JP2716910B2 - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2716910B2
JP2716910B2 JP4161123A JP16112392A JP2716910B2 JP 2716910 B2 JP2716910 B2 JP 2716910B2 JP 4161123 A JP4161123 A JP 4161123A JP 16112392 A JP16112392 A JP 16112392A JP 2716910 B2 JP2716910 B2 JP 2716910B2
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和彦 東
聖 高桑
一明 有本
研一 成木
宏 福本
照巳 桑田
啓介 小田
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Mitsubishi Electric Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/26Pin feeds
    • B41J11/28Pin wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/36Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering

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  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印字率の変化、紙と
ピンチローラ間の摩擦力の変化、及び熱膨張によるプラ
テン径の変化に起因する色ズレを、紙搬送量を微調整す
ることで軽減するサーマルプリンタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来例の構成を図13及び図14を参照
しながら説明する。図13及び図14は、従来のサーマ
ルプリンタの電気回路及び機構を示す図である。
【0003】図13において、従来のサーマルプリンタ
は、紙搬送の制御等を行うMPU(マイクロ・プロセッ
サ)1と、プログラムのデータ等が記憶されるROM2
と、データ等の一時記憶のためのRAM3と、データが
入力される入力バッファ4と、ドットカウンタ等を含む
印画制御回路5と、データを出力する出力バッファ6
と、インクモータ駆動回路7と、インクシートを搬送す
るインクモータ8と、プラテンモータ駆動回路9と、ベ
ルトなどを介してプラテンを駆動するプラテンモータ1
0と、上記各回路相互を接続するバス11などから構成
されている。
【0004】また、図14において、従来のサーマルプ
リンタは、ヘッド12の下側を通ってインクシート13
を搬送する送り側ローラ14及び巻取り側ローラ15
と、クランパ20に挟んだ紙21を搬送するプラテン1
6、ピンチローラ17、ローラ18、19などの機構も
備えている。
【0005】つぎに、前述した従来例の動作を図15を
参照しながら説明する。図15は、従来のサーマルプリ
ンタの動作を示すタイミングチャートである。図15に
おいて、(a)はデータ受信同期信号、(b)は入力デー
タ、(c)はデータ転送、(d)は出力データ、(e)はプラ
テンモータの駆動パルスである。
【0006】図15(b)〜(d)に示すように、ライン毎
にデータが入力バッファ4に入力され、転送されて1ラ
インずれてヘッド12に出力される。ヘッド12には、
印字データの情報と、発熱するストローブ信号が入る。
【0007】MPU1は、データ受信同期信号に同期し
て、プラテンモータ10の駆動パルスを発生する。1ラ
イン分の出力で発生させる駆動パルスの数は一定であ
り、図15(e)では5パルスが示されている。また、励
磁パターンをプラテンモータ駆動回路9へセットする。
このプラテンモータ駆動回路9は、駆動パルスに同期し
て励磁パターンをプラテンモータ10に出力する。そし
て、プラテンモータ10が駆動されると、ベルトを介し
てプラテン16が回転し、クランパ20が移動して紙2
1が搬送される。
【0008】紙21の搬送は、ヘッド12の下から開始
され、プラテン16、ローラ18、19の回りに1色毎
に反時計方向に一周する。ヘッド12の下を通過する際
には、ヘッド12がもちあがり、プラテン16、ピンチ
ローラ17間を通過する際には、ピンチローラ17が開
きクランパ20が通過することができる。この時、イン
クシート13は、インクモータ8により紙21と同一の
一定速度で送られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
サーマルプリンタでは、紙搬送ムラに起因する色ズレを
生じるという問題点があった。以下、紙搬送ムラの要因
について説明する。主要な要因としては、印字率、既印
画面とピンチローラとの摩擦力、及びプラテンの熱膨張
がある。
【0010】まず、印字率による紙搬送量の変化につい
て図16及び図17を参照しながら説明する。図16は
従来のサーマルプリンタの機構の一部を示す図、図17
は従来のサーマルプリンタの印字率による紙搬送量の変
化を示すタイミングチャートである。
【0011】図16(a)は全く印字しない場合、同図
