JP2814075B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2814075B2
JP2814075B2 JP22516197A JP22516197A JP2814075B2 JP 2814075 B2 JP2814075 B2 JP 2814075B2 JP 22516197 A JP22516197 A JP 22516197A JP 22516197 A JP22516197 A JP 22516197A JP 2814075 B2 JP2814075 B2 JP 2814075B2
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賢治 五嶋
学 塚本
雅之 石田
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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は磁気記録再生装置
に関し、たとえば回転ヘッドを有し、オーディオ信号な
どを連続したディジタル信号に変換して磁気テープに記
録し、記録したディジタル信号を再生するようなディジ
タルオーディオテープレコーダ(以下、DATと称す
る)のような磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DATは、たとえば電子情報通信学会誌
1987年1月号の「DAT標準化の概要」などによっ
て発表されている。
【0003】図56はそのような従来のDATの全体の
構成を示す概略ブロック図である。先ず、図56を参照
して、DATの構成について説明する。アナログ信号入
力端子1には、左チャネルおよび右チャネルのアナログ
オーディオ信号が入力され、入力されたアナログオーデ
ィオ信号はローパスフィルタ(LPF)2に与えられ、
帯域制限される。帯域制限されたアナログオーディオ信
号はアナログ/ディジタル変換回路(以下、A/D変換
回路と称する)3に与えられ、ディジタルオーディオ信
号に変換される。このディジタルオーディオ信号はメモ
リ回路4に記憶される。メモリ回路4に関連して符号化
回路5が設けられている。この符号化回路5はメモリ回
路4に記憶されたディジタルオーディオ信号の誤り訂正
や誤り検出用の符号を生成する。
【0004】メモリ回路4から読出されたディジタルオ
ーディオ信号は変調回路6に与えられて変調される。変
調されたディジタルオーディオ信号は記録アンプ7によ
って増幅され、記録と再生を切換えるためのスイッチ回
路8を介して回転ヘッド9および10に与えられる。回
転ヘッド9,10はそれぞれが直径30mmの回転ドラ
ム11に180degの角度だけ離れて配置されてい
る。回転ドラム11には、磁気テープ12が90deg
の角度で巻付けられており、キャプスタン(図示せず)
の回転に伴って磁気テープ12が走行し、回転ヘッド
9,10により信号が記録または再生される。
【0005】回転ヘッド9,10によって再生されたデ
ィジタル信号はスイッチ回路8を介して再生アンプ13
に与えられる。再生アンプ13は再生ディジタルオーデ
ィオ信号を増幅して復調回路14に与える。復調回路1
4は再生ディジタル信号を復調するものであって、復調
した出力をメモリ回路15に与える。メモリ回路15に
関連して復号回路16が設けられている。この復号回路
16は再生ディジタルオーディオ信号の誤り訂正および
誤り検出を行なうものである。メモリ回路15から読出
された再生ディジタルオーディオ信号はディジタル/ア
ナログ変換回路(以下、D/A変換回路と称する)17
に与えられ、アナログオーディオ信号に変換される。変
換されたアナログオーディオ信号はローパスフィルタ
(LPF)18を介して左チャネルおよび右チャネルの
アナログ信号出力端子19に出力される。
【0006】回転ドラム11を回転させるためにドラム
モータ21が設けられるとともに、キャプスタン(図示
せず)を回転させるためにキャプスタンモータ22が設
けられ、これらのドラムモータ21とキャプスタンモー
タ22はサーボ回路20によって回転速度の制御が行な
われる。さらに、主信号であるオーディオ信号に関連し
たサブコード信号の処理を行なうためにサブコード信号
処理用マイクロコンピュータ(以下、マイクロコンピュ
ータと称する)23が設けられている。このマイクロコ
ンピュータ23に関連して、入力あるいは命令を設定す
るための入力キー24が設けられているとともに、マイ
クロコンピュータ23から出力されるサブコード信号の
内容を表示するために表示器25が設けられている。
【0007】さらに、DATには、外部から直接ディジ
タルオーディオデータ(これについての説明は後述す
る)を入力するためのディジタル入力端子26と、外部
に直接ディジタルオーディオデータを出力するディジタ
ル出力端子27が設けられていて、これらのディジタル
入力端子26とディジタル出力端子27はディジタルイ
ンタフェース回路28に接続される。さらに、クロック
発生回路29が設けられ、このクロック発生回路29か
ら各回路に必要なクロック信号が供給される。
【0008】図57は磁気テープ12上に記録される信
号の概略図であり、図58は1トラックに記録される信
号を概略的に示した図である。
【0009】前述の図56に示した回転ヘッド9によっ
て磁気テープ12上に傾斜トラックパターン30が記録
され、回転ヘッド10によって傾斜トラックパターン3
1が記録される。さらに、磁気テープ12の両端にはリ
ニアトラックパターン32,33が記録される。傾斜ト
ラックパターン30,31には、図58に示すように、
主信号であるディジタルオーディオ信号と、誤り訂正を
行なうための検査信号が記録されるPCM信号領域36
と、主信号に関連したサブコード信号を記録するサブコ
ード信号領域34,38と、サーボ用制御信号が記録さ
れるサーボ信号領域35,37とが設けられている。さ
らに、各領域間とトラックの始端および終端に一定周波
数の信号を記録する領域が設けられていて、傾斜トラッ
クは合計196ブロックで構成されている。
【0010】2個の回転ヘッド9,10はヘッド幅が約
20ミクロンであり、互いに20degのアジマス角を
有している。通常の記録再生時には、回転ドラム11が
2000rpmの回転数で一定回転し、テープ走行速度
が8.15mm/secであるため、傾斜トラックのピ
ッチは13.6ミクロンとなる。図57に示した傾斜ト
ラックパターン30,31はPCM信号領域36の概略
信号を示しており、誤り訂正用の検査信号Qとステレオ
信号の左チャネルLおよび右チャネルRのそれぞれの標
本化された奇数データOddと、偶数データEvenを
含む。ここで誤り訂正符号は1トラック完結であり、オ
ーディオ信号のインターリーブは2トラックで完結する
ようになっている。
【0011】図59は図58に示したPCM信号領域3
6のブロックフォーマットを示す図であり、図60は図
59に示したPCM信号ブロックに記録されるIDコー
ドの構成を示す図である。
【0012】次に、図59を参照して、PCM信号領域
36のブロックフォーマットについて説明する。PCM
信号領域36の1ブロックには、同期信号39と、ID
コード40と、ブロックアドレス41と、IDコード4
0およびブロックアドレス41の誤りを検出するパリテ
ィ信号42とが記録され、それぞれ8ビットで構成され
る。さらに、PCM信号領域36のブロックはPCMデ
ータと誤り訂正用の検査信号とが記録される領域43を
含み、この領域43は256ビットで構成されている。
したがって、PCM信号領域36の1ブロックは288
ビットで構成される。なお、IDコード40の記録領域
には、システムの標本化周波数などの重要な情報が記録
される。
【0013】次に、図60を参照して、それらの情報が
記録されるフォーマットについて説明する。図60に示
すように、種々のIDコードを記録するために、4個の
PCM信号ブロックが用いられる。これら4個のPCM
信号ブロックは4ビットで構成されたフレームアドレス
44を含む。Format ID45には、ディジタル
オーディオ信号を記録する場合に“00”が記録され
る。ID1〜ID7のそれぞれ2ビットのデータ記録領
域には、システムの標本化周波数などの重要な情報が記
録される。
【0014】図61は図60に示したID1〜ID7の
ビット割当てを示す図である。図61に示すように、I
D2の情報によってシステムの標本化周波数が決定さ
れ、DATは48kHz,44.1kHz,32kHz
の3種類の標本化周波数に対応している。
【0015】図62は図58に示したサブコード信号領
域34,38のブロックフォーマットを示す図である。
図62に示すように、サブコード信号領域の1ブロック
には、同期信号46と、SUB IDコード47と、S
UB IDコード47の誤りを検出するパリティ信号4
8と、サブコードデータおよび誤り訂正用の検査信号4
9とが記録される。同期信号46ないしパリティ信号4
8の領域は32ビットで構成され、サブコードデータお
よび誤り訂正用の検査信号49が記録される領域は25
6ビットで構成されており、サブコード信号領域34,
38のブロックはPCM信号領域36と同様にして28
8ビットで構成されている。
【0016】サブコード信号領域34,38にはPCM
信号領域36に記録されるオーディオ信号に関連する曲
頭信号(曲の開始点を示す信号),曲番情報,時間情報
等が記録される。
【0017】図63は、曲頭信号,曲番情報など記録さ
れる信号フォーマットを示す図である。図63を参照し
て、同期信号46とSUB IDコード47とパリティ
信号48とサブコードデータおよび誤り訂正用検査信号
49は図62と同じであるので、その説明を省略する。
サブコード信号領域34,38の2ブロックを使用して
種々のサブコード信号が記録される。領域50には、コ
ントロールIDが記録され、ここに曲頭信号(スタート
ID信号として定義されている。)などが記録される。
領域51には、データIDが記録され、ディジタルオー
ディオ信号を記録する場合には“0000”が記録され
る。領域52にはパックIDが記録され、サブデータ記
録領域49に記録されているパック(後で詳細に説明す
る)の数を示している。領域53には曲番情報が記録さ
れ、領域54にはサブコード信号領域34,38のブロ
ックアドレスが記録される。領域55は64ビットで構
成されたパックと呼ばれるものであり、このパック内に
時間情報などが記録される。領域56には誤り訂正用の
検査信号が記録される。領域50〜56に記録される各
種サブコード信号の位置は図63のように定められてい
て、サブコード信号領域34,38は2ブロック完結の
信号記録フォーマットになっている。
【0018】図64はサブコード信号のパックフォーマ
ットを示す図であり、図65はPACK ITEMとそ
の内容を示す図である。
【0019】図64に示すように、パック55のフォー
マットは、パック内に記録されるデータの内容を表わす
PACK ITEM記録領域57と、PACK DAT
A記録領域58と、PACK ITEM記録領域57お
よびPACK DATA記録領域58の内容の誤りを検
出するためのパリティ信号が記録される領域59とを含
む。
【0020】図65に示すように、PACK ITEM
に対応してパック内に記録されるデータの内容が定めら
れている。パックで記録された情報の一例として、図6
6および図67を示す。図66において、PACK I
TEM57は“0001”であり、その内容はProg
ram Timeである。また、第67図に示した例は
PACK ITEM57が“0011”であり、図65
から明らかなように、Running Time記録フ
ォーマットであることがわかる。また、PC=1のB3
は0に設定されている。図66および図67に示したパ
ックフォーマットの例は、共にパックデータとして、曲
番,インデックス番号,時,分,秒,フレーム番号が記
録される。図66および図67に示すように曲番をパッ
ク内にも記録する領域が設けられている。
【0021】図68はオーディオ信号およびサブコード
信号の記録と再生のタイミング関係を示す図である。
【0022】次に、図56および図68を参照して、従
来のDATの動作について説明する。図56において、
アナログ信号入力端子1に入力された左チャネルおよび
右チャネルの2チャネル分のアナログオーディオ信号
は、ローパスフィルタ2によってその周波数帯域か制限
され、A/D変換回路3に与えられてディジタルオーデ
ィオ信号WLn ,WRn (n=0,1,2…)に変換さ
れる。ここで、nはサンプリングの順序を示す数字であ
り、左チャネルおよび右チャネルの信号は交互にサンプ
リングされ、WL0 ,WR0 ,WL1 ,…のように順次
出力されてメモリ回路4に一旦記憶される。このサンプ
ルは必要な順序にてメモリ回路4から読出されて符号化
回路5に与えられる。符号化回路5は読出されたサンプ
ルに誤り訂正符号や誤り検出符号を付加してメモリ回路
4に再び書込む。
【0023】一方、入力キー24によってサブコードが
指定されると、マイクロコンピュータ23によって指定
されたサブコード信号が生成され、メモリ回路4に与え
られて一旦記憶され、このサブコード信号も一定の順序
で読出されて符号化回路5に与えられ、誤り訂正符号や
誤り検出符号が付加されてメモリ回路4に再び書込まれ
る。マイクロコンピュータ23は記録するサブコード信
号の内容を表示器25に与えて表示させる。
【0024】メモリ回路4に再度書込まれたデータは、
変調回路6に与えられ、ここで磁気テープ12に記録す
るのに適したデータ列に変換され、さらに記録アンプ7
で増幅された後、スイッチ回路8を介して2つの回転ヘ
ッド9,10によって磁気テープ12に記録される。メ
モリ回路4は事実上、2つの系統に分かれていて、一方
の系統でディジタルオーディオ信号のサンプルやサブコ
ード信号の書込が行なわれている間、他方の系統では符
号化および読出が行なわれる。その様子は図68に示し
たタイミング図に示されている。
【0025】前述のごとく、回転ドラム11には磁気テ
ープ12が90degの角度で巻付けられており、2つ
の回転ヘッド9,10によって記録再生されるため、記
録再生波形は図68(62)に示すように、92deg
の信号記録再生区間と90degの休止区間が交互に存
在している。そして、この90degの信号記録再生区
間は1スキャンの記録再生に対応している。図68(6
0)に示すように、T n 時間のディジタルオーディオ信
号のサンプルは、図68に示すTn WT期間において
メモリ回路4の一方の系統へ書込まれ、2スキャン分の
サンプルが記憶される。次にTn1時間の初めの1/4期
間(図68のTn EN1 期間)において、1スキャン
分の信号が符号化され、続くTn RD1 期間において
