JP2015067038A - 鉄道車両用長尺材及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
巻回された金属製のロール材を所定長さに切断する切断工程と、
切断された金属板を溶断し、長尺材となる平板状の長尺の部材を得る溶断工程と、
前記長尺の部材にプレス加工を施し、曲げ部を形成するプレス工程とを備えており、
前記溶断工程は、
前記金属板における前記長尺の部材とその他の部分との境界において複数の第1溶断部を溶断する第1溶断工程と、
前記第1溶断工程後、前記境界において前記第1溶断部以外の部分を溶断する第2溶断工程とを有している。
このように、本発明では、梁等として重要な性能を低下させることなく、多様な形状の長尺材を簡易に且つ安価に製造することができる。
前記第2溶断工程において、前記第1溶断部以外の部分を前記長尺の部材の長手方向一端部から他端部に向かって順に溶断することが好ましい。
前記第1溶断工程において、前記長尺の部材の長手方向に直交する方向について、直前に溶断した前記第1溶断部と隣り合わない前記第1溶断部を溶断し、
前記第2溶断工程において、前記長尺の部材の長手方向に直交する方向について、直前に溶断した前記第1溶断部以外の部分と隣り合わない前記第1溶断部以外の部分を溶断することが好ましい。
前記第2溶断工程で溶断する前記第1溶断部以外の部分は、前記長尺の部材の長手方向に直交する方向について、直前に溶断した前記第1溶断部以外の部分よりもその前に溶断した前記第1溶断部以外の部分に近いことが好ましい。
鉄道車両100は、図1に示すように、進行方向に長尺な直方体状に形成され、底部となる台枠10と、車両の長手方向に延在した側構体20,30と、車両幅方向に延在した妻構体40と、屋根構体50とを備えている。
3つの第1溶断部71,81,91のうち、
[1]先ず、一番上の「第1溶断部71」を溶断した場合、
[2]次に、「第1溶断部71」と隣り合わない一番下の「第1溶断部91」を溶断し、
[3]最後に、真ん中の「第1溶断部81」を溶断する。
6つの第1溶断部72,73,82,83,92,93のうち、
[4]先ず、一番上の「第1溶断部72」を溶断した場合、
[5]次に、「第1溶断部72」と隣り合わない一番下の「第1溶断部93」を溶断する。
[6]続いて、[4]で溶断した「第1溶断部72」及び[5]で溶断した「第1溶断部93」と隣り合わない「第1溶断部82」を溶断する。ここで、第1溶断部72,93と隣り合わない溶断部には「第1溶断部82」と「第1用断部83」とがあるが、直前の[5]で溶断した「第1溶断部93」からより遠い「第1溶断部82」を溶断する。これにより溶断時の高熱を外部に逃がしやすくできる。「第1溶断部82」は、直前の[5]で溶断した「第1溶断部93」よりその前の[4]で溶断した「第1溶断部72」に近い。
[7]次に、直前の[6]で溶断した「第1溶断部82」と隣り合わない「第1溶断部92」を溶断する。「第1溶断部92」は、直前の[6]で溶断した「第1溶断部82」よりその前の[5]で溶断した「第1溶断部93」に近い。
[8]続いて、直前の[7]で溶断した「第1溶断部92」と隣り合わない「第1溶断部73」を溶断する。
[9]最後に、直前の[8]で溶断した「第1溶断部73」と隣り合わない「第1溶断部83」を溶断する。
6つの第1溶断部74,75,84,85,94,95を溶断するときは、上述した第1溶断部72,73,82,83,92,93と同様な方法で、[10]第1溶断部74→[11]第1溶断部95→[12]第1溶断部84→[13]第1溶断部94→[14]第1溶断部75→[15]第1溶断部85の順に溶断する。
6つの第2溶断部172,173,182,183,192,193のうち、
[31]最初に、一番上の「第2溶断部172」を溶断した場合、
[32]次に、「第2溶断部172」と隣り合わない一番下の「第2溶断部193」を溶断する。
[33]続いて、[31]で溶断した「第2溶断部172」及び[32]で溶断した「第2溶断部193」と隣り合わない「第2溶断部182」を溶断する。ここで、第2溶断部172,193と隣り合わない溶断部には「第2溶断部182」と「第2用断部183」とがあるが、直前の[32]で溶断した「第2溶断部193」からより遠い「第2溶断部182」を溶断する。これにより溶断時の高熱を外部に逃がしやすくできる。「第2溶断部182」は、直前の[32]で溶断した「第2溶断部193」よりその前の[31]で溶断した「第2溶断部172」に近い。
[34]次に、直前の[33]で溶断した「第2溶断部182」と隣り合わない「第2溶断部192」を溶断する。「第2溶断部192」は、直前の[33]で溶断した「第2溶断部182」よりその前の[32]で溶断した「第2溶断部193」に近い。
[35]続いて、直前の[34]で溶断した「第2溶断部192」と隣り合わない「第2溶断部173」を溶断する。
[36]最後に、直前の[35]で溶断した「第2溶断部173」と隣り合わない「第2溶断部183」を溶断する。
このように、本実施形態では、側梁11,12としての高い強度を低下させることなく、多様な形状の側梁11,12を簡易に且つ安価に製造することができる。