(b)は全ドット印字する場合をそれぞれ示している。プ
ラテン16は、一定速度で駆動されている。印字しない
場合は、インクシート13のインクは全く溶けていない
ので、インクシート13と紙21とは容易に剥離するこ
とができる。従って、比較的小さい力で紙21を引っ張
ることができる。
【0012】一方、印字する場合は、インクシート13
のインクが溶けているので、インクシート13と紙21
とを剥離するのは容易ではない。従って、大きい力で引
っ張る必要がある。すなわち、印字しない場合の引っ張
り力をF1、印字する場合の引っ張り力をF2とすると、
以下のような関係が成立する。 F1<F2 図16は両極端の場合を示したが、紙21の印字の濃度
や色によって引っ張り力F2は当然いろいろと異なる。
【0013】図17において、(a)はヘッド12のファ
イヤ状態、(b)は単位時間当たりの紙搬送量、(c)は印
画長をそれぞれ示す。なお、それぞれの横軸は印画進行
方向を示す。図17(a)〜(c)に示すように、印字によ
って引っ張り力Fが大きくなり紙搬送量が増え、印画長
が増大する。同図(c)に示す点線は、紙搬送量の変化が
ないとした場合の印画長の変化を表している。なお、搬
送量の制御としては、1ライン印字中のプラテンモータ
10の駆動パルス数は一定としている。
【0014】次に、既印画面とピンチローラとの摩擦力
による紙搬送量の変化について図18及び図19を参照
しながら説明する。図18は従来のサーマルプリンタの
機構の一部を示す図、図19は従来のサーマルプリンタ
の既印画面とピンチローラとの摩擦力による紙搬送量の
変化を示すタイミングチャートである。
【0015】図18(a)及び(b)は紙21に何か印字
(印画)している場合、同図(c)及び(d)は紙21に何
も印字していない場合をそれぞれ示している。既印画面
に印字する場合は、既印画面の凹凸によりピンチローラ
17との摩擦係数が大きい。一方、白紙面に印字する場
合は、凹凸がないので、摩擦係数が小さい。すなわち、
既印画面とピンチローラ17との摩擦係数をμ1、白紙
面とピンチローラ17との摩擦係数をμ2とすると、以
下のような関係が成立する。 μ1>μ2 この摩擦係数は、2色目以降の印字に関与してくる。
【0016】図19において、(a)は紙の印画状態、
(b)はピンチローラと印画面の摩擦係数、(c)は紙を搬
送しようとする力、(d)は紙搬送量、(e)は印画長をそ
れぞれ示す。なお、それぞれの横軸は印画進行方向を示
す。図19(a)〜(e)に示すように、既印画面によって
ピンチローラ17との摩擦係数が大きくなるので、紙2
1を搬送しようとする力が小さくなり、紙搬送量が減
り、印画長が正規のものよりも減少する。つまり、ピン
チローラ17の摩擦力は紙の搬送方向に対してブレーキ
として働く。同図(e)に示す点線は、紙搬送量の変化が
ないとした場合の印画長の変化を表している。
【0017】さらに、プラテンの熱膨張による紙搬送量
の変化について図20及び図21を参照しながら説明す
る。図20は従来のサーマルプリンタの機構の一部を示
す図、図21は従来のサーマルプリンタのプラテンの熱
膨張による紙搬送量の変化を示すタイミングチャートで
ある。
【0018】図20に示すように、ヘッド12の発熱体
が発熱すると、プラテン16に熱が蓄積されることによ
りプラテン16の径が膨張する。従って、1ライン当た
りの紙搬送量が増加する。
【0019】図21において、(a)はプラテンの温度上
昇、(b)はプラテン膨張度、(c)は紙搬送量、(d)は印
画長をそれぞれ示す。なお、それぞれの横軸は印画進行
方向を示す。図21(a)〜(d)に示すように、ヘッド1
2の発熱によりプラテン16の温度が上昇して膨張度が
増加する。そうすると、プラテン16の径が大きくなる
ので、紙搬送量が増加して印画長も増加する。同図(d)
に示す点線は、紙搬送量の変化がないとした場合の印画
長の変化を表している。
【0020】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、紙搬送ムラに起因する色ズレを改
善することができるサーマルプリンタを得ることを目的
とする。また、色ズレ補正制御を行う上で、プリンタの
最小紙搬送量よりも小さい補正量を伴う紙搬送制御を行
い、よりきめ細かい色ズレ補正制御を可能とし、さら
に、制御のアルゴリズムを追加するだけできめ細かい色
ズレ補正制御を可能とし、安価で高性能な装置を実現す
ることができるサーマルプリンタを得ることを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るサーマルプリンタは、紙搬送量を微調整することで紙
搬送ムラに起因する色ズレを軽減するサーマルプリンタ
において、予め求めた印字率に起因する紙搬送量の変化
を打ち消す第1の補正量を印画回数毎の印字率毎に記憶
する第1の補正テーブルと、予め求めた既印画面とピン
チローラとの摩擦力に起因する紙搬送量の変化を打ち消
す第2の補正量を印画回数毎に記憶する第2の補正テー
ブルと、予め求めたプラテンの熱膨張に起因する紙搬送
量の変化を打ち消す第3の補正量を発熱量積算値毎に記
憶する第3の補正テーブルと、ドット数をカウントする
ことにより印字しようとするラインの印字率を算出し前
記算出した印字率に対応する第1の補正量を前記第1の
