JPH07107789A - フロッピーディスク装置 - Google Patents
フロッピーディスク装置Info
- Publication number
- JPH07107789A JPH07107789A JP5242455A JP24245593A JPH07107789A JP H07107789 A JPH07107789 A JP H07107789A JP 5242455 A JP5242455 A JP 5242455A JP 24245593 A JP24245593 A JP 24245593A JP H07107789 A JPH07107789 A JP H07107789A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- step motor
- exciting current
- current
- exciting
- floppy disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/54—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
- G11B5/55—Track change, selection or acquisition by displacement of the head
- G11B5/5521—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
- G11B5/5526—Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フロッピーディスク装置において、ステップ
モータの内部コイルから発生する自己誘導による逆起電
圧による電源ラインへのノイズを低減させ、ステップモ
ータの回転変動の誘発を防止する。 【構成】 ステップモータの励磁電流を遮断する際、あ
るいはチョッピングで電流低減する際、あるいは励磁電
流の励磁相を切り換える際において、ＰＷＭタイミング
作成回路６からのタイミング信号ｔ１、ｔ２、ｔ３によ
りＰＷＭ制御を行なう。ＰＷＭ制御によりモータコイル
の電流を徐々に減らした後、励磁電流を遮断し、あるい
は電流を一定にし、あるいは励磁電流の励磁相を切り換
える。励磁電流を徐々に低減させることにより、モータ
コイルに自己誘導で発生する逆起電圧を抑制する。
モータの内部コイルから発生する自己誘導による逆起電
圧による電源ラインへのノイズを低減させ、ステップモ
ータの回転変動の誘発を防止する。 【構成】 ステップモータの励磁電流を遮断する際、あ
るいはチョッピングで電流低減する際、あるいは励磁電
流の励磁相を切り換える際において、ＰＷＭタイミング
作成回路６からのタイミング信号ｔ１、ｔ２、ｔ３によ
りＰＷＭ制御を行なう。ＰＷＭ制御によりモータコイル
の電流を徐々に減らした後、励磁電流を遮断し、あるい
は電流を一定にし、あるいは励磁電流の励磁相を切り換
える。励磁電流を徐々に低減させることにより、モータ
コイルに自己誘導で発生する逆起電圧を抑制する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録を行うための
ヘッドキャリッジをステップモータの駆動により磁気デ
ィスクの半径方向に移動させるようにしたフロッピーデ
ィスク装置に関する。
ヘッドキャリッジをステップモータの駆動により磁気デ
ィスクの半径方向に移動させるようにしたフロッピーデ
ィスク装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のフロッピーディスク装置
（以下、ＦＤＤと略称する）においては、ステップモー
タに励磁電流を流し、ステップモータの回転角を制御し
て回転させることにより、磁気記録を行うためのヘッド
キャリッジを磁気ディスクの半径方向に所定距離移動さ
せるように構成されている。
（以下、ＦＤＤと略称する）においては、ステップモー
タに励磁電流を流し、ステップモータの回転角を制御し
て回転させることにより、磁気記録を行うためのヘッド
キャリッジを磁気ディスクの半径方向に所定距離移動さ
せるように構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ステップモータの励磁