読出される。残りの1スキャン分の信号は、Tn EN
2 期間において符号化され、TnRD2 期間において読
出される。したがって、Tn 時間にサンプリングされた
ディジタルオーディオ信号は、360deg(回転ドラ
ム11の1回転分に相当する)分遅れて、磁気テープ1
2に記録される。
【0026】また、図68(61)に示すように、Tm
時間(Tn 時間の前半)に、マイクロコンピュータ23
から出力されたサブコード信号は、Tm WT期間にお
いて、メモリ回路4に書込まれ、続くTm EN期間に
おいて符号化され、Tm RD期間において読出され
る。したがって、サブコード信号は、180deg(回
転ドラム1/2回転分に相当する)分遅れて、磁気テー
プ12に記録される。図68(62)に示す記録再生信
号のうちの分数表示された記号のうち,分子側のT
n は、Tn 時間のディジタルオーディオ信号が含まれて
いて、分母側のTm は、Tm 時間のサブコード信号が含
まれていることを示す。
【0027】再生時においては、スイッチ回路8が再生
側に切換えられ、回転ヘッド9,10によって磁気テー
プ12から信号が再生されて、再生アンプ13に与えら
れる。再生アンプ13は与えられた信号を増幅し、サー
ボ回路20と復調回路14とに与える。サーボ回路20
は、サーボ信号領域35,37に記録されたサーボ用制
御信号によりトラッキング誤差信号を生成し、正確にト
ラックを追跡できるように、キャプスタンモータ22の
回転速度を制御する。一方、復調回路14は再生信号を
もとのベースバンド信号に復調してメモリ回路15に順
次記憶させる。
【0028】メモリ回路15に記憶されたディジタル信
号は必要な順序で読出されて復号回路16に与えられ、
誤り訂正符号の復号による誤りの訂正,検出および補正
が行なわれてメモリ回路15に再度書込まれる。誤りの
訂正,補正が行なわれたディジタルオーディオ信号のサ
ンプリングは、D/A変換回路17またはディジタルイ
ンタフェース回路28に出力される。D/A変換回路1
7はディジタルオーディオ信号をもとのアナログオーデ
ィオ信号に変換し、このアナログオーディオ信号はロー
パスフィルタ18によって不要周波数成分が除去された
後、左チャネルおよび右チャネルアナログオーディオ信
号がそれぞのアナログ信号出力端子19から出力され
る。
【0029】ディジタルインタフェース回路28は、誤
りの訂正,補正が行なわれたサンプリングを所定のフォ
ーマットに変換し、ディジタル出力端子27から出力す
る。
【0030】一方、復調されたサブコード信号は、マイ
クロコンピュータ23によってその内容が表示器25に
表示される。メモリ回路15も記録用のメモリ回路4と
同様にして、実用上は2つの系統に分かれていて、一方
の系統で書込,復号が行なわれている間、他方の系統で
読出が行なわれる。その様子を図68(62)〜(6
4)に示す。図68(63)に示すように、再生信号中
のTn-1 時間のオーディオ信号は、初めの1スキャン分
のサンプルが、Tn-1 WT1 期間において一旦メモリ回
路15に書込まれ、次にTn-1 DE1 で示される90d
egの空き期間に復号されて再度メモリ回路15に記憶
される。これに続いて、Tn-1 WT2 期間において、残
りの1スキャン分のサンプルがメモリ回路15に書込ま
れ、次のT n-1 DE2 期間において復号されてメモリ回
路15に記憶される。記憶された2スキャン分のサンプ
ルは、続くTn-1 RD期間にメモリ回路15から読出さ
れて、D/A変換回路17またはディジタルインタフェ
ース回路28に与えられる。したがって、再生されたデ
ィジタルオーディオ信号のサンプルは、360deg遅
れて外部へ出力される。
【0031】図68(64)に示すように、再生信号中
のTm-1 時間のサブコード信号は、Tm-1 WT期間にお
いてメモリ回路15に書込まれ、次にTm-1 DE期間に
おいて復号され、再度メモリ回路15に記憶される。続
くTm-1 RD期間においてメモリ回路15からサブコー
ド信号が読出されて、マイクロコンピュータ23に与え
られる。したがって、再生されたサブコード信号は18
0deg遅れてその内容が表示器25に表示される。
【0032】ところで、図56に示したディジタル入力
端子26に入力されるディジタルデータは、ディジタル
オーディオインタフェースフォーマットとして日本電子
機械工業会規格CP−340あるいはInternat
ional Electrotechnical Co
mission規格:IEC958によって定められて
いる。そのようなフォーマットについて以下に説明す
る。
【0033】図69はディジタルオーディオインタフェ
ースフォーマットのサブフレームの信号構成を示す図で
あり、図70は2チャネルの信号を伝送するときのフォ
ーマットを示す図であり、図71はプロ用のチャネルス
テータスデータフォーマットを示す図である。
【0034】図69を参照して、オーディオ信号1ワー
ドは32ビットからなるサブフレームとして伝送され
る。このサブフレームは同期プリアンブル101と補助
信号102とオーディオ信号103とこのオーディオ信
号103の信頼性を示すバリディティフラグ(V)10
4とユーザデータビット(U)105とチャネルステー
タスビット106(C)とパリティビット(P)107
とからなる。
【0035】図69に示すようなサブフレームを2チャ
ネルの信号として伝送するときには、図70に示すよう
に、チャネル1とチャネル2の2つのサブフレームで1
フレームが構成され、192フレームで1ブロックが構
成される。各ブロックのスタート点およびチャネルを識
別するために3種類の同期プリアンブルB,M,Wが用
いられる。ブロック先頭のチャネル1のサブフレームに
は同期プリアンブルB,その他のチャネル1のサブフレ
ームには同期プリアンブルMおよびすべてのチャネル2
のサブフレームには同期プリアンブルWが用いられる。
チャネルステータスデータの1ブロックは192個のチ
ャネルステータスビット106で構成される。各ブロッ
クの第1ビットは同期プリアンブル“B”で始まるフレ
ームで伝送される。
【0036】プロ用のチャネルステータスデータのブロ
ックフォーマットは図71に示すように構成されてい
て、エンファシス,標本化周波数などのオーディオ信号
に密接な情報およびローカルサンプルアドレスコードや
時間コードなどの時間情報も含まれている。2種類の時
間情報は図70に示す同期プリアンブル“B”で始まる
フレームで伝送されるオーディオデータの時間情報であ
り、サンプル精度を有しているので、サンプル単位の高
精度な編集が可能となる。
【0037】上述のフォーマットの信号は図56に示し
たディジタル入力端子26を介してディジタルインタフ
ェース回路28へ与えられる。ディジタルインタフェー
ス回路28は、入力信号からオーディオデータとチャネ
ルステータスデータとを取出して出力する。出力された
オーディオデータはメモリ回路4へ与えられ、前述のア
ナログ入力信号の記録時と同一の処理が行なわれて、磁
気テープ12上に記録される。チャネルステータスデー
タのエンファシス,標本化周波数などの重要な情報はマ
イクロコンピュータ23に与えられ、DATのPCM
IDに記録される。しかしながら、図56に示した従来
のDATチャネルステータスデータで伝送される英数字
データやローカルサンプルアドレスコードや時間コード
を記録するように配慮されていない。
【0038】また、このとき、ディジタルインタフェー
ス回路28は外部からのディジタルデータを正確に入力
するように、クロック発生回路29を制御し、同期クロ
ック信号を発生させている。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】従来のDATは、上述
のごとく動作し、ディジタルオーディオ信号の記録,再
生を行なっているが、DAT以外の他のビデオテープレ
コーダのようなAV機器との接続については何ら考慮さ
れていない。DATを業務用として使用する際に、他の
VTRなどの業務用AV機器と同期運転を行なわせるこ
とは困難なものとなっている。
【0040】一般に、ビデオテープなどの編集におい
て、編集テープの位置を知ることは基本的事項であり、
特に電子編集ではこれをどう扱うかがシステムの運用上
重要な課題である。このために、テープ上の位置情報と
して、キュートラックに秒アドレスまたはフレームアド
レスなどのタイムコードを記録し、利用することが考え
られ、IEC規格:IEC461となっている。
【0041】図72は規格されたSMPTE/EBU/
Filmタイムコードのフレームフォーマットを示す図
であり、図73は各種タイムコード信号およびDATの
フレーム周波数を示す図である。
【0042】次に、図72を参照して、SMPTE/E
BU/Filmタイムコードについて説明する。このタ
イムコードは主にテレビジョンシステムに用いられるも
のであり、各テレビジョンフレームごとに時,分,秒,
フレームが割当てられている。このタイムコードは1フ
レームあたり80ビットで構成され、タイムコードの
時,分,秒,フレームの各値はそれぞれ10進数で表現
され、1位と10位別々に2進化10進コードに変換さ
れてそれぞれのビットに割当てられている。
【0043】また、SMPTEタイムコードでは、フレ
ーム値が00フレームから29フレームまでの番号が付
けられていて、そのフレーム周波数は図73に示すよう
に30Hzと29.97Hzであり、それぞれの周波数
について、ドロップフレームモードと、ノンドロップフ
レームモードとが用意されている。また、EBUタイム
コードと、Filmタイムコードは、フレーム周波数が
それぞれ25Hzと24Hzでありフレーム値も00フ
レームから24フレームと、00フレームから23フレ
ームの番号が付けられている。
【0044】図73に示すように、SMPTE/EBU
/Filmタイムコードのフレーム周波数とDATのフ
レーム周波数とは異なっているので、SMPTE/EB
U/FilmタイムコードをDATの回転ヘッド9,1
0によって直接磁気テープ12に記録することは困難で
ある。
【0045】このような問題点を解決するために、図5
7に示したリニアトラック32または33に固定ヘッド
を使用してタイムコードを直接記録し、再生することが
考えられるが、テープ走行系に固定ヘッドを設けると、
構成が複雑により、回転ドラム11と固定ヘッドとの位
置関係を正確に管理する必要が生じてくる。また、リニ
アトラック32,33は磁気テープ12の両端に位置し
ているため、損傷を受けやすく、タイムコードデータの
信頼性が低下する。しかも、前述のごとく、テープ走行
速度が8.15mm/secのように遅いため、信号の
記録,再生自体が難しいという問題がある。さらに、D
ATの特長として、サブコード信号による通常走行時の
200倍速を越える高速サーチができる。しかし、リニ
アトラック32,33に記録されたタイムコードでは、
テープ走行が速くなると、信号を読取れなくなるので、
タイムコードによる高速サーチができないという問題点
があった。
【0046】さらに前述のごとく、ディジタルオーディ
オインタフェースフォーマットで伝送されるプロ用のチ
ャネルステータスデータには、エンファシス,標本化周
波数などのオーディオ信号の密接な情報以外に、ローカ
ルサンプルアドレスコードや時間コードのような時間情
報が含まれている。このような時間情報を使用して、他
の業務用AV機器との同期運転や電子編集を行なうこと
ができる。しかしながら、図56に示した従来のDAT
では、チャネルステータスデータで伝送される英数字や
ローカルサンプルアドレスコードや時間コードを記録す
るように配置されていない。
【0047】この発明の主たる目的は、ディジタルオー
ディオインタフェースフォーマットで送られたチャネル
ステータスデータを記録,再生し、他の業務用AV機器
の同期運転や電子編集を行なえるようにした磁気記録再
生装置を提供することである。
【0048】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
入力された主信号を所定のフレーム周期ごとに分割し、
分割された主信号を1フレームのデータとして信号処理
を行なって磁気テープの所定の領域に記録し、副信号を
磁気テープの主信号とは別の領域に記録し、記録された
主信号と副信号とを再生し、少なくとも1ワードの主信
号および1ビットの補助データを含むサブフレームが伝
送単位とされ、n個のサブフレームで1つのブロックが
構成され、そのブロックに含まれる補助データから少な
くとも1つ以上の情報が構成され、かつ情報にはブロッ
クを構成する先頭のサブフレームの主信号に対するアド
レス信号が含まれるように構成されたフォーマットで伝
送されるディジタル信号列を生成して出力する磁気記録
再生装置であって、主信号のフレーム周期とは異なった
フレーム周期を有するタイムコード信号が入力され、タ
イムコード信号に含まれる第1の時間情報を抽出する情
報抽出手段と、所定のクロック信号によって主信号のフ
レームの変化点とこのフレーム変化点の後、最初に現れ
るタイムコード信号のフレームの変化点との間の位相差
を検出する位相差検出手段と、記録時に抽出された第1
の時間情報と検出された位相差情報に応答して、所定の
フレーム周期を最小単位とする第2の時間情報を算出
し、さらにタイムコード信号の基準となるフレームの先
頭と、タイムコード信号の基準となるフレームに対応し
て位置する主信号のフレームの先頭との間の初期位相差
情報を算出し、再生時に初期位相差情報を所定のフレー
ム周期以下の剰余のサンプル数として、第2の時間情報
と剰余のサンプル数とからサブフレームで伝送される主
信号に対するアドレス情報を算出する演算手段と、記録
時に算出された第2の時間情報と初期位相差情報とを副
信号の記録領域内に記録し、再生時に、副信号の記録領
域内に記録された第2の時間情報と初期位相差情報とを
再生する記録再生手段と、演算手段によって算出された
アドレス情報と主信号とをディジタル信号列に合成して
出力するディジタル信号列生成手段とを備えて構成され
る。
【0049】請求項2に係る発明では、入力された主信
号を所定のフレーム周期ごとに分割し、分割された主信
号を1フレームのデータとして信号処理を行なって磁気
テープの所定の領域に記録し、副信号を磁気テープの主
信号とは別の領域に記録し、記録された主信号と副信号
とを再生し、主信号のフレーム周期と異なったフレーム
周期を有した第1の時間情報を伝送するタイムコード信
号を所定のフォーマットで生成して出力する磁気記録再
生装置であって、少なくとも1ワードの主信号および1
ビットの補助データを含むサブフレームが伝送単位とさ
れ、n個のサブフレームで1つのブロックが構成され、
そのブロックに含まれる補助データから少なくとも1つ
以上の情報が構成され、情報にはブロックを構成する先
