JP2713029B2 - 変成器の端子構造 - Google Patents

変成器の端子構造

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JP2713029B2
JP2713029B2 JP17826392A JP17826392A JP2713029B2 JP 2713029 B2 JP2713029 B2 JP 2713029B2 JP 17826392 A JP17826392 A JP 17826392A JP 17826392 A JP17826392 A JP 17826392A JP 2713029 B2 JP2713029 B2 JP 2713029B2
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transformer
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recess
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和雄 吉田
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、変成器の絶縁材に熱
可塑性樹脂を使用したものにおける端子構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば実開昭56−49129号
公報に示された従来の変成器を示す分解斜視図であり、
図において1は鉄心1aとこの鉄心1aに巻回されたコ
イル1bとを有する変成素子、2は変成素子1を収納す
る熱可塑性樹脂の第1の筐体、3は第1の筐体2と共に
変成素子1を囲む熱可塑性樹脂の第2の筐体、4は以上
の変成器の取付足である。
【0003】図6は図5に示す変成器の端子部を示す分
解斜視図、図7は同じく縦断側面図であり、図において
5は変成器の端子板、6はナット、7は端子ネジ、8は
端子板5とナット6とを収納する凹部で、端子板5を収
納する凹所8aとナット6を収納する凹所8bと端子ネ
ジ7の逃げとなる凹所8cとからなっている。
【0004】次に動作について説明する。変成器の端子
部は、変成素子1を収納する第1の筐体2の一部に備え
た凹部8と端子板5とナット6と端子ネジ7とによって
構成されている。端子ネジ7を締付ける場合は、ナット
6がナット6を収納する凹所8bに回り止めとなるよう
にはまり合うので、ナット6がから回りするようなこと
はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の変成器の端子構
造は以上のように構成されているので、端子ネジ7の締
付力はナット6を収納する凹部8の材質の硬さで決定さ
れることになる。この変成器のように熱可塑性樹脂を使
用している場合は、端子ネジ7に大きな締付力を有する
場合や端子ネジ7の締付け,締めはずしの回数の多い場
合は、ナット6を収納する凹部8が破損して締付けでき
ないなどの問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、大きな締付力が必要な場合や締
付け,締めはずしの回数の多い場合でも十分締付けがで
きる変成器の端子構造を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る変成器の
端子構造は、熱可塑性樹脂の筐体の凹部に収納保持され
た端子部の端子板にナットの回り止め用の段差部を備え
たものである。
【0008】
【作用】この発明においては、端子板にナットの回り止
め用の段差部を設けているので、端子ネジの締付力は端
子板の機械的強度によって決定され、熱可塑性樹脂の機
械的強度よりもはるかに大きくなる。
【0009】
【実施例】実施例1.この発明の一実施例を図1,図2
について説明する。図1は変成器の端子部を示す分解斜
視図、図2は同じく縦断側面図であり、前記従来のもの
と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略
する。図において、9は端子板5に設けたナット6の回
り止め用段差部である。
【0010】このように端子板5にナット6の回り止め
用段差部9を設けたので、端子ネジ7を締付けてもナッ
ト6は回り止め用段差部9で回り止めとなるため、ナッ
ト6を収納する凹所8bには締付力が加わらなくなり、
ナット6を収納する凹所8bの破損がなくなる。また、
このように端子板5に回り止め用段差部9を設けると、
端子ネジ7の締付力が端子板5を収納する凹所8aに加
わることになるが、端子板5の板厚で締付力を分散でき
るので、端子板5を収納する凹所8aの破損がなくな
り、大きな締付力が必要な場合や締付け,締めはずし回
数の多い場合でも十分問題のない端子構造となる。
【0011】実施例2.上記実施例1では端子板5の段
差部9を端子板5を折り曲げることにより形成したが、
図3に示すように突起9aにより段差部を形成しても同
様の効果が得られる。
【0012】実施例3.また、図4に示すように端子板
5の一部に凹部9bを形成しても同様の効果が得られ
る。なお、上記各実施例では変成器について説明した
が、リアクトルや他の端子装置であってもよく、上記実
施例と同様の効果を奏する。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば端子板
にナットの回り止めとなる段差部を設け、端子の締付力
を端子板に分散するように構成したので、装置が安価に
でき、また精度の高いものが得られるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による端子部の分解斜視図
である。
【図2】図1の縦断側面図である。
【図3】この発明の実施例2による端子板の斜視図であ
る。
【図4】この発明の実施例3による端子板の斜視図であ
る。
【図5】従来の変成器を示す分解斜視図である。
【図6】図5の端子部を示す分解斜視図である。
【図7】図6の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 変成素子 2 第1の筐体 3 第2の筐体 4 取付足 5 端子板 6 ナット 7 端子ネジ 8 凹部 9 段差部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心とこの鉄心に巻回されたコイルとを
    有する変成素子、この変成素子を収納する熱可塑性樹脂
    の第1の筐体、この第1の筐体に形成された凹部に収納
    保持される端子部、および前記第1の筐体と共に前記変
    成素子を囲む熱可塑性樹脂の第2の筐体を備えた変成器
    において、 前記凹部に収納保持された前記端子部の端子板にナット
    の回り止めとなる段差部を設けたことを特徴とする変成
    器の端子構造。
JP17826392A 1992-07-06 1992-07-06 変成器の端子構造 Expired - Lifetime JP2713029B2 (ja)

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JPH0620847A JPH0620847A (ja) 1994-01-28
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