JPH06269B2 - 板材の切り出し方法 - Google Patents

板材の切り出し方法

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JPH06269B2
JPH06269B2 JP29611886A JP29611886A JPH06269B2 JP H06269 B2 JPH06269 B2 JP H06269B2 JP 29611886 A JP29611886 A JP 29611886A JP 29611886 A JP29611886 A JP 29611886A JP H06269 B2 JPH06269 B2 JP H06269B2
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gas
cutting
cut
wire
outer peripheral
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直輝 桂
隆一 大森
幸三 山下
辰雄 阿部
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はクランプ装置を構成するガバリ部品のように、
その外周の一部が高精度であることが要求される板材の
切り出し方法に関する。
(従来の技術) クランプ装置の構成部品であるガバリ部品は、外周部の
うちワークと接触する部分が高精度でなければならな
い。このためガバリ部品等のように外周の一部にでも高
精度が要求される板材を鋼坂素材から切り出すには従来
からワイヤーカットにて全周を切断するようにしてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したようにワイヤーカットにて板材を切り出せば高
精度の寸法の板材が得られるのであるが、ワイヤーカッ
トによる切断速度は一般に高速でも4mm/m程度のため、
切り出すまでに長時間を要する。
そこで、高精度の切り出し寸法が要求されない部分をガ
ス溶断することが考えられるが、ガス溶断を行うとその
熱によって歪が生じ、高精度が要求される部分にまで影
響を及ぼす。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本発明は、先ず切り出すべき板
材の外周部のうち高精度が要求されない部分を切り残り
部を形成しながら素材を切断し、この後素材表面を面加
工して高精度が要求される部分をワイヤーカットするよ
うにした。
(作用) 高精度が要求されない部分をガス溶断することによって
素材に熱による歪が生じても、その後の面加工によって
当該歪は修正される。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本発明方法の工程順を示したブロツク図、第2
図乃至第6図は上記工程を具体的に示した素材(W)の平
面図である。尚、実施例にあっては1枚の鋼坂素材(w)
から複数(3枚)のガバリ部品(板材)を切り出す場合
について説明する。
先ず第2図に示すように、素材の両側片を基準として、
数値制御によつて切り出すべきガバリ部品の外周部のう
ち高精度が要求されない部分(1)をガス溶断する。そし
てこのガス溶断を行うにあたっては、溶断線に沿って途
中に2〜3mm幅の切り残し部分(2)……を形成するよう
に不連続なガス溶断を行う。そして、このガス溶断の
後、素材の両面をフライス加工する。このフライス加工
によって例えば25mm厚の素材を20mm厚とし、且つ所
定の面粗度とする。
次いで、第3図に示すように種類分けのための刻印を各
ガバリ部品に形成し、この後ワイヤーカット用のイニシ
ャルホール(3)……ガバリ部品の支点穴(4)及び作用点穴
(5)を形成する。ここで支点穴(4)には後に支軸が挿通さ
れ、作用点穴(5)にはシリンダユニットのロッド先端に
取付けた連結部材等が挿入される。
この後第4図に示すようにガバリ部品の外周部のうち高
精度が要求される部分(6)、つまりワークと接触する部
分をワイヤーカットする。ここで第7図はガス溶断され
た部分とワイヤーカットされた部分を示す拡大図であ
り、ガス溶断された部分(1a)の幅は4mm程度でワイヤー
カットされた部分(6a)の幅は0.5μm程度であり、部
分(1a),(6a)間には前記切り残し部分(2)……と同様の
切り残し部分(7)を形成するようにしている。
以上の操作により素材(W)に対し切り残し部分(2),(7)
を除いてガバリ部品(W1),(W2),(W3)の外周形状に沿っ
た切断が施されたことになる。
そこで切り残し部分(2),(7)を溶断すれば各ガバリ部品
(W1),(W2),(W3)を素材(W)から抜き取ることが理論上
はできるのであるが、ワイヤーカットされた部分(6a)の
幅は極めて狭く(0.5μm程度)、この切断面は第8
図に示すように、傾斜が面に対し正負で形成されている
場合があり、簡単に抜き取ることができないこともあ
る。そこで第5図に示す如く、前記切り残し部分(2),
(7)を溶断するとともに素材(W)の適当箇所を溶断(8)…
…して素材(W)を小分割して第6図に示すように各ガバ
リ部品(W1),(W2),(W3)を取出す。
この後、取出したガバリ部品(W1),(W2),(W3)の外周部
のバリ取りを行って一連の作業が終了する。
(発明の効果) 以上に説明した如く本発明によれば、素材から切り出す
板材の外周部のうち、高精度の切り出し寸法が要求され
ない部分についてはガス溶断するようにしたので、切り
出し作業に要する時間が大幅に短縮できる。そして、ガ
ス溶断する場合には切り残し部分を形成するようにした
ので、ガス溶断後に表面加工が行えるので、ガス溶断に
伴う熱変形は完全に修正される等多くの効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を工程順に示したブロツク図、第2
図乃至第6図は切り出し工程を具体的に示した平面図、
第7図はガス溶断された部分とワイヤーカットされた部
分の拡大図、第8図はワークの切断面の傾斜を示す図で
ある。 尚、図面中(1)は高精度が要求されない部分(1a)はガス
溶断された部分、(2),(7)は切り残し部分、(3)はワイ
ヤーカット用のイニシャルホール、高精度が要求される
部分、(6a)はワイヤーカットされた部分、(W)は素材(W
1),(W2),(W3)は板材であるガバリ部品である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1枚の板状素材から板材を切り出す方法に
    おいて、先ず板材の外周部のうち高精度が要求されない
    部分を複数の切り残し部を形成しながら不連続にガス溶
    断し、次いでワイヤーカット用のイニシャルホールを形
    成するとともに素材表面を面加工し、この後板材の外周
    部のうち高精度が要求される部分をワイヤーカットし、
    更に前記切り残し部及び素材の適当箇所をガス溶断する
    ようにしたことを特徴とする板材の切り出し方法。
JP29611886A 1986-12-12 1986-12-12 板材の切り出し方法 Expired - Fee Related JPH06269B2 (ja)

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JP2015067038A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 近畿車輌株式会社 鉄道車両用長尺材及びその製造方法
KR101674363B1 (ko) * 2015-06-22 2016-11-09 주식회사 이레씨제이 면삭가공철판을 이용한 모형형상절단품의 제조방법
KR101674364B1 (ko) * 2015-08-25 2016-11-09 주식회사 이레씨제이 소재철판을 이용한 모형형상 절단품의 제조방법
DE102019206799A1 (de) * 2019-05-10 2020-11-12 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Verfahren zum Schneiden eines Werkstückteils aus einem plattenförmigen Werkstück

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