頭のサブフレームの主信号に対するアドレス情報が含ま
れるように構成されたフォーマットで伝送されるディジ
タル信号列から、主信号と補助データを抽出する信号検
出手段と、主信号のフレームの先頭と、主信号のフレー
ムの先頭に対応して位置するディジタル信号列のブロッ
クの先頭との間の位相差情報を検出する位相差検出手段
と、記録時に、検出された位相差情報と主信号のフレー
ムの先頭に位置するディジタル信号列のブロックで伝送
される第1のアドレス情報とから主信号のフレームの先
頭ワードに対応する第2のアドレス情報を算出し、さら
に第2のアドレス情報から所定のフレーム周期を最小単
位とする第2の時間情報と所定のフレーム周期以下の剰
余のサンプル数とを算出し、再生時に、剰余のサンプル
数をタイムコード信号の基準となるフレームの先頭とタ
イムコード信号の基準となるフレームに対応して位置す
る主信号のフレームの先頭との間の初期位相差情報とし
て、第2の時間情報と初期位相差情報とから第1の時間
情報と主信号のフレームの変化点とこのフレーム変化点
の後、最初に現れるタイムコード信号のフレームの変化
点との間の位相差情報とを算出する演算手段と、記録時
に、算出された所定のフレーム周期を最小単位とする第
2の時間情報と剰余のサンプル数とを副信号の記録領域
内に記録し、再生時に、副信号の記録領域内に記録され
た所定のフレーム周期を最小単位とする第2の時間情報
と剰余のサンプル数とを再生する記録再生手段と、算出
された第1の時間情報からタイムコード信号の所定の伝
送フォーマットのデータ列を合成し、算出された位相差
情報に応答して、合成されたタイムコード信号のデータ
列を出力させるタイムコード生成手段を備えて構成され
る。
【0050】
【発明の実施の形態】まず、図1〜図45を参照してこ
の発明の前提である第1の例〜第6の例について説明す
る。
【0051】図1は第1の例の概略ブロック図である。
この図1に示したDATは前述の図56に示した従来の
DATに、新たに以下の構成を付加したものである。す
なわち、TC信号入力端子71には外部からタイムコー
ド信号が入力される。このタイムコード信号は復調回路
72に与えられ、復調されてフレームクロック信号73
とビットクロック信号とタイムコードデータとが抽出さ
れる。抽出されたフレームクロック信号73は位相差検
出回路74に与えられる。復調回路72によって抽出さ
れるビットクロック信号とタイムコードデータはマイク
ロコンピュータ23に与えられる。
【0052】位相差検出回路74は図示しないがカウン
タ回路とラッチ回路とを含み、クロック発生回路29か
ら出力される記録時における基準信号77とカウントク
ロック信号79とが入力され、基準信号77とフレーム
クロック信号73との位相差を検出する。位相差検出回
路74によって検出された位相差τi はマイクロコンピ
ュータ23に与えられる。また、マイクロコンピュータ
23からベースバンドのタイムコード信号が変調回路7
5に与えられ、タイムコード信号に変調がかけられる。
変調されたタイムコード信号はTC信号出力端子76か
ら外部に出力される。
【0053】図2は第2の例の動作を示すタイミング図
であり、図3は同じくフロー図である。
【0054】次に、図1ないし図3を参照して、この発
明の前提となる第1の例の具体的な動作について説明す
る。図2において、TC信号入力端子71から図2に示
すようなタイムコード信号80が入力される。このタイ
ムコード信号80の記号TC i ,TCi+1 …はタイムコ
ード信号80のフレームごとの番号を表わしている。
【0055】記録時において、入力されたタイムコード
信号80は復調回路72によって復調が行なわれ、フレ
ームクロック信号73とビットクロック信号とタイムコ
ードデータとが抽出される。フレームクロック信号73
はクロック発生回路29と位相差検出回路74とに与え
られる。一方、ビットクロック信号とタイムコードデー
タとはマイクロコンピュータ23に与えられる。マイク
ロコンピュータ23はこのビットクロック信号に応答し
て、タイムコードデータを取込む。
【0056】図2に示す入力されたオーディオ信号81
の記号DTj ,DTj+1 …は、クロック発生回路29か
ら出力される記録時の基準信号77によって区切られた
DATフレームの番号を表わしている。位相差検出回路
74は記録時の基準信号77の立下がりエッジで内蔵し
ているカウンタ回路をリセットし、その後すぐにカウン
トクロック信号79によってカウンタ回路を歩進し、次
に来るタイムコード信号のフレームクロック信号73の
立上がり時点で、カウンタ回路の計数値を内蔵している
ラッチ回路にラッチさせる。ラッチ回路にラッチされた
計数値は、DATフレーム変化点(記録時の基準信号7
7の立下がりエッジ)から、タイムコードフレーム変化
点(フレームクロック信号73の立上がりエッジ)まで
の位相差情報τi …として直ちにマイクロコンピュータ
23に与えられる。マイクロコンピュータ23は入力さ
れたタイムコードデータと位相差情報τi をサブコード
パックに割当て、メモリ回路4に与える。図4ないし図
6はこの例で使用されるサブコードパックの記録フォー
マット例を示す図である。前述の第72図に示したよう
に、タイムコード信号は1フレーム80ビットで構成さ
れており、そのうちの16ビットは同期信号である。し
たがって、残りの64ビットの情報をパックに割当てて
記録すればよいことになるが、DATのサブコードパッ
クは前述の図64に示したように64ビットで構成され
ており、そのうちデータが記録できるPACK DAT
A領域58は52ビットであるため、タイムコード信号
の内容を記録するためには2つのパックが必要となる。
タイムコード信号の64ビットの情報を2つのパックに
割当てるにあたり、タイムコードによる高速サーチを考
慮すると、タイムコードの1フレームで伝送される情報
を時間情報と、その他の情報とに分け、それぞれ別のパ
ックに割当てた方が好ましい。
【0057】このために、この例では、図4に示すよう
に、PACK ITEM“1001”で規定されるサブ
コードパックには、タイムコード信号内の時間情報を割
当て、図5に示すように、PACK ITEM“101
0”で規定されるサブコードパックにタイムコード信号
内の各種フラグビット(TC5〜TC0)とUSERG
roupデータとを割当てる。PACK ITEM“1
001”には、時間情報の他にタイムコードの種類を示
す識別フラグ(T5〜T1)が記録され、PC7に記録
されるTC FRAMEの属性を示す識別フラグ(S
D)が記録され、位相差検出回路74によって検出され
た位相差情報τi が記録される。ここで、SDフラグ
は、1つ前のDATフレームと同一のTC FRAME
番号が記録されているか否かを示すものである。
【0058】図5に示されたPACK ITEM“10
10”で規定されるサブコードパックには、各種フラグ
ビット(TC5〜TC0)とUSER Groupデー
タの他に、TC FRAMEとその属性を示す識別フラ
グSDとが記録される。このようにTC FRAME番
号を記録するのは、1つのタイムコードフレームの内容
を2つのパックに分けて記録しているため、PACK
ITEM“1010”に書かれているUSER Gro
upデータがいずれのフレームに対応しているのかを認
識するためである。
【0059】なお、上述の説明では、1つのタイムコー
ドフレームの内容を2つのパックに分ける際、2つのP
ACK ITEMを使用して説明したが、タイムコード
信号を記録するPACK ITEMとして1つだけ使用
した場合は、図4と図6に示すパックの組合せとなる。
図6に示すように、PACK ITEMは“1001”
であり、PC1のB3により記録されている情報の識別
が行なわれる。すなわち、B3=0であれば、時間情報
などが記録されていて、B3=1であればUSER G
roupデータが記録される。
【0060】図2において、記録再生信号波形82の記
号DTj ,…は、入力時点のオーディオ信号のフレーム
番号を表わし、記号TCi ,…および…τi ,…は、そ
れぞれ入力時点のタイムコード信号のフレーム番号と計
測された位相差情報とを表わしている。DTj からのオ
ーディオ信号81は、前述のごとく360deg遅れて
磁気テープ12に記録される。DTj 区間では、既にT
i 80の内容が読込まれ、位相差情報τi が計測され
ているため、DTj 区間のオーディオ信号と同一のトラ
ックのサブコード信号領域にTCi ,τi が記録され
る。DTj+1 区間では、TCi+1 ,τi+1 は未だわから
ないため、DTj+1 区間のオーディオ信号が記録される
トラックには、サブコード信号領域に、1つ前のDAT
フレームと同じTCi ,τi が連続して記録される。こ
のとき、パック内のSDフラグが“1”にセットされ、
TCi ,τi が連続して記録されていることを示す。D
j+ 2 区間では、TCi+1 ,τi+1 が既にわかっている
ので、DTj+2 区間のオーディオ信号が記録されるトラ
ックのサブコード信号領域にTCi+1 ,τi+1 が記録さ
れる。以下、同様の動作が繰返され、オーディオ信号と
タイムコード信号とが記録される。
【0061】再生時において、磁気トラックから再生さ
れた信号のオーディオ信号は、図2の82と83との関
係で示すように、360deg遅れて外部へ出力され
る。一方、サブコード信号はマイクロコンピュータ23
に与えられ、2つのパックより再度もとのタイムコード
信号に構成される。マイクロコンピュータ23には、ク
ロック発生回路29から再生時の基準信号78とビット
クロック信号とが入力され、位相差情報τi に基づいて
記録時と同一の位相関係となるようにタイムコード信号
が変調回路75に与えられる。SDフラグが“1”にセ
ットされているパックが入力されると、マイクロコンピ
ュータ23は位相差情報として(30msec(DAT
フレーム周期)−τi )を用いて、DATフレームとタ
イムコードフレームとの位相合わせを行なう。変調回路
75はクロック発生回路29から与えられるビットクロ
ック信号に応答して所定の変調をかけ、タイムコード信
号出力端子76に出力する。上述の動作によって、図2
の83と84の関係に示すように、オーディオ信号とタ
イムコード信号とが記録時と同じ位相関係を保って外部
へ出力される。
【0062】次に、第2の例について説明する。装置は
図1に示したものと同じものが用いられる。前述の例で
は、タイムコード信号内の時間情報がそのままサブコー
ドパックに割当てられ、所定のタイミングでサブコード
信号領域に記録が行なわれた。これに対して、この例で
は、入力されたタイムコード信号のフレーム番号と計測
された位相差情報τi とからDATフレームの番号が求
められ、求められたDATフレームの番号によりDAT
タイムコードが計算され、その計算結果がサブコードパ
ックに割当てられ、サブコード信号領域に記録される。
【0063】図7は第2の例の動作を説明するためのタ
イミング図である。図7において、TC信号入力端子7
1から入力されたタイムコード信号TC80のうち、T
1,TC2 ,…の小数字はタイムコード信号の00時
00分00秒00フレームを基準としたとき(1番目の
フレームとしたとき)のフレームの順番(番号)を表わ
している。前述の先の例で説明した動作と同様にして、
マイクロコンピュータ23にタイムコードデータと位相
差情報τ1 とが入力される。図7における入力されたオ
ーディオ信号81のうち、DT1 ,DT2 ,…の小数字
は記録時の基準信号77によって区切られたDATフレ
ームの順番(番号)を表わしている。ここで、DATフ
レームの番号は以下に述べるような演算により決定され
る。
【0064】すなわち、図7に示すように、入力された
タイムコードフレームとDATフレームとがタイムコー
ド信号の基準時刻00時00分00秒00フレームの開
始点を基準とすれば、初期位相差情報Io を含めて非同
期であるが、必ず1対1に対応付けられる。この関係を
利用すれば、入力されたタイムコード信号のフレーム番
号をiとし、位相差情報をτi とし、対応するDATの
フレーム番号をjとすると、次の第(1)式で表わされ
る関係式が成立する。
【0065】 j=INT[(iTCu −τi )/DTu ]+1…(1) ここで、TCu はタイムコード信号のフレーム周期、D
u はDATのフレーム周期を表わしている。
【0066】INT[ ]なる演算は、小数点以下切捨
て(整数比)を表わしている。位相差情報τi が計測さ
れていないDATフレーム(たとえば図7のDT2 フレ
ーム)の番号jは、前の演算結果(すなわち1つ前のD
ATフレーム番号)に1を加算して求めればよい。初期
位相差情報Io は、 Io =[iTCu −τi ]modDTu …(2) なる演算により求められる。
【0067】マイクロコンピュータ23は入力されたタ
イムコードからタイムコードフレーム番号iを求め、こ
のiと位相差情報τi とから対応するDATフレーム番
号jと初期位相差情報Io を算出し、さらにDATフレ
ーム番号からDATタイムコードを求め、先の初期位相
差情報Io とともにサブコードパックに割当て、メモリ
回路4へ与える。
【0068】図8および図9は第2の例で使用されるサ
ブコードパックの記録フォーマット例を示す図である。
前述のごとく、タイムコードフレーム番号iと位相差情
報τ i とから、DATフレーム番号jが算出されるた
め、それによりDATタイムコードが計算され、図8に
示すPACK ITEM“0011”PC1,B3=0
のRunning Time PACKを利用して記録
される。タイムコード番号内の各種フラグセット(TC
5〜TC0)とUser Group1〜8のデータ
は、図9に示すように、たとえばPACK ITEM
“1001”のパックを新たに設け、それぞれ指定され
た領域に記録される。残りの領域には入力されたタイム
コード信号の種類を区別するTC ID DATA(T
2〜T0:3ビット)と演算とによって求められた初期
位相差情報Io (b10〜b0:11ビット)が記録さ
れる。
【0069】図7において、記録再生信号波形82の記
号DT1 ,DT2 …の小数字は、DATフレーム番号を
表わし、記号Io は初期位相差情報を表わしている。前
述のごとく、DTj 区間のオーディオ信号は、360d
eg相当遅れて磁気テープ12上に記録される。また、
すべてのサブコード信号領域内に、初期位相差情報I O
が記録される。
【0070】次に、再生動作について説明する。磁気テ
ープ12上の傾斜トラックから再生された信号のオーデ
ィオ信号は図7と図8の82と83との関係に示すよう
に、360deg遅れて外部に出力される。一方、サブ
コード信号は、マイクロコンピュータ23に与えられ、
PACK ITEM“0011”(RunningTi
me PACK)とPACK ITEM“1001”の
