JP2526442B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

Info

Publication number
JP2526442B2
JP2526442B2 JP3197127A JP19712791A JP2526442B2 JP 2526442 B2 JP2526442 B2 JP 2526442B2 JP 3197127 A JP3197127 A JP 3197127A JP 19712791 A JP19712791 A JP 19712791A JP 2526442 B2 JP2526442 B2 JP 2526442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
winding
voltage
pulse
triangular wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3197127A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0520814A (ja
Inventor
裕司 露口
徹 三浦
美弥 榎波
直記 菅田
禎 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teac Corp filed Critical Teac Corp
Priority to JP3197127A priority Critical patent/JP2526442B2/ja
Priority to US07/909,617 priority patent/US5260634A/en
Publication of JPH0520814A publication Critical patent/JPH0520814A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2526442B2 publication Critical patent/JP2526442B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P8/00Arrangements for controlling dynamo-electric motors of the kind having motors rotating step by step
    • H02P8/12Control or stabilisation of current
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S388/00Electricity: motor control systems
    • Y10S388/907Specific control circuit element or device
    • Y10S388/915Sawtooth or ramp waveform generator

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフロッピーディスク装置
又はこれに類似のデータ変換用ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスク装置はパソコン、ワ
ープロ等のシステムにおけるホスト装置に接続されて使
用される。従って、フロッピーディスク装置は独立に電
源回路を有さず、ホスト装置からの電力の供給を受け
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ホスト装置の電源回路
はスイッチングレギュレータ等の定電圧制御回路を具備
し、ここには多数の負荷が接続されている。定電圧制御
回路の出力電圧が一定に制御されたとしても、全部の負
荷の電圧が一定になるとは限らない。ステッピングモー
タの電圧変動が生じると、ステッピングモータの正方向
回転によるヘッド位置決めと逆方向回転によるヘッド位
置決めとの間に差が生じる。また、ステッピングモータ
の駆動電圧が高くなると、シーク動作に生じる騒音の増
大や消費電力の増大が生じる。
【0004】そこで、本発明の目的は、ステッピングモ
ータを正確に動作させ且つ電力損失を低減させることが
できるディスク装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、記録媒体ディスクを回転するためのディス
ク回転モータと、前記ディスクとの相対的走査運動で信
号を記録又は再生するための信号変換器と、前記信号変
換器を前記ディスクの半径方向に移動するためのもので
あり、複数の巻線を備えているステッピングモータと、
前記ステッピングモータの角運動を前記信号変換器の直
線運動に変換する運動方向変換手段と、直流電圧を供給
するための電源と、前記複数の巻線に選択的に励磁電流
を流すために前記電源と前記複数の巻線との間に接続さ
れた複数のスイッチング素子と、ステップパルスに基づ