補正テーブルから求め、ドット数をカウントすることに
より印字履歴を算出し前色の印字履歴が有る場合には印
画回数に対応する第2の補正量を前記第2の補正テーブ
ルから求め、ドット数をカウントすることにより印字し
ようとするラインの発熱量を算出して前記算出した発熱
量に前ラインまでの累積発熱量を加えて発熱量積算値を
算出し前記算出した発熱量積算値に対応する第3の補正
量を前記第3の補正テーブルから求め、前記第1、第2
及び第3の補正量を加算して総合の補正量を求め、前記
総合の補正量に前ラインの補正量余りを合算する演算手
段と、前記合算した補正量に基づいて駆動パルス周期を
制御してプラテンを駆動する駆動手段とを備えたもので
ある。
【0022】この発明の請求項2に係るサーマルプリン
タは、紙搬送量を微調整することで紙搬送ムラに起因す
る色ズレを軽減するサーマルプリンタにおいて、予め求
めた印字率に起因する紙搬送量の変化を打ち消す補正量
を印画回数毎の印字率毎に記憶する補正テーブルと、ド
ット数をカウントすることにより印字しようとするライ
ンの印字率を算出し前記算出した印字率に対応する補正
量を前記補正テーブルから求め、前記求めた補正量に前
ラインの補正量余りを合算する演算手段と、前記合算し
た補正量に基づいて駆動パルス周期を制御してプラテン
を駆動する駆動手段とを備えたものである。
【0023】この発明の請求項3に係るサーマルプリン
タは、紙搬送量を微調整することで紙搬送ムラに起因す
る色ズレを軽減するサーマルプリンタにおいて、予め求
めた既印画面とピンチローラとの摩擦力に起因する紙搬
送量の変化を打ち消す補正量を印画回数毎に記憶する補
正テーブルと、ドット数をカウントすることにより印字
履歴を算出し前色の印字履歴が有る場合には印画回数に
対応する補正量を前記補正テーブルから求め、前記求め
た補正量に前ラインの補正量余りを合算する演算手段
と、前記合算した補正量に基づいて駆動パルス周期を制
御してプラテンを駆動する駆動手段とを備えたものであ
る。
【0024】この発明の請求項4に係るサーマルプリン
タは、紙搬送量を微調整することで紙搬送ムラに起因す
る色ズレを軽減するサーマルプリンタにおいて、予め求
めたプラテンの熱膨張に起因する紙搬送量の変化を打ち
消す補正量を発熱量積算値毎に記憶する補正テーブル
と、ドット数をカウントすることにより印字しようとす
るラインの発熱量を算出して前記算出した発熱量に前ラ
インまでの累積発熱量を加えて発熱量積算値を算出し前
記算出した発熱量積算値に対応する補正量を前記補正テ
ーブルから求め、前記求めた補正量に前ラインの補正量
余りを合算する演算手段と、前記合算した補正量に基づ
いて駆動パルス周期を制御してプラテンを駆動する駆動
手段とを備えたものである。
【0025】この発明の請求項5に係るサーマルプリン
タは、前記演算手段が、前記合算した補正量を最小制御
量で除してその整数部を前記最小制御量で乗じた制御量
を演算するとともに、前記合算した補正量から前記演算
した制御量を減じた補正量余りを演算し、前記駆動手段
が、前記演算した制御量により駆動パルス周期を制御す
るものである。
【0026】
【作用】この発明の請求項1に係るサーマルプリンタに
おいては、第1の補正テーブルによって、予め求めた印
字率に起因する紙搬送量の変化を打ち消す第1の補正量
が印画回数毎の印字率毎に記憶され、第2の補正テーブ
ルによって、予め求めた既印画面とピンチローラとの摩
擦力に起因する紙搬送量の変化を打ち消す第2の補正量
が印画回数毎に記憶され、第3の補正テーブルによっ
て、予め求めたプラテンの熱膨張に起因する紙搬送量の
変化を打ち消す第3の補正量が発熱量積算値毎に記憶さ
れる。 また、演算手段によって、ドット数をカウントす
ることにより印字しようとするラインの印字率を算出し
前記算出した印字率に対応する第1の補正量が前記第1
の補正テーブルから求められ、ドット数をカウントする
ことにより印字履歴を算出し前色の印字履歴が有る場合
には印画回数に対応する第2の補正量が前記第2の補正
テーブルから求められ、ドット数をカウントすることに
より印字しようとするラインの発熱量を算出して前記算
出した発熱量に前ラインまでの累積発熱量を加えて発熱
量積算値を算出し前記算出した発熱量積算値に対応する
第3の補正量が前記第3の補正テーブルから求められ、
前記第1、第2及び第3の補正量を加算して総合の補正
量が求められ、前記総合の補正量に前ラインの補正量余
りが合算される。 さらに、駆動手段によって、前記合算
した補正量に基づいて駆動パルス周期が制御されてプラ
テンを駆動される。
【0027】この発明の請求項2に係るサーマルプリン
タにおいては、補正テーブルによって、予め求めた印字
率に起因する紙搬送量の変化を打ち消す補正量が印画回
数毎の印字率毎に記憶される。 また、演算手段によっ
て、ドット数をカウントすることにより印字しようとす
るラインの印字率を算出し前記算出した印字率に対応す
る補正量が前記補正テーブルから求められ、前記求めた
補正量に前ラインの補正量余りが合算される。 さらに、
駆動手段によって、前記合算した補正量に基づいて駆動
パルス周期が制御されてプラテンが駆動される。
【0028】この発明の請求項3に係るサーマルプリン
タにおいては、補正テーブルによって、予め求めた既印
画面とピンチローラとの摩擦力に起因する紙搬送量の変
