JP2711080B2 - 粉粒体のプラグ輸送制御システム - Google Patents

粉粒体のプラグ輸送制御システム

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JP2711080B2
JP2711080B2 JP5692195A JP5692195A JP2711080B2 JP 2711080 B2 JP2711080 B2 JP 2711080B2 JP 5692195 A JP5692195 A JP 5692195A JP 5692195 A JP5692195 A JP 5692195A JP 2711080 B2 JP2711080 B2 JP 2711080B2
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篤 坂本
光司 二村
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株式会社日本アルミ
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  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロータンク内の粉粒
体を輸送管を通して目的箇所へプラグ輸送する制御シス
テムに関するものである。プラグ輸送は高濃度低速輸送
の一種である。
【0002】
【従来技術及びその課題】ブロータンク内の粉粒体を輸
送管を通して目的箇所へプラグ輸送する際において、従
来の装置では、輸送物や、輸送距離・輸送ラインの形状
によっては、タンク圧が上昇しすぎたり、輸送管内の粉
粒体濃度が局部的に低下した時に、吹き抜け現象が生じ
るという問題があった。吹き抜け現象とは、粉粒体の輸
送管内流速が大きくなる現象を言う。吹き抜け現象が生
じると、プラグ状態が不安定となり、やや高速の輸送状
態となる。このため、目的とする安定したプラグ輸送を
行なうことができなくなり、粉粒体の破砕や偏析が生じ
ることがあった。
【0003】
【発明の目的】本発明は、吹き抜け現象を防止し、安定
したプラグ輸送を行なうことにより、粉粒体の破砕や偏
析を防止できる粉粒体のプラグ輸送制御システムを提供
することを目的とする。
【0004】
【目的を達成するための手段】本発明の粉粒体のプラグ
輸送制御システムは、ブロータンク内の粉粒体を輸送管
を通して目的箇所へプラグ輸送する制御システムにおい
て、第1開閉弁を通してブロータンク内に上方から1次
空気を供給する第1空気供給手段と、第2開閉弁を通し
てブロータンク直下の輸送管内に2次空気を供給する第
2空気供給手段と、第3開閉弁を通してブロータンク直
下の輸送管内に3次空気を供給する第3空気供給手段
と、ブロータンクの排気を制御する排気弁と、粉粒体が
輸送管内を流れる際に発生する高周波音波を検出しその
強度に比例した電圧信号を出力する音響センサーと、音
響センサーの出力電圧に基づいて、第1,第2,第3開
閉弁及び排気弁の開閉を制御する制御装置とを備えてお
り、制御装置は、第1,第2,第3開閉弁を開状態とし
て輸送を開始した後の輸送開始期において、音響センサ
ーの出力電圧が第1設定値を越えた時に第3開閉弁を閉
状態とし、その後の定常輸送期において、音響センサー
の出力電圧が第2設定値より低くなった時には第3開閉
弁を一時的に開状態とし、また、音響センサーの出力電
圧が第3設定値を越えた時には排気弁を一時的に開状態
とし、その後においてブロータンク内に残っている粉粒
体が輸送終了を示す量となった後の輸送終了期におい
て、音響センサーの出力電圧が第3設定値を越えた時に
排気弁を開状態とするものであり、第1設定値は第2設
定値より高く且つ第3設定値より低く設定されており、
第1設定値は輸送開始期において粉粒体の吹き抜け現象
が生じ得ない上限値に設定されており、第2設定値は定
常輸送期において粉粒体の閉塞が生じ得ない下限値に設
定されており、第3設定値は定常輸送期及び輸送終了期
において粉粒体の吹き抜け現象が生じ得ない上限値に設
定されていることを特徴としている。
【0005】
【作用】音響センサーの出力電圧に基づいて、制御装置
により、第1,第2,第3開閉弁及び排気弁の開閉が制
御され、輸送管内の粉粒体の流速が一定範囲内に維持さ
れる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の粉粒体のプラグ輸送制御システムを
