて磁気テープ12上
に記録される。また、すべてのサブコード信号領域内
に、初期位相差情報I0が記録される。
次に、再生動作について説明する。磁気テープ12上の
傾斜トラックから再生された信号のオーディオ信号は第
7図の82と83との関係に示すように、360deg遅れて外部
に出力される。一方、サブコード信号は、マイクロコン
ピュータ23に与えられ、PACK ITEM“0011"(Running
Time PACK)とPACK ITEM“1001"の2つのパックより
再度もとのタイムコード信号に変換されて合成される。
マイクロコンピュータ23はRunning Time PACK内に記
録されているDATタイムコードから、DATフレーム番号j
を算出し、このjと、PACK ITEM“1001"のパック内に
記録されている初期位相差情報I0を使用して、対応する
タイムコードフレーム番号iを次の第(3)式より求め
る。
i=INT[(I0+(j−1)DTu)/T Cu]+1 …(3) また、DATフレーム変化点からタイムコードフレーム
変化点までの位相差情報τは、第(3)式で求められ
たiをさらに使用して、次の第(4)式により求められ
る。
τ=iTCu+[I0+(j−1)DTu] …(4) マイクロコンピュータ23は、クロック発生回路29から
出力される再生時の基準信号78とビットクロック信号と
に応答して、上述の第(3)式および第(4)式の演算
結果に基づいて、記録時点と同一の位相関係となるよう
にベースバンド(変調前)のタイムコード信号を生成
し、変調回路75に与える。変調回路75はクロック発生回
路29から与えられるビットクロック信号に応答して、タ
イムコード信号に所定の変調をかけて、TC信号出力端子
76に出力する。
上述の動作によって、第7図に示す83と84の関係に示
すように、オーディオ信号とタイムコード信号は記録時
と同じ位相関係を保って外部に出力される。
次に、第3の実施例について説明する。前述の第1の
実施例では、User Groupデータなどを記録するサブコ
ードパックに、時間情報の最小単位であるフレーム番号
を記録するようにしたので、このサブコードパックと時
間情報が記録されるサブコードパックとのペアリングが
容易にとれるようにすることができる。しかも、1つ前
のDATフレームと記録内容とが同一であることを示す識
別フラグSDを記録するようにしたので、再生時において
タイムコード信号の情報を重複して再生してしまうこと
を防止できるという効果がある。また、第2の実施例
は、タイムコードの時間情報をDATタイムコードに変換
して記録するようにしたので、従来のDATとの互換がで
きるようになるという効果がある。
これに対して、第3の実施例は、上述の第1および第
2の実施例の長所を組合わせたものであり、その装置と
記録,再生動作は第2の実施例と同一であるので、それ
らの説明を省略し、サブコードパックのフォーマット例
についてのみ説明する。
第10図および第11図はこの発明の第3の実施例で使用
されるサブコードパックの記録フォーマット例を示す図
である。第10図に示したパックに前述の説明の手順によ
りDATタイムコードに変換された時間情報と初期位相差
情報I0と入力されるタイムコード信号の種類を区別する
TC ID DATA(T3〜T0:4ビット)が記録される。ここ
で、PACK ITEMは“0011"であり、従来のRunning Time
PACK(第8図または第67図参照)との区別を行なうた
めに、PC1のB3が使用され、B3=1であれば、タイムコ
ード信号の記録用にされる。
第11図に示されるPACK ITEM“1001"のパックには、
タイムコード信号内の各種フラグビット(TC5〜TC0)と
User Groupデータの他に、第10図に示したパック内のD
ATタイムコードの最小単位であるFRAME NO.と、このFR
AME NO.を除いた記録内容が1つ前のDATフレームと同
一であるか否かを示す識別フラグSDが記録される。FRAM
E NO.を記録することにより、第10図に示した時間情報
を記録するパックとのペアリングを確保でき、識別フラ
グSDを記録することにより、再生時においてタイムコー
ド信号内のUser Groupデータなどの時間情報以外の情
報が重複して再生されるのを防止できる。
第12図はこの発明の第4実施例を示す概略ブロック図
である。この第12図に示した実施例は、位相差検出回路
74に与えられるカウントクロック信号として、オーディ
オ信号を標本化する標本化クロック信号を用いるように
したものであり、その他の構成は、第1図と同じであ
る。前述のごとく、DATは48kHz,44.1kHz,32kHzの3種類
の標本化周波数に対応している。このように標本化クロ
ック信号を使用することによって、位相差情報ならびに
タイムコードの表現が結果的に総サンプル数と同一にな
るので、サンプル単位の精度を確保でき、1サンプル単
位の同期および編集に対応できるようになる。
第13図はこの発明の第4実施例に使用されるサブコー
ドパックの記録フォーマット例を示す図である。第13図
を参照して、パックフォーマットのPC3には、入力され
るタイムコード信号の種類を区別するTC ID DATA(T3
〜T0:4ビット)と、位相差を計測するカウントクロック
信号として、標本化クロック信号fs:48kHz,44.1kHz,32k
Hzの3種類の周波数を示す情報(F1,F0:2ビット)が記
録される。それ以外のDATタイムコードなどは前述の第1
0図と同様にして記録される。
第4実施例において、User Group等のデータは第三
実施例と同じように、第11図に示すサブコードパックに
記録される。
また、上述の実施例では、タイムコード信号の記録時
に、復調回路72によって抽出されたタイムコード信号の
フレームクロック信号73はクロック発生回路29にも与え
られているが、これはバリピッチ記録モードにおいて使
用される。バリピッチモードにおいては、DATに使用す
るすべてのクロックを変化させなければならないので、
クロック発生回路29はフレームクロック信号73の周期に
応じて、必要なクロック周波数を変化させて出力してい
る。この中には、記録時の基準信号77,位相差を計測す
るカウントクロック信号79,標本化クロック信号fsも含
まれる。
さらに、上述の実施例では、位相差情報τの計測を
行なうために、位相差検出回路74を設けるようにした
が、マイクロコンピュータ23を高速演算処理のできるも
のに選べば、フレームクロック信号73と記録時の基準信
号77とカウントクロック信号79とを入力して、位相差情
報τを計測することができるので、位相差検出回路74
を省略することが可能となる。
さらに、上述の第1,第3および第4の実施例では、Us
er Groupなどのデータを時間情報と分けて1つのパッ
クに記録するようにしたが、これらのデータの内容を考
えると、時間情報のようにフレームごとに変わるもので
はないので、必要に応じて記録するようにしてもよい。
また、上述の第2,第3および第4の実施例では、入力
されるタイムコード信号のフレーム番号iと、位相差情
報τにより、対応するDATフレーム番号jを求め、位
相差情報としてτではなく、初期位相差情報I0を記録
するようにしているので、再生時において、前述の第
(3)式および第(4)式のTCuを記録時のものと変え
て演算を行なえば、記録時と異なったタイムコード信号
を出力させることができる。したがって、たとえば記録
時点において、EBU25Hz系のタイムコード信号を入力し
ても、再生時において、SMPTE30Hz系のタイムコード信
号を出力させることが容易にできるようになる。
次に、ディジタルオーディオインタフェースで送られ
たチャネルステータスデータを記録できるような第5実
施例について説明する。
第14図はこの発明の第5実施例の概略ブロック図であ
る。この第14図に示した実施例は、新たにデータ読取回
路90と位相差検出回路91とが設けられ、その他の構成は
第56図と同じである。なお、マイクロコンピュータ23と
クロック発生回路29はチャネルステータスデータをサブ
コード信号パックに割当てるために、その機能が向上さ
れている。データ読取回路90はチャネルステータスデー
タを読取るために設けられ、位相差検出回路91はDATフ
レームとディジタルオーディオインタフェースのブロッ
クとの位相差を検出するために設けられている。
第15図はこの発明の第5実施例において入力されるデ
ィジタルオーディオインタフェースのブロックとDATフ
レームとの関係を示す図である。第15図を参照して、N,
N+1,N+2…は入力ディジタルデータのブロック番号を
示し、M,M+1はDATのフレーム番号を示している。この
実施例では、DATフレーム変化点(時刻t0)におけるデ
ィジタルデータのブロック(ブロック番号N)内のチャ
ネルステータスデータがDATフレームMのサブコードと
して記録される。この場合、チャネルステータスデータ
のうち、IDコード,英数字チャネルオリジンデータ,英
数字チャネルディスティネーションデータはそのまま記
録される。一方、ローカルサンプルアドレスコードおよ
び時間コードは、入力されたディジタルデータブロック
の先頭のサンプルに対して付加されている。そこで、位
相差検出回路91により、DATフレームと、ディジタルデ
ータブロックとの位相差を検出し、検出された位相差と
チャネルステータスデータブロックで伝送されるローカ
ルサンプルアドレスコードおよび時間コードとを演算処
理することにより、DATフレームの先頭のサンプルに対
するローカルサンプルアドレスコードおよび時間コード
を求めてサブコードに記録する。
次に、ディジタルオーディオ信号を記録する動作につ
いて説明する。ディジタル入力端子26に入力されたディ
ジタルオーディオ信号はディジタルインタフェース回路
28に与えられる。ディジタルインタフェース回路28はデ
ィジタルオーディオ信号からオーディオデータとチャネ
ルステータスデータとを抽出して出力する。出力された
オーディオデータは、前述の従来例で述べたような処理
が行なわれて、磁気テープ12に記録される。
一方、チャネルステータスデータはデータ読取回路90
に与えられ、DATフレーム変化点におけるチャネルステ
ータスデータの1ブロック分をまとめマイクロコンピュ
ータ23に与える。また、データ読取回路90はディジタル
データのブロッククロック信号を抽出し、位相差検出回
路91に与える。位相差検出回路91は第1図に示した位相
差検出回路74と同様にして構成され、図示しないがカウ
ンタ回路とラッチ回路とを含む。そして、クロック発生
回路29からDATの基準信号と、位相差を計測するための
カウントクロック信号として、たとえば標本化クロック
信号fsとが位相差検出回路91に与えられ、ブロッククロ
ック信号の立上がりエッジでカウンタ回路がリセットさ
れ、その後すぐに標本化クロック信号fsによってカウン
タ回路が歩進され、次に、DATの基準信号の立下がりの
タイミングでカウンタ回路の計数値がラッチ回路にラッ
チされる。ラッチ回路にラッチされた計数値はブロック