化を打ち消す補正量が印画回数毎に記憶される。 また、
演算手段によって、ドット数をカウントすることにより
印字履歴を算出し前色の印字履歴が有る場合には印画回
数に対応する補正量が前記補正テーブルから求められ、
前記求めた補正量に前ラインの補正量余りが合算され
る。 さらに、駆動手段によって、前記合算した補正量に
基づいて駆動パルス周期が制御されてプラテンが駆動さ
れる。
【0029】この発明の請求項4に係るサーマルプリン
タにおいては、補正テーブルによって、予め求めたプラ
テンの熱膨張に起因する紙搬送量の変化を打ち消す補正
量が発熱量積算値毎に記憶される。 また、演算手段によ
って、ドット数をカウントすることにより印字しようと
するラインの発熱量を算出して前記算出した発熱量に前
ラインまでの累積発熱量を加えて発熱量積算値を算出し
前記算出した発熱量積算値に対応する補正量が前記補正
テーブルから求められ、前記求めた補正量に前ラインの
補正量余りが合算される。 さらに、駆動手段によって、
前記合算した補正量に基づいて駆動パルス周期が制御さ
れてプラテンが駆動される。
【0030】この発明の請求項5に係るサーマルプリン
タにおいては、前記演算手段によって、前記合算した補
正量を最小制御量で除してその整数部を前記最小制御量
で乗じた制御量が演算されるとともに、前記合算した補
正量から前記演算した制御量を減じた補正量余りが演算
される。 また、前記駆動手段によって、前記演算した制
御量により駆動パルス周期が制御される。
【0031】
【実施例】
実施例1.この発明の実施例1の構成を図1を参照しな
がら説明する。図1は、この発明の実施例1を示すブロ
ック図であり、ハードウエア的には上述した従来装置の
ものと全く同一である。ROM2には各要因に基づき予
めシミュレートして求めた補正テーブル1、2、3が登
録されている。なお、各図中、同一符号は同一又は相当
部分を示す。
【0032】ところで、この発明の演算手段は、前述し
たこの発明の実施例1ではMPU1に相当し、この発明
駆動手段は、実施例1では、プラテンモータ駆動回路
9及びプラテンモータ10から構成されている。
【0033】つぎに、前述した実施例1の動作を図2を
参照しながら説明する。図2は、この発明の実施例1の
動作を示すタイミングチャートである。図2(b)〜(d)
に示すように、データの入出力と転送は図15に示す従
来例と同様である。同図(e)に示すように、ステップ2
2〜26の搬送量の変化量の算出は、データ転送の後で
行われる。そして、次のラインの駆動パルス周期の1つ
だけを可変する。例えば、同図(f)に示すように、駆動
パルス周期2、t2’がそれである。つまり、1ライン
中の複数の駆動パルスの任意の1パルスの周期を制御し
て、パルス周期を変化させることにより搬送量を制御す
る。同図(f)に示すように、プラテンモータ10の駆動
パルスは、データ受信同期信号に非同期である。
【0034】第1番目に、印字率による搬送量の変化に
対する補正量1の算出について図3及び図4を参照しな
がら説明する。図3は、この発明の実施例1の印字率に
対応する補正テーブル1を示す図である。
【0035】まず、印字しようとするラインの印字率を
求めて、この印字率に対応する補正量1を算出する。ラ
イン毎の印字率は、データ入力処理時に、印画制御回路
5に含まれるドットカウンタによりドット数をカウント
することにより求める。ヘッド12の発熱量(熱エネル
ギー)はドット数と階調の積に比例するので、階調毎に
ドット数を求める。つまり、印字率はヘッド12の発熱
量を表すことになる。
【0036】図3に示すように、メモリ容量の関係上、
印字率は印画の有無の2通りとし、発熱量(ドット数)
の所定値からの大小により分けている。また、ラインの
位置により搬送量の変化が異なるので、ライン毎に補正
量1を求めるのが最良であるが、これもメモリ容量の関
係上、1画面を構成するラインを複数のブロックに分割
してブロック毎に補正量1を求める。例えば、1ライン
目は分割ブロック“1”に含まれる。
【0037】印画する色、つまり、印画回数によっても
搬送量の変化が異なるので、回数毎に補正量1を求め
る。さらに、メディアの種類(紙、その他の記録媒体)
によっても異なるので、メディア毎の補正量1を求める
必要がある。なお、図3はプラスの補正量1のみを示し
ているが、マイマスの補正量1も当然ある。
【0038】図4は、この発明の実施例1の印字率によ
る搬送量の変化に対する補正処理を示すタイミングチャ
ートである。図4(a)はヘッド12のファイヤ状態、
(b)は搬送量、(c)は補正量、(d)は補正後の搬送量を
それぞれ示す。なお、それぞれの横軸は印画進行方向を
示す。図4(a)〜(c)に示すように、発熱量が大きい場
合には搬送量の変化も大きいので、それに対応して補正
量1も大きい。
【0039】第2番目に、既印画面とピンチローラとの
摩擦力による搬送量の変化に対する補正量2の算出につ
いて図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、こ
の発明の実施例1の印字履歴テーブルと既印画面とピン
チローラとの摩擦力に対応する補正テーブル2を示す図
である。図5において、(a)及び(b)は印字履歴テーブ
ル、(c)は補正テーブル2をそれぞれ示す。
【0040】最初の印画では、紙は白紙の状態で印画さ