いて励磁制御信号を形成し、前記スイッチング素子を制
御する制御回路とを備えたディスク装置において、シー
ク時に発生する前記ステップパルスの最も短い相互時間
間隔よりも短い周期を有して前記巻線の印加電圧を断続
するための断続制御パルスを形成する回路であり、前記
電源の電圧の変動に基づく前記巻線の電流変動を補償す
るように前記断続制御パルスのデューティ比又は周波数
を変えるための手段を有している断続制御パルス発生回
路と、前記断続制御パルス発生回路から得られる断続制
御パルスに応答して前記巻線の電圧を断続する手段とを
備えていることを特徴とするディスク装置に係わるもの
である。
【0006】なお、請求項2に示すように、断続制御パ
ルスを前記信号変換器を移動させる期間にほぼ対応させ
て発生させることが望ましい。更に具体的には、シーク
時における最後のステップパルスから読み出し開始まで
の区間中に断続制御パルスの発生を終了させることが望
ましい。また、起動特性を良くしたい場合には、請求項
3に示すように断続制御パルスの発生をシーク動作に同
期して直ちに開始せずに、ステップパルスが所定数発生
した後に開始してもよい。請求項4に示すように、ステ
ッピングモータの巻線を選択的に励磁するためのスイッ
チング素子に断続制御パルスを加えることが望ましい。
請求項5に示すように専用のチョッパー用スイッチング
素子を設け、ここに断続制御パルスを加えることができ
る。請求項6に示すように、断続制御パルス発生回路を
ディジタル三角波データ発生回路とディジタル・アナロ
グ変換器と基準電圧源とコンパレータとゲート回路で構
成することが望ましい。
【0007】
【作用】請求項1のディスク装置では、ステッピングモ
ータの電圧が断続制御されるので、ステッピングモータ
の電力制御が達成され、電圧変動を補償することができ
る。巻線に印加される電圧が断続されても、巻線のイン
ダクタンスによって平滑化された電流が流れる。請求項
2に示すように信号変換器の移動期間(シーク期間)に
対応させて断続制御すれば、シーク後のデータ読み取り
において断続制御に基づくノイズ成分がデータ読み取り
出力に混入しなくなる。請求項3に示すように、シーク
時における断続制御を遅延させれば、シーク開始時に連
続的に励磁することになり、大きなトルクを得ることが
可能になり、正確なステップ動作が可能になる。請求項
4に示すように、励磁のためのスイッチング素子を断続
制御に兼用すると、電力損失が少なくなる。請求項5に
示すように専用のチョッパー用スイッチング素子を使用
すると、制御回路が単純になる。請求項6に示すよう
に、ディジタル・アナログ変換器を電源に接続し、電源
電圧の変動によって三角波の振幅が変化するように構成
すれば、電圧検出回路又は電流検出回路を設けることが
不要になり、回路構成の単純化及び電力損失の低減が可
能になる。
【0008】
【実施例】次に、図1〜図5を参照して本発明の実施例
に係わるフロッピーディスク装置(FDD)を説明す
る。ホスト装置1に接続されたFDD2は、記録媒体磁
気ディスク3を回転するためのディスク回転モータ4a
を有する。ディスク3に対向して信号を変換する信号変
換器としての磁気ヘッド4はキャリッジ5に支持され、
ディスク3の半径方向に移動自在である。ヘッド4をデ
ィスク3の半径方向に移動させるためにバイポーラ型ス
テッピングモータ6が設けられ、このロータRTにリー
ドスクリュー7が結合されている。リードスクリュー7
はキャリッジ5に一体化された係合部材に係合し、ステ
ッピングモータ6の角運動(回転運動)をヘッド4の直
線運動に変換する。ステッピングモータ6は巻線W1、
W2 を有し、これ等を選択的に励磁することによりロー
タRTを正方向(時計回り方向)又は逆方向(反時計回
り方向)に回転させるように構成されている。なお、各
巻線W1 、W2 は複数の磁極に夫々分割配置されてい
る。ステッピングモータ6はバイポーラ型に構成されて
いるために、第1及び第2の巻線W1 、W2 に対応して
第1及び第2の駆動回路8、9が設けられ、これ等に巻
線W1 、W2 が夫々接続されている。また、各駆動回路
8、9は電源端子10とグランドとの間に接続されてい
る。ホスト装置1の中の電源(図示せず)に接続された
FDD電源端子10は直流電圧を供給するものであり、
スピンドルモータ4等の他の負荷にも電力を供給する。
従って、電源端子10の電圧は一定値であるとは限らな
い。
【0009】ステッピングモータ制御回路(分配回路)
11はホスト装置1のステップパルス出力ライン12に
NOT回路13を介して接続されていると共に、ホスト
装置1のステップ方向信号(デレクション信号)出力ラ
イン14に接続されている。ホスト装置1から発生する
ステップパルスとステップ方向信号はヘッド4をディス
ク3の所望トラックに移動させるためのシーク信号であ
る。制御回路11はステップパルスとステップ方向信号
に応答して周知の方法で第1〜第4のライン15、1
6、17、18にステッピングモータ励磁制御信号を出
力し、これ等を駆動回路8、9に与える。第1のライン
