JP2713501B2 - 光ファイバ巻き取り機用速度制御装置 - Google Patents

光ファイバ巻き取り機用速度制御装置

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JP2713501B2 JP27928190A JP27928190A JP2713501B2 JP 2713501 B2 JP2713501 B2 JP 2713501B2 JP 27928190 A JP27928190 A JP 27928190A JP 27928190 A JP27928190 A JP 27928190A JP 2713501 B2 JP2713501 B2 JP 2713501B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ファイバ巻き取り機用速度制御装置の改
良に関する。特に、ダンサロール系を使用して光ファイ
バ巻き取り機の速度を制御する速度制御装置において、
ボビン巻き取りからダミー巻き取りへ移行するときの光
ファイバの移動速度の急激な増加を抑制して、光ファイ
バに掛かる張力の急増を防止し、光ファイバの外傷の発
生と伝送特性の低下とを回避することを目的とする改良
に関する。
〔従来の技術〕
光ファイバとは、外径が125μmである石英の二重円
柱よりなる芯線に、約60μmの厚さのプラスチックコー
トがなされている光伝送路を云う。
光ファイバには下記のような特異な性質がある。
イ.非常に細いので、極めて軽量であり、また折れやす
い。
ロ.小さい曲率半径で屈曲させる(マイクロベンディン
グと云う。)と、光の放射損失が発生し、光ファイバの
伝送効率が低下する。
ハ.金属線の場合には正常と考えられる程度の張力を掛
けるだけで、光ファイバの伝送損失が増大し、光ファイ
バの伝送効率が低下する。
ところで、光ファイバを製造するには、直径が20〜60
mmである石英の二重円柱の母材(プリフォームと云
う。)を溶融炉で溶融し、ダイスを通して直径が125μ
mの光ファイバの芯線を製造し、引き続き、樹脂コーテ
ィング槽において、上記の光ファイバの芯線の外周に樹
脂コーティングを実施して直径が250μmの光ファイバ
を製造する。この光ファイバはキャプスタンによって繰
り出され、光ファイバ巻き取り機に給送される。
光ファイバ巻き取り機において光ファイバは、ガイド
プーリ・ダンサロール系・トラバーサ等を介して巻き取
り用ボビンに巻き取られる。従来技術に係る光ファイバ
巻き取り機用速度制御装置と光ファイバ巻き取り機の1
例とを第2図に示す。
第2図参照 図において、3は光ファイバ巻き取り用ボビンであ
り、4はこの巻き取り用ボビン3と隣接して一体的に回
転するダミー巻き用回転体である。5は上記の巻き取り
用ボビン3に巻き取られる光ファイバである。6はこの
光ファイバ5をガイドするガイドローラであり、7は上
記の光ファイバ5の張力を制御するダンサロール系であ
る。71・72はこのダンサロール系を構成する滑車であ
り、73は一端は上記の滑車72に連結され、他端は支点74
に回転自在に支えられているレバーである。8は上記の
巻き取り用ボビン3の軸に平衡に移動して上記の巻き取
り用ボビン3及びダミー巻き用回転体4へ光ファイバ5
を給送する位置を変更する機能を有するトラバーサであ
る。9は、上記のダンサーロール系7が出力する信号S
に応答して、ボビン巻き取り速度を制御するボビン巻き
取り速度制御手段である。Mはボビン駆動電動機であ
る。
ダミー巻き用回転体4の目的は、巻き取り用ボビン3
が所定量の巻き取りを完了して新規ボビンと交換される
ため、巻き取られた光ファイバの端末が切断されると
き、切断のため引っ張られて些か大きな張力が掛かった
光ファイバが既にボビン3に巻かれている光ファイバの
積層体中に沈潜し、光ファイバの外面を傷つけたり光フ
ァイバの伝送特性を低下したりしないように、切断され
るべき端末から数ターンを巻き取り用ボビンとは別に巻
き取るためと、切断された光ファイバの自由端末が遠心
力によって振り回され、既に巻き取り用ボビンに巻き取
られている光ファイバを叩き、無視しえない長さにわた
って損傷を発生することを防止するためである。
次に従来技術に係る光ファイバ巻き取り機用速度制御
装置の動作について説明する。上記の巻き取り用ボビン
3に巻き取られた光ファイバの巻き取り径が増大するに
したがってその径に対応する周速も増加し、光ファイバ
5の移動速度が上昇する。その結果、上記のダンサロー
