JP2717498B2 - 双方向チョッパ・トランスコンダクタンス増幅器 - Google Patents

双方向チョッパ・トランスコンダクタンス増幅器

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JP2717498B2 JP6018979A JP1897994A JP2717498B2 JP 2717498 B2 JP2717498 B2 JP 2717498B2 JP 6018979 A JP6018979 A JP 6018979A JP 1897994 A JP1897994 A JP 1897994A JP 2717498 B2 JP2717498 B2 JP 2717498B2
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P7/00Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
    • H02P7/03Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for controlling the direction of rotation of DC motors
    • H02P7/04Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for controlling the direction of rotation of DC motors by means of a H-bridge circuit

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  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランスコンダクタン
ス増幅器、特に、4つの象限で動作して、ステッピング
・モータ及び直流サーボ・モータ用の駆動信号を発生す
る双方向チョッパ・トランスコンダクタンス増幅器に関
する。
【0002】
【従来の技術】ステッピング・モータ及び直流サーボ・
モータのドライバは、典型的には、トランスコンダクタ
ンス増幅器を用いている。所望のモータ巻線電流に比例
して、命令電圧をこの増幅器に入力している。トランス
コンダクタンス増幅器は、モータ巻線に発生する電圧を
制御して、巻線電流を所望値に近似する。モータ電圧の
直接線形駆動は、過大な電流を用いるので、ほとんどの
トランスコンダクタンス増幅器は、チョッピング技術を
用いている。例えば、モータ巻線に10ボルトが必要な
場合、0ボルトと、40ボルトの如き供給電圧との間
で、25%の如き適切な衝撃係数(デュティ・サイク
ル)でスイッチングを行い、平均電圧として10ボルト
を得る。マイナス10ボルトが必要ならば、モータ巻線
の反対端部に、同じ衝撃係数の電源電圧を供給する。典
型的には、トランジスタ又はFETである4個1組の電
源スイッチを用いて、モータ巻線のいずれかの端部を供
給電圧源又は接地に接続する。この1組の電源スイッチ
をHブリッジと呼ぶ。線形の場合には、モータ巻線電流
をモニタし、その出力電圧(デュティ・サイクル)を調
整して、電流をほぼ所望値とする。
【0003】モータ巻線の電圧がこのモータ巻線電流に
応じたいずれかの極性の場合、トランスコンダクタンス
増幅器は、4象限で動作すると言われている。これは、
命令電流が正であるが、急速に減少している場合に、有
効である。モータ巻線のインダクタンスに流れる電流を
充分高速に減少させるためには、電圧が負である必要が
ある。特に、標準Hブリッジ集積回路によっては、効率
的な象限動作を行うのが難しい。この標準Hブリッジ集
積回路は、出力電圧がゼロである再循環状態の際に、モ
ータ巻線電流を検知できない。1つの方法が、米国オレ
ゴン州ウイルソンビルのテクトロニクス社製Phaser II
カラー・プリンタで実現されている。このプリンタで
は、小電流検知抵抗器をモータ巻線と直列に配置して、
Hブリッジが再循環状態であっても、モータ巻線電流を
常に検知する。電流検知抵抗器の小さな電圧降下は、電
流検知抵抗器を流れる比較的大きな電流を表し、精密な
差動増幅器は、この電流検知抵抗器の小さな電圧降下
を、実際のモータ電流に比例し、接地を基準とした電圧
に変換する。接地を基準とした電圧として、命令電流を
入力する。この入力は、所望電流を反転したものであ
