JP2717439B2 - ウインドガラスへの接着剤塗布装置 - Google Patents

ウインドガラスへの接着剤塗布装置

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JP2717439B2
JP2717439B2 JP1071400A JP7140089A JP2717439B2 JP 2717439 B2 JP2717439 B2 JP 2717439B2 JP 1071400 A JP1071400 A JP 1071400A JP 7140089 A JP7140089 A JP 7140089A JP 2717439 B2 JP2717439 B2 JP 2717439B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両のフロントウインドガラス、リヤウイ
ンドガラスおよびクオータウインドガラスに接着剤を塗
布する装置に関する。
(従来の技術) 車両の製造ラインのウインドガラス取付工程において
は、該ライン上を流れてくるボディへ接着剤を塗布した
ウインドガラスを取付ける作業が行なわれる。
ところで、上記車両製造ラインが多種混流製造ライン
である場合、該ライン上には多種類のボディ(車種)が
混流され、その中にはフロントウインドガラスおよびリ
ヤウインドガラスと共にクオータウインドガラスをも取
付ける車種が存在する場合がある。そして、その様な多
種混流製造ラインの場合、上記クオータウインドガラス
をも取付ける車種のボディに対しては上記フロントウイ
ンドガラスおよびリヤウインドガラスの他にさらに上記
クオータウインドガラスにも接着剤を塗布しなければな
らず、従来は、例えば上記車両製造ライン上を流れてく
る車種の順番に該車種に応じたフロントウインドガラス
とリヤウインドガラスとを1つずつ交互に連続して搬送
し、該搬送されてきたウインドガラスをロボットで接着
剤塗布用支持台上に載置し、該支持台上の上記ウインド
ガラスにロボットで接着剤を塗布し、この接着剤が塗布
されたウインドガラスを取り出して上記製造ライン上を
流れてきたボディに作業者もしくはロボットにより順次
取り付けると共に、上記クオータウインドガラスを上記
フロントおよびリヤウインドガラスとは別途に用意し、
上記製造ライン上を流れてくる車種がクオータウインド
ガラスを必要とするものである場合には上記用意された
クオータウインドガラスに別途作業者が接着剤を塗布
し、上記ロボットが接着剤を塗布したフロントおよびリ
ヤウインドガラスと共にこの作業者が接着剤を塗布した
クオータウインドガラスをボディに取り付けていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述の様な接着剤の塗布方法は、クオ
ータウインドガラスを必要とする車種が流れてくる毎に
作業者がクオータウインドガラスに接着剤を塗布しなけ
ればならず、面倒であり作業効率が悪いという問題を有
している。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、上記の如きクオー
タウインドガラスを必要とする車種も混じった多種混流
製造ラインにおいてもウインドガラスへの接着剤の塗布
を作業者を必要とすることなく完全に自動的に行なうこ
とができ、作業効率を大幅に向上させることのできるウ
インドガラスへの接着剤塗布装置を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る第1のウインドガラスへの接着剤塗布装
置は、上記目的を達成するため、 フロントウインドガラス、リヤウインドガラスおよび
クオータウインドガラスの3種類のウインドガラスを搬
送すると共にそれぞれが互いに異なる種類のウインドガ
ラスを搬送する少なくとも2つの搬送手段と、接着剤塗
布時に上記フロントウインドガラス、リヤウインドガラ
スおよびクオータウインドガラスを支持する支持手段
と、上記少なくとも2つの搬送手段のうちの一方の第1
搬送手段によって搬送されてきたウインドガラスを上記