クロック信号の立下がり点からDATフレーム変化点(DAT
の基準信号の立下がりエッジ)までの位相差情報ni(i
=0,1,2…)として直ちにマイクロコンピュータ23に与
えられる。
マイクロコンピュータ23は入力されたチャネルステー
タスデータをそれぞれの種類に応じて別々のサブコード
信号パックに割当てる。ローカルサンプルアドレスコー
ドおよび時間コードに関しては、位相差検出回路91から
与えられた位相差情報niに基づいて演算処理が行なわ
れ、DATフレームの先頭のサンプルに対するローカルサ
ンプルアドレスコードおよび時間コードに変換し、サブ
コード信号パックに割当て記録される。
第16図ないし第21図はこの発明の第5実施例で使用さ
れるサブコードパックの記録フォーマット例を示す図で
ある。
前述の第71図に示したように、チャネルステータスデ
ータは1ブロック192ビット(24バイト)で構成されて
おり、このうちCRCCを除く23バイトのデータをサブコー
ドパックに割当てて記録すればよい。チャネルステータ
スデータは、伝送情報の内容により、IDコード,英数字
チャネルオリジンデータ,英数字チャネルディスティネ
ーションデータ,ローカルサンプルアドレスコード,時
間コードおよび信頼性フラグの6種類に分けることがで
き、信頼性フラグを除く5種類のチャネルステータスデ
ータが別々のサブコードパックに割当てられる。
次に、1つのサブコードパック内のフォーマットにつ
いて第16図を参照して説明する。この実施例では、PACK
ITEM“1000"のサブコード信号パックがチャネルステ
ータスデータ信号用のサブコード信号パックにされて、
他のパックと区別される。また、PACK DATA領域のう
ち、PC1のB2〜B0を利用して、これをSUB PACK ITEMと
することにより、5種類のチャネルステータスデータが
区別される。
チャネルステータスデータのバイト22の信頼性フラグ
はビット4がIDコードに対応し、ビット5が英数字チャ
ネルオリジンデータと英数字チャネルディスティネーシ
ョンデータに対応し、ビット6がローカルサンプルアド
レスコードに対応し、ビット7が時間コードの信頼性を
示しているため、そのフラグ情報がそれぞれのパックの
PC1のB3領域に割当てられる。
第17図に示したサブコード信号パックは、SUB PACK
ITEMが“001"であり、IDコードが記録される。また、
第18図はSUB PACK ITEMが“010"であり、英数字チャ
ネルオリジンデータが記録される。さらに、第19図はSU
B PACK ITEMが“011"であり、英数字チャネルディス
ティネーションデータが記録される。第20図はSUB PAC
K ITEMが“100"であり、DATフレーム先頭位置のサンプ
ルに対するローカルサンプルアドレスコードが記録され
る。
さらに、第21図はSUB PACK ITEMが“101"であり、D
ATフレーム先頭位置のサンプルに対する時間コードが記
録される。ここで、IDコードを除く4種類のチャネルス
テータスデータは、それぞれ4バイトずつであるため、
この4バイトがそれぞれのパックのPC4〜PC7に割当てら
れ、空区間のPC2とPC3はすべて“0"にされる。IDコード
は6バイトであり、下位4バイトがPC4〜PC7に割当てら
れ、上位2バイトがPC2,PC3に割当てられ、5種類のチ
ャネルステータスデータの先頭のバイトはすべてPC4に
割当てられる。
上述のように割当てられたサブコード信号パックはメ
モリ回路4に与えられ、従来と同様にして処理されて磁
気テープ12に記録される。
次に、上述のごとくして記録されたデータを再生する
動作について説明する。磁気テープ12から再生された信
号は、従来例と同様の処理が行なわれた後、メモリ回路
15に記憶され、誤り訂正,補正が行なわれる。誤り訂
正,補正が行なわれたディジタルオーディオ信号は、D/
A変換回路17およびディジタルインタフェース回路28に
出力される。また、誤り訂正,補正が行なわれたサブコ
ードデータはマイクロコンピュータ23に与えられる。マ
イクロコンピュータ23は、それぞれのサブコード信号パ
ックのPACK ITEMからPACK DATAの内容を判別し、その
内容を表示器25に表示する。
ここで、PACK ITEMが“1000"のとき、つまりチャネ
ルステータスデータ用のサブコード信号パックであると
判断されると、SUB PACK ITEMからチャネルステータ
スデータの種類が判別され、ディジタルインタフェース
回路28に与えられる。ディジタルインタフェース回路28
は、入力されたチャネルステータスデータのうち、IDコ
ードと、英数字チャネルオリジンデータと、英数字チャ
ネルディスティネーションデータをそのまま保持する。
ローカルサンプルアドレスコードは、その値がローカル
サンプルアドレスを計数するカウンタ(図示せず)に与
えられ、時間コードは時間を計数するカウンタ回路(図
示せず)にロードされ、アドレスおよび時間が計数され
る。ディジタルデータを出力する場合は、ディジタルオ
ーディオインタフェースフォーマットに基づいて所定の
データが出力される。
上述のごとく、この実施例によるDATでは、ディジタ
ルオーディオインタフェースフォーマットに基づいて伝
送されるデータをチャネルステータスデータも含めて記
録し、再生することができる。
なお、上述の実施例では、チャネルステータスデータ
の種類により別々のサブコード信号パックにデータを割
当てたが、チャネルステータスデータをさらに細かくバ
イト単位で分割するようにしてもよい。
第22図〜第25図はそのようなサブコードパックの記録
フォーマット例を示す図である。すなわち、第22図〜第
25図に示したフォーマット例は、チャネルステータスデ
ータをバイト単位で隙間なく割当てて使用するパック数
を減らしたものである。これらについても、SUB PACK
ITEMを定義し、パック内に記録される内容を区別して
いる。
なお、前述の第16図〜第21図に示したパックのPC1のB
3領域には信頼性フラグFが設定される。この信頼性フ
ラグはチャネルステータスデータブロックのバイト22で
伝送される信頼性フラグがそのまま記録される。そし
て、マイクロコンピュータ23はサブコード信号パックに
記録された信頼性フラグを読取り、信頼できないものと
判別すると、1つ前のDATフレームの同一種類のパック
が記録された信頼できるデータをもとにして、信頼でき
るデータに補正したデータをインタフェース回路28へ出
力する。
なお、信頼性フラグとして、チャネルステータスデー
タブロックのバイト22で伝送される信頼性フラグをその
まま用いることなく、バイト23で伝送されるCRCCをチェ
ックし、その結果、誤りがないと判断されたならば、バ
イト22で伝送される各種の信頼性フラグをそのままパッ
クに記録させるようにし、誤りがあると判別されたなら
ば、各サブコード信号パックの信頼性フラグが信頼でき
ない状態を示すように強制的にセットするようにしても
よい。さらに、バイト22で伝送される信頼性フラグやCR
CCのチェック結果によらずに、複数の連続するチャネル
ステータスデータブロックで伝送される各種のデータの
同一性あるいは時間情報の場合には連続性により、その
データの信頼性を判別し、その結果を信頼性フラグとし
て各サブコード信号パックへ記録するようにしてもよ
い。
第5実施例では、ディジタルオーディオインタフェー
スのチャネルステータスで伝送される時間情報を32ビッ
トバイナリコード形式で記録するようにしたが、これを
時,分,秒,フレームおよびサンプル数に分け、サブコ
ードパックに記録するような第6実施例について説明す
る。
第26図は第6実施例を実現するための装置の概略ブロ
ック図である。この第26図に示した例は、チャネルステ
ータスデータ信号処理回路120と位相差検出回路121を設
けたものであって、それ以外の構成は第56図に示した従
来例と同じである。チャネルステータスデータ信号処理
回路120は192フレームのチャネルステータスビットで構
成されるチャネルステータスデータブロックのブロック
クロック信号122を抽出するとともに、エンファシス,
標本化周波数などのディジタル信号に密接な情報や2種
類の時間情報を抽出するために設けられている。位相差
検出回路121は位相差情報niを検出するために設けられ
ている。
第27A図および第27B図は第26図に示して第6実施例の
動作を説明するためのフロー図である。
次に、第26図,第27A図および第27B図を参照して、こ
の第6実施例の動作について説明する。記録時におい
て、ディジタル入力端子26に入力されたディジタルオー
ディオデータはディジタルインタフェース回路28によっ
て信号処理され、16ビットのオーディオデータがメモリ
回路4に記憶される。また、ディジタルインタフェース
回路28はディジタルオーディオデータからチャネルステ
ータスデータを抽出し、チャネルステータスデータ信号
処理回路120に与える。チャネルステータスデータ信号
処理回路120は、192フレームのチャネルステータスデー
タで構成されるチャネルステータスデータブロックのブ
ロッククロック信号122を抽出するとともに、エンファ
シス,標本化周波数などのオーディオ信号に密接な情報
や2種類の時間情報を抽出してマイクロコンピュータ23
に与える。位相差検出回路121は第1図の位相差検出回
路74と同様にして構成され、チャネルステータスデータ
ブロックの先頭からDATフレームの先頭までの位相差情
報niを検出してマイクロコンピュータ23に与える。この
位相差情報niはDATフレームの先頭サンプルとブロック
の先頭サンプル間のサンプル数を表わしている。
マイクロコンピュータ23はチャネルステータスデータ
ブロック内の2種類の時間情報、すなわちローカルサン
プルアドレスコードと時間コードのそれぞれの値に、位
相差検出回路121によって計測された位相差情報niを加
算する。加算結果はDATフレーム先頭のサンプルに対応
する時間情報となる。さらに、マイクロコンピュータ23
は加算結果をDATタイムコードに変換する演算を行な
い、その結果をサブコードパックに割当てて記録する。
DATタイムコードへの変換を行なう演算は、後述の第
(5)式ないし第(9)式に基づいて行なわれる。
DATフレーム先頭のサンプルに対応する時間情報をTc,
DATフレームの1フレームにおけるサンプル数をTsとす
ると、端数のサンプル数SAMPLE NO.は次の第(5)式
で表わされる。
SAMPLE NO.=TcmodTs …(5) DATのフレーム番号FRAME NO.は次の第(6)式で表
わされる。
FRAME NO.=(INT(Tc/Ts) mod100)mod33 +33INT[(INT(Tc/Ts) mod100)/99] …(6) 秒の単位SECONDは次の第(7)式で表わされる。
SECOND=3[INT(Tc/100Ts) mod20] +INT[(INT(Tc/Ts)mod10 0)/33] −INT[(INT(Tc/Ts)mod10 0)/99] …(7) 分の単位MINUTEは次の第(8)式で表わされる。