電流は、ＦＤＤインタフェース信号であるステップ信号
の受取り後から一定時間である１０ｍｓ〜１８ｍｓ程度
の時間、流していた。
電流は、ＦＤＤインタフェース信号であるステップ信号
の受取り後から一定時間である１０ｍｓ〜１８ｍｓ程度
の時間、流していた。
【０００４】図４は従来例におけるステップ信号の受取
り後からの励磁電流のタイミング説明図である。図４に
おいて、ｔａはステップ信号からＦＤＤ内部で発生させ
るサブステップ信号までの間の励磁電流時間である。ｔ
ｂはサブステップ時間からステップモータが停止した
後、励磁電流を遮断するまでの時間である。ｔｃはステ
ップモータの内部コイルが自己誘導で発生する逆起電圧
で、グランドから電源に向かって流れる電流の期間であ
る。電源ノイズは励磁相切り換え時と、励磁電流遮断時
に発生する。
り後からの励磁電流のタイミング説明図である。図４に
おいて、ｔａはステップ信号からＦＤＤ内部で発生させ
るサブステップ信号までの間の励磁電流時間である。ｔ
ｂはサブステップ時間からステップモータが停止した
後、励磁電流を遮断するまでの時間である。ｔｃはステ
ップモータの内部コイルが自己誘導で発生する逆起電圧
で、グランドから電源に向かって流れる電流の期間であ
る。電源ノイズは励磁相切り換え時と、励磁電流遮断時
に発生する。
【０００５】図５にステップモータの内部コイルから発
生する電流ノイズ経路を示す。図５に示すように、ステ
ップモータの励磁電流は、電源Ｖｐｓからトランジスタ
ＴｒＡを通り、コイルＬを経由してトランジスタＴｒＤ
からグランドＧＮＤへ流れる。これとは逆方向に電流を
流す際には、電源ＶｐｓからトランジスタＴｒＣを通
り、コイルＬを経由してトランジスタＴｒＢからグラン
ドＧＮＤへ流れる。そして、トランジスタＴｒＣとＴｒ
Ｂがオンの際、実線で示すように電流ｉが流れ、その
後、トランジスタをオフにした際、コイルＬは電流を流
し続ける作用があるために、グランドＧＮＤから接続さ
れているダイオードＴｒＤを通り、電源Ｖｐｓに向かっ
て破線で示す経路で電流ｉ′が流れる。この電流が電源
ノイズとなり、ＦＤＤ内部の他の回路の電源に重畳し、
信頼性の劣化を招く。
生する電流ノイズ経路を示す。図５に示すように、ステ
ップモータの励磁電流は、電源Ｖｐｓからトランジスタ
ＴｒＡを通り、コイルＬを経由してトランジスタＴｒＤ
からグランドＧＮＤへ流れる。これとは逆方向に電流を
流す際には、電源ＶｐｓからトランジスタＴｒＣを通
り、コイルＬを経由してトランジスタＴｒＢからグラン
ドＧＮＤへ流れる。そして、トランジスタＴｒＣとＴｒ
Ｂがオンの際、実線で示すように電流ｉが流れ、その
後、トランジスタをオフにした際、コイルＬは電流を流
し続ける作用があるために、グランドＧＮＤから接続さ
れているダイオードＴｒＤを通り、電源Ｖｐｓに向かっ
て破線で示す経路で電流ｉ′が流れる。この電流が電源
ノイズとなり、ＦＤＤ内部の他の回路の電源に重畳し、
信頼性の劣化を招く。
【０００６】また、ステップモータの励磁相の切り換え
を行なう際には、モータコイルの電流方向を逆に流すこ
とになるが、当然、モータコイルには自己誘導で発生す
る逆起電圧があるため、同様のノイズが発生する。
を行なう際には、モータコイルの電流方向を逆に流すこ
とになるが、当然、モータコイルには自己誘導で発生す
る逆起電圧があるため、同様のノイズが発生する。
【０００７】また、ステップモータの励磁電流を切り換
えるには、ステップモータの電源電圧を切り換えること
により制御し、若しくはステップモータの電源に接続さ
れた付加抵抗とトランジスタにより制御し、若しくはチ
ョッピングで制御していた。しかしながら、前者の２方
式では、回路の増設が必要であり、一方、後者の方式で
は、励磁電流遮断時において、モータコイルの自己誘導
で発生するノイズが発生する問題がある。
えるには、ステップモータの電源電圧を切り換えること
により制御し、若しくはステップモータの電源に接続さ
れた付加抵抗とトランジスタにより制御し、若しくはチ
ョッピングで制御していた。しかしながら、前者の２方
式では、回路の増設が必要であり、一方、後者の方式で
は、励磁電流遮断時において、モータコイルの自己誘導
で発生するノイズが発生する問題がある。
【０００８】図６にチョピングによる励磁電流低減のタ
イミングを示し、図７に励磁電流低減によるステップモ
ータおよびヘッドキャリッジの挙動特性を示す。
