JP2717244B2 - 現像剤のトナー濃度制御方法 - Google Patents

現像剤のトナー濃度制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、通常の画像形成動作時に、感光体上に基準
パターン潜像を形成し、該潜像を現像装置の現像剤によ
ってパターントナー像として可視像化し、該パターント
ナー像の画像濃度を像濃度検知素子によって検知するこ
とにより、当該画像濃度が第1の所定濃度よりも低いこ
とが検出されたとき、前記現像装置の現像剤中にトナー
を補給する現像剤のトナー濃度制御方法に関するもので
ある。 従来技術 感光体上に形成された静電潜像を二成分系の現像剤に
よってトナー像として可視像化する画像形成装置におい
て、上記方法により現像剤のトナー濃度を制御すること
は従来より周知である。 ところで、複写機などの画像形成装置において、感光
体として砒素セレン合金等の感光体が用いられる場合が
あるが、このような感光体は、表面が比較的低抵抗とな
っているため、ならし運転により感光体表面に砒素の酸
化膜を形成してから通常の画像形成動作に移行してい
る。かかる酸化膜を形成することにより、感光体の抵抗
を高め、一次帯電時の電荷が乗りやすくするのである。
新品の感光体のままで通常の画像形成動作に入ってしま
うと、画像濃度が低くなり、むら画像となる。 ここで、上述のならし運転を終了して通常の画像形成
動作に移行したときに現像剤のトナー濃度が適正なもの
となっているように、ならし運転時にも、冒頭に記載し
た方法によって現像剤のトナー濃度を制御することが考
えられる。ところが、ならし運転中にこの方法によって
トナー濃度を制御すると、現像剤のトナー濃度が異常に
高くなってしまうおそれがある。ならし運転中は感光体
の表面抵抗は未だ低い状態にあるので、現像剤のトナー
濃度が充分に高いときも、感光体上に形成されたパター
ントナー像の画像濃度が前述の第1の所定濃度よりも低
くなってしまうことがあり、これに基づいて現像剤にト
ナーを補給すれば、現像剤のトナー濃度が過度に高くな
ってしまうのである。このように、感光体のならし不足
によるパターントナー像の画像濃度の低下に基づいて、
トナーの補給をどんどん行ってしまえば、ならし運転後
に通常の画像形成動作に移行したとき、その1枚目から
画像濃度が過多となり、文字がつぶれたり、地汚れを生
じる。 また、現像剤として、通常の画像形成動作開始後の1
枚目から濃度の高い画像が得られるように、トナー濃度
を高目にしたものが用いられているので、ならし運転中
に前述のトナー濃度制御を行うと、ならし運転後の1枚
目の画像の濃度が著しく過多となり、文字がつぶれた
り、地汚れを生じたりする。 これに対し、感光体にトナーを付着させてトナーを消
費し、かつトナーを補給しながら、ならし運転を行い、
感光体の抵抗が充分に高まった後も、そのならし運転を
続けて当該ならし運転を長時間に亘って行えば、パター
ントナー像の画像濃度が適正となり、トナー補給がむや
みに行われなくなるため、上述の如き不具合は防止され
る。しかし乍ら、ならし時間を必要以上長くすること
は、すぐに通常の画像形成動作に移れないことであり、
時間の浪費につながる。 目的 本発明の目的は、感光体に対するならし運転が必要な
画像形成装置において、ならし運転を必要以上長く行わ
ずとも、そのならし運転後の初めの画像形成時に、画像
に文字つぶれや地汚れなどを生じないようにした現像剤
のトナー濃度制御方法を提供することにある。 構成 本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した
形式の現像剤のトナー濃度制御方法において、感光体表
面の抵抗を高めるためのならし運転中には、前記現像装
置の現像剤へトナーを補給することなく、当該現像剤中
のトナーを感光体に付着させてトナーを消費し、感光体
上に形成されたパターントナー像の画像濃度を像濃度検
知素子によって検知することにより、当該画像濃度が前
