JP2714903B2 - フロ―ト弁の構造 - Google Patents

フロ―ト弁の構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は気体と液体の比重差を利
用して、開放又は密閉のフロ―トで直接弁口を開閉し、
気液混合系から一方の流体を選択的に自動的に排出する
フロ―ト弁の構造に関する。上記フロ―ト弁は、気体と
液体が混在する系から気体又は液体の一方を選択的に自
動的に排出するときに用いる。蒸気配管系に発生する復
水を自動的に排出するスチ―ムトラップ、圧縮空気配管
系に発生する凝縮水を自動的に排出するエア―トラッ
プ、水配管系に混在する空気を自動的に排出するエア―
ベント等である。 従来のフロ―ト弁は一般に、同一型
式のフロ―ト弁について、ケ―シングの上下に入口と出
口を設けた鉛直配管用と、ケ―シングの左右に入口と出
口を設けた水平配管用の二種類のケ―シングを作らなけ
ればならなかった。
【0002】
【従来の技術】そこで、共通のケ―シングを用いて水平
にも鉛直にも配管できるようにしたものとして、実開平
3−93699号公報に示されたものがある。ここに示
されたものは、入口と出口を形成したケ―シング内に隔
壁部材を取付け、ケ―シングと隔壁部材で弁室と出口連
結通路を形成し、弁室内にフロ―トを自由状態で収容
し、弁口を形成した弁座部材とフロ―ト座部材を隔壁部
材に取付けたもので、出入口の水平あるいは鉛直配管位
置に応じて、隔壁部材を回転せしめてケ―シングに取付
けることにより、共通のケ―シングを用いて水平にも鉛
直にも配管できるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のものでは、水平
あるいは鉛直の配管構造を変更する場合に、ケ―シング
を分解し、ケ―シングに対する隔壁部材の取付角度即ち
隔壁部材に取付けた弁座部材とフロ―ト座部材の取付角
度を変更しなければならないので、手間が掛かる問題が
あった。従って、本発明の技術的課題は、ケ―シングを
分解せずに水平あるいは鉛直の配管構造に変更できるよ
うにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、ケ―シングで
入口と弁室と出口を形成し、弁室に開口する弁口を形成
する弁座部材を、弁口を出口に連通する出口連結通路を
形成する隔壁部材に取付け、外表面が直接弁座部材に当
接して弁口を開閉するフロ―トを弁室内に自由状態で収
容し、フロ―トが弁口を完全に塞ぐ位置を定めるフロ―
ト座部材を隔壁部材に取付け、隔壁部材の先端を外部か
ら回転操作可能にケ―シングから突出せしめたものであ
る。
【0005】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
隔壁部材を外部から回転操作可能にケ―シングに取付け
たので、ケ―シングを分解せずに隔壁部材を回転せしめ
ることができ、この隔壁部材の回転により、隔壁部材に
取り付けた弁座部材とフロ―ト座部材が回転する。従っ
て、出入口の水平あるいは鉛直の配管位置に応じて、ケ
―シングを分解することなく、フロ―トが弁口を開閉で
きる位置に弁座部材とフロ―ト座部材を位置せしめるこ
とができる。
【0006】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1と図2参照)。これは密閉フロ―ト型スチ
―ムトラップであり、図1は鉛直配管位置を、図2図は
水平配管位置を示す。先ず、図1の鉛直配管用の構造を
説明する。ケ―シングは弁室1を形成するケ―シング部
材2と、入口3と出口4を形成するケ―シング部材5
と、ケ―シング部材2とケ―シング部材5の間に介在さ
せたケ―シング部材6とで形成する。ケ―シング部材2
とケ―シング部材6は溶接(参照番号7の箇所)して結
合し、ケ―シング部材5とケ―シング部材6はボルト
(図示せず)で結合する。参照番号8,9は配管連結用
のフランジである。フランジ8,9は溶接(参照番号1
0,11の箇所)してケ―シング部材5に結合する。入
口3と出口4は同軸で鉛直方向に開口している。
