JP2004323272A - 光ファイバの巻き取り方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボビンに巻き取られた光ファイバの位置ずれによる不具合を防止する。
【解決手段】本発明の光ファイバの巻き取り方法は、制御装置22によって張力付与装置7を制御して光ファイバ1の張力を調整しつつ巻き取り駆動部18を駆動させて巻き取りを行い、1層目の光ファイバ1を巻き取らせる際に、3層目の光ファイバ1を巻き取る際の通常の巻き取り時の張力T1よりも大きい所定の張力T2を付与するように設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の光ファイバの巻き取り方法は、制御装置22によって張力付与装置7を制御して光ファイバ1の張力を調整しつつ巻き取り駆動部18を駆動させて巻き取りを行い、1層目の光ファイバ1を巻き取らせる際に、3層目の光ファイバ1を巻き取る際の通常の巻き取り時の張力T1よりも大きい所定の張力T2を付与するように設定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバをボビンに巻き取る光ファイバの巻き取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバは、石英等の材料で製造された光ファイバ母材を線引きして細径化し、その外周に樹脂を被覆することにより製造されている。
このように製造された光ファイバは、その製造ラインの下流側でボビンに巻き取られる。また、光ファイバを製品として販売する際には、通常、所望の長さの光ファイバをボビンに巻き替えて出荷される。このように、光ファイバが巻き取られる際には、円筒状の胴部を有するボビンに対して、光ファイバは所定のピッチで規則正しく整列されて、さらに複数の層状に重ねて巻き付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光ファイバをボビンの胴部へ巻き付ける際に、光ファイバに付与する張力が大きいと、ボビンの外周に層状に重ねられた光ファイバ同士に大きな側圧が加わり、伝送特性の低下や、被覆の断面形状の変形等の不具合が生じることがある。そのため、巻き取り張力は比較的弱くせざるを得ない。
【0004】
しかし、このように弱い張力にて光ファイバをボビンに巻き取ると、巻き取り時に装置を停止させてボビンの回転が急停止した場合には、胴部への巻き始め部分である下層部分の光ファイバが、胴部との間、または光ファイバ同士の間で位置ずれを起こすことがある。その場合には、光ファイバの整列状態が崩れ、互いに絡んだり乗り越えたりするようになり、光ファイバの被覆部分に変形が生じて伝送特性の低下等の不具合が発生するおそれがある。そして、このような不具合は、特に、巻き取り速度の高速化にともない発生しやすくなっている。
【0005】
本発明は、ボビンに巻き取られた光ファイバの位置ずれによる不具合を防止することができる光ファイバの巻き取り方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成することができる本発明の光ファイバの巻き取り方法は、光ファイバをボビンに巻き取る光ファイバの巻き取り方法であって、ボビンに巻かれる1層目の光ファイバの巻き取り張力を、ボビンに巻かれる3層目の光ファイバの巻き取り張力よりも大きい所定の張力に設定することを特徴としている。
【0007】
また、本発明の光ファイバの巻き取り方法は、光ファイバをボビンに巻き取る光ファイバの巻き取り方法であって、ボビンに巻かれる1層目の光ファイバの巻きピッチを、ボビンに巻かれる3層目の光ファイバの巻きピッチよりも小さい所定のピッチに設定することを特徴としている。また、その際、1層目の光ファイバの巻き取り張力を、3層目の光ファイバの巻き取り張力よりも大きい所定の張力に設定することが好ましい。
【0008】
このような本発明の光ファイバの巻き取り方法によれば、ボビンに対して接触して巻かれる1層目の光ファイバを巻き取る際に、3層目の光ファイバを巻き取る際よりも張力を大きく設定するか、あるいは巻きピッチを小さく設定することにより、1層目の光ファイバをボビンに確実に巻き付けておくことができる。そして、その後の巻き取り時に装置を停止させたとしても、ボビンと光ファイバとが位置ずれを起こして光ファイバ同士の整列状態を乱してしまうことを防止できる。
【0009】