記第1の所定濃度よりも高い第2の所定濃度以下まで低
下したことが検出されたとき、前記トナーの消費を停止
することを特徴とする現像剤のトナー濃度制御方法を提
案する。 実施例 以下、本発明を一実施例に基づき説明する。 第1図において、符号1はドラム状の感光体、10は感
光体1に対向配置された現像装置をそれぞれ示してい
る。現像装置10は、トナー補給ローラ4、撹拌ローラ
5、パドルホイール6、及び現像スリーブ7を有し、か
かる現像装置10にトナー補給バー3を備えたトナーカー
トリッジ2が装着される。 第2図において、符号8はトナー補給ソレノイドを示
し、これが励磁されると、係止レバー9はスプリングク
ラッチ11を釈放し、これに伴い駆動歯車12が回転を始め
るようになっている。駆動歯車12が回転すると、歯車1
3,中間歯車14,歯車15がそれぞれ矢印方向に回転駆動さ
れ、このうちの歯車15の回転によりトナー補給バー3
が、歯車13の回転によりトナー補給ローラ4がそれぞれ
回転する。 第1図において、トナー補給バー3が回転すると、ト
ナーカートリッジ2内のトナーがトナー補給ローラ4に
ふりかけられ、このふりかけられたトナーは撹拌ローラ
5で二成分系の現像剤と混合撹拌される。この混合撹拌
された現像剤はパドルホイール6で汲み上げられて、現
像スリーブ7に供給されて担持される。この担持された
現像剤中のトナーが感光体1に形成された静電潜像に付
着して、この潜像がトナー像として可視像化される。 第4図に示すように、原稿台16上に載置される原稿O
の先端より数cm先には、黒べたとなっている基準濃度パ
ターン17が設けられている。感光体1が駆動部により回
転駆動されて帯電装置で一様に帯電された後に露光装置
により基準濃度パターン17の像が露光されて感光体1上
に基準パターン潜像が形成され、次いで原稿Oの像が露
光されて静電潜像が形成される。そして、感光体1上の
上記各潜像は現像装置10により現像される。このように
して基準パターン潜像が現像装置10によって可視像化さ
れ、感光体上には第3図に示すようにパターントナー像
18が形成される。このパターントナー像18の画像濃度
は、感光体1に検出面を対向させたフォトセンサなどの
像濃度検知素子PSにより検知され、現像装置10における
現像剤のトナー濃度制御が行われる。一方、原稿Oによ
るトナー像が転写装置により転写紙に転写された後に、
感光体表面がクリーニング装置によりクリーニングされ
る。パターントナー像も同じくクリーニング装置によっ
てクリーニングされる。 このようなサイクルで複写が行われ、感光体ドラム1
は露光位置と転写位置との間でイレーサにより電源投入
後の第1回,第11回,第21回…というサイクル以外のサ
イクルで基準濃度パターン17による基準パターン潜像が
消去される。したがって基準濃度パターン17によるパタ
ーントナー像18(第3図)は10枚複写毎に1回形成さ
れ、像濃度検知素子PSでその画像濃度が検知される。こ
こで基準濃度パターン17による基準パターン潜像は、現
像装置10により一定の現像バイアス電圧で現像される。 上述のように、通常の画像形成動作時に、感光体1上
に基準パターン潜像を形成し、この潜像を現像装置10の
現像剤によってパターントナー像18として可視像化し、
該パターントナー像18の画像濃度を像濃度検知素子PSに
よって検知するのである。この検知により、パターント
ナー像18の画像濃度が第1の所定濃度よりも低いことが
検出されたとき、現像装置10の現像剤中にトナーが補給
される。すなわち、この検出に基づくトナー補給信号に
より、トナー補給ソレノイド8(第2図)が励磁され、
前述のように現像装置10の現像剤中にトナーが補給され
るのである。これに対し、トナー補給によって現像剤の
トナー濃度が所定の値まで回復すると、像濃度検知素子
PSからの信号に基づいてトナー補給ソレノイド8の励磁
が解除されてトナーの補給が停止される。このように現
