JPS6132725Y2 - - Google Patents

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JPS6132725Y2
JPS6132725Y2 JP12477183U JP12477183U JPS6132725Y2 JP S6132725 Y2 JPS6132725 Y2 JP S6132725Y2 JP 12477183 U JP12477183 U JP 12477183U JP 12477183 U JP12477183 U JP 12477183U JP S6132725 Y2 JPS6132725 Y2 JP S6132725Y2
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JP
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veneer
support rod
stopper
conveyor
carry
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JP12477183U
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JPS5950934U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はベニヤ単板糊付装置に於ける反転装置
に関するものである。
従来、糊付装置によつて接着剤を塗布され、既
存のコロ式の搬出コンベアー等によつて繊維方向
と同方向に送り出されるベニヤ単板(以下単に単
板と称す)と、他の単板(例えば表裏用単板)と
を、搬出コンベアーの移送方向下手側に備えた仕
組台上で仕組する工程は、機械装置による自動化
が困難とされ、3名乃至4名の人手による煩雑な
作業によつて成されているのが現況であり、人手
による不正確な仕組に起因する不良製品(合板)
の発生も少なくない。
本考案は糊付装置の搬出コンベアーと仕組台と
の間に設置する事のできる反転装置を提供する事
によつて、前記工程に於ける糊付された単板の堆
積を自動化し、該工程の省力化を可能にすると共
に、堆積精度を向上せしめて、不良製品の発生の
防止を図らんをするものである。
尚、従来より、例えば「表面に剥離性樹脂皮膜
を施した薄板状製品部材板の反転装置」(実公昭
50−626号公報)に開示される如く、約90度往復
回動自在に備えた回転軸に、素材の搬送方向と平
行状に複数本のくし状転送杆を突設し、水平位置
から垂直位置までは前記くし状転送杆で支持し、
また垂直位置からは素材の慣性力を利用して、素
材を移送方向に反転するよう構成した反転装置が
存在するが、本考案が対象とするのは、糊付され
て繊維方向と同方向に移送される単板であり、公
知の如く単板は、繊維方向の結合強度に対して繊
維と直交方向の結合強度が極端に弱い、著しい異
方性を有し、而も軽い素材でからから、前記反転
装置を用いた場合には、金属板等の異方性のない
丈夫で重い素材と異なり、くし状転送杆で支持さ
れない部分が空気抵抗によつて繊維に沿つて折れ
曲がつたり破れたり、或はテープ等で横はぎした
部分がずれたり破れたりする不具合が生じると共
に、空気抵抗に比べて慣性力が著しく小さいの
で、くし状転送杆から解放された後はどの様な姿
勢で転回するかは定かではなく、都度反転位置が
ずれる不都合が生じて、結果的に仕組した合板が
不良品となるので、前記反転装置を前記工程で実
用に供することは不可能であつた。
また類似する反転装置として、往復回動自在に
備えた回転軸に平板状の旋回台を付設し、対象物
の背面を全面的に支持して反転するように構成し
た反転装置も存在するが、旋回台の全面に多量の
糊が転移(付着)して、単板の接着力が低下する
虞れが生ずると共に、反転する部材(旋回台)の
質量が大きくなるので、高速動作に適さないなど
の不具合があり、前記工程に転用するには著しく
不向であつた。
本考案は糊付されて繊維方向と同方向に移送さ
れる単板の特性に合致させて、軽便な機構により
精度良い堆積を能率的に行い得るようにしたもの
であつて、糊付装置の搬出コンベアーと仕組台と
の間に、単板の移送方向と直交状にストツパーを
配設する事により、繊維方向と同方向に座屈しに
くい単板の特性を活用して、仕組に重要な繊維方
向と直交する木口面の位置合わせが正確に行なえ
るようにすると共に、既存のコロ式の搬出コンベ
アー等で搬出される単板の背面を繊維方向と直角
方向へ直線的に支持する支持棒を、前記ストツパ
ーへ任意距離隔てて同期回動可能に連結し、前記
ストツパー及び支持棒を、搬出コンベアーに臨む
位置から仕組台に臨む位置まで、往復回動せしめ
るよう往復作動装置を備える事により、繊維方向
に強靭な単板の特性を活用して、糊付された単板
の糊が転移する事を最少限度に抑えつつ高速度で
反転し、能率的で而も正確な堆積が行なえるよう