15には第1の巻線W1 に正方向電流を流すための制御
信号(以下、+A制御信号と言う)が送出され、第2の
ライン16には第1の巻線W1 に逆方向電流を流すため
の制御信号(以下、−A制御信号と言う)が送出され、
第3のライン17には第2の巻線W2 に正方向電流を流
すための制御信号(以下、+B制御信号と言う)が送出
され、ライン18には第2の巻線W2 に逆方向電流を流
すための制御信号(以下、−B制御信号と言う)が送出
される。+A、−A、+B、−B制御信号は周知な制御
信号であるので、詳しい説明は省略する。
【0010】駆動回路8、9は制御回路11の他にPW
M信号発生回路27にも接続されている。PWM信号発
生回路27は、励磁電流を安定化させるためのパルス幅
変調(PWM)制御信号を発生する。PWM信号発生回
路27はホスト装置1から導出されたクロックパルスラ
イン19に接続されていると共に、電源端子10に接続
されている。また、PWM信号発生回路27からPWM
制御信号を発生させる期間を決定するために第1のリト
リガブル(再トリガ可能)モノマルチバイブレータ(M
MV)20がNOT回路13の出力ライン21とPWM
信号発生回路20との間に設けられている。このリトリ
ガブルMMV20はホスト装置1のライン12に発生す
る図5の(A)に示すステップパルスをNOT回路13
で反転したものでトリガされる。このMMV20の出力
パルスの持続時間T2 はシーク時のステップパルスの発
生周期T1 よりも大きく設定されている。従って、ステ
ップパルスが連続的に複数発生した場合には、各ステッ
プパルスでトリガされ、最後のステップパルスからT2
時間後に出力パルスが低レベルに戻る。この実施例では
T2 が約6msec に設定されている。この時間T2 は最
後のステップパルスから信号の読み取り開始までの最も
短い時間にほぼ一致している。これにより、信号読み取
り中のPWM制御が禁止され、PWM制御に基づくノイ
ズ成分が読み取り出力に含まれなくなる。
【0011】ライン21と各駆動回路8、9との間に接
続された第2のリトリガブルMMV22は、ステッピン
グモータ6の駆動期間を決定するためのものであり、第
5図の(C)に示すパルスを発生する。この第2のMM
V22は第1のMMV20と同様にステップパルスに応
答して出力パルスを発生し、シーク時の最後のパルスか
ら時間T3 後に低レベルに戻る。時間T3 はT2 よりも
幾らか長い例えば25msec である。従って、第1のM
MV20の出力パルスが低レベルに戻った後に第2のM
MV22の出力が低レベルに戻る。第2のMMV22の
出力パルスの発生期間はステッピングモータ6の駆動期
間に対応するので、これ以外の期間ではステッピングモ
ータ6が非動作となり、電力損失が生じない。シーク動
作終了後にステッピングモータ6の付勢が中断されて
も、ステッピングモータ6とヘッド4との間にリードス
クリュー7が介在しているので、ディテント(detent)
トルクが比較的大きく、ヘッド4の位置ずれが発生しな
い。勿論、必要に応じて第2のMMV22による制御を
省いてステッピングモータ6を非シーク期間も付勢して
保持トルクを得てもよい。
【0012】図2は図1の第1の駆動回路8及びPWM
パルス発生回路27を詳しく示す。なお、第2の駆動回
路9は第1の駆動回路8と実質的に同一に構成されてい
るので、図示が省略されている。第1の巻線W1 は第1
〜第4のスイッチング素子としてのトランジスタQ1 〜
Q4 を介して電源端子10とグランドとの間に接続され
ている。即ち、第1〜第4のトランジスタQ1 、Q2 、
Q3 、Q4 から成るブリッジ回路に第1の巻線W1 が接
続されている。更に詳細には、巻線W1 の一端と電源端
子10との間に第1のトランジスタQ1 が接続され、巻
線W1 の一端とグランドとの間に第2のトランジスタQ
2 が接続され、巻線W1 の他端と電源端子10との間に
第3のトランジスタQ3 が接続され、巻線W1 の他端と
グランドとの間に第4のトランジスタQ4 が接続されて
いる。なお、トランジスタの制御回路を簡単にするため
に第1及び第3のトランジスタQ1 、Q3 をPNP型と
し、第2及び第4のトランジスタQ2 、Q4 をNPN型
としている。各トランジスタQ1 〜Q4 には逆並列保護
用にダイオードD1 〜D4 が接続されている。図1に示
した制御回路(分配回路)11の+A制御信号ライン1
5は第1のNANDゲート23を介して第1のトランジ
スタQ1 のベースに接続されていると共に、第1のAN
Dゲート24を介して第4のトランジスタQ4 のベース
に接続されている。−A制御信号ライン16は第2のN
ANDゲート25を介して第3のトランジスタQ3 のベ
ースに接続されていると共に、第2のANDゲート26
を介して第2のトランジスタQ2 のベースに接続されて
いる。
【0013】断続制御パルス発生回路としてのPWMパ
ルス発生回路27は、三角波発生回路28と、基準電圧
源29と、コンパレータ30と、ANDゲート31とか
ら成る。三角波発生回路28はカウンタ32と積算型デ