2つのパックより再度もとのタイムコード信号に変換さ
れて合成される。マイクロコンピュータ23はRunn
ing Time PACK内に記録されているDAT
タイムコードから、DATフレーム番号jを算出し、こ
のjとPACK ITEM“1001”のパック内に記
録されている初期位相差情報IO を使用して、対応する
タイムコードフレーム番号iを次の第(3)式より求め
る。
【0071】 i=INT[(IO +(j−1)DTu )/TCu ]+1…(3) また、DATフレーム変化点からタイムコードフレーム
変化点までの位相差情報τi は、第(3)式で求められ
たiをさらに使用して、次の第(4)式により求められ
る。
【0072】 τi =iTCu −[IO +(j−1)DTu ]…(4) マイクロコンピュータ23は、クロック発生回路29か
ら出力される再生時の基準信号78とビットクロック信
号とに応答して、上述の第(3)式および第(4)式の
演算結果に基づいて、記録時点と同一の位相関係となる
ようにベースバンド(変調前)のタイムコード信号を生
成し、変調回路75に与える。変調回路75はクロック
発生回路29から与えられるビットクロック信号に応答
して、タイムコード信号に所定の変調をかけて、TC信
号出力端子76に出力する。
【0073】上述の動作によって、図7に示す83と8
4の関係に示すように、オーディオ信号とタイムコード
信号は記録時と同じ位相関係を保って外部に出力され
る。
【0074】次に、第3の例について説明する。前述の
第1の例では、User Groupデータなどを記録
するサブコードパックに、時間情報の最小単位であるフ
レーム番号を記録するようにしたので、このサブコード
パックと時間情報が記録されるサブコードパックとのペ
アリングが容易にとれるようにすることができる。しか
も、1つ前のDATフレームと記録内容とが同一である
ことを示す識別フラグSDを記録するようにしたので、
再生時においてタイムコード信号の情報を重複して再生
してしまうことを防止できるという効果がある。また、
第2の例は、タイムコードの時間情報をDATタイムコ
ードに変換して記録するようにしたので、従来のDAT
との互換ができるようになるという効果がある。
【0075】これに対して、この例は、上述の先の2つ
の例の長所を組合せたものであり、その装置と記録,再
生動作は先の例と同一であるので、それらの説明を省略
し、サブコードパックのフォーマット例についてのみ説
明する。
【0076】図10および図11は第3の例で使用され
るサブコードパックの記録フォーマット例を示す図であ
る。図10に示したパックに前述の説明の手順によりD
ATタイムコードに変換された時間情報と初期位相差情
報IO と入力されるタイムコード信号の種類を区別する
TC ID DATA(T3〜T0:4ビット)が記録
される。ここで、PACK ITEMは“0011”で
あり、従来のRunning Time PACK(図
8または図67参照)との区別を行なうために、PC1
のB3が使用され、B3=1であれば、タイムコード信
号の記録用にされる。
【0077】図11に示されるPACK ITEM“1
001”のパックには、タイムコード信号内の各種フラ
グビット(TC5〜TC0)とUser Groupデ
ータの他に、図10に示したパック内のDATタイムコ
ードの最小単位であるFRAME NO.と、このFR
AME NO.を除いた記録内容が1つ前のDATフレ
ームと同一であるか否かを示す識別フラグSDが記録さ
れる。FRAME NO.を記録することにより、図1
0に示した時間情報を記録するパックとのペアリングを
確保でき、識別フラグSDを記録することにより、再生
時においてタイムコード信号内のUser Group
データなどの時間情報以外の情報が重複して再生される
のを防止できる。
【0078】図12は第4の例を示す概略ブロック図で
ある。この図12に示した例は、位相差検出回路74に
与えられるカウントクロック信号として、オーディオ信
号を標本化する標本化クロック信号を用いるようにした
ものであり、その他の構成は、図1と同じである。前述
のごとく、DATは48kHz,44.1kHz,32
kHzの3種類の標本化周波数に対応している。このよ
うに標本化クロック信号を使用することによって、位相
差情報ならびにタイムコードの表現が結果的に総サンプ
ル数と同一になるので、サンプル単位の精度を確保で
き、1サンプル単位の同期および編集に対応できるよう
になる。
【0079】図13はサブコードパックの記録フォーマ
ット例を示す図である。図13を参照して、パックフォ
ーマットのPC3には、入力されるタイムコード信号の
種類を区別するTC ID DATA(T3〜T0:4
ビット)と、位相差を計測するカウントクロック信号と
して、標本化クロック信号fs :48kHz,44.1
kHz,32kHzの3種類の周波数を示す情報(F
1,F0:2ビット)が記録される。それ以外のDAT
タイムコードなどは前述の図10と同様にして記録され
る。
【0080】この第4の例において、User Gro
up等のデータは第3の例と同じように、図11に示す
サブコードパックに記録される。
【0081】また、上述の例では、タイムコード信号の
記録時に、復調回路72によって抽出されたタイムコー
ド信号のフレームクロック信号73はクロック発生回路
29にも与えられているが、これはバリピッチ記録モー
ドにおいて使用される。バリピッチモードにおいては、
DATに使用するすべてのクロックを変化させなければ
ならないので、クロック発生回路29はフレームクロッ
ク信号73の周期に応じて、必要なクロック周波数を変
化させて出力している。この中には、記録時の基準信号
77,位相差を計測するカウントクロック信号79,標
本化クロック信号fs も含まれる。
【0082】さらに、上述の例では、位相差情報τi
計測を行なうために、位相差検出回路74を設けるよう
にしたが、マイクロコンピュータ23を高速演算処理の
できるものに選べば、フレームクロック信号73と記録
時の基準信号77とカウントクロック信号79とを入力
して、位相差情報τi を計測することができるので、位
相差検出回路74を省略することが可能となる。
【0083】さらに、上述の第1,第3および第4の例
では、User Groupなどのデータを時間情報と
分けて1つのパックに記録するようにしたが、これらの
データの内容を考えると、時間情報のようにフレームご
とに変わるものではないので、必要に応じて記録するよ
うにしてもよい。
【0084】また、上述の第2,第3および第4の例で
は、入力されるタイムコード信号のフレーム番号iと、
位相差情報τi により、対応するDATフレーム番号j
を求め、位相差情報としてτi ではなく、初期位相差情
報Io を記録するようにしているので、再生時におい
て、前述の第(3)式および第(4)式のTCu を記録
時のものと変えて演算を行なえば、記録時と異なったタ
イムコード信号を出力させることができる。したがっ
て、たとえば記録時点において、EBU25Hz系のタ
イムコード信号を入力しても、再生時において、SMP
TE30Hz系のタイムコード信号を出力させることが
容易にできるようになる。
【0085】次に、ディジタルオーディオインタフェー
スで送られたチャネルステータスデータを記録できるよ
うな第5の例について説明する。
【0086】図14は第5の例の概略ブロック図であ
る。この図14に示した例は、新たにデータ読取回路9
0と位相差検出回路91とが設けられ、その他の構成は
図56と同じである。なお、マイクロコンピュータ23
とクロック発生回路29はチャネルステータスデータを
サブコード信号パックに割当てるために、その機能が向
上されている。データ読取回路90はチャネルステータ
スデータを読取るために設けられ、位相差検出回路91
はDATフレームとディジタルオーディオインタフェー
スのブロックとの位相差を検出するために設けられてい
る。
【0087】図15は第5の例において入力されるディ
ジタルオーディオインタフェースのブロックとDATフ
レームとの関係を示す図である。図15を参照して、
N,N+1,N+2…は入力ディジタルデータのブロッ
ク番号を示し、M,M+1はDATのフレーム番号を示
している。この例では、DATフレーム変化点(時刻t
o )におけるディジタルデータのブロック(ブロック番
号N)内のチャネルステータスデータがDATフレーム
Mのサブコードとして記録される。この場合、チャネル
ステータスデータのうち、IDコード,英数字チャネル
オリジンデータ,英数字チャネルディスティネーション
データはそのまま記録される。
【0088】一方、ローカルサンプルアドレスコードお
よび時間コードは、入力されたディジタルデータブロッ
クの先頭のサンプルに対して付加されている。そこで、
位相差検出回路91により、DATフレームと、ディジ
タルデータブロックの位相差を検出し、検出された位相
差とチャネルステータスデータブロックで伝送されるロ
ーカルサンプルアドレスコードおよび時間コードとを演
算処理することにより、DATフレームの先頭のサンプ
ルに対するローカルサンプルアドレスコードおよび時間
コードを求めてサブコードに記録する。
【0089】次に、ディジタルオーディオ信号を記録す
る動作について説明する。ディジタル入力端子26に入
力されたディジタルオーディオ信号はディジタルインタ
フェース回路28に与えられる。ディジタルインタフェ
ース回路28はディジタルオーディオ信号からオーディ
オデータとチャネルステータスデータとを抽出して出力
する。出力されたオーディオデータは、前述の従来例で
述べたような処理が行なわれて、磁気テープ12に記録
される。
【0090】一方、チャネルステータスデータはデータ
読取回路90に与えられ、DATフレーム変化点におけ
るチャネルステータスデータの1ブロック分をまとめマ
イクロコンピュータ23に与える。また、データ読取回
路90はディジタルデータのブロッククロック信号を抽
出し、位相差検出回路91に与える。位相差検出回路9
1は図1に示した位相差検出回路74と同様にして構成
され、図示しないがカウンタ回路とラッチ回路とを含
む。そして、クロック発生回路29からDATの基準信
号と位相差を計測するためのカウントクロック信号とし
て、たとえば標本化クロック信号fs とが位相差検出回
路91に与えられ、ブロッククロック信号の立上がりエ
ッジでカウンタ回路がリセットされ、その後すぐに標本
化クロック信号fs によってカウンタ回路が歩進され、
次に、DATの基準信号の立下がりのタイミングでカウ
ンタ回路の計数値がラッチ回路にラッチされる。ラッチ
回路にラッチされた計数値はブロッククロック信号の立
下がり点からDATフレーム変化点(DATの基準信号
の立下がりエッジ)までの位相差情報ni (i=0,
1,2…)として直ちにマイクロコンピュータ23に与
えられる。
【0091】マイクロコンピュータ23は入力されたチ
ャネルステータスデータをそれぞれの種類に応じて別々
のサブコード信号パックに割当てる。ローカルサンプル
アドレスコードおよび時間コードに関しては、位相差検
出回路91から与えられた位相差情報ni に基づいて演
算処理が行なわれ、DATフレームの先頭のサンプルに
対するローカルサンプルアドレスコードおよび時間コー
ドに変換し、サブコード信号パックに割当て記録され
る。
【0092】図16ないし図21は第5の例で使用され
るサブコードパックの記録フォーマット例を示す図であ
る。
【0093】前述の図71に示したように、チャネルス
テータスデータは1ブロック192ビット(24バイ
ト)で構成されており、このうちCRCCを除く23バ
イトのデータをサブコードパックに割当てて記録すれば
よい。チャネルステータスデータは、伝送情報の内容に
より、IDコード,英数字チャネルオリジンデータ,英
数字チャネルディスティネーションデータ,ローカルサ
ンプルアドレスコード,時間コードおよび信頼性フラグ
の6種類に分けることができ、信頼性フラグを除く5種
類のチャネルステータスデータが別々のサブコードパッ
クに割当てられる。
【0094】次に、1つのサブコードパック内のフォー
マットについて図16を参照して説明する。この例で
は、PACK ITEM“1000”のサブコード信号
パックがチャネルステータスデータ信号用のサブコード
信号パックにされて、他のパックと区別される。また、
PACK DATA領域のうち、PC1のB2〜B0を
利用して、これをSUB PACK ITEMとするこ
とにより、5種類のチャネルステータスデータが区別さ
れる。
【0095】チャネルステータスデータのバイト22の
信頼性フラグはビット4がIDコードに対応し、ビット
5が英数字チャネルオリジンデータと英数字チャネルデ
ィスティネーションデータに対応し、ビット6がローカ
ルサンプルアドレスコードに対応し、ビット7が時間コ
ードの信頼性を示しているため、そのフラグ情報がそれ
ぞれのパックのPC1のB3領域に割当てられる。
【0096】図17に示したサブコード信号パックは、
SUB PACK ITEMが“001”であり、ID
コードが記録される。また、図18はSUB PACK
ITEMが“010”であり、英数字チャネルオリジ
ンデータが記録される。さらに、図19はSUB PA
CK ITEMが“011”であり、英数字チャネルデ
ィスティネーションデータが記録される。図20はSU
B PACK ITEMが“100”であり、DATフ
レーム先頭位置のサンプルに対するローカルサンプルア
ドレスコードが記録される。
【0097】さらに、図21はSUB PACK IT
EMが“101”であり、DATフレーム先頭位置のサ
ンプルに対する時間コードが記録される。ここで、ID
コードを除く4種類のチャネルステータスデータは、そ
れぞれ4バイトずつであるため、この4バイトがそれぞ
れのパックのPC4〜PC7に割当てられ、空区間のP
C2とPC3はすべて“0”にされる。IDコードは6
バイトであり、下位4バイトがPC4〜PC7に割当て
られ、上位2バイトがPC2,PC3に割当てられ、5
種類のチャネルステータスデータの先頭のバイトはすべ
てPC4に割当てられる。
【0098】上述のように割当てられたサブコード信号
パックはメモリ回路4に与えられ、従来と同様にして処
理されて磁気テープ12に記録される。
【0099】次に、上述のごとくして記録されたデータ
を再生する動作について説明する。磁気テープ12から
再生された信号は、従来例と同様の処理が行なわれた
後、メモリ回路15に記憶され、誤り訂正,補正が行な
われる。誤り訂正,補正が行なわれたディジタルオーデ
ィオ信号は、D/A変換回路17およびディジタルイン
タフェース回路28に出力される。また、誤り訂正,補
正が行なわれたサブコードデータはマイクロコンピュー
タ23に与えられる。マイクロコンピュータ23は、そ