イミングを示し、図７に励磁電流低減によるステップモ
ータおよびヘッドキャリッジの挙動特性を示す。
【０００９】図４に示すように励磁電流として最大電流
を流し続けた際のステップモータの挙動は、図７に実線
で示すように減衰振動特性を示す。この減衰振動が発生
したままでステップ信号が続けてＦＤＤに加えられる
と、ステップモータとヘッドキャリッジは振動により騒
音を発生する。そこで、図６に示すように、減衰振動が
発生する時間ｔｄに励磁電流を低減すると、減衰振動は
ダンピングされ、図７に点線で示すような挙動になる。
この事から騒音の低減ができる。しかしながら、チョッ
ピング方式では励磁電流のオン、オフを繰り返すため、
ステップモータのコイルからノイズが発生し、電源ノイ
ズとなる。
を流し続けた際のステップモータの挙動は、図７に実線
で示すように減衰振動特性を示す。この減衰振動が発生
したままでステップ信号が続けてＦＤＤに加えられる
と、ステップモータとヘッドキャリッジは振動により騒
音を発生する。そこで、図６に示すように、減衰振動が
発生する時間ｔｄに励磁電流を低減すると、減衰振動は
ダンピングされ、図７に点線で示すような挙動になる。
この事から騒音の低減ができる。しかしながら、チョッ
ピング方式では励磁電流のオン、オフを繰り返すため、
ステップモータのコイルからノイズが発生し、電源ノイ
ズとなる。
【００１０】このように従来においては、ステップモー
タの励磁電流を遮断する際、あるいはチョッピングで一
定に電流低減する際、あるいは励磁電流の励磁相を切り
換える際において、モータコイルに自己誘導で発生する
逆起電圧の作用によりグランドからモータコイルを経由
して電源へ電流が流れる経路が発生し、電源ラインにノ
イズが発生する。このノイズは、ステップモータの制御
回路に印加され、ステップモータの回転変動を誘発する
おそれがある。
タの励磁電流を遮断する際、あるいはチョッピングで一
定に電流低減する際、あるいは励磁電流の励磁相を切り
換える際において、モータコイルに自己誘導で発生する
逆起電圧の作用によりグランドからモータコイルを経由
して電源へ電流が流れる経路が発生し、電源ラインにノ
イズが発生する。このノイズは、ステップモータの制御
回路に印加され、ステップモータの回転変動を誘発する
おそれがある。
【００１１】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、ステップモータの内部コイルに自己誘
導で発生する逆起電圧を抑制し、電源ラインに発生する
ノイズを低減することができ、したがって、ステップモ
ータの回転変動の誘発を防止することができるようにし
たフロッピーディスク装置を提供することを目的とする
ものである。
するものであり、ステップモータの内部コイルに自己誘
導で発生する逆起電圧を抑制し、電源ラインに発生する
ノイズを低減することができ、したがって、ステップモ
ータの回転変動の誘発を防止することができるようにし
たフロッピーディスク装置を提供することを目的とする
ものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段は、ステップモータに励磁電流を
流し、ステップモータの回転角を制御して回転させるこ
とにより、磁気記録を行うヘッドキャリッジを移動させ
るようにしたフロッピーディスク装置において、上記ス
テップモータの励磁電流を遮断する前に励磁電流を低減
させるようにＰＷＭ制御を行う手段を備えたものであ
る。
の本発明の技術的手段は、ステップモータに励磁電流を
流し、ステップモータの回転角を制御して回転させるこ
とにより、磁気記録を行うヘッドキャリッジを移動させ
るようにしたフロッピーディスク装置において、上記ス
テップモータの励磁電流を遮断する前に励磁電流を低減
させるようにＰＷＭ制御を行う手段を備えたものであ
る。
【００１３】上記目的を達成するための本発明の他の技
術的手段は、ステップモータに励磁電流を流し、ステッ
プモータの回転角を制御して回転させることにより、磁
気記録を行うヘッドキャリッジを移動させるようにした
フロッピーディスク装置において、上記ステップモータ
の励磁電流を切り換える直前に励磁電流を低減させるよ
うにＰＷＭ制御を行う手段を備えたものである。
術的手段は、ステップモータに励磁電流を流し、ステッ
プモータの回転角を制御して回転させることにより、磁
