JP2719221B2 - 切断用カッタ - Google Patents

切断用カッタ

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cutting
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cutting cutter
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祐三 小枝指
常吉 小沢
金三 石川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsubishi Materials Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば航空宇宙材料として使用される軽量
かつ強靭な高強度繊維材料等を切断するために最適な切
断用カッタに関する。
[従来の技術] 一般に、航空宇宙用等に用いられる高強度繊維材料等
の強度や強靭性の高い素材からなる被切断物を切断する
装置としては、第6図に示すようなものが知られてい
る。
この切断装置は、装置本体1の駆動部2に、超硬合金
等からなる棒状で先端が鋭利な切断用カッタ3を取り付
け、駆動部2を上下方向に振動させるようにしたもので
ある。そして、板状の被切断物4をスポンジまたは硬質
ゴム製のシート5上に載置し、駆動部2に取り付けられ
た切断用カッタ3により被切断物4に連続した衝撃力を
与えて孔をあける。この孔を連続して被切断物4に形成
することにより、切断予定箇所6に切り込みが入れら
れ、これにより被切断物4が切断されるようになってい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、高強度繊維材料等の被切断物4はその
特性上、容易に加工を行うことが困難なものであり、上
記切断装置に使用された従来の切断用カッタ3は、第7
図に示されるように、刃先部7の切刃先端8および刃先
側部9a,9bが短時間で摩耗していき、それにより新たな
切断用カッタ3を頻繁に交換しながら切断作業を進めて
いかなければならず、工具費用がかさむばかりでなく、
作業能率が著しく低減してしまうという課題があった。
また、摩耗した切断用カッタ3を長時間使用すること
により、切断された被切断物2の仕上がり面精度の品質
が低下してしまうというおそれがあった。
本発明は、上記課題を解決することを目的とするもの
である。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る切断用カッタは、シャンク本体の先端に
刃先部が接合されてなり、刃先部が厚さを先端へ向かう
に従って漸次小さくして形成された切断用カッタであっ
て、この刃先部が切刃を構成する超高硬度部と、切刃と
シャンク本体とをつなぐ超硬合金部とからなる複合体と
により形成されている。
この複合体は、ダイヤモンド等の高硬度粒子と結合材
料として使用されるTiN,TiC等の粒子とを混合し、これ
らを超高圧においてプレス成形し、また高温度において
焼結することにより成形されたペレット状の超高硬度部
と、タングステンカーバイト等により成形されたペレッ
ト状の超硬合金部とを、一体に焼結成形して所定形状に
加工したものである。
[作用] 本発明の切断用カッタによれば、被切断物を切断する
際に、一番加工負荷がかかる切刃に超高硬度焼結体が使
用されているため、切刃の摩耗が防止されて切断用カッ
タを長時間使用することができ、それにより工具費用の
低減化が図られ、切断作業の効率化が図られる。
また、切刃の摩耗を防止することにより、切断面の仕
上がり面精度が常に良好な被切断物を得ることができ
る。
[実施例] 第1図ないし第5図は本発明の切断用カッタの実施例
を示すものである。
第1図及び第2図は本発明による切断用カッタの第1
の実施例の正面図及び平面図を示すものであり、この切
断用カッタ10は丸棒のシャンク本体11と、このシャンク
本体11の先端に接合された刃先部12とからなっている。
シャンク本体11はタングステンカーバイト等の超硬合
金からなっており、その先端部が切り欠かれて凸部11a
が形成され、この凸部11aに、刃先部12の基端側12aを当
接させ、互いの当接面を銀ろう付けすることによりシャ
ンク本体11に刃先部12が接合固定されている。
刃先部12は、厚さを先端へ向かうに従って漸次小さく
したくさび状に形成されており、その先端部には、幅A
を有し、シャンク本体11の軸線Pに直交する偏平な刃先
面12bが形成されている。また、この刃先部11には、前
記刃先面12bの長手方向の縁部からシャンク本体11の軸
線Pに対して角度αで延びるくさび面13a,13bが形成さ
れている。
ここで、刃先部12は、ダイヤモンドの超硬粒子と結合
金属層からなる焼結体(超高硬度焼結体)14とタングス
テンカーバイド等からなる単一層の超硬合金15とを一体
に焼結成形した複合体16を所定形状に加工して形成され
ている。これは、超高硬度焼結体14がシャンク本体10と
のろう付け固定性が弱いため、これを比較的ろう付け性
の良い超硬合金15を介してシャンク本体10の先端側に固
定するようにしたものである。これにより、刃先部11の
先端には超高硬度焼結体14からなる切刃が形成された構
造となっている。
以上のような構造により、この切断用カッタ10におい