れぞれのサブコード信号パックのPACK ITEMか
らPACK DATAの内容を判別し、その内容を表示
器25に表示する。
【0100】ここで、PACK ITEMが“100
0”のとき、つまりチャネルステータスデータ用のサブ
コード信号パックであると判別されると、SUB PA
CKITEMからチャネルステータスデータの種類が判
別され、ディジタルインタフェース回路28に与えられ
る。ディジタルインタフェース回路28は、入力された
チャネルステータスデータのうち、IDコードと、英数
字チャネルオリジンデータと英数字チャネルディスティ
ネーションデータをそのまま保持する。ローカルサンプ
ルアドレスコードは、その値がローカルサンプルアドレ
スを計数するカウンタ(図示せず)に与えられ、時間コ
ードは時間を計数するカウンタ回路(図示せず)にロー
ドされ、アドレスおよび時間が計数される。ディジタル
データを出力する場合は、ディジタルオーディオインタ
フェースフォーマットに基づいて所定のデータが出力さ
れる。
【0101】上述のごとく、この例によるDATでは、
ディジタルオーディオインタフェースフォーマットに基
づいて伝送されるデータをチャネルステータスデータも
含めて記録し、再生することができる。
【0102】なお、上述の例では、チャネルステータス
データの種類により別々のサブコード信号パックにデー
タを割当てたが、チャネルステータスデータをさらに細
かくバイト単位で分割するようにしてもよい。
【0103】図22〜図25はそのようなサブコードパ
ックの記録フォーマット例を示す図である。すなわち、
図22〜図25に示したフォーマット例は、チャネルス
テータスデータをバイト単位で隙間なく割当てて使用す
るパック数を減らしたものである。これらについても、
SUB PACK ITEMを定義し、パック内に記録
される内容を区別している。
【0104】なお、前述の図16〜図21に示したパッ
クのPC1のP3領域には信頼性フラグFが設定され
る。この信頼性フラグはチャネルステータスデータブロ
ックのバイト22で伝送される信頼性フラグがそのまま
記録される。そして、マイクロコンピュータ23はサブ
コード信号パックに記録された信頼性フラグを読取り、
信頼できないものと判別すると、1つ前のDATフレー
ムの同一種類のパックが記録された信頼できるデータを
もとにして、信頼できるデータに補正したデータをイン
タフェース回路28へ出力する。
【0105】なお、信頼性フラグとして、チャネルステ
ータスデータブロックのバイト22で伝送される信頼性
フラグをそのまま用いることなく、バイト23で伝送さ
れるCRCCをチェックし、その結果、誤りがないと判
別されたならば、バイト22で伝送される各種の信頼性
フラグをそのままバックパックに記録させるようにし、
誤りがあると判別されたならば、各サブコード信号パッ
クの信頼性フラグが信頼できない状態を示すように強制
的にセットするようにしてもよい。さらに、バイト22
で伝送される信頼性フラグやCRCCのチェック結果に
よらずに、複数の連続するチャネルステータスデータブ
ロックで伝送される各種のデータの同一性あるいは時間
情報の場合には連続性により、そのデータの信頼性を判
別し、その結果を信頼性フラグとして各サブコード信号
パックへ記録するようにしてもよい。
【0106】第5の例では、ディジタルオーディオイン
タフェースのチャネルステータスで伝送される時間情報
を32ビットバイナリコード形式で記録するようにした
が、これを時,分、秒,フレームおよびサンプル数に分
け、サブコードパックに記録するような第6の例につい
て説明する。
【0107】図26は第6の例を実現するための装置の
概略ブロック図である。この図26に示した例は、チャ
ネルステータスデータ信号処理回路120と位相差検出
回路121を設けたものであって、それ以外の構成は図
56に示した従来例と同じである。チャネルステータス
データ信号処理回路120は192フレームのチャネル
ステータスデータブロックのブロッククロック信号12
2を抽出するとともに、エンファシス,標本化周波数な
どのオーディオ信号に密接な情報や2種類の時間情報を
抽出するために設けられている。位相差検出回路121
は位相差情報n i を検出するための設けられている。
【0108】図27は図26に示した第6の例の動作を
説明するためのフロー図である。次に、図26,図27
を参照して、この第6の例の動作について説明する。記
録時において、ディジタル入力端子26に入力されたデ
ィジタルオーディオデータはディジタルインタフェース
回路28によって信号処理され、16ビットのオーディ
オデータがメモリ回路4に記憶される。また、ディジタ
ルインタフェース回路28はディジタルオーディオデー
タからチャネルステータスデータを抽出し、チャネルス
テータスデータ信号処理回路120に与える。チャネル
ステータスデータ信号処理回路120は、192フレー
ムのチャネルステータスデータで構成されるチャネルス
テータスデータブロックのブロッククロック信号122
を抽出するとともに、エンファシス,標本化周波数など
のオーディオ信号に密接な情報や2種類の時間情報を抽
出してマイクロコンピュータ23に与える。位相差検出
回路121は図1の位相差検出回路74と同様にして構
成され、チャネルステータスデータブロックの先頭から
DATフレームの先頭までの位相差情報ni を検出して
マイクロコンピュータ23に与える。この位相差情報n
i はDATフレームの先頭サンプルとブロックの先頭サ
ンプル間のサンプル数を表わしている。
【0109】マイクロコンピュータ23はチャネルステ
ータスデータブロック内の2種類の時間情報、すなわち
ローカルサンプルアドレスコードと時間コードのそれぞ
れの値に、位相差検出回路121によって計測された位
相差情報ni を加算する。加算結果はDATフレーム先
頭のサンプルに対応する時間情報となる。さらに、マイ
クロコンピュータ23は加算結果をDATタイムコード
に変換する演算を行ない、その結果をサブコードパック
に割当てて記録する。DATタイムコードへの変換を行
なう演算は、後述の第(5)式ないし第(9)式に基づ
いて行なわれる。
【0110】DATフレーム先頭のサンプルに対応する
時間情報をTc ,DATフレームの1フレームにおける
サンプル数をTs とすると、端数のサンプル数SAMP
LENO.は次の第(5)式で表わされる。
【0111】 SAMPLE NO.=TC modTs …(5) DATのフレーム番号FRAME NO.は次の第
(6)式で表わされる。
【0112】 FRAME NO.=(INT(TC /Ts )mod100)mod33 +33INT[(INT(TC /Ts )mod100)/99] …(6) 秒の単位SECONDは次の第(7)式で表わされる。
【0113】 SECOND=3[INT(TC /100Ts )mod20)] +INT[(INT(TC /Ts )mod100)/33] −INT[(INT(TC /Ts )mod100)/99] …(7) 分の単位MINUTEは次の第(8)式で表わされる。
【0114】 MINUTE=INT(TC /2000Ts )mod60 …(8) 時の単位HOURは次の第(9)式で表わされる。
【0115】 HOUR=INT(TC /120000Ts ) …(9) DATフレームの1フレーム内におけるサンプル数Ts
は標本化周波数によって異なり、前述のごとく標本化周
波数が48kHz,44.1kHz,32kHzのと
き、それぞれ1440サンプル,1323サンプル,9
60サンプルとなる。
【0116】図28および図29はこの第6の例で使用
されるサブコードパックの記録フォーマット例を示す図
である。図28は時間コードを記録するパックのフォー
マット例を示し、DATフレーム先頭のサンプルに対応
した時間コードがDATタイムコードに変換されて記録
される。前述の第(6)式ないし第(9)式により算出
された時,分,秒,フレーム番号がPC4〜PC7の指
定領域に2桁の2進化10進コードで記録され、第
(5)式から算出された端数のサンプル数がS10〜S
0の11ビットバイナリコード形式で記録される。
【0117】ここでは、S10をMSBとしている。P
C3のB7〜B4(T3〜T0:4ビット)により、時
間コードに関する識別情報が記録されていて、ディジタ
ルオーディオデータ列以外の時間コードの記録にも対応
可能にされている。PACKITEMについては、図6
5に示す中から、未定義のものを使用すればよいが、残
りが少ないため、この例では、“0011”とされ、従
来のRunningTime PACKとの区別をする
ためにPC1のB3が“1”とされる。
【0118】図29に示したフォーマットはDATフレ
ーム先頭のサンプルに対応したローカルサンプルアドレ
スコードを前述の第(5)式ないし第(9)式を使用し
てDATタイムコードに変換して記録したものである。
この図29に示した例では、前述の図28に示した時間
コードパックの例と同様な識別情報がT3〜T0の4ビ
ットコードにより記録される。PACK ITEMは
“0001”とされ、PC1のB3が“1”に設定され
ている。
【0119】再生時においては、磁気テープ12の傾斜
トラックから再生されたオーディオ信号は、所定の信号
処理が施され、メモリ回路15を介してディジタルイン
タフェース回路28に与えられる。一方、サブコードパ
ックに記録されている時間コードとローカルサンプルア
ドレスコードとPCM信号領域内に記録されているPC
M IDコードとがマイクロコンピュータ23によって
読取られ、それらの情報がチャネルステータスデータ信
号処理回路120に与えられる。その際、時間情報に関
しては、DATタイムコードがもとの32ビットのバイ
ナリコードに逆演算されて出力される。この逆演算は次
の第(10)式に従って行なわれる。
【0120】 Tc =[120000×HOUR+2000×MINUTE+33×SECO ND+INT(SECOND/3)+FRAME NO.]×Ts +SAMPL E NO. …(10) チャネルステータスデータ信号処理回路120は、マイ
クロコンピュータ23から与えられたもとのバイナリ3
2ビットの時間コードとローカルサンプルアドレスコー
ドのそれぞれをDATフレームクロック信号の立上がり
時点ごとにロードする。チャネルステータスデータ信号
処理回路120は、標本化クロック信号fs によって歩
進される2系統の32ビットバイナリカウンタ(図示せ
ず)と、標本化クロック信号fs を192個計数するご
とにクロック信号122を発生するクロック信号発生用
カウンタ(図示せず)を含む。そして、チャネルステー
タスデータ信号処理回路120から発生されたクロック
信号122の立上がり時点において、チャネルステータ
スデータであるエンファシス,標本化周波数などのオー
ディオ信号に密接な情報と、その時点における2系統の
32ビットバイナリカウンタの計数値、すなわちブロッ
クの先頭アドレスコードがディジタルインタフェース回
路28に与えられる。ディジタルインタフェース回路2
8はブロック信号122の立上がりエッジを基準にし
て、オーディオ信号,チャネルステータスデータをそれ
ぞれ所定の位置に載せて外部へ出力する。
【0121】図30および図31は時間コードを記録す
る別のパックフォーマット例を示す図である。これらの
図30および図31に示した例は、時,分,秒,フレー
ム番号の内容およびT3〜T0の内容は同一であるが、
図30では、端数のサンプル数がS10〜S0の11ビ
ットバイナリコードで記録され、図31に示した例で
は、位相差検出回路121によって計測された位相差情
報ni がM7〜M0の8ビットバイナリコードで記録さ
れる。これらの識別は、PC3,B0のMSフラグで行
なわれ、たとえばMSフラグが“0”であれば端数のサ
ンプル数を示し、MSフラグが“1”であれば、位相差
情報ni が記録されていることを示している。
【0122】図30に示したパックにより、DATフレ
ーム先頭に位置するサンプルに対応する時間コードが記
録されることになる。再生時においては、DATフレー
ムクロック信号の立上がり時点ごとに、図31に示した
パックに記録されている位相差情報ni が前述のブロッ
ク信号発生用カウンタにロードされる。それによって、
記録時点におけるDATフレームと、チャネルステータ
スデータブロックの位相関係が保たれて再生される。
【0123】図32および図33はローカルサンプルア
ドレスコードを記録する別のパックフォーマット例を示
す図である。この図32および図33で記録される内容
は、前述の図30および図31とほぼ同じであり、時間
情報の内容とPACK ITEMのみが異なる。
【0124】なお、チャネルステータスデータのIDコ
ード,英数字チャネルオリジンデータおよび英数字チャ
ネルディスティネーションデータについては、前述の第
5の例で説明した図17ないし図19に示したサブコー
ドパックに記録される。ところで、前述の第5および第
6の例では、図34に示すDATフレームの変化点
0 ,t1 …に位置するチャネルステータスデータブロ
ック(図34ではi,j+7の記号で示すブロック)で
伝送されるチャネルステータスデータのみをDATのサ
ブコードに記録させる方法について述べた。しかし、チ
ャネルステータスデータのうち、英数字チャネルオリジ
ンデータと英数字チャネルディスティネーションデータ
については、文字列がASCCIコードにより伝送され
るので、5文字以上の文字列を伝送するときは、複数個
のチャネルステータスデータブロックが使用されること
になる。このため、図34のDATフレーム内に位置す
るj+〜j+6の記号で示すチャネルステータスデータ
ブロックで伝送される英数字チャネルオリジンデータと
英数字チャネルディスティネーションデータのDATの
サブコードへ記録する必要が生じてくる。
【0125】そこで、図35〜図38にすべての英数字
チャネルオリジンデータおよび英数字チャネルディステ
ィネーションデータを記録するパックの記録フォーマッ
ト例を示す。
【0126】図35を参照して、PC2のB5〜B3領
域のBN2,BN1,BN0の3ビットで構成されるデ
ータは、図34に示すようにDATフレームの変化点に
位置するチャネルステータスデータブロックからのブロ
ック番号(DATフレームの変化点に位置するブロック
の番号を“000”(0)とする。)を表わしている。
そのブロック番号で表わされたそれぞれのチャネルステ
ータスデータブロックで伝送される英数字チャネルオリ
ジンデータがPC4〜PC7の4バイトを使用して記録
される。PC3のB7〜B0(N7〜N0)領域に、計
測された位相差情報ni が8ビットのバイナリコードで
記録され、この情報ni を用いてDATフレームとチャ
ネルステータスデータブロックの位相関係を記録時点と
同じになるように再生できる。