また、本発明の光ファイバの巻き取り方法において、所定の張力または所定の巻きピッチに設定する光ファイバの長さを、ボビンの胴部の外径及び胴幅と、光ファイバの巻きピッチとから設定することが好ましい。
さらには、巻き取り張力または巻きピッチの設定を変更する位置を、光ファイバが巻かれる層が切り替わる位置に設定することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る光ファイバの巻き取り方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明に係る光ファイバの巻き取り方法を実施する際に用いられる巻き取り装置の一例について説明する。
図1は、光ファイバをボビンに巻き取るための巻き取り装置の概略斜視図である。図2は、図1に示した巻き取り装置の概略構成図である。
図1及び図2に示すように、この巻き取り装置は、光ファイバ1が巻回される計尺ローラ2と、この計尺ローラ2の回転量を計測するエンコーダ3とからなる計尺装置4を有している。
【0011】
計尺装置4の計尺ローラ2に巻回された光ファイバ1は、ガイドローラ5,6によって案内されて張力付与装置7に送り込まれる。
張力付与装置7は、回転自在に支持された固定ローラ8と、この固定ローラ8の下方側に設けられたダンサローラ9とを有している。ダンサローラ9は、アーム10の先端に回転自在に支持されており、このアーム10は、トルクモータ11の回転軸12に固定されている。
【0012】
この張力付与装置7の固定ローラ8及びダンサローラ9には、計尺装置4からガイドローラ5,6によって案内されて送り込まれた光ファイバ1が複数周巻回されている。
そして、この張力付与装置7の固定ローラ8及びダンサローラ9に巻回された光ファイバ1は、トルクモータ11によってアーム10に回動力が加えられてダンサローラ9がトルクモータ11の回転軸12を中心として回動されることにより、付与される張力が調整される。
【0013】
張力付与装置7から送り出された光ファイバ1は、ガイドローラ14に巻回されて案内されてボビン15に導かれる。
ボビン15は、円筒状の胴部16を有し、この胴部16の両端には、フランジ17が設けられている。
【0014】
ボビン15は、巻き取り駆動部18に着脱可能に設置されており、この巻き取り駆動部18によって回転されるとともに、軸方向に往復移動される。
これにより、光ファイバ1は、軸方向に往復移動しながら回転するボビン15の胴部16に軸方向に整列されて巻き取られる。
【0015】
また、張力付与装置7とボビン15との間には、光ファイバ1の張力を検出する張力検出器21が設けられている。
張力付与装置7のトルクモータ11、計尺装置4のエンコーダ3、張力検出器21及び巻き取り駆動部18には、制御装置22が接続されている。
この制御装置22は、エンコーダ3及び張力検出器21から入力される検出信号に基づいて、張力付与装置7のトルクモータ11の駆動を制御して光ファイバ1に付与する張力を調整し、また、巻き取り駆動部18の駆動を制御する。
【0016】
上記の巻き取り装置により光ファイバ1を巻き取る場合は、制御装置22によって張力付与装置7を制御して光ファイバ1の張力を調整しつつ巻き取り駆動部18を駆動させ、ボビン15の胴部16に所定の張力にて光ファイバ1を巻き取らせる。
これにより、光ファイバ1が、ボビン15の胴部16に、その軸方向に整列されて複数層に重ねられて巻き取られる。
【0017】
そして、本実施形態の巻き取り方法では、張力付与装置7のトルクモータ11を制御して、図3に示すように、ボビン15の胴部16へ巻き始め部を巻き取らせる際に、巻き始め部以外の部分を巻き取る際の張力、つまり通常の巻き取り時の張力T1よりも大きい所定の張力T2を付与するように設定する。例えば、張力T1を60gfとすると、張力T2を100gfとなるように設定する。
【0018】
ここで、巻き始め部とは、少なくともボビン15の胴部16に接触する部分(すなわちボビンに巻かれる1層目)を含む部分であり、その長さXは、ボビン15の胴部16の外径及び胴幅と、胴部16への光ファイバ1を整列させる巻きピッチとから設定すると良い。
なお、胴部16に巻かれる3層目以降の光ファイバは、巻き始め部とはしない。
すなわち、胴部16に巻かれる少なくとも1層目の光ファイバを巻き取る際の巻き取り張力T2を、巻き始め部以外の部分(例えば3層目の光ファイバ)を巻き取る際の巻き取り張力T1より大きい所定の張力に設定する。
【0019】
例えば、図4に示すように、ボビン15の胴部16の外径をa、胴幅をb、胴部16への光ファイバ1の巻きピッチをPとしたときに、巻き始め部の長さXは、次式(1)が成り立つ長さが好ましい。
