JP2719179B2 - 複合曲げ加工方法 - Google Patents

複合曲げ加工方法

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JP2719179B2
JP2719179B2 JP1066392A JP6639289A JP2719179B2 JP 2719179 B2 JP2719179 B2 JP 2719179B2 JP 1066392 A JP1066392 A JP 1066392A JP 6639289 A JP6639289 A JP 6639289A JP 2719179 B2 JP2719179 B2 JP 2719179B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は曲げ金型による曲げ加工とレーザビームに
よるレーザ熱変形曲げ加工をワークに行なう複合曲げ加
工方法に関する。
(従来の技術) 一般に、ワークに曲げ加工を行なうには、ワークに機
械的な力を加えて曲げる技術が確立されている。この機
械的曲げ技術の最大の特徴は、基本的に特定の角度を有
した曲げ金型を用いてワークに曲げを施しているのであ
る。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述した従来の特定の角度を有した曲げ金
型を用いてワークに曲げを施す曲げ機械では、曲げ角度
(非連続)ならびに曲げ形状が特定化され限られてしま
う。さらに角度の決まった曲げ金型で曲げた場合には、
スプリングバックにより最終的な曲げ角度が少し大きく
なるという問題があった。
一方、最近レーザ技術における応用の一環として、レ
ーザビームによる熱変形を利用してワークを連続的に角
度的ならびに形状的に曲げることが可能であることが報
告されている。
この発明の目的は、曲げ金型による曲げ加工とレーザ
ビームによるレーザ熱変形曲げ加工とを巧みに組合せる
ことにより、高精度な曲げ加工を可能にすると共に、形
状的にもフレキシブルな曲げ加工をできるようにした複
合曲げ加工方法を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明は、ワークに特
定の角度を有した曲げ金型で曲げ加工を行なった後、前
記ワークにレーザビームを照射してレーザ熱変形曲げ加
工を行なう複合曲げ加工方法である。
(作用) この発明の複合曲げ加工方法を採用することにより、
まず、ワークの特定の角度を有した曲げ金型で所望の角
度に曲げ加工を行なう。次いで、この所望の角度に曲げ
られたワークの曲げ部あるいは他の部位にレーザビーム
を照射し、このレーザビームとワークとを相対的に移動
せしめることによって、レーザ熱変形曲げ加工が行なわ
れる。
これによって、スプリングバック量を加味した高精度
な曲げ加工がなされると共に、形状的にもフレキシブル
に曲げ加工が行なわれる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
ワークWに所望の角度に曲げる機械としてはすでに公
知の例えばプレスブレーキなどが使用される。第1図に
示されているように、下部金型としてのダイ1上にワー
クWを載置し、ダイ1の上方に上部金型としてのパンチ
3が設けられている。
このダイ1とパンチ3とを上下方向へ相対的に移動せ
しめることによって、ダイ1とパンチ3との協働で2点
鎖線で示したごとくワークWに所望の角度θに機械的
な曲げ加工がなされる。
ワークWに所望の角度に曲げるレーザビーム熱変形に
よるレーザ加工機としては、すでに公知の例えば炭酸ガ
スレーザによるレーザ加工機が使用される。第2図に示
されているように、ワークテーブル5上にワークWを載
置し、ワークテーブル5の上方に設けられた集光レンズ
7を備えたレーザ加工ヘッド9からレーザビームLBをワ
ークWへ照射し、ワークテーブル5とレーザ加工ヘッド
9とを相対的に例えば第2図において紙面に対して直交
する方向(Y軸方向という。)に移動せしめることによ
り、ワークWに角度θからθへ所望の曲げ加工がな
される。
このレーザビームLBをワークWに照射してレーザ熱変
形によってワークWが所望の角度に曲げられる考え方に