気記録を行うヘッドキャリッジを移動させるようにした
フロッピーディスク装置において、上記ステップモータ
の励磁電流を切り換える直前に励磁電流を低減させるよ
うにＰＷＭ制御を行う手段を備えたものである。
【００１４】上記目的を達成するための本発明の更に他
の技術的手段は、ステップモータに励磁電流を流し、ス
テップモータの回転角を制御して回転させることによ
り、磁気記録を行うヘッドキャリッジを移動させるよう
にしたフロッピーディスク装置において、上記ステップ
モータの励磁時間内でステップ信号からの一定時間、励
磁電流を流した後に励磁電流を低減させるようにＰＷＭ
制御を行う手段を備えたものである。
の技術的手段は、ステップモータに励磁電流を流し、ス
テップモータの回転角を制御して回転させることによ
り、磁気記録を行うヘッドキャリッジを移動させるよう
にしたフロッピーディスク装置において、上記ステップ
モータの励磁時間内でステップ信号からの一定時間、励
磁電流を流した後に励磁電流を低減させるようにＰＷＭ
制御を行う手段を備えたものである。
【００１５】
【作用】上記のように構成された本発明によれば、ステ
ップモータの内部コイルの励磁電流をＰＷＭ制御により
低減させ、ステップモータの内部コイルに自己誘導で発
生する逆起電圧を抑制するので、電源ラインに発生する
ノイズを低減することができる。
ップモータの内部コイルの励磁電流をＰＷＭ制御により
低減させ、ステップモータの内部コイルに自己誘導で発
生する逆起電圧を抑制するので、電源ラインに発生する
ノイズを低減することができる。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１７】図１は本発明の一実施例におけるフロッピ
ーディスク装置を示す要部のブロック図、図２は同フロ
ッピーディスク装置のタイミング説明図である。
ーディスク装置を示す要部のブロック図、図２は同フロ
ッピーディスク装置のタイミング説明図である。
【００１８】図１に示すように、ＦＤＤインタフェース
信号であるステップ信号１によりスッテプモータの励磁
許可信号の作成タイマ２が作動する。このステップモー
タ励磁時間作成タイマ２は、ステップ信号１でタイマと
なるカウンタをリセットすることによりＡＮＤ素子３を
介して入力するクロック４の１２８ｕｓをカウント開始
し、カウントアップすると、カウンタの動作を停止する
ように構成された回路から成る。タイマ２のカウントア
ップの設定値は、ステップ信号１から１０ｍｓ〜１８ｍ
ｓ程度に設定し、この時間内で励磁許可信号（＋ＳＴＡ
ＣＴ）５を作成する。また、ステップ信号１が続けて入
力する際には、その都度、カウンタはリセットされるた
め、最終のステップ信号１からカウントアップするまで
励磁許可信号は許可状態になる。
信号であるステップ信号１によりスッテプモータの励磁
許可信号の作成タイマ２が作動する。このステップモー
タ励磁時間作成タイマ２は、ステップ信号１でタイマと
なるカウンタをリセットすることによりＡＮＤ素子３を
介して入力するクロック４の１２８ｕｓをカウント開始
し、カウントアップすると、カウンタの動作を停止する
ように構成された回路から成る。タイマ２のカウントア
ップの設定値は、ステップ信号１から１０ｍｓ〜１８ｍ
ｓ程度に設定し、この時間内で励磁許可信号（＋ＳＴＡ
ＣＴ）５を作成する。また、ステップ信号１が続けて入
力する際には、その都度、カウンタはリセットされるた
め、最終のステップ信号１からカウントアップするまで
励磁許可信号は許可状態になる。
【００１９】上記タイマ２のカウント情報を利用し、Ｐ
ＷＭタイミング作成回路６によりＰＷＭタイミング信号
ｔ１、ｔ２、ｔ３を作成し、ＡＮＤ回路７、８、９を介
して出力する。ｔ１は励磁電流を遮断する直前における
ＰＷＭタイミングであり、本実施例では５１２ｕｓに設
定している。ｔ２はＦＤＤ内で作成するサブステップ信
号での励磁相切り換えの直前におけるＰＷＭタイミング
であり、本実施例では３２ｕｓ〜５１２ｕｓに設定して
いる。また、ｔ３はステップモータから発生する振動騒
音を抑えるための励磁電流低減のためのＰＷＭタイミン
グであり、ＰＷＭ開始時間はステップ信号より３ｍｓ〜
４．５ｍｓに設定し、終了時間は８ｍｓ〜１４ｍｓに設
定している。それぞれのＰＷＭタイミング期間におい
て、ステップモータの励磁電流のＰＷＭ制御動作を行な