ル系7を構成する動滑車72が上方に引き上げられ、レバ
ー73が支点74を中心として回動する。このレバー73が回
動する角度が予め定められた角度に達したとき信号Sが
出力され、この出力信号Sに応答してボビン巻き取り速
度制御手段9が電動機Mの速度を制御する。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記のダンサロール系を使用してなす光フ
ァイバ巻き取り機用速度制御装置をもってしては制御の
応答性が些か遅いので、上記の巻き太り補正制御の場合
のような遅い速度変動に対しては上記の速度制御装置は
有用であるが、ボビン巻き取りからダミー巻き取りへ移
行するときには、ボビン巻き上がり径からダミー巻き胴
径へ径が跳躍的に増加し、光ファイバの移動速度も跳躍
するので、このような急激な速度変動に対しては、従来
技術に係る速度制御装置は対応することができない。そ
の結果として光ファイバにかなり大きな張力が掛かる。
この張力変動はダミー巻き取りに移行した時点で発生す
るので巻き取り用ボビンに巻かれている光ファイバにも
影響し、上記の張力が増加した光ファイバが既にボビン
に巻かれている光ファイバの積層体中に沈潜し、光ファ
イバの外面を傷つけたり、光ファイバの伝送特性を低下
したりすると云う欠点が従来技術に係る光ファイバ巻き
取り機用速度制御装置には存在する。
本発明の目的は、上記の欠点を解消することにあり、
ボビン巻き取りからダミー巻き取りへ移行するときの光
ファイバの移動速度の急激な増加を抑制して光ファイバ
に掛かる張力の急増を防止し、光ファイバの外傷の発生
と伝送特性の低下とを効果的に防止することができる光
ファイバ巻き取り機用速度制御装置を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的は、ダンサロール系を使用してなす光ファ
イバ巻き取り機用速度制御装置において、ボビン巻き取
りからダミー巻き取りへ移行する指令に応答して、ボビ
ンの巻き上がり径とダミー巻き胴径との比に対応して巻
き取り速度を低下する手段を有する光ファイバ巻き取り
機用速度制御装置によって達成される。
〔作用〕
本発明に係る光ファイバ巻き取り機用速度制御装置
は、ボビン巻き取りからダミー巻き取りへ移行する指令
に応答して、ボビン駆動用電動機の回転速度をボビンの
巻き上がり径とダミー巻き胴径との比に対応して低下す
る手段を有している。すなわち、ボビンの巻き上がり径
をD1とし、ボビン巻き上がりのときのボビン駆動用電動
機の回転速度をN1とし、ダミー巻き胴径をD2とし、ダミ
ー巻き取りのときの上記の電動機の回転速度をN2とする
と、回転速度N2が下記の式を満足するような速度制御を
なす手段を有しているのである。
ところが、光ファイバの移動速度は、そのときのボビ
ン巻き取りの周速に等しく、この周速は、ボビン巻き取
り径Dと回転速度Nとの積に比例し、πD・Nであるか
ら、ボビン巻き取りのときの光ファイバの移動速度はπ
D1・N1であり、ダミー巻き取りのときの移動速度はπD2
・N2である。ところが、D1・N1とD2・N2とは上式(1)
から等しい。
よって、ボビン巻き取りからダミー巻き取りへ移行す
るときの光ファイバの移動速度はおゝむね一定であり、
光ファイバの張力の急変は起こりえない。その結果ボビ
ンに既に巻き取られた光ファイバが損傷を受けたり、伝
送特性が低下することはない。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつゝ、本発明の一実施例に係る光
ファイバ巻き取り機用速度制御装置について説明する。
第1図参照 図は、本実施例に係る光ファイバ巻き取り機用速度制
御装置とこの速度制御装置を使用した光ファイバ巻き取
り機の構成の1例とを示すものである。
図において、2はボビン巻き取りからダミー巻き取り
へ移行する指令Cを発するダミー巻き取り移行指令手段
である。1は本発明の要旨に係るダミー巻き取り速度制
御手段であり、上記のダミー巻き取り移行指令手段2の
指令Cに応答して、ボビンの巻き上がり径とダミー巻き
胴径との比に対応して巻き取り速度を制御する機能を有
する。3は光ファイバ巻き取り用ボビンであり、4はこ
の巻き取り用ボビン3と隣接して一体的に回転するダミ
ー巻き用回転体である。5は上記の巻き取り用ボビン3
に巻き取られる光ファイバである。6は、この光ファイ
バ5をガイドするガイドローラであり、7は上記の光フ
ァイバ5の張力を制御するダンサロール系である。71・