にしたものである。
以下本考案を図面に例示した実施の一例と共に
詳述すれば次の通りである。
第1図は本考案に係る装置の側面説明図であ
り、第2図はその平面図である。
図中1は糊付装置であつて、昇降自在な昇降台
3上に複数枚載置され、順次繊維方向と同方向に
挿入される単板2の両面に糊を塗布する。
4は接着剤の転移を最低限度に留めるよう多数
の円盤状の回転板5を嵌装した軸5′を適宜間隔
隔てて複数本配設して成る公知のコロ式の搬出コ
ンベアーであつて、各軸5′の間に後述する支持
棒13が出没可能な空間を有し、前記糊付装置1
から搬出される単板2を引続き繊維方向と同方向
に移送する。
6は搬出コンベアー4の移送方向下手側に備え
られた昇降自在な仕組台であつて、図示は省略し
たが、上方等の適宜方向から人手等によつて供給
される他の単板と、搬出コンベアー4側から反転
供給される糊付済の単板2とが交互に重さね合わ
されるのを受け止め、堆積された単板群7のレベ
ルをほぼ同じ位置に保つ。
9はラツク10を有する流体シリンダー等の往
復作動装置であつて、搬出コンベアー4と仕組台
6との間に移送方向と直交状に配設されたストツ
パー14を、ピニオン11・回転軸8及び支持杆
12を介して、搬出コンベアー4に臨む位置から
仕組台6に臨む位置まで往復回動せしめる。
13は支持杆12を介し任意距離隔ててストツ
パー14へ同期回動可能に連結された支持棒であ
つて、常態に於ては第1図に図示する如く、移送
方向と直交状に設けられた搬出コンベアー4の空
間に没して移送面よりも下位に位置し、往復作動
装置9の作動に伴つて、糊付済の単板2の背面を
繊維方向と直角方向へ直線的に支持し、該単板2
を反転せしめる。
14bはストツパー14に付設された補助スト
ツパーであつて、反転中に於ける単板2が空気抵
抗を受けて転回するのを制止する。
本考案に係る装置は例えば前記の如く構成する
ものであつて、昇降台3上から糊付装置1に挿入
され、該糊付装置1によつて両面に糊付された後
に、コロ式の搬出コンベアー4によつて引続き繊
維方向と同方向に移送される単板2の先端部をス
トツパー14で制止した後に、往復作動装置9を
作動せしめて、支持棒13及びストツパー14を
回動せしめる事により、糊付された単板2を仕組
台6上に堆積する事ができ、順次他の単板と重ね
合わせする事ができる。
そこで本考案装置によれば、従来糊付された単
板の堆積に要していた作業者の省力化が図れるの
は勿論のこと、繊維方向に座屈しにくい特性を有
する単板を、繊維方向と同方向に移送しながら先
端部をストツパーで制止し、そのまま反転するも
のであるから、該先端部、即ち仕組に重要な繊維
方向と直交する木口面の位置を正確に揃えて精度
良い堆積を行う事ができ、従来の人手による場合
の如き、位置ずれに伴う不良製品の発生を防止す
る事ができると共に、繊維方向に強靭な特性を有
する単板の背面を、支持棒で繊維方向と直角方向
に直線的に反転完了まで支持して反転するもので
あるから、先記公報に開示される反転装置を用い
た場合の如く、単板が空気抵抗によつて繊維に沿
つて折れ曲がつたり破れたり、或はテープ等で横
はぎした部分がずれたり破れたりする不具合や、
反転後半に姿勢がずれたりする不都合が生じる事
もなく、部材の軽量化が図り得て、高速反転によ
る能率的で正確な堆積が成し得、而も部材に多量
の糊が転移して単板の接着力が低下する虞れもな
くなる。
また従来は、糊付した単板はそのまま移送して
堆積していたので、背面(裏面)への糊の付き具
合は確認する事ができず、背面への糊の塗布むら
に起因する不良製品の発生もあつたが、本考案装
置を用いて反転する事により、背面への糊の付き
具合を確認して不良製品の発生を未然に防ぐ事も
可能になると共に、複数枚の小幅状単板の表面に
テープ等の接着材を貼着して成る単板に糊付して
堆積する場合に於ても、前記接着材が合板の表面
に浮出て品質を低下せしめる虞れを未然に防止す
る事ができるなど、本考案装置の合板工場に於け
る実用的効果は極めて多大である。
尚、実施例に於いては、ストツパーを支持杆に
付設して往復作動装置により回動せしめるように
したが、例えばストツパーを回転軸へ直接的に付
設して回動せしめるようにしても差支えなく、要
は往復作動装置によつて、搬出コンベアーに臨む
位置から仕組台に臨む位置まで往復回動せしめら
れるよう備えられていれば、如何様に備えられて
いても差支えない。
またストツパーに備えた補助ストツパーは、糊
付された単板の長さと、ストツパーから支持棒ま
での距離との相関関係により、反転中に単板が受
ける空気抵抗力と、支持棒の支持力及びストツパ
ーの摩擦力とのバランスが崩れた場合に、該単板
が転回するのを防止すべく備えるものであり、第
3図からも明らかなように、ストツパー14から
の支持棒13の距離が、単板2の長さの2分の
1よりもかなり短い場合には、該単板2は空気抵
抗を受けて矢印aで示すように湾曲するので、補
助ストツパー14aはストツパー14の上位に、
