JP2715500B2 - メタノール改質装置を備えた燃料電池 - Google Patents

メタノール改質装置を備えた燃料電池

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JP2715500B2 JP63325465A JP32546588A JP2715500B2 JP 2715500 B2 JP2715500 B2 JP 2715500B2 JP 63325465 A JP63325465 A JP 63325465A JP 32546588 A JP32546588 A JP 32546588A JP 2715500 B2 JP2715500 B2 JP 2715500B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、メタノール改質装置を備えた燃料電池に
関するものである。
[従来技術] 従来から水素と酸素により電気を発生させる燃料電池
があり、この水素をメタノール改質反応により得る方法
がある。そして、このメタノール改質装置においては、
メタノールと水とを原料として高温触媒下で水素を生成
し燃料電池に水素を供給するとともに、燃料電池での未
反応水素を還流してその未反応水素をバーナで燃焼させ
メタノール改質反応に必要な熱を得るようになってい
る。そして、燃料電池の出力はメタノール改質装置への
改質原料(メタノール、水)供給量と相関を持たせて制
御している。
即ち、燃料電池の未反応水素をメタノール改質装置の
バーナで燃焼させメタノール改質装置の触媒層に最適な
熱量を供給して触媒層が常に320℃前後になるように燃
料電池の出力に合せてメタノール改質装置への改質原料
(メタノール、水)供給量を制御している。
[発明が解決しようとする課題] ところが、この熱バランスが保持された状態から、一
旦メタノール改質装置の触媒層の温度が下がり始めると
メタノール改質率が低下するため生成する水素量が低下
する。このとき、燃料電池の発電(水素利用率)は一定
のためメタノール改質装置のバーナに還流する未反応水
素量は減少しメタノール改質装置の触媒層の温度はさら
に下がり以後同様の悪循環により最終的なメタノール改
質装置のバーナの水素炎は消えてしまうという問題があ
った。これは、特に、燃料電池の出力を変化させるよう
な過渡的な状態で発生した。
この発明の目的は、燃料電池の出力の変化に起因する
メタノール改質装置での熱バンラスの崩れを防止して安
定した運転を行なうことができるメタノール改質装置を
備えた燃料電池を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明は、水素と酸素により電気を発生させる燃料
電池と、メタノール又は水素を燃焼させメタノール改質
反応に必要な熱を供給するバーナを備え、水とメタノー
ルを原料として触媒下でメタノール改質反応を行い、水
素と二酸化炭素を生成するメタノール改質装置とを具備
したメタノール改質装置を備えた燃料電池において、 前記メタノール改質装置の触媒層に設けられた発熱体
と、前記メタノール改質装置の触媒層の温度を検出する
温度検出手段と、前記温度検出手段による触媒層温度が
規定の制御温度範囲以下に下がったとき前記発熱体を動
作させ触媒層温度を上げる制御手段とを具備してなるメ
タノール改質装置を備えた燃料電池をその要旨とするも
のである。
[作用] 制御手段は温度検出手段によりメタノール改質装置の
触媒層温度が規定の制御温度範囲以下に下がったとき、
触媒層に設けた発熱体を動作させ触媒層を加熱する。そ
の結果、メタノール改質装置の触媒層温度が上がり、熱
バランスの崩れが防止される。
[実施例] 以下、この発明を車両に搭載される燃料電池に具体化
した一実施例を図面に従って説明する。
第1図は本実施例の走行モータの電源供給系を示し、
全体としてメタノール改質装置1と燃料電池2とDC/DC
コンバータ3と鉛蓄電池4と走行用直流モータ5とから
構成されている。
水タンク6の水はポンプ7の駆動により混合器8に供
給されるとともに、メタノールタンク9のメタノールは
メタノールポンプ10の駆動により混合器8に供給され、
この混合器8にて水とメタノールが混合され改質原料と
なり、メタノール改質装置1に供給される。
メタノール改質装置1は第2図及び第2図のA−A断
面を示す第3図に示すように、円筒形をなすフレーム11
には断熱材12が配置されている。そのフレーム11内には
触媒層13が同心円上に複数立設され、触媒層13の中には
