JP2716003B2 - マスタスライス方式半導体装置の製造方法 - Google Patents

マスタスライス方式半導体装置の製造方法

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JP2716003B2 JP7164344A JP16434495A JP2716003B2 JP 2716003 B2 JP2716003 B2 JP 2716003B2 JP 7164344 A JP7164344 A JP 7164344A JP 16434495 A JP16434495 A JP 16434495A JP 2716003 B2 JP2716003 B2 JP 2716003B2
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type semiconductor
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和夫 足達
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマスタスライス方式半導
体装置の製造方法に関し、特にバイポーラ・アナログ・
マスタスライス方式半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマスタスライス方式半導体装置の
製造方法は、縦型NPNトランジスタ、横型PNPトラ
ンジスタ等の能動素子及び容量素子や抵抗素子等の受動
素子を予め拡散工程迄形成したマスタウェーハを準備し
ておき、コンタクト孔の形成以降の配線工程にて顧客の
要求に対応した集積回路を実現するという手法をとって
いる。
【0003】図4はこの従来のマスタスライス装置の製
造方法において、マスタウェーハを準備し、コンタクト
孔を形成した状態での平面図、図5は図4のA−A線断
面図である。
【0004】P型シリコン基体1の表面と接合するN型
エピタキシャル層2及びこれらの界面とその近傍にかけ
て選択的に形成されたN+ 型埋込層3−1〜3−4を有
するシリコン基板の表面からP型シリコン基体1に達す
るP+ 型拡散層4を形成することにより占有面積の異な
る素子形成領域100−1〜100−4を形成する。次
に、素子形成領域100−1にN+ 型埋込層3−1に達
するN+ 型コレクタ引出領域5を形成し、ベース拡散工
程により素子形成領域100−1,100−2、及び1
00−4のN型エピタキシャル層2にそれぞれP型ベー
ス層6、P型拡散層8,9及びP型拡散層12を形成
し、エミッタ拡散工程によりP型ベース層6、素子形成
領域100−2のN型エピタキシャル層及び素子形成領
域100−3にN+ 型エミッタ層7、N+ 型拡散層10
及び11をそれぞれ形成する。酸化シリコン膜14はこ
のエミッタ拡散工程で形成されるものを使用してもよい
し、改めて形成し直してもよい。次に、コンタクト孔C
VE,CVB,CVC,CLE,CLC,CLB,CC ,CR を形成
し、顧客の要求に応じた回路を構成するための配線工程
に移る。
【0005】この従来の手法によれば、カスタムLSI
に比較して、個々の製品の製造工期は短縮される反面、
各素子の数及び配置が固定されているために素子利用率
が低下し製品単価が高くなるという問題がある。
【0006】また、素子利用率を向上する方法として、
特開平5−110042号公報に示すように未使用トラ
ンジスタ上に抵抗素子を置くことにより素子利用率を向
上させる技術がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来のマスタスラ
イス方式半導体装置の製造方法では各素子数及び配置が
固定であるため素子利用率が低下しチップサイズが大き
くなるため製品単価が高くなるという問題があった。
【0008】また、特開平5−110042号公報に開
示されている技術については抵抗素子数だけは可変であ
るが、縦型NPNトランジスタ、横型PNPトランジス
タ及び容量素子については数及び配置は固定であり、素
子利用率向上の効果は限定されたものでしかない。
【0009】本発明の目的は各素子の数及び配置を選択
できそれによって素子利用率の一層の向上が可能なマス
タスライス方式半導体装置の製造方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のマスタスライス
方式半導体装置の製造方法は、第1導電型半導体基体の
表面と接合する第2導電型エピタキシャル層及び前記第
1導電型半導体基体と第2導電型エピタキシャル層との
界面とその近傍にかけて選択的に形成された第2導電型
埋込層を有する半導体基板の表面から前記第1導電型半
導体基体に達する絶縁領域を形成することにより設計寸
法が同一の複数の素子形成領域を形成する第1の工程
と、前記第1の工程の後、顧客の要求する回路に対応す
るため、電子素子の種類及び数を選定し、任意の一の前
記素子形成領域にただ一つの前記電子素子が配置される
ように形成する第2の工程とを有するというものであ
る。
【0011】この場合、複数の電子素子は、縦型バイポ
ーラ・トランジスタ、横型バイポーラ・トランジスタ、
抵抗素子及び容量素子とすることができる。また、好ま
しくは、横型バイポーラ・トランジスタを基準にして素
子形成領域の寸法を設定することができる。
【0012】
【作用】回路構成に応じて各電子素子の数と配置を選択
できる。
【0013】
【実施例】図1(a)は本発明の一実施例について説明
するための平面図、図1(b)は図1(a)のA−A線
断面図である。
【0014】P型シリコン基体1の表面と接合するN型
エピタキシャル層2及びこれらの界面とその近傍にかけ
て選択的に形成された同一寸法に設計された複数のN+
型埋込層3を有するシリコン基板の表面からP型シリコ
ン基体1に達するP+ 型拡散層4(絶縁領域)を形成す
ることにより占有面積が同一に設計された複数の素子形
成領域100を形成する。この状態で一旦製造を中断す