れるので、図5(a)に示すように、RAM3上の印字履
歴テーブルに印画面の印字履歴を残す。この印字履歴は
ライン毎に残すのが最良であるが、メモリ容量の関係
上、例えば、64ライン毎の4つのブロックに分割し、
ブロック毎に印字履歴を残す。つまり、階調毎にドット
数をカウントし、64ラインにわたって蓄積して、その
ブロックの印字の程度を“0”か“1”で記述する。
【0041】図6は、この発明の実施例1の既印画面と
ピンチローラとの間の摩擦力による搬送量の変化に対す
る補正処理を示すタイミングチャートである。図6(a)
は印字の程度、つまり、前色までの印字履歴、同図(b)
は搬送量、同図(c)は補正量2、同図(d)は補正後の搬
送量をそれぞれ示す。なお、それぞれの横軸は印画進行
方向を示す。
【0042】次色の印画では、印字履歴テーブルにより
印字しようとするラインが属するブロックの印字の履歴
を参照し、“0”の場合は補正をせずに通常の搬送量と
する。一方、“1”の場合には補正を考慮した搬送量と
する。この処理の様子を示したのが図6である。補正量
2は、図5(c)に示すように、メディア毎に、さらに印
画回数毎に補正テーブル2から選択する。なお、この次
色ではブロック2、3及び4で印画を行う。
【0043】この次色の印画でも、最初の印画と同様
に、印字履歴テーブルに印画面の印字履歴を残す。すな
わち、図5(b)に示すような印字履歴テーブルとなる。
【0044】第3番目に、プラテンの熱膨張による搬送
量の変化に対する補正量3の算出について図7、図8及
び図9を参照しながら説明する。図7は、この発明の実
施例1のプラテンの熱膨張による搬送量の変化に対する
補正処理を示すフローチャートである。図8は、発熱量
積算値に対応する補正テーブル3を示す図である。
【0045】ステップ30において、全ライン入力完了
の場合はこの処理を終了し、未完の場合には次のステッ
プ31に進み、1ラインのデータを入力する。
【0046】ステップ32において、データ入力時にカ
ウントした階調毎のドット数から発熱量を計算する。こ
の発熱量Jは次式により求められる。 J=α(β0a+β1b+β2c+・・・) ただし、αは比例係数、β0、β1、β2、・・・は発熱
指数、a、b、c、・・・は階調毎のドット数を表す。
【0047】ステップ33において、前回までの発熱量
の累計に今回の発熱量を加える。ステップ34におい
て、発熱量の積算値に基づいて図8に示す補正テーブル
3から補正量3を求める。以上の処理を全ライン入力完
了までライン毎に繰り返す。なお、ヘッド12の初期温
度はヘッド12に設けられたサーミスタにより検出する
ことができる。すなわち、プラテン16の温度上昇(膨
張度)をヘッド12の発熱量の計算により求める。
【0048】図9は、この発明の実施例1のプラテンの
熱膨張による搬送量の変化に対する補正処理を示すタイ
ミングチャートである。図9(a)はプラテンの温度上
昇、(b)はプラテン膨張度、(c)は搬送量、(d)は補正
量、(e)は補正後の搬送量をそれぞれ示す。なお、それ
ぞれの横軸は印画進行方向を示す。
【0049】図10は、この発明の実施例1の全体の補
正処理を示すタイミングチャートである。図10(a)、
(b)及び(c)は印字率、ピンチローラの摩擦力及びプラ
テンの熱膨張による搬送量の変化をそれぞれ示し、(d)
は全体の搬送量の変化を示す。また、同図(e)、(f)及
び(g)は補正量1、補正量2及び補正量3を示し、(h)
は総合の補正量を示す。さらに、同図(i)は補正後の搬
送量を示す。なお、それぞれの横軸は印画進行方向を示
す。
【0050】前述したように、印字を行う場合と行わな
い場合とでは、クランパ20とプラテン16により搬送
する力が変化し紙搬送量が一定でなくなる。また、前回
印字した場合と印字しない場合とでは、ピンチローラ1
7と印画面の摩擦力(係数)が変化することにより紙搬
送量が変化する。1ライン当たりの搬送量の変化は微少
であるが、WBサイズ分印画すると、その累積は無視で
きなくなる。さらに、プラテン16の熱膨張によっても
紙の搬送量は変化する。
【0051】そこで、この発明の実施例1は、印字率
と、プラテン16の温度上昇をシミュレートし、その結
果に応じて搬送量の変化を打ち消すように、紙搬送量を
1ライン毎に微調整するようにしたので、紙搬送量の変
化に起因する色ズレを軽減することができるという効果
を奏する。また、機構的調整能力以上の色ズレ調整が可
能となるという効果を奏する。
【0052】この発明の実施例1は、紙搬送ムラに起因
する色ズレを改善するために、印字率、既印画面とピン
チローラとの摩擦力、及びプラテンの熱膨張に起因する
紙搬送量の変化をシミュレートすることにより、紙搬送
量を1ライン毎に微調整するようにした。
【0053】実施例2.なお、前述した実施例1では3
つの要因による補正量を総合したが、各要因毎に独立し
て補正処理を実施しても十分な作用効果を奏する。
【0054】ところで前述した説明では、階調のある昇
華型に利用する場合について述べたが、印字の有無によ
り紙搬送量を制御しているので、その他の例えば、階調
のない熔融型にも利用できることはいうまでもない。
【0055】実施例3.この発明の実施例3について図
11及び図12を参照しながら説明する。図11は、こ
の発明の実施例3の動作を示すフローチャートである。