改質触媒14が充填されている。この改質触媒14としては
CuO,ZnO系触媒を使用している。
この各触媒層13は、第4図に示すように、円柱状に形
成され、その外周部には発熱体としてのニクロム線44が
螺旋状に巻装されている。そのニクロム線44の巻装のピ
ッチは下方ほど狭くなっている。即ち、下方ほどニクロ
ム線44の発熱量が多くなるようになっている。
又、前記混合器8にて混合されたメタノール/水の改
質原料は改質原料供給管15を介してメタノール改質装置
1のフレーム11内に供給されるとともに、その改質原料
供給管15はフレーム11内の中心部に螺旋状に延設され、
さらに、分岐部16から各触媒層13の底部に接続されてい
る。各触媒層13の上端部は集合されて水素排出等17にて
外部に連通している。
フレーム11の内筒上部にはバーナ18が設けられ、その
バーナ18にはブロワ19にて空気(酸素)が供給されると
ともにメタノールポンプ20にて前記メタノールタンク9
からメタノールが供給される。そして、メタノール改質
装置1の起動時の昇温の際にはバーナ18によりメタノー
ルが空気中の酸素にて燃焼してその高温の燃焼ガスは内
筒を通過し前記改質原料供給管15内のメタノール/水の
改質原料を加熱するとともに、外筒を通過し各触媒層13
を加熱して排気通路21から外部に排出される。
さらに、バーナ18には燃料電池2の未反応水素が供給
され、メタノール改質装置1の昇温が終了した後におい
てはこの水素が前記ブロワ19により供給される空気中の
酸素にて燃焼してその高温の燃焼ガスは前記改質原料供
給管15を加熱するとともに、各触媒層13を加熱する。即
ち、メタノール改質装置1の昇温時はメタノール炎にて
触媒層を加熱し、一旦反応温度の約320℃に達し、メタ
ノール改質反応が行なわれた後は、メタノール炎を停止
し、燃料電池2からの未反応水素による水素炎に切換
え、改質反応に必要な熱を供給する。そして、燃焼ガス
はメタノール改質装置1の内筒から外筒を通過し、排気
通路21から外部に排出される。
又、触媒層13においては、上述したバーナ18での燃焼
による高温雰囲気下においてメタノールと水とを原料と
して改質触媒14にて水素を生成する(CH3OH+H2O→3H
2+CO2−ΔQ)。この水素生成反応は吸熱反応であるた
めに加熱が必要となっている。
燃料電池2は、リン酸電解質22を介して水素極23と酸
素極24が対向配置され、水素極23側に前記メタノール改
質装置1により生成された水素が前記水素排出管17から
フィルタ25を介して供給される。又、酸素極24側にブロ
ワ26により空気(酸素)が供給される。
さらに、この燃料電池2には該燃料電池2を加熱及び
冷却するための熱交換器(オイル管)27が配置され、こ
の管内にはオイルポンプ28の駆動により熱交換器29及び
オイルタンク30を介してオイルが循環される。熱交換器
29には起動用バーナ31が設けられ、メタノールポンプ32
により前記メタノールタンク9からメタノールが供給さ
れるとともにブロワ33により空気が供給される。そし
て、燃料電池2の起動時には起動用バーナ31にてメタノ
ールが燃料してオイルが加熱され、オイルが循環され燃
料電池2が約100℃付近まで昇温される。
燃料電池2の温度が約100℃に達すると発電が開始さ
れる。燃料電池2は発電を開始すると発熱反応により温
度が上昇するが反応に適正な温度は190±20℃付近であ
り、その温度範囲内に温度制御する必要がある。燃料電
池2の冷却はブロワ33を駆動し、熱交換器29にて循環す
るオイルルが冷却することにより行なわれ、燃料電池2
の昇温はメタノールポンプ32とブロワ33を駆動するとと
もに、起動用バーナ31によりメタノール炎を着火し、熱
交換器29にて循環するオイルを加熱することにより行な
われる。
又、燃料電池2においては、メタノール改質装置1か
ら供給される水素とブロワ26により供給される空気(酸
素)により水素極23と酸素極24との間に起電力が発生す
る。又、水素の未反応物は逆火防止器34を介して前記メ
タノール改質装置1のバーナ18に戻される。
燃料電池2の両電極はDC/DCコンバータ3に接続され
ている。又、DC/DCコンバータ3の出力端子間には鉛蓄
電池4を介して車両の走行モータ5が接続されている。
走行モータ4は切替コンタクタ(前進用、後進用)35a,
35bが並列に接続されるとともに、走行モータ5に対し
トランジスタTrが直列に接続されている。又、接続点a,
bにはフライホイールダイオードD1,D2が接続されてい
る。そして、いずれかの切替コンタクタ35a,35bを閉路