72はこのダンサロール系を構成する滑車であり、73は一
端は上記の滑車72に連結され、他端は支点74に回転自在
に支えられているレバーである。8は、上記の巻き取り
用ボビン3の軸に平行に移動して、上記の巻き取り用ボ
ビン3及びダミー巻き用回転体4へ光ファイバ5を給送
する位置を変更する機能を有するトラバーサである。9
は上記のダンサロール系7が出力する信号Sに応答し
て、ボビン巻き取り速度を制御するボビン巻き取り速度
制御手段である。Mはボビン駆動電動機である。
つぎに、本実施例に係る光ファイバ巻き取り機用速度
制御装置の動作について説明する。
上記の巻き取り用ボビン3に巻き取られた光ファイバ
の巻き取り径が増大するにしたがって、その径に対応す
る周速も増加し、光ファイバ5の移動速度が上昇する。
その結果、上記のダンサロール系7を構成する動滑車72
が上方に引き上げられ、レバー73が支点74を中心として
回動する。このレバー73が回動する角度が予め定められ
た角度に達したとき信号Sが出力され、この出力信号S
に応答してボビン巻き取り速度制御手段9が電動機Mの
速度を制御する。
巻き取り用ボビン3における巻き取りからダミー巻き
取りへ移行するときには、ダミー巻き取り移行指令手段
2が指令Cを発し、この指令Cに応答してダミー巻き取
り速度制御手段1がそれ迄の速度N1に低減する制御を実行し、ボビン駆動電動機Mの速度を
N2にする。この電動機Mの速度を制御するには、例えば
電動機が一般的に使用される交流電動機である場合に
は、電動機用電源の周波数をインバータを使用して変化
させて電動機の速度を制御すればよい。
上記の結果、光ファイバ5の張力をボビン巻き取り及
びダミー巻き取りを通しておゝむね一定に制御すること
ができ、巻き取り中の張力変動にもとづく光ファイバの
外傷の発生や光ファイバの伝送特性の低下を回避するこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上説明せるとおり、本発明に係る光ファイバ巻き取
り機用速度制御装置は、ボビン巻き取りからダミー巻き
取りへ移行する指令に応答して、ボビンの巻き上がり径
とダミー巻き胴径との比に対応して巻き取り速度を低下
する手段を有しているので、ボビン巻き上がり径とダミ
ー巻き胴径とのそれぞれの径に対応する周速はおゝむね
一定にすることができるから、ボビン巻き取りからダミ
ー巻き取りへ移行するときに光ファイバの移動速度をお
ゝむね一定にすることが可能であり、光ファイバの張力
をおゝむね一定に保つことができる。
よって、本発明はボビン巻き取りからダミー巻き取り
へ移動するときの光ファイバの張力の急増を防止し、光
ファイバの外傷の発生と伝送特性の低下とを回避するこ
とを可能とする光ファイバ巻き取り機用速度制御装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る光ファイバ巻き取り
機用速度制御装置と光ファイバ巻き取り機との構成図で
ある。 第2図は、従来技術に係る光ファイバ巻き取り機用速度
制御装置と光ファイバ巻き取り機との構成図である。 1……ダミー巻き取り速度制御手段、2……ダミー巻き
取り移行指令手段、3……光ファイバ巻き取り用ボビ
ン、4……ダミー巻き用回転体、5……光ファイバ、6
……ガイドローラ、7……ダンサロール系、71・72……
滑車、73……レバー、74……支点、8……トラバーサ、
9……ボビン巻き取り速度制御手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダンサロール系を使用してなす光ファイバ
    巻き取り機用速度制御装置において、 ボビン巻き取りからダミー巻き取りへ移行する指令に応
    答してボビンの巻き上がり径とダミー巻き胴径との比に
    対応して巻き取り速度を低下する手段を有する ことを特徴とする光ファイバ巻き取り機用速度制御装
    置。
JP27928190A 1990-10-19 1990-10-19 光ファイバ巻き取り機用速度制御装置 Expired - Lifetime JP2713501B2 (ja)

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CN109911703B (zh) * 2019-03-12 2021-03-23 长飞光纤光缆股份有限公司 一种零张力光纤复绕设备

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