同様に、第2溶断工程においても、金属板61の長手方向に直交する方向に重なって配置された複数の第2溶断部172,173,182,183,192,193を溶断する際、直前に溶断した第2溶断部と隣り合わない第2溶断部を溶断している。
このように直前に溶断した溶断部と隣り合わない部分を溶断すると、溶断時の高熱を金属板の外部に逃がしやすくできるため、熱による変形、歪及び強度低下を抑止できる。
同様に、第2溶断工程でも、第2溶断部172,173,182,183,192,193のうち[33]第2溶断部182を溶断するとき、直前の[32]に溶断した第2溶断部193からより遠い第2溶断部182を溶断している。また、その次の溶断[34]でも、直前に溶断した第2溶断部182からより遠い第2溶断部192を溶断している。
このように直前に溶断した溶断部からより遠い部分を溶断することにより、溶断時の高熱を金属板の外部により逃がしやすくできるため、熱による変形、歪及び強度低下を抑止できる。
同様に、第2溶断工程でも、第2溶断部172,173,182,183,192,193のうち[33]第2溶断部182を溶断するとき、直前の[32]に溶断した第2溶断部193からより遠い第2溶断部182を溶断している。また、その次の溶断[34]でも、直前に溶断した第2溶断部182からより遠い第2溶断部192を溶断している。
しかし、溶断する順番は上記に限られない。例えば、直前に溶断した第1溶断部に近い部分を溶断してもよい。
32,33 凹部
11,12 側梁(長尺材)
60 ロール材
61 金属板
70,80,90 外形(境界)
72,73,74,75,82,83,84,85,92,93,94,95 第1溶断部
100 鉄道車両
111 長尺部材(長尺の部材)
172,173,174,175,182,183,184,185,192,193,194,195 第2溶断部(その他の部分)
Claims (9)
- 巻回された金属製のロール材を所定長さに切断する切断工程と、
切断された金属板を溶断し、長尺材となる平板状の長尺の部材を得る溶断工程と、
前記長尺の部材にプレス加工を施し、曲げ部を形成するプレス工程とを備えており、
前記溶断工程は、
前記金属板における前記長尺の部材とその他の部分との境界において複数の第1溶断部を溶断する第1溶断工程と、
前記第1溶断工程後、前記境界において前記第1溶断部以外の部分を溶断する第2溶断工程とを有していることを特徴とする鉄道車両用長尺材の製造方法。 - 前記切断工程後、前記金属板を前記ロール材の引き出し方向に矯正する矯正工程をさらに備えており、
前記矯正工程で矯正した金属板を前記溶断工程で溶断することを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用長尺材の製造方法。 - 前記第1溶断工程において、前記複数の第1溶断部を前記長尺の部材の長手方向一端部から他端部に向かって順に溶断し、
前記第2溶断工程において、前記第1溶断部以外の部分を前記長尺の部材の長手方向一端部から他端部に向かって順に溶断することを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄道車両用長尺材の製造方法。 - 1枚の前記金属板から複数の長尺の部材が切り取られ、
前記第1溶断工程において、前記長尺の部材の長手方向に直交する方向について、直前に溶断した前記第1溶断部と隣り合わない前記第1溶断部を溶断し、
前記第2溶断工程において、前記長尺の部材の長手方向に直交する方向について、直前に溶断した前記第1溶断部以外の部分と隣り合わない前記第1溶断部以外の部分を溶断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鉄道車両用長尺部材の製造方法。 - 前記第1溶断工程で溶断する第1溶断部は、前記長尺の部材の長手方向に直交する方向について、直前に溶断した前記第1溶断部よりもその前に溶断した前記第1溶断部に近く、
前記第2溶断工程で溶断する前記第1溶断部以外の部分は、前記長尺の部材の長手方向に直交する方向について、直前に溶断した前記第1溶断部以外の部分よりもその前に溶断した前記第1溶断部以外の部分に近いことを特徴とする請求項4に記載の鉄道車両用長尺材の製造方法。 - 前記溶断工程において、前記長尺の部材の長辺端部に、凹部及び凸部の少なくとも一方が平面方向に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鉄道車両用長尺材の製造方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法で製造された鉄道車両用長尺材であり、
前記長尺材は、長手方向に直交する断面視において曲がった形状であり、
前記長尺材の長手方向に直交する端部に凹部及び凸部の少なくとも一方が形成されていることを特徴とする鉄道車両用長尺材。 - 前記長尺材は、長手方向に直交する断面視においてコの字状に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の鉄道車両用長尺材。
- 前記長尺材は、鉄道車両用側梁であることを特徴とする請求項7又は8に記載の鉄道車両用長尺材。
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