示す模式図である。図において、1はブロータンク、2
はレシーブタンク、3は輸送管、4は第1空気供給管、
5は第2空気供給管、6は第3空気供給管、7は音響セ
ンサー、8は制御装置である。ブロータンク1の上部に
は、投入弁11及び排気弁12が設けられている。
【0007】輸送管3は、一端がブロータンク1の下端
に、他端がレシーブタンク2の上部に、連結している。
音響センサー7は、輸送管3の末端に取付けられてい
る。音響センサー7は、粉粒体が輸送管3内を流れる際
に発生する高周波音波を検出しその強度に比例した電圧
信号を出力するものである。具体的には、商品名「音響
式センサー(SE10型)」(株式会社ノーケン製)を
用いる。この音響センサー7によれば、粉粒体が流れて
いない時には略0Vが出力され、粉粒体がプラグ流を生
じさせる低速で流れている時には略0.5〜2.0Vが
出力され、粉粒体が高速で流れている時には略3.0〜
7.5Vが出力される。
【0008】第1空気供給管4は、一端が空気供給源9
に連結し、他端がブロータンク1の上部に連結してい
る。第1空気供給管4には、上流側から、流量計41、
絞り弁42、第1開閉弁43が介設されている。
【0009】第2空気供給管5は、一端が空気供給源9
に連結し、他端がブロータンク1直下の輸送管3に連結
している。第2空気供給管5には、上流側から、流量計
51、絞り弁52、第2開閉弁53が介設されている。
【0010】第3空気供給管6は、一端が空気供給源9
に連結し、他端が第2空気供給管5の第2開閉弁53よ
り下流側に連結している。第3空気供給管6には、上流
側から、流量計61、絞り弁62、第3開閉弁63が介
設されている。
【0011】制御装置8の各端子は、音響センサー7、
第1,第2,第3開閉弁43,53,63、及び排気弁
12に、接続されている。そして、制御装置8は、次の
ような機能を果たすよう設定されている。即ち、第1,
第2,第3開閉弁を開状態として輸送を開始した後の輸
送開始期において、音響センサーの出力電圧が第1設定
値を越えた時に第3開閉弁を閉状態とし、その後の定常
輸送期において、音響センサーの出力電圧が第2設定値
より低くなった時には第3開閉弁を一時的に開状態と
し、また、音響センサーの出力電圧が第3設定値を越え
た時には排気弁を一時的に開状態とし、その後において
ブロータンク内に残っている粉粒体が輸送終了を示す量
となった後の輸送終了期において、音響センサーの出力
電圧が第3設定値を越えた時に排気弁を開状態とする。
なお、第1設定値は第2設定値より高く且つ第3設定値
より低く設定されており、第1設定値は輸送開始期にお
いて粉粒体の吹き抜け現象が生じ得ない上限値に設定さ
れており、第2設定値は定常輸送期において粉粒体の閉
塞が生じ得ない下限値に設定されており、第3設定値は
定常輸送期及び輸送終了期において粉粒体の吹き抜け現
象が生じ得ない上限値に設定されている。なお、第1な
いし第3設定値は、輸送物、輸送距離等の個別の輸送条
件により、予め最適値に設定されており、第3設定値は
第1設定値と同じこともある。
【0012】次に、図2に基づいて、本発明の輸送制御
システムの作動を説明する。なお、図2において、VH
は第1設定値、VLは第2設定値、VHHは第3設定値で
ある。まず、ブロータンク1に粉粒体を投入した後、投
入弁11を閉じる。
【0013】次に、制御装置8を作動させて、輸送を開
始する。即ち、まず、第1,第2,第3開閉弁43,5
3,63を開状態とする。これにより、ブロータンク1
内の圧力が上昇し始め、ブロータンク1内の粉粒体が輸
送管3内に充満していき、音響センサー7の出力電圧は
徐々に高くなっていく。即ち、輸送状態は輸送開始期P
1に移行する。
【0014】次に、音響センサー7の出力電圧がVH
越えた時に第3開閉弁63を閉状態とする。これによ
り、粉粒体の流速が低下し、出力電圧はVHより徐々に
低くなっていく。即ち、輸送開始期P1における吹き抜
け現象が防止され、この後、輸送状態は定常輸送期P2
に移行する。
【0015】次に、定常輸送期P2において、粉粒体の
流速が一時的に低下して音響センサー7の出力電圧がV
Lより低くなった時P21には、第3開閉弁63を開状態
とし、粉粒体の流速を上昇させる。なお、音響センサー
7の出力電圧がVL以上に復帰すれば、第3開閉弁63
は再び閉状態とする。また、輸送管3内で粉粒体の流速
が一時的に増加し、音響センサー7の出力電圧がVHH
越えた時P22には、排気弁12を開状態とし、ブロータ