る。2個の増幅器が、命令電圧及び精密差動増幅器の出
力信号を、逆極性のオフセット電圧と互いに加算して、
所望電流及び測定電流との差に比例する逆極性のエラー
電圧を発生する。これらエラー電圧を、三角波信号と共
に夫々の比較器に入力する。なお、三角波信号のピーク
は、オフセット電圧未満である。エラー電圧の符号に応
じて、これら比較器の一方又は他方が切り替わり、Hブ
リッジがモータ電流を増やすか減らすかして、エラー電
圧が表す電流エラーを補正し、回路を再び平衡状態にす
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
トランスコンダクタンス増幅器は、精密増幅器を必要と
するため、構造が複雑且つ高価となる。したがって、本
発明の目的は、精密差動増幅器や、多くのアナログ回路
を必要としない双方向チョッパ・トランスコンダクタン
ス増幅器の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるモータ巻線
駆動用の双方向チョッパ・トランスコンダクタンス増幅
器は、Hブリッジ回路の入力信号として、衝撃係数が可
変の制御信号を発生する。このHブリッジ回路は、極性
が方向入力信号で決まる制御信号の関数として、モータ
巻線に平均電圧出力を供給する。RSフリップ・フロッ
プは、周期的チョッパ同期入力信号からのパルスにより
セットされ、Hブリッジがモータ巻線に電圧を供給する
際に、このモータ巻線に流れる電流と、命令電流入力信
号が表す命令電流との比較に応じてリセットされる。第
1対のフリップ・フロップの一方のフリップ・フロップ
は、チョッパ同期入力信号サイクル内の第1時点におい
て、パルス・エッジの一方でクロックされ、他方のフリ
ップ・フロップは、この第1時点から遅延したチョッパ
同期入力信号サイクル内の第2時点においてクロックさ
れる。これら第1対のフリップ・フロップは、現在のサ
イクル内の第1時点の前、及び前のサイクルの第2時点
の前にRSフリップ・フロップがリセットされか否か
を検知する。第2時点でクロックされる第2対のフリッ
プ・フロップは、排他的オア(XOR)ゲートと共に、
方向入力信号が前及び現在のサイクルの間で反転された
か否かを検知する。論理回路は、これらフリップ・フロ
ップの出力信号を組み合わせて、極性信号をHブリッジ
の方向入力端に供給する。このHブリッジにより、現在
のサイクルの第1時点の前及び前のサイクルの第2時点
の前にRSフリップ・フロップをリセットするときか、
又は、極性信号が前及び現在のサイクルの間で反転し、
現在のサイクル内の第2時点の前にRSフリップ・フロ
ップをリセットとしたときに、方向入力(極性)信号を
トグル(反転)する。
【0006】本発明のその他の目的、利点及び新規な特
徴は、添付図を参照した以下の詳細説明より明らかにな
ろう。
【0007】
【実施例】図1は、本発明による双方向チョッパ・トラ
ンスコンダクタンス増幅器のブロック図であり、図2
は、本発明による双方向チョッパ・トランスコンダクタ
ンス増幅器に関連した波形図である。これら図1及び図
2において、周期的に発生する負パルスであるチョッパ
同期信号Aを、RSフリップ・フロップ12のセット端
S、第1Dフリップ・フロップ14のクロック入力端、
及び遅延回路16の入力端に供給する。RSフリップ・
フロップ12からの正出力信号を制御信号として、従来
のHブリッジ回路18のパルス幅変調(PWM)入力端
に供給する。RSフリップ・フロップ12からの負出力
信号を、第1Dフリップ・フロップ14の入力端D、第
2Dフリップ・フロップ20の入力端D、及び第1アン
ド・ゲート22の一方の入力端に供給する。遅延回路1
6の出力信号Bを、第2フリップ・フロップ20並びに
第1及び第2方向Dフリップ・フロップ24、26のク
ロック入力端に供給する。第1及び第2Dフリップ・フ
ロップ14、20の正出力信号(Q)を、入力信号とし
て第2アンド・ゲート28に供給する。第1方向Dフリ
ップ・フロップ24の正出力信号(Q)を、極性信号と
して、Hブリッジ回路18の方向入力(DIR)端に供
給する。Hブリッジ回路18は、その電源端子PS及び
接地端子GNDにより、電源電圧V及び接地間に接続す
るが、検知抵抗器R1を電源線に挿入する。Hブリッジ
回路18の出力端OUT1、OUT2は、モータ巻線W
の両端に結合する。
【0008】第1方向Dフリップ・フロップ24の正出
力信号(Q)を、第1及び第2排他的オア(XOR)ゲ
