JP2717954B2 - 自動車の制動構造及びこの構造を用いた自動車 - Google Patents
自動車の制動構造及びこの構造を用いた自動車Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の制動構造
及びこの構造を用いた自動車に関するものであって、特
に、瞬間的に自動車を停止させるために好適な自動車の
制動構造及びこれを用いた自動車に関するものである。
及びこの構造を用いた自動車に関するものであって、特
に、瞬間的に自動車を停止させるために好適な自動車の
制動構造及びこれを用いた自動車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車の制動構造は、走行してい
る自動車を停止させる場合に通常使用されるフットブレ
ーキと、駐車等を行う場合に使用されるサイドブレーキ
とがある。ところで、走行している自動車を停止させた
り或いは減速させる場合には、上述のように通常はフッ
トブレーキを使用し、それまで操作していたアクセルペ
ダルから、このアクセルペダルの隣に配設されているフ
ットブレーキのブレーキペダルに足を移動させ、所定の
押圧力となるよう踏み込む操作を行う。
る自動車を停止させる場合に通常使用されるフットブレ
ーキと、駐車等を行う場合に使用されるサイドブレーキ
とがある。ところで、走行している自動車を停止させた
り或いは減速させる場合には、上述のように通常はフッ
トブレーキを使用し、それまで操作していたアクセルペ
ダルから、このアクセルペダルの隣に配設されているフ
ットブレーキのブレーキペダルに足を移動させ、所定の
押圧力となるよう踏み込む操作を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、急に自
動車の前に人等が飛び出して来た場合等のように、走行
している自動車を瞬間的に減速させなければならない場
合においては、上述のように、アクセルペダルからブレ
ーキペダルに足を瞬間的に移動させることは、初心者は
勿論のことベテランのドライバであっても物理的に困難
であり、アクセルペダルからブレーキペダルに足を移動
させるために必要な時間に比例して制動距離が延びるこ
ととなる。
動車の前に人等が飛び出して来た場合等のように、走行
している自動車を瞬間的に減速させなければならない場
合においては、上述のように、アクセルペダルからブレ
ーキペダルに足を瞬間的に移動させることは、初心者は
勿論のことベテランのドライバであっても物理的に困難
であり、アクセルペダルからブレーキペダルに足を移動
させるために必要な時間に比例して制動距離が延びるこ
ととなる。
【0004】そこで、本発明は、上述した従来の自動車
の制動構造が有する課題を解決するために提案されたも
のであって、走行している自動車を瞬間的に減速させ制
動距離を短縮させることができる自動車の制動構造及び
これを用いた自動車を提供することを目的とするもので
ある。
の制動構造が有する課題を解決するために提案されたも
のであって、走行している自動車を瞬間的に減速させ制
動距離を短縮させることができる自動車の制動構造及び
これを用いた自動車を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、第1の発明(請
求項1記載の発明)は、前輪の方向を変化させるステア
リングシャフトと、このステアリングシャフトに取り付
けられてなり該ステアリングシャフトを回転操作可能と
されてなるとともに該ステアリングシャフトの軸方向に
押圧操作可能となされステアリングホイールが一端に固
定されてなる筒状シャフトと、このステアリングホイー
ルの押圧操作によりブレーキを駆動させる連結部材と、
を備えてなるものであって、上記筒状シャフトとステア
リングシャフトとの間には、所定の押圧力以上の押圧力
により該筒状シャフトを押圧操作した場合にのみ押し出
されるよう係合部が配設されてなることを特徴とするも
のである。
成するために提案されたものであって、第1の発明(請
求項1記載の発明)は、前輪の方向を変化させるステア
リングシャフトと、このステアリングシャフトに取り付
けられてなり該ステアリングシャフトを回転操作可能と