X≧aπ(b/P) …(1)
この式(1)によれば、巻き始め部の長さXを、ボビン15の胴部16に接触する最下層(1層目)の光ファイバ1の長さとすることができる。
【0020】
また、巻き始め部の巻き取り時における張力T2は、それ以外の通常の巻き取り張力T1の20%増以上とすることが好ましい。
巻き始め部以外の部分を巻き取る際の張力T1は、ボビン15の胴部16の外径や、光ファイバ1の外径、光ファイバ1の巻きピッチP等により異なるが、例えば30gfから100gf程度の範囲内に設定される。その際、巻き始め部の巻き取り時における張力T2を、T1の設定値に対して20%以上大きく設定する。
【0021】
このように、第1実施形態の光ファイバの巻き取り方法によれば、胴部16に巻かれる少なくとも1層目の光ファイバを巻き取る際の巻き取り張力T2を、3層目の光ファイバを巻き取る際の巻き取り張力T1より大きい所定の張力に設定して、光ファイバ1を巻き取らせることにより、胴部16と光ファイバ1との摩擦力を高めることができる。そのため、巻き始め部の光ファイバ1を胴部16に対してきつく確実に巻き付けておくことができ、後の巻き取り時に巻き取り駆動部18を停止させたとしても、胴部16と光ファイバ1とが位置ずれして光ファイバ1同士の整列状態が崩れて互いに絡んだり乗り越えが生じるような不具合の発生を防止することができる。特に、高速で光ファイバ1を巻き取る際の停止時であっても、張力T2の設定を適宜所定の大きさに変更することにより、不具合の発生を効果的に抑制できる。
【0022】
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の光ファイバの巻き取り方法について説明する。
上述したように、第1実施形態では、ボビン15の胴部16へ巻き始め部を巻き取らせる際の張力T2を、巻き始め部以外の部分を巻き取る際の張力T1よりも大きい所定の張力に設定したが、第2実施形態では、図5に示すように、ボビン15の胴部16へ巻き始め部を巻き取らせる際の胴部16への巻きピッチP2を、巻き始め部以外の部分を巻き取る際の通常の巻きピッチP1よりも小さい所定のピッチに設定する。
【0023】
このときの巻き始め部の巻き取り時における巻きピッチP2は、それ以外の通常の巻きピッチP1の10%減以下とすることが好ましい。
巻き始め部以外の部分を巻き取る際の巻きピッチP1は、ボビン15の胴部16の外径や、光ファイバ1の外径、光ファイバ1を巻き取る張力等により異なるが、例えば、光ファイバ1の外径が0.25mmである場合には、0.4mmから0.9mm程度の範囲内に設定される。その際、巻き始め部の巻き取り時における巻きピッチP2を、P1の設定値に対して10%以上小さい所定のピッチに設定する。
【0024】
なお、巻き始め部の長さXは、第1実施形態と同様に、ボビン15の胴部16の外径及び胴幅と、胴部16への光ファイバ1を整列させる巻きピッチP2とから設定すると良く、上記の式(1)が成り立つ長さが好ましい。
【0025】
このように、第2実施形態の光ファイバの巻き取り方法によれば、胴部16に巻かれる少なくとも1層目の光ファイバを巻き取る際に、3層目の光ファイバを巻き取る際よりも小さい所定の巻きピッチP2にて巻き取らせることにより、胴部16と光ファイバ1との接触面積を大きくして摩擦力を高めることができる。そのため、第1実施形態と同様に、巻き始め部を胴部16に確実に巻き付けて、胴部16と光ファイバ1とが位置ずれして光ファイバ1同士の整列状態が崩れて互いに絡んだり乗り越えが生じるような不具合の発生を防止することができる。特に、高速で光ファイバ1を巻き取る際の停止時であっても、巻きピッチP2の設定を適宜変更することにより、不具合の発生を効果的に抑制できる。
【0026】
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態の光ファイバの巻き取り方法について説明する。
上記第1実施形態及び第2実施形態では、光ファイバ1の巻き始め部における張力あるいは巻きピッチを所定の値に設定したが、第3実施形態では、巻き始め部において、これら張力及び巻きピッチの両方を所定の値に設定する。
つまり、ボビン15の胴部16へ巻き始め部を巻き取らせる際の張力T2を、巻き始め部以外の部分を巻き取る際の張力T1よりも大きくするとともに、巻き始め部を巻き取らせる際の胴部16への巻きピッチP2を、巻き始め部以外の部分を巻き取る際の通常の巻きピッチP1よりも小さくする。
【0027】