した状態でトランジスタTrがチョッパ制御されることに
より走行モータ5の回転速度が制御されるようになって
いる。
システム全体を制御する制御手段としてのコントロー
ラ36は前記各ブロワ19,26,33、ポンプ7,10,20,28,32を
駆動制御するとともに、メタノール改質装置1の触媒温
度を検出する温度検出手段としての温度センサ37からの
信号と燃料電池2の温度を検出する温度センサ38からの
信号を入力して各温度を検知する。又、コントローラ36
は電圧検出部39による燃料電池2の出力電圧VFCを検知
するとともに、電圧検出部40による鉛蓄電池の端子電圧
VBを検知する。又、コントローラ36は電流センサ42に
よる鉛蓄電池4の充放電電流IBを検知するとともに、
温度センサ43による鉛蓄電池4の温度を検知する。さら
に、コントローラ36はDC/DCコンバータ3に燃料電池2
からの出力電流指令値を出力するとともに、DC/DCコン
バータ3と鉛蓄電池4との間に設けられた負荷コンタク
タ41を開閉制御する。又、コントローラ36はメタノール
改質装置1の改質触媒14に装着されたニクロム線44への
通電を制御するようになっている。
次に、このシステムの起動制御を説明する。
まず、コントローラ36はメタノール改質装置1の触媒
温度が改質反応可能な最低温度(約250℃)に達するま
での間、メタノールポンプ20とブロワ19を駆動してメタ
ノールをバーナ18で燃焼させ触媒層13を昇温する。同時
に、コントローラ36は燃料電池2が発電可能な最低温度
(約100℃)に達するでの間、メタノールポンプ32とブ
ロワ33を駆動して起動用バーナ31でメタノールを燃焼さ
せ、オイルポンプ28によりオイルを循環させ燃料電池2
を昇温させる。
そして、コントローラ36はメタノール改質装置1で改
質反応可能な最低温度(約250℃)に達するとともに燃
料電池2で発電可能な最低温度(約100℃)に達する
と、水ポンプ7とメタノールポンプ10を駆動し、メタノ
ール改質装置1に改質原料の供給を開始する。すると、
メタノール改質装置1の改質触媒14で改質された水素は
フィルタ25を経由して燃料電池2に供給される。この
時、燃料電池からの未反応水素は逆火防止器34を介して
メタノール改質装置1のバーナ18で燃焼させる。
それ以後、コントローラ36はメタノール改質装置1の
メタノールポンプ20を停止しメタノール改質装置1での
バーナ18の燃焼を未反応水素主体で行なわせる。
コントローラ36は燃料電池2への水素供給が始まると
同時にブロワ26を駆動し空気(酸素)を供給する。水素
と酸素の供給が始まると燃料電池2の両電極間にオープ
ン電圧が発生する。コントローラ36はオープン電圧が規
定の電圧に達した後、負荷コンタクタ41を閉じて外部へ
の電力供給を開始する。この時、コントローラ36はDC/D
Cコンバータ3に燃料電池2からの出力電流指令値を出
力し、DC/DCコンバータ3はその値に従って多階段に定
電流出力制御を行なっている。さらに、コントローラ36
は鉛蓄電池4の端子電圧VBと充放電電流IBと温度を常
時検出することにより鉛蓄電池4の充電状態を算出して
いる。DC/DCコンバータ3への出力電流指令値は鉛蓄電
池4の充電状態に相関して出力するようにしている。即
ち、鉛蓄電池4の放電が進んでいる場合には燃料電池2
の出力を最大側に設定し、鉛蓄電池4が充分に充電され
ている場合には低出力側に設定している。コントローラ
36は燃料電池2の発電が開始されると同時に起動用バー
ナ31へのメタノール供給を停止しブロワ33により燃料電
池2を冷却する。
次に、この燃料電池2と鉛蓄電池4の運転方法を説明
する。
燃料電池2の出力電力はDC/DCコンバータ3を経由し
て走行モータ5等の負荷、又は、補助バッテリーとして
の鉛蓄電池4に供給されるわけであるが、DC/DCコンバ
ータ3はその出力を常に鉛蓄電池4の充電電圧VBにな
るように制御し、燃料電池2と鉛蓄電池4によるハイブ
リッド運転が行なわせる。又、メタノール改質装置1、
燃料電池2、DC/DCコンバータ3の出力は鉛蓄電池4の
放電が進んでいる状態では出力最大側にし、満充電状態
になるにつれて低い出力にあるように制御する。即ち、
鉛蓄電池4の充電量に相関してコントローラ36から燃料
電池2の出力制御が行なわれる。この時のメタノールポ
ンプ10と水ポンプ7からの改質原料供給量は、燃料電池
2の発電量に必要な水素と、その水素を生成するための
メタノール改質反応に必要な熱量を燃料電池2の未反応
水素から得ることができ、メタノール改質装置1の触媒
