JP3003924U - 軟質材加工用刃物 - Google Patents

軟質材加工用刃物

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JP3003924U
JP3003924U JP1994006044U JP604494U JP3003924U JP 3003924 U JP3003924 U JP 3003924U JP 1994006044 U JP1994006044 U JP 1994006044U JP 604494 U JP604494 U JP 604494U JP 3003924 U JP3003924 U JP 3003924U
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JP
Japan
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cutting
main body
blade
brazing
cutting edge
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JP1994006044U
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English (en)
Inventor
正秀 荻野
Original Assignee
株式会社荻野精機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軟質材を高速で精度よく切断可能で、平面加
工では刃もの痕の少ない切削面を得る刃物を得ること。 【構成】 所要の幅を有する本体の周縁面に等間隔で複
数の段部を形成し、該それぞれの段部に切刃角が鋭角を
なすように切削刃を蝋付等によって本体に固設し、該蝋
付面積を大とした。 【効果】 切刃角が鋭角でありながら、切削刃の本体に
対する蝋付等の取付け面積を大きくすることができるた
め、切削、切断時に切削刃にかかる応力にも充分耐える
ことができ、加工時に切削刃が本体より剥れるような恐
れは全くない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、比較的軟質な材料の切断あるいは切削用に用いられる刃物例えば回 転刃物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種刃物は、図5に示すように、所要の幅を有する本体20の周縁に 等間隔で複数の切削刃取付部21,21,・・・・を設け、該切削刃取付部21 のすくい面側22に超硬等の切削刃23を蝋付等により固設していた。そして、 前記したように切削刃23はすくい面側22に固設される関係上、その切刃角α は鈍角とされるのが通常であり、このように切刃角αが鈍角とされてもすくい面 側に切削刃23が固設されることにより、切削刃23と本体20との蝋付面積を 大きくとることができ、被加工物が硬質であっても、その切削、切断に際して切 削刃に対して大きな応力が作用しても前記の切削刃23が本体20より剥れるこ ともなく硬質の被加工物を容易に切削等することができるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したように切削刃23の切刃角αが鈍角の場合は、被加工 物が硬質のときに有効に作用するが、被加工物が軟質の場合には大きな切削抵抗 により、被加工物に変形振動が生じ、平滑な切削面が得られないという問題があ った。そこで、切刃角αを鋭角として前記の問題点を解決しようとし、図4に示 すように、切刃角αを鋭角とし、切削刃23をすくい面側22に固設しようとす ると取付け面24を大きくとることができず蝋付け面積が減少し、切削時におい て切削の応力に耐えられず、取付け蝋付け面24の強度不足のため切削刃23が 本体20より剥れるという問題があった。
【0004】 そこで、本考案は、軟質材の切削あるいは切断において、切刃角を鋭角として も切削刃の取付け面積を大きくすることができ、切削あるいは切断時の応力に耐 えることができ、本体より剥離する等の問題を生じない軟質材加工用刃物の提供 を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る軟質材加工用刃物は、前記した目的を達成するために、所要の幅 を有する本体の周縁面に等間隔で複数の段部を形成し、該それぞれの段部に切刃 角が鋭角をなすように切削刃を蝋付け等によって固設したことをその特徴とする ものであり、また、切断用とする場合は、被切断物が本体の腹部に衝接しない程 度に切削刃6のすくい面側の本体1を中央側に削成するようにしたことをその特 徴とするものである。