されてなるとともに該ステアリングシャフトの軸方向に
押圧操作可能となされステアリングホイールが一端に固
定されてなる筒状シャフトと、このステアリングホイー
ルの押圧操作によりブレーキを駆動させる連結部材と、
を備えてなるものであって、上記筒状シャフトとステア
リングシャフトとの間には、所定の押圧力以上の押圧力
により該筒状シャフトを押圧操作した場合にのみ押し出
されるよう係合部が配設されてなることを特徴とするも
のである。
【0006】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
は、前輪の方向を変化させるステアリングシャフトと、
このステアリングシャフトの外周面に形成されてなる一
又は二以上の凹部と、この凹部内に下端側が配設されて
なる球体と、上記ステアリングシャフトの先端側に外嵌
挿されてなりステアリングホイールが固定されてなる筒
状シャフトと、この筒状シャフトに形成され上記球体が
収納される球体収納部と、この球体収納部内に収納され
てなり上記球体をステアリングシャフトの半径方向に押
圧する第1の弾性部材と、上記筒状シャフトをステアリ
ングホイール方向に付勢する第2の弾性部材と、上記ス
テアリングホイールの押圧操作によりブレーキを駆動さ
せる連結部材と、を備えてなることを特徴とするもので
ある。
は、前輪の方向を変化させるステアリングシャフトと、
このステアリングシャフトの外周面に形成されてなる一
又は二以上の凹部と、この凹部内に下端側が配設されて
なる球体と、上記ステアリングシャフトの先端側に外嵌
挿されてなりステアリングホイールが固定されてなる筒
状シャフトと、この筒状シャフトに形成され上記球体が
収納される球体収納部と、この球体収納部内に収納され
てなり上記球体をステアリングシャフトの半径方向に押
圧する第1の弾性部材と、上記筒状シャフトをステアリ
ングホイール方向に付勢する第2の弾性部材と、上記ス
テアリングホイールの押圧操作によりブレーキを駆動さ
せる連結部材と、を備えてなることを特徴とするもので
ある。
【0007】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
は、前記第1又は第2の制動構造を用いたことを特徴と
する自動車である。
は、前記第1又は第2の制動構造を用いたことを特徴と
する自動車である。
【0008】上記第1及び第2の発明に係る自動車の製
造構造及び第3の発明に係る自動車によれば、ドライバ
が触れているハンドルをそのまま押圧する(押し出す)
ことによりブレーキが機能することとなるので、走行し
ている自動車を瞬間的に減速し又は停止させることがで
き、制動距離を格段に短縮させることができ、ひいては
交通事故を未然に防止することに寄与することができ
る。特に、本発明に係る自動車の制動構造及びこの構造
を用いた自動車によれば、筒状シャフトとステアリング
シャフトとの間には、所定の押圧力以上の押圧力により
該筒状シャフトを押圧操作した場合にのみ押し出される
よう係合部が配設されてなり(請求項1記載の発明)、
或いは、凹部内に配設された球体は筒状シャフトを所定
の押圧力よりも強い力で押圧することにより第1の弾性
部材の弾性力に抗して該凹部内から球体収容部内に移動
する構成を採用している(請求項2記載の発明)ことか
ら、誤操作を有効に防止することができるとともに、瞬
間的にブレーキを機能させることができる。
造構造及び第3の発明に係る自動車によれば、ドライバ
が触れているハンドルをそのまま押圧する(押し出す)
ことによりブレーキが機能することとなるので、走行し
ている自動車を瞬間的に減速し又は停止させることがで
き、制動距離を格段に短縮させることができ、ひいては
交通事故を未然に防止することに寄与することができ
る。特に、本発明に係る自動車の制動構造及びこの構造
を用いた自動車によれば、筒状シャフトとステアリング
シャフトとの間には、所定の押圧力以上の押圧力により
該筒状シャフトを押圧操作した場合にのみ押し出される
よう係合部が配設されてなり(請求項1記載の発明)、
或いは、凹部内に配設された球体は筒状シャフトを所定
の押圧力よりも強い力で押圧することにより第1の弾性