像剤のトナー濃度が制御されるのである。 ここで、本例では感光体1上のパターントナー像18を
像濃度検知素子PSが検知したときの当該素子PSの出力電
圧をVspとし、そのパターントナー像の前又は後の感光
体地肌部を像濃度検知素子PSが検知したときの出力電圧
をVsgとしたとき、Vsg/Vspの値が予め決められた基準値
K1よりも小さくなったとき、パターントナー像18の画像
濃度が第1の所定濃度よりも低くなったものとし、これ
に基づくトナー補給信号によって現像装置10の現像剤に
トナーが補給されるように構成されている。より具体的
に示すと、パターントナー像18を像濃度検知素子PSが検
知したときの出力電圧Vspが0.5V、感光体1の地肌部を
像濃度検知素子PSが検知したときの、その出力電圧Vsg
が4.0VであるとしたときのVsg/Vsp=4.0V/0.5V=8.0の
値を基準値K1とするのである。ここで、現像装置10の現
像動作が行われうちに、その現像剤のトナー濃度が低下
すると、像濃度検知素子PSがパターントナー像18を検知
したときのその検知素子PSの出力電圧Vspは0.5Vよりも
大きくなる。一方、像濃度検知素子PSが地肌部を検知し
たときの、その出力電圧Vsgはトナー濃度の低下にかか
わらず、実質的に一定に保たれ、4.0Vを維持する。従っ
て、このときのVsg/Vspの値は基準値K1(=8)よりも
小さくなり、これに基づくトナー補給信号によってトナ
ー補給が行われるのである。一方、現像剤へのトナー補
給によって、現像剤のトナー濃度が上昇し、パターント
ナー像18の画像濃度が第1の所定濃度以上となると、Vs
g/Vspの値は基準値K1(=8)以上となり、このときは
トナー補給動作を停止する。このようにして、パターン
トナー像18の画像濃度、ひいては原稿画像に対応するト
ナー像の画像濃度が所定の範囲に収められ、これによっ
て高品質なトナー像が形成される。 また本例では、上述のVspとVsgの値は、像濃度検知素
子PSが、パターントナー像18と地肌部のそれぞれに対し
て、複数個所を検知し、その平均値として得られるよう
に構成されている。 上述のトナー濃度制御方法自体は、従来より周知なも
のであるが、本発明の理解のため、この方法のより具体
的な内容を、その一例として以下に説明する。 第5図に示すように主制御部19は像濃度検知素子PSの
出力信号を読込み、これに基づいてトナー補給ソレノイ
ド8を制御する。この主制御部19はマイクロコンピュー
タを用いて構成され、第7図はその濃度チェック制御ル
ーチンを示す。 主制御部19は、この濃度チェック制御ルーチンでは、
先ず、像濃度検知素子(以下Pセンサという)PSの出力
信号をチェックすべきタイミングであるか否かをPセン
サチェックREQ FLAG(リクエスト フラグ)を調べて
判断する。このPセンサチェックREQ FLAGは10枚複写
毎に1回形成された基準濃度パターン17によるパターン
トナー像18及びその後PセンサPSの検出位置を通過する
タイミングで立つようになっており、このタイミングで
はPセンサPSでパターントナー像18を検出したか否かを
PセンサPSの出力信号により判断する。そのパターント
ナー像を正常に検出すればPセンサPSの出力信号をサン
プリングして1バイトずつのデータに変換しメモリにス
トアする。 ここで、パターントナー像18の画像濃度が前述の第1
の所定濃度であるときは、第6図に示すように、そのパ
ターントナー像18に対するPセンサPSの出力電圧Vspは
0.5Vで、その前後の地肌部に対するPセンサPSの出力電
圧Vsgは4.0Vになる。また、2.5VをPセンサ切換点、1.5
VをPセンサ異常値としている。 次に上記メモリにストアしたデータからPセンサ切換
点によりVsgのデータ位置を判別してその8バイトのデ
ータの平均値をとり、Vsg平均値バッファ及びVsg表示バ
ッファに入れる。そしてこのVsg平均値がPセンサ切換
点より小さいか否かを判断し、小さくなければ正常とみ
なしてVspの平均化処理に進む。この処理ではPセンサ