支持手段に受渡す第1受渡手段および上記少なくとも2
つの搬送手段のうちの他方の第2搬送手段によって搬送
されてきたウインドガラスを上記支持手段に受渡す第2
受渡手段と、上記支持手段によって支持された上記各ウ
インドガラスに接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、上
記第1搬送手段によって搬送されてきたウインドガラス
の形状を検出するガラス形状検出手段と、該ガラス形状
検出手段から出力されるガラス形状情報に基づいて上記
第2受渡手段の作動を制御する制御手段とを備えて成る
ことを特徴とする。
本発明に係る第2のウインドガラスへの接着剤塗布装
置は、上記目的を達成するため、 フロントウインドガラスとリヤウインドガラスとを搬
送する第1搬送手段およびクオータウインドガラスを搬
送する第2搬送手段と、接着剤塗布時に上記フロントウ
インドガラス、リヤウインドガラスおよびクオータウイ
ンドガラスを支持する支持手段と、上記第1搬送手段に
よって搬送されてきたフロントウインドガラスとリヤウ
インドガラスとを上記支持手段に受渡す第1受渡手段お
よび上記第2搬送手段によって搬送されてきたクオータ
ウインドガラスを上記支持手段に受渡す第2受渡手段
と、上記支持手段によって支持された上記各ウインドガ
ラスに接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、上記第1搬
送手段によって搬送されてきた上記フロントウインドガ
ラスもしくはリヤウインドガラスの形状を検出するガラ
ス形状検出手段と、該ガラス形状検出手段から出力され
るガラス形状情報に基づいて上記第2受渡手段の作動を
制御する制御手段とを備えて成ることを特徴とする。
(作用および発明の効果) フロントもしくはリヤウインドガラスは車種によって
形状が異なる。従って、上記制御手段に予めフロントも
しくはリヤウインドガラスの形状と該形状のガラスはク
オータウインドガラス付車種のものであるか否かとの対
応関係の情報を与えておけば、該制御手段は上述の如く
ガラス形状検出手段から入力されるガラス形状情報に基
づいてクオータウインドガラスが必要な場合にのみ上記
第2受渡手段を作動させてクオータウインドガラスに接
着剤塗布ロボットで接着剤を塗布させることができ、よ
って上記構成の接着剤塗布装置によれば、クオータウイ
ンドガラス付車種の混じった多種混流製造ラインにおい
ても、各ウインドガラスへの接着剤の塗布を完全自動的
に行なうことができ、接着剤塗布作業効率を大幅に向上
させることができる。
(実 施 例) 以下、図面を参照しながら本発明の実施例について詳
細に説明する。
第1図は本発明に係るウインドガラスへの接着剤塗布
装置の一実施例を示す平面図である。
図示のウインドガラスへの接着剤塗布装置は、クオー
タウインドガラス付車種を含む多種混流タイプの車両製
造ラインにおける接着剤塗布装置であって、前工程で既
にプライマが塗布されたフロントウインドガラス2とリ
ヤウインドガラス4とが第1搬送手段6によって搬送さ
れ、同じく前工程で既にプライマが塗布されたクオータ
ウインドガラス8が第2搬送手段10によって搬送され
る。
上記第1搬送手段6および第2搬送手段10はシャトル
式のリフトアンドキャリイコンベアで各ウインドガラス
2,4,8を矢印A方向に向けて搬送するものであり、上記
第1搬送手段6は、図示しないボディ搬送手段によって
上記車両製造ライン上を流されるボディの種類(車種)
の順番に該車種に応じたフロントウインドガラス2とリ
ヤウインドガラスとを搬送し、上記第2搬送手段10は、
上記車両製造ライン上を流れるボディのうちクオータウ
インドガラスを取り付けるべきボディの種類(クオータ
ウインドガラス付車種)の順番に該車種に応じた左右の
クオータウインドガラス8を搬送する。
上記第1搬送手段6によって搬送されてきたフロント
およびリヤウインドガラス2,4は、搬送終端位置P1にお
いて、ガラス形状検出手段12により形状検出がなされ
る。
上記ガラス形状検出手段12は、第1図中に示す様にガ
ラスの周縁に当接する5本の当接アーム14を備えた振り