【0127】図36におけるパックにおいて、BN〜B
N0,N7〜N0の情報の意味は図35で示したものと
同じである。
【0128】図37は図35に示した英数字チャネルオ
リジンデータを記録するパックの変形例であり、ここで
は位相差情報ni ではなく、DATフレーム変化点か
ら、BN2〜BN0の3ビットで表わされる各ブロック
の先頭までの位相情報mを記録するようにしている。こ
れによって、図35で示したパックフォーマット例で
は、位相差情報ni と、BN2〜BN0で示されるブロ
ック番号とから各ブロックの先頭の位相情報を後で演算
して求めなければならなかったが、その必要がなくな
る。位相情報mの値は、DATフレームの変化点を基準
としているため、ブロック番号“000”のとき、その
符号が負と定義される。
【0129】図38は図37に示したパックフォーマッ
ト例を英数字チャネルディスティネーションデータ用に
適用したものである。また、図37および図38の位相
情報mは、DATフレームの変化点を基準とした各ブロ
ック先頭までの絶対時間(単位は1サンプル時間)を表
わすため、ブロック番号BN2〜BN0の情報を省略し
てもよい。ただし、このとき、たとえば、PC2のB3
にmの符号情報を記録い、mの値に正負を示さなければ
ならない。また、英数字チャネルオリジンデータや英数
字チャネルディスティネーションデータが伝送されてい
ないチャネルステータスデータブロックについては、記
録する必要がないので、伝送されているブロックについ
てのみ記録を行なうようにすれば、パック数を少なくで
きる。
【0130】上述の例は、ディジタルオーディオインタ
フェースフォーマットのプロ用のチャネルステータスデ
ータについてのみ説明したが、民生用ならびに音楽ソフ
ト生産用のチャネルステータスデータについても同様に
データを分割し、サブコードを信号パックに割当てても
よい。
【0131】ところで、今まで説明した例において、第
1の例から第4の例までは、SMPTE/EBU/Fi
lmタイムコードをDATへ記録,再生する方式であ
り、第5および第6の例は、ディジタルオーディオイン
タフェースで伝送されるプログラム用のチャネルステー
タスデータを記録,再生する方式について述べた。SM
PTE/EBU/Filmタイムコードおよびプロ用の
チャネルステータスデータに含まれている情報は、時間
に関する情報とそれ以外の情報であるから、それらの情
報を記録するサブコードパックのフォーマットを共通化
することができる。その例を以下に説明する。
【0132】図39は時間に関する情報を記録するパッ
クフォーマット例であり、PACKITEMは“001
1”であり、従来のRunning Timeパックと
区別するために、PC1のB3を“1”としている。パ
ックに記録されるデータの内容を識別するために、SU
B PACK ITEMとして、SPI1とSPI0が
定義され、SPI1,SPI0が“00”のとき、SM
PTE/EBU/Filmタイムコードの時間情報が記
録され、“01”のときプロ用のチャネルステータスデ
ータのローカルサンプルアドレスコードが記録され、
“10”のときプロ用のチャネルステータスデータの時
間コードが記録されていることを示す。F1,F0の2
ビットで記録時点の標本化周波数の種類が区別され、
“00”のとき48kHzであり、“01”のとき4
4.1kHzであり、“10”のとき32kHzであ
る。
【0133】このように、記録時点の標本化周波数の識
別情報をF1,F0の2ビットを使用して記録すること
により、サブコード信号パック内に記録されているF
1,F0が示す標本化周波数とは違う標本化周波数を使
用してPCM信号のみのアフターレコーディングを行な
ってしまったときなどに効果がある。このような特殊な
ケースが行なわれたとき、サブコード信号パック内に記
録されているSMPTE/EBU/Filmタイムコー
ドやローカルサンプルアドレスコードや時間コード、あ
るいは初期位相差情報I0 や位相差情報ni は、そのサ
ブコード信号パックの記録時点の標本化周波数に基づい
て伝送あるいは計測されたものであるので、PCM信号
の標本化周波数と異なるともはや意味のなくなるものと
なってしまう。ところが、サブコード信号パックの記録
時点の標本化周波数がわかっていれば、再生時のPCM
信号が標本化周波数をfSPCMとすれば、パック内のロー
カルサンプルアドレスコードなどの値に、fSPCM/fS
を乗算すれば、最大1サンプル分の誤差が発生するが、
実用上全く問題なく再生することができる。
【0134】T2〜T0の3ビットは、タイムコードフ
ラグであって、SPI1とSPI0が“00”のとき、
SMPTE/EBU/Filmタイムコードの伝送レー
トを区別する。プロ用のチャネルステータスデータの時
間情報が記録されるときは、未定義で“000”が記録
される。PC2のB2〜B0およびPC3の領域には、
11ビットの2進データが記録される。この11ビット
の2進データは、SMPTE/EBU/Filmタイム
コードの場合、前述の初期位相差情報I0 であり、プロ
用のチャネルステータスデータの時間情報の場合、前述
した端数のサンプル数Sample NO.である。P
C4〜PC7の領域には、DATタイムコードに変換さ
れた時間情報が記録される。
【0135】図40〜図44は、時間情報以外の情報が
記録されるパックフォーマット例である。PACK I
TEMは“1000”であって、図40に示すように、
SPI1とSPI0の2ビットをSUB PACK I
TEMと定義し、記録内容の識別を行なう。PC2〜P
C7の領域は、サブデータフィールドであって、ここに
SUB PACK ITEMで区別された各種の情報が
記録される。図41はSPI1とSPI0が“00”で
あって、SMPTE/EBU/Filmタイムコードの
バイナリ−グループデータ(前述のUser Grou
pデータ)と、各種フラグセット(TB5〜TB0)が
記録されるフォーマット例を示す。
【0136】図42はSPI1とSPI0が“01”で
あって、プロ用のチャネルステータスデータのIDコー
ド(バイト0〜バイト5)を記録するフォーマット例を
示す。図43はSPI1とSPI0が“10”であっ
て、プロ用のチャネルステータスデータで伝送される英
数字チャネルオリジンデータを示すフォーマット例であ
る。図44はSPI1とSPI0が“11”であって、
プロ用のチャネルステータスデータで伝送される英数字
チャネルディスティネーションデータと信頼性フラグを
記録するフォーマット例である。
【0137】[この発明の実施形態]次に、SMPTE
/EBU/Filmタイムコードとプロ用のチャネルス
テータスデータで伝送される時間情報(以下、ディジタ
ルオーディオインタフェースタイムコードと称する。)
の変換方法についてのこの発明の実施形態を説明する。
なお、この実施形態では、SMPTE/EBU/Fil
mタイムコードの先頭、つまり第0フレームの先頭のサ
ンプルと、ディジタルオーディオインタフェースタイム
コードの先頭、つまり第0ブロックの先頭のサンプルが
一致しているものと規定し、このときSMPTE/EB
U/Filmタイムコードは00時00分00秒フレー
ムであり、ディジタルオーディオインタフェースタイム
コードは32ビットバイナリコードがすべて0であると
し、この時間を午前0時と定義することにより、それぞ
れのフレームおよびブロックが比例関係にあることを用
いてお互いにタイムコードを変換する。
【0138】図45はSMPTE/EBU/Filmタ
イムコードをディジタルオーディオインタフェースタイ
ムコードに変換するときのSMPTE/EBU/Fil
mタイムコードフレームとディジタルオーディオインタ
フェースブロックとの関係を示す図である。図45にお
いて、(a)はSMPTE/EBU/Filmタイムコ
ードのフレームを示し、(b)はディジタルオーディオ
インタフェースのブロックを示しており、0,…,i,
i+1,…はSMPTE/EBU/Filmタイムコー
ドフレームのフレーム番号であり、0,…,j,j+
1,…はディジタルオーディオインタフェースブロック
のブロック番号であり、TCはSMPTE/EBU/F
ilmタイムコードの1フレーム内のサンプル数を示
す。nj はj番目のディジタルオーディオインタフェー
スブロック161の先頭からこのディジタルオーディオ
インタフェースブロック161に先行するi番目のSM
PTE/EBU/Filmタイムコードフレーム162
の先頭までのサンプル数を示す。
【0139】TTj は午前0時から前記j番目のディジ
タルオーディオインタフェースブロック161の先頭ま
での総サンプル数を示している。また、TH,TM,T
S,TFは前述のi番目のSMPTE/EBU/Fil
mタイムコードフレーム162のタイムコードの時,
分,秒,フレーム値を示している。
【0140】SMPTE/EBU/Filmタイムコー
ドをディジタルオーディオインタフェースタイムコード
に変換する場合は、入力されたタイムコードのTH,T
M,TS,TFより、午前0時からi番目のフレーム1
62の先頭までの総サンプルiTCが求められ、それに
i番目のフレーム162の先頭からj番目のディジタル
オーディオインタフェースブロック161の先頭までの
サンプル数nj を加えることにより、午前0時からj番
目のディジタルオーディオインタフェースブロック16
1の先頭までの総サンプル数TTj が求められ、j番目
のディジタルオーディオインタフェースブロック161
で転送されるタイムコードTTj が求まる。これを式に
表わすと、次の第(11)式〜第(14)式のようにな
る。
【0141】 i=Tfr (3600TH+60TM+TS)+TF …(11) (SMPTEノンドロップフレームTfr =30Hz/
EBU/Filmの場合) i=108000TH+1800TM+30TS+TF …(12) (SMPTEノンドロップフレームTfr =29.97
Hzの場合) i=107892TH+1798TM+21NT(TM/10)+30TS +TF …(13) (SMPTEドロップフレームの場合) TTj =nj −INT(−iTC) …(14) ここで、Tfr はフレーム周波数を表わし、SMPTE
では30Hzまたは29.97Hzであり、EBUでは
25Hzであり、Filmでは24Hzである。
【0142】図46はディジタルオーディオインタフェ
ースタイムコードをSMPTE/EBU/Filmタイ
ムコードに変換するときの、ディジタルオーディオイン
タフェースブロックとSMPTE/EBU/Filmタ
イムコードフレームとの関係を示す図である。次に、図
46を参照して、ディジタルオーディオインタフェース
タイムコードをSMPTE/EBU/Filmタイムコ
ードに変換する方法について説明する。
【0143】図46において、(a),(b)および
i,jはそれぞれ図45に示したものと同じであり、T
Bはディジタルオーディオインタフェースによって伝送
されてきたタイムコードであり、これは午前0時からj
番目のディジタルオーディオインタフェースブロック1
63の先頭までの総サンプル数を表わしている。TLO
は午前0時からi番目のSMPTE/EBU/Film
タイムコードフレーム164の先頭までの総サンプル数
を示し、mi はi番目のSMPTE/EBU/Film
タイムコードフレーム164に先行するj番目のディジ
タルオーディオインタフェースブロック163の先頭ま
でのサンプル数を表わし、TH,TM,TS,TFはi
番目のSMPTE/EBU/Filmタイムコードフレ
ーム164のタイムコードの時,分,秒,フレーム値を
示している。
【0144】ディジタルオーディオインタフェースタイ
ムコードをSMPTE/EBU/Filmタイムコード
に変換する場合は、入力されたディジタルオーディオイ
ンタフェースタイムコードTBに、j番目のディジタル
オーディオインタフェースブロック163の先頭からi
番目のSMPTE/EBU/Filmタイムコードフレ
ーム164の先頭までのサンプル数mi が加算され、午
前0時からi番目のフレーム164の先頭までの総サン
プル数TLOが求められ、この総サンプル数TLOから
i番目のフレーム164のタイムコードの時,分,秒,
フレーム値が計算して求められる。これらを式にすると
次の第(15)式〜第(37)式になる。
【0145】I) フレーム周波数Tfr が25Hz,
24Hzまたはフレーム周波数Tf r が30Hzでノン
ドロップフレームの場合、 TLO=TB+mi …(15) TCs =INT(fs /Tfr +0.5) …(16) TCs a=x2・Fs /Tfr …(17) x1=TLOmodTCs a …(18) Sample=x1modTCs +TCs ・INT(x1/x2・TCs ) …(19) TF=x2{INT(TLO/TCs a)mod(Tfr /x2)} +INT(x1/TCs )−INT(x1/x2・TCs ) …(20) TS=INT(TLO/Fs )mod60 …(21) TM=INT(TLO/60Fs )mod60 …(22) TH=INT(TLO/3600Fs ) …(23) ここで、Fs は標本化周波数であり、48kHz,4
4.1kHz,32kHzの3通りである。
【0146】また、TCs は1フレーム内のサンプル数
の小数点以下を四捨五入したものであり、x2はTfr
およびFs によって決定される係数であり、それぞれの
値は図47に示すようになる。
【0147】II) ドロップフレームの場合 TLO=TB+mi …(15) Sample=INT{TLOmod(Fs /Tfr )} …(24) i=INT{(TLO−Sample)・Tfr /Fs } …(25) y1=imod107892 …(26) y2=(yimod17982)−2 …(27) TF={(y2mod1798)+2}mod30 …(28) y3=INT[{(y2mod1798)+2}/30] …(29) TS=y3−INT(y3/60) …(30) TM=10*INT(y1/17982)+INT(y2/1798) −INT(y2/17982) …(31) TH=INT(i/107892) …(32) III) フレーム周波数が29.97Hzであり、ノ
ンドロップフレームの場合 TLO=TB+mi …(15) Sample=INT{TLOmod(Fs /Tfr )} …(24) i=INT{(TLO−Sample)・Tfr /Fs } …(25) TF=imod30 …(33) FS1=30Fs /29.97 …(34) TS=INT(TLO/FS1)mod60 …(35) TM=INT(TLO/60FS1)mod60 …(36) TH=INT(TLO/3600FS1) …(37) 図48は各標本化周波数に対するSMPTE/EBU/
Filmタイムコードフレームの1フレーム内のサンプ
ルを示す図である。図48に示すようにTfrが29.