部材の弾性力に抗して該凹部内から球体収容部内に移動
する構成を採用している(請求項2記載の発明)ことか
ら、誤操作を有効に防止することができるとともに、瞬
間的にブレーキを機能させることができる。
【0009】
【発明の実施の態様】以下、本発明の自動車の制動構造
の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】この自動車の制動構造は、図1に示すよう
に、回転可能に取り付けられたステアリングシャフト1
の先端側に、筒状シャフト2が取り付けられている。上
記ステアリングシャフト1は、従来より使用されている
ものと同じシャフトであり上面及び下面には図示しない
平面部が形成されている。そして、このステアリングシ
ャフト1の基端側には、従来より使用されている図示し
ない操向歯車等が固定され、このステアリングシャフト
1の先端側中途部には、本例の場合、円弧状となされた
第1及び第2の凹部3,4が形成されている。また、上
記ステアリングシャフト1の先端側には、上述のよう
に、上記筒状シャフト2が外嵌挿されている。この筒状
シャフト2は、上記ステアリングシャフト1の外形と略
同じ内形を有してなるものであって、該筒状シャフト2
の一端には、ステアリングホイール5が固定されてお
り、したがって、このステアリングホイール5を回転操
作することにより、ステアリングシャフト1が回転させ
られ、図示しない前輪の向きが変化させられる。
に、回転可能に取り付けられたステアリングシャフト1
の先端側に、筒状シャフト2が取り付けられている。上
記ステアリングシャフト1は、従来より使用されている
ものと同じシャフトであり上面及び下面には図示しない
平面部が形成されている。そして、このステアリングシ
ャフト1の基端側には、従来より使用されている図示し
ない操向歯車等が固定され、このステアリングシャフト
1の先端側中途部には、本例の場合、円弧状となされた
第1及び第2の凹部3,4が形成されている。また、上
記ステアリングシャフト1の先端側には、上述のよう
に、上記筒状シャフト2が外嵌挿されている。この筒状
シャフト2は、上記ステアリングシャフト1の外形と略
同じ内形を有してなるものであって、該筒状シャフト2
の一端には、ステアリングホイール5が固定されてお
り、したがって、このステアリングホイール5を回転操
作することにより、ステアリングシャフト1が回転させ
られ、図示しない前輪の向きが変化させられる。
【0011】そして、上記筒状シャフト2の中途部であ
って上記ステアリングシャフト1に形成された第1及び
第2の凹部3,4に対応した位置には、ステアリングシ
ャフト1の軸方向とは直交する方向に第1及び第2の球
体収納部6,7が形成されている。そして、これら第1
及び第2の球体収納部6,7内には、後述する球体をス
テアリングシャフト1の軸方向に付勢する第1の弾性部
材としてのコイルスプリング8,9がそれぞれ配設さ
れ、これらのコイルスプリング8,9の先端には、平板
8a,9aが固定されている。そして、前記ステアリン
グシャフト1に形成された第1及び第2の凹部3,4に
は、上端側が上記それぞれのコイルスプリング8,9に
より付勢されてなり本発明を構成する係合部としての第
1及び第2の球体10,11の下端側が収容されてい
る。なお、上記第1の球体収納部6の側面には、この制
動構造を備えている自動車本体12に固定された第2の
弾性部材としての復帰用コイルスプリング13の先端が
当接されている。
って上記ステアリングシャフト1に形成された第1及び
第2の凹部3,4に対応した位置には、ステアリングシ
ャフト1の軸方向とは直交する方向に第1及び第2の球
体収納部6,7が形成されている。そして、これら第1
及び第2の球体収納部6,7内には、後述する球体をス
テアリングシャフト1の軸方向に付勢する第1の弾性部
材としてのコイルスプリング8,9がそれぞれ配設さ
れ、これらのコイルスプリング8,9の先端には、平板
8a,9aが固定されている。そして、前記ステアリン
グシャフト1に形成された第1及び第2の凹部3,4に
は、上端側が上記それぞれのコイルスプリング8,9に
より付勢されてなり本発明を構成する係合部としての第