込み式形状検出手段として構成されており、各当接アー
ム14は、第1図中のII−II線矢視図である第2図に示す
様に、L字状に形成されて折曲点14aで第1搬送手段6
の基部等に回動可能に支持され、かつ一端部14bが第1
搬送手段6の基部等に回動可能に設けられたシリンダ16
のシリンダロッド16aの先端に回動可能に連結されてい
る。かかるガラス形状検出手段12は、各シリンダ16を作
動させることにより5本の当接アーム14を矢印B方向に
回動させてフロントおよびリヤウインドガラス2,4の周
縁に当接させ、その際のシリンダロッド16aのストロー
ク量あるいは当接アーム14の回動量等から上記ウインド
ガラス2,4の形状検出がなされる。
上記ガラス形状検出手段12によって検出されたフロン
トおよびリヤウインドガラス2,4のガラス形状情報は制
御手段18に入力される。上記フロントもしくはリヤウイ
ンドガラス2,4の形状は車種によって異なり、従ってそ
れらのウインドガラスの形状を検出すればそれらのウイ
ンドガラスを取り付けるべきボディはクオータウインド
ガラス付車種であるか否かを判別することができる。上
記制御手段18は、かかるフロントもしくはリヤウインド
ガラス2,4のガラス形状とクオータウインドガラス8の
要否との関係を示すテーブルが予め記憶せしめられてお
り、従って、該制御手段18は、上記ガラス形状情報に基
づいて検出対象となっているフロントもしくはリヤウイ
ンドガラス2,4はクオータウインドガラスを具備する車
種のものであるか否かを判別し、具備しない車種のもの
である場合には第1受渡手段20のみを作動させ、具備す
る車種のものである場合は上記第1受渡手段20と共に第
2受渡手段22を作動させる。
まず、上記具備しない車種のものである場合について
説明する。本実施例では1つのボディに取り付けるフロ
ントウインドガラス2とリヤウインドガラス4とではフ
ロントウインドガラス2が先に搬送され、その後にリヤ
ウインドガラス4が搬送される。そして、先に上記終端
位置P1に搬送されたフロントウインドガラス2がクオー
タウインドガラスを具備しない車種のものであると判断
されると、上記第1受渡手段20によって上記フロントウ
インドガラス2が接着剤塗布時にフロントおよびリヤウ
インドガラス2,4を支持する支持手段たる受台24上に移
動せしめられる。
上記第1受渡手段20は、第1アーム26と第2アーム28
とを有し、各アーム26,28の先端には吸着盤26a,28aを備
えた吸着部26b,28bが設けられ、両アーム26,28は紙面に
垂直な旋回軸20aを中心として一体的に矢印C方向に旋
回せしめられると共に両アームの前後動,伸縮動,吸着
部回転,吸着盤による吸着,吸着解除はそれぞれ単独作
動可能に構成されたロボットから成り、上記両アーム2
6,28を図示の待機位置から時計方向に旋回させて第1ア
ームの吸着盤26aによって上記終端位置P1に位置するフ
ロントウインドガラス2を吸着し、しかる後両アームを
反時計方向に旋回させて上記吸着したフロントウインド
ガラス2を上記受台24上に位置させ、そこで吸着盤26a
の吸着解除を行なって該フロントウインドガラス2を受
台24上に載置させ、この後上記両アーム26,28を図示の
待機位置に戻す。
上記受台24上に載置されたフロントウインドガラス2
は、該受台24上にて、上記ガラス形状検出手段12と同一
構造の位置決めおよび形状検出手段30によって所定位置
に位置決めされると共にガラス形状検出が行なわれ、該
検出によって得られたガラス形状情報は接着剤塗布手段
たるウレタン塗布ロボット32に入力され、該入力された
情報に基づいて上記ロボット32がフロントウインドガラ
ス2に接着剤を塗布する。
第3〜5図はウレタン塗布態様の一例を示す図であ
り、第3図は平面図、第4図は第3図における矢印IV方
向から見た図、第5図は第3図のV−V線断面図であ
る。上記第1搬送手段6によって搬送されてくるフロン
トウインドガラス2には既に前工程で周縁部にプライマ
34が塗布されており、該プライマ34の上にウレタン36が
塗布される。該ウレタン36の塗布は、上記ロボット32の
