JP2003175324A - エジェクタ式気液混合装置 - Google Patents
エジェクタ式気液混合装置Info
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- JP2003175324A JP2003175324A JP2001378127A JP2001378127A JP2003175324A JP 2003175324 A JP2003175324 A JP 2003175324A JP 2001378127 A JP2001378127 A JP 2001378127A JP 2001378127 A JP2001378127 A JP 2001378127A JP 2003175324 A JP2003175324 A JP 2003175324A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】液体の流量が変動しても気液混合比を一定にで
きるエジェクタ式気液混合装置を得る。 【解決手段】 本発明のエジェクタ式気液混合装置は、
液体の通る配水管１の途中に、オリフィス部３と気体供
給管２とを有し、オリフィス部は、上流側の開口部が大
きく下流側の開口部が小さくなるよう略円錐状に合わせ
た複数の羽根からなり、かつ羽根の下流側に液体の流量
に応じてオリフィス部の内径を変える開閉手段を設けて
いる。また、オリフィス部の内径は、オリフィス部の上
流に設けた流量計の値により開閉手段に信号を出力する
コントローラにより調整される。
きるエジェクタ式気液混合装置を得る。 【解決手段】 本発明のエジェクタ式気液混合装置は、
液体の通る配水管１の途中に、オリフィス部３と気体供
給管２とを有し、オリフィス部は、上流側の開口部が大
きく下流側の開口部が小さくなるよう略円錐状に合わせ
た複数の羽根からなり、かつ羽根の下流側に液体の流量
に応じてオリフィス部の内径を変える開閉手段を設けて
いる。また、オリフィス部の内径は、オリフィス部の上
流に設けた流量計の値により開閉手段に信号を出力する
コントローラにより調整される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体に気体を溶解
させるエジェクタ式気液混合装置に関する。
させるエジェクタ式気液混合装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、液体に酸素やオゾンなどの気体を
溶解させるための一方式として、図４に示すようなエジ
ェクタ式気液混合装置がある。図４において、１は液体
を流す配水管、２は気体を供給する気体供給管、３は流
速を速くするためのオリフィス部である。以上の構成に
おいて、配水管に一定量以上の液体を流すとオリフィス
部の流速が速いために気体供給管内部が負圧になり気体
が配水管中に引き込まれる。そのとき気体は非常に小さ
な気泡となるため、液体との接触面積が大きくなる。上
記のようなエジェクタ式気液混合装置は、液体の流れに
よって気体が引き込まれるため、気体を加圧する必要が
ない。また、気体と液体の接触面積を大きくできるの
で、気体と液体の比率を調整することで溶解効率を高め
ることができるようになっている。
溶解させるための一方式として、図４に示すようなエジ
ェクタ式気液混合装置がある。図４において、１は液体
を流す配水管、２は気体を供給する気体供給管、３は流
速を速くするためのオリフィス部である。以上の構成に
おいて、配水管に一定量以上の液体を流すとオリフィス
部の流速が速いために気体供給管内部が負圧になり気体
が配水管中に引き込まれる。そのとき気体は非常に小さ
な気泡となるため、液体との接触面積が大きくなる。上
記のようなエジェクタ式気液混合装置は、液体の流れに
よって気体が引き込まれるため、気体を加圧する必要が
ない。また、気体と液体の接触面積を大きくできるの
で、気体と液体の比率を調整することで溶解効率を高め
ることができるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エジェクタ式気液混合装置においては、液体の流量が低
下してオリフィス部の流速が遅くなった場合には、気体
供給管内部が負圧にならないために気体を混合すること
ができなかった。また、オリフィス部の内径により配水
管に流せる液体の量が制限されるため、流量変動に対応
することができなかった。そこで、本発明の目的は、液
体の流量が変動しても気液混合比を一定にすることがで
きるエジェクタ式気液混合装置を提供することである。
エジェクタ式気液混合装置においては、液体の流量が低
下してオリフィス部の流速が遅くなった場合には、気体
供給管内部が負圧にならないために気体を混合すること
ができなかった。また、オリフィス部の内径により配水
管に流せる液体の量が制限されるため、流量変動に対応
することができなかった。そこで、本発明の目的は、液
体の流量が変動しても気液混合比を一定にすることがで
きるエジェクタ式気液混合装置を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明のエジェクタ式気液混合装置はつぎの構成し
