JP2710445B2 - 検出器の保持構造 - Google Patents

検出器の保持構造

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JP2710445B2
JP2710445B2 JP2118644A JP11864490A JP2710445B2 JP 2710445 B2 JP2710445 B2 JP 2710445B2 JP 2118644 A JP2118644 A JP 2118644A JP 11864490 A JP11864490 A JP 11864490A JP 2710445 B2 JP2710445 B2 JP 2710445B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電動機の回転を検出する検出器を保持する構
造に関する。
〔従来の技術〕 電動機の出力軸の回転は、光学式や磁気式の検出器に
よって検出される。この検出器はその検出精度を向上さ
せるために、回転体に対して不動の相対位置に固定して
おく必要がある。そこで従来においては金属製の部材に
よって検出器を電動機のハウジングに固定していた。し
かし、近年、生産性とコスト面から部品の樹脂化が進ん
できた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、検出器を保持するには通常、該検出器
を挾持する構造の部品を用意し、それをハウジングに固
定する方法が採られるが、取り付けられた検出器の位置
の変動を回避すべく、硬い樹脂材料によって保持部品を
作れば検出器を挾持する際に該保持部品の一部に応力が
集中し、破損に至ることがある。また、この破損を避け
るべく軟らかな樹脂材料を用いると、検出器の保持位置
が何らかの外力の作用によって変動するという問題があ
る。
依って本発明は、保持位置の変動をきたすことがな
く、かつ、信頼性の高い検出器保持構造の提供を目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、電動機の回転
検出用の検出器を電動機のハウジングに取り付けて保持
するための検出器の保持構造において、検出器を受容す
る凹所を有してハウジングに固定的に取着される樹脂製
のベース部材と、ベース部材に着脱可能に連結され、ベ
ース部材の凹所に受容された検出器をベース部材と協働
して固定的に挟持する樹脂製のカバー部材と、カバー部
材をベース部材に着脱可能に連結する連結手段とを具備
し、カバー部材が前記ベース部材よりも大きな弾性を有
すること、を特徴とする検出器の保持構造を提供する。
〔作 用〕
検出器の保持構造として2つの部材を使用し、一方は
検出器を受容する凹所を有して電動機のハウジングに固
定するために使用し、従って硬い樹脂で達成する。他方
は該硬い樹脂で形成されたベース部材の凹所に受容され
た検出器をその上方から押えて保持するため、弾力性を
有した樹脂部材とする。またこれらはねじ部材によって
締結されるため、取外しも用意であり、保守、点検も容
易となる。
〔実施例〕
以下本発明を添付図面に示す実施例に基づき、更に詳
細に説明する。第4図は検出器18を保持、固定する従来
の構造を示す。保持部材50は硬目の樹脂によって一体形
成されており、部材50はねじ部材20によって電動機のハ
ウジング10に固定されており、検出器18は保持部材50の
オーバハングした部分50aを他のねじ部材16によって締
めつけることにより保持される。然しながら保持部材50
は硬く、弾力性の小さな樹脂部材として形成されている
ため、破線50bで示す領域にクラックが入り、補損に至
ることがある。
そこで本発明は保護部材を2つの部材に分割し、その
構造を正面図として第1図に示す。即ち、ベース部材12
は硬目の樹脂、例えばウルテム(商品名)やサスティー
ル(商品名)によって作り、その上に別体のカバー部材
14をねじ部材16によって取り付ける構造だが、このカバ
ー部材14は弾力性の大きな樹脂、例えばバロックス(商
品名)やノリル(商品名)によって作る。
ベース部材12は略直方体形状を成しており、その長手
方向の中央付近に半円形の凹所12aを設けており、検出
器18を受容することができる。以下において、第2図と
第3図をも参照する。ベース部材12の一端側上面には、
あり溝13が設けられており、一方、カバー部材14にはこ
れと係合可能な係合部15が設けられている。両部材12と
14とは、前記あり溝13に前記係合部15を係合させて仮留
めされ、ねじ部材20によって電動機のハウジング10に固
定される。このねじ締結によってベース部材12はその位
置が完全に固定されるが、カバー部材14はその一端が上
記ねじ部材20によって固定されているものの他端は未だ
自由であるため、ベース部材12の凹所12aとカバー部材1
4との形成する空間に検出器18を挿入することができ