また、図12は、この発明の実施例3の補正テーブルを
示す図である。なお、図11は、図1に示すステップ2
6の内容を詳細にしたサーマルプリンタのモータ駆動の
制御量の算出アルゴリズムである。
【0056】図12(a)は、補正量が0.6の場合の
例、同図(b)は、補正量が1.5から0.5づつ増加
する場合の例をそれぞれ示す。
【0057】なお、図22(a)は、補正量が0.6の
場合の図11のアルゴリズムを用いないときの例、同図
(b)は、補正量が1.5から0.5づつ増加する場合
の図11のアルゴリズムを用いないときの例をそれぞれ
示す。
【0058】図11において、モータ駆動の制御量は次
のように算出する。まず、ステップ261において、印
字している当該ラインの補正量を求める。これは、前記
図1のステップ25で示す総合の補正量である。
【0059】ステップ262において、補正量合算を求
める。この補正量合算は、前記当該ライン補正量と、前
ライン補正量の余りの合算である。
【0060】ステップ263において、次に制御量を求
める。モータ駆動に反映させる制御量は、前記補正量合
算を最小制御量で除して、その整数部を最小制御量にて
乗じたものである。これは、補正量合算の内輪で一番近
い最小制御量の整数倍である制御量である。
【0061】ステップ264において、最後に補正余り
を求める。これは、前記補正量合算から前記制御量を減
じたものである。以上が、制御量の算出のアルゴリズム
である。
【0062】つづいて、具体的な例について説明する。
図12(a)において、最小制御量は「1」とする。ま
た、1ライン当たりの補正量は0.6であるとする。同
図(a)に示すように、Nラインの制御量は、前ライン
補正量余りが0.0のため、補正量合算は0.6であ
る。従って、制御量は0である。また、補正量余りは
0.6である。
【0063】N+1ラインの制御量は、前ラインの補正
量余りが0.6のため、補正量合算は1.2であり、制
御量は1となる。そして、補正量余りは0.2となる。
以下、同様に制御量を算出すると、図12(a)のよう
になる。ここで、5ラインの制御量は3である。
【0064】図22(a)に示すように、前記アルゴリ
ズムを用いない例では、当該ライン補正量が最小制御補
正量の1未満のため、何ライン印字しても制御量は0で
あり、補正できないことを示す。
【0065】図12(b)において、最小制御量は前記
例と同様に「1」であるとする。1ラインの補正量は
1.5から0.5づつ増加するものとする。前記例と同
様の算出を実行すると、4ラインの制御量の小計は9で
ある。
【0066】図22(b)に示すように、前記アルゴリ
ズムを用いない例では、算出を行うと制御量の小計は8
であり、制御量の切り捨てによる誤差が累積しているこ
とが解る。
【0067】この発明の実施例3は、以上のように、予
め求めた紙搬送ムラに起因する紙搬送量の変化を打ち消
す最小制御量未満の補正量を含む補正量をRAM3等に
記憶し、印字しようとするライン毎の紙搬送ムラを求
め、この紙搬送ムラに対応する最小制御量未満の補正量
を含む補正量と前ラインの補正量余りとを合算した補正
量を算出し、この算出した補正量に基づいてライン毎に
紙搬送量の補正量の余りを算出し、前記ライン毎に紙搬
送量を制御するMPU1等を備えたので、装置の最小制
御量未満の補正を行うことができ、紙搬送ムラに起因す
る色ずれを改善することができるという効果を奏する。
【0068】
【発明の効果】この発明の請求項1に係るサーマルプリ
ンタは、以上説明したとおり、紙搬送量を微調整するこ
とで紙搬送ムラに起因する色ズレを軽減するサーマルプ
リンタにおいて、予め求めた印字率に起因する紙搬送量
の変化を打ち消す第1の補正量を印画回数毎の印字率毎
に記憶する第1の補正テーブルと、予め求めた既印画面
とピンチローラとの摩擦力に起因する紙搬送量の変化を
打ち消す第2の補正量を印画回数毎に記憶する第2の補
正テーブルと、予め求めたプラテンの熱膨張に起因する
紙搬送量の変化を打ち消す第3の補正量を発熱量積算値
毎に記憶する第3の補正テーブルと、ドット数をカウン
トすることにより印字しようとするラインの印字率を算
出し前記算出した印字率に対応する第1の補正量を前記
第1の補正テーブルから求め、ドット数をカウントする
ことにより印字履歴を算出し前色の印字履歴が有る場合
には印画回数に対応する第2の補正量を前記第2の補正
テーブルから求め、ドット数をカウントすることにより
印字しようとするラインの発熱量を算出して前記算出し
た発熱量に前ラインまでの累積発熱量を加えて発熱量積
算値を算出し前記算出した発熱量積算値に対応する第3
の補正量を前記第3の補正テーブルから求め、前記第
1、第2及び第3の補正量を加算して総合の補正量を求
め、前記総合の補正量に前ラインの補正量余りを合算す
る演算手段と、前記合算した補正量に基づいて駆動パル
ス周期を制御してプラテンを駆動する駆動手段とを備え
たので、紙搬送ムラに起因する色ズレを改善することが
できるという効果を奏する。
【0069】この発明の請求項2に係るサーマルプリン
タは、以上説明したとおり、紙搬送量を微調整すること
で紙搬送ムラに起因する色ズレを軽減するサーマルプリ
ンタにおいて、予め求めた印字率に起因する紙搬送量の
変化を打ち消す補正量を印画回数毎の印字率毎に記憶す
る補正テーブルと、ドット数をカウントすることにより