【0007】ケ―シング部材5,6を貫通して一端が弁
室1に延びる隔壁部材12を配置する。隔壁部材12の
他端はケ―シング部材5から突出し、突出部に雄ねじ部
13を有する。雄ねじ部13にナット14をねじ結合し
て回止めする。参照番号15はケ―シング部材5と隔壁
部材12の間のパッキンである。隔壁部材12の一端に
弁口16を形成した弁座部材17をねじ結合する。弁口
16は弁室1に向かって開口し、隔壁部材12に形成し
た出口連結通路18を通して出口4に連通する。弁口1
6の軸は出入口の軸線及び出入口の軸線と垂直な軸線に
対して傾斜せしめている。弁座部材17にフロ―ト座部
材19を取り付ける。フロ―ト座部材19は弁口16の
軸から下記のフロ―ト20の半径の長さ離れた、当該軸
に平行の二本の足を有する。またフロ―ト座部材19に
はフロ―ト20の浮上を規制するフロ―ト受け21を一
体に形成している。弁室1に球形フロ―ト20を自由状
態で収容する。フロ―ト20はステンレス鋼薄板で中空
に作る。
【0008】隔壁部材12の弁室1上部にエア―ベント
22を取付ける。エア―ベント22は内部に封入した熱
膨媒体の膨脹収縮作用で低温時に開弁してエア―を出口
4に排除する。参照番号23は取付部材24で弁室1の
入口側に取り付けたスクリ―ンである。
【0009】上記スチ―ムトラップの作動は次の通りで
ある。入口3は蒸気使用機器等の復水発生箇所に接続す
る。復水と蒸気が入口3からスクリ―ン23を通って弁
室1に流入し、復水が下部に蒸気が上部に分離して溜
る。フロ―ト20は、液面が上昇すると浮力が大きくな
るので、弁座部材17から離れて浮上し、弁口16を開
く。弁室1の復水は弁口16から隔壁部材12の出口連
結通路18を通り、出口4から流出する。排出により液
面が下がると、それと共にフロ―ト20が下降し、フロ
―ト座部材19に乗った位置で弁口16を塞ぎ、蒸気の
流出を防ぐ。この様な動作を自動的に繰り返して行な
う。
【0010】次に、図2の水平配管用の構造は、図1の
ケ―シング全体を90度回転し、隔壁部材12をケ―シ
ングの回転方向とは逆に90度回転したものである(参
照番号は図1に対応する箇所に図1と同じ番号を付し
た)。隔壁部材12はナット14を緩めることにより回
転せしめる。
【0011】尚、上記のフロ―ト弁はスチ―ムトラップ
としてではなく、圧縮空気系統から凝縮水を自動的に排
出するエア―トラップとして用いることもできる。また
図1、図2に図示の配置状態を上下逆にすれば、水配管
系統から空気を排出するエア―ベントとしても用いるこ
とができる。但しエア―ベントは不要である。
【0012】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、ケ―シングを分解せずに、
水平あるいは鉛直の配管構造に変更できるフロ―ト弁を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例の密閉フロ―ト型スチ―
ムトラップの鉛直配管構造の断面図である。
【図2】図2は図1の水平配管構造を示す一部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 弁室 2 ケ―シング部材 3 入口 4 出口 5 ケ―シング部材 6 ケ―シング部材 12 隔壁部材 14 ナット 16 弁口 17 弁座部材 18 出口連結通路 19 フロ―ト座部材 20 フロ―ト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケ―シングで入口と弁室と出口を形成
    し、弁室に開口する弁口を形成する弁座部材を、弁口を
    出口に連通する出口連結通路を形成する隔壁部材に取付
    け、外表面が直接弁座部材に当接して弁口を開閉するフ
    ロ―トを弁室内に自由状態で収容し、フロ―トが弁口を
    完全に塞ぐ位置を定めるフロ―ト座部材を隔壁部材に取
    付け、隔壁部材の先端を外部から回転操作可能にケ―シ
    ングから突出せしめたフロ―ト弁の構造。
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