ここで、巻き始め部の長さXは、第1及び第2実施形態と同様に、ボビン15の胴部16の外径と、胴幅と、胴部16への光ファイバ1を整列させる巻きピッチP2とから設定すると良く、上記の式(1)が成り立つ長さが好ましい。
【0028】
この第3実施形態の光ファイバの巻き取り方法によれば、少なくとも胴部16に接触する部分を含む巻き始め部を巻き取る際に、巻き始め部以外の部分よりも大きな張力T2を付与するとともに小さな巻きピッチP2にて巻き取らせることにより、胴部16と光ファイバ1との位置ずれによる不具合の発生をより効果的に防止することができる。
【0029】
また、上記第1から第3実施形態における、巻き始め部から巻き始め部以外の部分への切り替えの位置、すなわち、張力T2からT1への設定の切り替え、あるいは巻きピッチP2からP1への設定の切り替え、もしくはこれら両者の切り替えの位置としては、ボビン15の胴部16に複数層に巻き取られる光ファイバ1の巻き取り層の切り替わり位置とするのが好ましい。
これにより、巻き取られる光ファイバ1の同一巻き取り層内にて、張力あるいは巻きピッチが変わることによる整列状態の乱れなどをなくし、良好な巻き取り状態を得ることができる。
【0030】
なお、上記の例における巻き始め部は、前述したように、aπ(b/P)以上の長さXが好ましいが、2Xとすることもできる。
【0031】
なお、ボビン15の胴部16に接触して巻き取られた部分の光ファイバ1は、張力をどのような大きさに設定した場合でも、その上層に巻き付けられた光ファイバ1によって胴部16に押し付けられてしまうため、実際の使用には適さない部分である。本発明に係る実施の形態では、巻き始め部を通常より強い張力、あるいは小さい巻きピッチで巻き取って、胴部16と光ファイバ1との摩擦力を高めているが、巻き始め部の設定長さをできる限り短くすることで、本来の有効部分となる巻き始め部以外の部分の光ファイバ1の品質を良好に保つことができる。
例えば、巻き始め部を1層目のみとして、1層目の巻き取り張力を2層目よりも大きい所定の張力に設定すると良い。または、1層目の巻きピッチを2層目よりも小さい所定のピッチに設定すると良い。これにより、廃却する光ファイバの長さをより短くすることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る光ファイバの巻き取り方法によれば、ボビンの胴部と光ファイバとの摩擦力を高めて巻き取りを行うことができる。そのため、巻き始め部の光ファイバを胴部に対して確実に巻き付けておくことができ、後の巻き取り時にボビンの回転を停止させたとしても、光ファイバが位置ずれして光ファイバの整列状態が崩れて互いに絡んだり乗り越えが生じるような不具合の発生を防止することができる。特に、高速で光ファイバを巻き取る際の停止時であっても、不具合の発生を効果的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバの巻き取り方法によって光ファイバを巻き取る際に用いる装置の概略斜視図である。
【図2】図1に示した装置の概略構成図である。
【図3】光ファイバを巻き取る際の巻き取り長さと巻き取り張力との関係を示すグラフである。
【図4】ボビンの寸法及び巻きピッチを示す模式図である。
【図5】光ファイバを巻き取る際の巻き取り長さと巻きピッチとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 光ファイバ
15 ボビン
16 胴部
a 胴部の外径
b 胴幅
P,P1,P2 巻きピッチ
T1,T2 張力
X 巻き始め部の長さ
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバをボビンに巻き取る光ファイバの巻き取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバは、石英等の材料で製造された光ファイバ母材を線引きして細径化し、その外周に樹脂を被覆することにより製造されている。
このように製造された光ファイバは、その製造ラインの下流側でボビンに巻き取られる。また、光ファイバを製品として販売する際には、通常、所望の長さの光ファイバをボビンに巻き替えて出荷される。このように、光ファイバが巻き取られる際には、円筒状の胴部を有するボビンに対して、光ファイバは所定のピッチで規則正しく整列されて、さらに複数の層状に重ねて巻き付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光ファイバをボビンの胴部へ巻き付ける際に、光ファイバに付与する張力が大きいと、ボビンの外周に層状に重ねられた光ファイバ同士に大きな側圧が加わり、伝送特性の低下や、被覆の断面形状の変形等の不具合が生じることがある。そのため、巻き取り張力は比較的弱くせざるを得ない。