ィジタル・アナログ変換器(DAC)33とから成り、
一定周期で三角波を発生する。カウンタ32はクロック
ライン19に接続されており、クロックパルスを所定値
まで計数することを繰返す。即ち、カウンタ32は5ビ
ットの出力端子を有するものであり、[11111]ま
で計数したら[00000]に戻るように構成されてい
る。DAC33はカウンタ32に接続されており、カウ
ンタ32から得られる5ビットの三角波データをアナロ
グ三角波に変換する。このDAC33の電源端子34は
ステッピングモータ6と同一の電源端子10に接続され
ている。従って、電源端子10の電圧が変化すると、D
AC33の出力三角波の振幅も変化する。これにより、
特別に電源電圧を検出して三角波の振幅を制御する回路
を設けることなしに、三角波の振幅を電源電圧に対応し
て変化させることができる。なお、DAC33はステッ
プパルスの周期T1 よりも十分に短い周期で三角波を発
生する。コンパレータ30の一方の入力端子はDAC3
3に接続され、他方の入力端子は基準電圧源29に接続
されている。図3はコンパレータ30の入出力を示すも
のであり、DAC33から得られた三角波Vt と基準電
圧源29から得られた基準電圧Vr とを比較してPWM
信号Vp を出力することを示している。電源電圧が低下
すると、破線で示すように三角波Vt の振幅が低下し、
PWM信号の低レベル期間が短くなり、高レベルのPW
Mパルスのデューティ比が大きくなる。
【0014】ANDゲート31の第1の入力端子は第1
のスイッチS1 を介してコンパレータ30に接続され、
第2の入力端子は図1の第2のMMV22に接続されて
いる。また、ANDゲート31の第1の入力端子は第2
のスイッチS2 と抵抗R1 を介して電源端子10に接続
されている。第1及び第2のスイッチS1 、S2 の制御
端子は図1の第1のMMV20に接続され、MMV20
の高レベルの出力に応答して第1のスイッチS1 がオン
になり、低レベル出力に応答して第2スイッチS2 がオ
ンになる。従って、図5の(B)(C)に示す2つのM
MV20、22の出力が夫々高レベルの期間にのみAN
Dゲート31からPWM信号が発生する。ANDゲート
31の出力端子は第1及び第2のANDゲート24、2
6に接続されている。第2のMMV22の出力端子はA
NDゲート31の他にNANDゲート23、25に夫々
接続されている。
【0015】
【動作】図5の(A)に示すようにt1 時点でホスト装
置1からシークのための複数のステップパルスが発生
し、且つ正方向ステップ(ステップイン)を示すステッ
プ方向信号が発生したとすれば、制御回路11は図5の
(D)(E)(F)(G)に示す+A制御信号、−A制
御信号、+B制御信号、−B制御信号をライン15、1
6、17、18に夫々出力する。−A及び−B制御信号
は+A及び+B制御信号の実質的に位相反転信号であ
る。しかし、トランジスタQ1、Q2 が同時にオンにな
ること及びトランジスタQ3 、Q4 が同時にオンになる
ことを防ぐために、t1 〜t2 、t3 〜t4 、t5 〜t
6 、t7 〜t8 、t9 〜t10に示すように各制御信号間
に休止期間がある。t2 〜t5期間には第1のNAND
ゲート23の2つの入力が共に高レベルになるので、こ
の出力が低レベルになり、PNP型の第1のトランジス
タQ1 がオンになる。t1 〜t11期間には2つのMMV
20及び22の出力が高レベルであるので、コンパレー
タ30から得られるPWM信号はANDゲート31を通
過する。ANDゲート31から得られたPWM信号はA
NDゲート24、26の入力となる。t2 〜t5 期間で
は+A制御信号が高レベル、−A制御信号が低レベルで
あるので、第1のANDゲート24のみをPWN制御信
号が通過する。この結果、第4のトランジスタQ4 がP
WM制御信号の高レベル期間にオンになる。t2 〜t5
区間ではQ2 、Q3がオフ、Q1 がオン、Q4 がPWM
制御信号による断続動作となる。従って、t2 〜t5 期
間に電源端子10と第1のトランジスタQ1 と第1の巻
線W1 と第4のトランジスタQ4 とグランドとから成る
回路が断続的に形成される。これにより、巻線W1 には
図2で左から右の正方向電流が流れる。図5の(H)で
は巻線W1 の電圧の断続が多数の縦線で示されている
が。実際には図4に示すように示すことができる。
【0016】t6 〜t9 期間では+A制御信号が低レベ
ル、−A制御信号が高レベルになるので、NANDゲー
ト23の出力は高レベルになり、第1のトランジスタQ
1 はオフ状態になる。また、ANDゲート24の出力が
低レベルになるので、第4のトランジスタQ4 がオフ状
態になる。一方、NANDゲート25の出力は低レベル
になり、第3のトランジスタQ3 がオンになる。また、
ANDゲート26をPWM制御信号が通過することが可
能になり、ANDゲート31から得られたPWM制御信
号がANDゲート26を介して第2のトランジスタQ2
のベースに印加され、第2のトランジスタQ2 がオン・
オフ動作する。第2及び第3のトランジスタQ2 、Q3