層温度が常に320℃前後になるように予め設定された値
となっている。
しかしながら、燃料電池2の出力を変化させる過渡的
状態において、メタノール改質装置1の触媒層温度は著
しく変動する。コントローラ36は常に触媒層温度を検出
し、触媒層温度が規定された制御温度以下に下がった時
に、前記ニクロム線44を通電し発熱動作させる。このニ
クロム線44の発熱によりメタノール改質装置1の改質触
媒14が加熱される。従って、メタノール改質装置1の触
媒層13の熱バランスが崩れ改質触媒14の温度が下がろう
としても、ニクロム線44の発熱により触媒層13が加熱さ
れるためにメタノール改質率の低下が抑制され規定の水
素生成量が維持される。このとき、燃料電池2からメタ
ノール改質装置1のバーナ18に戻る水素量は変化せずバ
ーナ18の水素炎が消えることはない。
又、このニクロム線44の発熱時には、ニクロム線44の
巻装のピッチは下方ほど狭く(下方ほどニクロム線44の
発熱量が多く)なっているので、触媒層13の下方から導
入されるメタノール/水の改質原料は出口側に対し入口
側で活発な反応が行なわれる。従って、触媒層13の入口
側の方が反応により奪われる熱が大きいためにニクロム
線44の巻線密度を出口側に対し入口側を密にしている。
このように本実施例によれば、メタノール改質装置1
の触媒層13に当該触媒を加熱するニクロム線44を巻装
し、触媒層13の温度センサ37の検出値が規定制御温度以
下になったときニクロム線44を通電し発熱動作させるよ
うにした。従って、メタノール改質装置1の触媒層13の
熱バランスの崩れをニクロム線44の発熱により回避して
水素生成量が維持され燃料電池2からメタノール改質装
置1のバーナ18に戻る水素量は変化せずバーナ18の水素
炎が消えることはなく、燃料電池2の出力の変化に起因
するメタノール改質装置1での熱バランスの崩れを防止
して安定した運転を行なうことができる。
又、メタノール改質装置1の触媒層13の温度が下がる
とメタノール改質率が低下し未改質メタノールが燃料電
池2の水素極23に入り電極の劣化等の悪影響を及ぼす虞
があるが、本実施例ではニクロム線44の発熱動作により
改質触媒14の温度低下が抑制され未改質メタノールによ
る燃料電池2の水素極23の劣化等を未然に回避すること
ができる。
さらに、本実施例ではニクロム線44の巻装のピッチは
メタノール/水の改質原料の入口側ほど狭くしたので、
反応が活発となる触媒層入口部で多くの熱量が供給でき
るとともに反応が活発でない出口部では余り熱を必要と
しないため、改質触媒14全体として温度分布を均一とす
ることができる。
[発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、燃料電池の出
力の変化に起因するメタノール改質装置での熱バランス
の崩れを防止して安定した運転を行なうことができる優
れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の燃料電池の概略構成図、第2図はメタ
ノール改質装置の断面図、第3図は第2図のA−A断面
図、第4図は改質触媒を示す斜視図である。 1はメタノール改質装置、2は燃料電池、13は触媒層、
36は制御手段としてのコントローラ、37は温度検出手段
としての温度センサ、44は発熱体としてのニクロム線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水素と酸素により電気を発生させる燃料電
    池と、 メタノール又は水素を燃焼させメタノール改質反応に必
    要な熱を供給するバーナを備え、水とメタノールを原料
    として触媒下でメタノール改質反応を行い、水素と二酸
    化炭素を生成するメタノール改質装置と を具備したメタノール改質装置を備えた燃料電池におい
    て、 前記メタノール改質装置の触媒層に設けられた発熱体
    と、 前記メタノール改質装置の触媒層の温度を検出する温度
    検出手段と、 前記温度検出手段による触媒層温度が規定の制御温度範
    囲以下に下がったとき前記発熱体を動作させ触媒層温度
    を上げる制御手段と を具備してなるメタノール改質装置を備えた燃料電池。
JP63325465A 1988-12-22 1988-12-22 メタノール改質装置を備えた燃料電池 Expired - Lifetime JP2715500B2 (ja)

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