また第4図からも明らかなように、ストツパー1
4からの支持棒13の距離が、単板2の長さの
2分の1よりもかなり長い場合には、空気抵抗を
受けて矢印bで示すように湾曲するので、補助ス
トツパー14bはストツパー14の下位にそれぞ
れ付設するのが適切であり、而も前者の場合は、
例えばストツパー14に流体シリンダー等の作動
装置15を接続し、堆積時に該作動装置15を作
動せしめて、ストツパー14aの部分を支点16
を中心に矢印cで示す方向へ移動させ、単板2と
の係合を解く必要があるが、いずれにしても、単
板は繊維方向には強靭であるので、空気抵抗によ
つてどの向きに湾曲しても差支えなく、支持棒の
位置は任意に設定する事ができる。
また反転に伴つて、空気抵抗が単板の繊維方向
と直角方向へも作用するよう、第1図の状態に於
ける支持棒の中央を幾分上方に湾曲させて備えて
も差支えない。
搬出コンベアとしては、実施例に例示する如き
既存のコロ式のものが接着剤の転移が少く好都合
であるが、必ずしも限定するものではなく、要は
支持棒が出没し得る空間を有するものであれば差
支えない。
以上明らかな如く、本考案に係る装置は、単板
の特性に合致するように、単板の背面を繊維方向
と直角方向に直線的に支持する支持棒を備えて反
転するものであるから、先記公報の反転装置の如
き不具合を誘発する事なく、極めて能率良く効果
的な反転を行ない得るもので、合板工場に於ける
実用的効果は極めて多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を説明する為のものであつて、第
1図は本考案に係る装置の側面説明図、第2図は
第1図の平面図、第3図及び第4図は支持棒の位
置と単板の湾曲状態を説明する為の側面説明図で
ある。 1……糊付装置、2……単板、3……昇降台、
4……搬出コンベアー、6……仕組台、8……回
転軸、9……往復作動装置、12……支持杆、1
3……支持棒、14……ストツパー、14a,1
4b……補助ストツパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 糊付装置によつて糊付されたベニヤ単板を繊維
    方向と同方向へ移送する搬出コンベアーと、該搬
    出コンベアーの移送方向下手側に備えられた仕組
    台との間に、移送されるベニヤ単板の先端部を制
    止するストツパーを、移送方向と直交状に、且つ
    搬出コンベアーに臨む位置から仕組台に臨む位置
    まで往復回動可能に備えると共に、ベニヤ単板の
    背面を繊維方向と直角方向へ直線的に支持する支
    持棒を、前記ストツパーへ任意距離隔てて同期回
    動可能に連結し、更に前記搬出コンベアーに前記
    支持棒が出没自在な空間を移送方向と直交状に設
    け、ストツパー及び支持棒を往復回動せしめる往
    復作動装置を適宜位置に付設し、常態に於ては前
    記支持棒が搬出コンベアーの移送面よりも下位に
    位置すべく構成して成るベニヤ単板糊付装置に於
    ける反転装置。
JP12477183U 1983-08-10 1983-08-10 ベニヤ単板糊付装置に於ける反転装置 Granted JPS5950934U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12477183U JPS5950934U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 ベニヤ単板糊付装置に於ける反転装置

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JP12477183U JPS5950934U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 ベニヤ単板糊付装置に於ける反転装置

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Publication Number Publication Date
JPS5950934U JPS5950934U (ja) 1984-04-04
JPS6132725Y2 true JPS6132725Y2 (ja) 1986-09-24

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ID=30284304

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JP12477183U Granted JPS5950934U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 ベニヤ単板糊付装置に於ける反転装置

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