チェックREQ FLAGをリセットし上記メモリから最初の
8バイトのVspデータをとり出してその平均値を求め
る。この平均値はVsp平均値バッファ及びVsp表示バッフ
ァに入れてPセンサ異常値より大きいか否かを判断し、
大きくなければ正常とみなしてトナー補給の判断処理を
行う。この処理ではVsg平均値が8×Vsp平均値より大き
いか否かを判断し、大きくなければトナー補給REQ FLA
Gをセットする。 次に補給中止1FLAG,補給中止2FLAG,補給REQ1FLAG,補
給REQ2FLAG,補給REQ3FLAGをリセットする。 また、Vsg平均値がPセンサ切換点より大きくなけれ
ばPセンサ異常FLAGをセットし、PセンサチェックREQ
FLAGをリセットする。 基準濃度パターンによるパターントナー像18をPセン
サPSで検知できなければVsg表示バッファにOFFHをセッ
トし、トナー補給REQ3FLAG,トナー補給REQ FLAG,Pセン
サ異常FLAGをセットし、PセンサチェックREQ FLAGを
リセットする。 トナー補給REQ FLAGをセットした場合1枚複写毎に
トナー補給ソレノイド8を一定時間ずつオンさせてスプ
リングクラッチ11を入れ、駆動歯車12を駆動してトナー
補給を行わせる。トナー補給REQ3FLAGをセットした場合
には、トナー補給ソレノイド8をオンさせる時間を長く
してトナー補給量を増加させる。これでもパターントナ
ー像18をPセンサで検知できない場合には補給中止2FLA
Gをセットし、トナー補給ソレノイド8の駆動を停止し
てトナー補給を停止する。 Vsp平均値がPセンサ異常値より大きくなった場合に
は、補給REQ1FLAGをセットしてVsp平均値バッファの内
容を前回Vsp平均値バッファに転送し、トナー補給REQ
FLAG,Pセンサ異常FLAGをセットしてPセンサチェックRE
Q FLAGをリセットする。 補給REQ1FLAGをセットした場合、トナー補給ソレノイ
ド8をオンさせる時間は通常より1段階長くする。これ
によりVsp平均値が前回より次回に小さくなければ補給R
EQ1FLAGをリセットするが、そうならなければ補給REQ2F
LAGをセットしてVsp平均値バッファの内容を前回Vsp平
均値バッファに移す。トナー補給ソレノイド8をオンさ
せる時間は補給REQ2FLAGのセットでさらに1段階長くし
トナー補給量を増加させる。これによりVsp平均値が前
回より次回に小さくなれば補給REQ1FLAG,補給REQ2FLAG
をリセットするが、そうならなければ補給中止1FLAGを
セットしトナー補給ソレノイド8の駆動を停止してトナ
ー補給を停止する。 第7図(a)におけるトナー補給の判断処理部分21は
第8図乃至第10図に示す例のいずれかに変更してもよ
い。第8図の例ではVsg平均値が8×Vsp平均値より大き
くなければトナー補給REQ FLAGをセットする。 そしてトナーエンドチェックFLAGがセットされていな
ければこれをセットしてVsp平均値を前回Vsp平均値バッ
ファに入れ、次回のVsp平均値が前回Vsp平均値バッファ
の値より小さくなければカートリッジ内のトナーが無く
なったことをトナーエンド表示部に表示させる。次回の
Vsp平均値が前回Vsp平均値バッファの値より小さければ
トナーエンドチェックFLAGをリセットし、またVsg平均
値が8×Vsp平均値より大きければトナーエンドチェッ
クFLAGをリセットする。 第9図の例ではVsg平均値が8×Vsp平均値より大きく
なければトナー補給REQ FLAGをセットし、Vsp平均値が
予め定められたトナーエンドレベルになればトナーエン
ド表示部を動作させる。 第10図の例ではVsg平均値が8×Vsp平均値より大きく
なければトナー補給REQ FLAGをセットし、Vsp平均値が
2回以上連続して設定値以上になった場合にトナーエン
ド表示部を動作させる。 なおトナー補給の判断はVsg平均値と8×Vsp平均値と
で行っているが、その係数の8は他の値でもよい。 以上が通常の画像形成動作時における現像剤のトナー