のオン期間には、電源端子10と第3のトランジスタQ
3 と巻線W1 と第2のトランジスタQ2 とグランドとか
ら成る回路で巻線W1 に右から左向きの逆方向電流が流
れる。巻線W1 に逆方向電流が流れている時には、これ
が分割されて巻回されている複数の極に今迄とは逆の向
きの磁極を発生する。図1に示す第2の巻線W2 は複数
の磁極に分割されて第1の巻線W1 と交互に配置されて
いる。この第2の巻線W2 を駆動するための第2の駆動
回路9には図5の(F)(G)に示す+B及び−B制御
信号が供給される。シークのための最後のステップパル
スがt9 時点で発生すると、ここからT2 後に図5の
(B)に示す第1のMMV20の出力が低レベルにな
り、コンパレータ30の出力段の第1のスイッチS1 が
オフになり、代って第2のスイッチS2 がオンになって
ANDゲート31に高レベル信号が入力し、ANDゲー
ト31の出力を連続的に高レベルに保つ。このため、t
11〜t12区間では第1及び第4のトランジスタQ1 、Q
4 が連続的にオンになり、PWM駆動によるノイズが発
生しない。従って、t11以後のデータの読み取り出力に
PWM駆動に基づくノイズが混入しない。t12時点でM
MV22の出力が低レベルに転換すると、NANDゲー
ト23、25の出力は高レベル、ANDゲート24、2
6の出力は低レベルとなり、4つのトランジスタQ1 〜
Q4 がオフになる。
【0017】電源端子10の電圧が変化すると、コンパ
レータ30から出力されるPWMパルスのデューティ比
が変化し、トランジスタQ2 又はQ4 のオン・オフがこ
れに応答して変化し、巻線W1 に流れる電流が制御さ
れ、電源電圧の変化が補償される。これにより、正確な
シークが可能になる。また、巻線W1 に必要以上に大き
な電流が流れないので、ステッピングモータ6の騒音が
小さくなり、電力損失も小さくなる。
【0018】
【別の実施例】次に、図6及び図7を参照して別の実施
例のディスク装置を説明する。この実施例のディスク装
置の全体の構成は図1と実質的に同一であり、図1及び
図2のPWM信号発生回路27のみを図6に示すPWM
信号発生回路27aに変更したものである。従って、図
6において図2と共通する部分には同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0019】図6のPWM信号発生回路27aは、新た
にカウンタ40とフリップフロップ41とトリガ回路4
2とを有する。カウンタ40の入力端子は図1のステッ
プパルスライン21に接続されている。このカウンタは
図7の(A)に示すステップパルスを4個計数した時に
図7に示すトリガ出力を発生する。フリップフロップ4
1のセット端子はカウンタ40に接続され、リセット端
子はトリガ回路42に接続され、出力端子はスイッチS
1 、S2 の制御端子に接続されている。トリガ回路42
は図1に示したMMV20に接続され、MMV20から
得られる図7の(C)に示す高レベルパルスの後縁(立
下り)に応答して図7の(D)に示すトリガパルスを発
生する。このトリガパルスはフリップフロップ41にリ
セット信号として与えられると共にカウンタ40のリセ
ット端子にも与えられる。
【0020】図6においてフリップフロップ41は、シ
ーク時の最初のステップパルスの発生時点t1 に同期し
てセットされずに、少し遅れたt2 時点でセットされ、
これをt3 時点まで維持し、図7の(E)に示す出力パ
ルスを発生する。第1のスイッチS1 はフリップフロッ
プ41のt2〜t3 の高レベル出力に応答してオンにな
り、第2のスイッチS2 はフリップフロップ41の低レ
ベル出力に応答してオンになる。この結果、t1 〜t2
期間にはコンパレータ30から得られるPWM信号はA
NDゲート31に入力せず、代って第2のスイッチS2
を介して高レベル信号が入力する。この結果、t1 〜t
2 期間のANDゲート31の出力は高レベルになり、第
2又は第4のトランジスタQ2 又はQ4 が断続的に動作
せずに連続的に動作する。換言すれば、デューティ比が
100%の制御になる。この時、第1又は第3のトラン
ジスタQ1 又はQ3 も連続的にオン状態にあるので、巻
線W1 に対する電圧印加が連続的になり、巻線W1 に十
分な電流が流れる。これにより、ステッピングモータ6
はリードスクリュー7を介してヘッド4を確実に移動す
る。ステッピングモータ6の起動後は大きな電流を要求
しないので、PWM制御によって必要最小限の電流を巻
線W1 、W2 に流す。この結果、電力損失が少なくな
る。この実施例において、ヘッド4の移動量が少ない場
合には、PWM制御を伴なわないでステッピングモータ
6が駆動される。図7のt1 〜t2 区間における巻線W
1 、W2 の電流レベルを図2の回路と同一に設定したと
仮定すれば、図7のt2 〜t3 期間の巻線W1 、W2 の
電流レベルはt1 〜t2 よりも低いので、図7の回路の
電力損失は図2の回路よりも小さくなる。また、図7の
t2 〜t3 区間の巻線W1 の電流レベルを図2の回路と