MINUTE=INT(Tc/2000Ts) mod60 …(8) 時の単位HOURは次の第(9)式で表わされる。
HOUR=INT(Tc/120000Ts) …(9) DATフレームの1フレーム内におけるサンプル数Ts
標本化周波数によって異なり、前述のごとく標本化周波
数が48kHz,44.1kHz,32kHzのとき、それぞれ1440サンプ
ル,1323サンプル,960サンプルとなる。
第28図および第29図はこの第6実施例で使用されるサ
ブコードパックの記録フォーマット例を示す図である。
第28図は時間コードを記録するパックのフォーマット例
を示し、DATフレーム先頭のサンプルに対応した時間コ
ードがDATタイムコードに変換されて記録される。前述
の第(6)式ないし第(9)式により算出された時,
分,秒,フレーム番号がPC4〜PC7の指定領域に2桁の2
進化10進コードで記録され、第(5)式から算出された
端数のサンプル数がS10〜S0の11ビットバイナリコード
形式で記録される。
ここでは、S10をMSBとしている。PC3のB7〜B4(T3〜T
0:4ビット)により、時間コードに関する識別情報が記
録されていて、ディジタルオーディオデータ列以外の時
間コードの記録にも対応可能にされている。PACK ITEM
については、第65図に示す中から、未定義のものを使用
すればよいが、残りが少ないため、この実施例では、
“0011"とされ、従来のRunning Time PACKとの区別を
するためにPC1のB3が“1"とされる。
第29図に示したフォーマットはDATフレーム先頭のサ
ンプルに対応したローカルサンプルアドレスコードを前
述の第(5)式ないし第(9)式を使用してDATタイム
コードに変換して記録したものである。この第29図に示
した例では、前述の第28図に示した時間コードパックの
例と同様な識別情報がT3〜T0の4ビットコードにより記
録される。PACK ITEMは“0001"とされ、PC1のB3が“1"
に設定されている。
再生時においては、磁気テープ12の傾斜トラックから
再生されたオーディオ信号は、所定の信号処理が施さ
れ、メモリ回路15を介してディジタルインタフェース回
路28に与えられる。一方、サブコードパックに記録され
ている時間コードとローカルサンプルアドレスコードと
PCM信号領域内に記録されているPCM IDコードとがマイ
クロコンピュータ23によって読取られ、それらの情報が
チャネルステータスデータ信号処理回路120に与えられ
る。その際、時間情報に関しては、DATタイムコードが
もとの32ビットのバイナリコードに逆演算されて出力さ
れる。この逆演算は次の第(10)式に従って行なわれ
る。
Tc=[120000×HOUR+2000× MINUTE+33×SECOND+INT(S ECOND/3)+FRAME NO.]×Ts +SAMPLE NO. …(10) チャネルステータスデータ信号処理回路120は、マイ
クロコンピュータ23から与えられたもとのバイナリ32ビ
ットの時間コードとローカルサンプルアドレスコードの
それぞれをDATフレームクロック信号の立上がり時点ご
とにロードする。チャネルステータスデータ信号処理回
路120は、標本化クロック信号fsによって歩進される2
系統の32ビットバイナリカウンタ(図示せず)と、標本
化クロック信号fsを192個計数するごとにクロック信号1
22を発生するクロック信号発生用カウンタ(図示せず)
を含む。そして、チャネルステータスデータ信号処理回
路120から発生されたクロック信号122の立上がり時点に
おいて、チャネルステータスデータであるエンファシ
ス,標本化周波数などのオーディオ信号に密接な情報
と、その時点における2系統の32ビットバイナリカウン
トの計数値、すなわちブロックの先頭アドレスコードが
ディジタルインタフェース回路28に与えられる。ディジ
タルインタフェース回路28はブロック信号122の立上が
りエッジを基準にして、オーディオ信号,チャネルステ
ータスデータをそれぞれ所定の位置に載せて外部へ出力
する。
第30図および第31図は時間コードを記録する別のパッ
クフォーマット例を示す図である。これらの第30図およ
び第31図に示した例は、時,分,秒,フレーム番号の内
容およびT3〜T0の内容は同一であるが、第30図では、端
数のサンプル数がS10〜S0の11ビットバイナリコードで
記録され、第31図に示した例では、位相差検出回路121
によって計測された位相差情報niがM7〜M0の8ビットバ
イナリコードで記録される。これらの識別は、PC3,B0の
MSフラグで行なわれ、たとえばMSフラグが“0"であれば
端数のサンプル数を示し、MSフラグが“1"であれば、位
相差情報niが記録されていることを示している。
第30図に示したパックにより、DATフレーム先頭に位
置するサンプルに対応する時間コードが記録されること
になる。再生時においては、DATフレームクロック信号
の立上がり時点ごとに、第31図に示したパックに記録さ
れている位相差情報niが前述のクロック信号発生用カウ
ンタにロードされる。それによって、記録時点における
DATフレームと、チャネルステータスデータブロックの
位相関係が保たれて再生される。
第32図および第33図はローカルサンプルアドレスコー
ドを記録する別のパックフォーマット例を示す図であ
る。この第32図および第33図で記録される内容は、前述
の第30図および第31図とほぼ同じであり、時間情報の内
容とPACK ITEMのみが異なる。
なお、チャネルステータスデータのIDコード,英数字
チャネルオリジンデータおよび英数字チャネルデスティ
ネーションデータについては、前述の第5実施例で説明
した第17図ないし第19図に示したサブコードパックに記
録される。
ところで、前述の第5および第6実施例では、第34図
に示すDATフレームの変化点t0,t1…に位置するチャネル
ステータスデータブロック(第34図ではj,i+7の記号
で示すブロック)で伝送されるチャネルステータスデー
タのみをDATのサブコードに記録させる方法について述
べた。しかし、チャネルステータスデータのうち、英数
字チャネルオリジンデータと英数字チャネルデスティネ
ーシャンデータについては、文字列がASCCIコードによ
り伝送されるので、5文字以上の文字列を伝送するとき
は、複数個のチャネルステータスデータブロックが使用
されることになる。このため、第34図のDATフレーム内
に位置するj+〜i+6の記号で示すチャネルステータ
スデータブロックで伝送される英数字チャネルオリジン
データと、英数字チャネルデスティネーションデータを
DATのサブコードへ記録する必要が生じてくる。
そこで、第35図〜第38図にすべての英数字チャネルオ
リジンデータおよび英数字チャネルディスティネーショ
ンデータを記録するパックの記録フォーマット例を示
す。
第35図を参照して、PC2のB5〜B3領域のBN2,BN1,BN0の
3ビットで構成されるデータは、第34図に示すようにDA
Tフレームの変化点に位置するチャネルステータスデー
タブロックからのブロック番号(DATフレームの変化点
に位置するブロックの番号を“000"(0)とする。)を
表わしている。そのブロック番号で表わされたそれぞれ
のチャネルステータスデータブロックで伝送される英数
字チャネルオリジンデータがPC4〜PC7の4バイトを使用
して記録される。PC3のB7〜B0(N7〜N0)領域に、計測
された位相差情報niが8ビットのバイナリコードで記録
され、この情報niを用いてDATフレームとチャネルステ
ータスデータブロックの位相関係を記録時点と同じにな
るように再生できる。
第36図におけるパックにおいて、BN〜BN0,N7〜N0の情
報の意味は第35図で示したものと同じである。
第37図は第35図に示した英数字チャネルオリジンデー
タを記録するパックの変形例であり、ここでは位相差情
報niではなく、DATフレーム変化点から、BN2〜BN0の3
ビットで表わされる各ブロックの先頭までの位相情報m
を記録するようにしている。これによって、第35図で示
したパックフォーマット例では、位相差情報niと、BN2
〜BN0で示されるブロック番号とから各ブロックの先頭
の位相情報を後で演算して求めなければならなかった
が、その必要がなくなる。位相情報mの値は、DATフレ
ームの変化点を基準としているため、ブロック番号“00
0"のとき、その符号が負と定義される。
第38図は第37図に示したパックフォーマット例を英数
字チャネルデスティネーションデータ用に適用したもの
である。また、第37図および第38図の位相情報mは、DA
Tフレームの変化点を基準とした各ブロック先頭までの
絶対時間(単位は1サンプル時間)を表わすため、ブロ
ック番号BN2〜BN0の情報を省略してもよい。ただし、こ
のとき、たとえば、PC2のB3にmの符号情報を記録し、
mの値に正負を示さなければならない。また、英数字チ
ャネルオリジンデータや英数字チャネルディスティネー
ションデータが伝送されていないチャネルステータスデ
ータブロックについては、記録する必要がないので、伝
送されているブロックについてのみ記録を行なうように
すれば、パック数を少なくできる。
上述の実施例は、ディジタルオーディオインタフェー
スフォーマットのプロ用のチャネルステータスデータに
ついてのみ説明したが、民生用ならびに音楽ソフト生産
用のチャネルステータスデータについても同様にデータ
を分割し、サブコード信号パックに割当てもよい。
ところで、今まで説明した実施例において、第1実施
例から第4実施例までは、SMPTE/EBU/Filmタイムコード
をDATへ記録,再生する方式であり、第5および第6実
施例は、ディジタルオーディオインタフェースで伝送さ
れるプロ用のチャネルステータスデータを記録,再生す
る方式について述べた。SMPTE/EBU/Filmタイムコードお
よびプロ用のチャネルステータスデータに含まれている
情報は、時間に関する情報とそれ以外の情報であるか
ら、それらの情報を記録するサブコードパックのフォー
マットを共通化することができる。その例を以下に説明
する。
第39図は時間に関する情報を記録するパックフォーマ
ット例であって、PACK ITEMは“0011"であり、従来のR
unning Timeパックと区別するために、PC1のB3を“1"
としている。パックに記録されるデータの内容を識別す
るために、SUB PACK ITEMとして、SPI1とSPI0が定義
され、SPI1,SPI0が“00"のとき、SMPTE/EBU/Filmタイム
コードの時間情報が記録され、“01"のときプロ用のチ
ャネルステータスデータのローカルサンプルアドレスコ
ードが記録され、“10"のときプロ用のチャネルステー
タスデータの時間コードが記録されていることを示す。
F1,F0の2ビットで記録時点の標本化周波数の種類が区
別され、“00"のとき48kHzであり、“01"のとき44.1kHz
であり、“10"のとき32kHzである。
このように、記録時点の標本化周波数の識別情報をF