濃度制御方法である。 ここで、先に説明したように、新しい感光体を画像形
成装置本体に装着したときは、ならし運転によって感光
体表面の抵抗値を高める必要があるが、このならし運転
時に、前述のトナー濃度制御を実行すると、現像剤のト
ナー濃度が過度に高くなり、ならし運転から通常の画像
形成動作に移行したとき、その1枚目の画像の濃度が異
常に高くなってしまうおそれがある。そこで、本例で
は、感光体のならし運転時には、現像剤のトナー濃度制
御が次のように行われる。 先ず、図示されない操作部のかくし蓋内にあるディッ
プスイッチをオンすると、感光体のならし運転モードが
設定されるようになっている。以後、必要に応じてなら
し運転をフォーミングと呼ぶ。 フォーミングモードに設定されると、自動的にコピー
回数が第1の所定値である100回(一例である)に設定
される。この回数は、感光体上に前述した酸化膜が充分
に形成される程度の回数であり、これは色々な値を取り
得る。 次いで、プリントスイッチ(不図示)をオンすると、
複写プロセスが開始されるが、この場合には転写紙につ
いては給送されないようになっている。また、フォーミ
ング中は原稿台16(第4図)に、たとえ原稿が置かれた
としても、その原稿画像の複写によってトナーが消費さ
れないように、イレーサにより画像領域の静電潜像が全
部消去されるようになっている。 ここでフォーミング中において、感光体上のパターン
トナー像18(第3図)は、コピー動作1回毎に形成さ
れ、PセンサチェックREQ FLAGは1回毎にセットさ
れ、毎回Pセンサチェックが実行される。トナー補給RE
Q FLAGがセットされても、トナー補給クラッチは常に
オフされ、トナーを補給させないようにしてある。 ここで、本例では100回のならし運転の最初の50回を
第2の所定値であるとして、この第2の所定値となるま
では、トナー消費を行わせないようにすべく、イレース
光を感光体全面に照射して現像を行わないようにしてい
る。 コピー回数が第2の所定値に達し、51回目に移ると、
トナー消費を行うべく、トナー消費REQ FLAGがセット
される。トナー消費REQ FLAGがセットされていると、
基準濃度パターン17の露光後に、露光走査を行うための
スキャナの露光ランプが消灯されると共に、イレーサが
所定時間、消灯される。なお、露光ランプを消灯させる
代りに、原稿圧板を開放させるようにすることも可能で
ある。 かくの如き露光ランプやイレーサのオン・オフ制御
で、第3図に示す如く、円周方向の長さlが10cmの静電
潜像が作像され、この部位に対して現像が行われてべた
画像22が作られる。この画像22の大きさが定まっていれ
ば一定量のトナーが消費される。その大きさを変えれ
ば、トナー消費量を変えることができる。長さlだけの
静電潜像が形成されたあと、イレーサが全点灯され、一
方、上記露光ランプは次の基準濃度パターン露光のため
のタイミングで点灯される。 上述のように、フォーミングモード、すなわち感光体
表面の抵抗を高めるためのならし運転中には、現像装置
10の現像剤へトナーを補強することなく、当該現像剤中
のトナーを感光体1に付着させてべた画像22を形成し、
現像装置10のトナーを消費する。これと共に、感光体1
上に形成されたパターントナー像18の画像濃度をPセン
サPSによって検知する。これによって、パターントナー
像18の画像濃度が、前述の通常の画像形成動作時の第1
の所定濃度よりも高い第2の所定濃度以下まで低下した
ことが検出されたとき、上述のトナー消費、すなわちべ
た画像22の形成を停止する。 より具体的に説明すると、べた画像22の形成されるト
ナー消費時は、Pセンサチェックにより求められたVsp
平均値、Vsg平均値により現像剤のトナー濃度を検出す
べく、毎回、パターントナー像18の画像濃度検知が行わ
れるのであるが、このときの基準値をK2とする。この基
準値K2の値は通常の画像形成動作時の基準値K1と相違し