同一に設定したと仮定すれば、図7のt1 〜t2 期間
(起動期間)に十分な電流が巻線W1 、W2 に流れるの
で、トルク不足によるステッピングモータ6の誤動作
(ステップ送り不良)が発生しなくなる。
【0021】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。(1) ステ
ッピングモータ6に図8に示すように複数の巻線W1 、
W2 、W3 、W4 を設け、これ等に直列にスイッチング
素子(トランジスタ)Q1 、Q2、Q3 、Q4 を接続
し、巻線W1 〜W4 には単一方向の電流を流してユニポ
ーラ駆動することができる。図8の場合にもトランジス
タQ1 〜Q4 を励磁期間に連続的にオンにせずに、PW
M制御することが望ましい。(2) 図8に示すように
電源端子10とステッピングモータ6の巻線W1 〜W4
との間にチョッパー用スイッチ50を接続し、図2のA
NDゲート31の出力によってスイッチ50をPWM制
御し、スイッチング素子Q1 〜Q4は励磁期間に連続的
にオンにしてもよい。なお、図2に示すようにステッピ
ングモータ6をバイポーラ駆動する場合においても、ス
テッピングモータ6と電源端子10との間に専用のチョ
ッパー用スイッチを設け、これをPWM制御することが
できる。 (3) 図2、及び図6に示すようにコンパ
レータ30の出力段においてPWM信号の発生期間を制
御する代りに、コンパレータ30の三角波入力又は基準
電圧を制御してPWM信号の発生期間を制御してもよ
い。例えば、図3において基準電圧Vr のレベルを切り
換えてこれを三角波Vt のピークよりも高くすることに
よってコンパレータ30から高レベル出力を連続的に発
生させることができる。 (4) 図2では三角波の振
幅を電源電圧の変化に対して単に追従させているが、こ
の代りに、電源端子10の電圧を検出するための電圧検
出回路を設け、これによる検出電圧と基準電圧との比較
で誤差信号を得、この誤差信号を使用して三角波の振幅
を変えるようにすることができる。また、三角波発生回
路28から一定振幅の三角波を発生させ、この代りに基
準電圧源29の電圧を電源端子10の電圧の変化に応じ
て変えることができる。また、ステッピングモータ6の
電流を検出し、定電流化するようにPWM制御すること
ができる。(5) 図2の4つのトランジスタQ1 〜Q
4 を同一導電型にすることができる。(6) PWM信
号発生回路27の代りに、FM信号発生回路を使用する
ことができる。FM信号発生回路の場合には出力パルス
の幅は一定に保ち、電源端子10の電圧に反比例的に出
力パルスの繰返し周波数を変える。これにより、出力パ
ルス列におけるオン期間とオフ期間の割合が変化し、P
WM制御と同様に巻線W1 、W2 の電流制御が可能にな
る。(7) 図2において、トランジスタQ1 とQ4 又
はトランジスタQ2 とQ3を同時にPWM制御すること
ができる。
【0022】
【発明の効果】上述から明らかなように各請求項の発明
によれば、ステッピングモータの電源電圧の変化による
電流の変化の補償を電力損失の増大をほとんど伴なわず
に達成することができる。請求項2の発明によれば、断
続制御が限定された期間のみ行われるので、断続制御に
基づいて発生するノイズの読み取り出力に対する混入を
防ぐことができる。 請求項3の発明によれば、起動時
におけるステッピングモータの確実な動作又は起動後に
おける電力損失の低減が可能になる。請求項4の発明に
よれば、励磁用スイッチング素子を断続制御に兼用する
ので、電力損失が極めて少なくなる。請求項5の発明に
よれば、断続制御の回路構成が簡単になる。請求項6の
発明によれば、三角波の振幅を電源電圧に対応させて変
化させるので、電圧補償を行うためのPWM信号を容易
に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるフロッピーディスク装
置を示すブロック図である。
【図2】図1のPWM信号発生回路及び駆動回路を示す
回路図である。
【図3】図2のコンパレータの入出力を示す波形図であ
る。
【図4】図2の巻線の電圧を示す波形図である。
【図5】図1及び図2の各部の状態を示す波形図であ
る。
【図6】別の実施例のPWM信号発生回路及び駆動回路
を示す回路図である。
【図7】図6の各部の状態を示す波形図である。
【図8】変形例の駆動回路を示す図である。
【符号の説明】
1 ホスト装置 3 ディスク 6 ステッピングモータ 7 リードスクリュー 8 駆動回路 10 電源端子 27 PWM信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅田 直記 東京都武蔵野市中町3丁目7番3号 テ イアック株式会社内 (72)発明者 寺田 禎 東京都武蔵野市中町3丁目7番3号 テ イアック株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−303396(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体ディスクを回転するためのディ