1,F0の2ビットを使用して記録することにより、サブコ
ード信号パック内に記録されているF1,F0が示す標本化
周波数とは違う標本化周波数を使用してPCM信号のみの
アフターレコーディングを行なってしまったときなどに
効果がある。このような特殊なケースが行なわれたと
き、サブコード信号パック内に記録されているSMPTE/EB
U/Filmタイムコードやローカルサンプルアドレスコード
や時間コード、あるいは初期位相差情報I0や位相差情報
niは、そのサブコード信号パックの記録時点の標本化周
波数に基づいて伝送あるいは計測されたものであるの
で、PCM信号の標本化周波数と異なるともはや意味のな
くなるものとなってしまう。ところが、サブコード信号
パック記録時点の標本化周波数がわかっていれば、再生
時のPCM信号の標本化周波数をfsPCHとすれば、パック内
のローカルサンプルアドレスコードなどの値に、fsPCM/
fsを乗算すれば、最大1サンプル分の誤差が発生する
が、実用上全く問題なく再生することができる。
T2〜T0の3ビットは、タイムコードフラグであって、
SPI1とSPI0が“00"のとき、SMPTE/EBU/Filmタイムコー
ドの伝送レートを区別する。プロ用のチャネルステータ
スデータの時間情報が記録されるときは、未定義で“00
0"が記録される。PC2のB2〜B0およびPC3の領域には、11
ビットの2進データが記録される。この11ビット2進デ
ータは、SMPTE/EBU/Filmタイムコードの場合、前述の初
期位相差情報I0であり、プロ用のチャネルステータスデ
ータの時間情報の場合、前述した端数のサンプル数Samp
le NO.である。PC4〜PC7の領域には、DATタイムコード
に変換された時間情報が記録される。
第40図〜第44図は、時間情報以外の情報が記録される
パックフォーマット例である。PACK ITEMは“1000"で
あって、第40図に示すように、SPI1とSPI0の2ビットを
SUB PACK ITEMと定義し、記録内容の識別を行なう。P
C2〜PC7の領域は、サブコードフィールドであって、こ
こにSUB PACK ITEMで区別された各種の情報が記録さ
れる。第41図はSPI1とSPI0が“00"であって、SMPTE/EBU
/Filmタイムコードのバイナリーグループデータ(前述
のUser Gropデータ)と、各種フラグセット(TB5〜TB
0)が記録されるフォーマット例を示す。
第42図はSPI1とSPI0が“01"であって、プロ用のチャ
ネルステータスデータのIDコード(バイト0〜バイト
5)を記録するフォーマット例を示す。第43図はSPI1と
SPI0が“10"であって、プロ用のチャネルステータスデ
ータで伝送される英数字チャネルオリジンデータを示す
フォーマット例である。第44図はSPI1とSPI0が“11"で
あって、プロ用のチャネルステータスデータで伝送され
る英数字チャネルディスティネーションデータと信頼性
フラグを記録するフォーマット例である。
次に、SMPTE/EBU/Filmタイムコードとプロ用のチャネ
ルステータスデータで伝送される時間情報(以下、ディ
ジタルオーディオインタフェースタイムコードと称す
る。)の変換方法についての第7実施例を説明する。な
お、この第7実施例では、SMPTE/EBU/Filmタイムコード
の先頭、つまり第0フレームの先頭のサンプルと、ディ
ジタルオーディオインタフェースタイムコードの先頭、
つまり第0ブロックの先頭のサンプルが一致しているも
のと規定し、このときSMPTE/EBU/Filmタイムコードは00
時00分00秒00フレームであり、ディジタルオーディオイ
ンタフェースタイムコードは32ビットバイナリコードが
すべて0であるとし、この時間を午前0時と定義するこ
とにより、それぞれのフレームおよびブロックが比例関
係にあることを用いてお互いにタイムコードを変換す
る。
第45図はSMPTE/EBU/Filmタイムコードをディジタルオ
ーディオインタフェースタイムコードに変換するとき
の、SMPTE/EBU/Filmタイムコードフレームとディジタル
オーディオインタフェースブロックとの関係を示す図で
ある。第45図において、(a)はSMPTE/EBU/Silmタイム
コードのフレームを示し、(b)はディジタルオーディ
オインタフェースのブロックを示しており、0,…,i,i+
1,…はSMPTE/EBU/Filmタイムコードフレームのフレーム
番号であり、0,…,j,j+1…はディジタルオーディオイ
ンタフェースブロックのブロック番号であり、TCはSMPT
E/EBU/Filmタイムコードの1フレーム内のサンプル数を
示す。njはj番目のディジタルオーディオインタフェー
スブロック161の先頭からこのディジタルオーディオイ
ンタフェースブロック161に先行するi番目のSMPTE/EBU
/Filmタイムコードフレーム162の先頭までのサンプル数
を示す。
TTjは午前0時から前記j番目のディジタルオーディ
オインタフェースブロック161の先頭までの総サンプル
数を示している。また、TH,TM,TS,TFは前述のi番目のS
MPTE/EBU/Filmタイムコードフレーム162のタイムコード
の時,分,秒,フレーム値を示している。
SMPTE/EBU/Filmタイムコードをディジタルオーディオ
インタフェースタイムコードの変換する場合は、入力さ
れたタイムコードのTH,TM,TS,TFより、午前0時からi
番目のフレーム162の先頭までの総サンプル数iTCが求め
られ、それにi番目のフレーム162の先頭からj番目の
ディジタルオーディオインタフェースブロック161の先
頭までのサンプル数njを加えることにより、午前0時か
らj番目のディジタルオーディオインタフェースブロッ
ク161の先頭までの総サンプル数TTjが求められ、j番目
のディジタルオーディオインタフェースブロック161で
転送されるタイムコードTTjが求まる。これを式に表わ
すと、次の第(11)式〜第(14)式のようになる。
i=Tfr(3600TH+60TM+TS) +TF …(11) (SMPTEノンドロップフレームTfr=30Hz/EBU/Filmの場
合) i=108000TH+1800TM+30T S+TF …(12) (SMPTEノンドロップフレームTfr=29.97Hzの場合) i=107892TH+1798TM+2IN T(TM/10)+30TS+TF …(13) (SMPTEドロップフレームの場合) TTj=nj−INT(−iTC) …(14) ここで、Tfrはフレーム周波数を表わし、SMPTEでは30
Hzまたは29.97Hzであり、EBUでは25Hzであり、Filmでは
24Hzである。
第46図はディジタルオーディオインタフェースタイム
コードをSMPTE/EBU/Filmタイムコードに変換するとき
の、ディジタルオーディオインタフェースブロックとSM
PTE/EBE/Filmタイムコードフレームとの関係を示す図で
ある。次に、第46図を参照して、ディジタルオーディオ
インタフェースタイムコードをSMPTE/EBU/Filmタイムコ
ードに変換する方法について説明する。
第46図において、(a),(b)およびi,jはそれぞ
れ第45図に示したものと同じであり、TBはディジタルオ
ーディオインタフェースによって伝送されてきたタイム
コードであり、これは午前0時からj番目のディジタル
オーディオインタフェースブロック163の先頭までの総
サンプル数を表わしている。TLOは午前0時からi番目
のSMPTE/EBU/Filmタイムコードフレーム164の先頭まで
の総サンプル数を示し、miはi番目のSMPTE/EBU/Filmタ
イムコードフレーム164に先行するj番目のディジタル
オーディオインタフェースブロック163の先頭までのサ
ンプル数を表わし、TM,TM,TS,TFはi番目のSMPTE/EBU/F
ilmタイムコードフレーム164のタイムコードの時,分,
秒,フレーム値を示している。
ディジタルオーディオインタフェースタイムコードを
SMPTE/EBU/Filmタイムコードに変換する場合は、入力さ
れたディジタルオーディオインタフェースタイムコード
TBに、j番目のディジタルオーディオインタフェースブ
ロック163の先頭からi番目のSMPTE/EBU/Filmタイムコ
ードフレーム164の先頭までのサンプル数miが加算さ
れ、午前0時からi番目のフレーム164の先頭までの総
サンプル数TLOが求められ、この総サンプル数TLOからi
番目のフレーム164のタイムコードの時,分,秒,フレ
ーム値を計算して求められる。これらを式にすると次の
第(15)式〜第(37)式になる。
I) フレーム周波数Tfrが25Hz,24Hzまたはフレーム周
波数Tfrが30Hzでノンドロップフレームの場合、 TLO=TB+mi …(15) TCs=INT(Fs/Tfr+0.5) …(16) TCsα=x2・Fs/Tfr …(17) x1=TLOmodTC2α …(18) Sample=x1modTCs+TCs・I NT(x1/x2・TCs) …(19) TF=x2{INT(TLO+TCsα)mo d(Tfr/x2)} +INT(x1/TCs)−INT(x1/x 2・TCs) …(20) TS=INT(TLO/Fs)mod60 …(21) TM=INT(TLO/60Fs)mod60 …(22) TH=INT(TLO/3600Fs) …(23) ここで、Fsは標本化周波数であり、48kHz,44.1kHz,32
kHzの3通りである。
また、TCsは1フレーム内のサンプル数の小数点以下
を四捨五入したものであり、x2はTfrおよびFsによって
決定される係数であり、それぞれの値は第47図に示すよ
うになる。
II) ドロップフレームの場合 TLO=TB+mi …(15) Sample=INT{TLOmod(Fs/ Tfr)} …(24) i=INT{(TLO−Sample)・Tf r/Fs} …(25) y1=imod107892 …(26) y2=(ylmod17982)−2 …(27) TF={(y2mod1798)+2}mod 30 …(28) y3=INT[{(y2mod1798)+2} /30] …(29) TS=y3−INT(y3/60) …(30) TM=10*INT(y1/17982)+I NT(y2/1798)−INT(y2/179 82) …(31) TH=INT(i/107892) …(32) III) フレーム周波数が29.97Hzであり、ノンドロップ
フレームの場合 TLO=TB+mi …(15) Sample=INT{TLOmod(Fs/ Tfr)} …(24) i=INT{(TLO−Sample)・Tf r/Fs} …(25) TF=imod30 …(33) FS1=30Fs/29.97 …(34) TS=INT(TLO/FS1)mod60 …(35) TM=INT(TLO/60FS1)mod60 …(36) TH=INT(TLO/3600FS1) …(37) 第48図は各標本化周波数に対するSMPTE/EBU/Filmのタ
イムコードフレームの1フレーム内のサンプルを示す図