【0004】
しかし、このように弱い張力にて光ファイバをボビンに巻き取ると、巻き取り時に装置を停止させてボビンの回転が急停止した場合には、胴部への巻き始め部分である下層部分の光ファイバが、胴部との間、または光ファイバ同士の間で位置ずれを起こすことがある。その場合には、光ファイバの整列状態が崩れ、互いに絡んだり乗り越えたりするようになり、光ファイバの被覆部分に変形が生じて伝送特性の低下等の不具合が発生するおそれがある。そして、このような不具合は、特に、巻き取り速度の高速化にともない発生しやすくなっている。
【0005】
本発明は、ボビンに巻き取られた光ファイバの位置ずれによる不具合を防止することができる光ファイバの巻き取り方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成することができる本発明の光ファイバの巻き取り方法は、光ファイバをボビンに巻き取る光ファイバの巻き取り方法であって、ボビンに巻かれる1層目の光ファイバの巻き取り張力を、ボビンに巻かれる3層目の光ファイバの巻き取り張力よりも大きい所定の張力に設定することを特徴としている。
【0007】
また、本発明の光ファイバの巻き取り方法は、光ファイバをボビンに巻き取る光ファイバの巻き取り方法であって、ボビンに巻かれる1層目の光ファイバの巻きピッチを、ボビンに巻かれる3層目の光ファイバの巻きピッチよりも小さい所定のピッチに設定することを特徴としている。また、その際、1層目の光ファイバの巻き取り張力を、3層目の光ファイバの巻き取り張力よりも大きい所定の張力に設定することが好ましい。
【0008】
このような本発明の光ファイバの巻き取り方法によれば、ボビンに対して接触して巻かれる1層目の光ファイバを巻き取る際に、3層目の光ファイバを巻き取る際よりも張力を大きく設定するか、あるいは巻きピッチを小さく設定することにより、1層目の光ファイバをボビンに確実に巻き付けておくことができる。そして、その後の巻き取り時に装置を停止させたとしても、ボビンと光ファイバとが位置ずれを起こして光ファイバ同士の整列状態を乱してしまうことを防止できる。
【0009】
また、本発明の光ファイバの巻き取り方法において、所定の張力または所定の巻きピッチに設定する光ファイバの長さを、ボビンの胴部の外径及び胴幅と、光ファイバの巻きピッチとから設定することが好ましい。
さらには、巻き取り張力または巻きピッチの設定を変更する位置を、光ファイバが巻かれる層が切り替わる位置に設定することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る光ファイバの巻き取り方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明に係る光ファイバの巻き取り方法を実施する際に用いられる巻き取り装置の一例について説明する。
図1は、光ファイバをボビンに巻き取るための巻き取り装置の概略斜視図である。図2は、図1に示した巻き取り装置の概略構成図である。
図1及び図2に示すように、この巻き取り装置は、光ファイバ1が巻回される計尺ローラ2と、この計尺ローラ2の回転量を計測するエンコーダ3とからなる計尺装置4を有している。
【0011】
計尺装置4の計尺ローラ2に巻回された光ファイバ1は、ガイドローラ5,6によって案内されて張力付与装置7に送り込まれる。
張力付与装置7は、回転自在に支持された固定ローラ8と、この固定ローラ8の下方側に設けられたダンサローラ9とを有している。ダンサローラ9は、アーム10の先端に回転自在に支持されており、このアーム10は、トルクモータ11の回転軸12に固定されている。
【0012】
この張力付与装置7の固定ローラ8及びダンサローラ9には、計尺装置4からガイドローラ5,6によって案内されて送り込まれた光ファイバ1が複数周巻回されている。
そして、この張力付与装置7の固定ローラ8及びダンサローラ9に巻回された光ファイバ1は、トルクモータ11によってアーム10に回動力が加えられてダンサローラ9がトルクモータ11の回転軸12を中心として回動されることにより、付与される張力が調整される。
【0013】
張力付与装置7から送り出された光ファイバ1は、ガイドローラ14に巻回されて案内されてボビン15に導かれる。