    スク回転モータと、 前記ディスクとの相対的走査運動で信号を記録又は再生
    するための信号変換器と、 前記信号変換器を前記ディスクの半径方向に移動するた
    めのものであり、複数の巻線を備えているステッピング
    モータと、 前記ステッピングモータの角運動を前記信号変換器の直
    線運動に変換する運動方向変換手段と、 直流電圧を供給するための電源と、 前記複数の巻線に選択的に励磁電流を流すために前記電
    源と前記複数の巻線との間に接続された複数のスイッチ
    ング素子と、 ステップパルスに基づいて励磁制御信号を形成し、前記
    スイッチング素子を制御する制御回路とを備えたディス
    ク装置において、 シーク時に発生する前記ステップパルスの最も短い相互
    時間間隔よりも短い周期を有して前記巻線の印加電圧を
    断続するための断続制御パルスを形成する回路であり、
    前記電源の電圧の変動に基づく前記巻線の電流変動を補
    償するように前記断続制御パルスのデューティ比又は周
    波数を変えるための手段を有している断続制御パルス発
    生回路と、 前記断続制御パルス発生回路から得られる断続制御パル
    スに応答して前記巻線の電圧を断続する手段とを備えて
    いることを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記断続制御パルス発生回路が、前記ス
    テッピングモータの駆動に基づいて前記信号変換器を移
    動させる期間にほぼ対応させて前記断続制御パルスを発
    生するように形成されていることを特徴とする請求項1
    記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記断続制御パルス発生回路が、シーク
    時に前記ステップパルスが所定数発生した後に前記断続
    制御パルスを発生させるための立上り遅延手段を有して
    いることを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記巻線の電圧を断続する手段は、前記
    複数のスイッチング素子の全部又は一部を前記断続制御
    パルスによってオン・オフする回路である請求項1記載
    のディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記巻線の電圧を断続する手段は、前記
    電源と前記巻線との間に接続され、前記断続制御パルス
    に応答してオン・オフするチョッパー用スイッチング素
    子である請求項1記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記断続制御パルス発生回路は、 ディジタル三角波データ発生回路と、 前記電源と前記ディジタル三角波データ発生回路とに接
    続され、前記三角波データ発生回路から発生したディジ
    タル三角波データをアナログ三角波に変換し、前記電源
    の電圧に対応した振幅を有するアナログ三角波を出力す
    るディジタル・アナログ変換器と、 基準電圧源と、 前記ディジタル・アナログ変換器から得られたアナログ
    三角波と前記基準電圧源から得られた基準電圧とを比較
    してパルス幅変調パルスを出力するコンパレータと、 前記コンパレータから得られた前記パルス幅変調パルス
    を前記巻線の励磁が要求されている期間に対応して出力
    させるためのゲート回路とから成ることを特徴とする請
    求項1記載のディスク装置。
JP3197127A 1991-07-11 1991-07-11 ディスク装置 Expired - Lifetime JP2526442B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3197127A JP2526442B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 ディスク装置
US07/909,617 US5260634A (en) 1991-07-11 1992-07-07 Constant current driving system for a stepper motor in rotating disk

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3197127A JP2526442B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 ディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0520814A JPH0520814A (ja) 1993-01-29
JP2526442B2 true JP2526442B2 (ja) 1996-08-21

Family