である。第48図に示すようにTfrが29.97Hzの場合および
Tfr=30HzでFs=32kHzの場合、Tfr=24HzでFsが44.1kHz
の場合と32kHzの場合は、1フレーム内のサンプル数が
整数でない。そこで、この実施例では、Tfrが29.97Hzの
場合は、午前0時からの総サンプル数とフレームの変化
点から、各フレームのサンプル数を、Fs=48kHzの場合
は1601と1620,Fs=44.1kHzの場合は1471と1472,Fs=32k
Hzの場合は1067と1608を組合わせて誤差を1サンプル未
満に抑えている。
また、Tfr=30HzでFs=32kHzの場合は、3フレームご
とにサンプルの変化点とフレームの変化点とが一致する
ため、1フレーム内のサンプル数が1067,1067,1066と3
フレームごとに繰返すようにされている。また、Tfr=2
4HzでFs=44.1kHzの場合は、1838,2837と2フレームご
とに繰返してサンプル数が調整され、Fsが32kHzの場合
は1333,1333,1334と3フレームごとに繰返してサンプル
数が調整され、誤差が1サンプル未満に抑えられる。
なお、上述の実施例では、それぞれの計算が整数で扱
えるようにタイムコードをサンプル数に変換してサンプ
ル単位で計算をしているが、それぞれを時間単位で計算
してもよい。以下に、時間単位で計算した場合について
説明する。ただし、時間の単位は秒とする。
第49図および第50図はSMPTE/EBU/Filmタイムコードフ
レームとディジタルオーディオインタフェースブロック
の関係を時間軸で示したものである。
SMPTE/EBU/Filmタイムコードをディジタルオーディ
オインタフェースタイムコードに変換する場合(第49図
参照) i=Tfr(3600TH+60TM+TS) +TF …(38) (SMPTEノンドロップフレームTfr=30Hz/EBU/Filmの場
合) i=108000TH+1800TM+30T S+30TF/29.97 …(39) (SMPTEノンドロップフレームTfr=29.97Hzの場合) i=107892TH+1798TM+2IN T(TM/10)+30TS+TF …(40) (SMPTEドロップフレームの場合) TTjt=njt+iTCt …(41) TTj=TTjt・Fs …(42) TTjt:午前0時からj番目のディジタルオーディオイン
タフェースブロック165の先頭までの時間 njt:j番目のディジタルオーディオインタフェースブロ
ック165の先頭からこのディジタルオーディオインタフ
ェースブロック165に先行するi番目のSMPTE/EBU/Film
タイムコードフレーム166の先頭までの時間 TCt:SMPTE/EBU/Filmタイムコードのフレーム周期 ディジタルオーディオインタフェースタイムコード
をSMPTE/EBU/Filmタイムコードに変換する場合(第50図
参照) I) Tfr=25Hz,24HzまたはTfr=30Hzでノンドロップ
フレームの場合 TBt=jDT …(43) TLOt=jDT+mit …(44) TF=(TLOt/TCt)modTFr …(45) TS=INT(TLOt)mod60 …(46) TM=INT(TLOt/60)mod60 …(47) TH=INT(TLOt/3600) …(48) TBt:午前0時からj番目のディジタルオーディオインタ
フェースブロック168までの時間 DT:ディジタルオーディオインタフェースブロックの周
期 TLOt:午前0時からi番目のSMPTE/EBU/Filmタイムコー
ドフレーム167の先頭までの時間 mit:i番目のSMPTE/EBU/Filmタイムコードフレーム167の
先頭から上述のフレームに先行するj番目のディジタル
オーディオインタフェースブロック168の先頭までの時
間 TCt:SMPTE/EBU/Filmタイムコードのフレーム周期 II) ドロップフレームの場合 TLOt=jDT+mit …(44) i=TLOt/TCt …(49) この後、TF,TS,TM,THの計算は前述の第(26)式〜第
(32)式と同様であるため省略する。
III) Tfr=29.97Hzでノンドロップフレームの場合 TLOt=jDT+mit …(44) i=TLOt/TCt …(49) この後、TF,TS,TM,THの計算は前述の第(33)式〜第
(37)式と同様であるため省略する。
なお、上述の実施例では、SMPTE/EBU/Filmタイムコー
ドとディジタルオーディオインタフェースタイムコード
とのサンプル単位の相互変換について説明したが、同様
な方法で、その他の種類のタイムコードについても変換
式を導くことができる。
この第7実施例の考え方に基づけば、DATに記録され
たSMPTE/EBU/Filmタイムコードをプロ用のチャネルステ
ータスデータで伝送されるディジタルオーディオインタ
フェースタイムコードに変換して出力することができ、
また、その逆の操作も可能となる。
次に、ディジタルオーディオインタフェースで伝送さ
れるユーザデータを複数のパックを使用してすべて記録
し、そのとき順番を示すパックNO.を付加するような第
8実施例について説明する。
第51図はそのような第8実施例の概略ブロック図であ
る。この第51図に示した実施例は、ユーザデータパック
生成回路150とユーザデータ分割回路151とユーザデータ
生成回路152とが新たに設けられ、その他の構成は第56
図の従来例と同じである。ユーザデータ分割回路151
は、ディジタルインタフェース回路28から出力される復
調されたユーザデータを受け、1パックに記録するビッ
ト数ごとに分割するために設けられている。ユーザデー
タパック生成回路150はユーザデータ分割回路151によっ
て分割されたデータを受け、ユーザデータであることが
わかるユーザデータパックを生成する。ユーザデータ生
成回路152は再生された複数のユーザデータパックから
もとのユーザデータに戻すために設けられている。
第52A図および第52B図はこの発明の第8実施例の具体
的な動作を説明するためのフロー図であり、第53図およ
び第54図は同じく動作を説明するためのタイミング図で
あり、第55図はこの発明の第8実施例に用いられるユー
ザデータパックの一例を示す図である。
次に、第51図〜第54図を参照して、この発明の第8実
施例の動作について説明する。記録時には、ディジタル
インタフェース回路28によって分離されたユーザデータ
がユーザデータ分割回路151によって最終的に1パック
分のデータごとに分割される。第53図はユーザデータの
第1段階の分割方法を説明するためのタイミング図であ
り、標本化周波数が48kHzのものである。第53図におい
て、(a)は第51図に示したクロック発生回路29で生成
されるDATフレームクロック信号であり、(b)はDATフ
レームであり、(c)はディジタルインタフェース回路
28から出力されるディジタル信号であり、(d)はディ
ジタルインタフェース回路28から出力されるユーザデー
タを示している。WLnとULnおよびWRnとURnはnが等しい
とき、同一サブフレームのオーディオデータとユーザデ
ータであることを示している。
第53図に示すように、まずユーザデータがDATフレー
ムごとに区切られ、次に第54図に示すようにDATフレー
ムごとに区切られたユーザデータがさらに1パックとし
て記録するビット数ごとに区切られる。第54図に示した
場合は、40ビット(=5バイト)ごとに区切った例を示
している。この場合、DAT1フレームに記録するユーザデ
ータは、72パックのデータとして2トラックに記録され
る。2トラックあたり112パック分の記録領域があるた
め、ユーザデータがすべて記録できる。
上述のごとく、ユーザデータ分割回路151によって分
割されたユーザデータはユーザデータパック生成回路15
0によって、第55図に示すようなパックフォーマットに
フォーマット化される。この例では、PACK ITEMとして
“1110"が用いられ、また、DATフレーム内のユーザデー
タの順番を識別するために72パックすべてにパック0〜
パック71のパックNO.が付加され、PC2の領域に割当てら
れる。PC3〜PC7の領域には、ユーザデータが割当てら
れ、PC8はPC1〜PC7から生成されたパリティが割当てら
れる。
ユーザデータパック生成回路150で生成されたユーザ
データパックはメモリ回路4に記憶され、第53図に示し
たように、連続した2880サブフレーム(各チャネルでは
1140サブフレーム)のオーディオデータとユーザデータ
が同じDATフレーム記録されるようにメモリ回路4に書
込まれる。
次に、第52B図を参照して、再生時の動作について説
明する。メモリ回路15に記憶されたオーディオデータは
ディジタルインタフェース回路28に与えられる。ユーザ
データ生成回路152はメモリ回路15に記憶されているパ
ックの中からアイテムおよびパックNO.を参照しながら
ユーザデータパックのパック0からパック71の72パック
を読出し、各パックのユーザデータ部のみを取出し、も
との順序に戻してディジタルインタフェース回路28に出
力する。ディジタルインタフェース回路28は入力された
オーディオデータとユーザデータとをディジタルオーデ
ィオインタフェースフォーマットにフォーマット化し
て、ディジタル出力端子27から出力する。
なお、DATフレームの先頭のサンプルに対応するユー
ザデータはパックNO.0の先頭ビットであることが予めわ
かっているため、受信時と同じ組合わせで出力すること
ができる。
また、第55図のパックフォーマット例では、PC3〜PC7
をユーザデータの記録領域として用いたが、PC1のB3〜B
0およびPC2のB7,B6をパックNO.に割当て、ユーザデータ
をPC8を含むPC2のB5以降の領域に割当ててもよい。
さらに、上述の実施例では、2チャネル分のユーザビ
ットを合わせて1系統のユーザデータとして処理するよ
うにしたが、チャネルごとにユーザデータを分割し、チ
ャネルの識別をするためのチャネルコードとパック番号
をPC2に記録しても同等の効果を得ることができる。
また、上述の実施例はパック番号を同時に記録した
が、パック番号に対応した記録領域を予め定めておくこ
とにより、パック番号が不要となり、効率の良い記録が
可能となる。
また、上述の実施例は、ユーザデータについて説明し
ているが、チャネルステータスデータも同様の方法です
べてのデータを記録することができる。主信号であるオ
ーディオデータに対して、付加情報であるユーザデー
タ,チャネルステータスデータはパックとしてサブコー
ド領域に記録することができる。さらに、チャネルステ
ータスデータは、2チャネル分はほとんど必要なく、1
チャネル分の記録で実用上問題ない。
さらに、上述の実施例は、プロ用ディジタルオーディ
オインタフェースフォーマットの信号を取扱うようにし
たが、民生用の場合も同様な処理で対応できる。なお、
ユーザデータパック生成回路150,ユーザデータ分割回路
151,ユーザデータ生成回路152と同等の機能をマイクロ
コンピュータ23を利用して実現するようにしてもよい。