ている。すなわち、通常の画像形成動作時には、前述の
ようにVsg/Vsp=4.0/0.5=8=K1を基準値とし、Pセン
サPSがパターントナー像に18と地肌部を実際に検知した
ときの各出力値Vsp,Vsgの比Vsg/Vspの値が基準値K1より
も小さくなったとき、現像剤にトナーを補給するのであ
るが、フォーミング時には、K1と異なる基準値K1(Vsg/
Vsp=4.0/0.4=10)を基準値とする。 フォーミングモードの開始時に、現像装置10における
現像剤のトナー濃度を予め高めに設定しておき、べた画
像22の形成によって現像装置10のトナーを順次消費する
が、その際、Vsg平均値>K2×Vsp平均値の関係を満足し
ているときは、トナー濃度が未だ高いと判断してトナー
消費を続行する。 このようにトナー消費を続けると、現像装置10におけ
る現像剤のトナー濃度が漸次低下して行くので、Pセン
サPSの出力電圧の比Vsg平均値/Vsp平均値は次第に小さ
くなる。そして、この比の値がK2以下となったとき、す
なわちVsg平均値≦K2×Vsp平均値との関係となったと
き、現像剤のトナー濃度が低下して適正なものとなった
と判断して、トナー消費REQ FLAGをリセットし、トナ
ーの消費を停止させる。この停止のあと、100回のコピ
ー動作が終了するまでは、全面、イレーサ光を照射して
静電潜像を作らないようにする。すなわち、ベタ画像22
(第3図)を作らないようにするのである。 なお、第11図乃至第14図は今まで述べたトナー補給や
トナー消費やトナー濃度チェック等に関するサブルーチ
ンを示すものであり、また、第15図はスキャナ、露光ラ
ンプ、イレーサ等のタイミングチャートを示すものであ
る。 上述のように、フォーミング時に、現像装置10のトナ
ーを消費しながら、パターントナー像18の画像濃度を漸
次低下させ、その画像濃度が第2の所定濃度以下まで低
下したところで、トナー消費を停止するので、フォーミ
ングを終了して通常の画像形成動作に移行したとき、1
枚目の画像濃度が過多となることはなく、文字つぶれや
地肌汚れの発生を防止できる。しかも必要以上、長い時
間ならし運転を行わなくともよく、時間の浪費の発生を
阻止できる。 また、べた画像22の形成をやめ、そのべた画像22によ
る現像装置10のトナーの消費を停止した後も、実際に
は、100回のならし運転を終えるまでに少量のトナーが
消費される。このため、本例ではならし運転中における
基準値K2を通常の画像形成動作時の基準値K1に比べて大
きい値に設定し、ならし運転時のパターントナー像の画
像濃度が通常の画像形成動作時の第1の所定濃度よりも
高い第23の所定濃度以下となったときに、べた画像22に
よるトナー消費を停止させている。すなわち、通常の画
像形成動作時の適正な画像濃度よりも高めの画像濃度と
なったときに、トナー消費を停止するのである。このた
め、べた画像22によるトナー消費の停止後、100回のな
らし運転を終えるまでに少量のトナーが消費されても、
そのならし運転終了時には、適正な画像濃度が得られ
る。通常の画像形成動作時の基準値K1で、ならし運転時
にトナーの消費制御を行うものとすると、基準値K2で制
御を行った場合よりも、パターントナー像18の画像濃度
が薄くなった時点で、べた画像22によるトナー消費が停
止されることになるので、その後の少量のトナー消費に
より、ならし運転後の通常の画像形成動作のときの画像
濃度が低くなってしまう。基準値K2は高い画像濃度でト
ナー消費制御を行う値であるから、ならし運転後の通常
の画像形成動作時の画像濃度が低くなることはない。 なお、本例ではならし運転開始後、第2の所定値、す
なわち50回までは、べた画像22を形成してトナーを消費
することを行っていない。これは、この所定値以前のな
らし運転中は、感光体1の抵抗は未だ低いため、この時
期にべた画像を形成し、PセンサPSによってパターント
ナー像の画像濃度を検知しても、現像剤のトナー濃度を
正確に検出できないことがあるからである。50回までの