印字しようとするラインの印字率を算出し前記算出した
印字率に対応する補正量を前記補正テーブルから求め、
前記求めた補正量に前ラインの補正量余りを合算する演
算手段と、前記合算した補正量に基づいて駆動パルス周
期を制御してプラテンを駆動する駆動手段とを備えたの
で、紙搬送ムラに起因する色ズレを改善することができ
るという効果を奏する。
【0070】この発明の請求項3に係るサーマルプリン
タは、以上説明したとおり、紙搬送量を微調整すること
で紙搬送ムラに起因する色ズレを軽減するサーマルプリ
ンタにおいて、予め求めた既印画面とピンチローラとの
摩擦力に起因する紙搬送量の変化を打ち消す補正量を印
画回数毎に記憶する補正テーブルと、ドット数をカウン
トすることにより印字履歴を算出し前色の印字履歴が有
る場合には印画回数に対応する補正量を前記補正テーブ
ルから求め、前記求めた補正量に前ラインの補正量余り
を合算する演算手段と、前記合算した補正量に基づいて
駆動パルス周期を制御してプラテンを駆動する駆動手段
とを備えたので、紙搬送ムラに起因する色ズレを改善す
ることができるという効果を奏する。
【0071】この発明の請求項4に係るサーマルプリン
タは、以上説明したとおり、紙搬送量を微調整すること
で紙搬送ムラに起因する色ズレを軽減するサーマルプリ
ンタにおいて、予め求めたプラテンの熱膨張に起因する
紙搬送量の変化を打ち消す補正量を発熱量積算値毎に記
憶する補正テーブルと、ドット数をカウントすることに
より印字しようとするラインの発熱量を算出して前記算
出した発熱量に前ラインまでの累積発熱量を加えて発熱
量積算値を算出し前記算出した発熱量積算値に対応する
補正量を前記補正テーブルから求め、前記求めた補正量
に前ラインの補正量余りを合算する演算手段と、前記合
算した補正量に基づいて駆動パルス周期を制御してプラ
テンを駆動する駆動手段とを備えたので、紙搬送ムラに
起因する色ズレを改善することができるという効果を奏
する。
【0072】この発明の請求項5に係るサーマルプリン
タは、以上説明したとおり、前記演算手段が、前記合算
した補正量を最小制御量で除してその整数部を前記最小
制御量で乗じた制御量を演算するとともに、前記合算し
た補正量から前記演算した制御量を減じた補正量余りを
演算し、前記駆動手段が、前記演算した制御量により駆
動パルス周期を制御するので、装置の最小制御量未満の
補正を行うことができ、紙搬送ムラに起因する色ずれを
改善することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例1の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図3】この発明の実施例1の補正テーブル1を示す図
である。
【図4】この発明の実施例1の印字率に基づく補正処理
を示すタイミングチャートである。
【図5】この発明の実施例1の補正テーブル2を示す図
である。
【図6】この発明の実施例1のピンチローラの摩擦力に
基づく補正処理を示すタイミングチャートである。
【図7】この発明の実施例1のプラテンの熱膨張に基づ
く補正処理を示すフローチャートである。
【図8】この発明の実施例1の補正テーブル3を示す図
である。
【図9】この発明の実施例1のプラテンの熱膨張に基づ
く補正処理を示すタイミングチャートである。
【図10】この発明の実施例1の3つの要因に基づく補
正処理を示すタイミングチャートである。
【図11】この発明の実施例3の制御量の算出のアルゴ
リズムを示すフローチャートである。
【図12】この発明の実施例3の補正テーブルを示す図
である。
【図13】従来のサーマルプリンタの電気回路を示す図
である。
【図14】従来のサーマルプリンタの機構を示す図であ
る。
【図15】従来のサーマルプリンタの動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図16】従来のサーマルプリンタの機構の一部を示す
図である。
【図17】従来のサーマルプリンタの印字率による紙搬
送量の変化を示すタイミングチャートである。
【図18】従来のサーマルプリンタの機構の一部を示す
図である。
【図19】従来のサーマルプリンタの既印画面とピンチ
ローラとの摩擦力による紙搬送量の変化を示すタイミン
グチャートである。
【図20】従来のサーマルプリンタの機構の一部を示す
図である。
【図21】従来のサーマルプリンタのプラテンの熱膨張
による紙搬送量の変化を示すタイミングチャートであ
る。
【図22】この発明の実施例3のアルゴリズムを用いな
い場合の補正テーブルを示す図である。
【符号の説明】
1 MPU 2 ROM 3 RAM 5 印画制御回路 9 プラテンモータ駆動回路 10 プラテンモータ 12 ヘッド 16 プラテン 17 ピンチローラ 21 紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成木 研一 福山市緑町1番8号 三菱電機株式会社 福山製作所内 (72)発明者 福本 宏 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 中央研究所内 (72)発明者 桑田 照巳 福山市緑町1番8号 三菱電機エンジニ アリング株式会社 姫路事業所福山支所 内 (72)発明者 小田 啓介 福山市緑町1番8号 三菱電機株式会社 福山製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−64583(JP,A) 特開 平2−125772(JP,A) 特開 昭60−255467(JP,A) 特開 昭59−140085(JP,A) 特開 平3−193374(JP,A) 特開 昭62−119075(JP,A) 特開 昭63−231960(JP,A) 特開 昭63−272560(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙搬送量を微調整することで紙搬送ムラ