うが、ＰＷＭ制御を行なうクロックは４ｕｓ〜６４ｕｓ
の周期が適当である。
ＷＭタイミング作成回路６によりＰＷＭタイミング信号
ｔ１、ｔ２、ｔ３を作成し、ＡＮＤ回路７、８、９を介
して出力する。ｔ１は励磁電流を遮断する直前における
ＰＷＭタイミングであり、本実施例では５１２ｕｓに設
定している。ｔ２はＦＤＤ内で作成するサブステップ信
号での励磁相切り換えの直前におけるＰＷＭタイミング
であり、本実施例では３２ｕｓ〜５１２ｕｓに設定して
いる。また、ｔ３はステップモータから発生する振動騒
音を抑えるための励磁電流低減のためのＰＷＭタイミン
グであり、ＰＷＭ開始時間はステップ信号より３ｍｓ〜
４．５ｍｓに設定し、終了時間は８ｍｓ〜１４ｍｓに設
定している。それぞれのＰＷＭタイミング期間におい
て、ステップモータの励磁電流のＰＷＭ制御動作を行な
うが、ＰＷＭ制御を行なうクロックは４ｕｓ〜６４ｕｓ
の周期が適当である。
【００２０】以上の構成において、以下、その動作につ
いて図２に示すタイミング説明図および図３（ａ）、
（ｂ）に示すＰＷＭ動作説明図を参照しながら説明す
る。
いて図２に示すタイミング説明図および図３（ａ）、
（ｂ）に示すＰＷＭ動作説明図を参照しながら説明す
る。
【００２１】図３において、ステップモータの励磁電流
は、上記のように電源ＶｃｃからトランジスタＴｒＡを
通り、コイルＬを経由してトランジスタＴｒＤからグラ
ンドＧＮＤへ流れる。これとは逆方向に電流を流す際に
は、電流ＶｃｃからトランジスタＴｒＣを通り、コイル
Ｌを経由してトランジスタＴｒＢからグランドＧＮＤへ
流れる。そして、上記従来例においてはトランジスタＴ
ｒＣとＴｒＢがオンの際、実線で示すｉの電流が流れた
後、トランジスタをオフにした際、コイルＬは電流を流
し続ける作用があるために、グランドＧＮＤから接続さ
れているダイオードＴｒＤを通り、電源に向かって図５
に破線で示す回路ｉ′の電流が流れ、この電流が電源ノ
イズとなる。ステップモータの励磁電流は、モータ内部
コイルのインダクタンス成分の時定数により一定時間後
に飽和し、最大電流となる。また、ステップモータのト
ルクも励磁電流に比例することから最大になる。この事
から励磁電流を遮断する際に最も励磁電流が多いことか
ら、逆にモータコイルで発生するノイズ電流も最大にな
る。
は、上記のように電源ＶｃｃからトランジスタＴｒＡを
通り、コイルＬを経由してトランジスタＴｒＤからグラ
ンドＧＮＤへ流れる。これとは逆方向に電流を流す際に
は、電流ＶｃｃからトランジスタＴｒＣを通り、コイル
Ｌを経由してトランジスタＴｒＢからグランドＧＮＤへ
流れる。そして、上記従来例においてはトランジスタＴ
ｒＣとＴｒＢがオンの際、実線で示すｉの電流が流れた
後、トランジスタをオフにした際、コイルＬは電流を流
し続ける作用があるために、グランドＧＮＤから接続さ
れているダイオードＴｒＤを通り、電源に向かって図５
に破線で示す回路ｉ′の電流が流れ、この電流が電源ノ
イズとなる。ステップモータの励磁電流は、モータ内部
コイルのインダクタンス成分の時定数により一定時間後
に飽和し、最大電流となる。また、ステップモータのト
ルクも励磁電流に比例することから最大になる。この事
から励磁電流を遮断する際に最も励磁電流が多いことか
ら、逆にモータコイルで発生するノイズ電流も最大にな
る。
【００２２】そこで、本発明はこのノイズとなるｉ′の
電流が電源Ｖｃｃが電流に流れる経路をなくすため、励
磁電流を遮断する際にＰＷＭ制御を実施する。
電流が電源Ｖｃｃが電流に流れる経路をなくすため、励
磁電流を遮断する際にＰＷＭ制御を実施する。
【００２３】まず、電源Ｖｃｃ側のトランジスタＴｒＣ
をオフにした後、トランジスタＴｒＢはオンのままでト
ランジスタＴｒＤをオンする。次いで、トランジスタＴ
ｒＢはオンのままでトランジスタＴｒＣをオンする。こ
のようにトランジスタＴｒＢをオンの状態に保ち、トラ
ンジスタＴｒＤとＴｒＣのオン、オフを交互に繰り返す
ことにより、モータコイル電流径路は、トランジスタＴ
ｒＢとＴｒＤがグランドＧＮＤ側へ電流を流す作用とな
るため、電源Ｖｃｃへのノイズ発生経路がなくなる。
をオフにした後、トランジスタＴｒＢはオンのままでト
ランジスタＴｒＤをオンする。次いで、トランジスタＴ
ｒＢはオンのままでトランジスタＴｒＣをオンする。こ
のようにトランジスタＴｒＢをオンの状態に保ち、トラ