ート30、32の一方の入力端、及び第2方向Dフリッ
プ・フロップ26の入力端Dにも供給する。第1XOR
ゲート30の他の入力端には、第1アンド・ゲート22
の出力端を結合し、第2XOR32の他方の入力端に
は、第2方向Dフリップ・フロップ26の正出力信号端
(Q)を結合する。第2アンド・ゲート28及び第2X
ORゲート32の出力信号を、オア・ゲート34に入力
する。オア・ゲート34の出力信号を、第1アンド・ゲ
ート22の他の入力端に供給する。第1方向Dフリップ
・フロップ24の正出力信号(Q)は、第3XORゲー
ト36を介して、マルチプレクサ回路38の選択入力端
Sにも供給する。マルチプレクサ回路38の出力信号
を、RSフリップ・フロップ12のリセット入力端Rに
供給する。オプションとして、極性反転入力信号を第3
XOR回路36の第2入力端に供給して、付加的な選択
信号をマルチプレクサ回路38に供給してもよい。
【0009】検知抵抗器R1の両端は、抵抗器R2、R
3を介して1対の比較器40、42に結合する。検知抵
抗器R1のHブリッジ側は、抵抗器R2を介して第1比
較器40の負入力端に結合し、この検知抵抗器の接地側
は、抵抗器R3を介して第2比較器42の正入力端に結
合する。第1比較器40の正入力端は、接地に結合す
る。命令電流入力信号は、抵抗器R4を介して比較器4
0、42の両方の負入力端に供給し、抵抗器R5を介し
て第2比較器の正入力端に供給する。オプションとし
て、傾斜補正入力信号Cは、抵抗器R6を介して、比較
器40、42の両方の負入力端に供給してもよい。検知
抵抗器R1の値は、他の抵抗器と比較して小さい。例え
ば、検知抵抗器R1の値は、0.1〜0.5オームのオ
ーダでもよく、他の抵抗器の値は、キロ・オームのオー
ダでもよい。Hブリッジ回路18がモータ巻線Wの両端
に電圧を供給している期間中に検知抵抗器R1に流れる
電流は、モータ巻線の電流として、この期間中に、電源
Vから引き出される。しかし、Hブリッジ回路18の再
循環状態の期間中、モータ巻線電流は、電源Vからの無
視できる電流である。
【0010】次に本発明の動作を説明する。チョッパ同
期信号Aの負パルスは、RSフリップ・フロップ12を
セットして、Hブリッジ回路18を介して、モータ巻線
Wの一端に電源電圧Vを供給する。マルチプレクサ回路
38の出力信号は、RSフリップ・フロップ12をリセ
ットするので、制御信号用のデュティ・サイクルを確立
するが、その最小デュティ・サイクルは、負パルス幅と
サイクル当たりのパルス周期Pとの比である。RSフリ
ップ・フロップ12の正出力を付勢して、リセット信号
と独立した同期パルス幅期間中のセットを維持する。こ
れは、Hブリッジ回路18がその出力信号の一方をオン
に切り替える時に共通な短い高電流遷移の影響を除去す
る。RSフリップ・フロップ12、Hブリッジ回路18
及び第2比較器42は、標準2象限電流モード制御回路
を構成する。Hブリッジ回路18の方向入力端DIRに
おける極性信号は、モータ巻線に供給された瞬間電圧の
極性を決定する。総てのチョッパ同期パルス期間中、R
Sフリップ・フロップ12がセットされて、Hブリッジ
回路18は、極性信号に応じて、プラス/マイナスの電
源電圧をモータ巻線Wに出力する。命令電流入力により
指示されたレベルまで電流が上昇する場合、第2比較器
42は低に切り替わって、RSフリップ・フロップ12
をリセットする。そして、Hブリッジ回路18により、
ゼロ電圧を出力、即ち、再循環状態に戻るように切り替
わる。50%以上のデュティ・サイクルが予想され、副
高調波発振が受け入れられない場合、比較器40、42
の負入力端にて、電流制御モードにて一般に行われるよ
うに、傾斜補正鋸波Cが付加される。
【0011】4象限の機能を付加することは、Hブリッ
ジ回路18への方向入力信号の知的制御に関連する。P
WM入力が低になる、即ち、Hブリッジ回路が再循環状
態である間、Hブリッジ回路18の接地ピンを介して電
流が流れない。命令電流入力が特定した命令電流の方向
に巻線電流を流すように、第1方向を定める。電流が駆
動される方向にて、巻線電流が命令電流を常に越すとい
う意味で、第1方向が「間違った」方向の場合、次のチ
ョッパ同期パルスにて、逆方向を試みる。すなわち、チ
ョッパ同期パルスの後縁(立ち上がり縁)を越して、P
WM入力信号を高に維持して、命令電流から巻線電流を
更に流すと、電流方向を逆にする必要がある。この簡単
な動作は、低及び高のデュティ・サイクルの両方にて、