1及び第2の球体10,11の下端側が収容されてい
る。なお、上記第1の球体収納部6の側面には、この制
動構造を備えている自動車本体12に固定された第2の
弾性部材としての復帰用コイルスプリング13の先端が
当接されている。
【0012】また、上記筒状シャフト2の他端側中途部
の外周面には、リング状のフランジ部14が形成されて
おり、このフランジ部14の近傍には、支軸15を中心
に、図1中時計回り方向及びその逆方向に回動する回動
部材16が固定されており、この回動部材16の一端
は、上記フランジ部14の背面側に当接され、他端は連
結ワイヤ17の一端が固定されている。この連結ワイヤ
17は、自動車本体12内に組み込まれ筒状に成形され
た保護ワイヤ18内に挿通され、他端は、ブレーキペダ
ル20を構成する連結杆20aに固定されている。な
お、このブレーキペダル20は、従来より自動車に取り
付けられている周知のブレーキペダルと同一の構成から
なるものであり、上記連結杆20aと、この連結杆20
aを回動可能に支持してなる支軸20bと、上記連結杆
20aの先端に固定されたペダル部20cと、から構成
され、上記連結杆20aの支軸20b側にはマスターシ
リンダ21を構成しているシリンダロッド21aが固定
されている。したがって、上記ペダル部20cを足によ
り押圧することにより、支軸20bを中心に回動される
連結杆20aによりマスターシリンダ21が駆動され、
走行する車輪に制動を加えることができるようにされて
いる。
の外周面には、リング状のフランジ部14が形成されて
おり、このフランジ部14の近傍には、支軸15を中心
に、図1中時計回り方向及びその逆方向に回動する回動
部材16が固定されており、この回動部材16の一端
は、上記フランジ部14の背面側に当接され、他端は連
結ワイヤ17の一端が固定されている。この連結ワイヤ
17は、自動車本体12内に組み込まれ筒状に成形され
た保護ワイヤ18内に挿通され、他端は、ブレーキペダ
ル20を構成する連結杆20aに固定されている。な
お、このブレーキペダル20は、従来より自動車に取り
付けられている周知のブレーキペダルと同一の構成から
なるものであり、上記連結杆20aと、この連結杆20
aを回動可能に支持してなる支軸20bと、上記連結杆
20aの先端に固定されたペダル部20cと、から構成
され、上記連結杆20aの支軸20b側にはマスターシ
リンダ21を構成しているシリンダロッド21aが固定
されている。したがって、上記ペダル部20cを足によ
り押圧することにより、支軸20bを中心に回動される
連結杆20aによりマスターシリンダ21が駆動され、
走行する車輪に制動を加えることができるようにされて
いる。
【0013】以下、上述した自動車の制動構造による動
作乃至は操作方法について説明する。先ず、通常の自動
車の走行時に制動を作用させる場合には、従来より行わ
れていたように、ブレーキペダル20のペダル部20c
を足により押圧し、前記マスターシリンダ21を作用さ
せて行う。なお、本自動車の制動構造は、このようにペ
ダル部20cが押圧された場合には、単に前記回動部材
16が支軸15を中心にやや時計回り方向に回動させら
れ、足をペダル部20cから放せば元の位置に復帰する
に過ぎない。また、ドライバにより誤って、上記ステア
リングホイール5を、前記復帰用コイルスプリング13
の弾性力に抗して、ステアリングシャフト1の軸方向に
僅かに押圧してしまった場合には、筒状シャフト2に形
成された第1及び第2の球体収納部6,7の角部6a,
7a近傍と前記第1及び第2の球体10,11の周面と
が係合することから、後述するように走行する自動車に
対して制動は働かない。しかしながら、例えば緊急時等
のように、瞬間的に自動車を停止させまたは減速させな
ければならない場合には、上記ステアリングホイール5
を強い力で押圧すると、それまで、第1及び第2の凹部
3,4内に収納されていた各球体10,11は、上記第
1及び第2の球体収納部6,7の角部6a,7a近傍に
強く押されて、該第1及び第2の球体収納部3,4内か
ら強制的に前記第1及び第2の球体収納部6,7内に、
各コイルスプリング8,9の弾性力に抗して移動させら
れる。したがって、この状態においては、前記復帰用コ