97Hzの場合およびTfr =30HzでFs =32k
Hzの場合、Tfr =24HzでFs が44.1kHz
の場合と32kHzの場合は、1フレーム内のサンプル
数が整数でない。そこで、この実施形態では、Tfr
29.97Hzの場合は、午前0時からの総サンプル数
とフレームの変化点から、各フレームのサンプル数をF
s =48kHzの場合は1601と1602,Fs =4
4.1kHzの場合は1471と1472,Fs =32
kHzの場合は1067と1068を組合せて誤差が1
サンプル未満に抑えられている。
【0148】また、Tfr =30HzでFs =32kH
zの場合は、3フレームごとにサンプルの変化点とフレ
ームの変化点とが一致するため、1フレーム内のサンプ
ル数が1067,1067,1066と3フレームごと
に繰返すようにされている。また、Tfr =24Hzで
s =44.1kHzの場合は、1838,1837と
2フレームごとに繰返してサンプル数が調整され、Fs
が32kHzの場合は1333,1333,1334と
3フレームごとに繰返してサンプル数が調整され、誤差
が1サンプル未満に抑えられる。
【0149】なお、上述の実施形態では、それぞれの計
算が整数で扱えるようにタイムコードをサンプル数に変
換してサンプル単位で計算をしているが、それぞれを時
間単位で計算してもよい。以下に、時間単位で計算した
場合について説明する。ただし、時間の単位は秒とす
る。
【0150】図49および図50はSMPTE/EBU
/Filmタイムコードフレームとディジタルオーディ
オインタフェースブロックの関係を時間軸で示したもの
である。
【0151】 SMPTE/EBU/Filmタイム
コードをディジタルオーディオインタフェースタイムコ
ードに変換する場合(図49参照) i=Tfr (3600TH+60TM+TS)+TF …(38) (SMPTEノンドロップフレームTfr =30Hz/
EBU/Filmの場合) i=108000TH+1800TM+30TS+30TF/29.97 …(39) (SMPTEノンドロップフレームTfr =29.97
Hzの場合) i=107892TH+1798TM+21NT(TM/10)+30TS +TF …(40) (SMPTEドロップフレームの場合) TTjt=njt+iTCt …(41) TTj =TTjt・Fs …(42) TTjt:午前0時からj番目のディジタルオーディオイ
ンタフェースブロック165の先頭までの時間 njt:j番目のディジタルオーディオインタフェースブ
ロック165の先頭からこのディジタルオーディオイン
タフェースブロック165に先行するi番目のSMPT
E/EBU/Filmタイムコードフレーム166の先
頭までの時間 TCt :SMPTE/EBU/Filmタイムコードの
フレーム周期 ディジタルオーディオインタフェースタイムコード
をSMPTE/EBU/Filmタイムコードに変換す
る場合(図50参照) I) Tfr =25Hz,24HzまたはTfr =30
Hzでノンドロップフレームの場合 TBt =jDT …(43) TLOt =jDT+mit …(44) TF=(TLOt /TCt )modTFr …(45) TS=INT(TLOt )mod60 …(46) TM=INT(TLOt /60)mod60 …(47) TH=INT(TLOt /3600) …(48) TBt =午前0時からj番目のディジタルオーディオイ
ンタフェースブロック168までの時間 DT:ディジタルオーディオインタフェースブロックの
周期 TLOt =午前0時からi番目のSMPTE/EBU/
Filmタイムコードフレーム167の先頭までの時間 mit:i番目のSMPTE/EBU/Filmタイムコ
ードフレーム167の先頭から上述のフレームに先行す
るj番目のディジタルオーディオインタフェースブロッ
ク168の先頭までの時間 TCt :SMPTE/EBU/Filmタイムコードの
フレーム周期 II) ドロップフレームの場合 TLOt =jDT+mit …(44) i=TLOt /TCt …(49) この後、TF,TS,TM,THの計算は前述の第(2
6)式〜第(32)式と同様であるため省略する。
【0152】III) Tfr =29.97Hzでノン
ドロップフレームの場合 TLOt =jDT+mit …(44) i=TLOt /TCt …(49) この後、TF,TS,TM,THの計算は前述の第(3
3)式〜第(37)式と同様であるため省略する。
【0153】なお、上述の実施形態では、SMPTE/
EBU/Filmタイムコードとディジタルオーディオ
インタフェースタイムコードとのサンプル単位の相互変
換について説明したが、同様な方法で、その他の種類の
タイムコードについても変換式を導くことができる。
【0154】この実施形態の考え方に基づけば、DAT
に記録されたSMPTE/EBU/Filmタイムコー
ドをプロ用のチャネルステータスデータで伝送されるデ
ィジタルオーディオインタフェースタイムコードに変換
して出力することができ、また、その逆の操作も可能と
なる。
【0155】次に、ディジタルオーディオインタフェー
スで伝送されるユーザデータを複数のパックを使用して
すべて記録し、そのとき順番を示すパックNO.を付加
するような実施形態について説明する。
【0156】図51はそのような実施形態の概略ブロッ
ク図である。この図51に示した実施形態は、ユーザデ
ータパック生成回路150とユーザデータ分割回路15
1とユーザデータ生成回路152とが新たに設けられ、
その他の構成は図56の従来例と同じである。ユーザデ
ータ分割回路151は、ディジタルインタフェース回路
28から出力される復調されたユーザデータを受け、1
パックに記録するビット数ごとに分割するために設けら
れている。ユーザデータパック生成回路150はユーザ
データ分割回路151によって分割されたデータを受
け、ユーザデータであることがわかるユーザデータパッ
クを生成する。ユーザデータ生成回路152は再生され
た複数のユーザデータパックからもとのユーザデータに
戻すために設けられている。
【0157】図52はこの発明の他の実施形態の具体的
な動作を説明するためのフロー図であり、図53および
図54は同じく動作を説明するためのタイミング図であ
り、図55はこの発明の他の実施形態に用いられるユー
ザデータパックの一例を示す図である。
【0158】次に、図51〜図54を参照して、この発
明の実施形態の動作について説明する。記録時には、デ
ィジタルインタフェース回路28によって分離されたユ
ーザデータがユーザデータ分割回路151によって最終
的に1パック分のデータごとに分割される。図53はユ
ーザデータの第1段階の分割方法を説明するためのタイ
ミング図であり、標本化周波数が48kHzのものであ
る。図53において、(a)は図51に示したクロック
発生回路29で生成されるDATフレームクロック信号
であり、(b)はDATフレームであり、(c)はディ
ジタルインタフェース回路28から出力されるオーディ
オ信号であり、(d)はディジタルインタフェース回路
28から出力されるユーザデータを示している。WLn
とULnおよびWRn とURn はnが等しいとき、同一
サブフレームのオーディオデータとユーザデータである
ことを示している。
【0159】図53に示すように、まずユーザデータが
DATフレームごとに区切られ、次に図54に示すよう
にDATフレームごとに区切られたユーザデータがさら
に1パックとして記録するビット数ごとに区切られる。
図54に示した場合は、40ビット(=5バイト)ごと
に区切った例を示している。この場合、DAT1フレー
ムに記録するユーザデータは、72パックのデータとし
て2トラックに記録される。2トラックあたり112パ
ック分の記録領域があるため、ユーザデータがすべて記
録できる。
【0160】上述のごとく、ユーザデータ分割回路15
1によって分割されたユーザデータはユーザデータパッ
ク生成回路150によって、図55に示すようなパック
フォーマットにフォーマット化される。この例では、P
ACK ITEMとして“1110”が用いられ、ま
た、DATフレーム内のユーザデータの順番を識別する
ために72パックすべてにパック0〜パック71のパッ
クNO.が付加され、PCの領域2に割当てられる。P
C3〜PC7の領域には、ユーザデータが割当てられ、
PC8はPC1〜PC7から生成されたパリティが割当
てられる。
【0161】ユーザデータパック生成回路150で生成
されたユーザデータパックはメモリ回路4に記録され、
図53に示したように、連続した2880サブフレーム
(各チャネルでは1140サブフレーム)のオーディオ
データとユーザデータが同じDATフレーム記録される
ようにメモリ回路4に書込まれる。
【0162】次に、図52(b)を参照して、再生時の
動作について説明する。メモリ回路15に記憶されたオ
ーディオデータはディジタルインタフェース回路28に
与えられる。ユーザデータ生成回路152はメモリ回路
15に記憶されているパックの中からアイテムおよびパ
ックNO.を参照しながらユーザデータパックのパック
0からパック71の72パックを読出し、各パックのユ
ーザデータ部のみを取出し、もとの順序に戻してディジ
タルインタフェース回路28に出力する。ディジタルイ
ンタフェース回路28は入力されたオーディオデータと
ユーザデータとをディジタルオーディオインタフェース
フォーマットにフォーマット化して、ディジタル出力端
子27から出力する。
【0163】なお、DATフレームの先頭のサンプルに
対応するユーザデータはパックNO.0の先頭ビットで
あることが予めわかっているため、受信時と同じ組合せ
で出力することができる。
【0164】また、図55のパックフォーマット例で
は、PC3〜PC7をユーザデータの記録領域として用
いたが、PC1のB3〜B0およびPC2のB7,B6
をパックNO.に割当て、ユーザデータをPC8を含む
PC2のB5以降の領域に割当ててもよい。
【0165】さらに、上述の実施形態では、2チャネル
分のユーザビットを合わせて1系列のユーザデータとし
て処理するようにしたが、チャネルごとにユーザデータ
を分割し、チャネルの識別をするためのチャネルコード
とパック番号をPC2に記録しても同等の効果を得るこ
とができる。
【0166】また、上述の実施形態はパック番号を同時
に記録したが、パック番号に対応した記録領域を予め定
めておくことにより、パック番号が不要となり、効率の
良い記録が可能となる。
【0167】また、上述の実施形態は、ユーザデータに
ついて説明しているが、チャネルステータスデータも同
様の方法ですべてのデータを記録することができる。主
信号であるオーディオデータに対して、付加情報である
ユーザデータ,チャネルステータスデータはパックとし
てサブコード領域に記録することができる。さらに、チ
ャネルステータスデータは、2チャネル分はほとんど必
要なく、1チャネル分の記録で実用上問題ない。
【0168】さらに、上述の実施形態は、プロ用ディジ
タルオーディオインタフェースフォーマットの信号を取
扱うようにしたが、民生用の場合も同様な処理で対応で
きる。なお、ユーザデータパック生成回路150,ユー
ザデータ分割回路151,ユーザデータ生成回路152
と同等の機能をマイクロコンピュータ23を利用して実
現するようにしてもよい。
【0169】さらに、上述のこの発明の実施形態を除く
各実施形態のサブコードパックのフォーマット例とし
て、PACK ITEMを特定のものに定めて説明を行
なったが、これに限定されるものではなく、PACK
DATA記録領域へ記録する内容についても、前述の指
定位置へ記録する必要はなく、任意の位置に記録しても
よい。
【0170】また、上述の第1〜第4の例では、SMP
TE/EBU/Filmタイムコードの記録,再生を行
なうDATについて説明し、第5および第6の例では、
ディジタルオーディオインタフェースのプロ用のチャネ
ルステータスデータの記録,再生を行なうDATについ
て説明し、他の実施形態では、ディジタルオーディオイ
ンタフェースのユーザデータの記録,再生を行なうDA
Tについて説明したが、これらの情報をすべて記録,再
生できるDATを各実施形態において付加した回路をす
べて搭載することにより構成できることは言うまでもな
い。
【0171】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、主信
号および副信号のフレーム周期とは異なる周期を有する
タイムコード信号に含まれる時間情報などを磁気テープ
の副信号の記録領域に記録するとともに、主信号のフレ
ームの区切れとタイムコード信号のフレームの区切れと
の間の位相差を検出して副信号領域に記録しておき、再
生時に時間情報などに基づいてタイムコード信号のデー
タ列を合成し、位相差情報に応答してタイムコード信号
が記録時の位相関係と同一になるように出力することが
できる。したがって、再生時において元のタイムコード
信号へ戻すときに使用する演算式のパラメータを変更す
れば、記録時点と異なるタイムコード信号を出力するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の前提となる例の概略ブロック図で
ある。
【図2】 この発明の前提となる例の動作を説明するた
めのタイミング図である。
【図3】 図3は第1の例の動作を説明するためのフロ
ー図である。
【図4】 第1の例で使用されるサブコードパックの記
録フォーマット例を示す図である。
【図5】第1の例で使用されるサブコードパックの記録
フォーマット例を示す図である。
【図6】第1の例で使用されるサブコードパックの記録
フォーマット例を示す図である。
【図7】 第2の例の動作を説明するためのタイミング
図である。
【図8】 第2の例で使用されるサブコードパックの記
録フォーマット例を示す図である。
【図9】 第2の例で使用されるサブコードパックの記
録フォーマット例を示す図である。
【図10】 第3の例で使用されるサブコードパックの
記録フォーマット例を示す図である。
【図11】 第3の例で使用されるサブコードパックの
記録フォーマット例を示す図である。
【図12】 第4の例を示す概略ブロック図である。
【図13】 第4の例に使用されるサブコードパックの
記録フォーマット例を示す図である。
【図14】 第5の例の概略ブロック図である。
【図15】 第5の例において入力されるディジタルオ
ーディオインタフェースのブロックとDATフレームと
の関係を示す図である。
【図16】 第5の例で使用されるサブコードパックの
記録フォーマット例を示す図である。
【図17】 第5の例で使用されるサブコードパックの
記録フォーマット例を示す図である。
【図18】 第5の例で使用されるサブコードパックの
記録フォーマット例を示す図である。
【図19】 第5の例で使用されるサブコードパックの
記録フォーマット例を示す図である。
【図20】 第5の例で使用されるサブコードパックの
記録フォーマット例を示す図である。