ボビン15は、円筒状の胴部16を有し、この胴部16の両端には、フランジ17が設けられている。
【0014】
ボビン15は、巻き取り駆動部18に着脱可能に設置されており、この巻き取り駆動部18によって回転されるとともに、軸方向に往復移動される。
これにより、光ファイバ1は、軸方向に往復移動しながら回転するボビン15の胴部16に軸方向に整列されて巻き取られる。
【0015】
また、張力付与装置7とボビン15との間には、光ファイバ1の張力を検出する張力検出器21が設けられている。
張力付与装置7のトルクモータ11、計尺装置4のエンコーダ3、張力検出器21及び巻き取り駆動部18には、制御装置22が接続されている。
この制御装置22は、エンコーダ3及び張力検出器21から入力される検出信号に基づいて、張力付与装置7のトルクモータ11の駆動を制御して光ファイバ1に付与する張力を調整し、また、巻き取り駆動部18の駆動を制御する。
【0016】
上記の巻き取り装置により光ファイバ1を巻き取る場合は、制御装置22によって張力付与装置7を制御して光ファイバ1の張力を調整しつつ巻き取り駆動部18を駆動させ、ボビン15の胴部16に所定の張力にて光ファイバ1を巻き取らせる。
これにより、光ファイバ1が、ボビン15の胴部16に、その軸方向に整列されて複数層に重ねられて巻き取られる。
【0017】
そして、本実施形態の巻き取り方法では、張力付与装置7のトルクモータ11を制御して、図3に示すように、ボビン15の胴部16へ巻き始め部を巻き取らせる際に、巻き始め部以外の部分を巻き取る際の張力、つまり通常の巻き取り時の張力T1よりも大きい所定の張力T2を付与するように設定する。例えば、張力T1を60gfとすると、張力T2を100gfとなるように設定する。
【0018】
ここで、巻き始め部とは、少なくともボビン15の胴部16に接触する部分(すなわちボビンに巻かれる1層目)を含む部分であり、その長さXは、ボビン15の胴部16の外径及び胴幅と、胴部16への光ファイバ1を整列させる巻きピッチとから設定すると良い。
なお、胴部16に巻かれる3層目以降の光ファイバは、巻き始め部とはしない。
すなわち、胴部16に巻かれる少なくとも1層目の光ファイバを巻き取る際の巻き取り張力T2を、巻き始め部以外の部分(例えば3層目の光ファイバ)を巻き取る際の巻き取り張力T1より大きい所定の張力に設定する。
【0019】
例えば、図4に示すように、ボビン15の胴部16の外径をa、胴幅をb、胴部16への光ファイバ1の巻きピッチをPとしたときに、巻き始め部の長さXは、次式(1)が成り立つ長さが好ましい。
X≧aπ(b/P) …(1)
この式(1)によれば、巻き始め部の長さXを、ボビン15の胴部16に接触する最下層(1層目)の光ファイバ1の長さとすることができる。
【0020】
また、巻き始め部の巻き取り時における張力T2は、それ以外の通常の巻き取り張力T1の20%増以上とすることが好ましい。
巻き始め部以外の部分を巻き取る際の張力T1は、ボビン15の胴部16の外径や、光ファイバ1の外径、光ファイバ1の巻きピッチP等により異なるが、例えば30gfから100gf程度の範囲内に設定される。その際、巻き始め部の巻き取り時における張力T2を、T1の設定値に対して20%以上大きく設定する。
【0021】
このように、第1実施形態の光ファイバの巻き取り方法によれば、胴部16に巻かれる少なくとも1層目の光ファイバを巻き取る際の巻き取り張力T2を、3層目の光ファイバを巻き取る際の巻き取り張力T1より大きい所定の張力に設定して、光ファイバ1を巻き取らせることにより、胴部16と光ファイバ1との摩擦力を高めることができる。そのため、巻き始め部の光ファイバ1を胴部16に対してきつく確実に巻き付けておくことができ、後の巻き取り時に巻き取り駆動部18を停止させたとしても、胴部16と光ファイバ1とが位置ずれして光ファイバ1同士の整列状態が崩れて互いに絡んだり乗り越えが生じるような不具合の発生を防止することができる。特に、高速で光ファイバ1を巻き取る際の停止時であっても、張力T2の設定を適宜所定の大きさに変更することにより、不具合の発生を効果的に抑制できる。
【0022】
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の光ファイバの巻き取り方法について説明する。
上述したように、第1実施形態では、ボビン15の胴部16へ巻き始め部を巻き取らせる際の張力T2を、巻き始め部以外の部分を巻き取る際の張力T1よりも大きい所定の張力に設定したが、第2実施形態では、図5に示すように、ボビン15の胴部16へ巻き始め部を巻き取らせる際の胴部16への巻きピッチP2を、巻き始め部以外の部分を巻き取る際の通常の巻きピッチP1よりも小さい所定のピッチに設定する。