イルスプリング13の弾性力以外に、ステアリングホイ
ール5の押圧力の抵抗となる力は作用しないこととなる
ので、該ステアリングホイール5を含めて筒状シャフト
2は、ステアリングシャフト1の軸方向に勢い良く移動
させられる(押し出される)。
作乃至は操作方法について説明する。先ず、通常の自動
車の走行時に制動を作用させる場合には、従来より行わ
れていたように、ブレーキペダル20のペダル部20c
を足により押圧し、前記マスターシリンダ21を作用さ
せて行う。なお、本自動車の制動構造は、このようにペ
ダル部20cが押圧された場合には、単に前記回動部材
16が支軸15を中心にやや時計回り方向に回動させら
れ、足をペダル部20cから放せば元の位置に復帰する
に過ぎない。また、ドライバにより誤って、上記ステア
リングホイール5を、前記復帰用コイルスプリング13
の弾性力に抗して、ステアリングシャフト1の軸方向に
僅かに押圧してしまった場合には、筒状シャフト2に形
成された第1及び第2の球体収納部6,7の角部6a,
7a近傍と前記第1及び第2の球体10,11の周面と
が係合することから、後述するように走行する自動車に
対して制動は働かない。しかしながら、例えば緊急時等
のように、瞬間的に自動車を停止させまたは減速させな
ければならない場合には、上記ステアリングホイール5
を強い力で押圧すると、それまで、第1及び第2の凹部
3,4内に収納されていた各球体10,11は、上記第
1及び第2の球体収納部6,7の角部6a,7a近傍に
強く押されて、該第1及び第2の球体収納部3,4内か
ら強制的に前記第1及び第2の球体収納部6,7内に、
各コイルスプリング8,9の弾性力に抗して移動させら
れる。したがって、この状態においては、前記復帰用コ
イルスプリング13の弾性力以外に、ステアリングホイ
ール5の押圧力の抵抗となる力は作用しないこととなる
ので、該ステアリングホイール5を含めて筒状シャフト
2は、ステアリングシャフト1の軸方向に勢い良く移動
させられる(押し出される)。
【0014】そして、このように筒状シャフト2が押し
出されると、該筒状シャフト2の先端側外周に形成され
たフランジ部14により、前記回動部材16は、図2に
示すように、支軸15を中心に時計回り方向に回動させ
られる。したがって、この回動部材16の回動により、
該回動部材16の他端に固定された連結ワイヤ17は引
っ張られ、これによって、前記ブレーキペダル20が支
軸20bを中心に反時計回り方向に回動させられ、マス
ターシリンダ21を駆動させる。したがって、本発明を
構成する連結部材としての連結ワイヤ17を介して走行
する自動車に制動が作用する。
出されると、該筒状シャフト2の先端側外周に形成され
たフランジ部14により、前記回動部材16は、図2に
示すように、支軸15を中心に時計回り方向に回動させ
られる。したがって、この回動部材16の回動により、
該回動部材16の他端に固定された連結ワイヤ17は引
っ張られ、これによって、前記ブレーキペダル20が支
軸20bを中心に反時計回り方向に回動させられ、マス
ターシリンダ21を駆動させる。したがって、本発明を
構成する連結部材としての連結ワイヤ17を介して走行
する自動車に制動が作用する。
【0015】なお、ドライバが上記ステアリングホイー
ル5に対する押圧操作を停止した場合には、前記復帰用
コイルスプリング13の弾性力により、上記筒状シャフ
ト2は、図1に示す元の位置に復帰するとともに、それ
まで、各球体収納部6,7内に収納されていた第1及び
第2の球体10,11は、各コイルスプリング8,9の
弾性力により、前記各凹部3,4内に下端側が収容され
る。また、前記ブレーキペダル20もマスターシリンダ
21に内蔵された図示しない弾性部材の弾性力によりや
はり元の位置に復帰される。
ル5に対する押圧操作を停止した場合には、前記復帰用
コイルスプリング13の弾性力により、上記筒状シャフ
ト2は、図1に示す元の位置に復帰するとともに、それ
まで、各球体収納部6,7内に収納されていた第1及び
第2の球体10,11は、各コイルスプリング8,9の
弾性力により、前記各凹部3,4内に下端側が収容され
る。また、前記ブレーキペダル20もマスターシリンダ
