JP2719284B2 - 推進工法用推進管 - Google Patents

推進工法用推進管

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JP2719284B2
JP2719284B2 JP4283365A JP28336592A JP2719284B2 JP 2719284 B2 JP2719284 B2 JP 2719284B2 JP 4283365 A JP4283365 A JP 4283365A JP 28336592 A JP28336592 A JP 28336592A JP 2719284 B2 JP2719284 B2 JP 2719284B2
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輝夫 壁内
勝彦 向野
充彦 鎌田
和則 辻本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、推進工法用推進管に関
し、更に詳しくは、多数の推進管の隣接するもの同士を
第1連結部を介して互いに屈曲自在に連結し、それら推
進管の全部又は一部を長手方向に二分割し、分割された
両分割管の突き合わせ端部に夫々、両分割管同士を連結
・分離自在な第2連結部を設けてある推進工法用推進管
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の推進工法用推進管においては、前
記第2連結部Bが、図5に示すように構成されていた。
即ち、前記両分割管5,6の各突き合わせ端面を、分割
管の軸芯方向と直交する直交平面51,61に形成する
と共に、それら両直交平面51,61を相互に突き合わ
せた状態で、前記両分割管5,6の突き合わせ端部に夫
々外嵌される連結用筒体9を、その内周面に雌ネジ嵌合
部9d(更に詳しくは、一方の分割管5の端部外周面に
形成された雄ネジ嵌合部5aと螺合自在な雌ネジ嵌合部
9d)及び段部9e(更に詳しくは、他方の分割管6の
外周面に形成された段部6aと接当自在な段部9e)を
形成して前記両分割管5,6を一時的に分離不能に且つ
連結解除自在に連結する部材として設けることにより、
前記第2連結部Bが構成されていた。尚、前記両分割管
5,6を相互に一体回転させる必要性がある場合(図4
にはその必要性があるものを示す)には、前記両分割管
5,6に形成される各直交平面51,61の一部に、夫
々、廻り止め部としてして機能する凹凸係合部51a,
51b,61a,61b(更に詳しくは、前記直交平面
51,61が相互に突き合わされた状態で、相互に凹凸
係合自在に構成された、突出係合部51a,61a及び
凹入係合部51b,61b)を設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の推進
工法用推進管においては、前記両分割管5,6を前記第
2連結部Bを用いて連結するには、前記両分割管5,6
の芯合わせの基準がないにも拘らず、その芯合わせを行
いつつ前記直交平面51,61を突き合わせた上で、前
記連結用筒体9を外嵌しなければならないため、前記芯
合わせのための作業が面倒であり、前記両分割管5,6
の連結時の作業性が悪いという問題があった。本発明
は、このような実情に着目してなされたものであり、上
述の作業性の問題を解消し得る手段を提供することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る推進工法用
推進管は、多数の推進管の隣接するもの同士を第1連結
部を介して互いに屈曲自在に連結し、それら推進管の全
部又は一部を長手方向に二分割し、分割された両分割管
の突き合わせ端部に夫々、両分割管同士を連結・分離自
在な第2連結部を設けてある推進工法用推進管であっ
て、前記第2連結部を構成するに、前記両分割管のうち
の一方の分割管の突き合わせ端部に、外周面が円錐状の
テーパ嵌合雄部が先端に形成された雄スリーブを一体的
に設けると共に、前記両分割管のうちの他方の分割管の
突き合わせ端部に、内周面が円錐状とされて前記テーパ
嵌合雄部と嵌合自在なテーパ嵌合雌部が先端に形成され
た雌スリーブを一体的に設け、前記両スリーブの各先端
同士を互いに嵌合させた状態で、前記両スリーブに夫々
外嵌して、前記両スリーブを分離不能に連結する連結用
筒体を、連結解除自在に設けてある点に特徴を有してい
る。
【0005】
【作用】このような構成によれば、前記一方の分割管の
突き合わせ端部に、前記テーパ嵌合雄部を先端に備える
雄スリーブが一体的に設けられ、且つ、前記他方の分割
管の突き合わせ端部に、前記テーパ嵌合雌部を先端に備
える雌スリーブが一体的に設けられているので、前記両
分割管を連結すべく、それらを突き合わせようとする
と、それらの各端部に設けられている前記雌雄両スリー
ブにおける各テーパ嵌合部が雌雄嵌合されるようにな