る。その後、他のねじ部材16によってカバー部材14の上
記他端をベース部材12に締結することにより、カバー部
材14の弾力性によって検出器を前記凹所12aに押圧、保
持させる。
こうして検出器18は電動機のハウジング10に対して不
動の位置、並びに姿勢に保持、固定され得る。一方、保
守、点検の際にはねじ部材16を外すことによって容易に
保守並びに点検がなされ得る。検出器18の後部の参照番
号18aは出力端子である。第3図の二点鎖線28は出力軸
を示し、該出力軸28に対してその回転検出用に歯車30が
取り付けられており、検出器18はこの歯車30に対して所
定の隙間を保つと共に、対向面が互いに平行となり、更
には、互いの中心位置が合っていなければ回転検出の精
度向上は期待できない。この両者の相対位置を正確に保
持するため本発明の保持構造を採用するのである。
なお、検出器を含む検出装置としては、第3図に示す
様な磁気的な装置に限らず、光学式のコンコーダ等であ
っても本発明は有効である。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかな様に本発明によれば、検出器
の保持位置を正確に維持できると共に、その保持構造が
損傷することもなく、従って信頼性の高い検出器保持構
造の提供が可能となる。また、保持用の部材は樹脂材料
の射出成形によって形成されるため生産性が向上すると
共に低コスト化が図れ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る保持構造の正面図、 第2図は第1図の平面図、 第3図は第1図の矢視線IIIによる側面図、 第4図は従来の検出器保持構造の正面図である。 10……ハウジング、12……ベース部材、 14……カバー部材、16……ねじ部材、 18……検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 真一 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580 番地 ファナック株式会社商品開発研究 所内 (56)参考文献 特開 昭63−23527(JP,A) 実開 昭50−71711(JP,U) 実開 昭57−71382(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機の回転検出用の検出器を電動機のハ
    ウジングに取り付けて保持するための検出器の保持構造
    において、 前記検出器を受容する凹所を有して前記ハウジングに固
    定的に取着される樹脂製のベース部材と、 前記ベース部材に着脱可能に連結され、該ベース部材の
    前記凹所に受容された前記検出器を該ベース部材と協働
    して固定的に挟持する樹脂製のカバー部材と、 前記カバー部材を前記ベース部材に着脱可能に連結する
    連結手段とを具備し、 前記カバー部材が前記ベース部材よりも大きな弾性を有
    すること、 を特徴とする検出器の保持構造。
  2. 【請求項2】前記連結手段が、前記カバー部材の一端を
    固定端として前記ベース部材に係合させるべく該カバー
    部材と該ベース部材との双方に設けられる相互係合要素
    と、該カバー部材の他端の自由端を該ベース部材に連結
    するねじ部材とを具備し、該ねじ部材の締付力に依存し
    て前記検出器を該カバー部材と該ベース部材との間に挟
    持する請求項1に記載の検出器の保持構造。
  3. 【請求項3】前記ベース部材が第2のねじ部材により前
    記ハウジングに固定され、前記カバー部材が前記一端で
    該第2のねじ部材により前記ベース部材に固定される請
    求項2に記載の検出器の保持構造。
JP2118644A 1990-05-10 1990-05-10 検出器の保持構造 Expired - Lifetime JP2710445B2 (ja)

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JPH0417553A JPH0417553A (ja) 1992-01-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE10301314A1 (de) * 2003-01-15 2004-07-29 Behr Gmbh & Co. Kg Kühlkreislauf, insbesondere für ein Kraftfahrzeuggetriebe

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5344642Y2 (ja) * 1973-11-05 1978-10-26
JPS5771382U (ja) * 1980-10-17 1982-04-30

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