21に内蔵された図示しない弾性部材の弾性力によりや
はり元の位置に復帰される。
【0016】このように、上述した構成に係る自動車の
制動構造によれば、路上で幼児等が飛び出したり、その
他緊急に自動車を停止させまたは減速させなければなら
ない場合には、ドライバが走行時に触れているハンドル
をそのまま押圧する(押し出す)ことによりブレーキが
機能することとなるので、制動距離を格段に短縮させる
ことができ、ひいては交通事故を未然に防止することに
寄与することができる。また、上記自動車の制動構造に
よれば、筒状シャフト2とステアリングシャフト1との
間には、所定の押圧力以上の押圧力により該筒状シャフ
ト2を押圧操作した場合にのみ押し出されるよう係合部
として、第1及び第2の球体10,11が配設されてな
るので、誤操作を有効に防止することができるととも
に、瞬間的に制動を作用させることができる。また、上
述した構造によれば、従来より使用されているステアリ
ングシャフト1に、単に各球体10,11の下端側が収
容される凹部3,4を形成するのみで足り、大きく設計
変更する必要はなく、また、該ステアリングシャフト1
の先端側や基端側にも特別の部材が設けられているもの
ではないので、従来の自動車に設けられている図示しな
いクラクションやエアーバッグ等の機構を設けるために
必要なスペースを制約する等の不都合も有効に防止する
ことができる。なお、本発明に係る自動車の制動構造で
は、瞬間的にブレーキが作用するよう構成されているこ
とから、従来より使用されている所謂アンチロックブレ
ーキシステムと併用することにより、より一層自動車の
瞬間的な停止を確保することができる。
制動構造によれば、路上で幼児等が飛び出したり、その
他緊急に自動車を停止させまたは減速させなければなら
ない場合には、ドライバが走行時に触れているハンドル
をそのまま押圧する(押し出す)ことによりブレーキが
機能することとなるので、制動距離を格段に短縮させる
ことができ、ひいては交通事故を未然に防止することに
寄与することができる。また、上記自動車の制動構造に
よれば、筒状シャフト2とステアリングシャフト1との
間には、所定の押圧力以上の押圧力により該筒状シャフ
ト2を押圧操作した場合にのみ押し出されるよう係合部
として、第1及び第2の球体10,11が配設されてな
るので、誤操作を有効に防止することができるととも
に、瞬間的に制動を作用させることができる。また、上
述した構造によれば、従来より使用されているステアリ
ングシャフト1に、単に各球体10,11の下端側が収
容される凹部3,4を形成するのみで足り、大きく設計
変更する必要はなく、また、該ステアリングシャフト1
の先端側や基端側にも特別の部材が設けられているもの
ではないので、従来の自動車に設けられている図示しな
いクラクションやエアーバッグ等の機構を設けるために
必要なスペースを制約する等の不都合も有効に防止する
ことができる。なお、本発明に係る自動車の制動構造で
は、瞬間的にブレーキが作用するよう構成されているこ
とから、従来より使用されている所謂アンチロックブレ
ーキシステムと併用することにより、より一層自動車の
瞬間的な停止を確保することができる。
【0017】なお、前記自動車の制動構造の説明では、
二つの球体10,11を、ステアリングシャフト1と筒
状シャフト2との間に係合部として配設したが、本発明
においては、少なくとも、所定の押圧力以上の押圧力に
より筒状シャフトを押圧操作した場合にのみ押し出され
るものであれば他の構成からなるものであっても良く、
また上記球体を構成要素とした場合であってもその数
(二つ)に限定されるものではない。また、本発明を、
連結ワイヤ17により筒状シャフト2の押圧力をブレー
キぺダル20に作用するよう構成したものを図示して説
明したが、本発明は、必ずしもこのようにブレーキペダ
ル20に作用するよう構成することなく、例えば、前記
マスターシリンダ21のシリンダロッド21aに連結さ
せ、該マスターシリンダ21が作動するように構成され
たものであっても良い。また、上記自動車の製造構造で
は、本発明を構成する第1及び第2の弾性部材として、
それぞれコイルスプリングを使用したが、例えば、板バ