り、前記両分割管の芯合わせが自動的に行われるように
なる。
【0006】
【発明の効果】このように、従来の構成によれば、前述
したように面倒であった前記芯合わせのための作業が不
要となり、その芯合わせのために悪くなっていた前記両
分割管の連結時における作業性が、改善され、もって、
従来の問題が解消されるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した
部分は同一又は相当の部分を示している。
【0008】図1〜図3には、本発明に係る推進工法用
推進管、即ち、多数の推進管2の隣接するもの同士をボ
ールジョイントによる第1連結部Aを介して屈曲自在に
連結してなる推進工法用推進管が示されている。
【0009】前記推進工法用推進管は、その最先端の推
進管2に推進ヘッド(図示せず)が取り付けられ、それ
ら全体の組み合わせによって、推進工法に使用される推
進体装置が構成されている。尚、前記推進工法用推進管
には、前記推進ヘッドに対して連通接続されるホースH
が内装されている。そのホースHは、具体的には、前記
推進ヘッドを駆動制御するためのものであり、油圧ホー
ス・エアー供給管・電線等が束ねられたものにて構成さ
れている。
【0010】前記推進工法用推進管は、図4に示すよう
に、地上の適宜位置に配置された巻取ドラム1に予め巻
き取られている。そして、推進工法施工時には、前記推
進工法用推進管が、地上にて前記巻取ドラム1から繰り
出された後、地上から地中へ向けて推進されるようにな
っている。
【0011】前記推進工法用推進管の前記巻取ドラム1
への巻取径は、推進工法を施工するために準備される設
備の省スペース化を図るべく、できるだけ小径にするこ
とが望ましい。そこで、前記多数の推進管2の一部(本
実施例においては、4個の推進管2に対して1個の割合
で選択された推進管2であるが、これと異なる選択比率
で選択された推進管2であってもよい)を長手方向に二
分割して両分割管5,6を形成し、それら両分割管5,
6の突き合わせ端部に夫々、両分割管5,6同士を連結
・分離自在な第2連結部Bを設けてある。そして、前記
推進工法用推進管を前記巻取ドラム1に巻き取るときに
は、図4に示すように、前記第2連結部Bを分離させる
ことにより、その分離部分での推進管屈曲度を、前記第
1連結部Aでの推進管屈曲度よりも大幅に大きくして、
前記巻取径を小さくするようにしてある。
【0012】次に、前記第2連結部Bの構成について、
図1〜図3を用いて具体的に説明する。先ず、前記両分
割管5,6のうちの一方の分割管5の突き合わせ端部に
は、外周面が円錐状のテーパ嵌合雄部7aが母体と同軸
状に先端形成された雄スリーブ7が、前記分割管5と同
軸となる状態に、ネジ連結されて一体化されている。一
方、前記両分割管5,6のうちの他方の分割管6の突き
合わせ端部には、内周面が円錐状とされて前記テーパ嵌
合雄部7aと嵌合自在なテーパ嵌合雌部8aが母体と同
軸状に先端形成された雌スリーブ8が、前記分割管6と
同軸となる状態に、ネジ連結されて一体化されている。
そして、それら両スリーブ7,8の各先端同士を互いに
テーパ嵌合させた状態で、それら両スリーブ7,8に夫
々外嵌されるように構成された連結用筒体9が設けられ
ている。その連結用筒体9は、前記両スリーブ7,8を
一時的に分離不能に且つ連結解除自在に連結する部材と
して機能するようになっている。
【0013】前記連結用筒体9による前記両スリーブ
7,8の連結構造について、更に具体的に説明する。先
ず、前記連結用筒体9における推進方向前側部分と、そ
れに対応する推進方向前側のスリーブの中間部分(即
ち、前記雌スリーブ8の中間部分)との両者には、相互
に螺合自在な雌雄ネジ嵌合部9d,8dが形成されてい
る。更に詳しくは、前記連結用筒体9における推進方向
前側部分の内周面には、雌ネジ嵌合部9dが形成され、
且つ、前記雌スリーブ8の中間部分の外周面には、雄ネ
ジ嵌合部8dが形成され、それら雌雄ネジ嵌合部9d,
8dは相互に螺合される構造となっている。また、前記
連結用筒体9における推進方向後側部分と、それに対応
する推進方向後側のスリーブの中間部分(即ち、前記雄
スリーブ7の中間部分)との両者には、相互に接当自在
な推進方向軸力伝達用の段部9e,7eが形成されてい
る。更に詳しくは、前記連結用筒体9における推進方向
後側部分の内周面には、推進方向後側が縮径して内向き
突出する段部9eが形成され、且つ、前記雄スリーブ7
の中間部分の外周面には、推進方向前側が拡径して外向
き突出する段部7eが形成され、それら両段部9e,7
eは、相互に接当し合った状態で推進方向軸力を伝達す
る機能を果たすように構成されている。更に、前記雌雄
ネジ嵌合部9d,8dのネジ長さは、前記雌雄ネジ嵌合
部9d,8dの螺合締結に基づいて、前記段部9e,7
eの相互接当状態が実現される長さに設定されている。