    に起因する色ズレを軽減するサーマルプリンタにおい
    て、 予め求めた印字率に起因する紙搬送量の変化を打ち消す
    第1の補正量を印画回数毎の印字率毎に記憶する第1の
    補正テーブルと、 予め求めた既印画面とピンチローラとの摩擦力に起因す
    る紙搬送量の変化を打ち消す第2の補正量を印画回数毎
    に記憶する第2の補正テーブルと、 予め求めたプラテンの熱膨張に起因する紙搬送量の変化
    を打ち消す第3の補正量を発熱量積算値毎に記憶する第
    3の補正テーブルと、 ドット数をカウントすることにより印字しようとするラ
    インの印字率を算出し前記算出した印字率に対応する第
    1の補正量を前記第1の補正テーブルから求め、ドット
    数をカウントすることにより印字履歴を算出し前色の印
    字履歴が有る場合には印画回数に対応する第2の補正量
    を前記第2の補正テーブルから求め、ドット数をカウン
    トすることにより印字しようとするラインの発熱量を算
    出して前記算出した発熱量に前ラインまでの累積発熱量
    を加えて発熱量積算値を算出し前記算出した発熱量積算
    値に対応する第3の補正量を前記第3の補正テーブルか
    ら求め、前記第1、第2及び第3の補正量を加算して総
    合の補正量を求め、前記総合の補正量に前ラインの補正
    量余りを合算する演算手段と、 前記合算した補正量に基づいて駆動パルス周期を制御し
    てプラテンを駆動する駆動手段と を備えたことを特徴と
    するサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 紙搬送量を微調整することで紙搬送ムラ
    に起因する色ズレを軽減するサーマルプリンタにおい
    て、 予め求めた印字率に起因する紙搬送量の変化を打ち消す
    補正量を印画回数毎の印字率毎に記憶する補正テーブル
    と、 ドット数をカウントすることにより印字しようとするラ
    インの印字率を算出し前記算出した印字率に対応する補
    正量を前記補正テーブルから求め、前記求めた補正量に
    前ラインの補正量余りを合算する演算手段と、 前記合算した補正量に基づいて駆動パルス周期を制御し
    てプラテンを駆動する 駆動手段と を備えたことを特徴と
    するサーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】 紙搬送量を微調整することで紙搬送ムラ
    に起因する色ズレを軽減するサーマルプリンタにおい
    て、 予め求めた既印画面とピンチローラとの摩擦力に起因す
    る紙搬送量の変化を打ち消す補正量を印画回数毎に記憶
    する補正テーブルと、 ドット数をカウントすることにより印字履歴を算出し前
    色の印字履歴が有る場合には印画回数に対応する補正量
    を前記補正テーブルから求め、前記求めた補正量に前ラ
    インの補正量余りを合算する演算手段と、 前記合算した補正量に基づいて駆動パルス周期を制御し
    てプラテンを駆動する駆動手段と を備えたことを特徴と
    するサーマルプリンタ。
  4. 【請求項4】 紙搬送量を微調整することで紙搬送ムラ
    に起因する色ズレを軽減するサーマルプリンタにおい
    て、 予め求めたプラテンの熱膨張に起因する紙搬送量の変化
    を打ち消す補正量を発熱量積算値毎に記憶する補正テー
    ブルと、 ドット数をカウントすることにより印字しようとするラ
    インの発熱量を算出して前記算出した発熱量に前ライン
    までの累積発熱量を加えて発熱量積算値を算出し前記算
    出した発熱量積算値に対応する補正量を前記補正テーブ
    ルから求め、前記求めた補正量に前ラインの補正量余り
    を合算する演算手段と、 前記合算した補正量に基づいて駆動パルス周期を制御し
    てプラテンを駆動する駆動手段と を備えたことを特徴と
    するサーマルプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記演算手段は、前記合算した補正量を
    最小制御量で除してその整数部を前記最小制御量で乗じ
    た制御量を演算するとともに、前記合算した補正量から
    前記演算した制御量を減じた補正量余りを演算し、前記
    駆動手段は、前記演算した制御量により駆動パルス周期
    を制御することを特徴とする請求項1から請求項4まで
    のいずれかに記載のサーマルプリンタ。
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