反対の副高調波発振をする。しかし、図1に示す回路
は、次のアルゴリズムにより方向を反転させる。 a:マルチプレクサ回路38の出力信号が、現在のチョ
ッパ同期パルス・サイクルの第1時点T1まで低であ
り、前のチョッパ同期パルス・サイクルの第2時点T2
まで低であった場合、次のチョッパ同期パルス・サイク
ル期間中に方向が反転する。又はb:マルチプレクサ回
路38の出力信号が、現在のチョッパ同期パルス・サイ
クルの第2時点T2まで低であり、その方向が前のサイ
クル及び現在のサイクルの間で反転していた場合、次の
サイクル期間中に方向が再び反転する。さもなければ、
c:a及びbのいずれでもなければ、その方向が次のサ
イクル期間中に維持される。上述の第1逆状態の最初の
半分は、上述した非常に単純化した形態である。前のサ
イクルの時点T2の前に低になるマルチプレクサ回路3
8の出力状態によりアンドすることにより、副高調波発
振によるスイッチングの失敗を防ぐ。同期パルス幅がH
ブリッジ回路18からのモータ巻線出力信号に対する最
小「オン」時間を定めるので、正及び負出力パルスの組
合せを用いることなく、ゼロ付近の平均出力電圧を達成
できない。これらの状態下における総てのサイクルで、
逆を付勢することにより、低い周波数の副高調波が発生
する可能性を防げる。T0及びT2の間の時間は、
(a)同期パルス幅の少なくとも3倍、又は(b)T0
及びT1間の時間の2倍プラス同期パルス幅(なお、T
1は、同期パルスの後縁の後に生じる)である。図2で
は、時点T1が、同期パルスの後縁で生じるように示し
てある。しかし、遅延回路を設けてチョッパ同期入力信
号を第1Dフリップ・フロップ14のクロック入力端に
供給し、パルスのいずれかのエッジでクロックすること
により、同期パルスは、T1の前又は後であるが、T2
の前で終わるかもしれない。
【0012】正の頂点から開始し、ゼロに向かう正弦波
命令電流の例として、初めに、モータ巻線Wに流れる電
流及びそこに発生する電圧は同じ極性であり、Hブリッ
ジ回路18への方向入力は正に維持する。モータ巻線W
は、各時点T0にて正状態で電源電圧源Vに接続され、
T2後のある時点で接地に戻るように接続される。命令
電流傾斜が下がるにつれ、モータ巻線Wの両端には、よ
り低い電圧が必要である。接地に戻る時点は、T2を越
えてT1に向かって進む。接地に戻る時点がT1に達す
ると、第1及び第2フリップ・フロップ14、20の両
方がセットされて、第1方向Dフリップ・フロップ24
がHブリッジ回路18の方向入力端DIRを反転させ
る。この点において、平均出力電圧は、総ての正出力パ
ルスにより達成可能な最小値になる。この例として、T
1−T0がパルス幅に等しい場合、この電圧は、V*
(T1−T0)/Pである。なお、Pは、チョッパ同期
パルス入力Aの周期である。例として、V=40で、T
1−T0=2マイクロ秒で、P=16マイクロ秒であれ
ば、この最小電圧は5ボルトである。
【0013】方向入力信号が1度切り替わると、この方
向入力信号は、上述の第2反転状態により、総てのサイ
クルで切り替わる。第1及び第2方向Dフリップ・フロ
ップ24、26が反対の状態になるので、第2XORゲ
ート32の出力信号が真である。最小電圧平均出力信号
を維持するために、Hブリッジ回路18は、次のサイク
ルの6マイクロ秒の正パルスが続くサイクルで、最小の
2マイクロ秒の負パルスを出力する。2マイクロ秒の反
対方向及び6マイクロ秒の正方向のシーケンスは、2マ
イクロ秒の正方向のシーケンスと同じく、平均5ボルト
を維持する。6マイクロ秒よりも長い特定期間T2−T
0は、このシーケンスを持続させる。そうでなければ、
第1アンド・ゲート22は、トグル(切替)状態を経過
しない。
【0014】命令電流が高速な傾斜下がりを持続するの
で、必要な出力電圧は、ゼロを通過して減少し、負とな
る。ゼロ平均出力電圧において、Hブリッジ回路18
は、最低の負パルス等が続く最小の正パルスを出力す
る。そして、負パルス幅は、最小値を維持する正パルス
により、長くなり始める。出力電圧が負の最小値を越す
と、負のパルス幅が6マイクロ秒を越す。負のパルス幅
がT2−T0を越すとき、方向の切替が生じ、負パルス
のみがモータ巻線Wに出力する。
【0015】命令電流入力に対応するモータ巻線電流、
及びHブリッジ回路18からの瞬時出力電圧の両方が正
のとき、検知抵抗器R1の電圧降下は正であり、第2比