ついて、詳細に説明する。
第3図(A)において、レーザビームLBをワークWの
表面に照射すると、ワークWの表面はレーザビームLBの
熱を吸収して温度が上昇し、ワークWは熱膨張して凸状
に変形する。
次いで、レーザビームLBを受けたワークWからレーザ
ビームLBが通り過ぎると、第3図(B)に示したごと
く、温度が低下して熱収縮が生じて凹状に変形し、ワー
クWのその部分が凹部状に曲げられることとなる。
しかも、このレーザ熱変形による曲げ角度ならびに形
状は、レーザビームLBの出力,走査速度および回数など
により適宜決めることができる。
次に、本実施例における一例の曲げ加工方法を説明す
ると、第1図のダイ1とダイ3からなる曲げ金型として
曲げ角度90度のものを使用して、曲げ加工を行なうと、
スプリングバック7の影響により、実際の曲げ角度θ
が第4図(A)に示すごとく、91度になったとする。こ
の曲げられた状態のワークWを第2図に示したごときワ
ークテーブル5に載置して、レーザ加工ヘッド9からレ
ーザビームLBを第4図(B)に示したごとく、曲げ部分
に照射して例えばワークテーブル5をY軸方向に移動せ
しめることによって曲げ部分がさらに凹状に曲げられ
て、第4図(C)に示したごとく、曲げ角度θが90度
となり、目標の曲げ角度90度にすることができる。
さらに、別の加工方法としては、第1図に示した曲げ
金型でワークWに第5図(A)に示したごとく曲げ角度
91度の曲げ加工を行ない、その曲げ部分に第5図(B)
に示したごとく、レーザビームLBを照射してワークテー
ブル5をY軸方向へ移動せしめると、第5図(C)に示
したごとく、曲げ角度90度が得られる。次いで、第5図
(D)に示したごとく、裏返して前回曲げた部分と異な
るワークWの表面にレーザビームLBを照射してワークテ
ーブル5をY軸方向へ移動させると共に、ワークWをX
軸方向に移動せしめて数回行なうと、第5図(E)に示
したごとく、曲げ角度90の部分と、曲面形状の部分を有
する曲げ加工を行なうことができる。
なお、上記実施例においては、レーザビームLBの出
力,走査速度ならびにレーザビームLBの走査回数は、そ
の都度適宜最適条件で行なうものとする。
このように、特定の曲げ角度を有した曲げ金型でワー
クWに曲げ加工を行なった後、このワークWの曲げられ
た部分あるいは他の部分にレーザビームLBによるレーザ
熱変形を与えて曲げ加工を行なうことにより、ワークW
の曲げを形状的にもフレキシブルに曲げ加工を行なうこ
とができる。特定の角度の金型を用いて機械的曲げ加工
を行なうと、必然的に発生するスプリングバックによる
曲げ角度の誤差をレーザ熱変形曲げ加工により修正し、
曲げ角度の精度をあげることができる。
なお、この発明は、前述した実施例に限定されること
なく、適宜変更を行なうことにより、その他の態様で実
施し得るものである。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明よる理解されるように、こ
の発明によれば、スプリングバックを加味して高精度に
曲げ加工を行なうことができると共に、形状的にもフレ
キシブルに曲げ加工を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は特定の角度を有した曲げ金型でワークに曲げ加
工を行なう説明図、第2図はレーザビームによるレーザ
熱変形でワークに曲げ加工を行なう説明図、第3図
(A)および(B)はレーザビームによるレーザ熱変形
でワークが曲げられる基本的な考え方の説明図、第4図
は(A)〜(C),第5図(A)〜(E)は本実施例の
曲げ加工の一例を示す説明図である。 1……ダイ、3……パンチ、5……ワークテーブル、7
……集光レンズ 9……レーザ加工ヘッド、LB……レーザビーム、W……
ワーク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークに特定の角度を有した曲げ金型で曲
    げ加工を行なった後、前記ワークにレーザビームを照射
    してレーザ熱変形曲げ加工を行なうことを特徴とする複
    合曲げ加工方法。
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