【0023】
このときの巻き始め部の巻き取り時における巻きピッチP2は、それ以外の通常の巻きピッチP1の10%減以下とすることが好ましい。
巻き始め部以外の部分を巻き取る際の巻きピッチP1は、ボビン15の胴部16の外径や、光ファイバ1の外径、光ファイバ1を巻き取る張力等により異なるが、例えば、光ファイバ1の外径が0.25mmである場合には、0.4mmから0.9mm程度の範囲内に設定される。その際、巻き始め部の巻き取り時における巻きピッチP2を、P1の設定値に対して10%以上小さい所定のピッチに設定する。
【0024】
なお、巻き始め部の長さXは、第1実施形態と同様に、ボビン15の胴部16の外径及び胴幅と、胴部16への光ファイバ1を整列させる巻きピッチP2とから設定すると良く、上記の式(1)が成り立つ長さが好ましい。
【0025】
このように、第2実施形態の光ファイバの巻き取り方法によれば、胴部16に巻かれる少なくとも1層目の光ファイバを巻き取る際に、3層目の光ファイバを巻き取る際よりも小さい所定の巻きピッチP2にて巻き取らせることにより、胴部16と光ファイバ1との接触面積を大きくして摩擦力を高めることができる。そのため、第1実施形態と同様に、巻き始め部を胴部16に確実に巻き付けて、胴部16と光ファイバ1とが位置ずれして光ファイバ1同士の整列状態が崩れて互いに絡んだり乗り越えが生じるような不具合の発生を防止することができる。特に、高速で光ファイバ1を巻き取る際の停止時であっても、巻きピッチP2の設定を適宜変更することにより、不具合の発生を効果的に抑制できる。
【0026】
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態の光ファイバの巻き取り方法について説明する。
上記第1実施形態及び第2実施形態では、光ファイバ1の巻き始め部における張力あるいは巻きピッチを所定の値に設定したが、第3実施形態では、巻き始め部において、これら張力及び巻きピッチの両方を所定の値に設定する。
つまり、ボビン15の胴部16へ巻き始め部を巻き取らせる際の張力T2を、巻き始め部以外の部分を巻き取る際の張力T1よりも大きくするとともに、巻き始め部を巻き取らせる際の胴部16への巻きピッチP2を、巻き始め部以外の部分を巻き取る際の通常の巻きピッチP1よりも小さくする。
【0027】
ここで、巻き始め部の長さXは、第1及び第2実施形態と同様に、ボビン15の胴部16の外径と、胴幅と、胴部16への光ファイバ1を整列させる巻きピッチP2とから設定すると良く、上記の式(1)が成り立つ長さが好ましい。
【0028】
この第3実施形態の光ファイバの巻き取り方法によれば、少なくとも胴部16に接触する部分を含む巻き始め部を巻き取る際に、巻き始め部以外の部分よりも大きな張力T2を付与するとともに小さな巻きピッチP2にて巻き取らせることにより、胴部16と光ファイバ1との位置ずれによる不具合の発生をより効果的に防止することができる。
【0029】
また、上記第1から第3実施形態における、巻き始め部から巻き始め部以外の部分への切り替えの位置、すなわち、張力T2からT1への設定の切り替え、あるいは巻きピッチP2からP1への設定の切り替え、もしくはこれら両者の切り替えの位置としては、ボビン15の胴部16に複数層に巻き取られる光ファイバ1の巻き取り層の切り替わり位置とするのが好ましい。
これにより、巻き取られる光ファイバ1の同一巻き取り層内にて、張力あるいは巻きピッチが変わることによる整列状態の乱れなどをなくし、良好な巻き取り状態を得ることができる。
【0030】
なお、上記の例における巻き始め部は、前述したように、aπ(b/P)以上の長さXが好ましいが、2Xとすることもできる。
【0031】
なお、ボビン15の胴部16に接触して巻き取られた部分の光ファイバ1は、張力をどのような大きさに設定した場合でも、その上層に巻き付けられた光ファイバ1によって胴部16に押し付けられてしまうため、実際の使用には適さない部分である。本発明に係る実施の形態では、巻き始め部を通常より強い張力、あるいは小さい巻きピッチで巻き取って、胴部16と光ファイバ1との摩擦力を高めているが、巻き始め部の設定長さをできる限り短くすることで、本来の有効部分となる巻き始め部以外の部分の光ファイバ1の品質を良好に保つことができる。