【0006】
【作用】
本考案に係る軟質材加工用刃物は、所要の幅を有する本体の周縁面すなわち背 面側に等間隔で複数の段部を形成し、該それぞれの段部に切削刃をその切刃角が 鋭角となるように蝋付等によって本体に固設したので、平滑な切削が可能となり 、しかも、切削刃の本体に対する取付け面積を大きくすることができるので、切 削、切断時の切削刃にかかる応力にも充分耐えることができるものである。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を図に基づいて説明する。図1において、1は所要の幅を有す る円筒状の本体であり、該円筒状の本体1の周縁面すなわち背面側2に等間隔で 複数箇所に本体1の中心に向けた垂直壁4と水平の底部5とより形成される段部 3,3,3,・・・・を設け、該段部3,3,3,・・・・に超硬質の切削刃6 を蝋付等によって本体1に固設するものである。なお、図において7は本体1が 軸止される軸であり、8はカラーである。
【0008】 本実施例は、上記の構成よりなるものであるので、切削刃6は、円筒状本体1 の周縁面すなわち背面側に等間隔で複数設けた断部3に蝋付等によって固設され るので、切刃角αを鋭角とすることができ、しかも、切削刃6を本体に固設する ための面積を大きくとることができ、そのため切削あるいは切断時に切削刃6に かかる応力にも充分耐えることができ、切刃角αを鋭角にすることによって、平 滑な高い精度で、かつ高速で切削、切断が可能となるものである。
【0009】 図2に示す例は、本考案の軟質用加工刃物を回転切断用として用いた例であり 、図1と同一部材には同一符号を付してある。10は切断される被加工物であり 、該被加工物10は、作業台11上を切断部に向かって移動され回転する切削刃 6によって切断されるが、この切断時において、切断される被加工物10は作業 台11の端部より突出状となるので、その突出部が本体1のすくい角側の腹部に 衝接する恐れがあるので、この腹部を前記の被加工物が衝接しない程度に削成す る。このようにすることによって、切断端部は本体の削成部12に入り込む形と なり、切断の妨げとなることもなく安全に、かつ高速切断が可能となるものであ る。
【0010】 図3は、本考案の軟質材加工用刃物を切削用に用いた例であり、切削刃6の切 刃角αが鋭角をなしているので、軟質材である被加工物14は極めて平滑に切削 でき、しかも、切刃角αが鋭角であっても切削刃6が本体1の背面側に固設され るのでその蝋付面積を大きくとれるので、切削に際して切削刃6が本体1より剥 れる事がない。
【0011】
【考案の効果】
本考案に係る軟質材加工用刃物は、所要の幅を有する本体の周縁面に等間隔で 複数の段部を形成し、該それぞれの段部に切刃角が鋭角をなすように切削刃を蝋 付等によって本体に固設したので、切刃角が鋭角でありながら、切削刃の本体に 対する蝋付等の取付け面積を大きくすることができるため、切削、切断時の応力 にも充分耐えることができ、加工時に切削刃が本体より剥れるような恐れは全く ない。また、前記したように切刃角が鋭角をなすので平滑で高い精度で切削が可 能であり、更に、回転切断用として用いる場合には、本体のすくい面側の腹部を 所定量削成することにより、被切断物の先端部との衝接を避けるようにしてある ので、高速での切断を可能とし、安全性をも確保できるものであり、また、平面 加工では刃物痕の少ない切削面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の軟質材加工用刃物の側面図
【図2】本考案の軟質材加工用刃物を回転切断用とした
ときの説明図
【図3】本考案の軟質材加工用刃物を切削用としたとき
の説明図
【図4】切刃角を鋭角とし刃物をすくい面側に取付けた
ときの説明図
【図5】従来の加工用刃物の側面図
【符号の説明】
1 本体 2 背面側 3 段部 6 切削刃

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の幅を有する本体の周縁面に等間隔
    で複数の段部を形成し、該それぞれの段部に切刃角が鋭
    角をなすように切削刃を蝋付け等によって本体に固設し
    たことを特徴とする軟質材加工用刃物。
  2. 【請求項2】 切削刃のすくい面側の本体部周縁を所要
    量削成して被切断物が本体に衝接しないようにして回転
    切断用としたことを特徴とする請求項1記載の軟質材加
    工用刃物。
JP1994006044U 1994-05-06 1994-05-06 軟質材加工用刃物 Expired - Lifetime JP3003924U (ja)

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