さらに、上述の第7実施例を除く各実施例のサブコー
ドパックのフォーマット例として、PACK ITEMを特定の
ものに定めて説明を行なったが、これに限定されるもの
ではなく、PACK DATA記録領域へ記録する内容について
も、前述の指定位置へ記録する必要はなく、任意の位置
に記録してもよい。
また、上述の第1〜第4実施例では、SMPTE/EBU/Film
タイムコードの記録,再生を行なうDATについて説明
し、第5および第6実施例では、ディジタルオーディオ
インタフェースのプロ用のチャネルステータスデータの
記録,再生を行なうDATについて説明し、第8実施例で
は、ディジタルオーディオインタフェースのユーザデー
タの記録,再生を行なうDATについて説明したが、これ
らの情報をすべて記録,再生できるDATを各実施例にお
いて付加した回路をすべて搭載することにより構成でき
ることは言うまでもない。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、主信号および副信
号のフレーム周期とは異なる周期の情報をその識別情報
とともに磁気テープの副信号記録領域に記録し、再生す
ることができる。したがって、たとえばディジタルオー
ディオテープレコーダに応用すれば、高速サーチ機能を
十分に活用することができ、他の業務用AV機器との同期
運転時の引込時間を短縮することができる。
さらに、この発明によれば、主信号および副信号のフ
レーム周期とは異なる周期を有するタイムコード信号に
含まれる時間情報などを磁気テープの副信号の記録領域
に記録するとともに、主信号のフレームの区切れとタイ
ムコード信号のフレームの区切れとの間の位相差を検出
して副信号領域に記録しておき、再生時に時間情報など
に基づいてタイムコード信号のデータ列を合成し、位相
差情報に応答してタイムコード信号が記録時の位相関係
と同一になるように出力することができる。したがっ
て、再生時において元のタイムコード信号へ戻すときに
使用する演算式のパラメータを変更すれば、記録時点と
異なるタイムコード信号を出力することができる。
さらに、この発明によれば、位相差情報の計測に標本
化クロック信号を使用することにより、位相差情報なら
びにタイムコードの表現を結果的にトータルの標本化数
と同一にすることができ、タイムコード記録で必須条件
となるサンプル単位の精度を確保でき、1サンプル単位
の同期および編集が可能になる。
さらに、ディジタル信号列から抽出された主信号と検
出された位相差情報と第1のアドレス情報とから第2の
アドレス情報を算出し、このアドレス情報に基づいて時
間情報と余剰数を算出して磁気テープに記録し再生する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の概略ブロック図である。 第2図はこの発明の第1の実施例の動作を説明するため
のタイミング図である。 第3A図および第3B図はこの発明の第1の実施例の動作を
説明するためのフロー図である。 第4図,第5図および第6図はこの発明の第1の実施例
で使用されるサブコードパックの記録フォーマット例を
示す図である。 第7図はこの発明の第2の実施例の動作を説明するため
のタイミング図である。 第8図および第9図はこの発明の第2の実施例で使用さ
れるサブコードパックの記録フォーマット例を示す図で
ある。 第10図および第11図はこの発明の第3実施例で使用され
るサブコードパックの記録フォーマット例を示す図であ
る。 第12図はこの発明の第4実施例を示す概略ブロック図で
ある。 第13図はこの発明の第4実施例に使用されるサブコード
パックの記録フォーマット例を示す図である。 第14図はこの発明の第5実施例の概略ブロック図であ
る。 第15図はこの発明の第5実施例において入力されるディ
ジタルオーディオインタフェースのブロックとDATフレ
ームとの関係を示す図である。 第16図ないし第21図はこの発明の第5実施例で使用され
るサブコードパックの記録フォーマット例を示す図であ
る。 第22図ないし第25図はチャネルステータスデータをさら
に細かくバイト単位で分割したようなサブコードパック
の記録フォーマット例を示す図である。 第26図は第6実施例を実現するための装置の概略ブロッ
ク図である。 第27A図および第27B図は第26図に示した第6実施例の動
作を説明するためのフロー図である。 第28図および第29図は第6実施例で使用されるサブコー
ドパックの記録フォーマット例を示す図である。 第30図および第31図は時間コードを記録する別のパック
フォーマット例を示す図である。 第32図および第33図はローカルサンプルアドレスコード
を記録する別のパックフォーマット例を示す図である。 第34図は入力されるチャネルステータスデータブロック
とDATフレームとの関係を示すタイミング図である。 第35図ないし第38図はすべての英数字チャネルオリジン
データおよび英数字チャネルディスティネーションデー
タを記録するパックの記録フォーマット例を示す図であ
る。 第39図は時間に関する情報を記録するパックフォーマッ
ト例を示す図である。 第40図ないし第44図は時間情報以外の情報が記録される
パックフォーマット例を示す図である。 第45図はSMPTE/EBU/Filmタイムコードをディジタルオー
ディオインタフェースタイムコードに変換するときの、
SMPTE/EBU/Filmタイムコードフレームとディジタルオー
ディオインタフェースブロックとの関係を示す図であ
る。 第46図はディジタルオーディオインタフェースタイムコ
ードをSMPTE/EBU/Filmタイムコードに変換するときの、
ディジタルオーディオインタフェースブロックとSMPTE/
EBU/Filmタイムコードフレームとの関係を示す図であ
る。 第47図はフレーム周波数と標本化周波数により決定され
る係数X2の値を示す図である。 第48図は各標本化周波数に対するSMPTE/EBU/Filmタイム
コードフレームの1フレーム内のサンプル数を示す図で
ある。 第49図および第50図はSMPTE/EBU/Filmタイムコードフレ
ームとディジタルオーディオインタフェースブロックと
の関係を時間軸で示した図である。 第51図は第8実施例の概略ブロック図である。 第52A図および第52B図はこの発明の第8実施例の具体的
な動作を説明するためのフロー図である。 第53図および第54図は同じく動作を説明するためのタイ
ミング図である。 第55図はPC3〜PC7をユーザデータの記録領域として用い
たパックフォーマットを示す図である。 第56図は従来のDATの全体の構成を示す概略ブロック図
である。 第57図は磁気テープ上に記録される信号の概略図であ
る。 第58図は1トラックに記録される信号を概略的に示す図
である。 第59図は第58図に示したPCM信号領域のブロックフォー
マットを示す図である。 第60図は第59図に示したPCM信号ブロックに記憶されるI
Dコードの構成を示す図である。 第61図は第60図に示したID1〜ID7のビット割当てを示す
図である。 第62図は第58図に示したサブコード領域のブロックフォ
ーマットを示す図である。 第63図はサブコード信号領域に記録されるサブコード信
号の記録フォーマットを示す図である。 第64図はサブコード信号のパックフォーマットを示す図
である。 第65図はPACK ITEMとその内容を示す図である。 第66図および第67図は、それぞれ、Program Time Run
ningを記録するパックフォーマットを示す図である。 第68図はオーディオ信号およびサブコード信号の記録と
再生のタイミング関係を示す図である。 第69図はディジタルオーディオインタフェースブロック
フォーマットのサブフレームの信号構成を示す図であ
る。 第70図は2チャネルの信号を伝送するときのフォーマッ
トを示す図である。 第71図はプロ用のチャネルステータスデータフォーマッ
トを示す図である。 第72図はSMPTE/EBU/Filmタイムコードのフレームフォー
マットを示す図である。 第73図は各種タイムコード信号およびDATのフレーム周
波数を示す図である。 図において、2,18はローパスフィルタ、3はA/D変換回
路、4,15はメモリ回路、5は符号化回路、6は変調回
路、7は記録アンプ、8はスイッチ回路、9,10はヘッ
ド、11は回転ドラム、12は磁気テープ、13は再生アン
プ、14は復調回路、16は復号回路、17はD/A変換回路、2
8はディジタルインタフェース回路、23はマイクロコン
ピュータ、24は入力キー、25は表示器、29はクロック発
生回路、72は復調回路、74,91,121は位相差検出回路、7
5は変調回路、90はデータ読取回路、120はチャネルステ
ータスデータ信号処理回路、150はユーザデータパック
生成回路、151はユーザデータ分割回路、152はユーザデ
ータ生成回路を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/28 B (31)優先権主張番号 特願平1−72625 (32)優先日 平1(1989)3月24日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平1−86028 (32)優先日 平1(1989)4月4日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平1−95682 (32)優先日 平1(1989)4月14日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平1−73130 (32)優先日 平1(1989)3月23日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平1−119248 (32)優先日 平1(1989)5月12日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 石田 禎宣 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電 機株式会社電子商品開発研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−29391(JP,A) 特開 平1−201887(JP,A) 特開 平1−91389(JP,A) 特開 平1−138658(JP,A) 特開 平2−96995(JP,A) 特開 平1−201885(JP,A) 特開 平1−287889(JP,A) 特開 平1−232889(JP,A) 特開 平2−132677(JP,A) 特開 平2−227851(JP,A)

Claims (29)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された主信号を所定のフレーム周期ご
    とに分割し、分割された前記主信号を1フレームのデー
    タとして信号処理を行なって磁気テープの所定の領域に
    記録し、副信号を前記磁気テープの主信号とは別の領域
    に記録する磁気記録装置であって、 前記主信号のフレーム周期とは異なったフレーム周期を
