JP3278359B2 - パワーmosfetの電流検出方法 - Google Patents

パワーmosfetの電流検出方法

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秀行 雨海
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、可変速モータの
ドライバーや、UPSのインバータ、コンバータを構成
するパワーMOSFETを使用した回路に適用可能な電
流検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術によるパワーMOSFETの電
流検出方法としては、パワーMOSFETのソース端子
側にドロップ検出用抵抗を実装した回路やホールセンサ
による電流検出回路等がある。ホールセンサを設けた電
流検出回路によるパワーMOSFETの電流検出方法を
図3によって説明する。図3において、パワーMOSF
ET101のドレイン端子とソース端子間にはダイオー
ド111を介してメイン電源110が並列接続してあ
り、パワーMOSFET101のゲート端子は抵抗10
9とバッファ102を介してオペアンプ103の出力端
子に接続してある。オペアンプ103の反転入力端子に
は三角波キャリア104が接続してあり、非反転入力端
子にはPI補償回路105が接続してある。パワーMO
SFET101のソース端子側の出力回路には電流検出
用のホールセンサ108が設けてあり、このホールセン
サ108の検出信号は電流指令信号106と共に演算器
107に入力する。上述した回路構成により、ホールセ
ンサ108によって検出された電流信号は電流指令信号
106と演算器107において演算され、その演算結果
である出力信号はPI補償回路105を介してオペアン
プ103に入力し、三角波キャリア104と比較演算さ
れてパワーMOSFET101をオン・オフ制御するP
WMパルスを生成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
技術によるパワーMOSFETの電流検出方法では、パ
ワーMOSFETの出力回路にホールセンサやドロップ
検出用抵抗を挿入する必要があり、電流検出用の回路と
しては複雑であり、小型で安価な回路ではなかった。こ
の発明は、上述した従来技術における欠点を解消するた
めになされたものであって、小型で安価な回路であるば
かりでなく、パワーMOSFETのデューティ周波数も
任意に変更可能な回路を備えた電流検出方法を提供しよ
うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明によるパワーM
OSFETの電流検出方法は、パワーMOSFETのド
レイン端子にカソード側を接続したダイオードのアノー
ド側を第1のオペアンプの反転入力端子に接続すると共
に、前記パワーMOSFETのソース端子を抵抗を介し
て第1のオペアンプの非反転入力端子に接続し、さら
に、前記第1のオペアンプの出力信号と電流指令信号と
を第2のオペアンプに入力させ、その比較演算結果であ
る第2のオペアンプの出力信号を、ワンショット・マル
チとバッファを介してパワーMOSFETのゲート端子
に入力させ、パワーMOSFETがオンとなった時にお
けるドレイン〜ソース間の抵抗ドロップ電圧を利用して
パワーMOSFETの電流検出を行うものであり、ま
た、ワンショット・マルチによるタイミング調整によっ
てパワーMOSFETのデューティ周波数を任意に制御
できるようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図面を参照し
ながら説明する。図1は、この発明のパワーMOSFE
Tの電流検出方法を説明するための回路を示すブロック
図である。図1において、パワーMOSFET1のドレ
イン端子にカソード側を接続したダイオード9は、アノ
ード側を第1のオペアンプ5の反転入力端子に接続する
と共に抵抗15を介して第1のオペアンプ5の出力端子
に接続してあり、またパワーMOSFET1のソース端
子は抵抗14を介して第1のオペアンプ5の非反転入力
端子に接続してある。
【0006】第1のオペアンプ5の非反転入力端子には
分圧抵抗12と14を介して制御電源6の分圧が印加さ
れており、反転入力端子には抵抗13を介して制御電源
6の電圧が印加されている。第2のオペアンプ4の反転
入力端子には第1のオペアンプ5の出力端子が接続して
あり、非反転入力端子には電流指令信号7が接続してあ
る。さらに、第2のオペアンプ4の出力端子はワンショ
ット・マルチ3とバッファ2および抵抗11を介してパ
ワーMOSFET1のゲート端子に接続してある。
【0007】上述したように、パワーMOSFET1の
ドレイン端子にカソード側を接続したダイオード9のア
ノード側を第1のオペアンプ5の反転入力端子に接続し
た理由は、パワーMOSFET1がオンした時のドレイ
ン〜ソース間のドロップ電圧のみを第2のオペアンプ4
に電流信号として与えるためである。また、パワーMO
SFET1がオフした時における第1のオペアンプ5の
出力端子電圧がローレベルとなるように、ダイオード9
のアノード側を抵抗15を介して第1のオペアンプ
出力端子に接続してある。なお、第1のオペアンプ
非反転入力端子には、パワーMOSFET1のオン・オ
フを判別するに必要な電圧が抵抗12と14より成る
圧抵抗の片方の抵抗14を介して制御電源6から供給さ
れている。即ち、パワーMOSFET1がオンの時のド
レイン〜ソース間のドロップ電圧よりも、第1のオペア
ンプ5の非反転入力端子電圧を高く保つと共に、パワー
MOSFET1がオフした時に第1のオペアンプ5の反
転入力端子電圧よりも非反転入力端子電圧を低くするよ
うにしてある。
【0008】次に、図1に示す回路を利用してパワーM
OSFET1を流れる電流を検出する方法を説明する。
第1のコンパレータ5の夫々の入力端子には制御電源6
の直流電圧が印加してあり、またパワーMOSFET1
のドレイン端子とソース端子間にダイオード10を介し
てメイン直流電源8が並列接続してあるときは、パワー
MOSFET1のゲート回路を構成する各要素における
信号波形は図2に示すようになる。第1のオペアンプ5
の出力端(イ)における信号波形は、図2(a)に示す
ようになる。電流指令信号7の波形は任意に定めた一定
電圧の信号であって、図2(b)に示す通りである。第
2のオペアンプ4は、第1のオペアンプ5の出力信号と
電流指令信号7を反転入力端子と非反転入力端子に夫々
入力して、その出力端(ハ)における信号波形は図2
(c)のようになる。第2のオペアンプ4の出力信号
は、ワンショット・マルチ3に入力して、図2(c)に
示すパルスよりTだけ遅れたパルスを出力し、出力端
(ニ)における信号は図2(d)に示すようになる。バ
ッファ2の出力信号はワンショット・マルチ3の出力パ
ルスと同一形状の信号であって、図2(e)に示す通り
であり、抵抗11を介してパワーMOSFET1のゲー
ト端子に入力する。パワーMOSFET1は図2(e)
に示すゲート信号を入力してオン・オフ制御され、ドレ
イン端子(ヘ)における電圧波形は図2(f)のように
なる。
【0009】図2において、ワンショット・マルチ3の
出力信号波形におけるデッド・タイム時間Tは、パワー
MOSFET1のオフ期間と同一であるから、Tを調整
することによってパワーMOSFET1のデューティ周
波数を制御することが可能となる。また、パワーMOS
FET1がオン期間中におけるドレイン端子において検
出される電圧は、ドレイン〜ソース間におけるオン抵抗
ドロップである。パワーMOSFETの種類によってオ
ン抵抗は一定であるから、検出したオン抵抗ドロップを
導通電流に換算して表示することは容易である。パワー
MOSFETにおいては、オン抵抗ドロップはジャンク
ション温度に比例して若干大きくなる傾向がある。この
ことは、オン抵抗ドロップを換算して得られる導通電流
値を大きめに表示することになり、パワーMOSFET
の動作状況を監視する場合には、フェールセーフ特性を
有していることを意味する。
【0010】パワーMOSFETは可変速モータの駆動
回路、UPSを構成するインバータやコンバータ等に広
く使用されているが、この発明によるパワーMOSFE
Tの電流検出方法を用いると、ドロップ検出用抵抗、ホ
ールセンサの電流検出回路等を必要としない簡単で安価
な回路を構成できる。パワーMOSFETのオン抵抗ド
ロップはジャンクション温度が高くなるほど電流が増
し、電流検出センサとしてはプラス側に検出レベルがず
れるのでオーバ電流制御とならず、フェールセーフな制
御が可能となる。また、ゲート回路を構成するワンショ
ット・マルチのタイミングを調整することによってパワ
ーMOSFETのデューティ周波数を制御できるので、
電流ループ制御と組み合わせることによりPWM制御も
容易になる。
【0011】
【発明の効果】この発明によるパワーMOSFETの電
流検出方法は、パワーMOSFETのオン抵抗ドロップ
を検出する回路を設けることによって、検出した電圧を
電流値に変換させる方法である。このために、パワーM
OSFETのゲート回路を2つのオペアンプ、ワンショ
ット・マルチ、バッファ等によって構成し、簡単で小型
化が容易な安価な回路を実現できる。また、温度に対し
てフェールセーフな特性を備えているばかりでなく、ゲ
ート回路を構成するワンショット・マルチのタイミング
調整によってパワーMOSFETのデューティ周波数を
制御できるので、電流ループと組み合わせることにより
PWM制御が容易となる。温度変化により電流値に偏差
が出るが、速度制御等のマイナーループ制御に使用する
ことで解決可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】パワーMOSFETの電流検出方法を示すブロ
ック図。
【図2】波形図。
【図3】従来技術によるパワーMOSFETの電流検出
方法を示すブロック図。
【符号の説明】
1 パワーMOSFET 2 バッファ 3 ワンショット・マルチ 4 第2のオペアンプ 5 第1のオペアンプ 6 制御電源 7 電流指令信号 8 メイン直流電源 9,10 ダイオード 11,12,13,14,15 抵抗 16 負荷