ウレタン吐出ノズル32aからウレタンを吐出しながら該
ノズル32aをプライマ34が塗布されたフロントウインド
ガラス2の周縁部に沿って移動させることにより行なわ
れる。なお、第5図中38はダムである。
上記フロントウインドガラス2への接着剤塗布が終了
すると、上記終端位置P1には次のリヤウインドガラス4
が位置せしめられており、この状態において上記第1受
渡手段20の両アーム26,28が図示の待機位置から時計方
向に旋回せしめられ、第1アームの吸着盤26aによって
上記終端位置P1にあるリヤウインドガラス4が吸着され
ると同時に第2アームの吸着盤28aによって上記受台24
上の接着剤塗布済フロントウインドガラス2が吸着さ
れ、その状態で両アーム26,28は反時計方向に旋回せし
められ、リヤウインドガラス4の受台24上への移載と同
時にフロントウインドガラス2の第1送出手段40の始端
位置P2上への移載が行なわれる。
上記受台24上に移載されたリヤウインドガラス4は、
上記フロントウインドガラス2と同様に既にプライマが
塗布されており、受台24上で上記位置決めおよび形状検
出手段30によって位置決めおよび形状検出がなされ、続
いてウレタン塗布ロボット32によりウレタン塗布が行な
われる。一方、上記第1送出手段40はシャル式のリフト
アンドキャリイコンベアから成り、該第1送出手段40上
の始端位置P2上に移載されたフロントウインドガラス2
は該第1送出手段40によって矢印D方向に送られ、図示
しない作業者もしくはロボットにより製造ライン上のボ
ディに取り付けられる。
上記リヤウインドガラス4を上記受台24上に移載した
後、第1搬送手段の終端P1には次のボディのフロントウ
インドガラス2が搬入され、前記と同様にしてフロント
ウインドガラス2の形状検出が行なわれ、該フロントウ
インドガラス2の受台24上への移載および受台24上の接
着剤塗布済リヤウインドガラス4の第1送出手段40上の
始端位置P2への移載が同時に行なわれ、以下前述した作
業サイクルが繰り返される。
なお、上記第1受渡手段の第1アーム26が第1搬送手
段の終端位置P1に位置しているときは第2アーム28は受
台24上に位置し、第1アーム26が受台24上に位置してい
るときは第2アーム28は第1送出手段の始端位置P2に位
置すべく、上記第1搬送手段6,受台24,第1送出手段40
および第1受渡手段20の相互位置関係が調整されてい
る。
上記の如くクオータウインドガラス8を具備しない車
種のフロントおよびリヤウインドガラス2,4の接着剤塗
布の間は上記第1受渡手段20のみを作動させ、第2受渡
手段22は作動させず、従って第2搬送手段10上のクオー
タウインドガラス8は待機状態となっている。
次に、上記第1搬送手段6によってその終端位置P1に
搬送されたフロントウインドガラス2がクオータウイン
ドガラス8を具備する車種のものである場合には、上記
制御手段18によって上記第1受渡手段20と第2受渡手段
22とが作動せしめられ、フロントウインドガラス2、リ
ヤウインドガラス4と共に左右のクオータウインドガラ
ス8への接着剤塗布が行なわれる。
この場合のフロントウインドガラス2およびそれに続
くリヤウインドガラス4への接着剤塗布は上記クオータ
ウインドガラスを具備しない車種の場合と同様に行なわ
れる。また、クオータウインドガラス8への接着剤塗布
も、上記フロントおよびリヤウインドガラス2,4と同様
の手順で行なわれる。即ち、本実施例においては、クオ
ータウインドガラス8は左クオータウインドガラス、右
クオータウインドガラスの順で上記第2搬送手段10によ
って搬送され、第1受渡手段20と同様の構成を有する第
受渡手段22の第1アーム42および第2アーム44を旋回軸
22aを中心にして一体的に反時計方向に旋回させ、第1
アームの吸着部42bの吸着盤42aで上記第2搬送手段の終
端位置P3上に位置する左クオータウインドガラス8を吸
着し、続いて両アーム42,44を時計方向に旋回して吸着
した左クオータウインドガラス8を上記支持手段24と同
様の構成を有する支持手段たる受台46上に載置せしめ、