【図21】 第5の例で使用されるサブコードパックの
記録フォーマット例を示す図である。
【図22】 チャネルステータスデータをさらに細かく
バイト単位で分割したようなサブコードパックの記録フ
ォーマット例を示す図である。
【図23】 チャネルステータスデータをさらに細かく
バイト単位で分割したようなサブコードパックの記録フ
ォーマット例を示す図である。
【図24】 チャネルステータスデータをさらに細かく
バイト単位で分割したようなサブコードパックの記録フ
ォーマット例を示す図である。
【図25】 チャネルステータスデータをさらに細かく
バイト単位で分割したようなサブコードパックの記録フ
ォーマット例を示す図である。
【図26】 第6の例を実現するための装置の概略ブロ
ック図である。
【図27】 図27は図26に示した第6の例の動作を
説明するためのフロー図である。
【図28】 図26の例で使用されるサブコードパック
の記録フォーマット例を示す図である。
【図29】 図26の例で使用されるサブコードパック
の記録フォーマット例を示す図である。
【図30】 時間コードを記録する別のパックフォーマ
ット例を示す図である。
【図31】 時間コードを記録する別のパックフォーマ
ット例を示す図である。
【図32】 ローカルサンプルアドレスコードを記録す
る別のパックフォーマット例を示す図である。
【図33】 ローカルサンプルアドレスコードを記録す
る別のパックフォーマット例を示す図である。
【図34】 入力されるチャネルステータスデータブロ
ックとPCMフレームとの関係を示すタイミング図であ
る。
【図35】 すべての英数字チャネルオリジンデータお
よび英数字チャネルディスティネーションデータを記録
するパックの記録フォーマット例を示す図である。
【図36】 すべての英数字チャネルオリジンデータお
よび英数字チャネルディスティネーションデータを記録
するパックの記録フォーマット例を示す図である。
【図37】 すべての英数字チャネルオリジンデータお
よび英数字チャネルディスティネーションデータを記録
するパックの記録フォーマット例を示す図である。
【図38】 すべての英数字チャネルオリジンデータお
よび英数字チャネルディスティネーションデータを記録
するパックの記録フォーマット例を示す図である。
【図39】 時間に関する情報を記録するパックフォー
マット例を示す図である。
【図40】 時間情報以外の情報が記録されるパックフ
ォーマット例を示す図である。
【図41】 時間情報以外の情報が記録されるパックフ
ォーマット例を示す図である。
【図42】 時間情報以外の情報が記録されるパックフ
ォーマット例を示す図である。
【図43】 時間情報以外の情報が記録されるパックフ
ォーマット例を示す図である。
【図44】 時間情報以外の情報が記録されるパックフ
ォーマット例を示す図である。
【図45】 この発明の一実施形態におけるSMPTE
/EBU/Filmタイムコードをディジタルオーディ
オインタフェースタイムコードに変換するときの、SM
PTE/EBU/Filmタイムコードフレームとディ
ジタルオーディオインタフェースブロックとの関係を示
す図である。
【図46】 ディジタルオーディオインタフェースタイ
ムコードをSMPTE/EBU/Filmタイムコード
に変換するときの、ディジタルオーディオインタフェー
スブロックとSMPTE/EBU/Filmタイムコー
ドフレームとの関係を示す図である。
【図47】 フレーム周波数と標本化周波数との関係を
示す図である。
【図48】 各標本化周波数に対するSMPTE/EB
U/Filmタイムコードフレームの1フレーム内のサ
ンプル数を示す図である。
【図49】 SMPTE/EBU/Filmタイムコー
ドフレームとディジタルオーディオインタフェースブロ
ックとの関係を時間軸で示した図である。
【図50】 SMPTE/EBU/Filmタイムコー
ドフレームとディジタルオーディオインタフェースブロ
ックとの関係を時間軸で示した図である。
【図51】 他の実施形態の概略ブロック図である。
【図52】 図52はこの発明の他の実施形態の具体的
な動作を説明するためのフロー図である。
【図53】 この発明の他の実施形態の具体的な動作を
説明するためのタイミング図である。
【図54】 この発明の他の実施形態の具体的な動作を
説明するためのタイミング図である。
【図55】 PC3〜PC7をユーザデータの記録領域
として用いたパックフォーマットを示す図である。
【図56】 従来のDATの全体の構成を示す概略ブロ
ック図である。
【図57】 磁気テープ上に記録される信号の概略図で
ある。
【図58】 1トラックに記録される信号を概略的に示
す図である。
【図59】 図58に示したPCMの信号領域のブロッ
クフォーマットを示す図である。
【図60】 図59に示したPCM信号ブロックに記憶
されるIDコードの構成を示す図である。
【図61】 図59に示したID1〜ID7のビット割
当てを示す図である。
【図62】 図58に示したサブコード領域のブロック
フォーマットを示す図である。
【図63】 サブコード信号領域に記録されるサブコー
ド信号のパックフォーマットを示す図である。
【図64】 サブコード信号のパックフォーマットを示
す図である。
【図65】 PACK ITEMとその内容を示す図で
ある。
【図66】 Running Timeを記録するパッ
クフォーマットを示す図である。
【図67】 Running Timeを記録するパッ
クフォーマットを示す図である。
【図68】 オーディオ信号およびサブコード信号の記
録と再生のタイミング関係を示す図である。
【図69】 ディジタルオーディオインタフェースブロ
ックフォーマットのサブフレームの信号構成を示す図で
ある。
【図70】 2チャネルの信号を伝送するときのフォー
マットを示す図である。
【図71】 プロ用のチャネルステータスデータフォー
マットを示す図である。
【図72】 規格されたSMPTE/EBU/Film
タイムコードのフレームフォーマットを示す図である。
【図73】 各種タイムコード信号およびDATのフレ
ーム周波数を示す図である。
【符号の説明】 2,18 ローパスフィルタ、3 A/D変換回路、
4,15 メモリ回路、5 符号化回路、6 変調回
路、7 記録アンプ、8 スイッチ回路、9,10ヘッ
ド、11 回転ドラム、12 磁気テープ、13 再生
アンプ、14 復調回路、16 復号回路、17 D/
A変換回路、28 ディジタルインタフェース回路、2
3 マイクロコンピュータ、24 入力キー、25 表
示器、29クロック発生回路、72 復調回路、74,
91,121 位相差検出回路、75 変調回路、90
データ読取回路、120 チャネルステータスデータ
信号処理回路、150 ユーザデータパック生成回路、
151 ユーザデータ分割回路、152 ユーザデータ
生成回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 27/02 C (31)優先権主張番号 特願平1−73129 (32)優先日 平1(1989)3月23日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平1−72625 (32)優先日 平1(1989)3月24日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平1−86028 (32)優先日 平1(1989)4月4日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平1−95682 (32)優先日 平1(1989)4月14日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平1−73130 (32)優先日 平1(1989)3月23日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平1−119248 (32)優先日 平1(1989)5月12日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 石田 禎宣 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電 機株式会社 電子商品開発研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−29391(JP,A) 特開 平1−91389(JP,A) 特開 平1−138658(JP,A) 特開 平1−201885(JP,A) 特開 平1−201887(JP,A) 特開 平1−232889(JP,A) 特開 平1−287889(JP,A) 特開 平2−96995(JP,A) 特開 平2−132677(JP,A) 特開 平2−227851(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 20/10 - 20/12 103 G11B 27/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された主信号を所定のフレーム周期
    ごとに分割し、分割された前記主信号を1フレームのデ
    ータとして信号処理を行なって磁気テープの所定の領域
    に記録し、副信号を前記磁気テープの主信号とは別の領
    域に記録し、記録された前記主信号と前記副信号とを再
    生し、少なくとも1ワードの主信号および1ビットの補
    助データを含むサブフレームが伝送単位とされ、n個の
    サブフレームで1つのブロックが構成され、前記ブロッ
    クに含まれる補助データから少なくとも1つ以上の情報
    が構成され、かつ、前記情報には前記ブロックを構成す
    る先頭のサブフレームの主信号に対するアドレス信号が
    含まれるように構成されたフォーマットで伝送されるデ
    ィジタル信号列を生成して出力する磁気記録再生装置で
    あって、 前記主信号のフレーム周期とは異なったフレーム周期を
    有するタイムコード信号が入力され、前記タイムコード
    信号に含まれる第1の時間情報を抽出する情報抽出手段
    と、 所定のクロック信号によって前記主信号のフレームの変
    化点とこのフレーム変化点の後、最初に現れるタイムコ
    ード信号のフレームの変化点との間の位相差を検出する
    位相差検出手段と、 記録時に前記情報抽出手段によって抽出された第1の時
    間情報と、前記位相差検出手段によって検出された位相
    差情報に応答して、前記所定のフレーム周期を最小単位
    とする第2の時間情報を算出し、さらに前記タイムコー
    ド信号の基準となるフレームの先頭と、前記タイムコー
    ド信号の基準となるフレームに対応して位置する前記主
    信号のフレームの先頭との間の初期位相差情報を算出
    し、再生時に、前記初期位相差情報を前記所定のフレー
    ム周期以下の剰余のサンプル数として、前記第2の時間
    情報と前記剰余のサンプル数とから前記サブフレームで
    伝送される主信号に対するアドレス情報を算出する演算
    手段と、 記録時に前記演算手段によって算出された前記第2の時
    間情報と前記初期位相差情報とを前記副信号の記録領域
    内に記録し、再生時に、前記副信号の記録領域内に記録
    された前記第2の時間情報と前記初期位相差情報とを再
    生する記録再生手段と、 前記演算手段によって算出された前記アドレス情報と前
    記主信号とを前記ディジタル信号列に合成して出力する
    ディジタル信号列生成手段を備えた、磁気記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 入力された主信号を所定のフレーム周期
    ごとに分割し、分割された前記主信号を1フレームのデ
    ータとして信号処理を行なって磁気テープの所定の領域
    に記録し、副信号を前記磁気テープの主信号とは別の領
    域に記録し、記録された前記主信号と前記副信号とを再
    生し、前記主信号のフレーム周期と異なったフレーム周
    期を有した第1の時間情報を伝送するタイムコード信号
    を所定のフォーマットで生成して出力する磁気記録再生
    装置であって、 少なくとも1ワードの主信号および1ビットの補助デー
    タを含むサブフレームが伝送単位とされ、n個のサブフ
    レームで1つのブロックが構成され、前記ブロックに含
    まれる補助データから少なくとも1つ以上の情報が構成
    され、かつ、前記情報には前記ブロックを構成する先頭
    のサブフレームの主信号に対するアドレス情報が含まれ
    るように構成されたフォーマットで伝送されるディジタ
    ル信号列から、前記主信号と前記補助データを抽出する
    信号検出手段と、 前記主信号のフレームの先頭と、前記主信号のフレーム
    の先頭に対応して位置するディジタル信号列のブロック
    の先頭との間の位相差情報を検出する位相差検出手段
    と、 記録時に、検出された前記位相差情報と前記主信号のフ
    レームの先頭に位置する前記ディジタル信号列のブロッ
    クで伝送される第1のアドレス情報とから前記主信号の
    フレームの先頭ワードに対応する第2のアドレス情報を
    算出し、さらに、前記第2のアドレス情報から前記所定
    のフレーム周期を最小単位とする第2の時間情報と前記
    所定のフレーム周期以下の剰余のサンプル数とを算出
    し、再生時に、前記剰余のサンプル数を前記タイムコー
    ド信号の基準となるフレームの先頭と前記タイムコード
    信号の基準となるフレームに対応して位置する前記主信
    号のフレームの先頭との間の初期位相差情報として、前
    記第2の時間情報と前記初期位相差情報とから前記第1
    の時間情報と前記主信号のフレームの変化点とこのフレ
    ーム変化点の後、最初に現れるタイムコード信号のフレ
    ームの変化点との間の位相差情報とを算出する演算手段
    と、 記録時に、前記演算手段によって算出された前記所定の
    フレーム周期を最小単位とする第2の時間情報と前記剰
    余のサンプル数とを前記副信号の記録領域内に記録し、
    再生時に、前記副信号の記録領域内に記録された前記所
    定のフレーム周期を最小単位とする第2の時間情報と前
    記剰余のサンプル数とを再生する記録再生手段と、 前記演算手段によって算出された前記第1の時間情報か
    ら前記タイムコード信号の所定の伝送フォーマットのデ
    ータ列を合成し、前記演算手段によって算出された前記
    位相差情報に応答して、前記合成されたタイムコード信
    号のデータ列を出力させるタイムコード生成手段を備え
    た、磁気記録再生装置。
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