較器42を用いて、検知電流と命令電流とを比較する。
すなわち、命令電流入力は正であり、検知電圧と同じ極
性である。モータ巻線電流及び瞬間出力電圧が共に負の
とき、検知抵抗器R1の電圧降下は依然正であるが、極
性は命令電流入力と逆であり、負となる。よって、第1
比較器40を用いて、検知電流を命令電流と比較する。
負のモータ巻線電流及び正の瞬間出力電圧の場合は、検
知電圧が負、即ち、命令電流入力と同じ極性なので、第
2比較器42を用いる。最後に、正のモータ巻線電流及
び負の瞬間出力電圧の場合は、検知電圧が負、即ち、命
令電流入力信号と極性が逆なので、第1比較器40を用
いる。「瞬間出力電圧」とは、RSフリップ・フロップ
12がセットされている間、モータ巻線Wの両端に供給
したHブリッジ回路18の出力電圧であり、平均出力電
圧ではない。瞬間出力電圧は、方向入力信号が高である
ときには正であり、方向入力信号が低であるときには負
である。抵抗器R2、R4は、第1電圧分圧器を構成
し、第1ノード44が第1比較器の負入力端に結合す
る。検知抵抗器R1の両端の電圧範囲と命令電流入力電
圧範囲との間の縮尺係数により、相対値が決まる。すな
わち、第1比較器のスイッチ点は、f*S+C=0であ
る。なお、fは縮尺係数であり、Sは検知抵抗器R1に
よる検知電圧であり、Cは制御電流入力電圧である。同
様に、第2比較器42のスイッチ点は、抵抗器R3及び
R5の分圧器により決まる。この分圧器は、第2ノード
46を形成する。すなわち、C=f*Sとなる。
【0016】オプションとして、極性反転入力は、正電
源電圧のみによる動作にとって、有用である。このモー
ドにおいて、命令電流の絶対値が入力し、この命令電流
入力の符号ビット(負の場合、高)を第3XORゲート
36の他の入力端に結合する。次に、正入力電圧及び極
性反転入力の組が、負電流を要求する。
【0017】
【発明の効果】上述の如く、本発明の双方向チョッパ・
トランスコンダクタンス増幅器は、モータ巻線用であ
り、このモータ巻線の両端に供給するチョッピングした
電圧を制御するHブリッジ回路への極性信号入力を知的
に制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による双方向チョッパ・トランスコンダ
クタンス増幅器のブロック図である。
【図2】本発明による双方向チョッパ・トランスコンダ
クタンス増幅器に関連した波形図である。
【符号の説明】
12 発生手段を構成する入力フリップ・フロップ 40 発生手段を構成する比較器 42 発生手段を構成する比較器14、16、20〜36 決定手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−273893(JP,A) 特開 平3−78493(JP,A) 特開 昭63−92293(JP,A) 特開 昭61−121788(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ巻線に供給する電圧を制御して、
    上記モータ巻線を流れる電流を発生する双方向チョッパ
    ・トランスコンダクタンス増幅器であって、各サイクル内に第1時点及び該第1時点より後の第2時
    点を有するチョッパ同期入力信号でセットされ、 制御信
    号に応答した電圧を上記モータ巻線に供給する期間中
    上記モータ巻線を流れる電流の実際の振幅及び極性を表
    す検知電流と上記モータ巻線に流れる電流に対する所望
    振幅及び所望極性を表す命令電流入力とを比較してこの
    比較結果に応じてリセットされる上記制御信号を発生す
    る発生手段と、(a)上記リセットが上記チョッパ同期入力信号の現在
    のサイクルの第1時点の前に生じると共に、上記チョッ
    パ同期入力信号の前のサイクルの第2時点の前に生じた
    場合、又は(b)上記リセットが上記チョッパ同期入力
    信号の現在のサイクルの第2時点の前に生じると共に、
    上記モータ巻線に供給される電圧の極性を決める方向入
    力信号が上記チョッパ同期入力信号の前のサイクル及び
    現在のサイクルの間で切り替わった場合、上記チョッパ
    同期入力信号の次のサイクル期間中に上記方向入力信号
    を切り替える決定手段と を具える双方向チョッパ・トラ
    ンスコンダクタンス増幅器。
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