ネを使用したものであっても良い。
二つの球体10,11を、ステアリングシャフト1と筒
状シャフト2との間に係合部として配設したが、本発明
においては、少なくとも、所定の押圧力以上の押圧力に
より筒状シャフトを押圧操作した場合にのみ押し出され
るものであれば他の構成からなるものであっても良く、
また上記球体を構成要素とした場合であってもその数
(二つ)に限定されるものではない。また、本発明を、
連結ワイヤ17により筒状シャフト2の押圧力をブレー
キぺダル20に作用するよう構成したものを図示して説
明したが、本発明は、必ずしもこのようにブレーキペダ
ル20に作用するよう構成することなく、例えば、前記
マスターシリンダ21のシリンダロッド21aに連結さ
せ、該マスターシリンダ21が作動するように構成され
たものであっても良い。また、上記自動車の製造構造で
は、本発明を構成する第1及び第2の弾性部材として、
それぞれコイルスプリングを使用したが、例えば、板バ
ネを使用したものであっても良い。
【0018】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、本
発明によれば、ドライバが触れているステアリングホイ
ールをそのまま押圧する(押し出す)ことによりブレー
キが機能することとなるので、走行している自動車を瞬
間的に減速し又は停止させることができ、制動距離を格
段に短縮させることができ、ひいては交通事故を未然に
防止することに寄与することができる。特に、本発明で
は、筒状シャフトとステアリングシャフトとの間には、
所定の押圧力以上の押圧力により該筒状シャフトを押圧
操作した場合にのみ押し出されるよう係合部が配設され
てなり(請求項1記載の発明)、或いは、凹部内に配設
された球体は筒状シャフトを所定の押圧力よりも強い力
で押圧することにより第1の弾性部材の弾性力に抗して
該凹部内から球体収容部内に移動する構成を採用してい
る(請求項2記載の発明)ことから、誤操作によりブレ
ーキが作用することを有効に防止することができるとと
もに、瞬間的にブレーキを機能させることができる。
発明によれば、ドライバが触れているステアリングホイ
ールをそのまま押圧する(押し出す)ことによりブレー
キが機能することとなるので、走行している自動車を瞬
間的に減速し又は停止させることができ、制動距離を格
段に短縮させることができ、ひいては交通事故を未然に
防止することに寄与することができる。特に、本発明で
は、筒状シャフトとステアリングシャフトとの間には、
所定の押圧力以上の押圧力により該筒状シャフトを押圧
操作した場合にのみ押し出されるよう係合部が配設され
てなり(請求項1記載の発明)、或いは、凹部内に配設
された球体は筒状シャフトを所定の押圧力よりも強い力
で押圧することにより第1の弾性部材の弾性力に抗して
該凹部内から球体収容部内に移動する構成を採用してい
る(請求項2記載の発明)ことから、誤操作によりブレ
ーキが作用することを有効に防止することができるとと
もに、瞬間的にブレーキを機能させることができる。
【図1】図1は、本発明に係る自動車の制動構造を模式
的に示す側面図である。
的に示す側面図である。
【図2】図2は、図1に示す状態から筒状シリンダを押
圧しブレーキが作動した状態を模式的に示す側面図であ
る。
圧しブレーキが作動した状態を模式的に示す側面図であ
る。
1 ステアリングシャフト 2 筒状シャフト 3 第1の凹部 4 第2の凹部 5 ステアリングホイール 6 第1の球体収納部 7 第2の球体収納部 8 コイルスプリング 9 コイルスプリング 10 第1の球体 11 第2の球体 17 連結ワイヤ
Claims (3)
- 【請求項1】 前輪の方向を変化させるステアリン
グシャフトと、このステアリングシャフトに取り付けら
れてなり該ステアリングシャフトを回転操作可能とされ
てなるとともに該ステアリングシャフトの軸方向に押圧
操作可能となされステアリングホイールが一端に固定さ
れてなる筒状シャフトと、このステアリングホイールの
押圧操作によりブレーキを駆動させる連結部材と、を備
えてなるものであって、上記筒状シャフトとステアリン
グシャフトとの間には、所定の押圧力以上の押圧力によ