例えば、巻き始め部を1層目のみとして、1層目の巻き取り張力を2層目よりも大きい所定の張力に設定すると良い。または、1層目の巻きピッチを2層目よりも小さい所定のピッチに設定すると良い。これにより、廃却する光ファイバの長さをより短くすることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る光ファイバの巻き取り方法によれば、ボビンの胴部と光ファイバとの摩擦力を高めて巻き取りを行うことができる。そのため、巻き始め部の光ファイバを胴部に対して確実に巻き付けておくことができ、後の巻き取り時にボビンの回転を停止させたとしても、光ファイバが位置ずれして光ファイバの整列状態が崩れて互いに絡んだり乗り越えが生じるような不具合の発生を防止することができる。特に、高速で光ファイバを巻き取る際の停止時であっても、不具合の発生を効果的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバの巻き取り方法によって光ファイバを巻き取る際に用いる装置の概略斜視図である。
【図2】図1に示した装置の概略構成図である。
【図3】光ファイバを巻き取る際の巻き取り長さと巻き取り張力との関係を示すグラフである。
【図4】ボビンの寸法及び巻きピッチを示す模式図である。
【図5】光ファイバを巻き取る際の巻き取り長さと巻きピッチとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 光ファイバ
15 ボビン
16 胴部
a 胴部の外径
b 胴幅
P,P1,P2 巻きピッチ
T1,T2 張力
X 巻き始め部の長さ
Claims (5)
- 光ファイバをボビンに巻き取る光ファイバの巻き取り方法であって、
前記ボビンに巻かれる1層目の前記光ファイバの巻き取り張力を、前記ボビンに巻かれる3層目の前記光ファイバの巻き取り張力よりも大きい所定の張力に設定することを特徴とする光ファイバの巻き取り方法。 - 光ファイバをボビンに巻き取る光ファイバの巻き取り方法であって、
前記ボビンに巻かれる1層目の前記光ファイバの巻きピッチを、前記ボビンに巻かれる3層目の前記光ファイバの巻きピッチよりも小さい所定のピッチに設定することを特徴とする光ファイバの巻き取り方法。 - 前記1層目の前記光ファイバの巻き取り張力を、前記3層目の前記光ファイバの巻き取り張力よりも大きい所定の張力に設定することを特徴とする請求項2に記載の光ファイバの巻き取り方法。
- 前記所定の張力または前記所定の巻きピッチに設定する前記光ファイバの長さを、前記ボビンの胴部の外径及び胴幅と、前記光ファイバの巻きピッチとから設定することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の光ファイバの巻き取り方法。
- 前記巻き取り張力または前記巻きピッチの設定を変更する位置を、前記光ファイバが巻かれる層が切り替わる位置に設定することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の光ファイバの巻き取り方法。
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JP2003118191A JP2004323272A (ja) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | 光ファイバの巻き取り方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016052977A (ja) * | 2014-09-04 | 2016-04-14 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバの巻き取り方法 |
JP2019031422A (ja) * | 2017-08-09 | 2019-02-28 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ素線の製造方法および光ファイバ素線 |
US10895706B2 (en) | 2017-08-09 | 2021-01-19 | Fujikura Ltd. | Method of manufacturing optical fiber and optical fiber |
-
2003
- 2003-04-23 JP JP2003118191A patent/JP2004323272A/ja active Pending
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