ンジスタＴｒＤとＴｒＣのオン、オフを交互に繰り返す
ことにより、モータコイル電流径路は、トランジスタＴ
ｒＢとＴｒＤがグランドＧＮＤ側へ電流を流す作用とな
るため、電源Ｖｃｃへのノイズ発生経路がなくなる。
【００２４】また、上記のようにトランジスタＴｒＢを
オンの状態に保ち、トランジスタＴｒＤとＴｒＣのオ
ン、オフを交互に行う際のデユーティー比を例えば、５
０％に設定すると、約５０％の励磁電流をモータに流し
続けることができる。このＰＷＭ制御でモータコイルの
励磁電流を低減した後、モータの励磁電流を遮断する
と、モータコイルが流し続ける電流の絶対値が小さくな
ることから電源に影響するノイズを小さくすることがで
きる。このようにＰＷＭを用い、モータコイルの励磁電
流を徐々に低減させてから遮断することにより、電源ノ
イズを抑えることができる。
オンの状態に保ち、トランジスタＴｒＤとＴｒＣのオ
ン、オフを交互に行う際のデユーティー比を例えば、５
０％に設定すると、約５０％の励磁電流をモータに流し
続けることができる。このＰＷＭ制御でモータコイルの
励磁電流を低減した後、モータの励磁電流を遮断する
と、モータコイルが流し続ける電流の絶対値が小さくな
ることから電源に影響するノイズを小さくすることがで
きる。このようにＰＷＭを用い、モータコイルの励磁電
流を徐々に低減させてから遮断することにより、電源ノ
イズを抑えることができる。
【００２５】また、ステップモータの励磁相切り換え時
およびチョッピングを行なうタイミングでもノイズ電流
を発生する。このタイミングでも同様にＰＷＭ動作を行
なうことにより、電源ノイズを抑えることができる。
およびチョッピングを行なうタイミングでもノイズ電流
を発生する。このタイミングでも同様にＰＷＭ動作を行
なうことにより、電源ノイズを抑えることができる。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
テップモータの内部コイルの励磁電流をＰＷＭ制御によ
り低減させて励磁電流を遮断し、あるいは励磁相を切り
換え、あるいは励磁電流を一定にし、ステップモータの
内部コイルに自己誘導で発生する逆起電圧を抑制するの
で、電源ラインに発生するノイズを低減することができ
る。したがって、ステップモータの回転変動の誘発を防
止することができる。
テップモータの内部コイルの励磁電流をＰＷＭ制御によ
り低減させて励磁電流を遮断し、あるいは励磁相を切り
換え、あるいは励磁電流を一定にし、ステップモータの
内部コイルに自己誘導で発生する逆起電圧を抑制するの
で、電源ラインに発生するノイズを低減することができ
る。したがって、ステップモータの回転変動の誘発を防
止することができる。
【図１】本発明の一実施例におけるフロッピーディスク
装置を示す要部のブロック図
装置を示す要部のブロック図
【図２】同フロッピーディスク装置のタイミング図
【図３】（ａ）は同フロッピーディスク装置を実施する
ステップモータの励磁電流の回路図 （ｂ）は同フロッピーディスク装置よるステップモータ
の励磁電流のＰＷＭ動作図
ステップモータの励磁電流の回路図 （ｂ）は同フロッピーディスク装置よるステップモータ
の励磁電流のＰＷＭ動作図
【図４】従来のフロッピーディスク装置におけるステッ
プ信号の受取り後からの励磁電流のタイミング図
プ信号の受取り後からの励磁電流のタイミング図
【図５】同フロッピーディスク装置におけるステップモ
ータの励磁電流の回路図
ータの励磁電流の回路図
【図６】同フロッピーディスク装置におけるチョッピン
グ動作による励磁電流の低減タイミング図
グ動作による励磁電流の低減タイミング図
【図７】同フロッピーディスク装置におけるステップモ
ータとヘッドキャリッジの挙動特性説明図
ータとヘッドキャリッジの挙動特性説明図
２ ステップモータ励磁時間作成タイマ ６ ＰＷＭタイミング作成回路
Claims (3)
- 【請求項１】 ステップモータに励磁電流を流し、ステ
ップモータの回転角を制御して回転させることにより、
磁気記録を行うヘッドキャリッジを移動させるようにし
たフロッピーディスク装置において、上記ステップモー
タの励磁電流を遮断する前に励磁電流を低減させるよう
にＰＷＭ制御を行う手段を備えたフロッピーディスク装
置。 - 【請求項２】 ステップモータに励磁電流を流し、ステ
ップモータの回転角を制御して回転させることにより、