ID=16369195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3197127A Expired - Lifetime JP2526442B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 ディスク装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5260634A (ja)
JP (1) JP2526442B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0746895A (ja) * 1993-07-29 1995-02-14 Canon Inc ステッピングモータ駆動回路
JPH07107789A (ja) * 1993-09-29 1995-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd フロッピーディスク装置
US9658644B2 (en) * 2014-10-06 2017-05-23 S-Printing Solution Co., Ltd. CRUM unit mountable in consumable unit of image forming apparatus and image forming apparatus using the same

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61189198A (ja) * 1985-02-15 1986-08-22 Teac Co ステッピングモータの駆動装置
JP2576482B2 (ja) * 1987-01-20 1997-01-29 オムロン株式会社 直流モ−タ速度制御回路
JPS63159932U (ja) * 1987-04-09 1988-10-19
US5017854A (en) * 1990-10-29 1991-05-21 Hughes Aircraft Company Variable duty cycle pulse width modulated motor control system

Also Published As

Publication number Publication date
US5260634A (en) 1993-11-09
JPH0520814A (ja) 1993-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5210474A (en) Digital-analog driver for brushless D.C. spindle motor
US6236174B1 (en) Method and apparatus for driving a polyphase, brushless DC motor
JP4010912B2 (ja) モータ駆動制御回路及びモータ駆動装置
JP3250599B2 (ja) ブラシレスモ−タ
US7466093B2 (en) Motor drive unit and electric apparatus having a motor
US5898283A (en) Voltage feedforward control system for a spindle motor of a disk drive
JP2526442B2 (ja) ディスク装置
JP4860980B2 (ja) モータ駆動回路およびそれを用いたディスク装置
JP3681094B2 (ja) モータ駆動装置
JP2717498B2 (ja) 双方向チョッパ・トランスコンダクタンス増幅器
JPH1118474A (ja) モータ駆動回路
US6008611A (en) Method and system for driving a three-phase motor in a mass storage device
US5630008A (en) Control circuit for driving motor with reduced power consumption and disk unit having the control circuit
JPH0345992B2 (ja)
JP3346633B2 (ja) ディスク装置
KR900007694B1 (ko) 스텝핑 모터 제어 회로
JP4136368B2 (ja) Dcブラシレスモータの並列駆動回路
JPH0634620B2 (ja) ブラシレスモ−タ
JPH0632799Y2 (ja) ブラシレスモ−タの起動回路
JP2822831B2 (ja) ステッピングモ−タ制御装置
JPH01264596A (ja) ステッピングモータ制御装置
JPH0632798Y2 (ja) ブラシレスモ−タの起動回路
KR19980016860A (ko) 피드백을 이용한 스텝모터 제어방법 및 그 회로
JPS59153485A (ja) 直流モ−タサ−ボ装置
JPH07123357B2 (ja) ブラシレスモ−タの起動回路