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーMOSFETのドレイン端子にカ
    ソード側を接続したダイオード(9)のアノード側を第
    1のオペアンプの反転入力端子に接続すると共に抵抗
    (15)を介してその出力端子に接続し、さらに、第1
    のオペアンプの反転入力端子には制御電源電圧を抵抗
    (13)を介して与えておき、前記パワーMOSFET
    のソース端子側は前記制御電源電圧の基準側と接続して
    おくと共に前記第1のオペアンプの非反転入力端子に
    、前記制御電源の両端に並列接続した抵抗(12)と
    (14)より成る分圧抵抗の片方の抵抗(14)を介し
    て前記制御電源電圧を与えておき、さらに、前記第1の
    オペアンプの出力信号と電流指令信号とを比較演算する
    第2のオペアンプの出力信号を、ワンショット・マルチ
    とバッファを介して前記パワーMOSFETのゲート端
    子に入力させるゲート回路を設け、 前記パワーMOSFETがオンとなった時のみのドレイ
    ン〜ソース間の抵抗ドロップ電圧を利用して、パワーM
    OSFETを流れる電流を検出するようにしたことを特
    徴とするパワーMOSFETの電流検出方法。
  2. 【請求項2】 パワーMOSFETのゲート回路におけ
    るワンショット・マルチの出力パルス幅を任意に設定す
    ることにより、前記パワーMOSFETのデューティ周
    波数を制御するようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載のパワーMOSFETの電流検出方法。
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