磁気記録を行うヘッドキャリッジを移動させるようにし
たフロッピーディスク装置において、上記ステップモー
タの励磁電流を切り換える直前に励磁電流を低減させる
ようにＰＷＭ制御を行う手段を備えたフロッピーディス
ク装置。 - 【請求項３】 ステップモータに励磁電流を流し、ステ
ップモータの回転角を制御して回転させることにより、
磁気記録を行うヘッドキャリッジを移動させるようにし
たフロッピーディスク装置において、上記ステップモー
タの励磁時間内でステップ信号からの一定時間、励磁電
流を流した後に励磁電流を低減させるようにＰＷＭ制御
を行う手段を備えたフロッピーディスク装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5242455A JPH07107789A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | フロッピーディスク装置 |
| US08/305,076 US6147832A (en) | 1993-09-29 | 1994-09-13 | Floppy disk drive with PWM control |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5242455A JPH07107789A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | フロッピーディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07107789A true JPH07107789A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17089358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5242455A Pending JPH07107789A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | フロッピーディスク装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6147832A (ja) |
| JP (1) | JPH07107789A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6555985B1 (en) * | 1998-11-12 | 2003-04-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Stepping motor control device |
| JP3524848B2 (ja) * | 2000-07-14 | 2004-05-10 | ローム株式会社 | モータ駆動装置及びこれを用いたディスク装置 |
| US6384566B1 (en) * | 2000-08-23 | 2002-05-07 | Umax Data Systems Inc. | Motor combination system and method for operating as an induction motor or a stepping motor |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4600868A (en) * | 1983-05-09 | 1986-07-15 | Bryant Lawrence M | Open loop acceleration/deceleration control for disk drive stepper motors |
| JPS61185095A (ja) * | 1985-02-09 | 1986-08-18 | Tokico Ltd | ステツプモ−タ制御方法 |
| JPH0640423B2 (ja) * | 1986-10-13 | 1994-05-25 | 富士通株式会社 | 情報記憶装置の位置決め制御方式 |
| JPS63175980U (ja) * | 1987-05-02 | 1988-11-15 | ||