上記位置決めおよび形状検出手段30と同様の構成を有す
る位置決めおよび形状検出手段48によって受台46上の左
クオータウインドガラス8を所定位置に位置決めすると
共にそのガラス形状を検出し、そのガラス形状情報を上
記ウレタン塗布ロボット32に入力し、該ロボット32によ
り左クオータウインドガラス8へのウレタン塗布が行な
われる。かかるウレタン塗布が終了したら、図示の待機
位置に位置している第2受渡手段22の両アーム42,44を
反時計方向に旋回させ、第1アームの吸着盤42aで第2
搬送手段の終端位置P3に位置せしめられている右クオー
タウインドガラス8を吸着すると共に第2アームの吸着
盤44aで受台46上の接着剤塗布済左クオータウインドガ
ラス8を吸着し、両アーム42,44を時計方向に旋回させ
て接着剤塗布済左クオータウインドガラス8を上記第1
送出手段40と同様の構成を有する第2送出手段50の始端
位置P4上に移載すると共に上記右クオータウインドガラ
ス8を上記受台46上に移載し、上記第2送出手段の始端
位置P4に移載された左クオータウインドガラス8は該第
2送出手段50によって矢印D方向に搬送されて図示しな
い作業者もしくはロボットによりボディに取付けられ、
上記受台46上に移載された右クオータウインドガラス8
は上記左クオータウインドガラス8と同様にして位置決
めおよび形状検出がなされ、ウレタン塗布ロボット32に
よるウレタン塗布がなされ、その後第2受渡手段22の第
2アーム44によって第2送出手段の始端位置P4に移載さ
れる。ただし、この移載の場合には、第1アームの吸着
盤42aは吸着作動をせず、従って次のボディの左クオー
タウインドガラス8は第1搬送手段6から受台46上に移
載されない。
本実施例ではウレタン塗布ロボット32は1台であるの
で、上記各ウインドガラス2,4,8は順番にウレタン塗布
をしなければならず、例えばフロントウインドガラス2
→左クオータウインドガラス8→リヤウインドガラス4
→右クオータウインドガラス8の順にウレタン塗布が行
なわれる。もちろん、この順番はどの様に設定しても良
い。また、ウレタン塗布ロボット32の作動は上記制御手
段18によって制御される。
なお、第1搬送手段6においてウインドガラス2,4が
搬送方向(矢印A方向)に直角な方向に所定値以上の横
ずれしていると該ウインドガラス2,4が終端位置P1にお
いてガラス形状検出手段12内に適切にセットされなくな
るので、それを防止するため横ずれ検知用リミットスイ
ッチ52が設けられており、ウインドガラス2,4が所定値
以上の横ずれしているとこのリミットスイッチ2,4に当
接してその横ずれが検知され、作業者等によって横ずれ
修正が行なわれる。
上記接着剤の塗布形状(第5図に示す断面形状)は、
フロントおよびリヤウインドガラスとクオータウインド
ガラスとで異なるため、自動的にウレタンの吐出量制御
とロボットの速度制御とを絡めて可変させるのが良い。
また、上記第1および第2受渡手段において、例えば作
業の開始、終了(休憩含む)時には、プログラムタイマ
を組入れて第1アームと第2アームとの単独作業制御を
行なうようにするのが良い。
上記実施例では接着剤塗布手段32は1台のロボットに
より構成されていたが、フロントおよびリヤウインドガ
ラス用とクオータウインドガラス用に分けて2台用意し
ても良い。また、支持手段たる受台は2台用いている
が、1台でも良い。ただし、この場合は第1および第2
受渡手段20,22を互いに干渉しないように制御する必要
がある。また、上記実施例ではガラス形状検出手段によ
りフロントおよびリヤウインドガラスの双方の形状検出
を行なっているが、どちらか一方のみの形状検出であっ
てもクオータウインドガラス付車種のものであるか否か
の情報は入手可能であるのでそれでも十分である。
上記実施例のウインドガラスへの接着剤塗布装置は、
上述の如くガラス搬送手段として全ての車種に必要なフ
ロントおよびリヤウインドガラスを搬送する第1搬送手
段と一般に生産比率の少ない特定車種にのみ必要なクオ
ータウインドガラスを搬送する第2搬送手段との2系列
を備え、第1搬送手段によって搬送されてきたフロント