    有するタイムコード信号を入力し、前記タイムコード信
    号に含まれる第1の時間情報を抽出する情報抽出手段、 所定のクロック信号によって前記主信号のフレームの変
    化点とこのフレーム変化点の後最初に現れるタイムコー
    ド信号のフレームの変化点との間の位相差を検出する位
    相差検出手段、 前記情報抽出手段によって抽出された第1の時間情報
    と、前記位相差検出手段によって検出された位相差情報
    に応答して、前記所定のフレーム周期を最小単位とする
    第2の時間情報を算出し、さらに前記タイムコード信号
    の基準となるフレームの先頭と、前記タイムコード信号
    の基準となるフレームに対応して位置する主信号のフレ
    ームの先頭との間の初期位相差情報を算出する演算手
    段、および、 前記演算手段によって算出された前記第2の時間情報と
    前記初期位相差情報と前記所定のクロック信号の周波数
    を示す周波数識別情報とを前記副信号の記録領域内に記
    録する記録手段を備えた、磁気記録装置。
  2. 【請求項2】前記情報抽出手段は、前記タイムコード信
    号に含まれる前記第1の時間情報に加えて第1の時間情
    報以外の情報を抽出し、 前記記録手段は、前記情報抽出手段によって抽出された
    前記第1の時間情報以外の情報を前記副信号の記録領域
    内に記録することを特徴とする、請求項第1項記載の磁
    気記録装置。
  3. 【請求項3】前記記録手段は、前記演算手段によって算
    出された前記第2の時間情報のフレーム番号を、前記第
    1の時間情報以外の情報とともに前記副信号の記録領域
    内の同一の領域へ記録することを特徴とする、請求項第
    2項記載の磁気記録装置。
  4. 【請求項4】前記記録手段は、前記タイムコード信号の
    フレームと、前記主信号のフレームとの位相関係に応じ
    て、前記主信号の連続する2フレームにわたって同一の
    前記第1の時間情報以外の情報が記録される場合、前記
    主信号の連続する2フレームのうち、後のフレームに属
    する前記第1の時間情報以外の情報を記録する領域内
    に、その記録内容が1つ前のフレームと同一であること
    を示す情報を記録することを特徴とする、請求項第2項
    または第3項記載の磁気記録装置。
  5. 【請求項5】前記所定のクロック信号の周波数が前記主
    信号の標本化周波数と同一であることを特徴とする、請
    求項第1項ないし第4項のいずれかに記載の磁気記録装
    置。
  6. 【請求項6】入力された主信号を所定のフレーム周期ご
    とに分割し、分割された前記主信号を1フレームのデー
    タとして信号処理を行なって磁気テープの所定の領域に
    記録し、副信号を前記磁気テープの主信号とは別の領域
    に記録し、記録された主信号と副信号とを再生する磁気
    記録再生装置であって、 前記主信号のフレーム周期とは異なったフレーム周期を
    有するタイムコード信号が入力され、前記タイムコード
    信号に含まれる第1の時間情報を抽出する情報抽出手
    段、 所定のクロック信号によって前記主信号のフレームの変
    化点とこのフレーム変化点の後最初に現れる前記タイム
    コード信号のフレームの変化点との間の位相差を検出す
    る位相差検出手段、 記録時に前記情報抽出手段によって抽出された第1の時
    間情報と、前記位相差検出手段によって検出された位相
    差情報に応答して、前記所定のフレーム周期を最小単位
    とする第2の時間情報を算出し、さらに前記タイムコー
    ド信号の基準となるフレームの先頭と、前記タイムコー
    ド信号の基準となるフレームに対応して位置する前記主
    信号のフレームの先頭との間の初期位相差情報を算出
    し、再生時に、前記第2の時間情報と前記初期位相差情
    報とから、前記第1の時間情報と前記位相差情報とを算
    出する演算手段、 記録時に前記演算手段によって算出された前記第2の時
    間情報と、前記初期位相差情報と前記所定のクロック信
    号の周波数を示す周波数識別情報とを前記副信号の記録
    領域内に記録し、再生時に、前記副信号の記録領域内に
    記録された前記第2の時間情報と、前記初期位相差情報
    と前記周波数識別情報とを再生する記録再生手段、およ
    び、 前記演算手段によって算出された前記第1の時間情報か
    ら、前記タイムコード信号の所定の伝送フォーマットの
    データ列を合成し、前記演算手段によって算出された前
    記位相差情報に応答して、前記合成されたタイムコード
    信号のデータ列を出力させるタイムコード信号生成手段
    を備えた、磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】前記情報抽出手段は、前記タイムコード信
    号に含まれる前記第1の時間情報に加えて第1の時間情
    報以外の情報を抽出し、 前記記録再生手段は、記録時に、前記情報抽出手段によ
    って抽出された前記第1の時間情報以外の情報を前記副
    信号の記録領域内に記録し、再生時に、前記副信号の記
    録領域内に記録された前記第1の時間情報以外の情報を
    再生し、 前記タイムコード信号生成手段は、前記演算手段によっ
    て算出された前記第1の時間情報と、前記記録再生手段
    により再生された前記第1の時間情報以外の情報とか
    ら、前記タイムコード信号の所定の伝送フォーマットの
    データ列を合成することを特徴とする、請求項第6項記
    載の磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】前記記録再生手段は、前記演算手段によっ
    て算出された前記第2の時間情報のフレーム番号を、前
    記第1の時間情報以外の情報とともに前記副信号の記録
    領域内の同一の領域へ記録することを特徴とする、請求
    項第7項記載の磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】前記記録再生手段は、前記副信号の同一の
    記録領域から前記第1の時間情報以外の情報と、前記第
    2の時間情報のフレーム番号とを再生し、 前記タイムコード信号再生手段は、前記記録再生手段に
    より再生された前記第2の時間情報のフレーム番号をも
    とにして、前記演算手段によって算出された前記第1の
    時間情報と、前記記録再生手段によって再生された前記
    第1の時間情報以外の情報とから、前記タイムコード信
    号の所定の伝送フォーマットのデータ列を合成すること
    を特徴とする、請求項第8項記載の磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】前記記録再生手段は、前記タイムコード
    信号のフレームと、前記主信号のフレームとの位相関係
    に応じて、前記主信号の連続する2フレームにわたって
    同一の前記第1の時間情報以外の情報が記録される場
    合、前記主信号の連続する2フレームのうち、後のフレ
    ームに属する前記第1の時間情報以外の情報を記録する
    領域内に、その記録内容が、1つ前のフレームと同一で
    あることを示す情報を記録することを特徴とする、請求
    項第7項ないし第9項のいずれかに記載の磁気記録再生
    装置。
  11. 【請求項11】前記記録再生手段は、前記副信号の同一
    の記録領域から前記第1の時間情報以外の情報と、前記
    第1の時間情報以外の情報の記録内容が1つ前のフレー
    ムと同一であることを示す情報を再生し、 前記タイムコード信号生成手段は、前記第1の時間情報
    以外の情報の記録内容が1つ前のフレームと同一である
    ことを示す情報に応じて、前記記録再生手段により再生
    される同一内容の前記第1の時間情報以外の情報を割愛
    して、前記タイムコード信号の所定の伝送フォーマット
    のデータ列を合成することを特徴とする、請求項第10項
    記載の磁気記録再生装置。
  12. 【請求項12】前記所定のクロック信号の周波数が前記
    主信号の標本化周波数と同一であることを特徴とする、
    請求項第6項ないし第11項のいずれかに記載の磁気記録
    再生装置。
  13. 【請求項13】前記演算手段は、再生時において、前記
    周波数識別情報が示す周波数と、前記主信号の標本化周
    波数が異なる場合に、前記初期位相差情報または前記算
    出した位相差情報に所定の演算補正を行なうことを特徴
    とする、請求項第6項ないし第12項のいずれかに記載の
    磁気記録再生装置。
  14. 【請求項14】磁気テープの所定の領域に記録された所
    定のフレーム周期を有する主信号と前記所定の領域と別
    の領域に記録された副信号とを前記磁気テープから再生
    し、前記主信号のフレーム周期と異なったフレーム周期
    を有した第1の時間情報を伝送するタイムコード信号を
    所定のフォーマットで生成して出力する磁気再生装置で
    あって、 前記所定のフレーム周期を最小単位とする第2の時間情
    報と、前記タイムコード信号の基準となるフレームの先
    頭と、前記タイムコード信号の基準となるフレームに対
    応して位置する前記主信号のフレームの先頭との間の初
    期位相差情報と、前記主信号のフレームの変化点とこの
    フレーム変化点の後最初に現れる前記タイムコード信号
    のフレームの変化点との間の位相差を検出するために使
    用されたクロック信号の周波数を示す周波数識別情報と
    を前記副信号の記録領域から再生する再生手段、 前記再生手段によって再生された前記第2の時間情報と
    前記初期位相差情報とから、前記周波数識別情報で示さ
    れるクロック信号をもとにして、前記第1の時間情報と
    前記主信号のフレームの変化点とこのフレーム変化点の
    後最初に現れる前記タイムコード信号のフレームの変化
    点との間の位相差情報とを算出する演算手段、および、 前記演算手段によって算出された前記第1の時間情報か
    ら前記タイムコード信号の所定の伝送フォーマットのデ
    ータ列を合成し、前記演算手段によって算出された前記
    位相差情報に応答して、前記合成されたタイムコード信
    号のデータ列を出力させるタイムコード生成手段を備え
    た、磁気再生装置。
  15. 【請求項15】前記再生手段は、前記副信号の記録領域
    から第2の時間情報、初期位相差情報及び周波数識別情
    報に加えて第1の時間情報以外の情報を再生し、 前記タイムコード信号生成手段は、前記演算手段によっ