る。
【0015】次に、顧客の要求する回路に対応するた
め、図2,図3に示すように、縦型NPNトランジスタ
100−VT,横型PNPトランジスタ100−LT,
抵抗素子100−R1,100−R2,MOS容量素子
100−Cを必要な数だけ形成する。
【0016】設計ルール上可能な最小素子寸法が最も大
きい電子素子、ここでは横型PNPトランジスタ100
−LTを基準にして素子形成領域100の設計寸法を決
めておく。従って前述の各種の電子素子の任意のものを
ウェーハ上の任意の場所に形成できる。回路構成に応じ
てこれらの電気素子を適切に配置できる。抵抗素子は素
子形成領域に複数個配置することができる。ここでは、
ストライプ状の2個の抵抗素子100−R1と蛇行状の
1個の抵抗素子100−R2を一つの素子形成領域に設
けてある。
【0017】これらの各電子素子の形成は従来例と全く
同じに行なう。すなわち、素子形成領域(100−V
T)にN+ 型埋込層3に達するN+ 型コレクタ引出領域
5を形成し、ベース拡散工程により素子形成領域(10
0−VT),(100−LT)、及び(100−R
1),(100−R2)のN型エピタキシャル層2にそ
れぞれP型ベース層6、P型拡散層8,9及びP型拡散
層12を形成し、エミッタ拡散工程によりP型ベース層
6、素子形成領域(100−LT)のN型エピタキシャ
ル層及び素子形成領域(100−C)にN+ 型エミッタ
層7,N+ 型拡散層10及び11をそれぞれ形成する。
酸化シリコン膜14はこのエミッタ拡散工程で形成され
るものを使用してもよいし、改めて形成し直してもよ
い。次にコンタクト孔CVE,CVB,CLC,CLE,CLC
LB,CC ,CR を形成し、配線工程に移る。なお、N
+ 型コレクタ引出領域5の代りにエミッタ拡散工程でN
+ 型拡散層を設けてもよいことはいうまでもない。
【0018】回路構成に応じて各電子素子の数と配置を
選択できるので素子利用率の一層の向上が可能となる。
【0019】以上、絶縁領域としてP+ 型拡散層を設け
る場合について説明したが、その他の例えばトレンチ分
離法などを利用できることはいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、埋込層及
びエピタキシャル層を有する半導体基板に絶縁領域を形
成して同一寸法に設計された素子形成領域を複数設けて
おき、顧客の要求に応じて各素子形成領域にそれぞれ複
数種の電子素子から選択された電子素子を割り当てるこ
とができるので素子利用率の一層の向上が可能となり、
チップサイズの縮小や製品単価の低下が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明のための平面図(図1
(a))、及び図1(a)のA−A線断面図(図1
(b))である。
【図2】本発明の一実施例の説明のための半導体装置の
各素子を形成した状態での平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】従来例の説明のための平面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 P型シリコン基板 2 N型エピタキシャル層 3,3−1〜3−4 N+ 型埋込層 4 P+ 型拡散層 5 N+ 型コレクタ引出領域 6 P型ベース層 7 N+ 型エミッタ層 8 P型拡散層(横型PNPトランジスタのエミッタ
層) 9 P型拡散層(横型PNPトランジスタのコレクタ
層) 10 N+ 型拡散層(横型PNPトランジスタのコレ
クタ・コンタクト層) 11 N+ 型拡散層 12 P型拡散層 13 酸化シリコン膜 14 酸化シリコン膜 15 酸化シリコン膜 100,100−1〜100−4 素子形成領域 100−C MOS容量素子 100−R,100−R2 抵抗素子 100−LT 横型PNPトランジスタ 100−VT 縦型NPNトランジスタ CC ,CR ,CLB,CLC,CLE,CVB,CVC,CVE
コンタクト孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型半導体基体の表面と接合する
    第2導電型エピタキシャル層及び前記第1導電型半導体
    基体と第2導電型エピタキシャル層との界面とその近傍
    にかけて選択的に形成された第2導電型埋込層を有する
    半導体基板の表面から前記第1導電型半導体基体に達す
    る絶縁領域を形成することにより設計寸法が同一の複数
    の素子形成領域を形成する第1の工程と、前記第1の工
    程の後、顧客の要求する回路に対応するため、電子素子
    の種類及び数を選定し、任意の一の前記素子形成領域に
    ただ一つの前記電子素子が配置されるように形成する第
    2の工程とを有することを特徴とするマスタスライス半
    導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 複数の電子素子は、縦型バイポーラ・ト
    ランジスタ、横型バイポーラ・トランジスタ、抵抗素子
    及び容量素子である請求項1記載のマスタスライス方式
    半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 横型バイポーラ・トランジスタを基準に
    して素子形成領域の寸法を設定する請求項2記載のマス
    タスライス方式半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2692099B2 (ja) * 1988-01-14 1997-12-17 日本電気株式会社 マスタースライス方式の集積回路
JP2797371B2 (ja) * 1989-02-10 1998-09-17 ソニー株式会社 マスタスライス方式の半導体集積回路装置及びその製造方法

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