およびリヤウインドガラスは順次接着剤を塗布すると共
に該フロントもしくはリヤウインドガラスの形状を検出
し、該ガラス形状からクオータウインドガラス付車種で
あるか否かを判別し、クオータウインドガラス付車種の
場合のみ上記第2搬送手段からクオータウインドガラス
を取り込んで接着剤塗布を行なう様に構成されているの
で、クオータウインドガラスの要否を自動的に判別して
必要な場合にのみフロントおよびリヤウインドガラスと
共にクオータウインドガラスへの接着剤塗布を自動的に
行なうことができ、多種混流製造ラインにおけるウイン
ドガラスへの接着剤塗布を効率良く行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る接着剤塗布装置の一実施例を示す
平面概略図、 第2図は第1図におけるII−II線矢視図、 第3〜5図はウインドガラスへの接着剤塗布態様の一例
を示す図であり、第3図は平面図、第4図は第3図中の
矢印IV方向から見た図、第5図は第3図のV−V線断面
図である。 2……フロントウインドガラス 4……リヤウインドガラス 6……第1搬送手段 8……クオータウインドガラス 10……第2搬送手段 12……ガラス形状検出手段 18……制御手段 20……第1受渡手段 22……第2受渡手段 24,26……支持手段 32……接着剤塗布手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントウインドガラス、リヤウインドガ
    ラスおよびクオータウインドガラスの3種類のウインド
    ガラスを搬送すると共にそれぞれが互いに異なる種類の
    ウインドガラスを搬送する少なくとも2つの搬送手段
    と、 接着剤塗布時に上記フロントウインドガラス、リヤウイ
    ンドガラスおよびクオータウインドガラスを支持する支
    持手段と、 上記少なくとも2つの搬送手段のうちの一方の第1搬送
    手段によって搬送されてきたウインドガラスを上記支持
    手段に受渡す第1受渡手段および上記少なくとも2つの
    搬送手段のうちの他方の第2搬送手段によって搬送され
    てきたウインドガラスを上記支持手段に受渡す第2受渡
    手段と、 上記支持手段によって支持された上記各ウインドガラス
    に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、 上記第1搬送手段によって搬送されてきたウインドガラ
    スの形状を検出するガラス形状検出手段と、 該ガラス形状検出手段から出力されるガラス形状情報に
    基づいて上記第2受渡手段の作動を制御する制御手段と
    を備えて成ることを特徴とするウインドガラスへの接着
    剤塗布装置。
  2. 【請求項2】フロントウインドガラスとリヤウインドガ
    ラスとを搬送する第1搬送手段およびクオータウインド
    ガラスを搬送する第2搬送手段と、 接着剤塗布時に上記フロントウインドガラス、リヤウイ
    ンドガラスおよびクオータウインドガラスを支持する支
    持手段と、 上記第1搬送手段によって搬送されてきたフロントウイ
    ンドガラスとリヤウインドガラスとを上記支持手段に受
    渡す第1受渡手段および上記第2搬送手段によって搬送
    されてきたクオータウインドガラスを上記支持手段に受
    渡す第2受渡手段と、 上記支持手段によって支持された上記各ウインドガラス
    に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、 上記第1搬送手段によって搬送されてきた上記フロント
    ウインドガラスもしくはリヤウインドガラスの形状を検
    出するガラス形状検出手段と、 該ガラス形状検出手段から出力されるガラス形状情報に
    基づいて上記第2受渡手段の作動を制御する制御手段と
    を備えて成ることを特徴とするウインドガラスへの接着
    剤塗布装置。
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