【0014】前記第2連結部Bが、上述したように構成
されていると、前記一方の分割管5の突き合わせ端部
に、前記テーパ嵌合雄部7aを先端に備える雄スリーブ
7が一体的に設けられ、且つ、前記他方の分割管6の突
き合わせ端部に、前記テーパ嵌合雌部8aを先端に備え
る雌スリーブ8が一体的に設けられているので、前記両
分割管5,6を連結すべく、それらを突き合わせようと
すると、それらの各端部に設けられている前記雄雌両ス
リーブ7,8における各テーパ嵌合部7a,8aが雌雄
嵌合されるようになり、前記両分割管5,6の芯合わせ
が自動的に行われるようになる。
【0015】ところで、上述の実施例において、前記雄
スリーブ7を前記分割管5に一体連結した状態で、その
雄スリーブ7が前記分割管5の端面から突出する突出長
さLと、推進方向後側へ最も移動した状態で推進方向後
端が前記分割管5に接当する前記連結用筒体9の全長M
とを比較した場合、前記全長Mが前記突出長さLよりも
長い寸法に設定されている。このように、前記両寸法
L,Mが設定されていると、前記推進管2内に挿通され
た前記ホースH(図2中の仮想線参照)が、分離状態の
前記第2連結部Bにおいて、図2に示すように、無理に
折れ曲がることなく、円滑に折れ曲がる姿勢をとること
ができるようになり、前記ホースHの破損をできるだけ
防止することができる。
【0016】また、上述の実施例は、前記両分割管5,
6を相互に一体回転させる必要性がある場合を示すもの
であり、その必要性のために、前記両スリーブ7,8相
互のテーパ嵌合部には、前記両分割管5,6の相互間の
廻り止め部としてして機能するキー10が設けられてい
る。しかしながら、前記両分割管5,6を相互に一体回
転させる必要性がない場合には、前記廻り止め部を設け
る必要がないのはいうまでもなく、そのような別の実施
例においても、本発明の構造の適用が可能なのはいうま
でもない。
【0017】上述の実施例においては、多数の推進管2
の一部が長手方向に二分割されて、前記分割管5,6が
形成されているが、多数の推進管2の全部が長手方向に
二分割されて、前記分割管5,6が形成されている場合
においても、本発明の構造の適用が可能なのはいうまで
もない。
【0018】上述の実施例においては、分割管5,6の
突き合わせ端部に分割管5,6とは別部材のスリーブ
7,8が付設一体化されていたが、スリーブ7,8は分
割管5,6と元々一体的に構成されていてもよい。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る推進工法用推進管を示す縦断面図
【図2】図1中のイ−イ線による断面図
【図3】前記推進管の第2連結部(分離状態)を示す平
面図
【図4】前記推進管の巻取ドラムへの巻取状態を示す側
面図
【図5】従来の推進管の第2連結部を示す斜視図
【符号の説明】
2 推進管 5,6 分割管 7 雄スリーブ 7a テーパ嵌合雄部 8 雌スリーブ 8a テーパ嵌合雌部 9 連結用筒体 A 第1連結部 B 第2連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻本 和則 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会 社クボタ 技術開発研究所内 (56)参考文献 特開 平2−194293(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の推進管(2)の隣接するもの同士
    を第1連結部(A)を介して互いに屈曲自在に連結し、
    それら推進管(2)の全部又は一部を長手方向に二分割
    し、分割された両分割管(5),(6)の突き合わせ端部
    に夫々、両分割管(5),(6)同士を連結・分離自在な
    第2連結部(B)を設けてある推進工法用推進管であっ
    て、 前記第2連結部(B)を構成するに、前記両分割管
    (5),(6)のうちの一方の分割管(5)の突き合わせ
    端部に、外周面が円錐状のテーパ嵌合雄部(7a)が先
    端に形成された雄スリーブ(7)を一体的に設けると共
    に、前記両分割管(5),(6)のうちの他方の分割管
    (6)の突き合わせ端部に、内周面が円錐状とされて前
    記テーパ嵌合雄部(7a)と嵌合自在なテーパ嵌合雌部
    (8a)が先端に形成された雌スリーブ(8)を一体的
    に設け、前記両スリーブ(7),(8)の各先端同士を互
    いに嵌合させた状態で、前記両スリーブ(7),(8)に
    夫々外嵌して、前記両スリーブ(7),(8)を分離不能
    に連結する連結用筒体(9)を、連結解除自在に設けて
    ある推進工法用推進管。
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