ては、被切断物4を切断する際に、被切断物4からの衝
撃力を受けて一番加工負荷がかかる切刃の素材として耐
摩耗性に優れた超高硬度焼結体14を使用しているので、
刃先面11b及びクサビ面13a,13b等の摩耗度が減少し、そ
れにより切断用カッタを長時間使用することができ、被
切断物4の切断作業の効率化を図ることができる。
また、切刃の摩耗を防止することにより、切断面の仕
上がり面精度が常に良好な被切断物4が得られる。
第3図は、本発明の切断用カッタの第2の実施例を示
す正面図である。
この図に示される切断用カッタ10は、刃先部12の先端
からシャンク本体11の軸線Pに沿って基端側へ延びる超
高硬度焼結体14が形成され、この超高硬度焼結体14の両
側部を超硬合金15と超硬合金部材17とが挾んだ構造とな
っている。上記超硬合金17は、超高硬度焼結体14のくさ
び面13a側の面にニッケル板18を圧接し、このニッケル
板18に銀ろう付けされることにより固定されている。
このように、上記切断用カッタ10にあっては、その刃
先部材12の切刃を形成する超高硬度焼結体14が超硬合金
15と超硬合金部材17とにより強固に挾まれているので、
高硬度であるが脆性に弱い超高硬度焼結体17の曲げ応力
などの外力に対して補強された構造となっている。
また、第4図及び第5図に示される切断用カッタ10
は、第1図及び第3図に示した実施例の切刃形状の平面
視において、その形状を変形させた例を示すものであ
る。
第4図のものは、刃先部12の先端が、そのシャンク本
体11の軸線Pと交叉する位置から、軸線Pとの直交面に
対して角度βで傾斜する幅Aの2つの刃先面20a,20bが
形成されている。これにより、刃先部12は、刃先面20a,
20bの交叉部に突起21が形成された構造となっている。
ここで、上記βの値は、 β=0゜30′〜15゜ の範囲とされている。
これにより、上記刃先部12に突起21が形成されること
により、より効果的に被切断物4に押圧力を加えること
ができ、かつ切れ味を向上させた切断用カッタ10とする
ことができる。
また、第5図に示されるものは、その刃先部12の先端
が、シャンク本体11の軸線Pとの直交面に対して角度γ
で傾斜する幅Aの刃先面22が形成されている。これによ
り、刃先部12は、刃先面22の端部に突起23が形成された
構造となっている。ここで、上記γの値は、 γ=0゜30′〜10゜ とされている。
これにより、切断の際に、上記刃先部12の突起23によ
り被切断物4に効果的な押圧力を加えることができるた
め、第4図に示した切断用カッタ10と同様の作用効果が
得られるものとすることができる。
なお、使用される超高硬度焼結体14は、ダイヤモンド
からなる焼結体に限るものではなく、その他、CBN(立
方晶系窒化ほう素)焼結体、WBN焼結体等の種々のもの
を使用してもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の切断用カッタによれ
ば、被切断物を切断する際に、被切断物からの衝撃力を
受けて一番加工負荷がかかる切刃の素材として耐摩耗性
に優れた超高硬度焼結体が使用されているため、切刃の
摩耗を防止することができ、それにより切断用カッタの
長寿命化が図られるとともに、切断作業の効率化を図る
ことができる。
また、切刃の摩耗を防止することにより、切断面の仕
上がり面精度が常に良好な被切断物を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の切断用カッタの実施例を
示すもので、第1図は要部正面図、第2図は要部平面
図、第3図は切断用カッタの他の実施例を示す要部正面
図、第4図及び第5図は本発明の切断用カッタの切刃形
状の変形例を示す平面図、第6図は従来の切断用カッタ
を使用した切断用装置を示す概略図、第7図は従来の切
断用カッタの使用状態を示す概略図である。 10……切断用カッタ、 11……シャンク本体、 12……切刃部、 12b……刃先面 14……超高硬度焼結体(超高硬度部)、 15……超硬合金(超硬合金部)、 16……複合体、 17……超硬合金部材、 18……ニッケル板、 20a,20b,22……刃先面、 21,23……突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 金三 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱 重工業株式会社名古屋航空機宇宙システ ム製作所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャンク本体の先端に刃先部が接合されて
    なり、前記刃先部が厚さを先端へ向かうに従って漸次小
    さくして形成された切断用カッタであって、 前記刃先部が切刃を構成する超高硬度部と、切刃と前記
    シャンク本体とをつなぐ超硬合金部とを接合して一体に
    焼結成形させた複合体とにより形成されるとともに、前
    記刃先部の先端には前記超高硬度部よりなる切刃が形成
    されていることを特徴とする切断用カッタ。
JP18333690A 1990-07-11 1990-07-11 切断用カッタ Expired - Lifetime JP2719221B2 (ja)

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