| US5402052A (en) * | 1989-05-25 | 1995-03-28 | International Business Machines Corporation | Inductive current switching system with resonance |
| DE3918538A1 (de) * | 1989-06-07 | 1990-12-13 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zur ansteuerung eines schrittmotors |
| JP3089025B2 (ja) * | 1990-09-21 | 2000-09-18 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | ステッピングモータの制御方法および制御装置 |
| JP2526442B2 (ja) * | 1991-07-11 | 1996-08-21 | ティアック株式会社 | ディスク装置 |
| JPH06113596A (ja) * | 1992-09-29 | 1994-04-22 | Canon Inc | ステップモータ |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP5242455A patent/JPH07107789A/ja active Pending
-
1994
- 1994-09-13 US US08/305,076 patent/US6147832A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6147832A (en) | 2000-11-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH07107789A (ja) | フロッピーディスク装置 | |
| US6946813B2 (en) | Step motor control device and electronic timepiece equipped with step motor control device | |
| JPH05153798A (ja) | 低電力二値電圧駆動回路および方法 | |
| JP2514923B2 (ja) | モ−タ制御装置 | |
| JPH1118474A (ja) | モータ駆動回路 | |
| US6914407B2 (en) | Step motor control device and electronic timepiece equipped with step motor control device | |
| JP3368105B2 (ja) | ステッピングモータ制御装置及びステッピングモータ制御方法 | |
| JP3288766B2 (ja) | モータ駆動回路 | |
| JPH0378498A (ja) | ステッピングモータ駆動回路 | |
| JPH0787775A (ja) | モータ駆動回路 | |
| JPH03190588A (ja) | ブラシレスモータの駆動回路 | |
| JPH02168876A (ja) | モータ駆動方式 | |
| JPS6139898A (ja) | ステツピングモ−タ高速駆動回路 | |
| JP2881059B2 (ja) | ディスク装置のステッピングモータ駆動方法 | |
| JPH08322294A (ja) | ステッピングモータ駆動回路 | |
| JPS62272897A (ja) | ステツプモ−タ駆動回路 | |
| JPS61185094A (ja) | ステツピングモ−タ用電子ダンパ− | |
| JPH0799960B2 (ja) | 誘導負荷の過電流時間監視回路 | |
| JPS61123556A (ja) | ステツピングモ−タ制御方法 | |
| JPS58215993A (ja) | 直流モ−タ制御方式 | |
| JPS63316686A (ja) | 直流モ−トルの電流制限装置 | |
| JPH01227697A (ja) | パルスモータドライブ回路 | |
| JPS59165992A (ja) | ステツピングモ−タ駆動回路 | |
| JPS60121995A (ja) | ステツピングモ−タの駆動回路 | |
| JPS637196A (ja) | パルスモ−タ駆動回路 |