り該筒状シャフトを押圧操作した場合にのみ押し出され
るよう係合部が配設されてなることを特徴とする自動車
の制動構造。 - 【請求項2】 前輪の方向を変化させるステアリン
グシャフトと、このステアリングシャフトの外周面に形
成されてなる一又は二以上の凹部と、この凹部内に下端
側が配設されてなる球体と、上記ステアリングシャフト
の先端側に外嵌挿されてなりステアリングホイールが固
定されてなる筒状シャフトと、この筒状シャフトに形成
され上記球体が収納される球体収納部と、この球体収納
部内に収納されてなり上記球体をステアリングシャフト
の半径方向に押圧する第1の弾性部材と、上記筒状シャ
フトをステアリングホイール方向に付勢する第2の弾性
部材と、上記ステアリングホイールの押圧操作によりブ
レーキを駆動させる連結部材と、を備えてなることを特
徴とする自動車の制御構造。 - 【請求項3】 前記請求項1又は2記載の制動構造
を用いたことを特徴とする自動車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7319728A JP2717954B2 (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 自動車の制動構造及びこの構造を用いた自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7319728A JP2717954B2 (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 自動車の制動構造及びこの構造を用いた自動車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09136622A JPH09136622A (ja) | 1997-05-27 |
| JP2717954B2 true JP2717954B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=18113519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7319728A Expired - Fee Related JP2717954B2 (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 自動車の制動構造及びこの構造を用いた自動車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2717954B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100707003B1 (ko) * | 2001-11-12 | 2007-04-11 | 주식회사 만도 | 차량용 스티어링컬럼의 텔레스코픽장치 |
| JP5028547B1 (ja) * | 2012-04-16 | 2012-09-19 | 佳幸 坂本 | 車両の緊急停止装置 |
| CN112109679B (zh) * | 2020-09-21 | 2022-08-16 | 重庆交通大学 | 防双手猛打方向盘的装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3656123A (en) * | 1970-04-16 | 1972-04-11 | Ibm | Microprogrammed processor with variable basic machine cycle lengths |
| JPS6085268U (ja) * | 1983-11-19 | 1985-06-12 | 鄭 瑛豪 | 自動車の制動装置 |
-
1995
- 1995-11-13 JP JP7319728A patent/JP2717954B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09136622A (ja) | 1997-05-27 |
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