ている。 (1) 液体の通る配水管途中に、オリフィス部と気体供
給管とを有したエジェクタ式気液混合装置において、前
記オリフィス部は、上流側の開口部が大きく下流側の開
口部が小さくなるよう略円錐状に合わせた複数の羽根か
らなり、かつ前記羽根の下流側に前記液体の流量に応じ
てオリフィス部の内径を変える開閉手段を設けた構成で
ある。本構成によれば、液体が押す圧力により羽根が開
閉してオリフィス部の流速を調整できるので、流量が変
動しても液体と気体を安定して混合することができる。 (2) 前記開閉手段は前記羽根を磁性体とし、少なくと
も前記羽根を設けた範囲の配水管を非磁性体とし前記配
水管の周囲に電磁石を配置したものである。本構成によ
れば、液体の流量に応じて羽根を開閉できるのでオリフ
ィス部の流速を制御できる。 (3) 前記オリフィス部の内径は、前記オリフィス部の
上流に設けた流量計の値により前記開閉手段に信号を出
力するコントローラにより調整される構成にしている。
本構成によれば、液体の流量が変動しても瞬時に羽根を
開閉させてオリフィス部の流速を制御できるので、気液
混合比を一定にすることができる。
め、本発明のエジェクタ式気液混合装置はつぎの構成し
ている。 (1) 液体の通る配水管途中に、オリフィス部と気体供
給管とを有したエジェクタ式気液混合装置において、前
記オリフィス部は、上流側の開口部が大きく下流側の開
口部が小さくなるよう略円錐状に合わせた複数の羽根か
らなり、かつ前記羽根の下流側に前記液体の流量に応じ
てオリフィス部の内径を変える開閉手段を設けた構成で
ある。本構成によれば、液体が押す圧力により羽根が開
閉してオリフィス部の流速を調整できるので、流量が変
動しても液体と気体を安定して混合することができる。 (2) 前記開閉手段は前記羽根を磁性体とし、少なくと
も前記羽根を設けた範囲の配水管を非磁性体とし前記配
水管の周囲に電磁石を配置したものである。本構成によ
れば、液体の流量に応じて羽根を開閉できるのでオリフ
ィス部の流速を制御できる。 (3) 前記オリフィス部の内径は、前記オリフィス部の
上流に設けた流量計の値により前記開閉手段に信号を出
力するコントローラにより調整される構成にしている。
本構成によれば、液体の流量が変動しても瞬時に羽根を
開閉させてオリフィス部の流速を制御できるので、気液
混合比を一定にすることができる。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエジェクタ式気液
混合装置を図に基づいて説明する。 （第１の実施形態）本発明の第１の実施形態であるエジ
ェクタ式気液混合装置を図１に示す。図１において、１
は液体の通る配水管、２は気体が供給される気体供給
管、４はオリフィス部を構成する羽根、５は羽根を支持
するバネである。４枚の羽根４は上流側を図示しない蝶
番により配水管１内部に固定され、他方をバネ５で支持
されている。羽根４は湾曲しており、お互いに重なり合
ってオリフィス部３を構成している。オリフィス部３の
開口部に気体供給管２が接続されている。このエジェク
タ式気液混合装置は、配水管１に入ってきた液体は羽根
４で流路を狭められているので流速が早くなり、オリフ
ィス部３を通過した箇所で圧力が低下するため、気体供
給管２内部の気体が吸い込まれ液体と混合される。液体
の流量が増加したときは羽根４を押す力が強くなり、流
量増加に応じて４枚の羽根４が開く。本実施形態によれ
ば、液体が押す圧力により羽根が開閉してオリフィス部
の流速を調整できるので、流量が変動しても液体と気体
を安定して混合することができる。 （第２の実施形態）本発明の第２の実施形態であるエジ
ェクタ式気液混合装置を図２および図３に示す。図にお
いて、６は液体の流量を計測する流量計、８はオリフィ
ス部を開閉する開閉手段、７は開閉手段８を制御するコ
ントローラである。開閉手段８は、羽根４を磁性体とし
少なくとも羽根４を配置している部分の配水管１を非磁
性体とし、さらに配水管１の周囲に電磁石を配置した構
成である。本エジェクタ式気液混合装置は、液体の流量
を流量計６で計測し、その計測値をコントローラ７に入
力し、あらかじめ設定した関数に基づいて開閉手段８へ
の指令値を演算して信号を出力し、羽根４の開閉を制御
する。本実施形態によれば、液体の流量が変動しても瞬
時に羽根を開閉させてオリフィス部の流速を制御できる
ので、気液混合比を一定にすることができる。
混合装置を図に基づいて説明する。 （第１の実施形態）本発明の第１の実施形態であるエジ
ェクタ式気液混合装置を図１に示す。図１において、１
は液体の通る配水管、２は気体が供給される気体供給
管、４はオリフィス部を構成する羽根、５は羽根を支持
するバネである。４枚の羽根４は上流側を図示しない蝶
番により配水管１内部に固定され、他方をバネ５で支持
されている。羽根４は湾曲しており、お互いに重なり合
ってオリフィス部３を構成している。オリフィス部３の
開口部に気体供給管２が接続されている。このエジェク
タ式気液混合装置は、配水管１に入ってきた液体は羽根
４で流路を狭められているので流速が早くなり、オリフ
ィス部３を通過した箇所で圧力が低下するため、気体供
給管２内部の気体が吸い込まれ液体と混合される。液体