    て算出された前記第1の時間情報と、前記再生手段によ
    って再生された前記第1の時間情報以外の情報とから、
    前記タイムコード信号の所定の伝送フォーマットのデー
    タ列を合成することを特徴とする、請求項第14項記載の
    磁気再生装置。
  16. 【請求項16】前記再生手段は、前記副信号の同一の記
    録領域から前記第1の時間情報以外の情報と、前記第2
    の時間情報のフレーム番号を再生し、 前記タイムコード信号生成手段は、前記再生手段によっ
    て再生された前記第2の時間情報のフレーム番号をもと
    にして、前記演算手段によって算出された前記第1の時
    間情報と、前記再生手段によって再生された前記第1の
    時間情報以外の情報とから、前記タイムコード信号の所
    定の伝送フォーマットのデータ列を合成することを特徴
    とする、請求項第15項記載の磁気再生装置。
  17. 【請求項17】前記再生手段は、前記副信号の同一の記
    録領域から前記第1の時間情報以外の情報と、前記第1
    の時間情報以外の情報の記録内容が1つ前のフレームと
    同一であることを示す情報を再生し、 前記タイムコード信号生成手段は、前記第1の時間情報
    以外の情報の記録内容が1つ前のフレームと同一である
    ことを示す情報に応じて、前記再生手段によって再生さ
    れる同一内容の前記第1の時間情報以外の情報を割愛し
    て、前記タイムコード信号の所定の伝送フォーマットの
    データ列を合成することを特徴とする、請求項第15項ま
    たは第16項記載の磁気再生装置。
  18. 【請求項18】前記演算手段は、前記周波数識別情報が
    示す周波数と、前記主信号の標本化周波数が異なる場合
    に、前記初期位相差情報または前記算出した位相差情報
    に所定の演算補正を行なうことを特徴とする、請求項第
    14項ないし第17項のいずれかに記載の磁気再生装置。
  19. 【請求項19】入力された主信号を所定のフレーム周期
    ごとに分割し、分割された前記主信号を1フレームのデ
    ータとして信号処理を行なって磁気テープの所定の領域
    に記録し、副信号を前記磁気テープの主信号とは別の領
    域に記録する磁気記録装置であって、 少なくとも1ワードの主信号および1ビットの補助デー
    タを含むサブフレームが伝送単位とされ、n個のサブフ
    レームで1つのブロックが構成され、前記ブロックに含
    まれる補助データから少なくとも1つ以上の情報が構成
    され、かつ、前記情報には前記ブロックを構成する先頭
    のサブフレームの主信号に対するアドレス情報が含まれ
    るように構成されたフォーマットで伝送されるディジタ
    ル信号列から、前記主信号と前記補助データとを抽出す
    る信号検出手段、 前記主信号のフレームの先頭と、前記主信号のフレーム
    の先頭に対応して位置する前記ディジタル信号列のブロ
    ックの先頭との間の位相差を検出する位相差検出手段、 前記位相差検出手段によって検出された位相差情報で前
    記主信号のフレームの先頭に位置する前記ディジタル信
    号列のブロックで伝送される第1のアドレス情報とから
    前記主信号のフレームの先頭ワードに対応する第2のア
    ドレス情報を算出し、さらに前記第2のアドレス情報か
    ら、前記所定のフレーム周期を最小単位とする時間情報
    と、前記所定のフレーム周期以下の剰余のサンプル数と
    を算出する演算手段、および、 前記演算手段によって算出された前記所定のフレーム周
    期を最小単位とする時間情報と前記剰余のサンプル数と
    を前記副信号の記録領域内に記録する記録手段を備え
    た、磁気記録装置。
  20. 【請求項20】前記記録手段は、前記主信号のフレーム
    の先頭に位置する前記ディジタル信号列のブロックで伝
    送される前記アドレス情報以外の情報を複数に分割し、
    分割されたそれぞれの情報にその内容を示す識別情報を
    付加して、前記副信号の記録領域内に記録することを特
    徴とする、請求項第19項記載の磁気記録装置。
  21. 【請求項21】前記アドレス情報以外の情報は英数字な
    どの文字情報を含み、 前記記録手段は、前記ディジタル信号列のブロックで伝
    送されるすべての文字情報を記録することを特徴とす
    る、請求項第20項記載の磁気記録装置。
  22. 【請求項22】入力された主信号を所定のフレーム周期
    ごとに分割し、分割された主信号を1フレームのデータ
    として信号処理を行なって磁気テープの所定の領域に記
    録し、副信号を前記磁気テープの主信号とは別の領域に
    記録し、記録された主信号と副信号を再生する磁気記録
    再生装置であって、 少なくとも1ワードの主信号および1ビットの補助デー
    タを含むサブフレームが伝送単位とされ、n個のサブフ
    レームで1つのブロックが構成され、前記ブロックに含
    まれる補助データから少なくとも1つ以上の情報が構成
    され、かつ、前記情報には前記ブロックを構成する先頭
    のサブフレームの主信号に対するアドレス情報が含まれ
    るように構成されたフォーマットで伝送されるディジタ
    ル信号列から、前記主信号と前記補助データを抽出する
    信号検出手段、 前記主信号のフレームの先頭と、前記主信号のフレーム
    の先頭に対応して位置するディジタル信号列のブロック
    の先頭との間の位相差を検出する位相差検出手段、 記録時に、前記検出された位相差情報と前記主信号のフ
    レームの先頭に位置する前記ディジタル信号列のブロッ
    クで伝送される第1のアドレス情報とから前記主信号の
    フレームの先頭ワードに対応する第2のアドレス情報を
    算出し、さらに前記第2のアドレス情報から、前記所定
    のフレーム周期を最小単位とする時間情報と、前記所定
    のフレーム周期以下の剰余のサンプル数とを算出し、再
    生時に、前記所定のフレーム周期を最小単位とする時間
    情報と剰余のサンプル数とから、前記第2のアドレス情
    報を算出する演算手段、 記録時に、前記演算手段によって算出された前記所定の
    フレーム周期を最小単位とする時間情報と前記剰余のサ
    ンプル数とを前記副信号の記録領域内に記録させ、再生
    時に、前記副信号の記録領域内に記録された前記所定の
    フレーム周期を最小単位とする時間情報と前記剰余のサ
    ンプル数とを再生する記録再生手段、および、 前記演算手段によって算出された前記第2のアドレス情
    報と前記主信号とを前記ディジタル信号列に合成して出
    力するディジタル信号列生成手段を備えた、磁気記録再
    生装置。
  23. 【請求項23】前記記録再生手段は、前記主信号のフレ
    ームの先頭に位置する前記ディジタル信号列のブロック
    で伝送される前記アドレス情報以外の情報を複数に分割
    し、分割されたそれぞれの情報にその内容を示す識別情
    報を付加して、前記副信号の記録領域内に記録し、再生
    時に、前記副信号の記録領域内に記録された前記アドレ
    ス情報以外の情報を、前記識別情報をもとにして再生を
    行ない、 前記ディジタル信号列生成手段は、前記アドレス情報以
    外の情報を前記ディジタル信号列に合成して出力するこ
    とを特徴とする、請求項第22項記載の磁気記録再生装
    置。
  24. 【請求項24】前記アドレス情報以外の情報は伝送内容
    の信頼性を示す情報を含み、 前記ディジタル信号列生成手段は、前記記録再生手段か
    ら再生された前記信頼性を示す情報によって信頼できな
    いことが確定された記録内容を他の信頼できる記録内容
    に基づいて補正することを特徴とする、請求項第23項記
    載の磁気記録再生装置。
  25. 【請求項25】前記アドレス情報以外の情報は英数字な
    どの文字情報を含み、 前記記録再生手段は、前記ディジタル信号列のブロック
    で伝送されるすべての文字情報を記録再生することを特
    徴とする、請求項第23項または第24項記載の磁気記録再
    生装置。
  26. 【請求項26】磁気テープの所定の領域に記録された所
    定のフレーム周期を有する主信号と前記所定の領域と別
    の領域に記録された副信号とを前記磁気テープから再生
    し、少なくとも1ワードの主信号および1ビットの補助
    データを含むサブフレームが伝送単位とされ、n個のサ
    ブフレームで1つのブロックが構成され、前記ブロック
    に含まれる補助データから少なくとも1つ以上の情報が
    構成され、かつ、前記情報には前記ブロックを構成する
    先頭のサブフレームの主信号に対するアドレス情報が含
    まれるように構成されたフォーマットで伝送されるディ
    ジタル信号列を生成して出力する磁気再生装置であっ
    て、 前記所定のフレーム周期を最小単位とする時間情報と、
    所定のフレーム周期以下の剰余のサンプル数とを前記副
    信号の記録領域から再生する再生手段、 前記再生手段から再生された前記時間情報と前記剰余の
    サンプル数とから前記サブフレームで伝送される主信号
    に対するアドレス情報を算出する演算手段、および、 前記演算手段によって算出された前記サブフレームで伝
    送される主信号に対するアドレス情報と前記主信号とを
    前記ディジタル信号列に合成して出力するディジタル信
    号列生成手段を備えた、磁気再生装置。
  27. 【請求項27】前記再生手段は、前記副信号の記録領域
    から、前記時間情報、前記剰余のサンプル数および前記
    アドレス情報以外の情報を再生し、 前記ディジタル信号列生成手段は、前記演算手段によっ
    て算出された前記サブフレームで伝送される主信号に対
    するアドレス情報と前記アドレス情報以外の情報とを前
    記ディジタル信号列に合成して出力することを特徴とす
    る、請求項第26項記載の磁気再生装置。
  28. 【請求項28】前記アドレス情報以外の情報は伝送内容
    の信頼性を示す情報を含み、 前記ディジタル信号列生成手段は、前記信頼性を示す情
    報によって信頼できないことが確定された記録内容を他
    の信頼できる記録内容に基づいて補正することを特徴と
    する、請求項第27項記載の磁気再生装置。
  29. 【請求項29】前記アドレス情報以外の情報は英数字な
    どの文字情報を含み、 前記再生手段は、前記副信号の記録領域から、前記ディ
    ジタル信号列のブロックで伝送されるすべての文字情報
    を再生することを特徴とする、請求項第27項または第28
    項記載の磁気再生装置。
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