コピー動作を行えば、感光体の抵抗は既にかなり高くな
っているので、この状態でトナーを消費しながらパター
ントナー像18の画像濃度を検知し、これが第2の所定濃
度になったときにトナー消費を停止することによって、
現像剤のトナー濃度の検出精度を高めることができるの
である。 効果 本発明によれば、ならし運転時に、現像剤にトナーを
補給することなく、現像剤中のトナーを消費しながら、
パターントナー像の画像濃度を漸次低下させ、その画像
濃度が第2の所定濃度以下まで低下したところで、トナ
ー消費を停止するので、ならし運転を終了して通常の画
像形成動作に移行したとき、1枚目の画像濃度が過多と
なることはなく、文字つぶれや地肌汚れの発生を防止で
きる。しかも必要以上、長い時間ならし運転を行わなく
ともよく、時間の浪費の発生を阻止できる。また、現像
装置のトナーの消費を停止した後も、ならし運転を終え
るまでに少量のトナーが消費されるが、これに対応させ
て、ならし運転時のパターントナー像の画像濃度が通常
の画像形成動作時の第1の所定濃度よりも高い第2の所
定濃度以下まで低下したときに、トナー消費を停止させ
る。このため、トナー消費の停止後、ならし運転を終え
るまでに少量のトナーが消費されても、そのならし運転
終了時には、適正な画像濃度が得られる。このようにし
て、ならし運転後の1枚目の画像形成動作時から、文字
つぶれや地汚れがなく、しかも画像濃度が低くなりすぎ
ることのない良好な画質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を実施した複写機の現像装置の断面図、
第2図はトナー補給機構の斜視図、第3図は感光体にべ
た画像を形成することを説明するための図、第4図は基
準濃度パターンの設置図、第5図はトナー補給ソレノイ
ドやPセンサ等の制御ブロック図、第6図はPセンサの
出力図、第7図(a),(b),(c)及び第8図乃至
第10図はトナー補給制御等に関するフローチャート、第
11図,第12図,第13図(A),(B)及び第14図はトナ
ー消費制御等に関するサブルーチンを示すフローチャー
ト、第15図はスキャナ,露光ランプ,イレーサ等のタイ
ミングチャートである。 1……感光体、10……現像装置 18……パターントナー像、PS……像濃度検知素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−159560(JP,A) 特開 昭57−164770(JP,A) 特開 昭57−161755(JP,A) 特開 昭56−80079(JP,A) 特開 昭58−65459(JP,A) 特開 昭59−121354(JP,A) 特開 昭58−163975(JP,A) 特開 昭60−69666(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.通常の画像形成動作時に、感光体上に基準パターン
    潜像を形成し、該潜像を現像装置の現像剤によってパタ
    ーントナー像として可視像化し、該パターントナー像の
    画像濃度を像濃度検知素子によって検知することによ
    り、当該画像濃度が第1の所定濃度よりも低いことが検
    出されたとき、前記現像装置の現像剤中にトナーを補給
    する現像剤のトナー濃度制御方法において、感光体表面
    の抵抗を高めるためのならし運転中には、前記現像装置
    の現像剤へトナーを補給することなく、当該現像剤中の
    トナーを感光体に付着させてトナーを消費し、感光体上
    に形成されたパターントナー像の画像濃度を像濃度検知
    素子によって検知することにより、当該画像濃度が前記
    第1の所定濃度よりも高い第2の所定濃度以下まで低下
    したことが検出されたとき、前記トナーの消費を停止す
    ることを特徴とする現像剤のトナー濃度制御方法。
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