の流量が増加したときは羽根４を押す力が強くなり、流
量増加に応じて４枚の羽根４が開く。本実施形態によれ
ば、液体が押す圧力により羽根が開閉してオリフィス部
の流速を調整できるので、流量が変動しても液体と気体
を安定して混合することができる。 （第２の実施形態）本発明の第２の実施形態であるエジ
ェクタ式気液混合装置を図２および図３に示す。図にお
いて、６は液体の流量を計測する流量計、８はオリフィ
ス部を開閉する開閉手段、７は開閉手段８を制御するコ
ントローラである。開閉手段８は、羽根４を磁性体とし
少なくとも羽根４を配置している部分の配水管１を非磁
性体とし、さらに配水管１の周囲に電磁石を配置した構
成である。本エジェクタ式気液混合装置は、液体の流量
を流量計６で計測し、その計測値をコントローラ７に入
力し、あらかじめ設定した関数に基づいて開閉手段８へ
の指令値を演算して信号を出力し、羽根４の開閉を制御
する。本実施形態によれば、液体の流量が変動しても瞬
時に羽根を開閉させてオリフィス部の流速を制御できる
ので、気液混合比を一定にすることができる。
【０００６】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、液
体が押す圧力により羽根が開閉してオリフィス部の流速
を調整できるので、流量が変動しても液体と気体を安定
して混合することができる。また、液体の流量が変動し
ても瞬時に羽根を開閉させてオリフィス部の流速を制御
できるので、気液混合比を一定にすることができる。
体が押す圧力により羽根が開閉してオリフィス部の流速
を調整できるので、流量が変動しても液体と気体を安定
して混合することができる。また、液体の流量が変動し
ても瞬時に羽根を開閉させてオリフィス部の流速を制御
できるので、気液混合比を一定にすることができる。
【図１】本発明の第１の実施形態のエジェクタ式気液混
合装置を示す断面図。
合装置を示す断面図。
【図２】本発明の第２の実施形態のエジェクタ式気液混
合装置を示す断面図。
合装置を示す断面図。
【図３】本発明の第２の実施形態のエジェクタ式気液混
合装置を示すブロック図。
合装置を示すブロック図。
【図４】従来のエジェクタ式気液混合装置を示す断面
図。
図。
１ 配水管
２ 気体供給管
３ オリフィス部
４ 羽根
５ バネ
６ 流量計
７ コントローラ
８ 開閉手段
Claims (3)
- 【請求項１】 液体の通る配水管途中に、オリフィス部
と気体供給管とを有したエジェクタ式気液混合装置にお
いて、 前記オリフィス部は、上流側の開口部が大きく下流側の
開口部が小さくなるよう略円錐状に合わせた複数の羽根
からなり、かつ前記羽根の下流側に前記液体の流量に応
じてオリフィス部の内径を変える開閉手段を設けたこと
を特徴とするエジェクタ式気液混合装置。 - 【請求項２】 前記開閉手段は前記羽根を磁性体とし、
少なくとも前記羽根を設けた範囲の配水管を非磁性体と
し前記配水管の周囲に電磁石を配置したことを特徴とす
る請求項１記載のエジェクタ式気液混合装置。 - 【請求項３】 前記オリフィス部の内径は、前記オリフ
ィス部の上流に設けた流量計の値により前記開閉手段の
電磁石に信号を出力するコントローラにより調整される
ことを特徴とする請求項１または２記載のエジェクタ式
気液混合装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001378127A JP2003175324A (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | エジェクタ式気液混合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001378127A JP2003175324A (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | エジェクタ式気液混合装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003175324A true JP2003175324A (ja) | 2003-06-24 |
Family
ID=19185936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001378127A Pending JP2003175324A (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | エジェクタ式気液混合装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003175324A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006088210A1 (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-24 | Nature S Co Ltd | 家畜消毒方法、家畜消毒装置、家畜又は家畜肉 |
| JP2007296420A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-15 | Sharp Corp | 気液混合装置 |