ンク1内の圧力を低下させ、粉粒体の流速を低下させ
る。なお、音響センサー7の出力電圧がVHHを下回れ
ば、排気弁12は再び閉状態とする。これにより、定常
輸送期P2において、音響センサー7の出力電圧はVL
らVHHの範囲内に保持される。VLより高い値に保持さ
れるので、粉粒体の閉塞は生じない。また、VHHより低
い値に保持されるので、粉粒体の吹き抜け現象は生じな
い。こうして、定常輸送期P2においては、安定したプ
ラグ輸送が行なわれる。なお、音響センサー7の出力電
圧が、VLより低くなることがなく、また、VHHより高
くなることがない場合には、上述のような第3開閉弁6
3や排気弁12の制御は行なわない。
【0016】次に、図示しない下限レベル計等により、
ブロータンク1内の粉粒体が輸送終了を示す量となった
こと、即ち、殆んど無くなったことを、検知した後の輸
送終了期P3において、輸送管3内の粉粒体の流速が大
きくなり、音響センサー7の出力電圧がVHHを越えた
時、排気弁12を開状態とする。これにより、ブロータ
ンク1内の圧力は低下するので、粉粒体の流速は低下
し、輸送終了期P3での吹き抜け現象は防止される。
【0017】最後に、開状態にある第1,第2開閉弁4
3,53及び排気弁12を閉じる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明の粉粒体のプラグ
輸送制御システムによれば、音響センサー7の出力電圧
に基づいて、輸送管3内の粉粒体の流速を一定範囲内に
維持できるので、輸送開始期P1、定常輸送期P2、及び
輸送終了期P3の全てにおいて、吹き抜け現象を防止で
き、また、定常輸送期P2においては、閉塞も防止でき
る。従って、安定したプラグ輸送を行なうことができ、
粉粒体の輸送に伴う破砕や偏析を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の粉粒体のプラグ輸送制御システムを
示す模式図である。
【図2】 本発明の粉粒体のプラグ輸送制御システムの
作動状態を経時的に示す図である。
【符号の説明】
1 ブロータンク 3 輸送管 7 音響センサー 8 制御装置 12 排気弁 43 第1開閉弁 53 第2開閉弁 63 第3開閉弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロータンク内の粉粒体を輸送管を通し
    て目的箇所へプラグ輸送する制御システムにおいて、 第1開閉弁を通してブロータンク内に上方から1次空気
    を供給する第1空気供給手段と、 第2開閉弁を通してブロータンク直下の輸送管内に2次
    空気を供給する第2空気供給手段と、 第3開閉弁を通してブロータンク直下の輸送管内に3次
    空気を供給する第3空気供給手段と、 ブロータンクの排気を制御する排気弁と、 粉粒体が輸送管内を流れる際に発生する高周波音波を検
    出しその強度に比例した電圧信号を出力する音響センサ
    ーと、 音響センサーの出力電圧に基づいて、第1,第2,第3
    開閉弁及び排気弁の開閉を制御する制御装置とを備えて
    おり、 制御装置は、第1,第2,第3開閉弁を開状態として輸
    送を開始した後の輸送開始期において、音響センサーの
    出力電圧が第1設定値を越えた時に第3開閉弁を閉状態
    とし、その後の定常輸送期において、音響センサーの出
    力電圧が第2設定値より低くなった時には第3開閉弁を
    一時的に開状態とし、また、音響センサーの出力電圧が
    第3設定値を越えた時には排気弁を一時的に開状態と
    し、その後においてブロータンク内に残っている粉粒体
    が輸送終了を示す量となった後の輸送終了期において、
    音響センサーの出力電圧が第3設定値を越えた時に排気
    弁を開状態とするものであり、第1設定値は第2設定値
    より高く且つ第3設定値より低く設定されており、第1
    設定値は輸送開始期において粉粒体の吹き抜け現象が生
    じ得ない上限値に設定されており、第2設定値は定常輸
    送期において粉粒体の閉塞が生じ得ない下限値に設定さ
    れており、第3設定値は定常輸送期及び輸送終了期にお
    いて粉粒体の吹き抜け現象が生じ得ない上限値に設定さ
    れていることを特徴とする粉粒体のプラグ輸送制御シス
    テム。
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