| JP2007301487A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Eiji Matsumura | オゾン水生成方法、オゾン水及びオゾン水生成装置 |
| WO2008023704A1 (fr) | 2006-08-21 | 2008-02-28 | Eiji Matsumura | Dispositif de mélange gaz/liquide |
| JP2008114184A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-05-22 | Sato Kogyo Kk | ガス溶存水生成ミキサー及びガス溶存水製造装置 |
| JP2008150430A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 都市ガス製造装置 |
| CN102954302A (zh) * | 2012-11-30 | 2013-03-06 | 北京超达波纹管制造有限公司 | 一种变径管及其调节方法 |
| JP2013123694A (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-24 | Sharp Corp | オゾン液生成装置及びオゾン液生成方法 |
| CN114950768A (zh) * | 2022-07-08 | 2022-08-30 | 山东科川节能环保科技有限公司 | 一种可调防逆流喷射喷射装置 |
-
2001
- 2001-12-12 JP JP2001378127A patent/JP2003175324A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006088207A1 (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-24 | Nature S Co Ltd | オゾン水生成装置、オゾン水生成装置に用いる気液混合構造、オゾン水生成方法及びオゾン水 |
| WO2006088210A1 (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-24 | Nature S Co Ltd | 家畜消毒方法、家畜消毒装置、家畜又は家畜肉 |
| US8141520B2 (en) | 2005-02-21 | 2012-03-27 | Eiji Matsumura | Livestock sterilizing method, livestock sterilizing apparatus, and livestock or livestock meat |
| JP4619316B2 (ja) * | 2006-04-27 | 2011-01-26 | シャープ株式会社 | 気液混合装置 |
| JP2007296420A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-15 | Sharp Corp | 気液混合装置 |
| JP2007301487A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Eiji Matsumura | オゾン水生成方法、オゾン水及びオゾン水生成装置 |
| WO2008023704A1 (fr) | 2006-08-21 | 2008-02-28 | Eiji Matsumura | Dispositif de mélange gaz/liquide |
| US8403305B2 (en) | 2006-08-21 | 2013-03-26 | Eiji Matsumura | Gas/liquid mixing device |
| JP4537988B2 (ja) * | 2006-11-07 | 2010-09-08 | 佐藤工業株式会社 | ガス溶存水生成ミキサー及びガス溶存水製造装置 |
| JP2008114184A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-05-22 | Sato Kogyo Kk | ガス溶存水生成ミキサー及びガス溶存水製造装置 |
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| JP2013123694A (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-24 | Sharp Corp | オゾン液生成装置及びオゾン液生成方法 |
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| CN114950768A (zh) * | 2022-07-08 | 2022-08-30 | 山东科川节能环保科技有限公司 | 一种可调防逆流喷射喷射装置 |
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